JP2808515B2 - シールド掘削機のシールドジャッキ制御方法 - Google Patents

シールド掘削機のシールドジャッキ制御方法

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JP2808515B2 JP5199355A JP19935593A JP2808515B2 JP 2808515 B2 JP2808515 B2 JP 2808515B2 JP 5199355 A JP5199355 A JP 5199355A JP 19935593 A JP19935593 A JP 19935593A JP 2808515 B2 JP2808515 B2 JP 2808515B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はシールド掘削機のシール
ドジャッキ制御方法に関し、なめらかで且つ精度よく方
向制御できるように工夫したものである。
【0002】
【従来の技術】地下鉄道、上下水道、電力、通信、ガス
用共同溝、地下道などのトンネルは、シールド工法によ
り構築されることが多い。シールド工法を採用すれば、
周辺の地盤の崩壊を防ぎながら、シールドの内部で安全
に掘削、覆工作業を行いつつトンネルを構築することが
できる。
【0003】このシールド工法の施工は、ほぼ次の手順
により行われる。 (1)まずシールド推進に先だって、シールドの組立な
らびに推進の基点となる場所を、ケーソン工法などの工
法で立坑に掘り下げて確保する。 (2)以降は、覆工の1リングに相当する長さだけ、シ
ールドの前面を掘削しつつ、 (3)シールドジャッキによりシールドを前進させ、 (4)尾部の覆工を行う、という操作を繰返して掘進す
る。
【0004】ここでシールド掘削機の機械的機構及び動
作の概要を、図1を参照して説明する。図1に示すよう
に、掘削機本体1は円筒状を成しており、その前部に隔
壁となるバルクヘッド2が取り付けられ、バルクヘッド
2の前面には回転カッタ3が取り付けられている。バル
クヘッド2と回転カッタ3との間がチャンバ室4とな
り、チャンバ室4内には、加圧・注入された加泥材と削
土とが混練されて生成された混練土が取り込まれ、この
混練土はスクリューコンベア5によって排出される。こ
のとき土圧は、土圧計6により検出され、土圧に応じ
て、スクリューコンベア5の排出能力が調整される。
【0005】掘削機本体1の尾部は、テールパッキン7
を介して、既設セグメント8に嵌合している。そして掘
削機本体1には周方向に沿い複数本の油圧式シールドジ
ャッキ9が配置されている。掘削機本体1を掘進させる
ときには、シールドジャッキ9に油圧を供給してシール
ドジャッキ9を伸ばしてセグメント8を押す。セグメン
ト8からの反力により掘削機本体1が前進し、前進時に
回転カッタ3による掘削をする。
【0006】1リング分掘進したところで掘削を停止し
てシールドジャッキ9を縮め、縮めた時に形成された隙
間に、エレクタにより、新設セグメントを搬入してリン
グ状に組み立てる。なお、シールドジャッキ9のストロ
ークはストローク計により検出され、シールドジャッキ
9に供給される圧油の圧力は圧力計により検出される。
また、掘削機本体1の内部には、本体1の位置,姿勢,
方向を測定する検出器、位置などを判定するための装
置、シールドジャッキへの圧油供給の制御をするシール
ドシーケンサなどが組み込まれている。
【0007】上述したシールド掘削機は、予め計画され
た計画線に沿って掘進するよう方向制御が行われる。す
なわち、シールド掘削機の位置をレーザ計測器やレベル
計などを用いて実測し、この実測データと計画線との偏
差をコンピュータで演算し、この偏差が小さくなるよう
に、方向制御を行う。方向制御は、掘進の際に、複数の
シールドジャッキ9のうち所定のものに圧油を供給しな
かったり、各シールドジャッキ9に供給する圧油の圧力
を調整することにより、掘削機本体1に作用する回転モ
ーメントを変化させることによって実現している。
【0008】即ち、シールド掘削機が直進掘削するとき
には各シールドジャッキ9の推力を等しくしているが、
計画線に沿い旋回させるときには、シールドジャッキ9
による推力を片寄らせて旋回力を与えている。具体的に
説明すると、図14に示すように12本のシールドジャ
ッキ9a〜9lを備えている場合、例えばシールドジャ
ッキ9g〜9lの推力を全出力として旋回力を生じさせ
ている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】図14に示す従来技術
では、各シールドジャッキ9a〜9lに圧油を供給する
12本の各油路に、それぞれ開閉弁を備え、各開閉弁を
開閉制御していた。このため、シールドジャッキ9a〜
9lの数と同数の開閉弁が必要であり、開閉弁の設置数
が多い。また、一方側の推力が大きく他方側の推力が零
であるため推力のバランスが悪くスムーズな旋回がしに
くかった。
【0010】また、ジャッキ推力は掘削地盤の外力に依
存するため、シールドジャッキ9a〜9lの支持部とな
るセグメント8に過大な力が加わり、セグメント8を割
ってしまう恐れがある。さらに方向制御するための開閉
弁の適正な開/閉パターンの設定は通常掘進開始時(あ
るいは掘進中数回)しか行われないため、なめらかで且
つ精度のよい制御が行いにくいという問題があった。
【0011】本発明は、上記従来技術に鑑み、シールド
ジャッキへの油圧供給を調整する弁の設置数を少なくで
き、しかもスムーズな旋回をさせ、セグメントに加わる
力を制限しつつ、なめらかで且つ精度よいシールド掘削
機のシールドジャッキ制御方法を提供することを目的と
している。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明のシールド掘削機のシールドジャッキ制御方法の構成
は、シールド掘削機の掘削機本体の後部に設けられた複
数本のシールドジャッキの推力を調整する制御方法であ
って、前記シールドジャッキを近くのものどうしを組と
して4以上の偶数のブロックに区分けし、同一のブロッ
ク内のシールドジャッキには、そのロッド側に1つの圧
力制御弁を設け、ロッド側の圧油の排出あるいは供給は
前記圧力制御弁を介して行い、曲がりつつ掘進する際に
は、掘削機本体の軸方向と進行方向とでなす目標制御角
から目標力点位置を求め、前記圧力制御弁の圧力設定範
及びシールドジャッキのセグメントに対する許容最大
推力を制約条件とし、目標力点が位置するブロックのシ
ールドジャッキに対して、前記圧力制御弁自身の最小圧
力設定値と、前記許容最大推力を満たすべくポンプ圧力
より算出したロッド圧と、の何れか大きい方を圧力制御
弁の最適な最小制御圧として選択し、上記最小制御圧を
前記ブロックの圧力制御弁の設定圧とするとともに、目
標力点が位置するブロックに対し点対称な位置にあるブ
ロックのシールドジャッキの推力は全ブロック中の最小
値とし、更に残りのブロックのシールドジャッキの推力
を、最大推力ブロックから最小推力のブロックに向かっ
て段階的に小さくなるように、各ブロック毎に設けた前
記圧力制御弁の開度を調整し、前記目標力点位置を実現
することを特徴とする。
【0013】更に、上記目的を達成する本発明のシール
ド掘削機のシールドジャッキ制御方法の構成は、シール
ド掘削機の掘削機本体の後部に設けられた複数本のシー
ルドジャッキの推力を調整する制御方法であって、前記
シールドジャッキを近くのものどうしを組として4以上
の偶数のブロックに区分けし、同一のブロック内のシー
ルドジャッキには、そのロッド側に1つの圧力制御弁を
設け、ロッド側の圧油の排出あるいは供給は前記圧力制
御弁を介して行い、曲がりつつ掘進する際には、掘削機
本体の軸方向と進行方向とでなす目標制御角から目標力
点位置を求め、前記圧力制御弁の圧力設定範囲及びシー
ルドジャッキのセグメントに対する許容最小推力を制約
条件とし、目標力点が位置するブロックのシールドジャ
ッキの推力をポンプ圧と前記圧力制御弁の最小設定圧で
成し得る最大値とするとともに、目標力点が位置するブ
ロックに対し点対象な位置にあるブロックのシールドジ
ャッキに対して、前記圧力制御弁自身の最大圧力設定値
と、前記許容最小推力を満たすべくポンプ圧力より算出
したロッド圧と、の何れか小さい方を圧力制御弁の最適
な最大制御圧として選択し、上記最大制御圧を前記ブロ
ックの圧力制御弁の設定圧とし、更に残りのブロックの
シールドジャッキの推力を、最大推力ブロックから最小
推力のブロックに向かって段階的に小さくなるように、
各ブロック毎に設けた前記圧力制御弁の開度を調整し、
前記目標力点位置を実現することを特徴とする。
【0014】また、前記圧力制御弁の圧力設定範囲及び
ジャッキの許容最大推力及び許容最小推力を制約条件と
し、与えられた目標力点位置を満たすように、連続的に
或いは微小時間間隔で各ブロックのシールドジャッキの
推力を設定し、各ブロック毎に設けた前記圧力制御弁の
開度を調整すると良い。
【0015】
【作用】ジャッキ推力を制御する場合、全ジャッキは常
にセグメントを押しておく必要があり、またセグメント
に対する過大な押しつけ力を制限するためにジャッキ推
力は制限されるので、シールドジャッキは許容最小推力
と最大推力で制約されることになる。 また、圧力制御弁
は、ある一定の圧力設定範囲内でなければ、その機能を
十分に果たすことができないから、それ自身、最大設定
圧力と最小設定圧力により制約されることになる。 ここ
で、上述した二つの制約条件を満たしつつ、ポンプ圧を
最大限活用して、シールドジャッキに推力を適切に分布
させ、スムーズな旋回を行わせるために、本発明では、
以下のように圧力制御弁の最大、最小制御圧を設定する
ことにした。 即ち、ポンプからの圧油がシールドジャッ
キを経由して圧力制御弁へ流れることから、ポンプ圧が
一定であれば、圧力制御弁の設定圧力とシールドジャッ
キの推力の関係は、一方を高くすれば、他方が小さくな
る関係がある。 つまり、圧力制御弁の制御圧を高く設定
すれば、シールドジャッキの推力は小さくなり、逆に、
圧力制御弁の制御圧を低く設定すれば、シールドジャッ
キの推力は大きくなる。 従って、目標力点が位置するブ
ロックのジャッキ推力を最大にするためには、セグメン
トに対してシールドジャッキが過大な押付力を作用させ
ない範囲で、且つ、その圧力制御弁の制御圧を可能な限
り低くすれば良いことになる。 言い換えると、目標力点
が位置するブロックのシールドジャッキの推力が許容最
大推力により制約されない場合には、圧力制御弁の最小
圧力設定値をその設定圧とすれば、目標力点が位置する
ブロックのジャッキ推力をその条件の下で最大にするこ
とができる。 また、目標力点が位置するブロックのシー
ルドジャッキの推力が許容最大推力により制約される場
合には、その許容最大推力に対応した圧力制御弁の圧力
であるロッド圧(この値は、ポンプ圧等により算出する
ことができる)を圧力制御弁 の設定圧とすれば、目標力
点が位置するブロックのジャッキ推力をその条件の下で
最大にすることができる。 更に、目標力点が位置するブ
ロックの点対称な位置にあるブロックのジャッキ推力を
最小にするためには、セグメントをシールドジャッキが
停止させない範囲で、且つ、その圧力制御弁の制御圧を
可能な限り高くすれば良いことになる。 言い換えると、
目標力点が位置するブロックに対し点対称な位置にある
ブロックのシールドジャッキの推力が許容最小推力によ
り制約されない場合には、圧力制御弁の最大圧力設定値
をその設定圧とすれば、目標力点が位置するブロックに
対し点対称にあるブロックのジャッキ推力をその条件の
下で最小にすることができる。 また、目標力点が位置す
るブロックに対し点対称にあるブロックのシールドジャ
ッキの推力が許容最小推力により制約される場合には、
その許容最小推力に対応した圧力制御弁の圧力であるロ
ッド圧(この値は、ポンプ圧等により算出することがで
きる)を圧力制御弁の設定圧とすれば、目標力点が位置
するブロックに対し点対称にあるブロックのジャッキ推
力をその条件の下で最小にすることができる。 このよう
に、本発明では、圧力制御弁とシールドジャッキの制約
条件を巧みに満たしつつ、目標力点が位置するブロック
のジャッキ推力を最大とし、これと点対象の位置にある
ブロックのジャッキ推力を最小にし、更に、他のブロッ
クの推力は、最大ジャッキ推力から最小ジャッキ推力へ
と段階的に小さくするようにしたため、ポンプ圧を最大
限活用して、シールドジャッキに推力を適切に分布さ
せ、スムーズな旋回を行わせることができるようになっ
た。
【0016】本発明によれば、上記制約条件を満たした
最適な推力の制御を行うことができる。即ち、ジャッキ
推力を段階的に変化させることによりセグメントに作用
する力の片当たりを防ぐことができる。また、連続的に
ジャッキ推力を設定することにより、なめらかに且つ精
度の良い推力の制御を行うことができる。
【0017】
【実施例】以下に本発明の実施例を説明する。本実施例
は、図1に示すシールド掘削機に適用する。掘削機本体
1は、複数のシールドジャッキ9が伸びてセグメント8
から反力を受けて前進し、回転カッタ3により掘削され
た土は、スクリューコンベア5により排出される。シー
ルドジャッキ9としては、図1のII−II矢視図である図
2に示すように18本備えられている。各シールドジャ
ッキには、9−1〜9−18の符号を付す。
【0018】次に図3を参照して、実施例の制御系を構
成する各制御装置の配置状態を説明する。掘削機本体1
内には、制御装置20と、シールドシーケンサ21が備
えられており、地上側には、方向制御,データ収集・記
録,線形管理等を行う方向制御管理システム22が備え
られている。
【0019】シールドシーケンサ21には、土圧計23
により検出した土圧データ、ジャイロとレベル計を組み
込んだジャベル(商品名)24により検出した位置・方
向データ、ジャイロ25により検出したローリングデー
タ、ストローク計26により検出したシールドジャッキ
9のストロークデータ、圧力計27により検出したシー
ルドジャッキ9への供給油圧データ等が入力される。
【0020】また、シールドシーケンサ21は、制御弁
アンプ29を介してバルブ30の開閉制御をする。この
シールドシーケンサ21と制御装置20との間、シール
ドシーケンサ21と方向制御管理システム22との間は
データが双方向に伝送される。また、制御装置20には
ディスプレイ28が接続されている。地上のシステム2
2には、モニタ31、プリンタ32及びキーボード33
が接続されている。このシステム22は、シールドシー
ケンサ21に接続されている。
【0021】尚、図3では制御装置20をシールド機械
の中に配置した例を示しているが、上記装置をシステム
22と同様に地上に設置することは可能である。ここで
シールドシーケンサ21によるシールドジャッキ9−1
〜9−18の制御動作を図4を基に説明する。シールド
シーケンサ21は、方向制御弁41の切り替え制御をす
るとともに、制御弁アンプ29−1〜29−8を介して
圧力制御弁30−1〜30−8の作動圧を調整する。
【0022】方向制御弁41の室41aを選択するとシ
ールドジャッキ9−1〜9−18が伸びるように圧油が
供給される。このとき圧力制御弁30−1〜30−8の
動作圧力を調整することによりシールドジャッキの推力
を変える、メータアウト制御が可能となる。
【0023】すなわち (a)圧力制御弁30−1の作動圧力を調整することに
より、シールドジャッキ9−1,9−2のジャッキ推力
を調整できる。 (b)圧力制御弁30−2の作動圧力を調整することに
より、シールドジャッキ9−3,9−4のジャッキ推力
を調整できる。 (c)圧力制御弁30−3の作動圧力を調整することに
より、シールドジャッキ9−5,9−6,9−7のジャ
ッキ推力を調整できる。
【0024】(d)圧力制御弁30−4の作動圧力を調
整することにより、シールドジャッキ9−8,9−9の
ジャッキ推力を調整できる。 (e)圧力制御弁30−5の作動圧力を調整することに
より、シールドジャッキ9−10,9−11のジャッキ
推力を調整できる。 (f)圧力制御弁30−6の作動圧力を調整することに
より、シールドジャッキ9−12,9−13のジャッキ
推力を調整できる。
【0025】(g)圧力制御弁30−7の作動圧力を調
整することにより、シールドジャッキ9−14,9−1
5,9−16のジャッキ推力を調整できる。 (h)圧力制御弁30−8の作動圧力を調整することに
より、シールドジャッキ9−17,9−18のジャッキ
推力を調整できる。 方向制御弁41の室41cを選択するとシールドジャッ
キ9−1〜9−18が縮むように圧力が供給される。
【0026】次にシールドジャッキ9−1〜9−18を
ジャッキブロックに分けて制御する実施例を説明する。
図5に示すように、掘削機本体1の軸方向をZ軸、掘削
機本体1の前面の中心を原点Oとして水平軸方向にX
軸、垂直軸方向にY軸をとって3次元座標を考えるもの
とする。更に、掘削機本体1の進行ベクトルをVとした
とき、XZ平面上において、ベクトルVをXZ面に投影
した線とZ軸との角を水平目標制御角θXとし、YZ平
面上において、ベクトルVをYZ面に投影した線とZ軸
との角を垂直目標制御角θYとする。
【0027】方向制御管理システム22には、図6に示
すように水平目標制御角θXと力点位置HXとの関係を示
すデータと、図7に示すような垂直目標制御角θYと力
点位置HYとの関係を示すデータがメモリされている。
図8は掘削機本体1の後面を示しており、後面の位置を
力点位置と称している。例えば、図5、図6に示すよう
に目標制御角θX1,θY1であるとき、図8の力点位置H
X1,HY1で規定される点Qのことを、目標力点位置と称
している。仮にこの点Qに総推力を集中すると、掘削機
本体1が目標制御角θX,θYで規定されるベクトルVの
方向に旋回していく。
【0028】尚図6、図7に示す特性は、実掘削におい
て実際のデータを取り込んで、学習制御により、土質に
合わせて徐々に補正していっている。方向制御管理シス
テム22は、予め設定された計画線のデータと、現在の
データから方向ベクトルVを求め、更に目標制御角
θX,θYを算出する。そして算出した目標制御角θX
θYと図6、図7に示す特性から目標力点位置Qを求め
る。方向制御管理システム22で求めた目標力点位置Q
は、制御装置20に送られる。制御装置20では、目標
力点位置Qを満たすように、各ブロックのジャッキ推力
を設定する。そのため、制御装置20には供給圧力(ポ
ンプ圧力)のデータが最低必要となる。
【0029】本実施例では、方向制御管理システム22
と制御装置20とで機能的に分けた構成としているが、
1つにまとめることは容易である。本実施例では、各ジ
ャッキブロックのロッド側に装着された圧力制御弁の圧
力設定範囲及びジャッキの許容最大推力及び許容最小推
力を制約条件として指定された場合のジャッキ推力の設
定手段について示す。図9は上記ジャッキ推力の設定手
段での処理の流れを示したものである。いま、図9中の
条件設定部50において、圧力制御弁の最大圧力設定値
をP2max、最小圧力設定値をP2minとし、ジャッキの許容
最大推力をfmax、許容最小推力をfmin(>0)とする。
【0030】通常fmaxはセグメントに過大なジャッキ推
力を作用させないために設定され、fminは最小のジャッ
キ推力でセグメントを押すこと、換言すれば停止してい
るジャッキはないことを意味する。上記条件及びポンプ
圧力Ppを用いて、判定器51でジャッキの成し得る最
大推力fUと最小推力fLを判定する。上記判定器の内容を
具体的に示すと次のようになる。 判定器51の処理内容:条件設定値及びポンプ圧Pp
り、圧力制御弁の取り得る圧力設定値P2a,P2bは次のよ
うになる。
【0031】
【数1】 従って、ジャッキの設定最大推力fU,設定最小推力fLは
次のように求められる。
【0032】
【数2】 fU,fLは上述のように、現在のポンプ圧力を使用してい
るので、現時点で設定できる最大、最小推力を意味して
いる。
【0033】次に図9中の算出器52により、中間推力
fmid(=(fU+fL)/2)を算出する。上記fmidは推力
分布の中間の値であり、fmidに全ジャッキ本数Ntを掛け
るとジャッキの総推力となる。
【0034】次に図9中の算出器53で、目標力点位置
(HX,HY)及び前述の中間推力fmidを用いて、各ブロ
ックの偏推力Δf(i)を算出する。各ブロックのジャッキ
推力の偏推力は図10に示すように点対称となるように
設定する。このときのジャッキ推力をfj(i) ,i=1〜
8とすると式(3)のように表することができる。図1
0中の記号±A,±B,±C,±Dは偏推力±Δfa,±
Δfb,±Δfc,±Δfdの添え字に相当する。
【0035】
【数3】
【0036】図11(a)はY軸まわりに関する偏推力
の大きさを示している。図に示すように偏推力Δfa,Δ
fbは、ブロックの作用点のX座標の大きさ(作用点の水
平距離)に比例するように設定する。偏推力Δfc,Δfd
はY軸まわりには寄与しない。
【0037】図11(b)はX軸まわりに関する偏推力
の大きさを示している。図に示すように偏推力Δfc,Δ
fdは、ブロックの作用点のY座標の大きさに比例するよ
うに設定する。偏推力Δfa,ΔfbはX軸まわりには寄与
しない。前者の比例定数をα1、後者の比例定数をα2
とすると偏推力ΔfaとΔfbとの関係、ΔfcとΔfdとの関
係は次のように表される。
【0038】
【数4】 ここに、定数α1,α2はジャッキブロックの作用点座
標の関数であり、掘削機の設計仕様より求めることがで
きる。また、偏推力Δfb,Δfdは次式で求められる。
【0039】
【数5】 ここに、HX,HYは目標力点位置座標 AX,AYは式(4)中のα1及び各ブロックのジャッキ
本数、作用点座標の関数 BX,BYは式(4)中のα2及び各ブロックのジャッキ
本数、作用点座標の関数 Ntは全ジャッキ本数 式(3)より、各ブロックの偏推力Δf(i)は次のように
なる。
【0040】
【数6】 例えば、目標力点位置が図2において、Q1であると
き、ジャッキブロックB−2のジャッキ推力fj(2) が最
大となり、ジャッキブロックB−2に対し点対称なジャ
ッキブロックB−6のジャッキ推力fj(6) が最小とな
る。
【0041】図9中の判定器54では、設定最大推力fU
と式(3),式(6)で得られる推力の最大値(fmid+m
ax(Δf(i)))との比較を行う。fU=fmid+max(Δf(i)) な
る関係は、目標力点位置に対して最大の偏推力による推
力分布であることを意味している。fU>fmid+max(Δf
(i)) とは、図12の推力分布の側面図に示すように、
例えば最大推力となるべきジャッキブロックB−2の推
力がfUより小さいことであり、図12中の斜線部の推力
でブレーキを掛けていることを意味する。従って上述の
判定の場合推力分布の最適化演算器55により推力分布
を再計算する。
【0042】図9中の最適化演算器55では、まず算出
器56により、fU=max(fj(i)) とするための新しい中間
推力faveを算出する。この場合、中間推力fmidで算出し
ていた推力分布を新しい中間推力faveで変換することに
なる。即ち、次の式が成り立つと仮定する。
【0043】
【数7】 式(7)より、faveは次のようになる。
【0044】
【数8】
【0045】図9中の算出器57では式(8)で得られ
た、中間推力faveを用いて、新しい偏推力Δf'(i) を算
出する。偏推力Δf'(i) は式(5)中のfmidをfaveに代
え、式(6)より求めることができる。
【0046】算出器58では上述の推力中間値fave及び
偏推力Δf'(i) より、各ブロックの推力fj(i) を算出す
る。上記推力は、その最大値が設定最大推力fUと等しく
なる最適な推力分布となる。このときの推力分布を図1
3に示す。図13と図12とはいずれも目標力点位置を
満たしているが、図13では推力全体が高くなり、現在
のポンプ圧力を最も有効に利用した推力分布であること
が分かる。
【0047】図9中の判定器54で、fU>fmid+max(Δf
(i)) ではないと判定された場合、算出器59によりfmi
d,Δf(i)を用いて推力分布fj(i) を算出する。ジャッ
キブロックの推力fj(i) を算出した後、算出器60で圧
力制御弁の設定圧Pset(i) を算出する。その算出式を次
に示す。 Pset(i)=(Pp・A1-fj(i))/A2,i=1 〜ブロック数 …(9) ここに、A1,A2 はジャッキのヘッド側、ロッド側の受圧
面積
【0048】上述の手段を使用すると、目標力点が位置
するブロックのジャッキ推力を最大とし、このブロック
から、点対称なブロックに向かい、ジャッキ推力を段階
的に減じていくことができ、推力分布が安定したスムー
ズな旋回掘削ができる。更にジャッキ推力の最小/最大
の制約条件を満たし、且つ現在のポンプ圧を最も有効に
利用した最適な推力の制御を行うことができる。また、
ジャッキ推力の設定を目標力点位置を満たすように連続
的(微小間隔)に行うことにより、精度のよい掘削が行
える。
【0049】
【発明の効果】以上実施例とともに具体的に説明したよ
うに本発明によれば、シールドジャッキを複数のブロッ
クに分けて同一ブロック内のシールドジャッキには同一
の弁を介して圧油の供給をするため、弁の設定数はブロ
ックの数と同じになり、弁の設定数が少なくてよい。
た、ジャッキ推力の最小/最大の制約条件を満たし、且
つ、圧力制御弁の最大、最小設定圧力の制約条件を満た
しつつ、目標力点が位置するブロックのジャッキ推力を
最大とし、これと点対称位置にあるブロックの推力を最
小にし、残りのブロックは最大推力ブロックから最小推
力のブロックに向かい、ジャッキ推力を段階的に小さく
するようにしたので、現在のポンプ圧を最も有効に利用
した最適な推力の制御を行い、スムーズな旋回掘削がで
きる。更に、ジャッキ推力の設定を目標力点位置を満た
すように連続的(微小時間間隔)に行うことにより、精
度のよい掘削が行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】シールド掘削機の構成を示す構成図である。
【図2】シールドジャッキの配置を示す配置図である。
【図3】シールド掘削機の制御系を示す説明図である。
【図4】制御系及び油圧系を示す構成図である。
【図5】三次元座標のとり方を示す説明図である。
【図6】目標制御角と力点位置との関係を示す特性図で
ある。
【図7】目標制御角と力点位置との関係を示す特性図で
ある。
【図8】力点位置を示す説明図である。
【図9】各ブロックのジャッキ推力を設定する処理の流
れを示す説明図である。
【図10】各ブロックのジャッキの偏推力を示す説明図
である。
【図11】Y軸回り、X軸回りの偏推力を示す説明図で
ある。
【図12】図9中の最適化演算を行う前の推力分布を示
す説明図である。
【図13】図9中の最適化演算を行った後の推力分布を
示す説明図である。
【図14】従来技術を示す説明図である。
【符号の説明】
1 掘削機本体 8 セグメント 9 シールドジャッキ(9−1〜9−18) 20 制御装置 21 シールドシーケンサ 22 方向制御管理システム 29−1〜29−8 制御弁アンプ 30−1〜30−8 圧力制御弁 50 条件設定部 51,54 判定器 52,53,56,57,58,59,60 算出器 55 最適化演算器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鮫島 誠 兵庫県高砂市荒井町新浜二丁目1番1号 三菱重工業株式会社 高砂研究所内 (72)発明者 西岳 茂 兵庫県神戸市兵庫区和田崎町一丁目1番 1号 三菱重工業株式会社 神戸造船所 内 (72)発明者 田中 淳一 兵庫県神戸市兵庫区和田崎町一丁目1番 1号 三菱重工業株式会社 神戸造船所 内 (56)参考文献 特開 平5−156889(JP,A) 特開 昭59−52100(JP,A) 特開 平4−140397(JP,A) 実開 平2−116590(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E21D 9/06 301 E21D 9/06 302

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シールド掘削機の掘削機本体の後部に設
    けられた複数本のシールドジャッキの推力を調整する制
    御方法であって、前記シールドジャッキを近くのものど
    うしを組として4以上の偶数のブロックに区分けし、同
    一のブロック内のシールドジャッキには、そのロッド側
    に1つの圧力制御弁を設け、ロッド側の圧油の排出ある
    いは供給は前記圧力制御弁を介して行い、曲がりつつ掘
    進する際には、掘削機本体の軸方向と進行方向とでなす
    目標制御角から目標力点位置を求め、前記圧力制御弁の
    圧力設定範囲及びシールドジャッキのセグメントに対す
    る許容最大推力を制約条件とし、目標力点が位置するブ
    ロックのシールドジャッキに対して、前記圧力制御弁自
    身の最小圧力設定値と、前記許容最大推力を満たすべく
    ポンプ圧力より算出したロッド圧と、の何れか大きい方
    を圧力制御弁の最適な最小制御圧として選択し、上記最
    小制御圧を前記ブロックの圧力制御弁の設定圧とすると
    ともに、目標力点が位置するブロックに対し点対称な位
    置にあるブロックのシールドジャッキの推力は全ブロッ
    ク中の最小値とし、更に残りのブロックのシールドジャ
    ッキの推力を、最大推力ブロックから最小推力のブロッ
    クに向かって段階的に小さくなるように、各ブロック毎
    に設けた前記圧力制御弁の開度を調整し、前記目標力点
    位置を実現することを特徴とするシールド掘削機のシー
    ルドジャッキ制御方法。
  2. 【請求項2】 シールド掘削機の掘削機本体の後部に設
    けられた複数本のシールドジャッキの推力を調整する制
    御方法であって、前記シールドジャッキを近くのものど
    うしを組として4以上の偶数のブロックに区分けし、同
    一のブロック内のシールドジャッキには、そのロッド側
    に1つの圧力制御弁を設け、ロッド側の圧油の排出ある
    いは供給は前記圧力制御弁を介して行い、曲がりつつ掘
    進する際には、掘削機本体の軸方向と進行方向とでなす
    目標制御角から目標力点位置を求め、前記圧力制御弁の
    圧力設定範囲及びシールドジャッキのセグメントに対す
    る許容最小推力を制約条件とし、目標力点が位置するブ
    ロックのシールドジャッキの推力をポンプ圧と前記圧力
    制御弁の最小設定圧で成し得る最大値とするとともに、
    目標力点が位置するブロックに対し点対象な位置にある
    ブロックのシールドジャッキに対して、前記圧力制御弁
    自身の最大圧力設定値と、前記許容最小推 力を満たすべ
    くポンプ圧力より算出したロッド圧と、の何れか小さい
    方を圧力制御弁の最適な最大制御圧として選択し、上記
    最大制御圧を前記ブロックの圧力制御弁の設定圧とし、
    更に残りのブロックのシールドジャッキの推力を、最大
    推力ブロックから最小推力のブロックに向かって段階的
    に小さくなるように、各ブロック毎に設けた前記圧力制
    御弁の開度を調整し、前記目標力点位置を実現すること
    を特徴とするシールド掘削機のシールドジャッキ制御方
    法。
  3. 【請求項3】 前記圧力制御弁の圧力設定範囲及びジャ
    ッキの許容最大推力及び許容最小推力を制約条件とした
    請求項1又は2記載のシールド掘削機のシールドジャッ
    キ制御方法。
  4. 【請求項4】 与えられた目標力点位置を満たすよう
    に、連続的に或いは微小時間間隔で各ブロックのシール
    ドジャッキの推力を設定し、各ブロック毎に設けた前記
    圧力制御弁の開度を調整する請求項1,2又は3記載の
    シールド掘削機のシールドジャッキ制御方法。
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