JP2798724B2 - 極低温用ファイバスコープ - Google Patents

極低温用ファイバスコープ

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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、液化ガス等の極低温媒体中での観察に使用
される極低温用ファイバスコープに関するものである。
「従来の技術」 液体窒素、液体ヘリウム、液化天然ガス等の極低温媒
体中での材料の振舞い等は直接観察することができない
ので、従来からファイバスコープによる観察が行なわれ
ている。第3図は、このような用途に使用される従来の
極低温用ファイバスコープを示すものである。
このものは、イメージファイバ1の両端に接眼鏡筒部
2およびセンサプローブ3が取り付けられたものであ
り、センサプローブ3を極低温媒体L中に浸漬して試料
Sを観察するようになっている。
接眼鏡筒部2には、接眼レンズ4が設けられており、
イメージファイバ1によって伝送された試料Sの画像が
視認可能なようになっている。
センサプローブ3は第4図に示したように、ステンレ
ス鋼等からなる概略円筒体の対物鏡筒部5および反射ミ
ラー6を備えた鏡筒7とからなっている。
対物鏡筒部5は、その一端がフランジ8によって封止
されているとともに、その内部には対物レンズ9,9を収
納し、他端は、透明な石英ガラス等からなる前面ウイン
ドウ10によって封止されている。また、イメージファイ
バ1は、フランジ8を液密に貫通し、さらにこのイメー
ジファイバ1の先端部1aは、対物鏡筒部5内の空間部12
を気密に保ちつつ、対物鏡筒部5の蓋5aを挿通し、この
蓋5aによって固定されている。また、ここで上記イメー
ジファイバ1の先端面1bは鏡面状に磨かれており、対物
レンズ9,9と平行になるように空間部12と接している。
また、対物鏡筒部5内には対物レンズ9,9がレンズ固
定環13,13,13によって各々が平行になるように固定され
ている。そしてこの対物鏡筒部5内の空間部12は、減圧
状態(10-1〜10-4Torr)に保たれており、極低温媒体L
中に浸漬した際にもその内部に収納されたイメージファ
イバ1の先端面1bと対物レンズ9,9および前面ウインド
ウ10への結露を防止することができるようになってい
る。
上記対物鏡筒部5の先端5bには、試料Sを側視するた
めの反射ミラー6を保持している金属製の鏡筒7が周方
向に沿って回転可能に取り付けられている。この試料S
を側視するために設けられた反射ミラー6は、前面ウイ
ンドウ10に平行な面に対してなす角度Aが45゜となるよ
うに鏡筒7によって保持され固定されている。この反射
ミラー6から反射された画像は、前面ウインドウ10を通
り、さらに対物レンズ9,9を通ってイメージファイバ1
の先端面1bからイメージファイバ1内に入射されるよう
になっている。
「発明が解決しようとする課題」 しかしながら、液体窒素、液体ヘリウム、液化天然ガ
ス等の極低温媒体L中では、絶えず気泡が発生している
ため、第4図に示したように、ファイバスコープを極低
温媒体L中に鉛直に浸漬した場合、気泡14がファイバス
コープの前面ウインドウ10の表面10a付近に溜まってし
まう。さらに第5図に示すように鏡筒7の壁7aがこの気
泡14を前面ウインドウ10の表面10aから鏡筒7の外部へ
移動するのを妨げて、気泡14が前面ウインドウ10の表面
10a付近に大量に溜まってしまうので、反射ミラー6か
ら送られる画像が前面ウインドウ10を通過することがで
きなくなるためにファイバスコープによる観察が不能に
なるといった問題がある。
本発明は前記事情に鑑みてなされたもので、極低温媒
体中で気泡が前面ウインドウの表面付近に溜まることが
ない、常に正常な画像を得ることのできる極低温用ファ
イバスコープを提供することを目的とする。
「課題を解決するための手段」 本発明では、対物レンズが設けられた対物鏡筒とこの
対物鏡筒の先端に反射ミラーを保持する鏡筒とを備えた
センサプローブを有する極低温用ファイバスコープの対
物鏡筒を封止する前面ウインドウを反射ミラー側へ球面
状に突出させ、さらに鏡筒の側壁に貫通孔を設けてなる
ことによって前記問題点を解決した。
「作用」 このような構成のファイバスコープにあっては、前面
ウインドウが反射ミラー側へ球面状に突出しており、さ
らに鏡筒の側壁に貫通孔が設けられているので、気泡が
常に前面ウインドウの表面から前面ウインドウの周縁部
に導かれて、さらに鏡筒の側壁に設けられた貫通孔から
この周縁部に導かれた気泡が鏡筒の外部へ出ていくの
で、前面ウインドウの表面に気泡が溜まることがない。
「実施例」 以下、図面を参照して本発明のファイバスコープを詳
しく説明する。
第1図および第2図は、本発明のファイバスコープの
センサプローブを示すもので、第4図および第5図に示
した従来のファイバスコープのセンサプローブと同一の
構成要素には同一の符号を付してその説明を省略する。
本発明のファイバスコープと第3図ないし第5図に示
した従来のファイバスコープと異なるところは、センサ
プローブ3の前面ウインドウ10と鏡筒7の側壁7aの形状
である。
第1図において本発明のファイバスコープの前面ウイ
ンドウ15は球面状に湾曲しており、反射ミラー6側へ突
出している。そして反射ミラー6を保持する鏡筒16の側
壁16aには、第2図に示すように前面ウインドウ15の表
面15aの周縁部16b付近から複数のスリット状の孔17,17
・・・が設けられている。
このようにすることによって、極低温媒体L中で発生
した気泡14が前面ウインドウ15の表面15aに到達する
と、この前面ウインドウ15が反射ミラー6側へ球面状に
突出しているため、気泡14が前面ウインドウ15の表面15
aの周縁部15bへ導かれる。そして、この周縁部15bへ導
かれた気泡14は、鏡筒16の側壁16aに設けられているス
リット状の孔17,17・・・を通って鏡筒16の外側へ逐次
出て行くので、前面ウインドウ15の表面15a付近に気泡1
4が溜まることがない。
また、上記の実施例においては貫通孔としてスリット
状の孔を示したが、本発明の鏡筒16の側壁16aに設けら
れる貫通孔としてはこの形状のものに限定されるもので
はなく、要するに球面状に突出した前面ウインドウ15の
表面15aの周縁部15bの付近に気泡を逃すための任意の形
状の貫通孔が設けられていればよい。
「発明の効果」 以上説明したように、本発明は、対物レンズが設けら
れた対物鏡筒とこの対物鏡筒の先端に反射ミラーを保持
する鏡筒とを備えたセンサプローブを有する極低温用フ
ァイバスコープであって、上記対物鏡筒を封止する前面
ウインドウを反射ミラー側へ球面状に突出させ、さらに
鏡筒の側壁に貫通孔を設けてなるものであるので、気泡
が常に前面ウインドウの表面から前面ウインドウの周縁
部に導かれて、さらに鏡筒の側壁に設けられた貫通孔か
らこの前面ウインドウの周縁部に導かれた気泡が鏡筒の
外部へ出ていくので、前面ウインドウの表面に気泡が溜
まることがなく、常に正常な画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明のファイバスコープのセンサプローブ
の断面図であり、第2図は第1図の要部斜視図、第3図
は従来のファイバスコープを示す概略構成図、第4図は
従来のファイバスコープのセンサプローブの断面図であ
り、第5図は第4図の要部斜視図である。 3……センサプローブ、 5……対物鏡筒部、 5b……対物鏡筒部の先端、 6……反射ミラー、 9……対物レンズ、 15……前面ウインドウ、 16……鏡筒、 16a……鏡筒の側壁、 17……スリット状の孔(貫通孔)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G02B 23/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】対物レンズが設けられた対物鏡筒とこの対
    物鏡筒の先端に反射ミラーを保持する鏡筒とを備えたセ
    ンサプローブを有する極低温用ファイバスコープであっ
    て、 上記対物鏡筒を封止する前面ウインドウを反射ミラー側
    へ球面状に突出させ、さらに上記鏡筒の側壁に貫通孔を
    設けてなることを特徴とする極低温用ファイバスコー
    プ。
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