JP2798049B2 - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の層に形成さ
れた配線を該層が挟む層間絶縁膜を貫通し前記層間の前
記配線を種々の間隔を置いて互に接続する複数のプラグ
を具備する半導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は第1層配線と第2層配線を抽出し
て平面上に示す図である。従来、半導体装置において第
1層配線と第2層配線との接続は、図5に示すように、
第1層と第2層との間の層間絶縁膜(図示せず)を貫通
し第1層配線4と第2層配線5と接続するために層間絶
縁膜を貫通するスルーホールを埋めるプラグ3を設ける
ことでなされていた。そして、接続をより確実なものに
するために、このプラグ3と接続する配線部分にプラグ
3を囲むようにより広い面積の接続部6をそれぞれの配
線に設けていた。
【0003】この配線の接続部6の面積を広くする目的
としては、ホトレジスト工程における目はずれやプラグ
を埋め込むビアホールおよび配線におけるずれなどを避
けるためである。もし、この配線とビアホールとにずれ
が生じると、Al配線におけるステップカバレッジ不良
や配線形成におけるエッチングによるビアホール底への
ダメージで生ずる導通不良などの品質上の問題を起すこ
とになる。
【0004】図6は半導体基板の一部を抽出してその断
面を示す図、図7は図6を平面的に示す図である。しか
しながら、プラグと接続する配線部分を大きくすること
は集積度の向上を阻むものとして問題があった。そこ
で、上述したエッチングによるビアホール底へのダメー
ジを避けるのにタングステンの埋め込みによるプラグの
形成を採用するに至った。
【0005】この半導体装置の構造は、図6に示すよう
に、第1層配線4と第2層配線5との接続するために、
層間絶縁膜9のビアホールをチタニウム合金8を介して
タングステン7を埋め込みプラグを形成したことであ
る。このように、プラグをタングステンで形成すれば、
配線のエッチングの際にタングステンのプラグがバリア
として働きダメージによる導通不良が無くなる。従っ
て、図7に示すように、プラグ3と接続する第1層配線
4および第2層配線5の部分を広げる必要が無くなっ
た。
【0006】このように、タングステンプラグを接続に
利用して配線の間隔を狭くし高集積化を図った半導体装
置の例としてIEDM,1987,p209〜p212
に開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら周知のよ
うに、タングステンプラグと接触しているアルミニュー
ム(以下Alと記す)配線部分との間に直流電流が流れ
ることによりAl原子が流出するという所謂エレクトロ
マイグレーション(以下EMと記す)現象が起きる。そ
して、Al原子が流出した配線部分にはやがてはボイド
が発生し断線に至るという問題がある。
【0008】また、1994年、春季応用物理学会予稿
集p628の28P一ZH一10に、タングステンプラ
グの間隔が変るとEM寿命が変化することが開示されて
いる。そして、間隔の短かいタングステンプラグに比べ
間隔の長いタングステンプラグのEM寿命が短いことも
記載されている。
【0009】この理由は、EMによりタングステンプラ
グからAl配線に電子が流出するところでAl原子が移
動し、Al配線からタングステンプラグに流入するとこ
ろでAl原子が蓄積する。ここで、タングステンプラグ
の間隔が短いときは、Alの蓄積による応力勾配がスパ
ンが短い故急となりその応力によってAl原子が押し戻
されAl原子の移動を阻害する。一方、タングステンプ
ラグの間隔が長い場合は、スパンが長くなることにより
応力勾配が緩やかになりAl原子を押し戻す力が無くA
l原子の移動を阻止することができない。従って、間隔
の広い場合は、短い場合に比べAl原子の消失は起り易
くそれだけEM寿命が短かくなる。
【0010】従来、多層配線をもつ半導体装置では、上
下の層の配線の接続には上述したタングステンプラグで
行なわれていた。そして、このプラグは半導体チップの
配線層上に複数個散在しているものの、これらプラグの
位置は、配線抵抗を小さくすることと半導体素子形成領
域を避けなればならいというレイアウト上の制限があっ
た。従って、これらプラグの位置間隔は一定でなく、短
い間隔や長い間隔に配置されたプラグが入り混ってい
た。従って、上述した問題を考えると、このような半導
体装置のEM寿命は、間隔の広いプラグにおけるAl配
線のEM寿命で決まってしまい短い寿命となる問題があ
る。
【0011】従って、本発明の目的は、配線におけるE
M寿命の長い半導体装置を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴は、少なく
とも二層の配線層に形成されたアルミニウムの配線を該
配線層に挟まれ介在する層間絶縁膜を貫通し前記配線を
互に接続するとともに前記配線層上に種々の間隔を置い
て配設される複数のタングステンのプラグを具備する半
導体装置において、前記間隔が所定の間隔より広く該配
線を接続する前記プラグの前記配線との重なり接続する
部分の他に前記配線が前記プラグよりはみ出す余剰部分
有し、前記間隔が前記所定の間隔より狭い前記プラグ
と接続する該配線が該プラグからはみ出さない半導体装
置である。また、前記余剰部分が前記配線の伸びる方向
にあることが望ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、本発明について図面を参照
して説明する。
【0014】図1は本発明の一実施の形態の半導体装置
における配線経路を抽出して示す図である。この半導体
装置は、上下の配線層にある配線経路において、図1に
示すように、隣接するプラグ3の間隔が所定の間隔L1
より長い間隔L2 のプラグ3aと第1層配線4aおよび
第2層配線5bと重なり接続する部分よりはみ出る余裕
部分1を第1層配線4aと第2層配線5bとに設けるこ
とである。
【0015】このようにプラグ3aと接続する配線部分
にマージンとして余裕部分1を設ければ、電子流に対し
てAl原子が流出しても、この余裕部分1がAl原子の
供給源となりAl原子が流出しても補充されボイドが発
生する時期を送らせる。
【0016】ちなみに、第1層配線4a,4bおよび第
2層配線5a,5bの線幅を0.6ミクロンメータ、プ
ラグ3,3aの直径を0.6ミクロンメータで、間隔L
1 を5ミクロンメータ、間隔L2 を50ミクロンメータ
とし、余裕部分1を配線の長手方向と線幅方向にそれぞ
れ0.2ミクロンメータ程度広げ形成しCMOS構造の
半導体装置を製作した。また、配線の接続部分に余裕部
分1のないサンプルを同様に製作した。
【0017】図2は接続部の配線部に余裕部分有り無し
の半導体装置の加速試験結果を示すグラフである。この
二種類の半導体装置のサンプルのEM寿命を推定するた
めに、直流電流を配線経路に流し加速試験を行なったと
ころ、余裕部分1の有る半導体装置の断線不良累積率が
余裕部分の無いものに対し1/2以下であった。このこ
とはEM寿命を2倍以上伸ばすことができると言える。
【0018】図3は図1の半導体装置における配線経路
の変形例を説明するための配線経路の半分を抽出して示
す図である。この半導体装置における間隔L2 広いプラ
グ3aに対応する第1層配線4aと第2層配線5bの接
続部の余裕部分2を配線の伸びる方向に大くはみ出すよ
うに形成したことである。前述の実施の形態のように接
続部の周囲にはみ出すように形成するのではなく、集積
度を考慮しレイアウト上許るす限り配線方向に伸ばした
ことである。
【0019】例えば、この半導体装置の配線経路を上述
した所元寸法で製作したとすると、余裕部分2の長さは
0.6ミクロンとすると、余裕部分2の無いときに比べ
1.5倍程度EM寿命を伸ばすことができる。
【0020】図4は図3の配線経路を応用した他の配線
経路を示す図である。前述の余裕部分を配線方向に伸ば
す適用例としては、図4に示すように、回路機能ブロッ
ク10から導出される第2層配線5cと交差する第1層
配線4cにおけるプラグ3aの場合がある。この場合
は、レイアウト上の制限がないので配線方向に余裕部分
2をより長く伸ばすことができるので有利である。
【0021】このように、プラグと接続する配線部分に
余剰面積部を設ければ、余剰部分がAl原子の供給源と
なり、それだげEM寿命が長くなる。特に半導体チップ
のサイズが小さい場合は、半導体チップの電極パッドに
近いプラグに対応する配線部分のみ余裕部分を設ければ
良く、配線の高密度化を妨げるものではない。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、長い間隔
で配線と接続するプラグと配線との界面より大きい面積
の余裕部分を配線部分に設けることによって、EM現象
によって流出するAl原子の補充する供給源となるの
で、半導体装置の全てのプラグ接続のEM寿命の欣一が
図れより長いEM寿命が得られるという効果がある。ま
た、余裕部分を配線の伸びる方向に設けることにより、
配線の高密度化を阻害するものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の半導体装置における配
線経路を抽出して示す図である。
【図2】接続部の配線部に余裕部分有り無しの半導体装
置の加速試験結果を示すグラフである。
【図3】図1の半導体装置における配線経路の変形例を
説明するための配線経路の半分を抽出して示す図であ
る。
【図4】図3の配線経路を応用した他の配線経路を示す
図である。
【図5】第1層配線と第2層配線を抽出して平面上に示
す図である。
【図6】半導体基板の一部を抽出してその断面を示す図
である。
【図7】図6を平面的に示す図である。
【符号の説明】
1,2 余裕部分 3,3a プラグ 4,4a,4b,4c 第1層配線 5,5a,5b,5c 第2層配線 6 接続部 7 タングステン 8 チタニューム合金 9 層間絶縁膜 10 回路機能ブロック

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも二層の配線層に形成された
    ルミニウムの配線を該配線層に挟まれ介在する層間絶縁
    膜を貫通し前記配線を互に接続するとともに前記配線層
    上に種々の間隔を置いて配設される複数のタングステン
    プラグを具備する半導体装置において、前記間隔が所
    定の間隔より広く該配線を接続する前記プラグの前記配
    線との重なり接続する部分の他に前記配線が前記プラグ
    よりはみ出す余剰部分を有し、前記間隔が前記所定の間
    隔より狭い前記プラグと接続する該配線が該プラグから
    はみ出さないことを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 前記余剰部分が前記配線の伸びる方向に
    あることを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
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JP2003332429A (ja) 2002-05-09 2003-11-21 Renesas Technology Corp 半導体装置の製造方法および半導体装置
JP2010187005A (ja) * 2010-03-30 2010-08-26 Fujitsu Semiconductor Ltd 複数の配線層を有する半導体回路の端子層設定に用いられる端子延長用コンポーネント

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