JP2801103B2 - 全差動ユニティ・ゲイン演算増幅器 - Google Patents

全差動ユニティ・ゲイン演算増幅器

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JP2801103B2
JP2801103B2 JP4011754A JP1175492A JP2801103B2 JP 2801103 B2 JP2801103 B2 JP 2801103B2 JP 4011754 A JP4011754 A JP 4011754A JP 1175492 A JP1175492 A JP 1175492A JP 2801103 B2 JP2801103 B2 JP 2801103B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般的には演算増幅器
に関し、特に差動入力と差動出力とを有する演算増幅器
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的な等級の増幅器に、差動入力と差
動出力とを有する全(fully)差動演算増幅器が含
まれている。全差動演算増幅器は、良好な電源雑音排除
能力と良好なダイナミックレンジという有利な特性を有
している。
【0003】しかしながら従来技術に示されている全差
動演算増幅器は、単一利得(ユニティ・ゲイン=利得が
1である)回路(即ち全差動単一利得演算増幅器)とし
て構成できないという点において著しい欠点を有してい
る。さらに、単一利得達成を目指した従来技術のデュア
ル・シングルエンデッド演算増幅器の構成は、典型的
に、ノイズ阻止性が劣悪で、従ってコモンモードノイズ
が消去される全差動構成と比較してダイナミックレンジ
が劣るという形で主要な問題がある。最後に、全差動演
算と単一利得の達成を目指した従来技術のシングルエン
デッド演算増幅器の構成は、構成要素を二重化する必要
があるため大きなチップ領域と大量の電力を必要とする
という別の欠点がある。
【0004】全差動構成に対する可能性のある別の代案
は、受動構成要素であるが、これも従来技術では欠点が
ある。外部構成要素を、従って低周波数動作を必要とす
るある受動要素(例えばコイル)は集積化することがで
きない。また、集積化した受動構成要素において実行し
うるろ波器のタイプや性能においても制限がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、単一利得を有する全差動演算増幅器を提供すること
にある。
【0006】本発明の別の目的は、差動モードフィード
バックを使用する全差動単一利得演算増幅器を提供する
ことにある。
【0007】本発明の別の目的は、組込みのノイズ消去
機能を有する全差動の単一利得演算増幅器を提供するこ
とにある。
【0008】本発明の別の目的は、高周波数動作が可能
な全差動単一利得演算増幅器を提供することにある。
【0009】本発明の別の目的は、データ記録装置のデ
ータチャンネルとサーボチャンネルにおいて使用するの
に適した全差動単一利得演算増幅器を提供することにあ
る。前記およびその他の目的は以下の説明と添付図面と
に照して読めばより明らかとなる。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、単一利
得を有する全差動演算増幅器が提供される。この増幅器
は、2対の差動入力を有する差動入力段と、カスコード
段と、差動モードフィードバック段と、コモンモードフ
ィードバック段と、バッファ出力段とを含む。一対の差
動入力が外部のアナログ源からの入力信号を受け取る。
他方の対は、出力段から内部で差動モードフィードバッ
クを受け取る。二対の差動入力の出力は、コモンモード
のフィードバック信号と組み合わされ、カスコード段を
ドライブし、次に該カスコード段は出力段を付勢する。
【0011】差動モードフィードバックは、自動的な内
部ノイズ消去を提供し、完全に集積化した設計により増
幅器が高周波数動作を達成できるようにし、一つの演算
増幅器のみを用いるとチップ領域は小さく、所要電力は
小さくなる。金属酸化物半導体(MOS)設計が開示さ
れており、より高周波数動作が望ましい用途に対するバ
イポーラ相補型金属酸化物半導体(BiCMOS)設計
も開示されている。後者の設計は、高インピーダンスに
対してMOS入力を、高速に対してバイポーラカスコー
ドトランジスタを、高出力インピーダンスに対してバイ
ポーラ電流源を、ドライブ性に対してバイポーラエミッ
タ/フォロワを、高速のコモンモード速度に対してバイ
ポーラコモンモードフィードバックを使用している。
【0012】本発明の全差動単一利得演算増幅器(全差
動フォロワとしても知られている)は、高速動作とノイ
ズ消去とが重要である、データ記録装置におけるデータ
チャンネルとサーボチャンネルとに特に適用性がある。
一適用例においては、ノイジイな構成要素間での低域通
ろ波とバッファリングとを行うサレン・キー(Sal
len and Key)ろ波器をつくるために本回路
が用いられる。ろ波器は、他の機能のものと同じチップ
に容易に集積化され、その結果できたVLSIデバイス
は、データ記録装置のデータチャンネルあるいはサーボ
チャンネル回路に配置される。
【0013】
【実施例】図1には、本発明を例示する、全差動フォロ
ワとしても知られる全差動単一利得演算増幅器10が示
されている。全差動フォロワ10は一般的に二対の差動
入力と、図示のような電圧極性を有する一対の差動出力
とを含む。Vout-からVfb + へ、かつVout+からVfb-
までそれぞれ差動モードフィードバックが設けられ、増
幅器が単一利得を生ずるようにする。図1に概念的に示
すように、全差動フォロワ10が1つの演算増幅器に基
づいて実現されることに注目すべきである。このため、
本発明は従来技術の全差動演算増幅器を構成するのに使
用されるデュアル・シングルエンデッド・フォロワより
必要とする面積と電力とが少ないので、従来技術に対し
て重要な利点を提供する。
【0014】図2には、本発明の原理を示す、全差動フ
ォロワ10の内部構成のブロック図が示されている。入
力差動相互コンダクタンス段11が入差動電圧Vinを
入力差動電流Iinに変換する。カスコード段13は、3
つの電流入力、即ち入力差動相互コンダクタンス段11
からのIinと、フィードバック差動相互コンダクタンス
段17からのIfbと、出力コモンモード検出段19から
のIcmとである。動作時、カスコード段13は、3つの
入力の和を表す高インピーダンスの出力差動電圧Vcsを
発生する。出力バッファ15は、カスコード段13から
の出力のVcsに接続された入力と、全差動フォロワ10
のための出力差動電圧を形成する出力Vout とを有す
る。動作時、出力バッファ15は、全差動フォロワ10
の出力Vout において低インピーダンスバッファとして
作用する。
【0015】フィードバック差動相互コンダクタンス段
17は、本発明の重要な部分を形成し、カスコード段1
3の出力のVcsに接続された入力と、カスコード段13
への入力の1つを形成する出力Ifbとを有している。動
作時、フィードバック差動相互コンダクタンス段17
は、Vcsの差動モード成分を電流Ifbの形でカスコード
段13へフィードバックすることにより全差動フォロワ
10に単一利得を提供する。出力コモンモード検出段1
9は、出力バッファ15の出力のVout に接続された入
力と、カスコード段13への入力の1つを形成する出力
Icmとを有している。動作時、出力コモンモード検出段
19は、Vout に存在するいずれかのコモンモード変動
を検出し、これを電流Icmの形態でカスコード段13へ
フィードバックする。
【0016】図3には、全差動フォロワ10の好適実施
例の回路図が示されている。この設計は、単一のチップ
に、あるいは他の機能を含むより大きいチップの一部と
して完全に集積化しうるMOS技術によっている。Pチ
ャンネル金属酸化物半導体(PMOS)デバイス41
は、VDDに接続されたソースと、(図5に関して後述す
る)バイアス回路によりノードGでドライブされ、かつ
デバイス42,43,44,45および46のゲートに
接続されたゲートと、デバイス55と56のそれぞれの
ソースに接続されたドレインとを有している。PMOS
デバイス42は、VDDに接続されたソースと、前述のよ
うなゲートと、デバイス57と58とのそれぞれのソー
スに接続されたドレインとを有している。PMOSデバ
イス43は、VDDに接続されたソースと、前述のように
接続されたゲートと、デバイス50のソースに接続され
たドレインとを有している。PMOSデバイス44は、
DDに接続されたソースと、前述のように接続されたゲ
ートと、デバイス51のソースに接続されたドレインと
を有している。PMOSデバイス45は、VDDに接続さ
れたソースと、前述のように接続されたゲートと、デバ
イス52のソースとデバイス48のゲートとに接続され
たドレインとを有している。PMOSデバイス46は、
DDに接続されたソースと、前述のように接続されたゲ
ートと、デバイス53のソースとデバイス47のゲート
とに接続されたドレインとを有している。Nチャンネル
金属酸化物半導体(NMOS)デバイス47は、VDD
接続されたドレインと、前述のように接続されたゲート
と、デバイス48のソース、デバイス64のドレイン、
デバイス62と63とのそれぞれのゲートとに接続され
たソースとを有している。NMOSデバイス48は、V
DDに接続されたドレインと、前述のように接続されたゲ
ートとソースとを有している。NMOSデバイス49
は、VDDに接続されたドレインと、ゲートと、デバイス
65のドレインとデバイス64と65とのそれぞれのゲ
ートに接続されたソースとを有している。
【0017】PMOS50は、前述のように接続された
ソースと、(図5に関して後述するように)バイアス回
路によりノードHにおいてドライブされ、デバイス51
のゲートに接続されたゲートと、デバイス58と59と
のそれぞれのゲートとデバイス60のドレインとに接続
されたドレインとを有している。PMOSデバイス51
は、前述のように接続されたソースとゲートと、デバイ
ス54と57とのそれぞれのゲートとデバイス61のド
レインとに接続されたドレインとを有している。PMO
Sデバイス52は、前述のように接続されたソースと、
デバイス54のソースとデバイス66のドレインとに接
続されたゲートと、Vssに接続されたドレインとを有し
ている。なお、デバイス66のドレインは全差動フォロ
ワ10のV- 出力を形成する。PMOSデバイス53
は、前述のように接続されたソースと、デバイス5
ソースとデバイス67のドレインとに接続されたゲート
と、VSSに接続されたドレインとを有している。なお、
デバイス67のドレインは全差動フォロワ10のV+ 出
力を形成する。NMOSデバイス54は、VDDに接続さ
れたドレインと、前述のように接続されたゲートとソー
スとを有している。
【0018】PMOSデバイス55は、前述のように接
続されたソースと、全差動フォロワ10のV+ 入力を形
成するゲートと、デバイス57と63とのそれぞれのド
レインに接続された、またデバイス61のソースに接続
されたドレインとを有している。PMOSデバイス56
は、前述のように接続されたソースと、全差動フォロワ
10のV- 入力を形成するゲートと、デバイス58と6
2とのそれぞれのドレインに接続された、またデバイス
60のソースに接続されたドレインとを有している。P
MOSデバイス57は、前述のように接続されたソース
と、ゲートとドレインとを有している。PMOSデバイ
ス58は、前述のように接続されたソースと、ゲート
と、ドレインとを有している。NMOSデバイス59
は、VDDに接続されたドレインと、前述のように接続さ
れたゲートとソースとを有している。
【0019】NMOSデバイス60は、前述のように接
続されたドレインとソースと、(図5に関して以下説明
する)バイアス回路によりノードIにおいてドライブさ
れ、かつデバイス61のゲートに接続されているゲート
とを有している。NMOSデバイス61は、前述のよう
に接続されたドレインとゲートとソースとを有してい
る。NMOSデバイス62は、前述のように接続された
ドレインと、デバイス63のゲートとデバイス64のド
レインとに接続されたゲートと、VSSに接続されたソー
スとを有している。NMOSデバイス63は、前述のよ
うに接続されたドレインとゲートと、VSSに接続された
ソースとを有している。NMOSデバイス64は、前述
のように接続されたドレインとゲートと、Vssに接続さ
れたソースとを有している。NMOSデバイス65は、
前述のように接続されたドレインとゲートと、VSSに接
続されたソースとを有している。NMOSデバイス66
は、前述のように接続されたドレインと、(図5に関し
て以下説明する)バイアス回路によりノードJにおいて
ドライブされるゲートと、VSSに接続されたソースとを
有している。NMOSデバイス67は、前述のように接
続されたドレインと、(図5に関して以下説明する)バ
イアス回路によりノードJにおいてドライブされるゲー
トと、VSSに接続されたソースとを有している。
【0020】動作時、MOSデバイス55,56,57
および58は全差動フォロワ10への4つの差動入力を
構成する。トランジスタ対57,58への入力は、ノー
ドAとBとにおいてカスコード段の差動出力に接続さ
れ、負のフィードバックループを形成する。この構成
は、全差動フォロワ10が単一利得を達成するようにし
うる差動モードフィードバックを提供するので、本発明
の重要な部分を形成する。トランジスタ55,56への
入力はカスコードされてトランジスタ対60,61を介
して出力される。トランジスタ対43,44および5
0,51は、電流源を形成し、該電流源はカスコードさ
れて高出力インピーダンスを得るようにされる。
【0021】ソースフォロワはドライブ能力を向上させ
るバッファとして使用される。トランジスタ54,59
はNMOSソースフォロワを形成し、一方トランジスタ
52,53はPMOSソースフォロワを形成する。PM
OSがNMOSに後続する2つのソースフォロワは供給
範囲の中間においてコモンモードを保持する。
【0022】デバイス47,48および49は、適正な
出力コモンモード電圧を設定するコモンモードのフィー
ドバックを形成する。このフィードバックにより、トラ
ンジスタ49のゲート入力レベルに、全差動フォロワ1
0に対するコモンモードの出力レベルが強制的に合わさ
れる。
【0023】図4には、全てのMOS論理素子を用いて
得ることのできるものより高い速度を達成するためにバ
イポーラ論理素子を用いて設計された全差動フォロワ1
0の好適実施例の回路図が示されている。図3に示す設
計と同様に、図4の回路は単一のチップに、あるいは他
の機能を含むより大きいチップの一部として集積化でき
る。PMOSデバイス71は、VDDに接続されたソース
と、デバイス72のゲートに接続されたゲートと、デバ
イス81と82とのそれぞれのソースに接続されたドレ
インとを有している。PMOSデバイス72は、VDDに
接続されたソースと、前述のように接続されたゲート
と、デバイス83と84とのそれぞれのソースに接続さ
れたドレインとを有している。バイポーラPNPデバイ
ス73は、抵抗を介してVDDに接続されたエミッタと、
デバイス74のベースに接続されたベースと、コレクタ
とを有している。該コレクタは、デバイス83のゲート
と、デバイス75のベースと、コンデンサを介して接地
とに接続されている。バイポーラPNPデバイス74
は、抵抗を介してVDDに接続されたエミッタと、前述の
ように接続されたベースと、コレクタとを有している。
該コレクタは、デバイス84のゲートと、デバイス87
のベースと、コンデンサを介して接地とに接続されてい
る。バイポーラNPNデバイス75は、デバイス76の
コレクタと、抵抗を介してVDDとに接続されたコレクタ
と、前述のように接続されたベースと、エミッタとを有
している。該エミッタは、デバイス76のエミッタと、
デバイス77と78とのそれぞれのベースと、デバイス
91と92とのそれぞれのコレクタとに接続され、かつ
全差動フォロワ10のV- 出力を形成する。バイポーラ
NPNデバイス76は、前述のように接続されたコレク
タと、ベースと、エミッタとを有している。バイポーラ
NPNデバイス77は、デバイス78のコレクタに、か
つ抵抗を介してVDDとに接続されたコレクタと、前述の
ように接続されたベースと、エミッタとを有している。
該エミッタは、デバイス78のエミッタに、かつ抵抗を
介してデバイス93,94,95,96,97および9
8のベースと、デバイス97および98のコレクタと、
かつ第2の抵抗を介してデバイス79,80のエミッタ
に接続されている。バイポーラNPNデバイス78は前
述のように接続されたコレクタと、ベースと、エミッタ
とを有している。バイポーラNPNデバイス79は、デ
バイス80のコレクタに、かつ抵抗を介してVDDに接続
されたコレクタと、ベースと、前述のように接続された
エミッタとを有している。バイポーラNPNデバイス8
0は、前述のように接続されたコレクタとエミッタと、
ベースとを有している。該ベースは、デバイス87と8
8とのそれぞれのエミッタとデバイス89と90とのそ
れぞれのコレクタとに接続され、かつ全差動フォロワ1
0のV+ 出力を形成する。
【0024】PMOSデバイス81は、前述のように接
続されたソースと、全差動フォロワ10のV+ 入力を形
成するゲートと、デバイス83のドレインおよびデバイ
ス93と94とのそれぞれのコレクタとに接続されたド
レインとを有している。PMOSデバイス82は、前述
のように接続されたソースと、全差動フォロワ10のV
- 入力を形成するゲートと、デバイス84のドレインお
よびデバイス95と96とのそれぞれのコレクタとに接
続されたドレインとを有している。PMOSデバイス8
3は、前述のように接続されたソースとゲートとドレイ
ンとを有している。PMOSデバイス84は、前述のよ
うに接続されたソースとゲートとドレインとを有してい
る。
【0025】バイポーラNPNデバイス87は、前述の
ように接続されたベースとエミッタと、デバイス88の
コレクタに、かつ抵抗を介してVDDに接続されているコ
レクタとを有している。バイポーラNPNデバイス88
は、前述のように接続されたコレクタとベースとエミッ
タとを有している。バイポーラNPNデバイス89は、
前述のように接続されたコレクタと、デバイス90,9
1および92のそれぞれのベースに接続されたベース
と、デバイス90のエミッタに、かつ抵抗を介してVSS
に接続されたエミッタとを有している。バイポーラNP
Nデバイス90は、前述のように接続されたコレクタと
ベースとエミッタとを有している。バイポーラNPNデ
バイス91は、前述のように接続されたコレクタとベー
スと、デバイス92のエミッタに、かつ抵抗を介してV
SSに接続されたエミッタとを有している。バイポーラN
PNデバイス92は、前述のように接続されたコレクタ
とベースとエミッタとを有している。
【0026】バイポーラNPNデバイス93は、前述の
ように接続されたコレクタとベースと、デバイス94の
エミッタに、かつ抵抗を介してVSSに接続されたエミッ
タとを有している。バイポーラNPNデバイス94は、
前述のように接続されたコレクタとベースとエミッタと
を有している。バイポーラNPNデバイス95は、前述
のように接続されたコレクタとベースと、デバイス96
のエミッタに、かつ抵抗を介してVSSに接続されたエミ
ッタとを有している。バイポーラNPNのデバイス96
は、前述のように接続されたコレクタと、ベースと、エ
ミッタとを有している。バイポーラNPNデバイス97
は、前述のように接続されたコレクタとベースと、デバ
イス98のエミッタに、かつ抵抗を介してVSSに接続さ
れたエミッタとを有している。バイポーラデバイス98
は、前述のように接続されたコレクタとベースとエミッ
タとを有している。
【0027】動作時、MOS対81,82および83,
84は全差動フォロワ10への4つの入力を構成する。
高入力インピーダンスをつくるためにバイポーラデバイ
スよりむしろMOSデバイスが用いられる。これにより
ノードEとFとにおいてキャパシタンスと関連する最初
の非主極の周波数が上げられる(演算増幅器の帯域幅が
増大する)。PNPトランジスタの高出力インピーダン
スがノードCとDとにおいて十分なゲインを提供し、か
つ単一の対がカスコード配列に対して改良された(より
小さい)出力スイングを提供するので、カスコードされ
た電流源は単一のバイポーラ対73,74によって代替
される。さらに、PNPデバイスをカスコード化するこ
とにより図4による回路によりさらに高い利得およびよ
り小さい出力スイングを達成しうることが注目される。
【0028】NPNエミッタフォロワがMOSソースフ
ォロワより良好なドライブ能力を有しているので、NP
Nエミッタフォロワ75,76および87,88並びに
89,90および91,92が使用される。デバイスは
電流を処理するために並列化されている。コモンモード
フィードバックが、ダイオード接続の対97,98と関
連した差動対77,78および79,80により提供さ
れる。バイポーラフィードバックは、はるかに速いコモ
ンモード速度を提供する。最後に、バイポーラトランジ
スタは正確なターンオン電圧VBEを有しているので何ら
外部の基準は必要とされない。
【0029】図5には、本発明の好適実施例と共に使用
するように構成されたバイアス回路の回路図が示されて
いる。PMOSデバイス111は、VDDに接続されたソ
ースと、相互に接続されているゲートとドレインとを有
している。該ゲートとドレインとは、デバイス112と
113のそれぞれのゲートと、デバイス114のソース
と、ノードGとに接続されている。PMOSデバイス1
11は、前述のように図3に示すデバイスにドライブ電
流を提供する。PMOSデバイス112は、VDDに接続
されたソースと、前述のように接続されたゲートと、デ
バイス115のソースとノードHとに接続されたドレイ
ンを有し、前述のように図3に示すデバイスにドライブ
電流を提供する。PMOSデバイス113は、VDDに接
続されたソースと、前述のように接続されたゲートと、
デバイス116のドレインと、デバイス116と117
とのそれぞれのゲートとに接続されたドレインとを有し
ている。PMOSデバイス114は、前述のように接続
されたソースと、デバイス115のゲートおよびデバイ
ス118のドレインに接続され、かつ相互に接続されて
いるゲートとドレインとを有している。PMOSデバイ
ス115は、前述のように接続されたソースとゲート
と、デバイス119のドレインとゲートに、かつノード
Jに接続されたドレインとを有し、前述のように図3で
示すデバイスへのドライブ電流を提供する。
【0030】NMOSデバイス116は、前述のように
接続されたドレインとゲートと、デバイス120のドレ
インとデバイス120と121とのそれぞれのゲートと
に接続されたソースとを有している。NMOSデバイス
117は、VDDに接続されたドレインと、前述のように
接続されたゲートと、デバイス121のドレインとノー
ドIとに接続されたソースとを有し、前述のように図3
に示すデバイスにドライブ電流を提供する。NMOSデ
バイス118は、前述のように接続されたドレインと、
基準電圧VREF に接続されたゲートと、VSSに接続され
たソースとを有している。NMOSデバイス119は、
前述のように接続されたドレインとゲートと、VSSに接
続されたソースとを有している。NMOSデバイス12
0は前述のように接続されたドレインとゲートと、VSS
に接続されたソースとを有している。NMOSデバイス
121は、前述のように接続されたドレインとゲート
と、VSSに接続されたソースとを有している。
【0031】動作時、VREF が、トランジスタ118の
ゲートに付与され、トランジスタ111,114および
118を介して電流を設定する。電流はトランジスタ1
12,113および115を介してミラー(mirro
r)される。トランジスタ113を通る電流の方はトラ
ンジスタ116,117,120および121を介して
ミラーされる。全てのデバイスは、無限に近い入力イン
ピーダンスがそれによって提供されるためMOSであ
る。
【0032】図6は、本発明に対する適用を示す、4次
サレン・キーの低通過ろ波器の概略図である。ろ波
器は、カスコード接続されたバイカッド(biqua
d)低通過ろ波器125,126を含み、各バイカッ
ドは、本発明による全差動単一利得バッファ(127,
128)によって実現される。全差動バッファ127,
128に結合されたバイカッド125,126を形成
し、かつ所与の周波数応答性を有するろ波器を作るに必
要な特定の抵抗とキャパシタンス値とを提供する抵抗と
コンデンサとの接続は、電子フィルタ技術分野の専門家
には周知の事項であって、そのため本明細書では詳細に
は説明しない。図6の重要な局面は、本発明に関連の高
速性とノイズに対する免疫性とを有利に利用して、従来
技術によって構成した対応のろ波器に対して速度、ノイ
ズに対する免疫性、面積および電力要件が向上したろ波
器を形成する適用例を提供することである。
【0033】図7には、本発明の別の適用例を示す、デ
ータ記憶装置に対するデータチャンネル電子装置の一部
を形成する部分応答最尤(PRML)回路140のブロ
ック図が示されている(即ち、全差動フォロワを採用し
たデータチャンネルの構成が示されている。)。PRM
L回路140は、低通過ろ波器141、電圧利得増幅
142、低通過ろ波器143、アナログマルチプレク
サ144、アナログ−デジタル変換器145、デジタル
信号プロセッサ146、デジタル−アナログ変換器14
7、電圧制御発振器148、およびデジタル−アナログ
変換器149を含む。
【0034】動作時、情報記憶ディスクから受け取った
アナログサーボ信号あるいはサーボクロックは、図6に
示すサレン・キー設計あるいは当該技術分野で公知の数
多くの他の設計とによって実行しうる低通過ろ波器1
41を通される。低通過ろ波器141は、本発明によ
る1つ以上の全差動フォロワを含むことによって本発明
に関連した高周波数能力とノイズ阻止性とを達成する。
【0035】専用サーボディスクファイルの場合のユー
ザデータと、セクターサーボディスクファイルの場合の
ユーザデータあるいはサーボ情報とからなるアナログア
クチュエータ信号は、情報記憶ディスクと関連したデー
タアクセスアクチュエータから受け取られ、かつ電圧利
得増幅142を通され、そこで後続の処理に適したレベ
ルまで増幅される。増幅された信号は、次に低通過ろ
波器143を通り、このろ波器は、低通過ろ波器14
1と同様に少なくとも1つの、本発明により構成された
全差動フォロワを含んでいる。次に低通過ろ波器14
3からのろ波された出力は、低通過ろ波器141から
のろ波された出力とマルチプレクサ144において多重
化される。加算ノード144での結果的な出力は、アナ
ログ−デジタル変換器145により等価のデジタルに変
換され、デジタル情報はデジタル信号プロセッサ146
により事後ろ波され、そのときろ波されたデジタル情報
が有限インパルスレスポンスフィルタを有する外部回路
に出力される。
【0036】デジタル−アナログ変換器147は、デジ
タル信号プロセッサ146からのデジタル情報をその等
価なアナログでの情報に変換し、この信号を電圧制御発
振器148に提供し、該発振器の方はクロック信号をア
ナログ−デジタル変換器145へ提供する。デジタル−
アナログ変換器149は、デジタル信号プロセッサ14
6からのデジタル情報をその等価のアナログ情報に変換
し、この信号をフィードバックとして電圧利得増幅器1
42へ提供する。
【0037】図8には、本発明の別の適用例を示す、デ
ータ記録装置のサーボチャンネル制御電子装置の一部を
形成するデジタル積分化(integrated)位置
誤差信号(PES)回路150のブロック線が示されて
いる(即ち、全差動フォロワを採用したサーボチャンネ
ルの構成が示されている。)。デジタル積分化PES回
路150は、電圧利得増幅器151、低通過ろ波器1
52、デジタル位置誤差信号回路153、復調回路15
4、自動利得制御ろ波回路155、デジタル−アナログ
変換器156、積分器157、およびサーボ位相ロック
ドループ158を含んでいる。
【0038】動作時、情報記憶ディスクと関連したデー
タアクセスアクチュエータから受け取られたアナログア
クチュエータ位置信号は、電圧利得増幅器151を通さ
れ、そこで次に処理するに適したレベルまで増幅され
る。次いで、増幅された信号は低通過ろ波器152を
通る。該ろ波器は、低通過ろ波器141,143と同
様に、少なくとも1つの、本発明により構成された全差
動フォロワを含む。低通過ろ波器152からのろ波さ
れた出力は、デジタル位置誤差信号回路153を通り、
そこでデジタル化され、アクチュエータの実際の位置と
所望の位置との間の差を示す量に変換され、次いで外部
のデジタル・コプロセッサ(DCP)へ出力される。
【0039】また、低通過ろ波器152からのろ波さ
れた出力は、復調回路154を通り、そこでアクチュエ
ータの位置信号がキャリヤから抽出される。また、低
通過ろ波器152からのろ波された出力は、サーボ位相
ロックドループ158を通り、そこで周波数ロックさ
れ、次いで、自動利得制御データチャンネルおよびデジ
タル位置誤差信号回路(図示せず)のためのクロックへ
出力される。復調回路154の出力は、自動利得制御ル
ープフィルタ155を通り、そのろ波された出力は、デ
ジタル−アナログ変換器156によるDCP設定点から
アナログ形態への変換の後、DCP設定点と組み合わさ
れる。アナログ信号曲線より下の領域は、積分器157
によって計算され、その結果は、デジタル位置誤差信号
を調整するのに追って使用されるために電圧利得増幅器
151へ送られる。
【0040】図9には、本発明の全差動フォロワを組み
入れたデータ記録装置160のブロック図が示されてい
る。情報記録装置160は、データチャンネル140、
サーボチャンネル150、ハウジング161、データヘ
ッド162、ディスク163、ドライブ装置164、音
声コイルモータ165、およびアクチュエータアーム1
66を含む。動作時、本発明による少なくとも1つの全
差動フォロワを含むデータチャンネル140は、ユーザ
データを送りかつ受け取り、信号を提供して、データヘ
ッド162を介してディスク163からユーザデータを
読み取り、かつ該ディスク163に書き込む。本発明に
より構成された少なくとも1つの全差動フォロワを含む
サーボチャンネル150は、ヘッド162からサーボ信
号を受け取り、かつ音声コイルモータ165を介してア
クチュエータを制御して、アクチュエータアーム166
駆動する。一方,ドライブ装置164は、一定速度
ィスク163を回転させる。ハウジング161は、装
置全体を囲繞し、安定させ、かつ環境の影響から保護す
る。
【0041】前述の好適実施例や適用について多くの変
形が可能であることは注目に値する。例えば、本発明が
実行される技術は、図3と図4とに示す好適実施例の二
実行例から証明されるように電力、速度、ノイズおよび
その他の要件に適合させるため容易に変更可能である。
ダイオード構成のMOSデバイス65に対するダイオー
ドのように回路の構成要素の機能的な等価物は代替させ
てもよい。図9に示す物理的レイアウトは、例えば、ハ
ウジングからデータチャンネルまたはサーボチャンネル
あるいはこれら両方を除去するように形態を変えること
ができる。サーボシステムは、専用のサーボ方法あるい
はセクタサーボ方法を実行することができる。アクチュ
エータ、ヘッドおよびディスクの数は限度なく変えるこ
とができる。さらに、本発明は、磁気および光学的ディ
スクシステム、テープ記憶システム、オーディオおよび
ビデオ回路、および高性能の低ノイズフォロワに対する
必要性のあるその他のいずれかのデバイスを含む広範囲
のデバイスに容易に適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による全差動フォロワを示す概略図。
【図2】本発明による全差動フォロワを示すブロック
図。
【図3】本発明の好適実施例による全差動フォロワを示
す回路図。
【図4】本発明の好適実施例の代替構成による全差動フ
ォロワを示す回路図。
【図5】本発明の好適実施例と共に使用するバイアス回
路を示す回路図。
【図6】本発明の全差動フォロワに対する適用を形成す
サレン・キーろ波器を示す概略図。
【図7】本発明の全差動フォロワに対する適用を形成す
るデータ記憶装置のデータチャンネルを示すブロック
図。
【図8】本発明による全差動フォロワに対する適用を形
成するデータ記録装置のサーボチャンネルを示すブロッ
ク図。
【図9】本発明による全差動フォロワを組み入れたデー
タ記録装置を示すブロック図。
【符号の説明】
10 :全差動単一利得増幅器(全差動フォロ
ワ) 125,126:低通過ろ波器 127,128:全差動単一利得バッファー 141,143,152:低通過ろ波器 142,151:電圧利得増幅器 144 :アナログマルチプレクサ 145 :アナログ−デジタル変換器 146 :デジタル信号プロセッサ 147,149,156:デジタル−アナログ変換器 148 :電圧制御発振器 150 :位置誤差信号回路 153 :デジタル位置信号回路 158 :サーボ位相ロックドループ 160 :情報記録装置 161 :ハウジング 162 :データヘッド 163 :ディスク 164 :ドライブ装置 165 :音声コイルモータ 166 :アクチュエータアーム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ルーミイ・カーン アメリカ合衆国95051、カリフォルニア 州 サンタ・クララ、ハルフォード 1700番地、ナンバー 124 (72)発明者 チョーン・クァン・ウォン アメリカ合衆国95120、カリフォルニア 州 サン・ノゼ、クァイル・クリーク・ サークル 1158番地 (56)参考文献 特開 昭61−109309(JP,A) 特開 昭62−217707(JP,A) 実開 昭61−33520(JP,U)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1対の入力差動電圧を入力差動電流に変換
    する入力差動相互コンダクタンス段と、 複数の入力を有し、該入力の電流の和に応じて和出力電
    圧を発生するカスコード段と、 前記カスコード段からの前記和出力電圧を受け取り、該
    和出力の差動モード成分を表すフィードバック電流を出
    力するフィードバック差動相互コンダクタンス段と、前記カスコード段から前記和出力を受け取り、該出力に
    応答して出力電圧を発生するバッファ手段を有する出力
    バッファと、 前記出力バッファから前記出力電圧を受け取る入力、前
    記出力バッファからの出力電圧に応答して前記出力電圧
    のコモン・モード成分を電流の形態で表すコモン・モー
    ド・フィードバック信号を発生する検出手段、及び前記
    コモン・モード・フィードバック信号を出力する出力と
    を有する出力コモン・モード検出段と、 含み、 前記フィードバック電流前記入力差動電流および前記
    コモン・モード・フィードバック信号電流は前記カスコ
    ード段の前記入力に印加されるようにした全差動ユニテ
    ィ・ゲイン演算増幅器。
  2. 【請求項2】 カスコード関係で相互に接続された第1
    と第2のバイカッドを設け、 前記第1と第2のバイカッドの少なくとも一方が全差動
    ユニティ・ゲイン演算増幅器を含み、 前記全差動ユニ
    ティ・ゲイン演算増幅器が、 1対の入力差動電圧を入力差動電流に変換する入力差動
    相互コンダクタンス段と、 複数の入力を有し、該入力の電流の和に応じて和出力電
    圧を発生するカスコード段と、 前記カスコード段からの前記和出力電圧を受け取り、該
    和出力の差動モード成分を表すフィードバック電流を出
    力するフィードバック差動相互コンダクタンス段と、前記カスコード段から前記和出力を受け取り、該出力に
    応答して出力電圧を発生するバッファ手段を有する出力
    バッファと、 前記出力バッファから前記出力電圧を受け取る入力、前
    記出力バッファからの出力電圧に応答して前記出力電圧
    のコモン・モード成分を電流の形態で表すコモン・モー
    ド・フィードバック信号を発生する検出手段、及び前記
    コモン・モード・フィードバック信号を出力する出力と
    を有する出力コモン・モード検出段と、 含み、 前記フィードバック電流前記入力差動電流および前記
    コモン・モード・フィードバック信号電流は前記カスコ
    ード段の前記入力に印加されるようにした電子ろ波器。
  3. 【請求項3】 アナログサーボ信号を受け取り、かつろ
    波する第1のろ波器と、 アナログのアクチュエータ位置信号を受け取り、かつ増
    幅する電圧利得増幅器と、 該増幅されたアナログのアクチュエータ位置信号を受け
    取り、かつろ波する第2のろ波器と、 前記第1のろ波器と第2のろ波器とに結合され、前記第
    1と第2のろ波器のそれぞれの出力を受け取り、かつ加
    算する加算手段とを設け、 前記第1のろ波器と前記第2のろ波器の少なくとも1つ
    が全差動ユニティ・ゲイン演算増幅器を含み、該全差動
    ユニティ・ゲイン増幅器が、 1対の入力差動電圧を入力差動電流に変換する入力差動
    相互コンダクタンス段と、 複数の入力を有し、該入力の電流の和に応じて和出力電
    圧を発生するカスコード段と、 前記カスコード段からの前記和出力電圧を受け取り、該
    和出力の差動モード成分を表すフィードバック電流を出
    力するフィードバック差動相互コンダクタンス段と、前記カスコード段から前記和出力を受け取り、該出力に
    応答して出力電圧を発 生するバッファ手段を有する出力
    バッファと、 前記出力バッファから前記出力電圧を受け取る入力、前
    記出力バッファからの出力電圧に応答して前記出力電圧
    のコモン・モード成分を電流の形態で表すコモン・モー
    ド・フィードバック信号を発生する検出手段、及び前記
    コモン・モード・フィードバック信号を出力する出力と
    を有する出力コモン・モード検出段と、 含み、 前記フィードバック電流前記入力差動電流および前記
    コモン・モード・フィードバック信号電流は前記カスコ
    ード段の前記入力に印加されるようにした、データ記録
    装置で使用するデータチャンネル。
  4. 【請求項4】 アナログのアクチュエータ位置信号を受
    け取り、かつ増幅する電圧利得増幅器と、 前記増幅されたアナログのアクチュエータ位置信号を受
    け取り、かつろ波するろ波器と、 前記ろ波器に結合され、前記アナログのアクチュエータ
    位置信号を受け取り、かつそれからデジタルの位置誤差
    信号を決定する誤差決定手段とを設け、 前記ろ波器が、少なくとも1つの全差動ユニティ・ゲイ
    ン演算増幅器を含み、該全差動ユニティ・ゲイン演算増
    幅器が、 1対の入力差動電圧を入力差動電流に変換する入力差動
    相互コンダクタンス段と、 複数の入力を有し、該入力の電流の和に応じて和出力電
    圧を発生するカスコード段と、 前記カスコード段からの前記和出力電圧を受け取り、該
    和出力の差動モード成分を表すフィードバック電流を出
    力するフィードバック差動相互コンダクタンス段と、前記カスコード段から前記和出力を受け取り、該出力に
    応答して出力電圧を発生するバッファ手段を有する出力
    バッファと、 前記出力バッファから前記出力電圧を受け取る入力、前
    記出力バッファからの出力電圧に応答して前記出力電圧
    のコモン・モード成分を電流の形態で表すコモン・モー
    ド・フィードバック信号を発生する検出手段、及び前記
    コモン・モード ・フィードバック信号を出力する出力と
    を有する出力コモン・モード検出段と、 含み、 前記フィードバック電流前記入力差動電流および前記
    コモン・モード・フィードバック信号電流は前記カスコ
    ード段の前記入力に印加されるようにした、データ記録
    装置で使用するサーボチャンネル。
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