JP2807628B2 - ビデオ受信器、通信システムおよびゴースト消去方法 - Google Patents

ビデオ受信器、通信システムおよびゴースト消去方法

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JP2807628B2
JP2807628B2 JP6048651A JP4865194A JP2807628B2 JP 2807628 B2 JP2807628 B2 JP 2807628B2 JP 6048651 A JP6048651 A JP 6048651A JP 4865194 A JP4865194 A JP 4865194A JP 2807628 B2 JP2807628 B2 JP 2807628B2
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テン チッ・ユアン
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KOGYO GIJUTSU KENKYUIN
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/14Picture signal circuitry for video frequency region
    • H04N5/21Circuitry for suppressing or minimising disturbance, e.g. moiré or halo
    • H04N5/211Ghost signal cancellation

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Picture Signal Circuits (AREA)
  • Filters That Use Time-Delay Elements (AREA)
  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、映像信号のフィル
ングの技術に関し、特に、マルチパスチャネルを介して
送信された映像信号から、ゴースト、あるいは、不要な
二重信号を除去する技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図1(a)は、送信機1から受信機2
へ、テレビジョン信号が伝播するマルチパスチャネル
(複数の経路を有する伝搬路)を示している。
【0003】図示するように、短い直接的な経路Aや、
チャネルの特徴(例えば、建物、山、電離層など)によ
り信号が反射してしまうような、より長い経路B、C、
Dなどを含む多数の経路A、B、C、Dを介して、テレ
ビジョン信号は受信機2に到達する。これらの信号はす
べて、受信機2で重ねられる。
【0004】経路BからDを通って到達する信号は、直
接経路Aを通って到達する信号よりも弱い。したがっ
て、経路A経由で到達する信号は、受信機2において最
も強い映像イメージを作り出し、これが主信号とされ
る。さらに、経路BからD経由で到達する信号は、経路
A経由で到達する主信号より遅延する。この結果、経路
BからD経由で到達する信号は、図1(b)に示される
ように、遅延した二重映像イメージや経路A経由で到達
する主信号の「ポスト(後)ゴースト」を作り出す。
【0005】図1(c)に、別のマルチパスチャネルを
示す。
【0006】図1(c)では、建物群3を通した短い経
路Eを通って信号が到達する。また、長い反射経路Fを
通っても信号が到達し、これは短い経路E経由で到達す
る信号よりも遅延している。この場合、経路E経由で到
達する信号は、経路F経由で到達する信号よりも、大き
な範囲で(建物群3を通して伝播することにより)減衰
されるものと仮定する。このような場合、経路E経由で
到達する弱い信号は、図1(d)に図示するように、経
路F経由で到達する主信号の「プレ(前)ゴースト」を
作り出す。
【0007】さて、受信状態の向上のためには、主信号
のプレゴーストもポストゴーストも除去することが望ま
しい。
【0008】従来、チャネル等化器を用いたゴースト除
去の技術が提案されている。
【0009】図2(a)は、送信機4、マルチパスチャ
ネル5と、チャネル等化器7および表示装置8を有する
受信機6とを含んだ送信経路を示している。
【0010】このようなシステムでは、送信機4からの
送信に先だって、理想的なゴースト除去基準(GCR)
信号Rideal(t)が、映像信号V(t)の、例え
ば、垂直帰線間に挿入される。
【0011】送信機4が送信した映像信号V(t)(理
想的なGCR信号Rideal(t)を含む)は、イン
パルス応答A(t)を有するマルチパスチャネル5を通
して伝播する。マルチパスチャネル5を通して伝播する
ために、ゴーストを持つV(t)*A(t)(Ride
al(t)*A(t)を含む)信号が作り出される。
【0012】ここでは、畳み込みを意味す
る。この信号V(t)*A(t)は、受信機6で受信さ
れ、そこでチャネル等化器7に入力される。チャネル等
化器7は、インパルス応答W(t)を有するので、信号
V(t)*A(t)*W(t)を出力する。チャネル等
化器7は、V(t)*A(t)*W(t)=V(t)に
なるように設計される。ここで、チャネル等化器7から
出力された信号は、その後、陰極管(CRT)スクリー
ン8のような表示装置上に表示される。
【0013】さて、チャネル等化器7の詳細を、図2
(b)に示す。
【0014】図2(b)に示すように、典型的なチャネ
ル等化器7は、受信した映像信号V(t)*A(t)を
デジタル形式に変換するアナログ/デジタル変換器(
/C)を有する。
【0015】今、例えば、受信映像信号V(t)*A
(t)は、約4.2MHzの上位カットオフ周波数を有
するとすると、受信映像信号V(t)*A(t)は、
/C9内で、14.32MHzでサンプリングされる。
【0016】サンプリングされたデータは、受信映像信
号V(t)*A(t)から受信GCR信号Rrec
(t)(ここで、Rrec(t)=Rideal(t)
*A(t)である)を抽出する抽出回路10に入力され
る。そして、抽出された受信GCR信号Rrec(t)
を、例えば、一次的にRAM11に保存する。また、受
信GCR信号Rrec(t)は、その後、CPUあるい
はデジタル信号プロセッサ(DSP)13で、理想的な
GCR信号Rideal(t)(ROM等であるところ
の回路12から得る)と比較される。
【0017】次に、受信されたGCR信号Rrec
(t)と理想的なGCR信号Rideal(t)との不
一致度に基づいて、CPUまたはDSP13は、受信映
像信号V(t)*A(t)のゴーストを消去するフィル
タリング係数あるいはタップ係数を発生する。
【0018】タップ係数は、トランスバーサルフィルタ
14に転送される。受信映像信号V(t)*A(t)
は、CPUまたはDSP13によって決定されたタップ
係数を用いたトランスバーサルフィルタ14によってデ
ジタルフィルタ処理される。トランスバーサルフィルタ
14から出力されるフィルタ処理された映像信号は、デ
ジタル/アナログ変換器(D/C)15で、たとえば、
アナログ形式に再変換される。
【0019】次に、図2(c)は、有限インパルス応答
フィルタ(FIR)16と、無限インパルス応答フィル
タ(IIR)17とを有する典型的な従来のトランスバ
ーサルフィルタ14を示している。
【0020】IIRフィルタ17は、例えば、第二のF
IRフィルタ18を、FIRフィルタ16が接続されて
いる加算器19の負帰還パスに接続することで形成され
る。
【0021】さて、FIRまたはIIRのタップ係数を
求めるために、従来のいくつかのアルゴリズムが提唱さ
れている(米国特許第4、953、026号を参照)。
【0022】チャネル等化器7(図2(a))内のトラ
ンスバーサルフィルタ14(図2(c))のタップ係数
は、式V(t)*A(t)*W(t)=V(t)から得
ることもできる。従来の除算法と呼ばれる方法によれ
ば、タップ係数は次式によって定められる。
【0023】
【数6】
【0024】ここで、V(f)、A(f)およびW
(f)は、それぞれ、周波数領域での映像信号、チャネ
ルインパルス応答、等化器のインパルス応答である。映
像信号V(f)とチャネルインパルス応答A(f)は、
共に未知で時間を追って変化する。さて、ここで、もし
既知のゴースト消去基準(GCR)信号Rideal
(t)が、送信前に映像信号V(t)に挿入されていれ
ば、タップ係数は、受信GCR信号Rrec(t)と理
想的なGCR信号であるRideal(t)とを比較す
ることで発生できる。このような場合、上記の式(
)は、
【0025】
【数7】
【0026】のように簡略化することができる。
【0027】図3は、タップ係数を得るための従来の除
算法アルゴリズムの一つを示している。典型的には、F
IRフィルタ16は、「近接」ゴースト(例えば、主信
号から2μ秒離れているゴースト)を消去するために、
比較的小さい数のタップを用いる。
【0028】さて、この方法で近接ゴーストのタップ係
数を決定するために、まず、ステップ40において信号
Rrec’(t)を作り出すために、近接ゴーストを消
去するのに適した短い間隔の窓(ウィンドウ)で信号R
rec(t)を取り出す(ここで’は短い間隔のウィン
ドウを示す)。
【0029】次に、ステップ42において、信号Rre
c’(t)は、信号Rrec’(f)を作るためにフー
リエ変換される。その後、ステップ44において、近接
ゴースト用のタップ係数信号Wnear(f)が、式
【0030】
【数8】
【0031】によって決定される。
【0032】図4には、Wnear(f)を、ゼロから
サンプリング周波数の半分fs/2までプロットした
合を示した(ここでfsは、サンプリング周波数、例え
ば、14.32MHz)。信号は、fs/2について対
称となっているので、ここでは、fs/2未満の周波数
帯のみを検討する。
【0033】図示するように、Wnear(f)は、受
信映像信号V(t)*A(t)(例えば、4.2MH
z)の上側カットオフ周波数fvの上側に大きいノイズ
成分を有する。ある周波数において、このノイズ成分
は、値1(点線で示す)を越える。このような信号Wn
ear(f)は、通常、他の信号で除算することによ
り、周波数領域におけるfvの上側、すなわち4.2M
Hzより上で連続したゼロに補償される。
【0034】図5には、補償後の信号Wnear(f)
を示す。図示するように、補償された信号Wnear
(f)は、ローパスフィルタのインパルス応答に類似し
ている。
【0035】さて、図3に戻るが、ステップ46におい
て、この信号Wnear(f)は、逆フーリエ変換関数
を計算することで、時間領域に変換される。最後に、ス
テップ48において、信号Wnear’(t)作り出す
ために、信号Wnear(t)が(近接ゴーストのタッ
プ係数を作り出すのに適当な)短い間隔で窓をかけられ
る。
【0036】図6には、ウィンドウで取り出された近接
ゴーストタップ係数信号Wnear’(t)を示した。
図示するように、信号Wnear’(t)は、ゴースト
のある時間間隔の、ほぼ中央にメインのピークを持つ。
しかし、信号Wnear’(t)は、ゴーストが存在し
ない、別の最大値と最小値を有する時間領域に対して広
がる。
【0037】ここで、図3の従来の除算法は、IIRフ
ィルタ17のためのタップ係数も作り出す。IIRフィ
ルタ17は、典型的には非近接あるいは通常の
ゴースト(例えば、主信号から40μ秒離れたゴース
ト)を消去するために多くのタップ係数を用いる。
【0038】すなわち、ステップ50において、受信G
CR信号Rrec(t)は、信号Rrec’’(t)
(ここで、’’は、長間隔のウィンドウを示す)を作る
ために、通常のゴーストを消去するのに適合するように
窓をかけられる。次に、ステップ52において、信号R
rec’’(t)は、信号Rrec’’(f)を作るた
めにフーリエ変換される。
【0039】一方、ステップ54において、ウィンドウ
された近接タップ係数信号Wnear’(t)(ステッ
プ48で得られたもの)は、信号Wnear’(f)を
作るためにフーリエ変換される。そして、これら二つの
信号Rrec’’(f)とWnear’(f)は、ステ
ップ56において、信号(f)を形成するために使用
される。(f)は、式
【0040】
【数9】
【0041】によって決定される。その後、ステップ5
8において、通常のゴーストのタップ係数信号が式
【0042】
【数10】
【0043】により決定される。
【0044】そして、ステップ60において、信号Wn
orm(t)を作るために、Wnorm(f)の逆フー
リエ変換関数が計算される。最後に、ステップ62にお
いて、Wnorm’’(t)を作るために(通常のゴー
ストのタップ係数を作るのに適した)長間隔で窓をかけ
られ、Wnorm(t)が取りだされる。
【0045】
【発明が解決しようとする課題】このタップ係数を発生
するための従来の除算法には、不利な点がある。ゼロに
補償された場合に、周波数領域内のタップ係数信号Wn
ear(f)は、ローパスフィルタのインパルス応答に
類似する。しかし、時間領域に変換された場合には、タ
ップ係数信号Wnear’(t)は、ゴーストが存在し
ない、最小値と最大値を持つ時間領域に広がる。タップ
係数信号Wnear’(t)が時間領域に拡大するため
に、映像信号を適切にフィルタ処理するのにより多くの
数のタップ係数が必要になる。
【0046】本発明は、従来の回路の不利益を克服する
ゴースト消去回路を提供することを目的とする。
【0047】すなわち、より少ないタップ係数を用い
て、ゴーストを消去することを目的とする。
【0048】
【課題を解決するための手段】前記目的達成のために、
本発明は、複数経路を有するチャネルよりビデオ信号を
受信し、ゴースト消去参照信号Rrec(t)を、受信
したビデオ信号より抽出する抽出回路と、前記ゴースト
消去参照信号Rrec(t)と理想的なゴースト消去参
照信号Rideal(t)を受け取り、
【0049】
【数11】
【0050】に従い、近接するゴースト用のタップ係数
Wnear(f)を定め、Wnear(f)の、前記ビ
デオ信号の上側カットオフ周波数の上側の周波数帯域
に、ゼロでない定数を挿入することにより、Wnear
(f)を補正するデジタル信号処理装置と、時間領域の
前記近接するゴースト用のタップ係数と前記受信したビ
デオ信号を受け取り、受け取ったビデオ信号を、近接す
るゴースト用のタップ係数を用いてフィルタリングする
トランスバーサルフィルタとを有し、前記Rauto
(f)は、Rideal(t)の周波数領域における自
己相関関数であって、Rcross’(f)は、Rid
eal(t)とRrec(t)の、近接ゴーストの消去
用に窓をかけた、周波数領域の相互相関関数であること
を特徴とするビデオ受信器を提供する。
【0051】
【作用】本発明によれ、近接ゴースト消去用のタップ
係数Wnear(f)は、式
【0052】
【数12】
【0053】によって決定される。ここで、Rauto
(f)は、理想ゴースト消去参照(GCR)信号Rid
eal(t)の自己相関関数であり、Rcross
(f)は、理想GCR信号Rideal(t)と受信映
像信号から抽出された受信GCR信号Rrec(t)と
の相互相関関数である。
【0054】また、受信ビデオ信号の上位カットオフ周
波数fv上の近接ゴーストタップ係数信号Wnear
(f)の帯域(例えば、fvからfs−fv)は、カッ
トオフ周波数fv未満の信号Wnear(f)の平均値
のように、ゼロ値ではない定数でファイルされる。
【0055】一方、非近接のまたは通常ゴーストのタッ
プ係数Wnorm(f)は、以下の式によって決定され
る。
【0056】
【数13】
【0057】ここで、H(f)は、次式によって求めら
れる。
【0058】
【数14】
【0059】また、この信号Wnorm(f)の受信
デオ信号の上位カットオフ周波数より上の帯域も、ゼロ
値ではない定数で満たされる。
【0060】このようにして決定されたタップ係数は、
受信ビデオ信号のゴーストのあたりに中心が来るような
比較的短い時間間隔に集中する。したがい、少ない数の
タップ係数で、適切にゴーストを消去することができ
る。
【0061】
【実施例】以下、本発明に係るゴースト消去のための除
算法の実施例について説明する。
【0062】まず、近接するゴーストのタップ係数を発
生する場合について説明する。
【0063】前述したように、映像信号V(t)*A
(t)が受信されると、A/C9(図2(b))でサン
プリングされる。実際には、受信映像信号V(t)*A
(t)は、約4.2MHzの帯域幅を持ち、14.32
MHzでサンプリングされる。図7において、ステップ
102に示すように、その後、サンプリングされた映像
信号から受信GCR信号Rrec(t)を、(例えば、
図2(b)の抽出回路10内で)抽出する。この受信G
CR信号Rrec(t)は、たとえば、RAM11(図
2(b))に保存される。また、ステップ104に示す
ように、理想GCR信号Rideal(t)も、回路1
2(図2(b))で発生あるいは検索する。なお、回路
12(図2(b))は、理想GCR信号Rideal
(t)を保存するROMである。
【0064】理想GCR信号Rideal(t)と受信
GCR信号Rrec(t)は、近接および通常ゴースト
タップ係数の両方を発生するCPUまたはDSP(図2
(b))に入力される。近接ゴーストタップ係数を発生
するために、CPUまたはDSP13(図2(b))
は、実際には以下のようなステップを実行する。
【0065】すなわち、相互相関関数信号Rcross
(t)を、ステップ106に示すように、理想GCR信
号Rideal(t)を受信GCR信号Rrec(t)
と相互相関関数させることにより発生する。そして、ス
テップ108において、相互相関関数信号Rcross
(t)は、近接ゴースト消去タップ係数を発生するのに
適合するように窓をかけられる。典型的には、3−4μ
秒のサイズのウィンドウを使用する。窓をかけた後に
は、相互相関関数信号を、Rcross’(t)とす
る。
【0066】ステップ110において、窓をかけた相互
相関関数信号Rcross’(t)は、周波数領域に変
換される。周波数領域においては、相互相関関数信号
を、Rcross’(f)とする。Rcross’
(f)は、Rcross’(t)の高速フーリエ変換を
計算することで、容易に、素早く決定される。その後、
ステップ112において、タップ係数信号Wnear
(f)が、次式によって発生される。
【0067】
【数15】
【0068】ここで、Rauto(f)は、理想GCR
信号Rideal(t)の周波数領域の、自己相関関数
である。実際には、理想GCR信号の自己相関関数Ra
uto(f)は、予め決められている。そこで、例え
ば、ステップ112において、自己相関関数信号Rau
to(f)を、回路12(図2(b))から検索あるい
は発生するようにしてもよい。結果として発生したタッ
プ係数信号Wnear(f)を、図8に示す。図8に示
すように、信号Wnear(f)は、ゼロから受信ビデ
信号V(t)*A(t)の上側カットオフ周波数(こ
こでは約4.2MHzまでの間)までゼロではない値を
持つ。
【0069】再度、図7に戻るが、ステップ114にお
いて、タップ係数信号Wnear(f)の、およそfv
(4.2MHz)からfs/2(7.16MHz)の帯
域は、ゼロ値ではない定数で満たされる。この定数値
は、ゼロから約fvまでの帯域のタップ係数信号Wne
ar(f)の平均値であることが望ましい。このように
満たされたタップ係数信号Wnear(f)を、図9に
示す。
【0070】ステップ116において、満たされたタッ
プ係数信号Wnear(f)は、その逆高速フーリエ変
換を計算することで時間領域に変換される。タップ係数
信号Wnear(t)は、例えば、128値のベクトル
量である。したがって、ステップ118において、満た
されたタップ係数信号Wnear(t)を、近接ゴース
トを消去するのに充分な多数のタップ係数を作り出すた
めに窓をかけられる。
【0071】実際には、満たされたタップ係数信号Wn
ear(t)は、64のタップ係数のために窓をかけら
れる。この窓をかけられたタップ係数信号Wnear’
(t)を、図10にプロットする。従来の方法によって
決定されたタップ係数信号Wnear’(t)(図6)
とは対照的に、本実施例により決定された信号Wnea
r’(t)は、時間領域のずっと狭い間隔に集中してい
る。このように、本実施例によって決定されるタップ係
数信号Wnear’(t)は、比較的コンパクトなもの
であるので、ゴーストを的確に消去するために得る必要
のあるタップ係数は少数である。
【0072】さて、近接ゴーストタップ係数Wnea
r’(t)は、FIRフィルタ16(図2(c))に送
られる。FIRフィルタ16は近接ゴーストを消去する
ために、サンプリングされた受信映像信号V(t)*A
(t)をこれらの係数でフィルタ処理する。
【0073】さて、次に、通常のゴーストを消去するタ
ップ係数を発生する場合について説明する。
【0074】通常のゴーストタップ係数は、CPUまた
はDSP13(図2(b))内で、近接ゴーストタップ
係数と共に、同時に発生される。通常のゴーストタップ
係数を決定するために、CPUまたはDSP13(図2
(b))は、図11に示す各ステップを実行する。
【0075】すなわち、図11のステップ150におい
て、近接ゴーストタップ係数を発生するためのステップ
106(図7)で発生された相互相関関数信号Rcro
ss(t)を、通常のゴーストタップ係数を発生するの
に適するように窓をかける。たとえば、42μ秒のウィ
ンドウを用いる。この窓をかけた相互相関関数信号を、
Rcross’’(t)とする。次に、図11のステッ
プ152において、信号Rcross’’(t)を、
(Rcross’’(f)を作り出すために)周波数領
域に変換する。たとえば、窓をかけた相互相関関数信号
Rcross’’(t)の高速フーリエ変換を計算する
ことで、実現できる。
【0076】次に、ステップ154において、近接ゴー
ストタップ係数信号Wnear(t)を、周波数領域に
変換する。周波数領域内の近接ゴーストタップ係数信号
Wnear’(f)は、実際には、図7のステップ11
8で決定された信号Wnear’(t)の高速フーリエ
変換を施すことで得られる。
【0077】ステップ156において、信号H(f)
は、次式によって計算される。
【0078】
【数16】
【0079】その後、ステップ158において、通常の
ゴーストタップ係数信号Wnorm(f)が、次式によ
って計算される。
【0080】
【数17】
【0081】次に、信号Wnear(f)の場合のよう
に、大体、受信ビデオ信号V(t)*A(t)(4.2
MHzfvからサンプリング周波数の半分(7.1
6MHz)fs/2までの通常のゴーストタップ係数信
号Wnorm(f)の帯域を、ゼロ値でない定数で満た
す(Wnorm(f)は、fs/2に関して線対称であ
る。)実際には、この値は、ゼロから大体信号Wno
rm(f)のfv(4.2MHz)の帯域の平均値とす
る。この満たされた通常のゴーストタップ係数信号Wn
orm(f)は、ステップ160で発生される。
【0082】ステップ162において、満たされた通常
のゴーストタップ係数信号Wnorm(f)は、その逆
高速フーリエ変換Wnorm(t)を計算することで、
時間領域に変換される。満たされた通常のゴーストタッ
プ係数Wnorm(t)は、例えば、値124のベクト
ル量である。したがって、ステップ164において、満
たされた通常のゴーストタップ係数信号Wnorm
(t)は、通常のゴーストを消去するのに充分な多数の
タップ係数を作り出すのに適するように窓をかける。実
際には、ゴーストタップ係数信号Wnorm’’(t)
は、満たされた通常のゴーストタップ係数信号Wnor
m(t)を600タップ係数分、窓をかけることで発生
される。
【0083】なお、実際には、IIRフィルタ17(図
2(c))内で、600の通常のゴーストタップ係数す
べてが使用されるわけではない。CPUまたはDSP1
3(図2(c))は、それぞれの列がIIRフィルタ1
7(図2(c))内で通常のゴーストを一つ消去するの
に用いられる、いくつかのタップ係数の列を選択する。
例えば、各列が8個のタップ係数からなる10列のタッ
プ係数、合計で80のタップ係数が供給される。
【0084】タップ係数列は、実際には、以下のような
方法でCPUまたはDSP13(図2(b))で選択さ
れる。
【0085】まず、CPUまたはDSP13(図2
(b))は、順繰りにn個のタップ係数の移動和を求め
る。ここで、nは、選択された各列の係数の数であり、
例えば、8とする。選択されるかも知れないタップ係数
の候補列である、n(例えば8)個の連続するタップ係
数が、順次合計される。第一の和は、1番目から8番目
までのタップ係数を合計することで、また、第二の和
は、2番目から9番目までのタップ係数を合計すること
で、といったように求められる。この和を求めるようす
を図12に示す。最終的には、593の和が求められる
ことになる。
【0086】図13に、それぞれの列に対応する和のグ
ラフを示す。CPUまたはDSP13(図2(b))
は、あらかじめ決められた数、例えば10個の、次の2
つの基準を満たすような、列を選択する。すなわち、第
の基準は、選択された列のタップの和が、特定のしき
い値(図13に点線で示す)を越えなければならないこ
とであり、第二の基準は、選択された二列は、重なって
はならないことである。
【0087】図13に示すように、あるひとつの移動和
(もしくは移動平均)は、各和の一つの順序数あるいは
順番に対応する。つまり、第一の和は、1から8のタッ
プを加算することで形成され、第二の和は2から9のタ
ップを加算することで形成されるなどである。ある和の
順序数が、別の和の順序数を少なくともn(各列の要素
の数である)越える場合には二つの和に対応する列は、
お互いに重なり合うことはない。したがって、第二の基
準は、タップの候補列に対応するそれぞれの和の順序数
を比較することで、満たされる。
【0088】選択されたタップ係数列は、IIRフィル
タ17(図2(c))に送られる。そこで、それぞれの
列は、非近接のゴーストを消去するために受信ビデオ
号V(t)*A(t)をフィルタ処理するために用いら
れる。
【0089】以上を、まとめると、本実施例では、以下
の式によってタップ係数を発生する。
【0090】
【数18】
【0091】タップ係数信号は、その後、受信ビデオ
号の上側カットオフ周波数の上の帯域で、ゼロ値ではな
い定数によって満たされる。この方法で発生されるタッ
プ係数信号は、時間領域において集中する。したがい、
ゴーストを消去するために、より少ない数のタップ係数
が生成される。
【0092】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、より少な
い数のタップ係数を生成し、これを用いて適切にゴース
トを消去することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】映像信号の伝搬経路とゴーストとの関係を示し
た図である。
【図2】従来のチャネル等化器の構成を示すブロック図
である。
【図3】従来の除算法アルゴリズムを示した図である。
【図4】従来の除算法に係る周波数領域の近接ゴースト
用のタップ係数信号Wnear(f)の波形を示す図で
ある。
【図5】従来の除算法に係る補償後の周波数領域の信号
Wnear(f)の波形を示す図である。
【図6】従来の除算法に係る窓をかけられた時間領域の
タップ係数信号Wnear’(t)の波形を示す図であ
る。
【図7】本発明の実施例において行なう近接ゴースト用
のタップ係数を求めるための処理手順を示すフローチャ
ートである。
【図8】本発明の実施例に係る周波数領域の近接ゴース
ト用のタップ係数信号Wnear(f)の波形を示す図
である。
【図9】本発明の実施例に係る補償後の周波数領域の信
号Wnear(f)の波形を示す図である。
【図10】本発明の実施例に係る窓をかけられた時間領
域のタップ係数信号Wnear’(t)の波形を示す図
である。
【図11】本発明の実施例において行なう通常ゴースト
用のタップ係数を求めるための処理手順を示すフローチ
ャートである。
【図12】本発明の実施例においてタップ係数の移動和
を求めるようすを示した図である。
【図13】本発明の実施例において求めたタップ係数の
移動和を示す図である。
【符号の説明】
7 チャネル等化器 13 CPUまたはDSP 14 トランスバーザルフィルタ 16 有限インパルス応答フィルタ(FIR) 17 無限インパルス応答フィルタ(IIR)
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04N 5/21 H03H 17/00 H03H 21/00

Claims (18)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数経路を有するチャネルよりビデオ信号
    を受信し、ゴースト消去参照信号Rrec(t)を、受
    信したビデオ信号より抽出する抽出回路と、 前記ゴースト消去参照信号Rrec(t)と理想的なゴ
    ースト消去参照信号Rideal(t)を受け取り、 【数1】 に従い、近接するゴースト用のタップ係数Wnear
    (f)を定め、Wnear(f)の、前記ビデオ信号の
    上側カットオフ周波数の上側の周波数帯域に、ゼロでな
    い定数を挿入することにより、Wnear(f)を補正
    するデジタル信号処理装置と、 時間領域の前記近接するゴースト用のタップ係数と前記
    受信したビデオ信号を受け取り、受け取ったビデオ信号
    を、近接するゴースト用のタップ係数を用いてフィルタ
    リングするトランスバーサルフィルタとを有し、 前記Rauto(f)は、Rideal(t)の周波数
    領域における自己相関関数であって、Rcross’
    (f)は、Rideal(t)とRrec(t)の、近
    接ゴーストの消去用に窓をかけた、周波数領域の相互相
    関関数であることを特徴とするビデオ受信器。
  2. 【請求項2】請求項1記載のビデオ受信器であって、 前記デジタル信号処理装置は、通常ゴースト用のタップ
    係数Wnorm()を、 【数2】 に従い決定し、 Wnorm(f)の、前記ビデオ信号の上側カットオフ
    周波数の上側の周波数帯域に、ゼロでない定数を挿入す
    ることにより、Wnorm(f)を補正し、 かつ、前記H()は、 【数3】 を満たし、Rcross’’(f)は、Rrec(t)
    とRideal(t)の、通常ゴーストの消去用に窓を
    かけた、周波数領域の相互相関関数であって、前記Wn
    ear’(f)は、近接ゴーストの消去用に窓をかけ
    た、周波数領域の、近接するゴースト用のタップ係数で
    あることを特徴とするビデオ受信器。
  3. 【請求項3】請求項2記載のビデオ受信器であって、 前記デジタル信号処理装置は、前記信号Wnorm
    (f)を時間領域に変換してWnorm(t)を生成
    し、Wnorm(t)に、通常ゴースト用のタップ係数
    を得るための窓をかけて、Wnorm’’(t)を生成
    することを特徴とするビデオ受信器。
  4. 【請求項4】請求項3記載のビデオ受信器であって、 前記デジタル信号処理装置は、Wnorm’’(t)中
    の各所定長のタップ係数列に含まれる各タップ係数を相
    にそれぞれ加算して、複数の和を生成し、所定数の対
    応する和が所定のしきい値より大きく、かつ相互に重複
    しないタップ係数列を、所定数選択することにより、
    信号Wnorm’’(t)から通常ゴースト用のタップ
    係数列を選択することを特徴とするビデオ受信器。
  5. 【請求項5】請求項3記載のビデオ受信器であって、 前記デジタル信号処理装置は、約六百のタップ係数につ
    いて前記Wnorm(t)に窓をかけてWnorm’’
    (t)を生成することを特徴とするビデオ受信器。
  6. 【請求項6】請求項2記載のビデオ受信器であって、 前記デジタル信号処理装置は、約42μ秒のウィンドウ
    を用いて、Rcross(t)に窓をかけて、Rcro
    ss’’(t)を生成することを特徴とするビデオ受信
    器。
  7. 【請求項7】請求項1記載のビデオ受信器であって、 前記ゼロでない定数とは、前記Wnear(f)のゼロ
    から前記受信したビデオ信号の上側カットオフ周波数ま
    での周波数帯域における平均値であることを特徴とする
    ビデオ受信器。
  8. 【請求項8】請求項1記載のビデオ受信器であって、 さらに、前記複数経路を有するチャネルから受信したビ
    デオ信号をサンプリングする、前記抽出回路の入力に接
    続したアナログーデジタル変換器を有することを特徴と
    するビデオ受信器。
  9. 【請求項9】請求項8記載のビデオ受信器であって、 ゼロでない定数を挿入するWnear(f)の前記帯域
    は、前記ビデオ信号の上側カットオフ周波数から前記ビ
    デオ信号がサンプルされる前記ビデオ信号の上側カット
    オフ周波数より小さい周波数までの帯域を、ほぼ含んで
    いることを特徴とするビデオ受信器。
  10. 【請求項10】請求項1記載のビデオ受信器であって、 フィルタリングされたビデオ信号をアナログ形式に変換
    する、前記トランスバーサルフィルタの出力に接続され
    たデジタル/アナログコンバータをさらに備えているこ
    とを特徴とするビデオ受信器。
  11. 【請求項11】請求項1記載のビデオ受信器であって、 前記Rideal(t)信号を生成する、前記デジタル
    処理装置の入力に接続された回路を有することを特徴と
    するビデオ受信器。
  12. 【請求項12】請求項1記載のビデオ受信器であって、 前記デジタル信号処理装置は、約4μ秒のウィンドウを
    用いて、Rcross(t)に窓をかけて、Rcros
    s’(t)を生成することを特徴とするビデオ受信器。
  13. 【請求項13】請求項1記載のビデオ受信器であって、 前記デジタル信号処理装置は、 Wnear(f)を時間領域に変換してWnear
    (t)を生成し、Wnear(t)に、近接するゴース
    ト用のタップ係数を得るための窓をかけることを特徴と
    するビデオ受信器。
  14. 【請求項14】請求項13記載のビデオ受信器であっ
    て、 約64のタップ係数について前記Wnear(t)に、
    窓をかけてW’near’(t)を生成することを特徴
    とするビデオ受信器。
  15. 【請求項15】請求項1記載のビデオ受信器であって、前記 トランスバーサルフィルタは、近接ゴーストを消去
    するFIRフィルタと、通常ゴーストを消去するIIR
    フィルタとを有することを特徴とするビデオ受信器。
  16. 【請求項16】ビデオ信号に理想的なゴースト消去参照
    信号Rrec(t)を挿入し、複数経路を有するチャネ
    ルを介してビデオ信号を送信する送信手段と、 複数経路を有するチャネルよりビデオ信号を受信し、ゴ
    ースト消去参照信号Rrec(t)を、受信したビデオ
    信号より抽出する抽出手段と、 前記ゴースト消去参照信号Rrec(t)と理想的なゴ
    ースト消去参照信号Rideal(t)を受け取り、 【数4】 に従い、近接するゴースト用のタップ係数Wnear
    (f)を定め、Wnear(f)の、前記ビデオ信号の
    上側カットオフ周波数の上側の周波数帯域に、ゼロでな
    い定数を挿入することにより、Wnear(f)を補正
    する処理手段と、 時間領域の前記近接するゴースト用のタップ係数と前記
    受信したビデオ信号を受け取り、受け取ったビデオ信号
    を、近接するゴースト用のタップ係数を用いてフィルタ
    リングするトランスバーサルフィルタ手段とを有し、 前記Rauto(f)は、Rideal(t)の周波数
    領域における自己相関関数であって、Rcross’
    (f)は、Rideal(t)とRrec(t)の、近
    接ゴーストの消去用に窓をかけた、周波数領域の相互相
    関関数であることを特徴とする通信システム。
  17. 【請求項17】請求項16記載の通信システムであっ
    て、 前記送信手段は、理想的なゴースト消去参照信号Rre
    c(t)をビデオ信号の垂直帰線期間に挿入することを
    特徴とする通信システム。
  18. 【請求項18】受信器において、複数経路を有するチャ
    ネルより受信したビデオ信号よりゴーストを消去する方
    法であって、 抽出回路において、ゴースト消去参照信号Rrec
    (t)を、受信したビデオ信号より抽出し、 信号処理装置において、前記ゴースト消去参照信号Rr
    ec(t)と理想的なゴースト消去参照信号Ridea
    l(t)を受け取り 【数5】 に従い、近接するゴースト用のタップ係数を電子的に生
    成し、Wnear(f)の、前記ビデオ信号の上側カッ
    トオフ周波数の上側の周波数帯域に、ゼロでない定数を
    挿入することにより、Wnear(f)を電子的に補正
    し、 トランスバーサルフィルタにおいて、時間領域の前記近
    接するゴースト用のタップ係数と前記受信したビデオ信
    号を受け取り、受け取ったビデオ信号を、近接するゴー
    スト用のタップ係数を用いてフィルタリングし、かつ、 前記Rauto(f)は、Rideal(t)の周波数
    領域における自己相関関数であって、Rcross’
    (f)は、Rideal(t)とRrec(t)の、近
    接ゴーストの消去用に窓をかけた、周波数領域の相互相
    関関数であることを特徴とするゴースト消去方法。
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