JP2799896B2 - 培養槽 - Google Patents

培養槽

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JP2799896B2
JP2799896B2 JP2069576A JP6957690A JP2799896B2 JP 2799896 B2 JP2799896 B2 JP 2799896B2 JP 2069576 A JP2069576 A JP 2069576A JP 6957690 A JP6957690 A JP 6957690A JP 2799896 B2 JP2799896 B2 JP 2799896B2
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light
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optical fiber
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一彦 山本
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、植物性細胞または藻などを培養するための
培養槽に関するものである。
[従来の技術] この種の培養槽において、その内部に光を照射するこ
とにより、植物性細胞または藻などの細胞の増殖速度が
数10%増加することが確認されている。また、培養槽に
おいて、藻を培養する場合培養槽の内部に炭酸ガスを供
給するのと同時に光を照射することにより、炭酸同化作
用により炭酸ガスの固定をすることが可能である。
そこで、従来より、この種の培養槽として、その内部
に多数の光ファイバーを配置し、外部の光を光ファイバ
ーにより内部に伝送するものが提案されている。
[発明が解決しようとする課題] しかし、この培養槽においては、光ファイバーの光を
放出する部分は先端部に限定されるので、光を分散させ
ることが困難となり、かつ、このため多数の光ファイバ
ーを必要とするという問題がある。
本発明の課題は、大きい範囲に光を分散させることが
でき、かつ、光を分散させるために多数の光ファイバー
などの光伝送体を必要としない培養槽を提供することに
ある。
[課題を解決するための手段] 本発明によれば、槽と、この槽の内部に収容された培
養液と、前記槽の内部に大部分が配置されていると共に
一端部が培養液中に位置し、かつ、他端部が槽の外に出
ている光伝送体と、この光伝送体の槽の外に位置する端
部に光を入射させる光源と、前記槽と光伝送体とを相対
的に移動させる駆動手段とを具備してなり、前記光伝送
体は、棒状の透明材からなり、光源に近い部分を光伝送
部とし、光源から遠い培養液中に位置している部分を光
放出部とし、光放出部の外面に反射膜を形成し、かつ、
光放出部の内部に径が0.1〜100μmの多数の光散乱用粒
子を散在させたことを特徴とする培養槽が得られる。
さらにまた、本発明によれば、槽と、この槽の内部に
収容された培養液と、前記槽の内部に大部分が配置され
ていると共に一端部が培養液中に位置し、かつ、他端部
が槽の外に出ている光フィイバーと、この光ファイバー
の槽の外に位置する端部に光を入射させる光源と、前記
槽と光ファイバーとを相対的に移動させる駆動手段とを
具備してなり、前記光ファイバーは、光源に近い部分を
光伝送部とし、光源から遠い培養液中に位置している部
分を光放出部とし、かつ、光放出部の内部に径が0.1〜1
00μmの多数の光散乱用粒子を散在させたことを特徴と
する培養槽が得られる。
[作用] 本発明は、棒状の光伝送体もしくは光ファイバーの光
放出部の内部に散在された光散乱用粒子により、光を散
乱させて放出することができる。
[実施例] 次に、本発明の実施例を図面に基いて詳細に説明す
る。
第1図において符号1は槽を示している。この槽1の
上部には、口部1aが形成されている。槽1の内部には培
養液2が収容されている。また、槽1の内部には、2つ
の棒状の光伝送体3の大部分が配置されている。これら
の光伝送体3としては、径がほぼ10〜100mmであるもの
が用いられる。
これらの光伝送体3の下部は、培養液2中に配置され
ている。また、光伝送体3の上部は、槽1の口部1aから
外へ出ている。光伝送体3は支持機構(図示せず)によ
り回転自在に支持されている。前記光伝送体3の上端部
には、光源4が配設されている。この光源4は光を放射
して光伝送体3に入射させる。光伝送体3の上部にはタ
イミングプーリー5が固定されている。このタイミング
プーリー5の近くにタイミングプーリー6が配置されて
いる。これらのタイミングプーリー5,6にはタイミング
ベルト7が取り掛けられている。タイミングプーリー6
の軸6aはモータ8の駆動軸8aに連結されている。モータ
8の駆動軸8aの回転力は、タイミングプーリー6、タイ
ミングベルト7およびタイミングプーリー5により、光
伝送体3に伝えられて、光伝送体3が回転するようにな
っている。
第2図に本発明の他の実施例が示されているので、次
にこれを説明する。
第2図に示すように、槽1′はその側部に口部1′a
が形成されている。この槽1′の内部に光伝送体3の大
部分が水平方向に長いように配置されている。光伝送体
3の一端部は槽1′の口部1′aから外へ突出してお
り、かつ、この一端部に光を入射させるように光源4が
配設されている。
槽1′は支持機構(図示せず)により回転自在に支持
されている。槽1′の下部に圧接するように2つの駆動
ローラ9が配置されている。これらの駆動ローラ9の軸
9aは、モータ8′の駆動軸8′aに連結されている。モ
ータ8′の駆動力により駆動ローラ9が回転されると、
これらの駆動ローラ9の回転力により槽1′が回転され
る。
槽1′が回転されると、槽1′の内部の培養液2が移
動されるので、静止している光伝送体3の光放出部32の
培養液2に対する相対的位置が変わるので、培養液2の
全体に光を照射することができる範囲が非常に大きい。
なお、前記光伝送体3は、第3図に示すように、光伝
送部31と光放出部32とからなり、光伝送部31の外面に反
射膜33を形成し、かつ、光放出部32の外面に光分散部を
形成しないで、光放出部32の内部に小さい多数の光散乱
用粒子36を散在させたものでもよい。
これらの光散乱用粒子36は、径が0.1〜100μmである
ものが用いられる。この光伝送体3においては、入射さ
れた光は、光伝送部31を通って光放出部32へ行き、か
つ、光散乱用粒子36で乱反射されて散乱されることによ
り外へ放出される。
また、前記光伝送体3の代わりに、第4図に示すよう
な光ファイバー3′を用いてもよい。この光ファイバー
3′は、光源4に近い部分を光伝送部31′とし、光源4
から遠い部分を光放出部32′とし、かつ、かつ光放出部
32′の内部に多数の光散乱用粒子36を散乱させてなる。
この光ファイバー3′においては、第3図に示す光伝送
体3′と同様に光散乱用粒子36で光を散乱させることに
より外へ放出する。
[発明の効果] 本発明によれば、光を培養液中の広い範囲に均一に分
散させることができ、また、簡易に製作することがで
き、しかも、光を分散させるために多数の光ファイバー
などの光伝送体を必要としないから、培養槽の構造が簡
素となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の概略を示す概略図、第2図
は本発明の他の実施例の概略を示す概略図、第3図は各
実施例における光伝送体を示す一部切欠正面図および第
4図は各実施例に用いられる光ファイバーを示す正面図
である。 1,1′……槽、2……培養液、3……光伝送体、3′…
…光ファイバー、4……光源、8,8′……モータ、31,3
1′……光伝送部、32,32′……光放出部、36……光散乱
用粒子。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】槽と、前記槽の内部に収容された培養液
    と、前記槽の内部に大部分が配置されていると共に一端
    部が前記培養液中に位置し、かつ、他端部が前記槽の外
    に出ている光伝送体と、前記光伝送体の前記槽の外に位
    置する端部に光を入射させる光源と、前記槽と前記光伝
    送体とを相対的に移動させる駆動手段とを具備してな
    り、前記光伝送体は、透明材からなり、前記光源に近い
    部分を光伝送部として、前記光源から遠い前記培養液中
    に位置している部分を光放出部とし、前記光放出部の内
    部に径が0.1〜100μmの多数の光散乱用粒子を散在させ
    たことを特徴とする培養槽。
  2. 【請求項2】槽と、前記槽の内部に収容された培養液
    と、前記槽の内部に大部分が配置されていると共に一端
    部が前記培養液中に位置し、かつ、他端部が前記槽の外
    に出ている光ファイバーと、前記光ファイバーの前記槽
    の外に位置する端部に光を入射させる光源と、前記槽と
    前記光ファイバーとを相対的に移動させる駆動手段とを
    具備してなり、前記光ファイバーは、前記光源に近い部
    分を光伝送部とし、前記光源から遠い前記培養液中に位
    置している部分を光放出部とし、かつ、前記光放出部の
    内部に径が0.1〜100μmの多数の光散乱用粒子を散在さ
    せたことを特徴とする培養槽。
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