JP2798535B2 - キャリ伝搬回路 - Google Patents

キャリ伝搬回路

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JP2798535B2
JP2798535B2 JP3283338A JP28333891A JP2798535B2 JP 2798535 B2 JP2798535 B2 JP 2798535B2 JP 3283338 A JP3283338 A JP 3283338A JP 28333891 A JP28333891 A JP 28333891A JP 2798535 B2 JP2798535 B2 JP 2798535B2
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transistor
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Inventor
谷口敦
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日本電気アイシーマイコンシステム株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体集積回路に利用
する。特に、ダイナミックキャリバッファ回路に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図3は従来のキャリ伝搬回路の構成を示
す。図3でQ1はPチャネル型トランジスタ、Q3はN
チャネル型トランジスタ、C1はクロック信号、Cin
は下位ビットから伝搬してくるキャリ入力信号、Cou
tは上位ビットへ伝搬するキャリ出力信号である。以下
その動作を図4のタイミイグチャートを参照して説明す
る。図3でクロック信号C1が低レベルのときすなわち
プリチャージ期間ではPチャネル型トランジスタQ1が
オンしてキャリ出力信号線はプリチャージされキャリ出
力信号Coutは高レベルになる。またクロック信号C
1が高レベルのときすなわちサンプリング期間ではサム
出力SUM′が低レベルならばNチャネル型トランジス
タQ3はオフするので、下位からのキャリ信号Cinの
レベルに関係なくキャリ信号Coutは高レベルを保持
する。またサム出力SUM′が高レベルで下位からのキ
ャリ信号Cinが高レベルならばNチャネル型トランジ
スタQ3はオフするので、キャリ信号Coutは高レベ
ルを保持する。またサム出力SUM′が高レベルで下位
からのキャリ信号Cinが低レベルならばNチャネル型
トランジスタQ3はオンするので、キャリ信号Cout
はNチャネル型トランジスタQ3を通して低レベル側に
ディスチャージされる。これで表1に示す真理値表どお
りに図3の回路がキャリ伝搬回路として動作しているこ
とがわかる。
【0003】
【表1】
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このようにキャリ伝搬
回路は、桁上りするたびにNチャネル型トランジスタが
キャリラインに一段直列に入るが、従来例では、ビット
位置が上位になるほどキャリラインの抵抗値が上ってキ
ャリラインをディスチャージする能力が低下し、1ビッ
ト当たりのキャリ伝搬時間が長くなる欠点があった。
【0005】本発明は、このような欠点を除去するもの
で、キャリ伝搬速度を高速にする手段をもつキャリ伝搬
回路を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、桁数に対応す
る個数のトランジスタが桁の位の順に挿入され、桁上げ
動作が実行される度にこの桁上げ動作が行われた桁に対
応するトランジスタが導通状態になるキャリラインを備
えたキャリ伝搬回路において、上記トランジスタの一つ
とこのトランジスタに対応する桁より上位の桁をもちこ
のトランジスタに隣接する他のトランジスタとで区切ら
れたキャリラインの部分の電位を桁上げ動作の度に検出
し、この電位が所定値以下であるときに検出信号を生成
する検出手段と、この検出手段で生成された検出信号に
応じてこの区切られた部分のキャリラインを基準電位に
接続するディスチャージ手段とを備えたことを特徴とす
る。
【0007】ここで、キャリラインのキャリ入力側に入
力電極が接続され、キャリラインのキャリ出力側に出力
電極が接続され、サム出力信号線に制御電極が接続され
た第一の一方の極性のトランジスタと、電源に入力電極
が接続され、上記キャリラインのキャリ出力側に出力電
極が接続され、クロック信号線に制御電極が接続された
第一の他方の極性のトランジスタとを含む単位回路が上
記キャリライン上に桁数に対応して桁の位の順に設けら
れたキャリ伝搬回路において、電源に入力電極が接続さ
れ、上記キャリラインに制御電極が接続された第二の他
方の極性のトランジスタと、共通電位に入力電極が接続
され、上記第二の他方の極性のトランジスタの出力電極
に出力電極が接続され、逆相クロック信号線に制御電極
が接続された第二の一方の極性のトランジスタと、上記
キャリラインに出力電極が接続され、上記第二の他方の
極性のトランジスタの出力電極と上記第二の一方の極性
のトランジスタの出力電極との接続点に制御電極が接続
された第三の一方の極性のトランジスタと、共通電位に
入力電極が接続され、上記第三の一方の極性のトランジ
スタの入力電極に出力電極が接続され、上記クロック信
号線に制御電極が接続された第四の一方の極性のトラン
ジスタとを上記単位回路ごとに備えても良い。
【0008】
【作用】キャリを伝搬するときにビットごとにトランジ
スタが直列に入ってキャリラインの抵抗値が上がって1
ビット当たりのキャリ伝搬時間が遅くなるが、キャリラ
インの電位変化を検出し、キャリラインに直列に挿入さ
れるトランジスタとは別のデスチャージ経路を形成する
ことでこのキャリ伝搬時間を短縮する。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
して説明する。図1はこの実施例の構成を示す接続図で
ある。キャリ伝搬回路のキャリラインをゲート入力とし
て電源をソース電極とするPチャネル型トランジスタQ
2と逆相クロック信号C2をゲート入力としてグランド
をソース電極とするNチャネル型トランジスタQ4とを
ドレイン電極で接続し、その出力信号Aをゲート入力と
してドレイン電極をキャリラインとするNチャネル型ト
ランジスタQ5と直列にクロック信号C1をゲート入力
としてソース電極をグランドとしたNチャネル型トラン
ジスタQ6で接続した構成である。すなわち、この実施
例は、図1に示すように、桁数に対応する個数のトラン
ジスタが桁の位の順に挿入され、桁上げ動作が実行され
る度にこの桁上げ動作が行われた桁に対応するトランジ
スタQ3が導通状態になるキャリラインを備え、さら
に、本発明の特徴とする手段として、上記トランジスタ
のひとつとこのトランジスタに対応する桁より上位の桁
をもちこのトランジスタに隣接する他のトランジスタと
で区切られたキャリラインの部分の電位を桁上げ動作の
度に検出し、この電位が所定値以下であるときに検出信
号を生成する検出手段であるトランジスタQ2およびQ
4と、この検出手段で生成れた検出信号に応じてこの
区切られた部分のキャリラインを基準電位に接続するデ
ィスチャージ手段であるトランジスタQ5およびQ6と
を備える。
【0010】次に、この実施例の動作を説明する。図2
にこの実施例におけるタイミイグチャートを示す。クロ
ック信号C1が低レベルのときすなわちプリチャージ期
間ではNチャネル型トランジスタQ6はオフするので、
Nチャネル型トランジスタQ5およびQ6を通してキャ
リ出力信号Coutがディスチャージされることはな
い。またPチャネル型トランジスタQ1はオンしている
ので、キャリ出力信号Coutはプリチャージされて高
レベルになる。またこのときにPチャネル型トランジス
タQ2はオフし、Nチャネル型トランジスタQ4はオン
しているので、A点の電位は低レベルになる。クロック
信号C1が高レベルのときすなわちサンプリング期間で
は、キャリ入力信号Cinが高レベルならばキャリ出力
信号Coutは高レベルを保持するので、Pチャネル型
トランジスタQ2はオフしている。それでA点は低レベ
ルを保持するのでNチャネル型トランジスタQ6がオン
しているが、Nチャネル型トランジスタQ5がオフして
いるのでキャリ出力信号CoutはNチャネル型トラン
ジスタQ5およびQ6を通してディスチャージされるこ
とはない、それでキャリ出力信号Coutは高レベルを
保持することができる。ここでキャリ入力信号Cinが
低レベルになると、キャリ出力信号Coutの電位も下
り、その電位がVDD−|Vtp|以下になったときに
Pチャネル型トランジスタQ2はオンする。またNチャ
ネル型トランジスタQ4はオフしているので、A点は高
レベルにプルアップされる。このときにNチャネル型ト
ランジスタQ5はオンし、Nチャネル型トランジスタQ
6もオンしているので、Nチャネル型トランジスタQ3
とは別にキャリ出力信号CoutはNチャネル型トラン
ジスタQ5およびQ6を通してディスチャージされて低
レベルになる。この実施例で表1に示す真理値表を満足
してる。
【0011】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように、キャリ
ラインの電位変化を検出してキャリラインに直列に入っ
ているトランジスタとは別にキャリラインを高速にディ
スチャージすることができるので、ビット位置の影響が
小さくなり、キャリ伝搬回路を高速に動作させる効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の構成を示すブロック構成図。
【図2】本発明実施例の動作を示すタイミングチャー
ト。
【図3】従来例の構成を示すブロック構成図。
【図4】従来例の動作を示すタイミングチャート。
【符号の説明】
Q1、Q2 Pチャネル型トランジスタ Q3、Q4、Q5、Q6 Nチャネル型トランジスタ C1 クロック信号 C2 逆相クロック信号 Cout キャリ出力信号 Cin キャリ入力信号 SUM′ サム出力信号 VDD 電源 GND グラント |Vtp| Pチャネル型トランジスタのスレッシュホ
ルド電圧

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャリラインのキャリ入力側に入力電極
    が接続され、キャリラインのキャリ出力側に出力電極が
    接続され、サム出力信号線に制御電極が接続された第一
    の一方の極性のトランジスタと、電源に入力電極が接続
    され、上記キャリラインのキャリ出力側に出力電極が接
    続され、クロック信号線に制御電極が接続された第一の
    他方の極性のトランジスタとを含む単位回路が上記キャ
    リライン上に桁数に対応して桁の位の順に設けられたキ
    ャリ伝搬回路において、 電源に入力電極が接続され、上記キャリラインに制御電
    極が接続された第二の他方の極性のトランジスタと、 共通電位に入力電極が接続され、上記第二の他方の極性
    のトランジスタの出力電極に出力電極が接続され、逆相
    クロック信号線に制御電極が接続された第二の一方の極
    性のトランジスタと、 上記キャリラインに出力電極が接続され、上記第二の他
    方の極性のトランジスタの出力電極と上記第二の一方の
    極性のトランジスタの出力電極との接続点に制御電極が
    接続された第三の一方の極性のトランジスタと、 共通電位に入力電極が接続され、上記第三の一方の極性
    トランジスタの入力電極に出力電極が接続され、上記
    クロック信号線に制御電極が接続された第四の一方の極
    性のトランジスタとを上記単位回路ごとに備えたことを
    特徴とするキャリ伝搬回路。
JP3283338A 1991-10-29 1991-10-29 キャリ伝搬回路 Expired - Lifetime JP2798535B2 (ja)

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JPH05119968A JPH05119968A (ja) 1993-05-18
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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