JP2809492B2 - スラッシュ成形による履物およびその製造方法 - Google Patents

スラッシュ成形による履物およびその製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 この発明は、スラッシュ成形による履物およびその製
造方法に関する。
《従来の技術》 一般的に、スラッシュ成形によって製造される靴等の
履物の特徴は、他の製造方法によって製造される履物に
比べて、高度の防水性と、製造工程の簡易性が知られて
いる。
しかしながら、製品としての履物を完成する為には、
スラッシュ成形による履物外被表面に何等かの意匠を設
けることが一般的であった。その為、デザインによって
は多数の色彩を付した意匠を付する為の工程が必要であ
った。特に長靴の筒部、モカの突出部等に模様、色付け
が行なわれることは普通行なわれる工程である。
そして、色付けには、塗料によるディップ、スプレ
ー、ハケ塗り、転写等による方法があった。
あるいは、シール等を張る方法は知られていた。
《この発明が解決しようとする課題》 しかし、従来のスラッシュ成形による製造方法では、
履物に色付けする場合、特に多数の色彩で塗り分ける場
合は、ある色の塗料の付着しない所を布等でマスキング
する必要があり、マスキングの為の布等の装着および剥
離を一つ一つの履物毎に、手作業で行わなければなら
ず、非常に人手および手間が掛かるとともに、マスキン
グの為に必要な部材が使用後には全て廃材となる為、部
材の無駄が多く製造効率が悪いという問題点があった。
また、マスキングのミスによる色着け不良が起こり、
不良品がでやすい問題点があった。さらに、縫い糸や、
各種のプラスチックス、金属、繊維素材を靴に装着しよ
うとする場合は、これらのものは、スラッシュ成形の履
物外被に針やボタン等で取付けるため、スラッシュ外被
の取付け位置に、針等で孔を明ける可能性が高く、スラ
ッシュ成形の履物の第一の特性である防水性を損なう虞
れがあるという問題点があった。
この発明は、スラッシュ成形による履物およびその製
造方法において、履物の模様、色付けを簡単、堅固に行
い、かつ防水性を損なうことの少ないスラッシュ成形に
よる履物およびその製造方法を得ることを目的とする。
《課題を解決するための手段》 この目的を達成する為に、この発明は、スラッシュ成
形によって製造される履物を、履物外被表面に表面より
突起する凸状部を設け、凸状部に縫い糸による装飾体を
設ける構成とした。またスラッシュ成形によって外被を
形成される履物において、履物外被表面に、表面より突
起する線状の凸状部を設け、線状凸状部に外被とは別色
の縫い糸による装飾体を設けるスラッシュ成形による履
物による。さらに、スラッシュ成形による履物の製造方
法を、履物外被表面に表面より突起する凸状部を設け、
凸状部に縫い糸による装飾体を設けるスラッシュ成形に
よる履物の製造方法とする。
《作用》 スラッシュ成形による履物の外被は、履物外被を形成
するスラッシュ成形用金型に、想定される凸状部の位
置、形状に対応する凹状部を設け、これにゾル状の素材
を入れ、加熱し硬化させて、外被表面に凸状部を有する
履物外被を形成する。この凸状部に縫い糸による装飾体
を取り付けて履物外被を構成する。
このとき、縫い糸の色を履物外被と変えることによ
り、履物のイメージを簡単に変えることができる。ま
た、縫い糸で縫着するに際して、凸状部に付するため履
物外被に孔を明ける虞れはない。
《実 施 例》 この発明の実施例の履物を斜視図で示す第1図、第2
図、第1図の部分断面を表す第3図に基づいて説明す
る。
スラッシュ成形による履物の外被1の製造方法は、ス
ラッシュ成形用金型(図示せず)に塩化ビニル等のプラ
スチゾル状素材を入れ、加熱によって金型面をゲル化
し、その他の残りのゾルを金型から排して形成する。
このスラッシュ成形用金型には、線状あるいはその他
デザイン的な凹状部を設ける。この凹状部の型は、履物
外被1の表面に形成される凸状部2の形に対応してい
る。形成される凸状部2は、少なくとも縫製機器による
糸5等の縫い込み時に、縫製用針が、外被1に孔を明け
ずに、凸状部2に充分に縫製でき得る高さである。幅、
その他の形状は、履物のデザインにより適宜である。
スラッシュ成形用金型から取り出した履物外被1は、
外被表面に突起して形成された凸状部2を有しており、
この凸状部2は、履物の用途、形状によって、その位
置、デザインは様々である。
次に、凸状部2に、装飾体5を取付ける。この装飾体
5は、色糸による履物外被1とは別体の縫い糸による飾
り部材であり、これらを縫製機器等で凸状部2に取付け
る。第1図および第2図の実施例の縫い糸による装飾体
5は、凸状部2に糸をかがり縫いした構成である。
次に、縫い糸による装飾体5を装着した履物外被1に
内装材等を付して履物は製造される。
このようなスラッシュ成形により製造される短靴3、
長靴4等の履物は、履物外被1に適当なデザインの凸状
部2を表面より適宜突起させて設けており、この凸状部
2に縫い糸から成る装飾体5を設けている。
凸状部2の高さは、少なくともその突起する高さが縫
い糸による装飾体5を付するときに使用する針が、縫製
時に外被1に孔を明けない程度、あるいは、噛み合わせ
歯やかしめ足が、外被1に孔を明けない程度であればよ
い。
また、凸状部2の形状は、履物のデザインによって任
意でよく、例えば第1図のように、凸状部2aを、短靴3
の胛被の周辺に半長円状に設けてもよく、第2図のよう
に長靴4の筒部表面模様としてのループ線状凸状部2bを
形成してもよい。
《発明の効果》 したがって、この発明によれば、スラッシュ成形によ
る履物の製造方法においては、履物の意匠の製造が、従
来に比し、非常に簡単な工程となり、かつ確実、効率的
に行うことができるという効果がある。
また、縫い糸による装飾体を付した場合でも履物外被
の防水性を損なう虞れがなく、製造効率が向上するとい
う効果がある。
さらに、このスラッシュ成形によって製造される履物
は、履物外被とは別種の縫い糸による装飾体を立体的
に、かつ組み合わせて装着でき、従来に比しデザインの
幅を自由に広くできるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
図は、この発明の実施例を示し、第1図は短靴の斜視
図、第2図は長靴の斜視図、第3図は履物外被の一部拡
大断面図である。 1……履物外被、 2、2a、2bll……凸状部、 3ll……短靴、 4……長靴、 5ll……縫い糸による装飾体

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スラッシュ成形によって外被を形成される
    履物において、履物外被表面に、表面より突起する凸状
    部を設け、凸状部に縫い糸による装飾体を設けたことを
    特徴とするスラッシュ成形による履物。
  2. 【請求項2】スラッシュ成形によって外被を形成される
    履物において、履物外被表面に、表面より突起する線状
    の凸状部を設け、線状凸状部に外被とは別色の縫い糸に
    よる装飾体を設けたことを特徴とするスラッシュ成形に
    よる履物。
  3. 【請求項3】スラッシュ成形による履物の製造方法を、
    履物外被表面に表面より突起する凸状部を設け、次に凸
    状部に縫い糸による装飾体を設ける工程を有することを
    特徴とするスラッシュ成形による履物の製造方法。
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