JP2803608B2 - 情報入力装置 - Google Patents

情報入力装置

Info

Publication number
JP2803608B2
JP2803608B2 JP27733495A JP27733495A JP2803608B2 JP 2803608 B2 JP2803608 B2 JP 2803608B2 JP 27733495 A JP27733495 A JP 27733495A JP 27733495 A JP27733495 A JP 27733495A JP 2803608 B2 JP2803608 B2 JP 2803608B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pen
tablet
image sensor
casing
input device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP27733495A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08211991A (ja
Inventor
浩史 芳賀
一郎 藤枝
藤男 奥村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP27733495A priority Critical patent/JP2803608B2/ja
Publication of JPH08211991A publication Critical patent/JPH08211991A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2803608B2 publication Critical patent/JP2803608B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F3/00Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
    • G06F3/01Input arrangements or combined input and output arrangements for interaction between user and computer
    • G06F3/03Arrangements for converting the position or the displacement of a member into a coded form
    • G06F3/033Pointing devices displaced or positioned by the user, e.g. mice, trackballs, pens or joysticks; Accessories therefor
    • G06F3/0354Pointing devices displaced or positioned by the user, e.g. mice, trackballs, pens or joysticks; Accessories therefor with detection of 2D relative movements between the device, or an operating part thereof, and a plane or surface, e.g. 2D mice, trackballs, pens or pucks
    • G06F3/03545Pens or stylus

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Human Computer Interaction (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)
  • User Interface Of Digital Computer (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はコンピュータ等の情
報処理装置に対して情報を入力するための情報入力装置
に係わり、詳細には座標の入力や画像の入力を行うため
の情報入力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータやワードプロセッサ等の情
報処理装置に対して情報を入力するための情報入力装置
が各種開発されている。情報入力装置は入力する情報の
種類に応じて幾つかの装置に分けることができる。その
うちの1つが座標入力を行うための座標入力装置(ポイ
ンティング・デバイス)である。他の1つが画像入力を
行うための画像入力装置である。
【0003】図16は、座標入力装置の一例としてのペ
ン入力装置を示したものである。このペン入力装置は、
静電結合方式で座標の検出を行うためのタブレット11
を備えている。タブレット11には、互いに直交する電
極12X ,12Y がそれぞれ所定の間隔を置いて複数本
配設されている。図で縦方向に配置されたそれぞれの電
極12X は、X方向駆動回路13X に接続され、図で横
方向に配置されたそれぞれの電極12Y は、Y方向駆動
回路13Y に接続されている。X方向駆動回路13X
各電極12X に択一的に走査パルスを印加する。同時に
Y方向駆動回路13Y は各電極12Y に択一的に走査パ
ルスを印加する。これらの走査パルスを印加するタイミ
ングは、タイミング制御回路14によって行われるよう
になっている。
【0004】一方、タブレット11には入力する座標に
応じて電子ペン15の先端が配置されるようになってい
る。電子ペン15はその先端に図示しない電極を配置し
ており、静電容量に応じてこの電極に電荷を誘導させる
ようになっている。誘導された電荷は増幅器16で検出
され、X方向差動増幅器17X およびY方向差動増幅器
17Y に供給される。X方向差動増幅器17X とY方向
差動増幅器17Y はそれぞれ逆方向の入力端子を接地し
ている。これによりX方向差動増幅器17X はX方向の
電荷の変化を検出し、Y方向差動増幅器17Y はY方向
の電荷の変化を検出するようになっている。それぞれの
検出出力は対応するX方向座標決定回路18X あるいは
Y方向座標決定回路18Y に入力されるようになってい
る。これらの座標決定回路18X 、18Y にはタイミン
グ制御回路14から走査パルスの印加タイミングを示す
タイミング信号が供給されるようになっており、これら
のタイミング信号の供給されるタイミングでそれぞれ検
出された電荷の極大となる時点と走査パルスの印加され
る電極12X 、12Y との関係で、タブレット11上に
おける電子ペン15の位置が検出されることになる。検
出結果は、X座標出力端子19X とY座標出力端子19
Y から出力される。
【0005】すなわち、このペン入力装置では、互いに
直交する電極12X 、12Y に走査パルスを順次印加す
る。タブレット11上の電子ペン15の先端の配置され
ている位置と、走査パルスの印加された電極12X 、1
Y との距離が短い程、この電子ペン15によって検出
される電荷の量の絶対値は大きくなる。したがって、タ
イミング制御回路14が1周期分の走査を開始した時刻
と、X方向差動増幅器17X とY方向差動増幅器17Y
の2つの検出出力が周期内で最大となる時間差を例えば
カウントするカウンタをX方向座標決定回路18X およ
びY方向座標決定回路18Y に配置しておけば、電子ペ
ン15による座標入力が可能になる。
【0006】このようなタブレットを用いたペン入力装
置は、例えば特開平4−45481号公報等の多くの公
報に開示されており、検出原理は必ずしもこれと同一で
はない。例えば特開平4−45481号公報に記載され
た技術では、X方向およびY方向の走査線にシフトパル
スを印加してループ電流を発生させ、パルスの印加タイ
ミングと入力ペンの露出タイミングで入力ペンの接触交
点の座標の検出を行っている。また、特開昭63−18
4823号公報に記載された技術では、縦方向と横方向
にそれぞれ光ファイバを並設し、一対のイメージセンサ
からなる受光素子を用いて描画ペンの位置を検出するよ
うになっている。
【0007】更に特開平4−369016号公報に記載
された技術では、ペン先が発光する入力用ペンを保護用
ガラスに押し付けるようにし、このガラス面での座標が
レンズを介して2次元CCDセンサによって検出される
ようにしている。また、特開平4−195624号公報
に記載された技術では、X方向およびY方向に配列され
た透明電極に数百Hzの周波数を順次印加して、電子ペ
ンの先端の容量検出回路で静電容量の変化を検出すると
共に、この検出結果をタブレットと共用の液晶ディスプ
レイに表示するようになっている。更に特開昭63−2
57020号公報に記載された技術では、原稿上に透明
な振動伝達板からなるタブレットを載置して、振動ペン
で振動をこの振動伝達板に与え、振動伝達板の複数の箇
所に配置されたセンサで振動を検知することによって入
力座標を検出するようにしている。
【0008】図17は、画像入力装置の一例としてのハ
ンディスキャナを底から見た図である。このハンディス
キャナは画像の読取面と転接するローラ21〜23を備
えている。これらのローラ21〜23は、ハンディスキ
ャナを手で持つためのケーシング部24の下端からわず
かに突出している。幅の短い2つのローラ21、22と
これらの共通した中心軸と平行に配置された幅の長い1
つのローラ23の間には、画像の読取幅のリニアイメー
ジセンサ25が読取面と近接して配置されている。ロー
ラ23には、リニアイメージセンサ25の副走査方向の
移動状態を検知するためのエンコーダ26が配置されて
いる。図18は、このハンディスキャナのケーシング部
を外して側面から見た図である。
【0009】このハンディスキャナは、各ローラ21〜
23が原稿の読取面と接触するように配置し、ケーシン
グ部24を手で持ってリニアイメージセンサ25の長手
方向と直交する副走査方向にこの読取面を走査(移動)
する。リニアイメージセンサ25はその長手方向に多数
の読取素子を配置しており、ローラ21〜23が副走査
方向の1ピッチに相当する量だけ周方向に移動するたび
にエンコーダ22がこれを検出し、1ラインずつ主走査
が行われる。これら各ラインごとの読取面の明暗を表し
た画像信号を2次元画像の情報として合成することで、
2次元画像入力を行うことができる。
【0010】また、従来の手動走査式画像入力装置の保
護手段については、不使用時に底面に傷がつくのを防止
することを目的としている。例えば、特開昭61−24
4167号公報には、装置の開口を有する底面全体を不
使用時に覆う保護カバーを設けるといった構成が記載さ
れている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したようにペ
ン入力装置や画像入力装置はそれぞれ独立した入力装置
として開発されている。ところが情報処理装置側ではそ
の機能が高度になると共に各種の形態の入力が行われる
ようになってきている。また、操作する画面の分割表示
等によって、これらの入力を短時間で切り替える必要性
も高まっている。ところが、座標の入力と画像の入力は
別々の装置で行う必要があるため、これら双方の使用が
要求される場合には机上に2つの装置を一緒に配置する
必要があり、配置スペースが問題となった。また、これ
らの装置を交互に持ち替えるか置き換える必要があり、
操作上でも無駄な作業を必要とした。
【0012】更に、図17および図18で示したような
従来のハンディスキャナは、副走査方向の移動量を検出
するためのエンコーダや、ハンディスキャナ自体を所定
の方向に安定して移動させるためのループをリニアイメ
ージセンサの周辺に複数個配置した構造となっている。
このため、ハンディスキャナの幅(副走査方向の長さ)
を短くすることができず、入力中の行あるいはラインを
含んだかなりの幅の読取領域がこのハンディスキャナ自
身によって隠れてしまう。したがって、操作者は読取箇
所を正確に把握することができず、使い勝手が良くない
という問題がある。
【0013】更にハンディスキャナのエンコーダから得
られるデータは、読取面に対する絶対座標ではなく、回
転量あるいは移動量といった相対座標に過ぎない。この
ため、ハンディスキャナが読み取りの途中で一度でも読
取面から離れると、次に読み取る箇所との画像の継ぎ目
を合わせる作業が必要となってしまう。この意味から
も、ハンディスキャナの幅が広いことは画像の継ぎ目を
合わせる作業を極めて困難なものとしてしまう。
【0014】従来の手動副走査型読取装置では、その使
用目的が画像入力に限られている。そのためペンとして
用いる時、そのサイズ、形状は適さず、ペンとして用い
ようとしても握れない。また携帯装置には適用が難し
い。
【0015】そこで本発明の目的は、ペン入力装置と画
像入力装置を1つの入力装置として構成した情報入力装
置を提供することにある。
【0016】本発明の他の目的は、原稿の読取面に対し
て絶対座標で画像の入力を行うことのできる情報入力装
置を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、(イ)タブレットと、(ロ)このタブレットからそ
の面上の各位置を特定させるための物理的変化を発生さ
せるためのタブレット駆動手段と、(ハ)このタブレッ
ト上に載置された原稿の読み取りを行うイメージセンサ
と、(ニ)このイメージセンサの両端部近傍に配置され
原稿が読み取られるのと平行してタブレットが発生する
物理的変化を解析してこのタブレットに対するイメージ
センサの位置を検出する位置検出手段とを情報入力装置
に具備させる。
【0018】すなわち請求項1記載の発明では、タブレ
ット上に載置された原稿の読み取りをイメージセンサで
行うと共に、イメージセンサのその時々の位置を位置検
出手段で特定することで、原稿の読取面に対して絶対座
標で画像の入力を行うことができるようにしている。
【0019】請求項2記載の発明では、(イ)タブレッ
トと、(ロ)このタブレットからその面上の各位置を特
定させるための物理的変化を発生させるためのタブレッ
ト駆動手段と、(ハ)このタブレット上に載置された原
稿の読み取りを行うイメージセンサと、(ニ)このイメ
ージセンサの両端部近傍に配置され原稿が読み取られる
のと平行してタブレットが発生する物理的変化を解析し
てこのタブレットに対するイメージセンサの位置を検出
する画像読取用位置検出手段と、(ホ)この画像読取用
位置検出手段とは同一筐体内に別に配置されたペン先状
のものであってタブレット上に配置されるとき物理的変
化を解析してその位置を検出する座標入力用位置検出手
段とを情報入力装置に具備させる。
【0020】すなわち請求項2記載の発明では、タブレ
ット上に載置された原稿の読み取りをイメージセンサで
行うと共に、イメージセンサのその時々の位置を画像読
取用位置検出手段で検出する。また、ペン先状の座標入
力用位置検出手段をこれとは別に用意し、タブレット上
で指示した座標を入力できるようにした。
【0021】請求項3記載の発明では、(イ)ペンの形
状をした装置ケーシング部と、(ロ)この装置ケーシン
グ部のペン先部分に配置された座標入力用位置検出手段
と、(ハ)装置ケーシング部内部に軸方向に配置された
リニアイメージセンサと、(ニ)この装置ケーシング部
の内部であってリニアイメージセンサの両端近傍にそれ
ぞれ配置された画像読取用位置検出手段とを請求項2記
載の情報入力装置に具備させ、ペンの形をした装置が座
標の入力と画像の入力の双方を行うことができるように
し、使い勝手を良くした。
【0022】請求項4記載の発明では、イメージセンサ
は透明絶縁基板上に受光素子を所定の間隔で複数一列に
配置してなり、受光素子の配置されていない側からそれ
ぞれ波長の異なる光を時間を異にして照射させ、受光素
子同士の隙間からその光を原稿に光ファイバ等の手段で
導くと共に、原稿からの反射光をこれら受光素子に導い
て画像の読み取りを行わせることを特徴としている。こ
れにより、光学系が単純化し、装置のサイズをコンパク
トにすることができる。
【0023】請求項5記載の発明では、(イ)装置ケー
シング部に配置され、座標入力のために手で握ったとき
にこれが接触できる位置にあり、画像入力用に手でもっ
たときこれが接触しないような位置に配置されたスイッ
チと、(ロ)スイッチが作動したときとしないときとで
座標入力用位置検出手段と画像読取用位置検出手段のい
ずれか一方を選択して兼用の信号処理手段に接続する切
替手段とを請求項2記載の情報入力装置に具備させてい
る。これにより、信号処理手段の共用が可能になると共
に、使用していない位置検出手段が出力する信号がカッ
トされるので、座標の検出を信頼性よく行うことができ
るという利点が生じる。
【0024】請求項6から9の発明では、一つの装置が
ペンとしても、スキャナとしても使用できるように、そ
の保護手段として、ペンのようなカーブを持つ保護カバ
ーを取り付ける。そのカバーは、スライド式に取り外
せ、カバーにはペン入力用のペンとしての機能を含んで
もよい。または蝶番状の物を用いた開閉式とし、ふた側
にローラを備える。または回転式で開閉し、本体と一体
型である。または、筒上のケースで、読み取り面のある
部分の筐体全体を覆うことを特徴とする。
【0025】
【発明の実施の形態】以下実施の形態につき本発明を詳
細に説明する。
【0026】第1の実施の形態 図1は本発明の第1の実施例における情報入力装置の全
体的な構成を表したものであり、座標の入力が行われる
様子を表したものである。本実施例の情報入力装置は、
ペン入力タブレット31と、これにケーブル32によっ
て接続されたペン型入力装置33によって構成されてい
る。この図に示したようにペン型入力装置33を通常の
ペンのように操作者が手34で握って操作すると、ペン
先がペン入力タブレット31に触れた位置の座標が入力
されることになる。
【0027】図2は、本実施例の情報入力装置で画像の
入力が行われる様子を表したものである。ペン入力タブ
レット31の上には原稿36が載置されており、好まし
くはその位置が動かないように接着剤を塗布したテープ
等によって固定されている。ペン型入力装置33は横に
寝せられており、その向きは主走査方向に設定されてい
る。操作者が手34でこれを主走査方向と直交する副走
査方向38に移動させると内蔵のこの図に示していない
リニアイメージセンサが原稿36の画像を1ラインずつ
読み取っていくようになっている。ペン型入力装置33
の画像読取部の長さは、原稿36の読取領域の幅よりも
短くてよく、この場合、操作者は床を雑巾で拭く場合の
ように読み取る領域を多少重複させながら画像の読み取
りを副走査方向に複数回繰り返せばよい。
【0028】図3は、ペン型入力装置の概略構成を表し
たものである。なお、図1および図2に示したペン入力
タブレット31は基本的には図16に示したように従来
から提案されているタブレットをそのまま使用すること
ができるので、その詳しい説明は省略する。
【0029】ペン型入力装置33は、全体的にペンの形
状をした透明なガラス製あるいは樹脂製の中空な装置ケ
ーシング部41を有しており、その先端のペン先に相当
する部分にはペン先電極42が植設されている。ペン先
電極42は、ペン入力タブレット31上での座標の検出
を行うためのものである。装置ケーシング部41を操作
者が握った状態で人指し指の先端が位置する付近には、
スイッチ43が配置されている。スイッチ43を指でさ
わった状態では、装置ケーシング部41の内部に配置さ
れた切替回路44がこの状態を検出し、ペン先電極42
と第1の信号検出回路45の入力側とを接続するように
なっている。
【0030】図4は、装置ケーシング部の中央近傍をそ
の長手方向と直角に切断したときの端面を表したもので
ある。このような装置ケーシング部41は直径1cm程度
の円筒の対応する2つの円弧部分を平らに変形して第1
および第2の平板部411 、412 としたような端面形
状となっている。第2の平板部412 には、画像の読み
取りのための読取窓52が軸方向に所定の読取幅にわた
って開けられている。図4に示した本実施例の装置ケー
シング部41では、第1の平板部411 の先端近傍にス
イッチ43が配置されている。
【0031】スイッチ43の配置された第1の平板部4
1 と反対側の第2の平板部412の内側には、図3に
示すように第1の副走査位置検出用電極47が配置され
ており、スイッチ43が指で触られていない状態では切
替回路44が第1の副走査位置検出用電極47と第1の
信号検出回路45の入力側とを接続するようになってい
る。ケーブル32の接続された装置ケーシング部41の
後端部近傍で同じく第2の平板部412 (図4参照)に
は、第2の副走査位置検出用電極48が配置されてい
る。第2の副走査位置検出用電極48の出力は、第2の
信号検出回路49の入力側に接続されている。第1およ
び第2の副走査位置検出用電極47、48は画像の読取
時に図1および図2に示したペン入力タブレット31上
での副走査位置をそれぞれ検出するようになっている。
これらはペン先電極42と原理的には同一の検出用電極
となっている。装置ケーシング部41内部における第1
および第2の副走査位置検出用電極47、48に挟まれ
た領域には、リニアイメージセンサ部51が配置されて
いる。ケーブル32は、このリニアイメージセンサ部5
1の信号線と第1および第2の信号検出回路45、49
の信号線から構成されている。
【0032】図5は、リニアイメージセンサ部の構成を
図解したものである。リニアイメージセンサ部51は、
光源部53を有している。光源部53には、所定の間隔
を置いて平行に配列されたR、G、B3色のLED(発
光ダイオード)光源列54R、54G、54Bと、これ
らとそれぞれ対向して配置され、これらからそれぞれ出
射される3色の光線を集光してほぼ平行な光線とするた
めの第1の集光レンズ55R、55G、55Bとから構
成されている。光源部53の下には集光部56、受光部
57、ファイバ収束部58および保護層59がこの順序
に積み重ねられている。保護層59は図4に示した第2
の平板部412 の読取窓52の箇所に配置されており、
画像の読み取りはこの保護層59を介して直接行われる
ようになっている。
【0033】集光部56には、光源部53の第1の集光
レンズ55R、55G、55Bと対向して第2の集光レ
ンズ61R、61G、61Bが配置されている。これら
の集光レンズ61R、61G、61Bは、受光部57を
構成する透明絶縁基板の底部に形成された受光素子アレ
イ63の隙間を通過して、ファイバ収束部58に入射す
るようになっている。ファイバ収束部58は光ファイバ
64を複数本の幅で受光素子アレイ63の列方向(y軸
方向)に受光素子アレイ63の長さだけ配置したもの
で、受光素子アレイ63の隙間を通過した光線を保護層
59を介して原稿の読取面に導くと共に、その反射光を
光ファイバ64を介して受光素子アレイ63に入射させ
るようになっている。
【0034】図6は、図5に示したx−z平面でリニア
イメージセンサ部の要部を原稿の読取面との関係で表し
たものである。受光部57を構成する透明絶縁基板71
の底部には、所定の間隔を置いて櫛歯状に所定幅の遮光
層72が配置されており、その下には受光素子73が1
つずつ形成されている。透明絶縁基板71の底部には、
これら遮光層72および受光素子73を保護するように
これらを覆う形で透明な保護層74が形成されており、
これらが全体として受光素子アレイ63を形成してい
る。したがって、受光部57はその保護層74を介して
ファイバ収束部58の光ファイバ64と結合され、ファ
イバ収束部58は保護層59を介して原稿36の読取面
とほぼ密着することになる。
【0035】図5の光源部53から送られてきた光線7
6は、透明絶縁基板71に入射する。そして遮光層72
を透過したものが受光素子73に直接入射することなく
光ファイバ64の上端部に入射し、そのまま全反射を繰
り返しながらz方向に下降して原稿36の読取面に到達
する。原稿36の反射光は、保護層59から光ファイバ
64の下端部に入射し、そのまま全反射を繰り返しなが
らz方向に上昇して上端部から保護層74に入射し、受
光素子73に到達する。このようにして原稿36の読取
面の濃淡が検出されることになる。
【0036】なお、図5および図6に示したリニアイメ
ージセンサのz軸方向の長さは、ファイバ収束部58と
受光部57がそれぞれ約1mmであり、光源部53と集光
部56の合わせた長さが2〜4mm程度である。したがっ
て、全体としてのz軸方向の長さは4〜6mm程度であ
り、図4に示した直径1cm程度の装置ケーシング部41
の内部に十分収容することができる。
【0037】以上のような構成の情報入力装置の入力動
作を図1、図2および図3と共に説明する。座標の入力
時には、図1に示したようにペン型入力装置33を手3
4で通常のペンのように持ち、ペン入力タブレット31
にペン先電極42を接触させながら移動させる。このと
き、操作者は人指し指等でスイッチ43に触れておく。
これにより、ペン先電極42からの信号が第1の信号検
出回路45に入力される。
【0038】一方、ペン入力タブレット31には、すで
に従来技術として図16で説明したようにX方向および
Y方向にそれぞれ所定間隔で複数本の電極が配置されて
おり、これらに所定のタイミングで走査パルスが印加さ
れている。したがって、ペン先電極42に誘導される電
荷によって、第1の信号検出回路45でまずX軸方向と
Y軸方向の電荷の変化に分離して検出され、回路内部の
X方向座標決定回路およびY方向座標決定回路によって
ペン先電極42の接触位置におけるX、Y座標が決定さ
れる。したがって、第1の信号検出回路45で決定され
た座標データがケーブル32を経て前記した情報処理装
置に入力されることになる。ペン先電極42をペン入力
タブレット31上で動かせば、そのときの軌跡の座標デ
ータが同様にしてケーブル32を介して情報処理装置に
入力される。
【0039】次に、この情報入力装置を使用して画像の
読み取りを行うための操作を説明する。画像入力時に操
作者はペン型入力装置33の中央付近を手34で持ち、
図2に示すようにペン入力タブレット31上に載置され
た原稿36に第2の平板部412 を密着させながら所定
方向(副走査方向)に移動させる。このとき、スイッチ
43は手34で触れられていない。切替回路44はこの
状態で第1の副走査位置検出用電極47を選択してい
る。したがって、第1の信号検出回路45は誘導される
電荷によって第1の副走査位置検出用電極47の位置す
るX、Y座標を決定し、その座標データを前記した情報
処理装置に送出する。また、第2の信号検出回路49は
誘導される電荷によって第2の副走査位置検出用電極4
8の位置するX、Y座標を決定し、その座標データを前
記した情報処理装置に送出する。また、受光素子73の
列からなるリニアイメージセンサ部51から得られる画
像信号は同様にケーブル32を介して情報処理装置に入
力される。
【0040】このように、情報処理装置はリニアイメー
ジセンサ部51の両端の絶対座標からなる座標データと
共に各走査ラインの画像信号を得ることになる。この状
態で光源部53のR、G、B3色のLED光源列54
R、54G、54Bが順に発光を繰り返す。したがっ
て、3色に分解された画像の読取結果がリニアイメージ
センサ部51から得られることになり、原稿36のカラ
ー情報の読み取りが行われる。しかも、原稿36のどの
位置を読み取っているかは、リニアイメージセンサ部5
1の両端の絶対座標から判断できるので、ペン型入力装
置33の操作中に仮にこれが原稿36から離れるような
ことがあっても、再度これを原稿36上で走査すること
によって前後の2つの画像領域の位置合わせを容易に行
うことができる。また、リニアイメージセンサ部51の
読取幅が原稿36の幅に比べて短い場合にも、原稿36
の読み取られる領域を幅方向に複数に分割してそれぞれ
の領域を読み取るようにすれば、絶対座標との照合によ
ってこれらの画像領域の位置合わせも容易に行うことが
できる。
【0041】以上説明した実施の形態では装置ケーシン
グ部41の断面を、図4に示したように円弧と直線の組
合わされた形状のものとしたが、これ以外にも例えば6
角柱、4角柱、3角柱のような多角柱となっていてもよ
い。
【0042】図7は、第1の実施の形態の変形例として
装置ケーシング部の断面を9角形としたペン入力タブレ
ットの内部構成を表したものである。この変形例では、
装置ケーシング部41が8つの面を受持ち、他の1面を
ファイバ収束部58の保護層59が構成している。した
がって、保護層59は原稿と直接接触して画像の読み取
りを行うことになる。この変形例の光源部53の上面に
は光線を拡散するための拡散板81が取り付けられてお
り、R、G、B3色のLED光源列54R、54G、5
4Bは時間を異にしてそれぞれ発光する光線が吸収され
た後、集光され原稿上に到達するようになっている。
【0043】第2の実施の形態 ところで第1の実施の形態では、情報入力装置の座標検
出についてペン入力タブレット31とペン先電極42等
の電極の間の静電容量結合を利用することにした。これ
以外にも、先行技術として示したように各種方式を用い
て座標の検出を行うことができる。例えば、電磁誘導を
利用する方式や、超音波や光、音を利用する方式を代表
例として挙げることができる。
【0044】図8は、本発明の第2の実施の形態として
電磁授受方式の情報入力装置の原理的な構成を表したも
のである。この第2の実施の形態でペン型入力装置91
は、共振回路92とリニアイメージセンサ51とから構
成されている。ペン入力タブレット94の面には、所定
間隔で配置されたループ状のコイル95がX軸方向に配
置されている。これらのコイル95の一端は共通して接
地され、他端はそれぞれ第1の切替回路96の各接点と
なっており、第1の接片97によって順に所定の周期で
繰り返し選択されるようになっている。第1の接片97
は第2の切替回路98の第2の接片99と接続されてい
る。第2の接片99は、高周波発生器101側の接点と
信号検出回路102側の接点とを第1の切替回路96の
1つの接点が選択されている間に1回ずつ切り替えるよ
うになっている。なお、ペン入力タブレット94の面に
は、これらのコイル95と直交するようにY軸方向にコ
イルの列が配置されており、同様な構成の切替回路と接
続されているが、図が煩雑となるのでこれらの図示は省
略する。
【0045】第2の実施の形態におけるこのような構成
の情報入力装置では、第1の切替回路96の接片97が
あるコイル95の接点に接続された状態で、まず高周波
発生器101からこのコイル95に高周波が供給され、
電磁波が発生する。ペン型入力装置91の共振回路92
はこれを電磁エネルギとして一時的に蓄える。次のタイ
ミングで第2の接片99が信号検出回路102側の接点
と切り替わると、共振回路92に蓄えられた電磁エネル
ギが信号検出回路102によって検出される。同様にし
て第1の切替回路96の接片97がそれぞれのコイル9
5の接点に順に接続されるたびに、ペン型入力装置91
の共振回路92の蓄えた電磁エネルギが信号検出回路1
02によって検出されることになる。
【0046】信号検出回路102の検出結果は、図示し
ないX座標決定回路104に送られる。X座標決定回路
104はそれぞれのコイル95についての検出結果を比
較して電磁エネルギの最大を検出したコイル95をペン
型入力装置91の示すX座標と決定する。図示しないY
座標決定回路も同様にしてペン型入力装置91の示すY
座標を決定することになる。なお、このような電磁エネ
ルギの最大値を検出する方法以外に、複数のコイル95
のアナログ信号を基にして重心計算を行ってペン型入力
装置91の示す座標を検出することも可能である。この
ように重心計算を行うことで、コイル95のピッチ以上
の分解能で座標の検出が可能になる。
【0047】第3の実施の形態 図9は、本発明の第3の実施の形態におけるペン型入力
装置の構造を示したものである。図6と同一部分には同
一の符号を示しており、これらの説明を適宜省略する。
本実施例のペン型入力装置111は底面が開放された装
置ケーシング部112の内部に、第1の実施例のファイ
バ収束部58を配置している。ファイバ収束部58の下
面には光ファイバ64の下端部を除いて遮光層114が
覆っており、光ファイバ64の下端部および遮光層11
4を保護層115が覆っている。遮光層114は原稿3
6以外の箇所からの光の入射を阻止するためのものであ
る。
【0048】ファイバ収束部58の上面における光ファ
イバ64の上端部が配置されている位置を境として図で
右側には、遮光層114が形成されており、左側には回
路導体層116が配置されている。回路導体層116は
光ファイバ64の上端部が配置されている位置の中程ま
で延長しており、その端部には接続部品117を介して
CCD等の結晶Siイメージセンサ118が配置されて
いる。結晶Siイメージセンサ118の底部にはその側
端部から所定の距離を置いて受光素子119が配置され
ている。受光素子119は、光ファイバ64の上端部と
対向しており、ここから入射した光線の検出を行うよう
になっている。光ファイバ64の上端部と受光素子11
9の間には透明な保護層121が設けられている。ま
た、受光素子119の斜め上方には第1の実施の形態で
説明したと同じ光源部53が設けられており、R、G、
B3色の発光を交互に行うようになっている。
【0049】このような構成のペン型入力装置111で
は、光源部53から出力された光線が保護層121を介
して光ファイバ64の上端部に入力する。入力した光線
は、光ファイバ64内を全反射をしながら下降し、原稿
36の読取面に到達する。原稿36の読取面から反射さ
れた光線は、光ファイバ64の下端から入射し、全反射
をしながら上昇して光ファイバ64の上端部から受光素
子119に入射するようになっている。すなわちこの第
2の実施の形態のペン型入力装置111では、第1の実
施の形態の場合と異なり、受光素子119の配置された
結晶Siイメージセンサ118側が透明でないことを前
提としており、この場合にも原稿36の走査が行われ、
その明暗を表した画像信号が得られることになる。
【0050】なお、実施の形態および変形例では3色の
LEDを使用する場合を例示したが、これに限られるも
のではなく、例えば冷陰極管等の白色光源を使用し、受
光素子を3列設けて、これらを色分解用のカラーフィル
タで覆うことにより、カラー画像の読み取りを行うよう
にしてもよい。また装置によってはこのようにカラー画
像を読み取る必要はなく、2色あるいは単色の読み取り
を行うことも可能である。単色で画像の読み取りを行う
場合には、LED等の光源は1色用のものでよく、色分
解用のカラーフィルタも必要としないことは当然であ
る。
【0051】図10は本発明の第4の実施の形態を示す
斜視図である。カーブを持つ保護カバー206が、本体
筐体201に取り付けられる。本体には、溝230が設
けてあり、カバーにはそれに対応する凸状のガイドレー
ルが設けてあり、これをかみ合わせ、A方向、またはそ
の逆方向にスライドさせ、カバーの脱着を行う。図15
は本体断面を示す断面図である。内部には、ロッド状L
ED光源202〜204、ガラス基板上に形成した駆動
回路一体型イメージセンサ208、回路基板212、フ
ァイバアレイプレート207、ローラ205、エンコー
ダ(図示せず)があり、これが画像入力部を構成してい
る。ローラの回転を検出するエンコーダを本体に内蔵し
ており、これを用いて画像入力時の位置検出を行うた
め、タブレットは不要である。この構成で幅16mm、高
さ16mm、長さ200mmの情報入力装置を作成すること
ができ、原稿入力およびペンとして使用することができ
た。図11に図10の実施の形態の変形例を示す。スラ
イド式カバー206の端部に、ペン先を取り付けたもの
である。ペン入力用のペンの最も簡単な構成は、単なる
突起物でよく、そのため、スライドカバー206の先端
に取り付けることは容易である。このスライド式カバー
を取り付けた時の固定方法は、例えば、カバーを最後ま
ではめると、突起231が本体にぶつかり、それ以上奥
へは行かないことと、溝とガイドレールとの摩擦によっ
て行われる。ペン構造がない場合も、同様の突起物と、
摩擦力で固定する。
【0052】ユーザは、画像取り込みを行う際だけ、こ
のスライドカバー206をはずし、読み取り面を原稿に
密着させ手動副走査を行う。画像取り込みを行わないと
きは、スライド式カバー206を取り付けた状態で保管
したり、携帯したりする。またペン入力デバイスのペン
として使用することも可能である。
【0053】図12は本発明の第5の実施の形態を示す
断面図である。図12(A)は、原稿読み込み時、図1
2(B)は非読み込み時の様子を示している。円柱状の
本体筐体201が、蝶番210によって開閉する構造で
ある。ストッパー211は開く角度を決めるものであ
る。図15で示した、画像入力部の構成要素のうち、ロ
ーラ205はその他の要素が取り付けられている側と違
う側に取り付けられる。こうすることにより、未使用
時、ふたを閉めた状態では、ローラ205がファイバア
レイプレート面より内部に吸収され、コンパクトにな
る。
【0054】ユーザは、画像取り込みを行う際だけ、開
閉カバー250を開き、読み取り面とローラ205を原
稿251に密着させ手動副走査を行う。光ファイバアレ
イ部とローラとの距離が長くとれるため、手動走査時の
安定性が増す。画像取り込みを行わないときは、閉じた
状態で保管したり、携帯したりする。またペン入力デバ
イスのペンとして使用することも可能である。
【0055】図13は本発明の第6の実施の形態を示す
斜視図(一部断面図)である。筐体内部の構成は図15
と同じである。この実施例では、筐体の側壁に沿って回
転できる回転式のカバー221を備える。
【0056】図14は本発明の第7の実施の形態を示す
透視図および平面図である。本情報入力装置は本体筐体
201と、それを覆う筒状のケース243から成り、そ
のケースの先にはペン入力用ペン先209が備えられて
いる。本体筐体201には突起244が設けられ、ケー
ス243にはこれと係合する溝が設けられ、突起と溝が
近づくと、突起は内側に、ケースは外側に弾性変形し、
突起が溝に達すると、弾性変形力で係合し固定される。
【0057】ペンとして使用するときや、保管、携帯の
際にはケース243をはめた状態であり、原稿を読み取
る際は、ケースから抜き出し使用する。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
によれば、タブレット上に載置された原稿の読み取りを
イメージセンサで行うと共に、イメージセンサのその時
々の位置を位置検出手段で特定することにしたので、原
稿の読取面に対して絶対座標で画像の入力を行うことが
できる。すなわち、イメージセンサを途中で原稿面から
離したような場合にも再度読み取る際に読取位置の座標
が特定されるので、読取位置を簡単に整合させることが
できる。また、イメージセンサの幅が短いような場合で
も、同様に絶対座標を用いて画像の入力を行うことがで
きるので、原稿を分割して読み取ることで全体の画像を
容易に再現することができるという効果がある。
【0059】また、請求項2記載の発明では、タブレッ
ト上に載置された原稿の読み取りをイメージセンサで行
うと共に、イメージセンサのその時々の位置を画像読取
用位置検出手段で検出し、また、ペン先状の座標入力用
位置検出手段を同一筐体内にこれとは別に用意し、タブ
レット上で指示した座標を入力できるようにした。した
がって、1つの入力装置が座標の入力と画像の入力の双
方を行うことができる。このため、これら2種類の入力
を平行して行う際に装置を取り替えて使用する必要がな
く、作業が効率化するばかりでなく、入力装置の配置ス
ペースも小さくなるという利点がある。
【0060】更に請求項3記載の発明では、ペンの形を
した装置が座標の入力と画像の入力の双方を行うことが
できるようにしたので、入力装置の使い勝手を更に良く
することができる。
【0061】また、請求項4記載の発明では、イメージ
センサは透明絶縁基板上に受光素子を所定の間隔で複数
一列に配置したものなので、受光素子の配置の隙間から
光線を入射させ、これを原稿に導くと共に原稿からの反
射光を受光素子で検出させることができ、光学系を単純
化し、装置のサイズをコンパクトにすることができる。
【0062】更に請求項5記載の発明では、スイッチが
装置ケーシング部における座標入力のために手で握った
ときにこれが接触できる位置にあると共に、画像入力用
に手でもったときこれが接触しないような位置にあるの
で、操作者がこの入力の形態に応じてスイッチの切り替
えを簡単かつ確実に行うことができる。また、このスイ
ッチが座標入力用位置検出手段と画像読取用位置検出手
段の検出出力を切り替えることとしているので、信号処
理手段の共用が可能になると共に、使用していない位置
検出手段が出力する信号がカットされるので、座標の検
出を信頼性よく行うことができるという利点も生じる。
【0063】請求項6から9記載の発明では、握りやす
い形状の読み取り面保護手段を持つため、小型で、ペン
として握ったとき指への負担が少なく疲れにくく、傷、
ゴミ、汚れに対し強い構造となる。これにより初めて一
つの装置で、ペンとスキャナの実現が可能となる。さら
に、ローラは、安定性、直進性を保つためむやみに細く
できないので、請求項7記載のように、ローラを他の構
成要素と別の部分に取り付けることにより、小型でかつ
安定性が良い装置となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の情報入力装置で座
標の入力が行われる際の操作の状況を表した斜視図であ
る。
【図2】第1の実施の形態の情報入力装置で画像の入力
が行われる様子を表した斜視図である。
【図3】第1の実施の形態のペン型入力装置の概略構成
を表した概略構成図である。
【図4】第1の実施の形態の装置ケーシング部の中央近
傍をその長手方向と直角に切断したときの端面を表した
端面図である。
【図5】第1の実施の形態のリニアイメージセンサ部の
構成を図解した斜視図である。
【図6】図5に示したx−z平面でリニアイメージセン
サ部の要部を原稿の読取面との関係で表した断面図であ
る。
【図7】第1の実施の形態の変形例として装置ケーシン
グ部の断面を9角形としたペン入力タブレットの内部を
一部切り欠いて表した斜視図である。
【図8】画像の第2の実施の形態として電磁授受方式の
情報入力装置の原理的な構成を表した説明図である。
【図9】本発明の第3の実施の形態におけるペン型入力
装置の構造を示した断面図である。
【図10】本発明の第4の実施の形態におけるスライド
式カバーの構造を示した斜視図である。
【図11】図12の実施の形態の変形例として、スライ
ド式カバーにペン先を搭載した様子を表した斜視図であ
る。
【図12】本発明の第5の実施の形態として開閉式カバ
ーの構造を示した断面図である。
【図13】本発明の第6の実施の形態として回転式カバ
ーの構造を示した斜視図である。
【図14】(A)本発明の第7の実施の形態のペン先部
からの透視図、(B)本発明の第7の実施の形態の平面
図である。
【図15】第1の実施の形態の変形例としてタブレット
不要のペン型情報入力装置の構造を示す断面図である。
【図16】座標入力装置の一例としての従来のペン入力
装置を示した説明図である。
【図17】従来の画像入力装置の一例としてのハンディ
スキャナの底面図である。
【図18】図11に示したハンディスキャナの内部を示
した側面図である。
【符号の説明】
31、94 ペン入力タブレット 32 ケーブル 33、91、111 ペン型入力装置 36 原稿 41 装置ケーシング部 42 ペン先電極 43 スイッチ 45 第1の信号検出回路 47 第1の副走査位置検出用電極 48 第1の副走査位置検出用電極 49 第2の信号検出回路 51 リニアイメージセンサ部 53 光源部 56 集光部 57 受光部 58 ファイバ収束部 59 保護層 63 受光素子アレイ 64 光ファイバ 72 遮光層 73 受光素子 92 共振回路 95 コイル 96 第1の切替回路 98 第2の切替回路 101 高周波発生器 102 信号検出回路 104 X座標決定回路 201 筐体 202 発光素子基板 203 発光素子 204 ロッドレンズ 205 ローラ 206 スライド式カバー 207 光ファイバアレイプレート 208 リニアイメージセンサ 209 ペン先 210 蝶番 211 ストッパー 212 プリント基板 221 回転式カバー 230 溝 231 突起 240、241 ギア 242 エンコーダ 243 ケース 244 突起 250 開閉カバー 251 原稿
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04N 1/107 H04N 1/04 A (56)参考文献 特開 平2−141819(JP,A) 特開 昭58−51391(JP,A) 特開 平4−35568(JP,A) 特開 昭60−68466(JP,A) 特開 昭63−67862(JP,A) 特開 昭58−76982(JP,A) 実開 平3−13535(JP,U)

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】タブレットと、 このタブレットからその面上の各位置を特定させるため
    の物理的変化を発生させるためのタブレット駆動手段
    と、 このタブレット上に載置された原稿の読み取りを行うイ
    メージセンサと、 このイメージセンサの両端部近傍に配置され原稿が読み
    取られるのと平行して前記タブレットが発生する物理的
    変化を解析してこのタブレットに対するイメージセンサ
    の位置を検出する位置検出手段とを具備することを特徴
    とする情報入力装置。
  2. 【請求項2】タブレットと、 このタブレットからその面上の各位置を特定させるため
    の物理的変化を発生させるためのタブレット駆動手段
    と、 このタブレット上に載置された原稿の読み取りを行うイ
    メージセンサと、 このイメージセンサの両端部近傍に配置され原稿が読み
    取られるのと平行して前記タブレットが発生する物理的
    変化を解析してこのタブレットに対するイメージセンサ
    の位置を検出する画像読取用位置検出手段と、 この画像読取用位置検出手段とは同一筐体内に別に配置
    されたペン先状のものであって前記タブレット上に配置
    されるとき前記物理的変化を解析してその位置を検出す
    る座標入力用位置検出手段とを具備することを特徴とす
    る情報入力装置。
  3. 【請求項3】ペンの形状をした装置ケーシング部と、 この装置ケーシング部のペン先部分に配置された前記座
    標入力用位置検出手段と、 前記装置ケーシング部内部に軸方向に配置されたリニア
    イメージセンサと、 この装置ケーシング部の内部であってリニアイメージセ
    ンサの両端近傍にそれぞれ配置された画像読取用位置検
    出手段とを具備することを特徴とする請求項2記載の情
    報入力装置。
  4. 【請求項4】前記イメージセンサは透明絶縁基板上に受
    光素子を所定の間隔で複数一列に配置してなり、受光素
    子の配置されていない側からそれぞれ波長の異なる光を
    時間を異にして照射させ、受光素子同士の隙間からその
    光を原稿に導くと共に、原稿からの反射光をこれら受光
    素子に導いて画像の読み取りを行わせることを特徴とす
    る請求項1または2記載の情報入力装置。
  5. 【請求項5】装置ケーシング部に配置され、座標入力の
    ために手で握ったときにこれが接触できる位置にあり、
    画像入力用に手でもったときこれが接触しないような位
    置に配置されたスイッチと、 前記スイッチが作動したときとしないときとで座標入力
    用位置検出手段と画像読取用位置検出手段のいずれか一
    方を選択して兼用の信号処理手段に接続する切替手段と
    を具備することを特徴とする請求項2記載の情報入力装
    置。
  6. 【請求項6】ペンの形状をした装置ケーシングと、前記
    装置ケーシング部に軸方向に配置されたリニアイメージ
    センサと、前記ケーシング読み取り面にスライド式カバ
    ーを備えたことを特徴とする情報入力装置。
  7. 【請求項7】ペンの形状をした装置ケーシングと、前記
    装置ケーシング部に軸方向に配置されたリニアイメージ
    センサと、前記ケーシング読み取り面に開閉式カバーを
    備え、前記カバーにローラを備えたことを特徴とする情
    報入力装置。
  8. 【請求項8】ペンの形状をした装置ケーシングと、前記
    装置ケーシング部に軸方向に配置されたリニアイメージ
    センサと、読み取り面を覆う回転式カバーを備えたこと
    を特徴とする情報入力装置。
  9. 【請求項9】ペンの形状をした装置ケーシングと、前記
    装置ケーシング部に軸方向に配置されたリニアイメージ
    センサと、前記ケーシングを覆う、筒状のケースを備え
    たことを特徴とする情報入力装置。
  10. 【請求項10】 ペンの形状をした装置ケーシング部と、
    この装置ケーシング部のペン先部分に配置された、タブ
    レットに対し物理的変化を生じさせるペン先と、 前記装置ケーシング内部に、ペン軸方向に配置されたリ
    ニアイメージセンサと、イメージセンサと原稿との移動
    量を検出する検出手段とを備え、ペンとしての機能と、
    画像入力装置としての機能を兼ね備えることを特徴とす
    る情報入力装置。
JP27733495A 1994-10-27 1995-10-25 情報入力装置 Expired - Fee Related JP2803608B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27733495A JP2803608B2 (ja) 1994-10-27 1995-10-25 情報入力装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6-263549 1994-10-27
JP26354994 1994-10-27
JP27733495A JP2803608B2 (ja) 1994-10-27 1995-10-25 情報入力装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08211991A JPH08211991A (ja) 1996-08-20
JP2803608B2 true JP2803608B2 (ja) 1998-09-24

Family

ID=26546064

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27733495A Expired - Fee Related JP2803608B2 (ja) 1994-10-27 1995-10-25 情報入力装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2803608B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08211991A (ja) 1996-08-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6594023B1 (en) Coordinate inputting/detecting apparatus, method and computer program product designed to precisely recognize a designating state of a designating device designating a position
EP1083514B1 (en) Coordinate inputting/detecting apparatus, method and computer program product
EP0953934B1 (en) Pen like computer pointing device
US5484966A (en) Sensing stylus position using single 1-D image sensor
US4988837A (en) Position detecting device
JP3814904B2 (ja) 位置検出装置及び遠隔操作装置
US6377715B1 (en) Data inputting device
US5991431A (en) Mouse adapted to scan biometric data
JP4100575B2 (ja) ペン型光マウス
JP2004318891A (ja) 指認識及びフィンガ・ナビゲーションを組み合わせたモジュールにおける反射を多重化するためのシステム及び方法
KR100399635B1 (ko) 광학식 마우스
JP2000099711A (ja) ナビゲ―ション位置取得方法
CN104094204B (zh) 具有交替的反射透镜晶面的光学元件
KR100349031B1 (ko) 펜형 광 마우스 장치
KR20010051563A (ko) 곡선 모양의 미러를 사용하는 광 디지타이저
JP2001045243A (ja) 携帯型スキャナ
JP2803608B2 (ja) 情報入力装置
JP3980798B2 (ja) 筆記情報入力システム
JP2003186616A (ja) 情報入力装置、情報入出力システム、位置座標出力方法、プログラム及び記録媒体
JP2002342015A (ja) 情報入力装置及び情報入出力システム
JPH10222641A (ja) 指ガイド付指紋画像入力装置
JP2000339397A (ja) 2次元情報読取装置
JPH0519945A (ja) 光タブレツト
JP2001159955A (ja) 座標入力/検出/表示装置
JP2000267811A (ja) 座標入力/検出装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19980616

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070717

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080717

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090717

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100717

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110717

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110717

Year of fee payment: 13

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110717

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120717

Year of fee payment: 14

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees