JP2799164B2 - ハンマ - Google Patents
ハンマInfo
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- JP2799164B2 JP2799164B2 JP16075696A JP16075696A JP2799164B2 JP 2799164 B2 JP2799164 B2 JP 2799164B2 JP 16075696 A JP16075696 A JP 16075696A JP 16075696 A JP16075696 A JP 16075696A JP 2799164 B2 JP2799164 B2 JP 2799164B2
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、粗大ごみ等の剪
断、破砕処理に用いられるシュレッダ又は、岩石等の破
砕処理に用いられるブレーカ等の衝撃式剪断機又は破砕
機のハンマに関する。
断、破砕処理に用いられるシュレッダ又は、岩石等の破
砕処理に用いられるブレーカ等の衝撃式剪断機又は破砕
機のハンマに関する。
【０００２】
【従来の技術】衝撃式剪断機又は破砕機のハンマは、ロ
ータの外周にピンを介して回転自在に取り付けて用いら
れるものであり、従来、比較的靱性の高い低合金鋳鋼
（引張強さ：７００〜１０００Ｎ／ｍｍ２、硬さ：Ｈｓ
６５〜７５、衝撃値１０〜１５Ｊ／ｃｍ２）又は加工硬
化性の高マンガン鋳鋼（引張強さ：５００〜８００Ｎ／
ｍｍ２、硬さ：Ｈｓ２０以上、衝撃値：５０〜１００Ｊ
／ｃｍ２）等の耐摩耗鋳鋼により形成されたり、あるい
は実願昭６２−１６７７５６号（実開平１−１２２８４
１号）のマイクロフィルムに記載されているように、Ｓ
Ｓ４１製の粉砕刃本体の破砕面側の先端に約４５゜の角
度下にＷＣ−１２．５Ｃｏなる組成の超硬合金部材を埋
め込み、更にその前面に４０ＷＣ−７Ｎｉ−４Ｃｏ−１
０Ｃｒ−残Ｆｅなる組成の硬質材からなる肉盛部を形成
してなるものが知られている。
ータの外周にピンを介して回転自在に取り付けて用いら
れるものであり、従来、比較的靱性の高い低合金鋳鋼
（引張強さ：７００〜１０００Ｎ／ｍｍ２、硬さ：Ｈｓ
６５〜７５、衝撃値１０〜１５Ｊ／ｃｍ２）又は加工硬
化性の高マンガン鋳鋼（引張強さ：５００〜８００Ｎ／
ｍｍ２、硬さ：Ｈｓ２０以上、衝撃値：５０〜１００Ｊ
／ｃｍ２）等の耐摩耗鋳鋼により形成されたり、あるい
は実願昭６２−１６７７５６号（実開平１−１２２８４
１号）のマイクロフィルムに記載されているように、Ｓ
Ｓ４１製の粉砕刃本体の破砕面側の先端に約４５゜の角
度下にＷＣ−１２．５Ｃｏなる組成の超硬合金部材を埋
め込み、更にその前面に４０ＷＣ−７Ｎｉ−４Ｃｏ−１
０Ｃｒ−残Ｆｅなる組成の硬質材からなる肉盛部を形成
してなるものが知られている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ハンマでは、被処理物の性状が多様化しているので、前
者のハンマの場合、耐摩耗性が不十分であり、衝撃式剪
断機の剪断能力又は衝撃式破砕機の破砕能力が早期に低
下する不具合がある。又、後者のハンマの場合、通常、
粉砕刃本体と超硬合金部材とがろう付けで接合されてい
るので、超硬合金部材の前面に硬質材から肉盛部が形成
されているものの、超硬合金部材が使用中に脱落した
り、あるいは破損したりするそおれがある。そこで、本
発明は、寿命を格段に向上し得るハンマを提供すること
を目的とする。
ハンマでは、被処理物の性状が多様化しているので、前
者のハンマの場合、耐摩耗性が不十分であり、衝撃式剪
断機の剪断能力又は衝撃式破砕機の破砕能力が早期に低
下する不具合がある。又、後者のハンマの場合、通常、
粉砕刃本体と超硬合金部材とがろう付けで接合されてい
るので、超硬合金部材の前面に硬質材から肉盛部が形成
されているものの、超硬合金部材が使用中に脱落した
り、あるいは破損したりするそおれがある。そこで、本
発明は、寿命を格段に向上し得るハンマを提供すること
を目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明のハンマは、ロータの外周にピンを介して回
転自在に取り付けられる衝撃式剪断機又は破砕機のハン
マであって、耐摩耗鋳鋼からなるハンマ本体における回
転方向の前部に高速度工具鋼からなる高耐摩耗片を鋳ぐ
るんでなることを特徴とする。前記耐摩耗鋳鋼は、硬さ
Ｈｓ６５〜８０、衝撃値１０Ｊ／ｃｍ2 以上の低合金鋳
鋼であることが好ましい。前記耐摩耗鋳鋼は、硬さＨｓ
２０以上、衝撃値５０Ｊ／ｃｍ2 以上で加工硬化性の高
マンガン鋳鋼であってもよい。前記高速度工具鋼は、硬
さＨｓ８０〜９０、衝撃値５〜１５Ｊ／ｃｍ2 であるこ
とが好ましい。前記高耐摩耗片は、回転方向へ２０〜６
０ｍｍの厚み及びハンマ本体の先端部から摩耗限界近傍
に及ぶ長さを有し、かつ鋳肌摩耗表面から５ｍｍ以上離
して鋳ぐるまれていることが好ましい。又、前記高耐摩
耗片は、抜け止め手段を備えていることが好ましい。
め、本発明のハンマは、ロータの外周にピンを介して回
転自在に取り付けられる衝撃式剪断機又は破砕機のハン
マであって、耐摩耗鋳鋼からなるハンマ本体における回
転方向の前部に高速度工具鋼からなる高耐摩耗片を鋳ぐ
るんでなることを特徴とする。前記耐摩耗鋳鋼は、硬さ
Ｈｓ６５〜８０、衝撃値１０Ｊ／ｃｍ2 以上の低合金鋳
鋼であることが好ましい。前記耐摩耗鋳鋼は、硬さＨｓ
２０以上、衝撃値５０Ｊ／ｃｍ2 以上で加工硬化性の高
マンガン鋳鋼であってもよい。前記高速度工具鋼は、硬
さＨｓ８０〜９０、衝撃値５〜１５Ｊ／ｃｍ2 であるこ
とが好ましい。前記高耐摩耗片は、回転方向へ２０〜６
０ｍｍの厚み及びハンマ本体の先端部から摩耗限界近傍
に及ぶ長さを有し、かつ鋳肌摩耗表面から５ｍｍ以上離
して鋳ぐるまれていることが好ましい。又、前記高耐摩
耗片は、抜け止め手段を備えていることが好ましい。
【０００５】ここで、低合金鋳鋼は、硬さがＨｓ６５未
満であると、ハンマ本体の摩耗が早く、ハンマの寿命が
短くなり、Ｈｓ８０を超えると、耐衝撃性が低下する。
好ましい硬さは、Ｈｓ６５〜７０である。又、衝撃値が
１０Ｊ／ｃｍ２未満であると、衝撃剪断又は破砕時にハ
ンマ本体が破損するおそれがある。好ましい衝撃値は、
１０〜２０Ｊ／ｃｍ２である。高マンガン鋳鋼は、硬さ
Ｈｓ２０未満であると、加工硬化後でも硬さがＨｓ６５
未満となり、ハンマ本体の摩耗が早くなる。又、衝撃値
５０Ｊ／ｃｍ２未満であると、石灰岩等の岩石を破砕す
るような耐衝撃性が必要な環境下での使用に耐えられな
い。一方、高速度工具鋼は、硬さがＨｓ８０未満である
と、ハンマの耐摩耗性向上の効果が少なくなり、Ｈｓ９
０を超えると、耐衝撃性が低下する。又、衝撃値が５Ｊ
／ｃｍ２未満であると、高耐摩耗片はハンマ本体にバッ
クアップされているため、ハンマ本体よりも低い衝撃値
でもよいものの、高耐摩耗片が破損するおそれがあり、
１５Ｊ／ｃｍ２を超えると、所定の硬さが得られなくな
る。高耐摩耗片は、回転方向への厚みが２０ｍｍ未満で
あると、耐摩耗性向上の効果が少なく、６０ｍｍを超え
ると、耐摩耗性向上の効果が増大しない。又、鋳ぐるみ
が鋳肌摩耗表面から５ｍｍ未満であると、摩耗進行時に
脱落、破損を伴うおそれがある。好ましい鋳ぐるみの鋳
肌摩耗表面からの距離は、５〜１０ ｍｍである。ここ
で、鋳肌摩耗表面とは、使用前におけるハンマ本体の剪
断、破砕処理面をいう。又、高耐摩耗片は、鋳ぐるみに
よってハンマ本体に融着され、ハンマ本体からの遠心力
による抜け出しが防止されるものの、その更なる抜け止
め手段としては、ハンマの回転中心側の断面積を先端側
よりも大きくした５゜程度の逆テーパ形状あるいはハン
マの回転中心側に設けた凹部又は凸部等が挙げられる。
満であると、ハンマ本体の摩耗が早く、ハンマの寿命が
短くなり、Ｈｓ８０を超えると、耐衝撃性が低下する。
好ましい硬さは、Ｈｓ６５〜７０である。又、衝撃値が
１０Ｊ／ｃｍ２未満であると、衝撃剪断又は破砕時にハ
ンマ本体が破損するおそれがある。好ましい衝撃値は、
１０〜２０Ｊ／ｃｍ２である。高マンガン鋳鋼は、硬さ
Ｈｓ２０未満であると、加工硬化後でも硬さがＨｓ６５
未満となり、ハンマ本体の摩耗が早くなる。又、衝撃値
５０Ｊ／ｃｍ２未満であると、石灰岩等の岩石を破砕す
るような耐衝撃性が必要な環境下での使用に耐えられな
い。一方、高速度工具鋼は、硬さがＨｓ８０未満である
と、ハンマの耐摩耗性向上の効果が少なくなり、Ｈｓ９
０を超えると、耐衝撃性が低下する。又、衝撃値が５Ｊ
／ｃｍ２未満であると、高耐摩耗片はハンマ本体にバッ
クアップされているため、ハンマ本体よりも低い衝撃値
でもよいものの、高耐摩耗片が破損するおそれがあり、
１５Ｊ／ｃｍ２を超えると、所定の硬さが得られなくな
る。高耐摩耗片は、回転方向への厚みが２０ｍｍ未満で
あると、耐摩耗性向上の効果が少なく、６０ｍｍを超え
ると、耐摩耗性向上の効果が増大しない。又、鋳ぐるみ
が鋳肌摩耗表面から５ｍｍ未満であると、摩耗進行時に
脱落、破損を伴うおそれがある。好ましい鋳ぐるみの鋳
肌摩耗表面からの距離は、５〜１０ ｍｍである。ここ
で、鋳肌摩耗表面とは、使用前におけるハンマ本体の剪
断、破砕処理面をいう。又、高耐摩耗片は、鋳ぐるみに
よってハンマ本体に融着され、ハンマ本体からの遠心力
による抜け出しが防止されるものの、その更なる抜け止
め手段としては、ハンマの回転中心側の断面積を先端側
よりも大きくした５゜程度の逆テーパ形状あるいはハン
マの回転中心側に設けた凹部又は凸部等が挙げられる。
【０００６】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図１、図２は本発明に係る
ハンマの実施の形態の一例を示す正面図、図１における
II−II線拡大断面図である。このハンマは、衝撃式剪断
機の１つであって、金属、ガラス、プラスチック等の多
種多様な粗大ごみを剪断、破砕処理するシュレッダに用
いられるものであり、ハンマ本体１が引張強さ８００〜
１０００Ｎ／ｍｍ2 、硬さＨｓ６５〜７５、衝撃値１０
Ｊ／ｃｍ2 以上の低合金鋳鋼により形成され、図示しな
いシュレッダの正逆回転可能なロータの外周にピンを介
して回転自在に取り付けるためのボス２と、そのボス穴
３を中心とする扇面形板状の打撃部４とからなる。ハン
マ本体１における打撃部４の前記ロータの回転に伴う回
転方向（図示矢印Ａ）の前部及び後部には、硬さＨｓ８
０〜９０、衝撃値５〜１０Ｊ／ｃｍ2 の高速度工具鋼か
らなるほぼ角柱状の高耐摩耗片５が鋳ぐるまれている。
高耐摩耗片５は、回転方向へ２０〜６０ｍｍの厚み及び
ハンマ本体１における打撃部材４の先端部（図１におい
ては下端部）から摩耗限界近傍に及ぶ長さを有し、かつ
打撃部４の鋳肌摩耗表面から５ｍｍ以上離して鋳ぐるま
れていると共に、打撃部４からの抜け止めのため、ハン
マの回転中心側（図１においては上側）の断面積を先端
側より大きくした５°程度の逆テーパ形状に形成されて
いる。なお、シュレッダのロータが一方向のみの回転で
ある場合、打撃部４における回転方向の後部には、高耐
摩耗片５の鋳ぐるみを必要としない。上記構成のハンマ
をシュレッダのロータにピンを介して取り付け、粗大ご
みの剪断、破砕処理を行ったところ、打撃部４が図１に
おいて２点鎖線Ｂで示すように摩耗し、同図において破
線Ｃで示す従来のハンマによる同様な処理を行った際の
摩耗に比べて耐摩耗性を摩耗面積比で１．４倍程度向上
させ得、これによる処理能力の低下が少ないことを加味
すると、寿命を１．５〜２倍程度向上させ得ることがわ
かった。
て図面を参照して説明する。図１、図２は本発明に係る
ハンマの実施の形態の一例を示す正面図、図１における
II−II線拡大断面図である。このハンマは、衝撃式剪断
機の１つであって、金属、ガラス、プラスチック等の多
種多様な粗大ごみを剪断、破砕処理するシュレッダに用
いられるものであり、ハンマ本体１が引張強さ８００〜
１０００Ｎ／ｍｍ2 、硬さＨｓ６５〜７５、衝撃値１０
Ｊ／ｃｍ2 以上の低合金鋳鋼により形成され、図示しな
いシュレッダの正逆回転可能なロータの外周にピンを介
して回転自在に取り付けるためのボス２と、そのボス穴
３を中心とする扇面形板状の打撃部４とからなる。ハン
マ本体１における打撃部４の前記ロータの回転に伴う回
転方向（図示矢印Ａ）の前部及び後部には、硬さＨｓ８
０〜９０、衝撃値５〜１０Ｊ／ｃｍ2 の高速度工具鋼か
らなるほぼ角柱状の高耐摩耗片５が鋳ぐるまれている。
高耐摩耗片５は、回転方向へ２０〜６０ｍｍの厚み及び
ハンマ本体１における打撃部材４の先端部（図１におい
ては下端部）から摩耗限界近傍に及ぶ長さを有し、かつ
打撃部４の鋳肌摩耗表面から５ｍｍ以上離して鋳ぐるま
れていると共に、打撃部４からの抜け止めのため、ハン
マの回転中心側（図１においては上側）の断面積を先端
側より大きくした５°程度の逆テーパ形状に形成されて
いる。なお、シュレッダのロータが一方向のみの回転で
ある場合、打撃部４における回転方向の後部には、高耐
摩耗片５の鋳ぐるみを必要としない。上記構成のハンマ
をシュレッダのロータにピンを介して取り付け、粗大ご
みの剪断、破砕処理を行ったところ、打撃部４が図１に
おいて２点鎖線Ｂで示すように摩耗し、同図において破
線Ｃで示す従来のハンマによる同様な処理を行った際の
摩耗に比べて耐摩耗性を摩耗面積比で１．４倍程度向上
させ得、これによる処理能力の低下が少ないことを加味
すると、寿命を１．５〜２倍程度向上させ得ることがわ
かった。
【０００７】図３、図４は本発明に係るハンマの実施の
形態の他の例を示す側面図、図１におけるIV−IV線断面
図である。このハンマは、衝撃式破砕機の１つであっ
て、岩石等を破砕処理するブレーカに用いられるもので
あり、ハンマ本体６が図１、図２のものと同様に、耐摩
耗鋳鋼の１つである低合金鋳鋼により形成され、図示し
ないブレーカの正逆回転可能なロータの外周にピンを介
して回転自在に取り付けるためボス７と、このボス７か
らそのボス穴８と直角に伸びるアーム部９と、ボス穴８
と平行に延在させてアーム部９の先端に設けた方形板状
の打撃部１０とからなる。ハンマ本体６における打撃部
１０の前記ロータの回転に伴う回転方向（図示矢印Ｄ）
の前部及び後部には、図１、図２のものと同様の高速度
工具鋼からなるほぼ方形板状の高耐摩耗片１１が鋳ぐる
まれている。高耐摩耗片１１は、回転方向へ２０〜６０
ｍｍの厚み及びハンマ本体６における打撃部１０の先端
部（図３においては下端部）から摩耗限界近傍に及ぶ長
さを有し、かつ打撃部１０の鋳肌摩耗表面から５ｍｍ以
上離して鋳ぐるまれていると共に、打撃部１０からの抜
け止めのため、ハンマの回転中心側（図３においては上
側）の断面積を先端側より大きくした５°程度の逆テー
パ形状に形成されている。なお、ブレーカのロータが一
方向のみの回転である場合、図１、図２のものと同様に
打撃部１０における回転方向の後部には、高耐摩耗片１
１の鋳ぐるみを必要としない。上記構成のハンマにおい
ては、図１、図のものと同様の効果が得られる。
形態の他の例を示す側面図、図１におけるIV−IV線断面
図である。このハンマは、衝撃式破砕機の１つであっ
て、岩石等を破砕処理するブレーカに用いられるもので
あり、ハンマ本体６が図１、図２のものと同様に、耐摩
耗鋳鋼の１つである低合金鋳鋼により形成され、図示し
ないブレーカの正逆回転可能なロータの外周にピンを介
して回転自在に取り付けるためボス７と、このボス７か
らそのボス穴８と直角に伸びるアーム部９と、ボス穴８
と平行に延在させてアーム部９の先端に設けた方形板状
の打撃部１０とからなる。ハンマ本体６における打撃部
１０の前記ロータの回転に伴う回転方向（図示矢印Ｄ）
の前部及び後部には、図１、図２のものと同様の高速度
工具鋼からなるほぼ方形板状の高耐摩耗片１１が鋳ぐる
まれている。高耐摩耗片１１は、回転方向へ２０〜６０
ｍｍの厚み及びハンマ本体６における打撃部１０の先端
部（図３においては下端部）から摩耗限界近傍に及ぶ長
さを有し、かつ打撃部１０の鋳肌摩耗表面から５ｍｍ以
上離して鋳ぐるまれていると共に、打撃部１０からの抜
け止めのため、ハンマの回転中心側（図３においては上
側）の断面積を先端側より大きくした５°程度の逆テー
パ形状に形成されている。なお、ブレーカのロータが一
方向のみの回転である場合、図１、図２のものと同様に
打撃部１０における回転方向の後部には、高耐摩耗片１
１の鋳ぐるみを必要としない。上記構成のハンマにおい
ては、図１、図のものと同様の効果が得られる。
【０００８】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のハンマに
よれば、従来のものに比べて耐摩耗性を格段に向上させ
得ると共に、高耐摩耗片の脱落、破損を生じないので、
寿命を格段に向上させることができ、ひいては衝撃式剪
断機又は破砕機の処理能力を大幅に向上させることがで
きる。
よれば、従来のものに比べて耐摩耗性を格段に向上させ
得ると共に、高耐摩耗片の脱落、破損を生じないので、
寿命を格段に向上させることができ、ひいては衝撃式剪
断機又は破砕機の処理能力を大幅に向上させることがで
きる。
【図１】本発明に係るハンマの実施の形態の一例を示す
正面図である。
正面図である。
【図２】図１におけるII−II線拡大断面図である。
【図３】本発明に係るハンマの実施の形態の他の例を示
す側面図である。
す側面図である。
【図４】図３におけるIV−IV線断面図である。
１ ハンマ本体 ２ ボス ４ 打撃部 ５ 高耐摩耗片 ６ ハンマ本体 ７ ボス １０ 打撃部 １１ 高耐摩耗片
フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭57−200531（ＪＰ，Ｕ) 実公 昭52−49509（ＪＰ，Ｙ２) 実公 昭61−13087（ＪＰ，Ｙ２) (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) B02C 13/00 - 13/31
Claims (6)
- 【請求項１】 ロータの外周にピンを介して回転自在に
取り付けられる衝撃式剪断機又は破砕機のハンマであっ
て、耐摩耗鋳鋼からなるハンマ本体における回転方向の
前部に高速度工具鋼からなる高耐摩耗片を鋳ぐるんでな
ることを特徴とするハンマ。 - 【請求項２】 前記耐摩耗鋳鋼が、硬さＨｓ６５〜８
０、衝撃値１０Ｊ／ｃｍ2 以上の低合金鋳鋼であること
を特徴とする請求項１記載のハンマ。 - 【請求項３】 前記耐摩耗鋳鋼が、硬さＨｓ２０以上、
衝撃値５０Ｊ／ｃｍ2 以上で加工硬化性の高マンガン鋳
鋼であることを特徴とする請求項１記載のハンマ。 - 【請求項４】 前記高速度工具鋼が、硬さＨｓ８０〜９
０、衝撃値５〜１５Ｊ／ｃｍ2 であることを特徴とする
請求項１、２又は３記載のハンマ。 - 【請求項５】 前記高耐摩耗片が、回転方向へ２０〜６
０ｍｍの厚み及びハンマ本体の先端部から摩耗限界近傍
に及ぶ長さを有し、かつ鋳肌摩耗表面から５ｍｍ以上離
して鋳ぐるまれていることを特徴とする請求項１、２、
３又は４記載のハンマ。 - 【請求項６】 前記高耐摩耗片が、抜け止め手段を備え
ていることを特徴とする請求項１、２、３、４又は５記
載のハンマ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16075696A JP2799164B2 (ja) | 1996-05-31 | 1996-05-31 | ハンマ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16075696A JP2799164B2 (ja) | 1996-05-31 | 1996-05-31 | ハンマ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09313965A JPH09313965A (ja) | 1997-12-09 |
| JP2799164B2 true JP2799164B2 (ja) | 1998-09-17 |
Family
ID=15721794
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16075696A Expired - Fee Related JP2799164B2 (ja) | 1996-05-31 | 1996-05-31 | ハンマ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2799164B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102962114A (zh) * | 2012-09-12 | 2013-03-13 | 哈尔滨工业大学 | 一种破碎锤头及其制造方法 |
Families Citing this family (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102266803A (zh) * | 2010-06-06 | 2011-12-07 | 江文 | 金属复合锤 |
| CN101934242B (zh) * | 2010-09-26 | 2012-01-25 | 郑州海特机械有限公司 | 复合锤头及其制造工艺 |
| CN102489361A (zh) * | 2011-12-21 | 2012-06-13 | 常熟市电力耐磨合金铸造有限公司 | 超高锰镶块锤头 |
| CN103182478A (zh) * | 2013-03-24 | 2013-07-03 | 佳木斯大学 | 一种双金属锤头及其铸造工艺 |
| CN103801429B (zh) * | 2014-02-19 | 2015-08-26 | 河北科技大学 | 一种锤式破碎机用超硬耐磨复合锤头及其制备方法 |
| CN104209163B (zh) * | 2014-09-06 | 2016-11-23 | 北京工业大学 | 一种耐磨复合锤头及其制备方法 |
| CN104437755A (zh) * | 2014-10-29 | 2015-03-25 | 无锡商业职业技术学院 | 一种非对称锤头及其制备方法 |
| CN104437756A (zh) * | 2014-11-18 | 2015-03-25 | 中联重科股份有限公司 | 反击式碎石机耐磨反击板锤和反击式碎石机 |
| CN104907134A (zh) * | 2015-05-29 | 2015-09-16 | 芜湖银海机械制造有限公司 | 一种可调节安装位置的耐磨破碎机锤头及其制作方法 |
-
1996
- 1996-05-31 JP JP16075696A patent/JP2799164B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102962114A (zh) * | 2012-09-12 | 2013-03-13 | 哈尔滨工业大学 | 一种破碎锤头及其制造方法 |
| CN102962114B (zh) * | 2012-09-12 | 2015-01-21 | 哈尔滨工业大学 | 一种破碎锤头的制造方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH09313965A (ja) | 1997-12-09 |
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