JP2796455B2 - 地絡相判定装置 - Google Patents

地絡相判定装置

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JP2796455B2 JP22019591A JP22019591A JP2796455B2 JP 2796455 B2 JP2796455 B2 JP 2796455B2 JP 22019591 A JP22019591 A JP 22019591A JP 22019591 A JP22019591 A JP 22019591A JP 2796455 B2 JP2796455 B2 JP 2796455B2
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幸一 松村
孝二 石橋
喜一 白石
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、送配電線の地絡相を
判定する地絡相判定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、非接地系の総配電線では
一線地絡が発生すると、零相電圧Voのベクトルは、地
絡点抵抗値により図6に示すように半円を描いて変化す
る。ここで、図7は、地絡相を判定する場合の特性の一
例を示している。この特性を実現するために、従来で
は、基準となる相電圧と零相電圧Voとの位相差を計算
し、その位相差の値により地絡相を判定しているため、
演算処理が複雑で時間がかかるという問題が生じる。ま
た、特性上では、検出範囲の境界が零相電圧Voの位相
の変化領域の両端に接しているため、この付近では誤差
により誤不動作になり易いという不都合もある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
地絡相の判定手段では、演算処理が複雑で時間を要する
とともに、信頼性が低いという問題を有している。
【0004】そこで、この発明は上記事情を考慮してな
されたもので、演算処理が簡易であるとともに、地絡時
の地絡抵抗により零相電圧の位相が変化しても正確に地
絡相を判定することができる信頼性の高い極めて良好な
地絡相判定装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明に係る地絡相判
定装置は、非接地系またはリアクトル接地系の送配電線
の一線地絡時に、零相電圧及びその位相が地絡抵抗の値
により変化する系統に使用されるものを対象としてい
る。そして、零相電圧及び3相の相電圧の両方または
どちらか一方に対して移相処理を施し、地絡相の相電圧
と零相電圧とが理論的に同位相となるようにする移相手
段と、この移相手段で移相処理された零相電圧と3相の
相電圧との位相差に対応した値をそれぞれ演算する演
算手段と、この演算手段の各演算結果を比較して零相電
圧との位相差が最も少ない相を地絡相と判定する第1の
判定手段と、3相の相電圧をレベル比較して最もレベ
ルの低い相を地絡相と判定する第2の判定手段と、零相
電圧のレベルが一定値以下の場合は第1の判定手段の判
定結果を選択し、零相電圧のレベルが一定値を超える場
合は第2の判定手段の判定結果を選択する選択手段とを
備えるようにしたものである。
【0006】また、この発明に係る地絡相判定装置は、
上記の対象において、零相電圧及び3相の相電圧の両
方またはどちらか一方に対して移相処理を施し、地絡相
の相電圧と零相電圧とが理論的に同位相となるように
移相手段と、この移相手段で移相処理された零相電圧
と3相の相電圧とのスカラ積をそれぞれ演算する演算
手段と、この演算手段の各演算結果を比較し、実質的に
最大値となった相を地絡相と判定する第1の判定手段
と、3相の相電圧をレベル比較して最もレベルの低い
相を地絡相と判定する第2の判定手段と、零相電圧のレ
ベルが一定値以下の場合は第1の判定手段の判定結果を
選択し、零相電圧のレベルが一定値を超える場合は第2
の判定手段の判定結果を選択する選択手段とを備えるよ
うにしたものである。
【0007】
【作用】上記のような構成によれば、地絡相の相電圧と
零相電圧とが理論的に同位相となるように移相処理を施
した零相電圧と3相の相電圧との位相差またはスカラ
積を演算し、この位相差が最も少ない相またはスカラ積
が実質的に最大となった相と、3相の相電圧のうち最
もレベルの低い相とを、零相電圧のレベルに応じて選択
的に地絡相として判定するようにしたので、演算処理を
簡易にすることができるとともに、地絡時の地絡抵抗に
より零相電圧の位相が変化しても正確に地絡相を判定す
ることができ、信頼性の高い判定を行なうことができ
る。
【0008】
【実施例】まず、図5は、非接地系のA相地絡時におけ
る零相電圧Voのベクトル軌跡と、A,B,C三相の各
相電圧Va,Vb,Vcのベクトルとを示したものであ
るが、この図から明らかなように、零相電圧Voと地絡
したA相電圧Vaとの位相関係は、常に、A相電圧Va
が零相電圧Voに対して90゜進むようになる。また、
この関係は、B,C相地絡時におけるB,C相電圧V
b,Vcと零相電圧Voとの位相関係についても同様に
成立する。しかし、実際には測定誤差等により必ずしも
90゜進みになるとは限らない。そこで、この発明で
は、地絡時に零相電圧Voに対して90゜の位相進みに
最も近い相を捜すことにより地絡相を判定することを基
本原理としている。
【0009】上記のような原理に基づくこの発明の一実
施例について、以下、図面を参照して詳細に説明する。
図1において、符号11,12,13,14は入力端子
で、それぞれA,B,C相の各相電圧Va,Vb,Vc
及び零相電圧Voが印加されている。なお、この場合の
零相電圧Voは、GPT3次巻線から送出されたものを
取り込んでいるため、図5及び図6に示した零相電圧V
oに比して位相が180°ずれたものとなっている。
【0010】これら入力端子11〜14に印加された相
電圧Va,Vb,Vc及び零相電圧Voは、それぞれ、
補助PT15〜18により絶縁・降圧され、FLT(フ
ィルタ)回路19〜22においてノイズ成分が取り除か
れ、S/H(サンプル/ホールド)回路23〜26で入
力周波数の30°毎にサンプル/ホールドされた後、ア
ナログマルチプレクサ27により選択的にA/D(アナ
ログ/デジタル)変換回路28に導びかれて、デジタル
データVaD,VbD,VcD,VoDに変換される。
なお、このA/D変換回路28は、入力周波数が50H
zの場合には、1.67ms(600Hz)周期で各入
力のA/D変換を行なっている。
【0011】ここで、上記A/D変換回路28から出力
される、各相電圧Va,Vb,Vc及び零相電圧Voを
30°毎にA/D変換したデジタルデータVaD,Vb
D,VcD,VoDは、例えばデジタルデータVaDを
例にとると、図2に示すように、Va1,Va2,Va
3,……のデータ群でベクトル量である。そして、これ
らデジタルデータVaD,VbD,VcD,VoDは、
それぞれラッチ回路29〜32にラッチされた後、デジ
タルデータVaDがA相位相演算回路33とA相実効値
演算回路34とに供給され、デジタルデータVbDがB
相位相演算回路35とB相実効値演算回路36とに供給
され、デジタルデータVcDがC相位相演算回路37と
C相実効値演算回路38とに供給され、デジタルデータ
VoDが遅延回路39と零相電圧実効値演算回路40と
に供給される。
【0012】上記遅延回路39は、デジタルデータVo
Dを90°遅延させたデジタルデータVoD´を、A,
B,C相位相演算回路33,35,37にそれぞれ出力
している。これにより、例えばA相地絡時における零相
電圧デジタルデータVoD´と地絡相であるA相電圧デ
ジタルデータVaDとは、図3に示すように同位相とな
る。なお、B,C相地絡時においても、零相電圧デジタ
ルデータVoD´と地絡相であるB,C相電圧デジタル
データVbD,VcDとが同位相となることはもちろん
である。ここで、A,B,C相位相演算回路33,3
5,37は、それぞれ下記の(1),(2),(3)式
に示す演算を行ない、その演算結果を比較回路41に出
力している。
【0013】 |VaD|・|VoD´|・cosθa/|VaD| =|VoD´|・cosθa ……(1) |VbD|・|VoD´|・cosθb/|VbD| =|VoD´|・cosθb ……(2) |VcD|・|VoD´|・cosθc/|VcD| =|VoD´|・cosθc ……(3)
【0014】ただし、θaは零相電圧デジタルデータV
oD´とA相電圧デジタルデータVaDとの位相角であ
り、θbは零相電圧デジタルデータVoD´とB相電圧
デジタルデータVbDとの位相角であり、θcは零相電
圧デジタルデータVoD´とC相電圧デジタルデータV
cDとの位相角である。ここで、上記(1)〜(3)式
の左辺の演算は、各相の相電圧デジタルデータVaD,
VbD,VcDと零相電圧デジタルデータVoD´との
各スカラ積を、それぞれの相電圧デジタルデータVa
D,VbD,VcDで割っているが、これはA/D変換
を30°毎に行なっているため90°前の値を簡単に取
り出すことができるので、A相を例にとると、下記の
(4)式に示すスカラ積の演算が簡単に行なえるためで
ある。
【0015】 |VaD|・|VoD´|・cosθa =Va・sinωt・Vo・sin(ωt+θa) +Va・sin(ωt+90°)・Vo・sin(ωt+θa+90°) ……(4)
【0016】そして、上記(1)〜(3)式の演算値を
比較すると、零相電圧デジタルデータVoD´の絶対値
|VoD´|は3つの式に共通であることから、地絡相
は、3つの位相角θa,θb,θcの中で0°に最も近
い相、つまり演算値が最大となった相であることにな
る。このため、比較回路41は、上記(1)〜(3)式
の演算値、つまりA,B,C相位相演算回路33,3
5,37の各演算出力の中で最大値となった相を地絡相
として出力する。図4は、このようにして地絡相を判定
したときの零相電圧Voの位相マージン、つまり理論上
の零相電圧Voの位相に対して、正確に地絡相を判定す
ることができる零相電圧Voの位相範囲を示している。
【0017】この図4に示す特性は、地絡相と進み相及
び遅れ相との相電圧位相角の1/2となるものであり、
最小でも30°あるので実際の零相電圧Voの位相の理
論値からのずれが大きくても10°程度であることを考
えれば十分である。しかしながら、上記(1)〜(3)
式による演算においては、零相電圧Voと各相電圧V
a,Vb,Vcとのスカラ積をそれぞれの相電圧Va,
Vb,Vcで割っているため、完全地絡近辺の相電圧が
非常に小さくなる範囲では誤差により正確な地絡相判別
ができなくなる。
【0018】この場合の対策について、以下説明する。
零相電圧Voが完全地絡時の値の50%を超えたときに
は、地絡相の相電圧Va,Vb,Vcのいずれかが最小
となることから、上記A,B,C相実効値演算回路3
4,36,38でA,B,C相の相電圧Va,Vb,V
cの実効値が計算され、比較回路42で比較されて実効
値が最小となった相が値絡相として出力される。
【0019】一方、零相電圧VoのデジタルデータVo
Dは、零相電圧実効値演算回路40において実効値が計
算され、比較回路43の正入力端+に供給される。この
比較回路43は、その負入力端−に基準値44が供給さ
れており、正入力端+の値が基準値44よりも大きくな
ると論理“1”を出力し、それ以外は論理“0”を出力
するものである。
【0020】ここで、上記基準値44は、地絡相判定を
零相電圧Voと相電圧Va,Vb,Vcとの位相により
判定するか、または相電圧Va,Vb,Vcの値で判定
するかを、零相電圧Voのどの値で切り替えるかを決め
るためのものであり、それぞれの手段による誤差が同程
度となるような値に設定されるのが望ましく、概略は完
全地絡時零相電圧Voの80〜95%程度となる。
【0021】そして、比較回路43の出力は、ゲート回
路45〜50に供給されており、出力が論理“1”のと
き、つまり零相電圧Voが基準値44よりも大きい値の
ときは、ゲート回路45〜47のゲートが開かれ、相電
圧Va,Vb,Vcが最小となった相を地絡相と判定し
た比較回路42の地絡相判定出力が、A,B,C相地絡
判定出力端子51〜53に出力される。また、比較回路
43の出力が論理“0”のとき、つまり零相電圧Voが
基準値44よりも小さい値のときは、ゲート回路48〜
50のゲートが開かれ、零相電圧デジタルデータVoD
´に最も近い位相の相電圧Va,Vb,Vcの相を地絡
相と判定した比較回路41の地絡相判定出力が、A,
B,C相地絡判定出力端子51〜53に出力される。以
上により、地絡電圧の全範囲に亘って正確な地絡相判定
を行なうことができる。
【0022】ここで、零相電圧Voと地絡相相電圧V
a,Vb,Vcのいずれかとを同位相にするための手段
としては、相電圧Va,Vb,Vcを270゜遅らせる
手段や、零相電圧Vo及び相電圧Va,Vb,Vcの両
方を遅らせる手段がある。
【0023】さらに、地絡相を判定する他の手段として
は、上記A,B,C相位相演算回路33,35,37に
それぞれ下記の(5),(6),(7)式に示す演算を
行なわせることも考えられる。
【0024】 |VaD|・|VoD´|・cosθa ……(5) |VbD|・|VoD´|・cosθb ……(6) |VcD|・|VoD´|・cosθc ……(7)
【0025】上記(5)〜(7)式は、前記(1)〜
(3)式の左辺を相電圧デジタルデータVaD,Vb
D,VcDで割らない場合の値であって、零相電圧デジ
タルデータVoD´と各相電圧デジタルデータVaD,
VbD,VcDとのスカラ積である。このような演算に
よれば、零相電圧Voが完全地絡時の31/2 /2以下で
は地絡相が最大値を示すため、基準値44を完全地絡時
の70%程度とすることにより、零相電圧Voの全範囲
に渡り正確な地絡相判定を行なうことができる。
【0026】また、リアクタンス接地された送配電系で
は、一線地絡時の零相電圧と相電圧との関係は、A相地
絡の例で示すと、図8のように零相電圧Voと地絡相相
電圧Vaとの位相関係は、常にA相電圧Vaが零相電圧
Voに対して90°遅れになる。このことからリアクタ
ンス接地の場合においても、零相電圧Voと地絡相相電
圧とが同位相になるように移相してやれば、上記実施例
と同じ手段を用いて同様の効果を得ることができる。な
お、この発明は上記実施例に限定されるものではなく、
この外その要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施す
ることができる。
【0027】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
演算処理が簡易であるとともに、地絡時の地絡抵抗によ
り零相電圧の位相が変化しても正確に地絡相を判定する
ことができる信頼性の高い極めて良好な地絡相判定装置
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る地絡相判定装置の一実施例を示
すブロック構成図。
【図2】同実施例の相電圧デジタルデータVaDの詳細
を示す図。
【図3】同実施例の地絡相相電圧と零相電圧デジタルデ
ータVoD´とが同位相になることを説明するために示
す図。
【図4】同実施例における零相電圧Voの位相マージン
を説明するために示す図。
【図5】この発明の基本原理を説明するために示す図。
【図6】地絡点抵抗による零相電圧Voの変化を示す
図。
【図7】従来の地絡相判定特性を示す図。
【図8】リアクトル接地系における地絡相相電圧と零相
電圧との位相関係を説明するために示す図。
【符号の説明】
11〜14…入力端子、15〜18…補助PT、19〜
22…FLT回路、23〜26…S/H回路、27…ア
ナログマルチプレクサ、28…A/D変換回路、29〜
32…ラッチ回路、33…A相位相演算回路、34…A
相実効値演算回路、35…B相位相演算回路、36…B
相実効値演算回路、37…C相位相演算回路、38…C
相実効値演算回路、39…遅延回路、40…零相電圧実
効値演算回路、41〜43…比較回路、44…基準値、
45〜50…ゲート回路、51…A相地絡判定出力端
子、52…B相地絡判定出力端子、53…C相地絡判定
出力端子。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石橋 孝二 宮城県多賀城市宮内二丁目2番1号 東 北電機製造株式会社内 (72)発明者 白石 喜一 宮城県多賀城市宮内二丁目2番1号 東 北電機製造株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H02H 3/32 - 3/52 H02H 3/08 - 3/253

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非接地系またはリアクトル接地系の送配
    電線の一線地絡時に、零相電圧及びその位相が地絡抵抗
    の値により変化する系統に使用される地絡相判定装置に
    おいて、前記零相電圧及び3相の相電圧の両方または
    どちらか一方に対して移相処理を施し、地絡相の相電圧
    と零相電圧とが理論的に同位相となるようにする移相手
    段と、この移相手段で移相処理された前記零相電圧と3
    相の相電圧との位相差に対応した値をそれぞれ演算す
    る演算手段と、この演算手段の各演算結果を比較して前
    記零相電圧との位相差が最も少ない相を地絡相と判定す
    第1の判定手段と、前記3相の相電圧をレベル比較
    して最もレベルの低い相を地絡相と判定する第2の判定
    手段と、前記零相電圧のレベルが一定値以下の場合は前
    記第1の判定手段の判定結果を選択し、前記零相電圧の
    レベルが一定値を超える場合は前記第2の判定手段の判
    定結果を選択する選択手段とを具備してなることを特徴
    とする地絡相判定装置。
  2. 【請求項2】 非接地系またはリアクトル接地系の送配
    電線の一線地絡時に、零相電圧及びその位相が地絡抵抗
    の値により変化する系統に使用される地絡相判定装置に
    おいて、前記零相電圧及び3相の相電圧の両方または
    どちらか一方に対して移相処理を施し、地絡相の相電圧
    と零相電圧とが理論的に同位相となるようにする移相手
    段と、この移相手段で移相処理された前記零相電圧と3
    相の相電圧とのスカラ積をそれぞれ演算する演算手段
    と、この演算手段の各演算結果を比較し、実質的に最大
    値となった相を地絡相と判定する第1の判定手段と、前
    記3相の相電圧をレベル比較して最もレベルの低い相
    を地絡相と判定する第2の判定手段と、前記零相電圧の
    レベルが一定値以下の場合は前記第1の判定手段の判定
    結果を選択し、前記零相電圧のレベルが一定値を超える
    場合は前記第2の判定手段の判定結果を選択する選択手
    段とを具備してなることを特徴とする地絡相判定装置。
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