JP2798876B2 - テレビカメラ - Google Patents

テレビカメラ

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JP2798876B2
JP2798876B2 JP5293967A JP29396793A JP2798876B2 JP 2798876 B2 JP2798876 B2 JP 2798876B2 JP 5293967 A JP5293967 A JP 5293967A JP 29396793 A JP29396793 A JP 29396793A JP 2798876 B2 JP2798876 B2 JP 2798876B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、固体撮像素子を用いて
外部トリガの発生毎に1フィールド又は1フレームの1
画面分の映像信号を得るテレビカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、高速で移動する物体の一瞬の映像
(静止画映像)を得ることは、例えば生産ラインの検
査,組立てを自動化する際の画像処理に必要である。そ
して、この用途に適合するテレビカメラは、通常、固体
撮像素子であるCCD撮像素子を用いてほぼ図5に示す
ように形成される。
【0003】同図において、1はインターライン方式の
CCD撮像素子、2はその駆動回路、3はトリガ入力回
路であり、自動又は手動の外部トリガ操作毎にトリガパ
ルスTRGを出力する。4は論理ゲート回路等のハード
ウエア又はマイクロコンピュータのソフトウエアにより
形成された制御回路であり、トリガパルスTRGが与え
られる。
【0004】5は制御回路4のリセットパルスRSTに
よりリセットされて初期化される同期信号発生回路であ
り、撮像素子1の水平,垂直駆動パルスHD,VD及び
両駆動パルスHD,VDに同期した複合同期信号SYN
Cを発生する。6は撮像素子1の駆動タイミングを整定
するタイミング信号発生回路であり、駆動パルスHD,
VDに同期した各種のタイミング信号V1〜V4,S
G,SUBを発生する。
【0005】なお、V1〜V4は撮像素子1の4相駆動
の第1の垂直転送パルス、SGは信号電荷の第1の読出
しパルス、SUBは信号電荷の第1の掃捨てパルスであ
る。7は映像信号処理回路であり、撮像素子1の撮像出
力に複合同期信号SYNCを重畳して映像信号VIDE
Oを形成し、この信号VIDEOを映像出力回路8から
外部出力する。
【0006】そして、制御回路4は発生回路5の駆動パ
ルスHD,発生回路6の読出しパルスSG,掃捨てパル
スSUBにより動作制御され、入力回路3のトリガパル
スTRGの供給により駆動パルスHDに同期した1パル
スのリセットパルスRST及び掃捨てパルスSUBをゲ
ート処理した第2の掃捨てパルスSUB’を形成する。
【0007】つぎに、発生回路5はリセットパルスRS
Tによりリセットされるまでは駆動パルスVDを発生せ
ず、複合同期信号SYNCとして駆動パルスHDすなわ
ち水平同期パルスのみを1H(Hは水平走査期間)の間
隔fHで発生する。そして、駆動パルスHDをリセット
瞬時に発生するとともに、シャッタ速度の選択等で設定
された信号電荷の蓄積時間を駆動パルスHDにより間隔
fH で 計時し、この計時が終了すると、駆動パルスV
Dを発生する。
【0008】また、駆動パルスHD,VDの発生毎に、
複合同期信号SYNCを一定期間等価パルス,駆動パル
スVDに基づいて垂直同期パルスが混在した垂直ラン
キング期間の規定フォーットの信号とし、その後、水
平同期パルスのみの信号に戻す。
【0009】つぎに、発生回路6は駆動パルスHD,V
Dにより制御され、駆動パルスVDが供給されると、読
出しパルスSGを発生する。また、転送パルスV1〜V
4を常時4相駆動のフォーマットで発生し、また、掃捨
てパルスSUBも駆動パルスHDに同期して常時発生す
る。
【0010】つぎに、駆動部2は転送パルスV1〜V
4,読出しパルスSG及び掃捨てパルスSUB’の供給
に基づき、転送パルスV1,V3に読出しパルスSGを
重畳した4相駆動の第2の垂直転送パルスV1’〜V
4’を形成するとともに掃捨てパルスSUB’をレベル
補正した第3の掃捨てパルスSUB”を形成し、撮像素
子1に供給する。
【0011】そして、撮像素子1は掃捨てパルスSU
B”が与えられると、信号電荷を掃捨てて新たな信号電
荷を蓄積し、読出しパルスSGが与えられると、信号電
荷の転送状態になり、転送パルスV1’〜V4’により
信号電荷を転送して1画面分の撮像出力を形成し、この
出力を処理回路7に供給する。
【0012】ところで、撮像素子1の駆動タイミングの
制御は、従来は、用途に応じて蓄積時間一定の制御又は
同期連続性確保の制御に設定される。すなわち、トリガ
パルスTRGの発生タイミングによらず映像信号の明る
さを一定に保つ場合は、蓄積時間一定の制御に設定さ
れ、映像信号を外部機器等で利用するために同期の連続
性を確保する場合は、同期連続性確保の制御に設定され
る。
【0013】そして、蓄積時間一定の制御の場合は、ト
リガパルスTRGの発生に基づき、各信号VD,HD,
SUB’,SG,V1〜V4,VIDEO,RSTが図
6,図7に示すようになる。
【0014】なお、両図はEIA方式の奇数フィールド
のフィールド蓄積時間の様子を示すものであり、図中の
〈A〉は通常の4相駆動タイミング、〈B〉はトリガパ
ルスTRGの入力タイミング、〈C〉はリセットパルス
RSTの発生タイミング、〈D〉は垂直駆動パルスVD
の出力タイミング、〈E〉は読出しパルスSGの発生タ
イミングである。
【0015】そして、外部トリガ操作によりトリガパル
スTRGがタイミング〈B〉に発生すると、その瞬時に
リセットパルスRSTが発生して発生回路5がリセット
され、駆動パルスHDがリセットされて信号電荷の蓄積
時間の計時が始まる。また、駆動パルスHDのリセット
に基づき、発生回路4が掃捨てパルスSUBを発生し、
このパルスSUBを加工したパルスSUB’がリセット
と同時に発生する。
【0016】したがって、撮像素子1の信号電荷の蓄積
がトリガパルスTRGの発生と同時に始まる。このと
き、トリガパルスTRGが駆動パルスHDと無関係に発
生するため、トリガパルスTRGに基づくリセットによ
り駆動パルスHDの並びが乱れ、いわゆる水平同期の乱
れが生じる。
【0017】そして、蓄積時間に応じた期間が経過して
垂直同期の開始タイミング〈D〉になると、駆動パルス
VDが発生する。さらに、蓄積時間をτ1とすると、こ
のτ1が経過する〈E〉に読出しパルスSGが発生し、
転送パルスV1’〜V4’にしたがって蓄積電荷が撮像
素子1の垂直レジスタに送り込まれて順次に読出され
る。
【0018】このとき、タイミング〈B〉,〈C〉が一
致するため、トリガパルスTRGが駆動パルスHDに対
してどのようなタイミングで生じても、蓄積時間τ1は
駆動パルスHDの影響を受けることなく設定された一定
時間になる。
【0019】そして、蓄積電荷の読出しにより得られた
1画面分の撮像出力は処理回路7により複合同期信号S
YNCが重畳され、この重畳により映像信号VIDEO
が形成される。なお、図7の映像信号VIDEOはアが
映像出力に基づく映像部分であり、イが同期信号部分で
ある。
【0020】つぎに、同期連続性確保の制御の場合は、
トリガパルスTRGの発生に基づく各信号VD,HD,
SUB’,SG,V1〜V4,VIDEO,RSTが図
8,図9に示すようになる。この両図もEIAJ方式の
奇数フィールドのフィールド蓄積時間の様子を示すもの
であり、図中の〈A〉〜〈E〉は図6,図7と同一内容
のタイミングを示す。
【0021】そして、この場合はタイミング〈B〉にト
リガパルスTRGが発生すると、その直後の駆動パルス
HDのタイミング〈C〉でリセットパルスRSTが発生
し、このパルスRSTのタイミング〈C〉を基準にして
タイミング〈D〉,〈E〉が定まる。また、トリガパル
スTRGが発生すると、制御回路4が瞬時にパルスSU
B’を発生し、このパルスSUB’に基づき撮像素子1
の信号電荷の蓄積が始まる。
【0022】そして、タイミング〈C〉のリセットパル
スから蓄積時間τ1が経過してタイミング〈E〉に達す
ると、読出しパルスSGが発生して蓄積電荷が読出され
る。この場合、リセットパルスRSTがトリガパルスT
RGの直後の駆動パルスHDに同期して発生するため、
トリガパルスTRGによる駆動パルスHDの乱れがな
く、水平同期の連続性が確保され、映像信号VIDEO
のいわゆるH並びが補償される。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】前記従来のこの種テレ
ビカメラの場合、蓄積時間を一定に制御するものは、図
6,図7からも明らかなように水平同期のH並びの乱れ
が生じる。一方、同期の連続性を確保するものは、図
8,図9からも明らかなようにトリガパルスTRGとリ
セットパルスRSTの発生にずれΔτが生じ、このと
き、信号電荷の蓄積がトリガパルスTRGの発生と同時
に始まり、その蓄積時間τ1がリセットパルスRSTの
発生を基準に計時されるため、実際の蓄積時間はτ1+
Δτになる。
【0024】しかも、ずれΔτはトリガパルスTRGの
発生タイミングにより、0〜1Hも範囲で変化する。そ
のため、実際の蓄積時間が一定にならず、とくに、高速
物体の静止画映像を得るため、蓄積時間τ1を短く設定
しようとすると、ずれΔτによる明るさの変化等が大き
くなる。
【0025】すなわち、従来カメラにおいては、同期の
連続性を確保しつつ蓄積時間を一定にすることができな
い問題点がある。また、駆動パルスVDを基準とする複
合同期信号SYNCの映像成分アの重畳タイミングは、
垂直転送による画素の混ぜ合わせの時間等を考慮して設
定され、このタイミングにしたがって蓄積時間τ1の終
了,すなわち読出しパルスSGの発生タイミングが決ま
る。
【0026】そして、従来は蓄積時間τ1が掃捨てパル
スSUB”の発生から読出しパルスSGが発生するまで
の時間になるため、蓄積時間τ1はタイミング〈B〉,
〈C〉が一致するときに最小になり、この結果、シャッ
タ速度は最も高速であっても約1/2000秒程度にし
かならず、それ以上の高速シャッタでの撮影が行えない
問題点もある。
【0027】さらに、蓄積時間τ1の計時は発生回路6
により同期パルスHDを計時して行われ、この場合、蓄
積時間τ1の最小単位が1Hに制限され、蓄積時間τ1
を可変設定しようとしても、その可変幅を1Hより小さ
な間隔で設定できない問題点もある。
【0028】本発明は、外部トリガのタイミングによら
ず、同期の連続性を確保しつつ蓄積時間一定の撮影が行
えるようにすることを目的とする。また、従来より高速
シャッタの撮影が行え、しかも、蓄積時間の可変が1H
より小さな間隔でも行えるようにすることも目的とす
る。
【0029】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明のテレビカメラにおいては、請求項1の場
合、同期信号発生回路のリセット機能を有し,タイミン
グ信号発生回路と固体撮像素子の駆動回路との間に設け
られた制御回路に、外部トリガの発生瞬時に駆動回路に
信号電荷の掃捨てパルスを供給して固体撮像素子を信号
電荷の蓄積に制御する掃捨パルス出力手段と、
【0030】独立した計時機能を有し,外部トリガの発
生から設定された蓄積時間が経過したときに駆動回路に
信号電荷の読出しパルスを供給して固体撮像素子を信号
電荷の転送に制御する読出パルス出力手段と、水平駆動
パルスに同期して同期信号発生回路をリセットする同期
リセット手段とを設ける。
【0031】また、請求項2の場合は、高速シャッタの
撮影が行えるようにするため、同期リセット手段により
信号電荷の読出しパルスの直後の水平駆動パルスに同期
して同期信号発生回路をリセットし、かつ、制御回路
に、前記読出パルスの発生後規定の転送開始タイミング
に達するまで信号電荷の転送パルスを転送待機に固定す
る転送ゲート手段を設ける。
【0032】
【作用】前記のように構成された本発明のテレビカメラ
の場合、請求項1記載の構成においては、外部トリガが
発生すると、制御回路の掃捨パルス出力手段の掃捨てパ
ルスによりトリガと同時に撮像素子が信号電荷を蓄積す
る。
【0033】そして、制御回路の読出パルス出力手段に
より水平駆動パルス等と無関係に外部トリガの発生から
の蓄積時間を計時し、この時間の経過時に読出しパルス
を撮像素子に供給して信号電荷の蓄積を終了するため、
外部トリガのタイミングによらず、蓄積時間が設定され
た一定時間になる。
【0034】また、制御回路の同期リセット手段により
水平駆動パルスに同期して同期信号発生回路をリセット
するため、水平同期のH並びが乱れたりせず、同期の連
続性が確保される。そのため、外部トリガのタイミング
によらず、同期の連続性を確保しつつ蓄積時間一定の撮
影が行える。
【0035】つぎに、請求項2記載の構成においては、
制御回路の同期リセット手段により信号電荷の蓄積が終
了した直後の水平駆動パルスに同期して同期信号発生回
路をリセットし、この時点を基準にした規定のタイミン
グで水平,垂直駆動パルス及び複合同期信号を発生す
る。
【0036】また、制御回路の転送ゲート手段により読
出しパルスの発生後、規定の転送開始タイミングになる
まで信号電荷の転送パルスを転送待機に固定し、蓄積時
間が短いときにも、複合同期信号との規定の重畳タイミ
ングで撮像素子の1画面分の撮像出力が得られるよう
に、撮像素子の蓄積された信号電荷の転送開始タイミン
グを制御する。そのため、従来よりシャッタ速度を高速
化して撮影することができる。
【0037】しかも、蓄積時間の計時が独立した計時機
能により行われるため、その計時間隔が水平駆動パルス
等で制限されることがなく、シャッタ速度の可変幅を1
Hより短い幅にすることも容易である。
【0038】
【実施例】1実施例について、図1ないし図4を参照し
て説明する。図1において、図5と同一符号は同一もし
くは相当するものを示し、異なる点は図5の制御回路4
の代わりに、制御回路9を発生回路6と駆動回路2との
間に設けた点である。
【0039】そして、制御回路9は制御回路4と同様、
論理ゲート回路等のハードウエア又はマイクロコンピュ
ータのソフトウエアにより形成され、発生回路5のリセ
ット機能を備える。この制御回路9はリセットパルスR
ST,駆動パルスHDに無関係に動作するカウンタ回路
構成の高精度の計時機能を有するとともに、掃捨パルス
出力手段,読出パルス出力手段,同期信号リセット手段
及び転送ゲート手段を備える。
【0040】そして、掃捨パルス出力手段は、トリガパ
ルスTRGの発生時に直ちに駆動回路2に信号電荷の掃
捨てパルスSUB’を供給し、撮像素子1を新たな信号
電荷の蓄積状態にする。また、読出パルス出力手段は、
前記計時機能の計時に基づき、トリガパルスTRGの発
生から設定された蓄積時間τX 経過したときに、発生回
路6のパルスSGの代わりの信号電荷の第2の読出しパ
ルスSG’を発生し、このパルスSG’を駆動回路2に
供給する。
【0041】さらに、同期信号リセット手段は、読出し
パルスSG’の発生直後の最初の駆動パルスHDに同期
してリセットパルスRSTを形成し、このパルスRST
を発生回路5に供給する。つぎに、転送ゲート手段は、
トリガパルスTRGの発生後規定の転送開始タイミング
に達するまで、発生回路6の転送パルスV1〜V4に基
づく転送パルスV1’〜V4’の変化を禁止し、撮像素
子1を蓄積した信号電荷の転送待機に制御する。
【0042】つぎに、トリガパルスTRGが発生したと
きの動作について説明する。まず、トリガパルスTRG
の発生に基づき、各信号VD,HD,SUB’,S
G’,SG,V1〜V4,V1’〜V4’,VIDE
O,RSTは図2,図3,図4に示すようになる。
【0043】それらの図面において、〈A〉〜〈E〉は
図6〜図9と同一内容のタイミングであり、〈F〉は撮
像素子1の垂直転送レジスタの動作固定タイミング、
〈G〉は読出しパルスSG’による信号電荷の読出しタ
イミングである。そして、トリガパルスTRGがタイミ
ング〈B〉で発生すると、制御回路9の掃捨パルス出力
手段により直ちに掃捨てパルスSUB’が形成され、こ
のパルスSUB’が駆動回路2に供給されて撮像素子1
の信号電荷の蓄積が始まる。
【0044】また、制御回路9の計時機能が直ちに計時
を開始し、トリガパルスTRGの発生と同時に設定され
た蓄積時間τX の計時が始まる。さらに、この実施例で
は高速移動物体の静止画の撮映出力を得るため、信号電
荷の蓄積時間τX を従来の蓄積時間τ1より極めて短い
時間に設定し、制御回路9の転送ゲート手段により、ト
リガパルスTRGの直後の最初の駆動パルスVDのタイ
ミング〈F〉に転送パルスV1’〜V4’を転送(読出
し)待機に固定する。
【0045】そして、蓄積時間τX が経過してタイミン
グ〈G〉に達すると、制御回路9の読出パルス出力手段
により読出パルスSG’を発生し、このパルスSG’を
駆動回路2に供給し、信号電荷の蓄積を終了する。この
とき、信号電荷の正規の転送タイミングに達していない
ため、転送パルスV1’〜V4’により撮像素子1は転
送待機に保持される。
【0046】また、前記最初の駆動パルスVDのタイミ
ング〈F〉で転送パルスV1’〜V4’が転送待機にな
るため、その後は任意のタイミングで読出パルスSG’
を発生して転送に戻すことができる。したがって、信号
電荷の蓄積時間τX は前記最初の駆動パルスVDのタイ
ミング〈F〉から極めて短時間に設定することが可能で
あり、この結果、シャッタ速度は1/15000秒程度
にまで高速化できる。
【0047】また、蓄積時間τX は制御回路9の計時機
能により独立して計時され、しかも、その計時がトリガ
パルスTRGの発生と同時に始まるため、トリガパルス
TRGのタイミングによらず、蓄積時間τX は一定にな
る。
【0048】つぎに、制御回路9の同期信号リセット手
段により、読出しパルスSG’の直後の駆動パルスHD
のタイミング〈C〉でリセットパルスRSTを発生し、
発生回路5をリセットして撮像出力に重畳する1画面分
の複合同期信号SYNCを発生する。このとき、駆動
ルスHDに同期して発生回路5がリセットされるため、
駆動パルスHDはリセットによる乱れが発生せず、水平
同期の連続性が確保される。
【0049】また、リセット瞬時の駆動パルスVDによ
り発生回路6をリセットして初期化し、駆動パルスVD
の発生から所定時間が経過し、規定の転送タイミング
〈E〉になると、発生回路6から規定の読出パルスSG
を発生する。そして、このパルスSGの供給により、制
御回路9の転送ゲート手段は転送パルスV1’〜V4’
の転送待機を解除し、転送パルスV1’〜V4’をパル
スV1〜V4にしたがって変化させる。
【0050】この結果、蓄積時間τX の信号電荷が規定
の転送タイミングで垂直転送され、信号電荷に画素の混
ぜ合わせ等が適正に施され、蓄積時間τX の信号電荷に
基づく1画面分の撮像出力が撮像素子1から出力され
る。そして、この1画面分の撮像出力が信号処理回路7
に供給され、撮像出力に複合同期信号SYNCが重畳さ
れて映像信号VIDEOが形成される。
【0051】このとき、映像信号VIDEOは水平同期
の連続性が確保され、しかも、その映像成分が正確に設
定された蓄積時間τX の信号電荷により形成され、トリ
ガパルスTRGのタイミングによらず、一定の明るさの
信号になる。
【0052】さらに、蓄積された信号電荷の転送を規定
の転送タイミングから始めるため、蓄積時間τX は従来
より極めて短い時間に設定することができ、シャッタ速
度の著しい高速化が図れ、高速移動物体の静止画映像を
得ることができるとともに、シャッタ速度を可変設定す
る場合は、その可変範囲を高速側に大幅に拡大できる。
【0053】しかも、制御回路9の計時機能が駆動パル
スHD等と無関係の独立した機能であるため、計時クロ
ックの周波数設定等に基づきその計時間隔を1Hより短
く設定しても何ら不都合は生じない。そして、計時間隔
を1Hより短く設定することにより、蓄積時間τX の可
変の単位を1Hより短い間隔にし、シャッタ速度を極め
て細く可変設定することができるようになる。
【0054】ところで、前記実施例では信号電荷の画素
の混ぜ合わせ等を行うため、規定の転送タイミングまで
撮像素子の信号電荷の転送を待機したが、その必要がな
い場合は、制御回路9の転送ゲート手段を省いてもよ
い。
【0055】そして、種々の信号電荷転送方式の固体撮
像素子を用いたテレビカメラに適用できるのは勿論であ
り、この場合、1画面が1フィールド,1フレームのい
ずれであってもよいのも勿論である。
【0056】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているため、以下に記載する効果を奏する。まず、請求
項1の場合は、外部トリガが発生すると、制御回路9の
掃捨パルス出力手段の掃捨てパルスによりトリガと同時
に撮像素子1が信号電荷を蓄積するとともに、制御回路
9の読出パルス出力手段により水平駆動パルス等と無関
係に外部トリガの発生からの蓄積時間を計時し、この時
間の経過時に読出しパルスを撮像素子1に供給して信号
電荷の蓄積を終了するため、外部トリガのタイミングに
よらず、蓄積時間が設定された一定時間になる。
【0057】また、制御回路9の同期リセット手段によ
り水平駆動パルスに同期して同期信号発生回路5をリセ
ットするため、水平同期のH並びが乱れたりせず、同期
の連続性が確保される。したがって、同期の連続性を確
保しつつ蓄積時間一定の撮影を行うことができる。
【0058】つぎに、請求項2の場合は、制御回路9の
同期リセット手段により信号電荷の蓄積が終了した直後
の水平駆動パルスに同期して同期信号発生回路5をリセ
ットし、この時点を基準にした規定のタイミングで水
平,垂直駆動パルス及び複合同期信号を発生するととも
に、制御回路9の転送ゲート手段により読出しパルスの
発生後、規定の転送開始タイミングになるまで信号電荷
の転送パルスを転送待機に固定し、蓄積時間が短いとき
にも、複合同期信号との規定の重畳タイミングで撮像素
子1の1画面分の撮像出力が得られるように、撮像素子
1の蓄積された信号電荷の転送開始タイミングを制御す
る。
【0059】したがって、従来よりシャッタ速度を高速
化して撮影することができ、しかも、蓄積時間の計時が
独立した計時機能により行われるため、その計時間隔が
水平駆動パルス等で制限されることがなく、シャッタ速
度の可変幅を1Hより短い幅にすることも容易に行え
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のテレビカメラの1実施例のブロック図
である。
【図2】図1の動作説明用の一部のタイミングチャート
である。
【図3】図1の動作説明用の他の一部のタイミングチャ
ートである。
【図4】図1の動作説明用のさらに他の一部のタイミン
グチャートである。
【図5】従来カメラのブロック図である。
【図6】図5の蓄積時間一定の場合の動作説明用の一部
のタイミングチャートである。
【図7】図5の蓄積時間一定の場合の動作説明用の他の
一部のタイミングチャートである。
【図8】図5の同期の連続性確保の場合の動作説明用の
一部のタイミングチャートである。
【図9】図5の同期の連続性確保の場合の動作説明用の
他の一部のタイミングチャートである。
【符号の説明】
1 固体撮像素子 2 駆動回路 5 同期信号発生回路 6 タイミング信号発生回路 7 信号処理回路 9 制御回路

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部トリガの発生時、同期信号発生回路
    をリセットするとともに、該信号発生回路の水平,垂直
    駆動パルスに基づくタイミング信号発生回路の各種タイ
    ミング信号により、固体撮像素子の信号電荷の掃捨て,
    蓄積,転送を制御して1画面分の撮像出力を生成し、該
    撮像出力に前記同期信号発生回路の複合同期信号を重畳
    して映像信号を形成するテレビカメラにおいて、 前記同期信号発生回路のリセット機能を有し,前記タイ
    ミング信号発生回路と前記撮像素子の駆動回路との間に
    設けられた制御回路に、 外部トリガの発生瞬時に前記駆動回路に信号電荷の掃捨
    てパルスを供給して前記撮像素子を信号電荷の蓄積に制
    御する掃捨パルス出力手段と、 独立した計時機能を有し,外部トリガの発生から設定さ
    れた蓄積時間が経過したときに前記駆動回路に信号電荷
    の読出しパルスを供給して前記撮像素子を信号電荷の転
    送に制御する読出パルス出力手段と、 前記水平駆動パルスに同期して前記同期信号発生回路を
    リセットする同期リセット手段とを設けたことを特徴と
    するテレビカメラ。
  2. 【請求項2】 同期リセット手段により信号電荷の読出
    しパルスの直後の水平駆動パルスに同期して同期信号発
    生回路をリセットし、 かつ、制御回路に、前記読出パルスの発生後規定の転送
    開始タイミングに達するまで信号電荷の転送パルスを転
    送待機に固定する転送ゲート手段を設けたことを特徴と
    する請求項1記載のテレビカメラ。
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