JP2807906B2 - 管継手 - Google Patents

管継手

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JP2807906B2
JP2807906B2 JP1244788A JP24478889A JP2807906B2 JP 2807906 B2 JP2807906 B2 JP 2807906B2 JP 1244788 A JP1244788 A JP 1244788A JP 24478889 A JP24478889 A JP 24478889A JP 2807906 B2 JP2807906 B2 JP 2807906B2
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一三 竹内
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、パイプを簡単に接続・分離することがで
きる管継手に関するものである。
[従来の技術] 流体配管の接続・分離を簡単に行うことができるよう
に構成した、いわゆる迅速作動形の管継手は、使用流体
や使用条件に対応して各種のものが提供されている。例
えば、パイプを継手本体内に差込み、ロック爪、コレッ
ト等の締結部材でパイプを把持して接続し、別途設けた
解除手段で締結部材の把持力を解除して配管を分離する
ものや、夫々パイプを連結したソケットとプラグとで構
成し、プラグをソケット内に差込み、プラグの外周面に
形成した環状溝にソケットに揺動自在に設けたボールを
ロックして配管を接続する、通称カプラー等が一般に用
いられている。
[発明が解決しようとする課題] しかし、上記の締結部材でパイプを把持して接続する
ものは、パイプの離脱を防止するため、大きな摩擦力が
働くように大きな締結力でパイプを把持するこが必要と
され、繰返しの使用によりパイプの外周面が傷付けられ
るとともに、かかるロック機構とこれを解除するロック
解除機構が必要であるから、構造が複雑で、高価になり
がちであった。また、例えば工場内の空気配管等、頻繁
に接続・分離を繰返す使用には、上記のカプラは便利で
あるが、各種の設備、機械、機器等、常時は流体配管を
接続状態で使用し、故障や点検時のみ配管を分離する使
用には不適であり、ソケット、プラグにパイプは一般に
螺着して連結され、用意に手間がかかるものであった。
この発明は、新規構成の管継手を提供してこれ等の課
題を解決することを目的とするもので、パイプの端末部
を膨出加工し、パイプの当該膨出部を継手本体内の開口
端から差込んで簡単にパイプを接続することができる管
継手を提供し、ロック機構及びその解除機構を合理的に
配設してパイプの離脱を防止し、かつ必要に応じてパイ
プを簡単に脱着することができる管継手を提供すること
を目的とするものである。
また、特に振動、衝撃に耐い得るように構成し、耐振
生に優れ、苛酷な条件下で各種の設備、機械、機器等に
用いることができる管継手を提供することを目的とする
ものである。
[課題を解決するための手段] これらの目的を達成するために、この発明は、パイプ
(10)の端末部を膨出加工し、当該膨出部(11)を継手
本体(20)の開口端(24)から差込んでパイプ(10)を
接続する管継手であって、パイプ(10)の先端部(12)
が当接する位置に環状のゴムパッキン(21)を継手本体
(20)内に設け、略筒状に形成したロック部材(30)
を、スプリング(26)にて差込み方向に付勢して前後に
進退可能に継手本体(20)内に納装し、コイルスプリン
グを環状に形成したスプリングリング(40)を、ロック
部材(30)の内周面(32)に当接して設け、当該内周面
(32)に、開口端(24)側へ漸次その内径を縮小した継
手面(33)を形成し、スプリングリング(40)が、パイ
プ(10)の接続状態で傾斜面(33)に係合し、上記膨出
部(11)の始端の位置にて係止され、ロック部材(30)
を開口端(24)側へ移動した状態で傾斜面(33)との係
合が外れ、その内径が上記膨出部(11)の外径以上に拡
張されるように設定して管継手を構成するものである。
また、傾斜面(33)の下端に、スプリングリング(4
0)を係止する保持部(34)を形成し、スプリングリン
グ(40)が膨出部(11)の始端の位置にて安定して係止
されるように構成することができる。
また、ロック部材(30)に当接して開口端(24)側へ
駆動する押圧棒(27)を、継手本体(20)内に挿入して
構成すると、ロック部材(30)の移動操作を簡単に行な
えて操作性に優れる。
また、特に振動、衝撃に耐い得るように、継手本体
(20)の開口端(24)の位置で、パイプ(10)の外周面
に環状の防振ゴム(28)を巻着して構成してもよい。
以下に図面を用いてこの発明の構成を具体的に説明す
る。
[実施例] 図面はこの発明の実施例で、自動車の燃料供給パイプ
を接続する管継手である。
第1図において、パイプ(10)の端末部が膨出加工さ
れ、当該膨出部(11)を継手本体(20)の開口端(24)
から差込んでパイプ(10)が接続されている。内方へ屈
曲したパイプ(10)の先端部(12)が当接する位置に環
状のゴムパッキン(21)が継手本体(20)内に設けら
れ、同じく膨出部(11)を包囲する位置に筒体(22)が
設けられ、当該筒体(22)の内周面の略中央にOリング
(23)がはめ込まれている。略筒状に形成したロック部
材(30)が開口端(24)から挿入されて継手本体(20)
内に納装され、ロック部材(30)の前端フランジ部(3
1)と、開口端(24)に近接して継手本体(20)の内周
面に固定した止め輪(25)との間に設けたスプリング
(26)にてロック部材(30)は差込み方向に付勢され、
前後に進退可能とされている。コイルスプリングを環状
に形成したスプリングリング(40)が、ロック部材(3
0)の内周面(32)に当接して設けられ、当該内周面(3
2)に、開口端(24)側へ漸次その内径を縮小した傾斜
面(33)が形成され、当該傾斜面(33)の下端には、ス
プリングリング(40)を係止する保持部(34)が形成さ
れている。スプリングリング(40)は、パイプ(10)の
接続状態で傾斜面(33)に係合し、保持部(34)に位置
して上記膨出部(11)の始端の位置にて係止され、ロッ
ク部材(30)をスプリング(26)に抗して開口端(24)
側へ移動した状態で傾斜面(33)との係合が外れ、その
内径が上記膨出部(11)の外径以上にばね作用で拡張さ
れるように設定されている。
ロック部材(30)に当接して開口端(24)側へ駆動す
る押圧棒(27)が、継手本体(20)内にロック部材(3
0)に相対向して挿入され、端部を継手本体(20)外へ
導出されている。
継手本体(20)の開口端(24)の位置で、パイプ(1
0)の外周面に当接して環状の防振ゴム(28)が巻着さ
れ、防振ゴム(28)の外側の側面(28a)に当接してパ
イプ(10)に外方への湾曲部(13)が形成され、防振ゴ
ム(28)が保持されている。
継手本体(20)の他端(29)には、溶着又は螺着して
配管接続するように構成されている。
[作 用] 次に、この管継手にパイプ(10)を接続・分離する操
作について説明する。
パイプ(10)を接続していない状態では、スプリング
リング(40)は傾斜面(33)の下端の保持部(34)に位
置(40a)して係止されいる(第4図参照)。開口端(2
4)からパイプ(10)を差込むと、先端部(12)がスプ
リングリング(40)に当接し、ロック部材(30)を開口
端(24)側へ移動させて傾斜面(33)に添ってスプリン
グリング(40)をばね作用で若干拡張し(40b)、パイ
プ(10)の進入が許容され、先端部(12)がゴムパッキ
ン(21)に当接してパイプ(10)が接続される。かかる
パイプ(10)の進入が円滑に行われるように、先端部
(12)が内方へ屈曲して形成されている。このパイプ
(10)の接続状態では、スプリング(26)の弾発力にて
ロック部材(30)は差込み方向に付勢され、スプリング
リング(40)は再び保持部(34)に位置(40a)し、そ
の外径が圧縮されて膨出部(11)の始端の位置にて係止
され、パイプ(10)が離脱することを禁止している(第
1図参照)。
次に、押圧棒(27)を押込んで、ロック部材(30)を
駆動して開口端(24)側へ移動させると、スプリングリ
ング(40)は傾斜面(33)との係合が外れて拡張し(40
c)、その内径が膨出部(11)の外径以上となるのでパ
イプ(10)を自由に引抜くことができる(第2図参
照)。
なお、パイプ(10)を脱着する必要がほとんどない場
合は、押圧棒(27)を継手本体(20)内に埋没して構成
し、別途用意した専用工具を継手本体(20)内に挿入し
て押圧棒(27)を駆動するように構成してもよいし、そ
の他、ロック部材(30)の駆動手段は用途に応じて適宜
設定することができる。
[効 果] この発明の特徴的な効果は次の諸点である。
パイプ(10)の端末部を膨出加工し、パイプ(10)の
当該膨出部(11)を継手本体(20)内の開口端(24)か
ら差込んで簡単にパイプ(10)を接続することができる
とともに、パイプ(10)の接続状態では、スプリングリ
ング(40)が膨出部(11)の始端の位置にて係止され、
パイプ(10)が離脱することを防止するすることができ
る。
また、ロック部材(30)を開口端(24)側へ移動操作
することにより、スプリングリング(40)の傾斜面(3
3)との係合が外れ、必要に応じてパイプ(10)を簡単
に脱着することができ、操作、取扱が極めて便利で、各
種の設備、機械、機器等に用いることができるものであ
る。
また、パイプ(10)の先端部(12)が当接する位置に
環状のゴムパッキン(21)を継手本体(20)内に設ける
とともに、スプリングリング(40)が膨出部(11)の始
端の位置にて係止され、スプリングリング(40)も弾性
体であるから、パイプ(10)は接続状態で前後2か所で
弾性体にて支持され、パイプ(10)の外周面が傷付くこ
ともなく、機器の振動がパイプ(10)に伝達されても吸
収され、耐振性に優れるので、苛酷な条件下でも安定し
て使用することができる。
さらに、継手本内(20)の開口端(24)の位置で、パ
イプ(10)の外周面に環状の防振ゴム(28)を巻着する
ことにより、耐振性をより向上させるとともに、特に、
自動車の燃料供給パイプの接続に使用した場合、事故の
衝撃が防振ゴム(28)にて吸収されるので、継手本体
(20)の開口端(24)にてパイプ(10)が曲折したとし
ても亀裂が生じることが防止され、燃料漏れによる爆
発、火災の発生を未然に防ぐことができるなど、安全性
に優れるものである。
さらに、スプリング(26)にて差込み方向に付勢して
前後に進退可能なロック部材(30)と、ロック部材(3
0)の内周面(32)に当接したスプリングリング(40)
とでロック機構、ロック解除機構が構成され、構成が簡
単、合理的で、廉価に製作される等の実用的な効果を奏
するものである。
【図面の簡単な説明】
図面はこの発明の実施例で、第1図はパイプ接続状態の
断面図、第2図はパイプを脱着するためにロック部材を
移動した状態の断面図、第3図は要部の分解斜視図、第
4図は動作説明図である。 10……パイプ、11……膨出部、12……先端部、20……継
手本体、21……ゴムパッキン、24……開口端、26……ス
プリング、27……押圧棒、28……防振ゴム、30……ロッ
ク部材、32……内周面、33……傾斜面、34……保持部、
40……スプリングリング

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】パイプ(10)の端末部を膨出加工し、当該
    膨出部(11)を継手本体(20)の開口端(24)から差込
    んでパイプ(10)を接続する管継手であって、パイプ
    (10)の先端部(12)が当接する位置に環状のゴムパッ
    キン(21)を継手本体(20)内に設け、略筒状に形成し
    たロック部材(30)を、スプリング(26)にて差込み方
    向に付勢して前後に進退可能に継手本体(20)内に納装
    し、コイルスプリングを環状に形成したスプリングリン
    グ(40)を、ロック部材(30)の内周面(32)に当接し
    て設け、当該内周面(32)に、開口端(24)側へ漸次そ
    の内径を縮小した傾斜面(33)を形成し、スプリングリ
    ング(40)が、パイプ(10)の接続状態で傾斜面(33)
    に係合し、上記膨出部(11)の始端の位置にて係止さ
    れ、ロック部材(30)を開口端(24)側へ移動した状態
    で傾斜面(33)との係合が外れ、その内径が上記膨出部
    (11)の外径以上に拡張されるように設定して構成した
    ことを特徴とする管継手。
  2. 【請求項2】傾斜面(33)の下端に、スプリングリング
    (40)を係止する保持部(34)を形成した請求項1記載
    の管継手。
  3. 【請求項3】ロック部材(30)に当接して開口端(24)
    側へ駆動する押圧棒(27)を、継手本体(20)内に挿入
    した請求項1又は請求項2記載の記載の管継手。
  4. 【請求項4】継手本体(20)の開口端(24)の位置で、
    パイプ(10)の外周面に環状の防振ゴム(28)を巻着し
    た請求項1、請求項2又は請求項3記載の管継手。
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