JP2809277B2 - 折り畳み式ヘアドライヤー - Google Patents

折り畳み式ヘアドライヤー

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JP2809277B2
JP2809277B2 JP63037791A JP3779188A JP2809277B2 JP 2809277 B2 JP2809277 B2 JP 2809277B2 JP 63037791 A JP63037791 A JP 63037791A JP 3779188 A JP3779188 A JP 3779188A JP 2809277 B2 JP2809277 B2 JP 2809277B2
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宏明 鈴木
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】 本発明は送風装置やヒータを内蔵した本体に対して、
グリップが回動自在に連結されている折り畳み式ヘアド
ライヤー、殊にその回転クリック構造に関するものであ
る。
【従来の技術】
折り畳み式のヘアドライヤーでは、本体に対してグリ
ップを折り畳んだ状態及び本体に対してグリップが突出
した状態において、回転についてのクリックが生じるよ
うにして、上記両状態を維持することができるようにし
ておかなければならず、このために回転連結部分には回
転クリック構造を形成しておかなくてはならない。たと
えば、実開昭61−134705号公報に示されたものでは、本
体の連結部両側面から回動軸部を突出させるとともに、
この回動軸部の外周側に係合突部を突設し、そしてリン
グ状であって180゜ずれた部分からクリック用突起を一
体に突設したクリック体を上記回動軸部と同心に配して
係合突部と係合させることで回り止めを行ない、更に回
動軸部が嵌まる軸受け筒を内面に備えたグリップに、上
記クリック体のクリック用突起が係合する係合部を形成
していた。
【発明が解決しようとする課題】
この場合、回動軸部の外周にクリック体の回り止めの
ための構成部材があり、その外周にクリック体が位置す
るものであり、このためにクリック体の外径が回動軸部
の外径に比してかなり大きくなっており、殊に上記従来
例に示すものでは、クリック体の内周面と回動軸部との
間に軸受け筒が入る構造となっていることから、尚更ク
リック体の外径が大きくなっており、このためにクリッ
ク構造の占めるスペースが大きく、小型ヘアドライヤー
に応用することができないという問題を有している。 本発明はこのような点に鑑み為されたものであり、そ
の目的とするところは回転クリック構造の占めるスペー
スが小さくて、小型化を図ることができる折り畳み式ヘ
アドライヤーを提供するにある。
【課題を解決するための手段】
しかして本発明は、送風装置とヒータとを備えた本体
の連結部にグリップを回動自在に連結したものであっ
て、連結部の側面に形成された一部が切欠されている筒
状のボスと、リング状であって上記ボスの外周に嵌着さ
れるとともに内周面に備えた係合突部を上記切欠に嵌合
させるクリック体とを備え、グリップは上記ボスと係合
突部とから形成される筒状軸の軸方向と垂直に分割され
たものとして形成されて、上記筒状軸内に挿通される軸
部と、上記クリック体から一体に突設されているクリッ
ク突起が係合するクリック係合部とがグリップ内面に設
けられていることに特徴を有している。 [作用] 本発明によれば、クリック体の回り止めを回動軸部と
なるボスとの係合によって行なっていることから、クリ
ック体の外径を小さくすることができるものであり、こ
れ故に回動クリック構造の占めるスペースを小さくする
ことができるものである。 [実施例] 以下本発明を図示の実施例に基づいて詳述すると、こ
のヘアドライヤーは、モータMとファンFとからなる送
風装置及びヒータHが内部に配された円筒状の本体1
と、この本体1から突設されている連結部10の一端が回
動自在に連結されるグリップ2とからなるもので、本体
1の先端の吐出口側にはノズル19が連結され、本体1の
他端の吸い込み口側にはフィルター18が取り付けられて
いる。グリップ2はその前面に押釦式の主スイッチ釦21
が、背面にスライド式の副スイッチ釦22が配設されたも
ので、その内部には、上記両スイッチ釦21,22によって
切り換えられる主スイッチ23が取り付けられており、他
端からは電源コード24が引き出されている。尚、主スイ
ッチ釦21はオフと温風と冷風との切り換えを、副スイッ
チ釦22はヒータHの熱量の切り換えを行なうものであ
る。 上記本体1は、前ハウジング11と後ハウジング12とか
らなる送風方向の前後に分割されたハウジングを有する
もので、その連結部10もやはり前ハウジング11と後ハウ
ジング15とで前後が夫々形成されており、そして連結部
10の一側面には、第2図及び第3図に示すように、ボス
13が突設されている。ただし、このボス13は二つの切欠
14,14を有する上に、前ハウジング11から突設された部
分13aと、後ハウジング12から突設された部分13bとから
なるものとして形成されている。 クリック体3はリング状であるとともに内周面に一対
の係合突部30,30を一体に突設したものとして形成され
ており、また一方向にクリック用突起31を一体に突設し
たものとなっている。図中32はクリック用突起31の部分
に弾性を持たせるために形成されたスリットである。
尚、クリック体3はその係合突部30及びクリック用突起
31の部分の厚みが他の部分より厚くされている。 このクリック体3は、本体1の連結部10の上記ボス13
の外周に嵌められて、前後ハウジング11,12を結合さ
せ、また第4図及び第5図に示すように、その内周側に
突出している各係合突部30がボス13の切欠14内に位置し
て本体1に対する回り止めがなされる。尚、係合突部30
はボス13の切欠14部分を補って、ボス13を円筒状のもの
とする。 一方、グリップ2は左右のハウジング25,26からなる
回転軸方向に分割されたハウジングを有するもので、一
方のハウジング26の一端部の内面には、第6図に示すよ
うに、ねじ締め用のボス27と、これを囲む環状のリブ28
とが突設されているとともに、リブ28の外周に更にクリ
ック係合部29が突設されている。また、他方のハウジン
グ25の一端部内面には、第7図に示す筒軸40が突設され
ている。 しかして、第7図に示すように、ハウジング26から突
設されたボス27を本体1の連結部10に一側面側から貫通
させるとともに、他方のハウジング25の筒軸40を連結部
10の他側面側に嵌め込んで、筒軸40内にボス27の先端を
位置させた状態で、筒軸40側から締め付けねじ41をボス
27内にねじ込むことによって、本体1とグリップ2とが
連結されるものであり、この時、連結部10から突設され
たボス13とクリック体3における係合突部30との内周面
でボス27の支持がなされ、更にハウジング26から突設さ
れたリブ28の内周面により、ボス13と係合突部30の外面
が支持されることから、本体1に対するグリップ2の回
動が自在となる。 そして、クリック体3におけるクリック用突起31は、
第8図に示すように、グリップ2のハウジング26に設け
られたクリック係合部29と係合するものであり、図示例
のものでは、第8図中にイロハで示す3箇所において、
本体1に対するグリップ2の回動について位置決めがな
される。図中42はハウジング26から突設されてクリック
体3の外周面に摺接する回転ガイドである。 第9図以下は、本体1の連結部10の前面にスイッチを
組み込むための構造を示している。この連結部10は前述
のボス27が通るために、連結部10を小さくすると、この
部分には、通常の形態ではスイッチを組み込むことがで
きないのであるが、ここでは、スイッチ本体45を連結部
10の根元部の内部に配置して、前ハウジング11と後ハウ
ジング12とに夫々形成されたリブ46,47で前後からはさ
んで固定し、そして連結部10の前面部に配したスイッチ
ハンドル48の下端に支軸49を設けて、これを前ハウジン
グ11に設けた受け溝を有するリブ50と後ハウジング12に
設けたリブ51との間で回動自在に支持し、連結部10の前
面に一部を露出させているスイッチハンドル48を押し込
めば、スイッチハンドル48の上端の押圧片54がスイッチ
本体45の操作部55を押して切り換えを行なう。スイッチ
本体45はボス13を避けるために、本来ならばその操作が
困難なところに配置し、そしてスイッチ本体45の操作
は、被操作部がスイッチ本体45から離れたところにある
スイッチハンドル48で行なうようにしているわけであ
る。 尚、ここにおけるスイッチ本体45は、モータMに直列
に挿入された分圧抵抗を部分的に短絡させてモータMの
印加電圧を高め、送風量を増加させるためのものであ
る。また、スイッチハンドル48の復帰は、スイッチ本体
45における操作部55を復帰させる力によってなされる。
【発明の効果】
以上のように本発明においては、連結部の側面に形成
された一部が切欠されている筒状のボスと、リング状で
あって上記ボスの外周に嵌着されるとともに内周面に備
えた係合突部を上記切欠に嵌合させるクリック体とを備
え、グリップは上記ボスと係合突部とから形成される筒
状軸の軸方向と垂直に分割されたものとして形成され
て、上記筒状軸内に挿通される軸部と、上記クリック体
から一体に突設されているクリック突起が係合するクリ
ック係合部とがグリップ内面に設けられていることか
ら、つまりはクリック体の回り止めを行うことになる係
合突部をクリック体の内周面側に設けて、該係合突部を
ボスの切欠に嵌合させることで、ボスと係合突部とで軸
部で挿通される筒状軸を形成することから、クリック体
の回り止めのための部材をボスやクリック体の外周に必
要としておらず、このためにクリック体の外径を小さく
することができるものであり、これに伴って回動クリッ
ク構造の占めるスペースを小さくすることができて、折
り畳み式ヘアドライヤーの小型化を図ることができるも
のである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明一実施例の縦断面図、第2図及び第3図
は同上のクリック体と連結部の分解斜視図、第4図は同
上の斜視図、第5図は同上の正面図、第6図はグリップ
の一方のハウジングの斜視図、第7図は回動連結部の横
断面図、第8図は第7図中のX−X線断面図、第9図は
同上の連結部の拡大縦断面図、第10図は同上の分解斜視
図、第11図はスイッチハンドルの斜視図、第12図はスイ
ッチハンドルの取付状態を示す背面図であって、1は本
体、2はグリップ、3はクリック体、13はボス、14は切
欠、29はクリック係合部、30は係合突部、31はクリック
用突起を示す。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】送風装置とヒータとを備えた本体の連結部
    にグリップを回動自在に連結したものであって、連結部
    の側面に形成された一部が切欠されている筒状のボス
    と、リング状であって上記ボスの外周に嵌着されるとと
    もに内周面に備えた係合突部を上記切欠に嵌合させるク
    リック体とを備え、 グリップは上記ボスと係合突部とから形成される筒状軸
    の軸方向と垂直に分割されたものとして形成されて、上
    記筒状軸内に挿通される軸部と、上記クリック体から一
    体に突設されているクリック突起が係合するクリック係
    合部とがグリップ内面に設けられていることを特徴とす
    る折り畳み式ヘアドライヤー。
JP63037791A 1988-02-19 1988-02-19 折り畳み式ヘアドライヤー Expired - Fee Related JP2809277B2 (ja)

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JPS60149301U (ja) * 1984-03-15 1985-10-03 松下電工株式会社 ヘア−ドライヤ
JPH0350807Y2 (ja) * 1985-02-14 1991-10-30

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