JP2800640B2 - デスケーリング及び冷間圧延方法及び設備 - Google Patents

デスケーリング及び冷間圧延方法及び設備

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JP2800640B2
JP2800640B2 JP16344493A JP16344493A JP2800640B2 JP 2800640 B2 JP2800640 B2 JP 2800640B2 JP 16344493 A JP16344493 A JP 16344493A JP 16344493 A JP16344493 A JP 16344493A JP 2800640 B2 JP2800640 B2 JP 2800640B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、デスケーリング工程と
可逆式多パスの冷間圧延を行う工程とを単一設備ライン
内で続けて行うデスケーリング及び冷間圧延方法及び設
備に係わり、特にコンパクトで経済性や生産性に優れた
デスケーリング及び冷間圧延方法及び設備に関する。
【0002】
【従来の技術】普通鋼や特殊鋼の板材を製造する設備に
は、ホットコイルの表面に生じたさび(スケール)を除
去するデスケーリング工程と、板厚を所定の厚みまで減
厚する冷間圧延工程とがある。
【0003】デスケーリング工程でのデスケーリングの
方法としては現在、化学的な方法(酸洗)と機械的方法
とを組合せることによって、その効率を向上させてい
る。一方、冷間圧延工程での冷間圧延方式としては、1
台の圧延機で可逆式に多パスの圧延を行うレバースミル
方式と、複数台の圧延機を並べて一方向に1パスで圧延
するタンデムミル方式とが用いられている。
【0004】従来の一般的設備では、デスケーリング工
程と冷間圧延工程は非連続的に行うのが普通であり、デ
スケーリング工程ではホットコイルを次々につなぐ連続
ライン形式を採るため、デスケーリング設備の入側に高
価な溶接機を配置し、また溶接中のライン停止を避ける
ため長尺のルーパーを配置し、更に長尺の酸洗タンク
(酸洗設備)を配置している。また、酸洗済コイルを次
工程の冷間圧延設備(以下、冷延設備と略す)に送る必
要があるので、酸洗済コイルを工場内搬送や貯蔵に適し
たサイズとすべく酸洗設備出側で再び分割し、巻取る。
更に、酸洗設備と冷延設備の間には、両設備の生産計画
の差異を吸収するため広大なコイルヤードが設けられ、
且つ、この領域にコイルの搬送,貯蔵,管理のための施
設が設置される。
【0005】また、酸洗設備とタンデムミルを直接つな
いだいわゆる連続式酸洗及び冷延設備がすでに実用化さ
れている。
【0006】次に、冷間圧延工程としては、まずタンデ
ムミル方式についてみると、1コイル毎に通板,圧延,
尻抜を行ういわゆるバッチタンデムミル、前記の酸洗と
直接つながった連続タンデムミルの他に、ミルの入側に
溶接機やルーパーを配置したいわゆるミル単独連続タン
デムミル等のタンデムミルがある。
【0007】一方、レバースミル方式は、小さな生産能
力を得る小規模設備に用いられる。ここで、レバースミ
ルが小さな生産能力しか持ち得ないことを逆に利用し
て、元々小さな生産能力しか有し得ない連続プロセスラ
イン(例えば連続焼鈍ライン)と冷延設備とを結びつけ
て連続化のメリットを追求する際に、コンパクトで経済
的な設備を得るものとして、特開昭57−64403 号に記載
の冷間圧延方法が公知である。この公知例では、レバー
スミル入側や出側に備蓄装置、すなわちルーパーを設
け、圧延材は連続してつながっており、レバースミルの
前後で圧延材を切断することは正規の作業としては行わ
ず、常に次工程のプロセスライン(例えば連続焼鈍ライ
ン)へ一定速度で圧延の完了した板材を連続的に供給す
ることを可能にしている。
【0008】更に、レバースミルの生産能力を向上する
方法及び設備として、特公昭57−39844 号公報に記載の
ものが公知である。この公知例では、レバースミルの入
側で圧延に供される複数の通常サイズコイルを次々と溶
接により長尺コイルすなわち長大な単一コイルに形成
し、しかる後にこの長尺コイルを可逆圧延し、最後のパ
スで再度通常コイルに分割する方法を提案している。
【0009】また、連続プロセスラインにおいて長尺コ
イルを使用する方法としては特公昭59−52710 号公報に
記載のものが公知である。この公知例では、前記ライン
中に溶接機,ルーパー,デスケーリング装置,シャー及
び交換可能な一対の長尺コイル巻取りドラムを有してい
る。長尺コイルは1パス圧延を行うタンデムミルに導か
れ、圧延後のストリップはミル出側にて小径コイルに巻
取るため、シャーにて2分割される。この公知例に記載
されたラインにおいて長尺コイルとする理由は、ロール
組替等を含むミルが停止中に、デスケーリング装置の連
続運転を可能とするためである。即ち、この公知例に記
載されたデスケーリング装置の処理能力は、生産能力の
高いタンデムミルのものと同等の高い処理能力を持つこ
とが必要であり、高価なデスケーリング装置となってし
まう。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】図3及び図4に、現在
日本国内に設置されているデスケーリング設備すなわち
酸洗設備と冷延設備のデータを示す。
【0011】図3は酸洗設備の月当りの公称生産能力と
各設備のライン長さの関係をみたものである。当然のこ
とながらこの関係は、各設備のレイアウトやプロダクト
ミックスによりばらついているが、全体としては、 (1)大きな生産能力を得るには長いライン長が必要で
ある。
【0012】(2)しかし小さな生産能力の設備ではラ
イン長は必ずしも能力に比例して短くならない。
【0013】といえる。
【0014】一方、図4は国内に現存する冷延設備の月
当りの公称生産能力と設備数の分布をみたものである。
図中の数値は各設備が有する圧延機のスタンド数であ
り、例えば1はいわゆるシングルスタンドレバースミ
ル、5は5スタンドタンデムミルを意味する。冷延設備
についても全体としては、 (1)大きな生産能力を得るには圧延機のスタンド数を
多くすることにより達成される。
【0015】(2)小さな生産能力はシングルスタンド
により実現できる。
【0016】といえる。
【0017】以上より、デスケーリング及び冷延設備に
ついては、現状、 (1)例えば10万トン/月以上の大きな生産能力を得
るには、ライン長200〜300m級の大規模な酸洗設
備と5〜6スタンドの大規模タンデムミルにより達成で
きる。
【0018】(2)3万トン/月以下の小さな生産能力
に対しては、生産能力の割にはややライン長の長い10
0m級の酸洗ラインと、最も規模の小さくできるシング
ルスタンドレバースミルで達成できる。
【0019】しかしながら、前記(1),(2)の間に
ある例えば5万トン/月前後の中規模の生産能力を有す
る設備の状況をみると、 (3)酸洗設備は10万トン/月と同様なライン長20
0m以上の大規模な設備を必要としている。
【0020】(4)冷延設備についてもタンデムミルで
は1パスで所定の減厚を行う必要上、10万トン/月と
同様な大規模な多スタンドタンデムミルを採用する必要
があり、一方生産量の小さなシングルスタンドレバース
ミルでは複数の設備数を置かせざるを得ない。
【0021】というように、生産能力の割には設備が冗
長となり、大きな投資を必要とする経済性の低いものと
なっている。
【0022】一方、鉄鋼板材の生産,供給ニーズは国内
はもとより全世界的なものであり、特に従来の如き大規
模製鉄所の建設に代って、消費地に近接した適正中規模
の鉄鋼板材の生産拠点の建設が待たれている。
【0023】上記のようなニーズに応えるには、生産規
模の割にコンパクトで過大な投資を必要とせず、経済性
の高いデスケーリング及び冷間圧延方法、あるいはこの
方法を実現する設備が必要であるが、前述した従来の方
法や設備では実現が困難であった。
【0024】すなわち、まず、従来の一般的設備では、 (1)ホットコイルを次々につなぐ連続ライン形式を採
るために酸洗設備の入側に高価な溶接機を配置し、また
溶接中のライン停止を避けるため長尺のルーパーを設
け、更に長尺の酸洗タンクを配置しており、この結果ラ
イン全長が非常に長いものとなっている。
【0025】(2)また、次工程の冷延設備へ送る酸洗
済コイルを、工場内搬送や貯蔵に適したサイズとすべく
設備出側で再び分割し巻取る。
【0026】(3)さらに、酸洗設備と冷延設備の間に
は、両設備の生産計画の差異を吸収する広大なコイルヤ
ードと、この領域でのコイルの搬送,貯蔵,管理のため
の施設を設置する必要がある。
【0027】一方、酸洗設備とタンデムミルを直接つな
いだ従来の連続式酸洗及び冷延設備では、上記(2)と
(3)を合理化している。しかし、この設備は、酸洗設
備とタンデムミルとの間に大きなルーパーを必要とする
など、当然のことながら大規模な設備となり、大きな生
産能力を得るには有効であるが、中規模の生産能力を有
する設備としては冗長,大規模すぎて不適当である。
【0028】次に冷延設備としては、まずタンデムミル
について、前述したバッチタンデムミル,連続タンデム
ミル,ミル単独連続タンデムミルのいずれも、大きな生
産能力をもつ大規模設備には適するが、中規模生産能力
用としては不適当である。
【0029】一方、レバースミルは、小さな生産能力を
得たい場合には適切な設備規模となるが、中規模の生産
能力を得るには設備数を増して対応するしかなかった。
【0030】また、レバースミルに関して、特開昭57−
64403 号公報に記載の圧延方法では、レバースミル入側
や出側に備蓄装置(ルーパー)を設け、圧延材は連続し
てつながっているが、レバースミルの生産能力はこれと
連続化されるプロセスラインと同程度の生産能力をもっ
ておればよく、レバースミル自体の生産能力向上よりも
多数のプロセスの連続化によるメリットを活用しようと
したものである。このため、この公知例では逆に、ミル
部の生産能力を少しでも大きくしようとすると、1サイ
クルの長さ、従ってミル前後に設けられた備蓄装置(ル
ーパー)の容量を加速度的に増大しなければならなくな
リ、また、ミル領域において冷間圧延を施したコイルを
分割してオフラインに出すことが不可能なものである。
【0031】現在、板材を連続的に受入れ、備蓄し、か
つ連続的に次プロセスへ供給することのできるいわゆる
ルーパーとしては、各種のものが公知であるが、現実の
使用に耐える形式のルーパーの備蓄容量はせいぜい10
00m程度であり、大きな生産能力の増大は困難で、仮
にその数倍の容量をもつルーパーを用いるとしても、本
来のコンパクトな設備とはなりにくく、また生産量増大
への効果は少ない。
【0032】逆に本公知例では、ルーパー長さ、従って
1サイクル長さを短くしてもミル部の生産能力は大きく
減少することはなく、結果として本公知例は1サイクル
長さを短くし、サイクル数を多くして頻繁にパス切替え
を行うレバース圧延を行って後続プロセスに見合う生産
量を出すのに適した方法である。
【0033】更に、特公昭57−39844 号公報に記載の圧
延方法及び設備では、レバースミルの入側で圧延に供さ
れる複数の通常サイズコイルを次々と溶接により長尺コ
イル、すなわち長大な単一コイルに形成し、しかる後に
この長尺コイルを可逆圧延し、最後のパスで再度通常コ
イルに分割するため、ミルの加減速回数や通板回数が減
少し、その分設備生産能力が向上するばかりでなく、製
品歩留りの向上が図られ、また設備の搬入,搬出には通
常コイルとして取扱える等のメリットがある。しかしな
がら、本公知例の圧延設備は酸洗設備を持たないため、 (1)酸洗工程,設備には何の改善波及効果がなく、従
って本公知例の圧延設備とは別に、従来の長大で高価な
酸洗設備が相変らず必要となる。
【0034】(2)酸洗後のコイルの搬送,貯蔵設置,
スペースも従来と変わらず必要となる。
【0035】(3)ミルスタンドに匹敵する投資金額を
要する高価な溶接機を酸洗設備とは別にもう1台ミル入
側に設置し、計2台を設けなければならない。
【0036】(4)圧延の第1パスが行われている間、
入側の溶接機を含む長尺コイル形成部はライン停止して
待期せざるを得ず、この部分の稼動率が低い。
【0037】(5)最終パスでは、コイル分割,コイル
搬出の度毎に、圧延機は停止せざるを得ず、製品の歩留
りが低下するばかりでなく、これによって圧延製品や圧
延ロールの表面傷が発生しやすく、圧延操業そのものも
高能率でなくなる。
【0038】等の問題がある。
【0039】本発明の目的は、上記の問題を解決し、コ
ンパクトで高能率かつ経済性の高い適正規模生産能力を
有するデスケーリング及び冷間圧延方法及び設備を提供
することにある。
【0040】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明によれば、デスケーリング工程と可逆式多パ
スの冷間圧延を行う冷間圧延工程とを単一設備ライン内
で続けて行うデスケーリング及び冷間圧延方法におい
て、複数のコイルを接合して前記デスケーリング工程に
供給し、デスケーリング工程後に巻取って長尺コイルを
形成しかつ同じライン内で長尺コイルを巻出して前記冷
間圧延工程に供給し可逆式多パスの冷間圧延を行うこと
を特徴とするデスケーリング及び冷間圧延方法が提供さ
れる。
【0041】上記デスケーリング及び冷間圧延方法にお
いて、好ましくは、前記デスケーリング工程後に形成す
る長尺コイルと前記冷間圧延工程に供給する長尺コイル
が連続していない。
【0042】また、好ましくは、冷間圧延工程終了後の
長尺コイルを適切な長さのコイルに再分割する。
【0043】また、好ましくは、前記デスケーリング工
程と前記冷間圧延工程との間で長尺コイルを巻取り巻出
しするに際し、複数の巻取巻出ドラムの位置を相互に入
替えて前記デスケーリング工程後のストリップの巻取り
と前記冷間圧延工程への巻出しをそれぞれ行う。
【0044】また、好ましくは、冷間圧延工程終了後の
ストリップを巻き取って長尺コイルを形成しかつ同じラ
イン内で長尺コイルを巻出して再分割工程に供給し、長
尺コイルを適切な長さのコイルに再分割する。この場
合、好ましくは、前記冷間圧延工程と前記再分割工程と
の間で長尺コイルを巻取り巻出しするに際し、複数の巻
取巻出ドラムの位置を相互に入替えて前記デスケーリン
グ工程後のストリップの巻取りと前記冷間圧延工程への
巻出しをそれぞれ行う。
【0045】また、好ましくは、前記デスケーリング後
の長尺コイルを巻取つたドラムと同一のドラム上に前記
冷間圧延工程後の長尺コイルが少なくとも1回は巻取ら
れる。
【0046】また、上記目的を達成するため、本発明に
よれば、デスケーリング装置と可逆式多パスの冷間圧延
を行う冷間圧延機とを単一ライン内に有するデスケーリ
ング及び冷間圧延設備において、前記デスケーリング装
置の入側に配置され、デスケーリング装置に供給される
複数のコイルを接合する溶接機と、前記デスケーリング
装置と前記冷間圧延機との間に配置され、デスケーリン
グ終了後のストリップを巻取って長尺コイルを形成しか
つ同じライン内で長尺コイルを巻出して前記冷間圧延機
に供給する第1の長尺コイル用巻出巻取機とを有するこ
とを特徴とするデスケーリング及び冷間圧延設備が提供
される。
【0047】上記デスケーリング及び冷間圧延設備にお
いて、好ましくは、前記第1の長尺コイル用巻出巻取機
がカローゼルリール型である。
【0048】また、好ましくは、冷間圧延機の出側に配
置され冷間圧延終了後の長尺コイルを再分割する再分割
装置を更に有する。この場合、好ましくは、前記冷間圧
延機と前記再分割装置との間に配置され、冷間圧延終了
後のストリップを巻取って長尺コイルを形成しかつ同じ
ライン内で長尺コイルを巻出して前記再分割装置に供給
する第2の長尺コイル用巻取巻出機を更に有する。そし
て、好ましくは、前記第2の巻出巻取機もカローゼルリ
ール型とする。
【0049】
【作用】以上のように構成した本発明においては、デス
ケーリング工程に供される複数コイルを溶接して接合
し、デスケーリング処理後も再分割せずに長尺コイル、
すなわち長大な単一コイルとして巻取る。長尺コイルは
その後、可逆式多パス圧延に供される。このようにデス
ケーリング処理後に一旦長尺コイルに巻取り、その長尺
コイルを可逆圧延に供することにより、デスケーリング
工程と圧延工程とが独立して併行して互に干渉すること
なく高能率に行われる。一方、圧延工程は可逆式多パス
圧延を行うから、長尺コイル1本当り最も時間を要する
工程となる。従って、デスケーリング工程内のライン速
度は、圧延工程のライン速度に対して独立して非常に低
速とすることができ、これによって特にデスケーリング
装置のライン長を非常に短くすることができる。この結
果、適切な生産規模を有しながら、デスケーリング工程
と冷延工程間の無駄がなく、高価な溶接機も1台です
み、非常にコンパクトで経済的な設備を実現することが
できる。
【0050】また、長尺のコイルを用いて圧延するか
ら、トラブルの生じやすいパス切替えの頻度が非常に減
少し、1サイクル当りの圧延時間を長くして、生産性,
製品歩留りの良い安定した操業が可能となる。
【0051】また、可逆式多パス圧延終了後の所定板厚
まで圧延された長尺コイルは再び分割され、通常サイズ
のコイルに戻るが、このときも、圧延工程と再分割工程
とも互に干渉せず独立して高能率に行われる。この結
果、コイル接合とデスケーリング,可逆圧延,コイル再
分割が互に干渉されずに高能率に行われ、非常にコンパ
クトで経済的な設備を実現できる。
【0052】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1及び図2によ
り説明する。
【0053】図1は、本発明の一実施例であるデスケー
リング及び冷間圧延設備の概略図であり、図2は、図1
で示したデスケーリング及び冷間圧延設備の具体的構成
を示す図である。
【0054】図1において、デスケーリング装置5と可
逆式多パスの冷間圧延を行う冷間圧延機13とを単一ラ
イン内に有し、デスケーリング装置5の入側にはデスケ
ーリング装置5に供給される通常サイズの複数のホット
コイル1を接合する溶接機4が配置され、デスケーリン
グ装置5と可逆式圧延機13との間には、デスケーリン
グ終了後のストリップを巻取って長尺コイル6を形成し
かつ同じライン内で長尺コイル10Aを巻出して可逆式
圧延機13に供給する入側巻出巻取機7が配置されてい
る。また、可逆式圧延機13の出側には冷間圧延終了後
の長尺コイル15を再分割する再分割装置として剪断機
16が配置され、可逆式圧延機13と剪断機16との間
には、冷間圧延終了後のストリップを巻取って長尺コイ
ル10Bを形成しかつ同じライン内で長尺コイル14を巻
出して剪断機16に供給する出側巻取巻出機11が配置
されている。溶接気4の入側にはホットコイル巻出機3
が配置され、剪断機16の出側には冷延コイル巻出機1
8が配置されている。
【0055】入側巻取巻出機7と出側巻取巻出機11
は、回転円盤7a,11aにそれぞれ2つの拡縮可能な
リールドラム8,9及び12,14を回転可能に支持
し、これら2つのドラム8,9及び12,14を各々自
転かつ公転可能とした公知のカローゼルリール型となっ
ている。
【0056】図2においては、図1で示したホットコイ
ル巻出機3と溶接機4との間には、ホットコイル1の先
後端部の矯正を行うレベラー20と、ホットコイル1の
先後端部に形成されるフィッシュテールを切断する剪断
機21が配置されている。これらは、ホットコイル1の
先後端部を平坦にし、溶接機4における複数のホットコ
イル1の接合を容易にするためのものである。
【0057】また、デスケーリング装置5は、スケール
ブレーカー5a,酸洗タンク5b及びリンスタンク5c
から構成されている。
【0058】更に、デスケーリング装置5と可逆式圧延
機13との間には、酸洗後のコイルの幅調整を行うサイ
ドトリマー22と、酸洗後のコイルを長尺コイル6に形
成された前記酸洗後のコイルの後端部を切断する剪断機
23が配置されている。
【0059】次に、上記したデスケーリング及び冷間圧
延設備の動作について説明する。
【0060】通常サイズのホットコイル1はホットコイ
ル用コイルカー2によりライン外よりホットコイル巻出
機3に搬入され、次々に巻出されて溶接機4により接合
され、デスケーリング装置5を通過して長尺コイル6と
なって入側巻取巻出機7のドラム8上に巻取られる。一
方、入側巻取巻出機7のもう1つのドラム9上の長尺コ
イル10Aと、出側巻取巻出機11のドラム12上の長
尺コイル10Bとは可逆式圧延機13により所定パス回
数圧延される。また、出側巻取巻出機11のもう1つの
ドラム14上の長尺コイル15は剪断機16によって再
分割され、通常サイズの冷延コイル17として巻取機1
8上に巻取られ、冷延コイル用コイルカー19によりラ
イン外へ搬出される。
【0061】デスケーリング装置5と可逆式圧延機13
との間で長尺コイル6,10Aを巻取り巻出しするに際
しては、円盤7aを回転させることでドラム8,9の位
置を相互に入替えて巻取り巻出しを行う。また、可逆式
圧延機13と剪断機16との間で長尺コイル10B,1
5を巻取り巻出しするに際しても、同様に、ドラム1
2,14の位置を相互に入替えて巻取り巻出しを行う。
【0062】ここで、長尺コイル6,10A及び10
B,15の仕様について言及する。通常レバースミルで
取扱われているホットコイルは単重が10〜20トン
で、長さが500〜1000m程度、直径で1.5〜2
m 程度である。これに対し、本実施例では、非常に重
量の大きくなる長尺コイルを建屋のクレーンで移送する
必要がないから、上記通常のホットコイルを例えば数本
つないで重さ100トン以上、長さ10000m程度の
長尺コイルとしても何ら支障ない。この時、当然コイル
の長さは通常コイルの数倍となるが、コイルの直径は5
m程度にしかならず充分取扱い可能となる。
【0063】以上の本実施例において、入側巻取巻出機
7によりデスケーリング処理後のストリップを一旦長尺
コイル6に巻取りかつ長尺コイル10Aを巻出して可逆
式圧延機13に供給するので、デスケーリング工程と圧
延工程とが独立して併行して互に干渉することなく高能
率に行われる。また、所定板厚まで圧延されたストリッ
プは再び分割され通常サイズのコイル17に戻るが、出
側巻取巻出機11により冷間圧延終了後のストリップを
長尺コイル10Bに再び巻取りかつ長尺コイル15を巻
出して剪断機16に供給するので、圧延工程と再分割工
程とも互いに干渉せず独立して高能率に行われる。
【0064】そしてこの時、圧延工程は通常多パス可逆
圧延を行うから、長尺コイル1本当り最も時間を要する
工程となる。従ってデスケーリング工程,再分割工程
共、その工程内のライン速度は非常に低速とすることが
でき、これによって特にデスケーリング装置5に化学的
デスケーリングすなわち酸洗方式を採用した場合に、酸
洗を行うタンク長さを短くでき、更にこれに機械的デス
ケーリング装置を併用すれば、デスケーリング装置5の
ライン長を非常に短くコンパクトにすることができる。
【0065】また、再分割工程も圧延工程を阻害せず、
独自の条件で作業することができ、例えば、圧延後の製
品表面検査を行うべくライン速度を低くして操業するこ
とも可能となるなど、再分割工程内に必要に応じて処理
装置を設けることも可能となる。
【0066】以上の結果、コイル接合とデスケーリング
工程,可逆圧延工程、及びコイル再分割工程が互いに干
渉されずに高能率に行われ、適切な生産規模を有しなが
ら、デスケーリング工程と冷延工程間、及び冷延工程と
再分割工程間の無駄がなく、高価な溶接機4も1台です
み、非常にコンパクトで経済的な設備を実現することが
できる。
【0067】また、長尺のコイルを用いて圧延するか
ら、トラブルの生じやすいパス切替えの頻度が非常に減
少し、1サイクル当りの圧延時間を長くして、生産性,
製品歩留りの良い安定した操業が可能となる。
【0068】圧延工程は、長尺コイルの可逆圧延とな
り、従来の可逆圧延に比し生産性,製品歩留りが向上す
るばかりでなく、溶接時や再分割時にも圧延機を停止す
る必要がなく、製品表面品質,歩留り,生産性がさらに
向上する。また1サイクルの圧延時間が長くなり、トラ
ブルの生じやすいパス切替えの頻度が非常に減少し、1
サイクル当りの圧延時間を長くして、生産性,製品歩留
りの良い安定した操業が可能となる。
【0069】従って、本実施例によれば、従来のデスケ
ーリング及び冷間圧延方法では得られなかったコンパク
トで経済性に優れた中規模設備を実現することができ
る。
【0070】なお、デスケーリング装置5のデスケーリ
ング方法は、化学的,機械的なものやその他方法を問わ
ず、また圧延機の型式や台数も特に制限されないことは
自明のことである。
【0071】また、溶接機4とデスケーリング装置5の
間に、互々の操業の干渉を防止する目的でストリップを
ある程度の長さ貯えるルーパーを設けてもよい。
【0072】また、巻取巻出機7,11におけるカロー
ゼルリールのリールドラムは拡縮しないソリッドドラム
としてもよく、この場合は複雑なドラム構造を使用する
必要がない。
【0073】更に、本実施例では、デスケーリング工程
と圧延工程間の巻取巻出機7にカローゼルリール型を用
いて説明したが、これらの2つの工程を同一ラインとし
てつなぐ手段としては公知のコイルカーやコイルコンベ
ヤ,コイルホイスト等を大型にして用いることもでき、
2つの工程の位置関係や距離は上記実施例のみに限定さ
れるものではない。すなわち、デスケーリング工程で形
成された長尺コイルが、従来の通常サイズの酸洗済コイ
ルと異なり、一旦貯蔵のため両工程をつなぐラインの外
に取出されることなく、基本的には形成された順序で圧
延工程に供される限り、本発明の思想の範囲内となる。
【0074】
【発明の効果】本発明によれば、デスケーリング工程後
のストリップを一旦長尺コイルに巻取りかつ長尺コイル
を巻出して圧延工程に供給するので、デスケーリング工
程と圧延工程とが独立して併行して互に干渉することな
く高能率に行われると共に、デスケーリング工程でのラ
イン速度を遅くすることができるので、従来のデスケー
リング及び冷間圧延方法では得られなかったコンパクト
で経済性に優れた中規模設備を実現することができる。
【0075】また、圧延工程は長尺コイルの可逆圧延と
なり、従来の可逆圧延に比し生産性,製品歩留りが向上
するばかりでなく、溶接時や再分割時にも圧延機を停止
する必要がなく、製品表面品質,歩留り,生産性がさら
に向上する。また1サイクルの圧延時間が長くなりパス
切替え頻度も減少し歩留りが向上しトラブルが減少す
る。
【0076】更に、再分割工程においてもその操業を圧
延工程とは分離して行うことができ、例えば、圧延後の
製品表面検査を行うべくライン速度を低くして操業する
ことも可能となるなど、再分割工程内に必要に応じて処
理装置を設けることも可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるデスケーリング・冷間
圧延設備の概略構成図である。
【図2】図1で示したデスケーリング及び冷間圧延設備
の具体的構成を示す図である。
【図3】日本国内における既設の酸洗設備の公称生産能
力と設備ライン長の関係を示す。
【図4】同じく国内の冷間圧延設備の公称生産能力毎の
設備数を示し、棒グラフ中の数字は各設備における圧延
機のスタンド数を示す。
【符号の説明】
1…ホットコイル、2,19…入出側コイルカー、3…
巻出機、4…溶接機、5…デスケーリング装置、6,1
0A,10B,15…長尺コイル、7,11…カローゼ
ルリール型巻出巻取機、8,9,12,14…巻取巻出
機ドラム、13…可逆式圧延機、16,21,23…剪
断機、17…冷延コイル、18…巻取機、20…レベラ
ー、22…サイドトリマー。

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】デスケーリング工程と可逆式多パスの冷間
    圧延を行う冷間圧延工程とを単一設備ライン内で続けて
    行うデスケーリング及び冷間圧延方法において、 複数のコイルを接合して前記デスケーリング工程に供給
    し、デスケーリング工程後に巻取って長尺コイルを形成
    しかつ同じライン内で長尺コイルを巻出して前記冷間圧
    延工程に供給し可逆式多パスの冷間圧延を行うことを特
    徴とするデスケーリング及び冷間圧延方法。
  2. 【請求項2】請求項1記載のデスケーリング及び冷間圧
    延方法において、前記デスケーリング工程後に形成する
    長尺コイルと前記冷間圧延工程に供給する長尺コイルが
    連続していないことを特徴とするデスケーリング及び冷
    間圧延方法。
  3. 【請求項3】請求項1記載のデスケーリング及び冷間圧
    延方法において、前記冷間圧延工程終了後の長尺コイル
    を適切な長さのコイルに再分割することを特徴とするデ
    スケーリング及び冷間圧延方法。
  4. 【請求項4】請求項1記載のデスケーリング及び冷間圧
    延方法において、前記デスケーリング工程と前記冷間圧
    延工程との間で長尺コイルを巻取り巻出しするに際し、
    複数の巻取巻出ドラムの位置を相互に入替えて前記デス
    ケーリング工程後のストリップの巻取りと前記冷間圧延
    工程への巻出しをそれぞれ行うことを特徴とするデスケ
    ーリング及び冷間圧延方法。
  5. 【請求項5】請求項1記載のデスケーリング及び冷間圧
    延方法において、前記冷間圧延工程終了後のストリップ
    を巻取って長尺コイルを形成しかつ同じライン内で長尺
    コイルを巻出して再分割工程に供給し、長尺コイルを適
    切な長さのコイルに再分割することを特徴とするデスケ
    ーリング及び冷間圧延方法。
  6. 【請求項6】請求項1記載のデスケーリング及び冷間圧
    延方法において、前記デスケーリング後の長尺コイルを
    巻取つたドラムと同一のドラム上に前記冷間圧延工程後
    の長尺コイルが少なくとも1回は巻取られることを特徴
    とするデスケーリング及び冷間圧延方法。
  7. 【請求項7】請求項5記載のデスケーリング及び冷間圧
    延方法において、前記冷間圧延工程と前記再分割工程と
    の間で長尺コイルを巻取り巻出しするに際し、複数の巻
    取巻出ドラムの位置を相互に入替えて前記デスケーリン
    グ工程後のストリップの巻取りと前記冷間圧延工程への
    巻出しをそれぞれ行うことを特徴とするデスケーリング
    及び冷間圧延方法。
  8. 【請求項8】デスケーリング装置と可逆式多パスの冷間
    圧延を行う冷間圧延機とを単一ライン内に有するデスケ
    ーリング及び冷間圧延設備において、 前記デスケーリング装置の入側に配置され、デスケーリ
    ング装置に供給される複数のコイルを接合する溶接機
    と、前記デスケーリング装置と前記冷間圧延機との間に
    配置され、デスケーリング終了後のストリップを巻取っ
    て長尺コイルを形成しかつ同じライン内で長尺コイルを
    巻出して前記冷間圧延機に供給する第1の長尺コイル用
    巻出巻取機とを有することを特徴とするデスケーリング
    及び冷間圧延設備。
  9. 【請求項9】請求項8記載のデスケーリング及び冷間圧
    延設備において、前記第1の長尺コイル用巻出巻取機が
    カローゼルリール型であることを特徴とするデスケーリ
    ング及び冷間圧延設備。
  10. 【請求項10】請求項8記載のデスケーリング及び冷間
    圧延設備において、冷間圧延機の出側に配置され、冷間
    圧延終了後の長尺コイルを適切な長さのコイルに再分割
    する再分割装置を更に有することを特徴とするデスケー
    リング及び冷間圧延設備。
  11. 【請求項11】請求項8記載のデスケーリング及び冷間
    圧延設備において、前記冷間圧延機と前記再分割装置と
    の間に配置され、冷間圧延終了後のストリップを巻取っ
    て長尺コイルを形成しかつ同じライン内で長尺コイルを
    巻出して前記再分割装置に供給する第2の長尺コイル用
    巻取巻出機を更に有することを特徴とするデスケーリン
    グ及び冷間圧延設備。
  12. 【請求項12】請求項11記載のデスケーリング及び冷
    間圧延設備において、前記第2の巻出巻取機がカローゼ
    ルリール型であることを特徴とするデスケーリング及び
    冷間圧延設備。
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