JP2804756B2 - マグネトロンおよびその製造方法 - Google Patents

マグネトロンおよびその製造方法

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JP2804756B2
JP2804756B2 JP62063791A JP6379187A JP2804756B2 JP 2804756 B2 JP2804756 B2 JP 2804756B2 JP 62063791 A JP62063791 A JP 62063791A JP 6379187 A JP6379187 A JP 6379187A JP 2804756 B2 JP2804756 B2 JP 2804756B2
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exhaust pipe
magnetron
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守 黒葛原
清二 北風
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、空胴共振器に接続された出力導出用アンテ
ナ端部を封止する排気管と空胴共振器内を気密封止する
カツプ体とが接合されて構成される出力部を備えたマグ
ネトロンおよびその製造方法に関するものである。 〔従来の技術〕 従来のマグネトロン出力部は、例えば特開昭61−2061
35号公報に記載されているように出力導出用アンテナ端
部を封止する排気管と、空胴共振器内を気密封止するカ
ツプ体との接合部は銀ろうにより固着されていた。 また、特開昭58−80485号公報には、エンドハットの
凹部内にリング状の焼結蝋材が納められた構成が記載さ
れているが、本発明の構成とは異なる。 〔発明が解決しようとする問題点〕 従来のマグネトロン出力部は、排気管とカツプ体との
ろう付け部に配置される銀ろうの加熱による変形に関し
ては全く配慮されておらず、銀ろうの不要部への流れ出
し、ひいてはろう付け不良を招くなどの問題があつた。 本発明は前述した従来の問題に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、銀ろうの変形を未然に防止し、接合
面へのろう材の流れを確実にしてろう付け不良を防止
し、ろう材の節約を可能としたマグネトロンを提供する
ことにある。 〔問題点を解決するための手段〕 本発明によるマグネトロンの出力部は、底面部の中央
部に排気管を挿通させ、その開口端がマグネトロン本体
との絶縁用となるセラミック円筒体にろう付けされるカ
ップ体の底面部に、排気管に接触したリング状に、底面
部により開口端側に凹んだ段差部を設け、該段差部とこ
の段差部を突き抜ける前記排気管の外周壁との間に形成
される凹所にリング状銀ろう材を収納し、前記排気管と
前記カップ体とがろう付け接合されてなるものである。 〔作用〕 本発明においては、段差部内に、線状銀ろう材をコイ
ル状に成形し、切断して形成されるリング状銀ろう材が
収納されることにより、銀ろうの加熱による拡がりが抑
制される。 〔実施例〕 以下、本発明の一実施例を第1図により説明する。同
図において、空胴共振器(図示せず)に一端が接続され
てマイクロ波を導出するアンテナ1の他端部側は排気管
2に封止切り切断されている。また、この排気管2の外
周部には、カツプ体3がその端部にマイクロ波の出力窓
となるセラミツク円筒体4とろう付接合されるとともに
カツプ体3の内周端にはリング状に段差部3aが設けられ
て嵌合配置されている。 このような構成において、排気管2とカツプ体3との
嵌合部に形成されたリング状の段差部3a内に、第2図に
示すように線状の銀ろう材を巻回して切断した銀ろう5
を挿入して加熱すると、同図に点線で示すように切断部
5aが拡がる現象が生じる。したがつてカツプ体3の段差
部3aが存在しない従来構造であると、溶融する銀ろう5
は排気管2とカツプ体3との接合面へまわる銀ろう量が
減り、不要部へ流れ出し、接合部のろう付不良を招いて
いる。これに対して本実施例ではカツプ体3の段差部3a
が前述した銀ろうの拡がりを未然に防止するので、接合
部へ銀ろう5を十分に供給することができる。また、銀
ろう5を板材から打ち抜いて成形するものを用いれば、
銀ろう自体の拡がりはさらに防止できるが、銀ろう材料
そのものも無駄な部分が発生し、コストメリツトを失な
うので、本実施例の構造が極めて有効となる。 また、本発明の他の実施例として第3図に示すように
テーパ状の段差部3a′としても前述と全く同様の効果が
得られ、しかもカツプ体3′のプレス性が良いなどの利
点がある。 〔発明の効果〕 以上説明したように本発明によれば、カツプ体の排気
管を挿通して接合する部分に段差部を設け、該段差部に
線状銀ろう材をコイル状に成形し、切断して形成される
リング状銀ろうを収納し、ろう付け接合したことによ
り、銀ろうを安価なワイヤ材から成形したものを用いる
ことができ、しかも接合部に効率良くろう材を供給でき
るので、ろう材の所要量自体を節減できるなど工業的に
多大な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明によるマグネトロンの出力部の一実施例
を示す断面図、第2図は本発明によるマグネトロンに係
わる銀ろう材の斜視図、第3図は本発明によるマグネト
ロンの出力部の他の実施例を示す断面図である。 1……アンテナ、2……排気管、3,3′……カツプ体、3
a,3a′……段差部、4……セラミツク円筒体、5……銀
ろう、5a……銀ろう切断部。

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.一端が空胴共振器に接続された出力導出用アンテナ
    と、 前記アンテナの他端を封止切り箇所で挾持する排気管
    と、 底面部の中央部に前記排気管を挿通させ、その開口端が
    マグネトロン本体との絶縁用となるセラミック円筒体に
    ろう付けされるカップ体とからなる出力部を備えたマグ
    ネトロンにおいて、 前記カップ体の底面部に、前記排気管に接触したリング
    状に、該底面部より前記開口端側に凹んだ段差部を設
    け、該段差部とこの段差部を突き抜ける前記排気管の外
    周壁との間に形成される凹所に、リング状銀ろう材を収
    納し、前記排気管と前記カップ体とをろう付け接合した
    ことを特徴とするマグネトロン。 2.一端が空胴共振器に接続された出力導出用アンテナ
    と、 前記アンテナの他端を封止切り箇所で挾持する排気管
    と、 底面部の中央部に前記排気管を挿通させ、その開口端が
    マグネトロン本体との絶縁用となるセラミック円筒体に
    ろう付けされるカップ体とからなる出力部を備えたマグ
    ネトロンの製造方法において、 前記カップ体の底面部に、前記排気管に接触したリング
    状に、該底面部より前記開口端側に凹んだ段差部を設
    け、該段差部とこの段差部を突き抜ける前記排気管の外
    周壁との間に形成される凹所に、線状銀ろう材をコイル
    状に成形した後、切断して形成されるリング状銀ろう材
    を収納し、前記排気管と前記カップ体とをろう付け接合
    することを特徴とするマグネトロンの製造方法。 3.前記ろう材の切断面が、円形又は矩形であることを
    特徴とする特許請求の範囲第2項記載のマグネトロンの
    製造方法。
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