JP2802915B2 - 地下埋設管の更生用管 - Google Patents
地下埋設管の更生用管Info
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L—PIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L1/00—Laying or reclaiming pipes; Repairing or joining pipes on or under water
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Pipe Accessories (AREA)
- Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)
Description
設管にひび割れや腐食等の損傷が生じた場合、管機能回
復を目的として上記埋設管の内側に新しく敷設するため
の更生用管の構造に関するものである。
れや腐食等の損傷が生じた場合、その管を更生する方法
として、合成樹脂フィルムからなる長いチューブの外面
に積層された不織布層にあらかじめ熱硬化性樹脂を含浸
させ、このチューブを上記の下水管内に一方のマンホー
ルから他方のマンホールに向かって挿入し、次いで上記
のチューブに熱水を供給して膨らませることにより、チ
ューブ外面の不織布層を上記下水管の内面に密着させ、
かつ上記の熱硬化性樹脂を硬化させる樹脂の内貼り方法
が知られている。しかし、この方法は、破損した管内に
挿入したチューブを膨らませ、加熱するために大型のボ
イラーや給水ポンプ等を必要とし、これらの設備費が嵩
むと共に、内貼りして得られた樹脂管の強度が既設の下
水管を構成するヒューム管に比して低いという問題があ
った。
め、本件出願人は、地中の埋設管内に該埋設管よりも細
い円管を周方向に分割した形の多数のセグメントを搬入
し、これを周方向および長さ方向に接続することによっ
て上記の埋設管内に別の円管を敷設することを提案した
(特願平7−138628号明細書参照)。
ントとして、金属板やFRPからなる方形の板を断面円
弧形に湾曲した形状のスキンプレートの四周に半径方向
外向きのフランジを形成し、対向するフランジの一方に
複数個のボルト孔を開け、他方に該ボルト孔に対向して
ナットを固定し、ボルト孔を設けた側のスキンプレート
の縁部に作業用窓孔を開口したものを使用し、隣接する
2枚のセグメント間にゴムパッキングを介在させ、上記
セグメントの内側から作業用窓孔を通じてボルトを該窓
孔に近接するフランジのボルト孔および隣接セグメント
のフランジのナットに挿通して上記のボルトをナットに
ねじ込み、しかるのち作業用窓孔を合成樹脂で塞いで新
設管の内面を平滑にするので、窓孔の外側に上記のフラ
ンジと共同して窓孔を被覆することができる箱形カバー
を設け、この箱形カバー内に合成樹脂を上記の窓孔から
充填して窓孔を塞ぎ易くする必要があり、この箱形カバ
ーが小さく、その個数が多いため、その製作が面倒であ
った。
たに敷設することができ、従来の内貼り方法で形成され
る樹脂管に比べて強度に優れ、この内貼り方法で必要と
したボイラーや給水ポンプを用いずに既設の管内で容易
に組み立てることができ、断面積が既設の管に比べて狭
くなるにもかかわらず、流下能力が低下せず、更に上記
先願発明の箱形カバーが不要で、容易に製作が可能な更
生用管を提供するものである。
管の更生用管は、請求項1に記載のごとく、地中の埋設
管内に該埋設管よりも細い円管を周方向に分割した形の
セグメントを周方向および長さ方向に接続して形成され
る更生用管において、上記のセグメントが方形の板を断
面円弧形に湾曲させた形状のスキンプレートと、このス
キンプレートの対向する一組の湾曲縁または直線縁に沿
って外向きに突出させて形成された樋状部と、他の一組
の2辺に沿って上記2本の樋状部にまたがり樋状部の端
部を塞ぐように設けられたフランジとからなり、隣接す
る2枚のセグメントのフランジ間および樋状部の外側樋
壁間にそれぞれゴムパッキングが挟まれ、フランジ同志
が樋状部の位置で、樋状部の外側樋壁同志が任意の複数
箇所でそれぞれボルト締めにより接続され、上記樋状部
の表面に樋状部を被覆する蓋板が固定されたことを特徴
とする。
金属板で作製することが好ましい。また、エポキシ樹脂
や不飽和ポリエステル樹脂等の合成樹脂をガラス繊維や
炭素繊維等の繊維で補強したFRP製とすることができ
る。そして、このセグメントは、円管をサイズに応じて
周方向に3分割、4分割、6分割、8分割等に分割した
形状に作製することが好ましい。ただし、2分割以下で
は、セグメント1個当たり重量が大きくなって取扱い難
くなり、かつ上記円管の外径を既設の埋設管の内径に近
づけた際、セグメントの搬入作業が困難になる。
形に湾曲した形状のスキンプレートと、その対向する一
組の湾曲縁または直線縁に沿って形成された樋状部と、
他の対向する2辺に沿って設けられたフランジとからな
り、上記のスキンプレートおよび樋状部を1枚の金属板
の曲げ加工によって一体に形成し、この樋状部付きスキ
ンプレートの両側にフランジを溶接により固着して製作
することができる。また、FRP製の場合は、全体を一
体成型することができる。上記の樋状部は、一組の湾曲
縁または直線縁のいずれに設けてもよいが、ステンレス
鋼板等の金属板を用いる場合は、樋状部を湾曲縁に設け
る方が工作が容易で、生産性が高くなる。そして、上記
の樋状部は、半径方向外向きに突設され、かつ樋状部の
スキンプレート側に位置する内側樋壁と反対側の外側樋
壁のうち少なくとも外側樋壁がスキンプレートに対して
垂直に形成され、かつ底板がスキンプレートと平行な平
坦面に形成されることが望ましい。また、上記スキンプ
レートの外面には、湾曲縁または直線縁と平行に補強用
リブを突設することができる。
埋設管内に搬入し、1個のセグメントの周方向および長
さ方向にそれぞれ他のセグメントを配置し、上記樋状部
の両端を塞ぐフランジの部分および樋状部の外側樋壁の
部分で隣のセグメントとボルト締めにより接続して円管
(更生用管)を構成する。このボルト締めを容易にする
ため、対向する2辺の樋状部の各外側樋壁の対向箇所、
並びに各樋状部の両端を塞ぐフランジの双方にあらかじ
めボルト孔が穿孔される。
のフランジ間および外側樋壁間にそれぞれフランジまた
は外側樋壁と同じ形状のゴムパッキングを介在させるこ
とにより、接続部をシールする。ここで、上記のゴムパ
ッキングとして水膨張性ゴムパッキングを使用すると、
シール性が向上する。なお、セグメントを軸方向に接続
する際、直線縁の位置を周方向にずらして湾曲縁の両側
に直線縁を千鳥状に配置することにより、更生用管の強
度が向上する。
ごとく、埋設管内面とセグメント外面間の距離調節のた
めのアジャストボルトおよび樋状部表面を被覆する蓋板
固定のためのメネジ付き支持金具を取付け、更に少なく
とも一方の樋状部の底板に埋設管内面とセグメント外面
間の隙間にセメントモルタルを充填するための裏込め注
入口を取付けることが好ましい。上記アジャストボルト
を回転させてセグメントの半径方向に進退させることに
より、埋設管内面とセグメント外面間の距離が調節さ
れ、埋設管に対するセグメントの位置決め、すなわち更
生用管の芯合わせが容易になる。また、上記裏込め注入
口の取付けにより、埋設管内面とセグメント外面間の隙
間にセメントモルタルを充填、固化することが容易にな
り、セグメントからなる更生用管が所望の位置に固定さ
れ、かつ更生用管の強度が向上する。そして、メネジ付
き支持金具の取付けにより、樋状部の蓋板の取付けが容
易になり、更生用管の内面全体をスキンプレートと同一
の円筒面に形成して流路抵抗を小さくすることができ
る。
この損傷部分を含む埋設管の両端に位置するマンホール
間の全長にわたって上記のセグメントを接続することに
より、上記の埋設管内に新たに円管が敷設され、上記の
埋設管が更生される。この場合、新設管すなわち更生用
管の内径は、既設管の内径よりも小さくなるが、その小
さくなる程度はフランジおよび樋状部の高さ程度であ
り、しかも、既設管がヒューム管で構成されるのに対
し、新設管が金属またはFRPで作製され、その内面が
ヒューム管に比べて平滑であり、かつ上記の樋状部が蓋
板で被覆されるため、新設管の流下能力が既設管に比べ
て低下することはなく、従来と同様に使用することがで
きる。
筒を周方向に四分割した形状のスキンプレート11を備
え、その長さ方向両端の湾曲縁11aに沿って樋状部1
2が半径方向外向きに膨らむ形に形成され、周方向両端
の直線縁11bに沿ってフランジ13が両端の樋状部1
2の端部を塞ぐ形に設けられている。なお、上記のスキ
ンプレート11および樋状部12は長方形のステンレス
鋼板を曲げ加工することによって一体に製作され、この
樋状部12付きスキンプレート11にフランジ13が溶
接により固着される。そして、上記の樋状部12は、上
記のスキンプレート11に続く内側樋壁12a、反対側
の外側樋壁12bおよび底板12cからなり、内側樋壁
12aおよび外側樋壁12bはスキンプレート11に直
角に、底板12cはスキンプレート11と同心の円筒面
にそれぞれ形成されている。
側樋壁12bにそれぞれ所望の間隔で2個のボルト孔1
4が対向して穿孔される。また、左右のフランジ13の
両端部(樋状部12の端面を塞ぐ部分)にそれぞれボル
ト孔14が対向して穿孔される。
その中央部(図2、図3および図4参照)にパイプ状の
裏込め注入口16が固定され、この裏込め注入口16の
両側に樋状部12の蓋板固定用のメネジ付き支持金具1
7およびアジャストボルト取付け用のナット18が一列
に配列、固定される。また、上側樋状部12の底板12
cには、上記の蓋板固定用のメネジ付き支持金具17お
よびアジャストボルト取付け用のナット18が上記同様
の1列に固定され、裏込め注入口16は省略される。な
お、図4において、19は樋状部12の表面を被覆する
蓋板で、上記のメネジ付き支持金具17に皿ネジ17A
(図5参照)で固定される。
マンホール(図示されていない)から地中の埋設管30
(図5および図6参照)内に搬入され、これら多数個の
セグメント10が軸方向および周方向に並べて配置され
る。そして、軸方向に隣接する2個のセグメント10は
(図6参照)、左側セグメント10の右端に位置する外
側樋壁12bと右側セグメント10の左端に位置する外
側樋壁12bとの間にこの外側溝壁12bと同じ形状の
水膨張性ゴムパッキング20Aを挟み、左側の外側樋壁
12bからボルト15Aを挿入して右側の外側樋壁12
bを貫通させ、突出端にナット15を嵌めて軸方向に並
ぶ2個のセグメント10を接続する。
ト10(図5参照)の左上のフランジ13と右下のフラ
ンジ13との間にこれらと同じ形状の水膨張性ゴムパッ
キング20Bを挟み、左上のフランジ13の側からボル
ト15Aを挿入し、右下のフランジ13を貫通させ、突
出端にナット15を嵌めて周方向に並ぶ2個のセグメン
ト10を接続する。以下、上記の作業を繰り返して2個
のマンホールを結ぶ既設の埋設管内に上記セグメント1
0の接続からなる円管を敷設する。
2の底板12cに固定されているナット18にアジャス
トボルト18Aをネジ込み、その先端の突出量を加減し
てセグメント10の位置を調整し、さらに裏込め注入口
16にモルタル注入装置のホース(図示されていない)
を接続してセメントモルタルを埋設管30とセグメント
10の間の隙間全域に充填し、固化させてセグメント1
0を固定し、しかるのち樋状部12の表面に蓋板19を
当て、皿ネジ17Aを蓋板19の上からメネジ付き支持
金具17にねじ込んで蓋板19を固定することにより、
セグメント10の内面を凹凸の無い円筒状に形成する。
レート11の長さ方向と平行な直線縁11bに沿って樋
状部12Aが直線状に形成され、この樋状部12Aを備
えたスキンプレート11の湾曲縁11aに沿って円弧状
のフランジ13Aが上記樋状部12Aの端部を塞ぐ形に
固着される。そして、上記の樋状部12Aに図3と同様
にボルト孔14、裏込め注入口16、メネジ付き支持金
具17およびアジャストボルト取付け用のナット18を
設け、得られたセグメント10Aを埋設管の内側で長さ
方向および周方向に接続し、樋状部12Aに蓋板を固定
することによって既設の埋設管が更生される。
更生用管は、既設の埋設管が内径70cm以上であれば、
セグメントに分解した形で上記の埋設管内に搬入し、長
さ方向および周方向に配列して接続することにより、埋
設管を更生させることができる。そして、埋設管の内側
にチューブを内貼りする従来方法に比べて大型のボイラ
ーや給水ポンプ等が不要になって設備費が節約され、し
かも強度の高い円管を容易に新設することができ、かつ
断面積が狭くなるにもかかわらず、流下能力が低下しな
い。そして、断面円弧形のスキンプレートの対向2辺に
沿って樋状部を形成し、この樋状部の空間を利用して接
続作業を行うようにしたので、スキンプレートの四周に
フランジを外向きに形成し、フランジに沿って作業用窓
孔を設けた先願発明に比べてセグメントの製作およびセ
グメントの接続作業が容易になる。特に請求項2に記載
した発明は、埋設管に対するセグメントの位置決め作
業、セグメントの固定のためのモルタル注入および樋状
部の蓋板取付けの各作業が一層容易になる。
る。
る。
Claims (2)
- 【請求項1】 地中の埋設管内に該埋設管よりも細い円
管を周方向に分割した形のセグメントを周方向および長
さ方向に接続して形成される更生用管において、上記の
セグメントが方形の板を断面円弧形に湾曲させた形状の
スキンプレートと、このスキンプレートの対向する一組
の湾曲縁または直線縁に沿って外向きに突出させて形成
された樋状部と、他の一組の2辺に沿って上記2本の樋
状部にまたがり樋状部の端部を塞ぐように設けられたフ
ランジとからなり、隣接する2枚のセグメントのフラン
ジ間および樋状部の外側樋壁間にそれぞれゴムパッキン
グが挟まれ、フランジ同志が樋状部の位置で、樋状部の
外側樋壁同志が任意の複数箇所でそれぞれボルト締めに
より接続され、上記樋状部の表面に樋状部を被覆する蓋
板が固定されたことを特徴とする地下埋設管の更生用
管。 - 【請求項2】 樋状部の底板に埋設管内面とセグメント
外面間の距離調節のためのアジャストボルトおよび樋状
部表面を被覆する蓋板固定のためのメネジ付き支持金具
が取付けられ、更に少なくとも一方の樋状部の底板に埋
設管内面とセグメント外面間の隙間にセメントモルタル
を充填するための裏込め注入口が取付けられた請求項1
に記載の地下埋設管の更生用管。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8322336A JP2802915B2 (ja) | 1996-11-18 | 1996-11-18 | 地下埋設管の更生用管 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8322336A JP2802915B2 (ja) | 1996-11-18 | 1996-11-18 | 地下埋設管の更生用管 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10148296A JPH10148296A (ja) | 1998-06-02 |
JP2802915B2 true JP2802915B2 (ja) | 1998-09-24 |
Family
ID=18142514
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8322336A Expired - Lifetime JP2802915B2 (ja) | 1996-11-18 | 1996-11-18 | 地下埋設管の更生用管 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2802915B2 (ja) |
Families Citing this family (9)
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JP4301420B2 (ja) * | 1999-09-08 | 2009-07-22 | 芦森工業株式会社 | 管路の補修方法 |
JP4360505B2 (ja) * | 1999-09-17 | 2009-11-11 | 芦森工業株式会社 | 管路の補修方法 |
JP2001336677A (ja) * | 2000-05-29 | 2001-12-07 | Sekishin Sangyo Kk | 地下埋設管の更生用管 |
JP5770341B2 (ja) * | 2014-05-16 | 2015-08-26 | 株式会社湘南合成樹脂製作所 | 更生管用セグメント |
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JP7245102B2 (ja) * | 2018-04-04 | 2023-03-23 | 積水化学工業株式会社 | 更生管の浮上防止装置 |
JP7305405B2 (ja) * | 2019-04-03 | 2023-07-10 | 積水化学工業株式会社 | 既設管更生方法 |
KR102459330B1 (ko) * | 2021-11-25 | 2022-10-28 | 주식회사 휴건설 | 내경 조절이 가능한 배관 내부 보강장치 |
-
1996
- 1996-11-18 JP JP8322336A patent/JP2802915B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10148296A (ja) | 1998-06-02 |
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