JP2801816B2 - Pwmコンバータ制御方法 - Google Patents

Pwmコンバータ制御方法

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澄夫 永渕
秀喜 林
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Railway Technical Research Institute
Toyo Electric Manufacturing Ltd
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Railway Technical Research Institute
Toyo Electric Manufacturing Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は内部インピーダンスの大
きい交流電源から効率的に直流電力を得て、発変電所か
ら遠方に設置される電源装置,モータ駆動装置などに適
用される装置を提供するPWMコンバータ制御方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】内部インピーダンスを有する電源から最
大電力を得るための条件は、系全体のリアクタンスが零
で、負荷抵抗が電源の内部抵抗と等しいことであること
が知られている。一般の給配電系統では誘導性インピー
ダンスを有するため、全体のリアクタンスを零とするた
めには進相コンデンサなどの容量性インピーダンスを追
加するとか、アクテイブフィルタなどの電力変換器によ
り等価的に容量性インピーダンスを付加するなどの対策
が必要となる。
【0003】前者はインピーダンスを段階的にしか調整
できないため、広範囲の負荷に対応することができな
い。また、後者は連続的なインピーダンス調整が可能で
はあるが、装置が複雑で高価なものとなることを否めな
い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】発変電所から遠方、例
えば離島などに設置される電力変換器においては、供給
される電源に大きな誘導性内部インピーダンスを有する
ため、これによる電圧降下のために充分な電力を取り出
すことが難しい。本発明はこのような大きな誘導性内部
インピーダンスを有する交流電源より、最大直流電力を
得る装置を提供できるPWMコンバータ制御方法を実現
したものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】図1および図2を参照し
て説明する。図1は本発明によるPWMコンバータと交
流電源系統を示すもので、1,2,3はそれぞれU相,
V相,W相の交流電源、4,5,6はインダクタンスL
を有する交流電源1,2,3の誘導性内部インピーダン
ス(ZL ) 、7,8,9は抵抗Ra を有する交流電源
1,2,3の抵抗性内部インピーダンス(Zrs)、10,
11,12はそれぞれU相,V相,W相の線電流Iu ,Iv
,Iw 検出用のACCT、13,14,15はコンバータ部
の交流入力端子、16〜21はPWMのコンバータ部を構成
するスイッチング素子、22は直流ステージの電圧を検出
するDCPT、23は負荷である。
【0006】さて、内部インピーダンス4〜9を有する
交流電源1,2,3から最大電力(固有電力)を取り出
すためには、電源と負荷系統の全体リアクタンスが零
で、かつ負荷抵抗Rl が電源内部抵抗Ra と等しいこと
が必要である。
【0007】図2はこのような条件を満たす負荷の等価
回路を示すもので、101 ,102 ,103 は容量Cをもつ容
量性インピーダンス(Zc )、104 ,105 ,106 は抵抗
Rをもつ抵抗性インピーダンス(Zr )である。
【0008】電源より最大電力を取り出すためには、容
量C,抵抗Rが下記の条件を満たせばよい。 (1/ωC)=ωL ‥‥‥‥‥ (1) R=Ra ‥‥‥‥‥ (2)
【0009】したがって、図1に示したPWMコンバー
タにおいては、交流入力端子13,14,15から右側をみた
等価回路が等しくなれば、内部インピーダンスである4
〜9を有する交流電源1,2,3から直流側に最大電力
を取り出すことができる。
【0010】PWMコンバータの等価回路が図2と等し
くなるためには、交流入力端子13,14,15における線電
流Iu ,Iv ,Iw と入力端子電圧Eu ,Ev ,Ew が
図2回路と等しくなればよい。すなわち、
【0011】 Eu =〔{1/(jωC)}+R〕・Iu ‥‥‥‥‥ (3) Ev =〔{1/(jωC)}+R〕・Iv ‥‥‥‥‥ (4) Ew =〔{1/(jωC)}+R〕・Iw ‥‥‥‥‥ (5) となればよい。ここで、(1/j)は90°位相を遅らせ
る演算子である。
【0012】
【作用】PWMコンバータの交流入力電圧を検出し、入
力端子電圧Eu ,Ev ,Ew が(3)〜(5)式を満た
すように制御することにより、交流入力端子13,1
4,15から見た等価回路は、図2のようになる。この
回路における容量C,抵抗Rの値が(1),(2)式を
満たせば、交流電源1,2,3のZl 4,5,6はZc
により打ち消され、図1の交流電源1〜3からPWMの
コンバータ部出力に、すなわち図2の抵抗に供給される
電力は最大となる。また、上記容量性インピーダンス
(Zc )または抵抗性インピーダンス(Zr)の値を上
記(1),(2)式を満たさないような値に制御すれ
ば、最大電力より低い所定の電力を取り出すことができ
る。したがって、上記容量性インピーダンス(Zc )ま
たは抵抗性インピーダンス(Zr )を変えることにより
電力制御を行うことが可能である。
【0013】
【実施例】さらに、図3に基づいて詳述説明する。図3
は本発明による図1のPWMコンバータの制御回路例を
示すもので、201は検出された電流のIu ,Iv から入
力端子電圧の指令値Eu*,Ev*,Ew*を算出する演算回
路、202 は割算器、203 は比較器、204 はロジック回
路、205 は三角波発振器、206 は(F/V)変換器、20
7 はパターン回路、208 は(瞬時値/実効値)変換器で
ある。
【0014】演算回路201 は(3)〜(5)式の演算を
行う。(3)式における〔{1/(jωC)}・Iu 〕
は図2におけるZc101の両端電圧を表わし、Iu よりも
90°遅れの位相をもつが、Iu とIv が120 °位相差を
もつことを利用し、〔Iu + 2Iv )/{√(3)・ω
C}〕より算出する。
【0015】(4),(5)式においても同様であり、
結局(3)〜(5)式の実際の演算式は図3に示したつ
ぎのような式となる。なお、Iw は(−Iu −Iv )に
より算出し、実際の検出電流はIu とIv の2個所です
むようにしている。
【0016】 Eu*=〔R+1/{√(3)・ωC}〕・Iu +〔2/{√(3)・ωC}〕・Iv ‥‥‥‥‥ (6) Ev*=〔R−1/{√(3)・ωC}〕・Iu −〔1/{√(3)・ωC}〕・Iv ‥‥‥‥‥ (7) Ew*=〔−R+1/{{√(3)・ωC}〕・Iu −〔R+1/{√(3)・ωC}〕・Iv ‥‥‥‥‥ (8)
【0017】割算器202 は、指令値Eu*,Ev*,Ew*を
それぞれ直流電圧検出値Edcで除算し、PWMコンバー
タの変調率Eou,Eov,Eowを出力する。比較器203
は、変調率Eou,Eov,Eowと三角波発振器205 の出力
Et を比較し、スイッチング素子16〜21の各相のゲート
信号Gu ,GV ,GW を作成する。ロジック回路204
は、ゲート信号Gu ,GV ,GW を各々スイッチング素
子ゲート信号UP,UN,VP,VN,WP,WNに振
り分ける。
【0018】また、(F/V)変換器206 は電流検出値
Iu から角周波数ωを算出し、(瞬時値/実効値)変換
器208 はIu の実効値Iを算出する。パターン回路207
は、実効値Iが所定値を越えたときに、(6)〜(8)
式の演算に使用する容量Cを増加させる。(1),
(2)式は交流電流より最大電力を取り出すための条件
であるが、過電流などにより電力を制限する必要が生じ
た場合には、容量Cか抵抗かあるいは双方を変え、
(1),(2)式の関係を崩せばよい。図3ではその容
量Cの値を増加させる例を示した。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、図
3例の制御回路の如くに、PWMコンバータの交流入力
端子電圧を(3)〜(5)式を満足するよう制御するこ
とにより、図1のPWMコンバータの等価回路は図2の
ようになって、このときの容量Cと抵抗Rは(1),
(2)式を満たす。よって、図1のZl 4〜6の図2の
Zc101〜103 は互いにキャンセルして結合インピーダン
スは零となり、また電源の内部抵抗と負荷抵抗が等しく
なるため、電源から最大の電力を取り出すことができ
る。
【0020】このように本発明を用いることにより、内
部インピーダンスの高い電源から大きな電力を取り出す
ことが可能となり、また最大電力を取り出すのではな
く、低い所定の電力を取り出す必要がある場合には、図
3の演算回路例で使用した容量Cや抵抗Rの値を変える
ことにより対処し得ることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】図1は本発明によるPWMコンバータと交流電
源系統を示す系統図である。
【図2】図2は本発明によるPWMコンバータの等価回
路を示す回路図である。
【図3】図3は本発明による一実施例の制御回路を示す
構成図である。
【0022】
【符号の説明】
1 交流電源 2 交流電源 3 交流電源 4 誘導性内部インピーダンス(Zl ) 5 誘導性内部インピーダンス(Zl ) 6 誘導性内部インピーダンス(Zl ) 7 抵抗性内部インピーダンス(Zrs) 8 抵抗性内部インピーダンス(Zrs) 9 抵抗性内部インピーダンス(Zrs) 13 交流入力端子 14 交流入力端子 15 交流入力端子 22 DCPT 23 負荷 101 容量性インピーダンス(Zc ) 102 容量性インピーダンス(Zc ) 103 容量性インピーダンス(Zc ) 104 抵抗性インピーダンス(Zr ) 105 抵抗性インピーダンス(Zr ) 106 抵抗性インピーダンス(Zr ) 201 演算回路 202 割算器 203 比較器 205 三角波発振器 207 パターン回路

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 誘導性内部インピーダンス(Zl )およ
    び抵抗性インピーダンス(Zrs)を有する交流電源を直
    流に交換するPWMコンバータにおいて、コンバータ部
    の交流入力端子から見た等価回路が、容量性インピーダ
    ンス(Zc )と抵抗性インピーダンス(Zr )の直列回
    路となるよう交流入力端子をPWM変調率により制御
    し、かつ(Zc =−Zl )および(Zr =Zrs)とした
    ことを特徴とするPWMコンバータの制御方法。
  2. 【請求項2】 誘導性内部インピーダンス(Zl )およ
    び抵抗性インピーダンス(Zrs)を有する交流電源を直
    流に交換するPWMコンバータにおいて、コンバータ部
    の交流入力端子から見た等価回路が、容量性インピーダ
    ンス(Zc )と抵抗性インピーダンス(Zr )の直列回
    路となるよう交流入力端子をPWM変調率により制御
    し、かつ、上記容量性インピーダンス(Zc )または抵
    抗性インピーダンス(Zr )を変えるこにより電力制
    御を行うようにしたことを特徴とするPWMコンバータ
    の制御方法。
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