JP2796423B2 - ガス露点腐食試験方法 - Google Patents
ガス露点腐食試験方法Info
- Publication number
- JP2796423B2 JP2796423B2 JP2293664A JP29366490A JP2796423B2 JP 2796423 B2 JP2796423 B2 JP 2796423B2 JP 2293664 A JP2293664 A JP 2293664A JP 29366490 A JP29366490 A JP 29366490A JP 2796423 B2 JP2796423 B2 JP 2796423B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- test
- gas
- corrosion
- dew point
- environment
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Testing Resistance To Weather, Investigating Materials By Mechanical Methods (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は火力ボイラの煙突、煙道及び排煙脱硫装置な
ど比較的低温(40〜150℃)部において硫酸露点腐食、
水露点腐食環境下にある装置材料の評価、選定及び開発
に適用される乾湿繰り返しをともなうガス腐食試験方法
に関する。
ど比較的低温(40〜150℃)部において硫酸露点腐食、
水露点腐食環境下にある装置材料の評価、選定及び開発
に適用される乾湿繰り返しをともなうガス腐食試験方法
に関する。
一般に、火力ボイラーの煙突、煙道及び排煙脱硫装置
は腐食性を有するボイラ排ガス環境下にさらされる。排
ガス中の腐食性物質としては主としてSO2,SO3,H2S,HF,C
l2等である。このような腐食性物質と排ガス中の水分に
より比較的低温(40〜150℃)部においては硫酸露点腐
食、水露点腐食等が生じる。硫酸露点腐食や水露点腐食
が生じる環境は煙突、煙道等に接する排ガスの温度と密
接に関係があり、したがってボイラの発動停止頻度にも
強く依存する。ボイラの排ガスの温度が硫酸露点より低
い場合には硫酸露点腐食が、水露点より低い場合には水
露点腐食がそれぞれ生じる。すなわち、通常煙突、煙道
等ではボイラの定常運転条件及び発動停止にともない乾
燥及び湿潤環境があらわれる。
は腐食性を有するボイラ排ガス環境下にさらされる。排
ガス中の腐食性物質としては主としてSO2,SO3,H2S,HF,C
l2等である。このような腐食性物質と排ガス中の水分に
より比較的低温(40〜150℃)部においては硫酸露点腐
食、水露点腐食等が生じる。硫酸露点腐食や水露点腐食
が生じる環境は煙突、煙道等に接する排ガスの温度と密
接に関係があり、したがってボイラの発動停止頻度にも
強く依存する。ボイラの排ガスの温度が硫酸露点より低
い場合には硫酸露点腐食が、水露点より低い場合には水
露点腐食がそれぞれ生じる。すなわち、通常煙突、煙道
等ではボイラの定常運転条件及び発動停止にともない乾
燥及び湿潤環境があらわれる。
このような環境下における装置材料の実験的耐食性評
価手段としては、従来から大別して浸漬試験及びガス腐
食試験が行われている。浸漬試験は簡便であり環境設定
も容易であるため評価法としては大部分を占めている。
硫酸露点腐食の評価では排ガス中のSO2,SO3濃度、水
分、温度によって平衡となる凝縮硫酸濃度を算定し、同
濃度の硫酸試験液を作成し、その試験液中に試験材を浸
漬し、適当な温度に設定保持し、およそ6〜24時間後に
試験液から取り出し、試験材の重量減を測定して腐食速
度を算出している。一方、ガス腐食試験は浸漬試験の環
境よりもより実機の環境に近づけるために行われている
が、ガス腐食試験は浸漬試験に比較し多くは行われてい
ない。その主な理由は試験に用いる腐食性ガス(SO2,H2
S等)が人体に対し非常に危険であるため、その取扱い
及び処理方法には特に注意を要するからである。ガス腐
食試験では一般に、実機排ガス条件から選定した一定ガ
ス(例えばSO2等)濃度、一定湿度、一定温度で試験を
行う。腐食損傷度の評価は浸漬試験の場合と同様で一定
試験時間経過後にガス腐食試験セル(一般に密閉式)か
ら試験片を取り出し、重量減から腐食速度を算出してい
る。ガス腐食試験装置としては主としてガスボンベ等か
らなるガス供給装置、試験セルから構成されている。試
験セルは一般に湿度を一定とするために内部で水蒸気を
発生させている。また、温度を一定に保つためにヒータ
ー等により恒温に保持するようにされている。
価手段としては、従来から大別して浸漬試験及びガス腐
食試験が行われている。浸漬試験は簡便であり環境設定
も容易であるため評価法としては大部分を占めている。
硫酸露点腐食の評価では排ガス中のSO2,SO3濃度、水
分、温度によって平衡となる凝縮硫酸濃度を算定し、同
濃度の硫酸試験液を作成し、その試験液中に試験材を浸
漬し、適当な温度に設定保持し、およそ6〜24時間後に
試験液から取り出し、試験材の重量減を測定して腐食速
度を算出している。一方、ガス腐食試験は浸漬試験の環
境よりもより実機の環境に近づけるために行われている
が、ガス腐食試験は浸漬試験に比較し多くは行われてい
ない。その主な理由は試験に用いる腐食性ガス(SO2,H2
S等)が人体に対し非常に危険であるため、その取扱い
及び処理方法には特に注意を要するからである。ガス腐
食試験では一般に、実機排ガス条件から選定した一定ガ
ス(例えばSO2等)濃度、一定湿度、一定温度で試験を
行う。腐食損傷度の評価は浸漬試験の場合と同様で一定
試験時間経過後にガス腐食試験セル(一般に密閉式)か
ら試験片を取り出し、重量減から腐食速度を算出してい
る。ガス腐食試験装置としては主としてガスボンベ等か
らなるガス供給装置、試験セルから構成されている。試
験セルは一般に湿度を一定とするために内部で水蒸気を
発生させている。また、温度を一定に保つためにヒータ
ー等により恒温に保持するようにされている。
従来の技術の問題点としては主として 設定環境における材料の耐食性の優劣のみしか判断
できない。必ずしも実機環境における材料との相関関係
がない。(浸漬試験) 腐食速度が実機に比較し非常に大きくなるため、設
計的(寿命予測的)な腐食量の評価ができない(浸漬試
験、ガス腐食試験)。
できない。必ずしも実機環境における材料との相関関係
がない。(浸漬試験) 腐食速度が実機に比較し非常に大きくなるため、設
計的(寿命予測的)な腐食量の評価ができない(浸漬試
験、ガス腐食試験)。
上記のような問題点が生ずる理由は、従来技術(浸漬
試験、ガス腐食試験)においては(1)実機腐食環境の
湿潤状態における腐食のみを評価していることによる。
先に述べたように煙突、煙道等の実機においてはボイラ
の発動停止等にともない、乾湿が繰り返され、かつ最近
では発停頻度は増加する傾向にあり、一般に乾燥状態で
は材料の腐食量は少ない。(2)さらに浸漬試験では比
液量(材料の表面積に対する試験液の量)が実際の場合
に比較し、はるかに大きいために腐食速度は増大する。
また、ガス腐食試験においても湿潤状態の設定では比液
量(:液としては、凝縮水+SO2→亜硫酸+H2SO4)は徐
々に増加していく。(3)さらに、浸漬試験の場合、実
機の環境は必ずしも、平衡状態とはならないため、環境
設定(硫酸濃度等)の違いにより実機の場合に比較し材
料の耐食性の優劣に差が生じる。
試験、ガス腐食試験)においては(1)実機腐食環境の
湿潤状態における腐食のみを評価していることによる。
先に述べたように煙突、煙道等の実機においてはボイラ
の発動停止等にともない、乾湿が繰り返され、かつ最近
では発停頻度は増加する傾向にあり、一般に乾燥状態で
は材料の腐食量は少ない。(2)さらに浸漬試験では比
液量(材料の表面積に対する試験液の量)が実際の場合
に比較し、はるかに大きいために腐食速度は増大する。
また、ガス腐食試験においても湿潤状態の設定では比液
量(:液としては、凝縮水+SO2→亜硫酸+H2SO4)は徐
々に増加していく。(3)さらに、浸漬試験の場合、実
機の環境は必ずしも、平衡状態とはならないため、環境
設定(硫酸濃度等)の違いにより実機の場合に比較し材
料の耐食性の優劣に差が生じる。
本発明は上記の点を解決するためにガス腐食環境にお
いて乾湿繰り返しを付与することができる方法を提供し
ようとするものである。
いて乾湿繰り返しを付与することができる方法を提供し
ようとするものである。
本発明は火力ボイラの排ガス環境にさらされる装置材
料の試験片を試験セル中に収納し、同試験セル内に一定
濃度の排ガス中腐食性物質及び水分を含む試験ガスを、
一定湿度及び一定ガス流量で供給すると共に、前記試験
セル内を所定の時間サイクルで、試験ガスの露点温度を
基準に40〜150℃の温度範囲内で加熱、冷却を繰り返す
ことを特徴とする火力ボイラ装置材料のガス露点腐食試
験方法である。
料の試験片を試験セル中に収納し、同試験セル内に一定
濃度の排ガス中腐食性物質及び水分を含む試験ガスを、
一定湿度及び一定ガス流量で供給すると共に、前記試験
セル内を所定の時間サイクルで、試験ガスの露点温度を
基準に40〜150℃の温度範囲内で加熱、冷却を繰り返す
ことを特徴とする火力ボイラ装置材料のガス露点腐食試
験方法である。
火力ボイラの煙突、煙道及び排煙脱硫装置のガス腐食
環境においてはほとんどの場合、ガス濃度、水分は一定
であるため、乾湿の環境変化は温度の変動により生ず
る。それゆえ本発明はこの点を考慮し、乾湿をともなう
ガス腐食環境を温度サイクルを付与することにより実現
するものである。これにより、実機と同様の乾湿繰り返
し環境を再現し、非常に良好な(実機と相関性の高い)
腐食試験を可能とした。
環境においてはほとんどの場合、ガス濃度、水分は一定
であるため、乾湿の環境変化は温度の変動により生ず
る。それゆえ本発明はこの点を考慮し、乾湿をともなう
ガス腐食環境を温度サイクルを付与することにより実現
するものである。これにより、実機と同様の乾湿繰り返
し環境を再現し、非常に良好な(実機と相関性の高い)
腐食試験を可能とした。
上記の方法を行う試験装置として、主としてガス供給
手段、加湿手段、温度制御手段及び試験セルから構成さ
れる乾湿繰り返しガス腐食試験装置を使用する。ガス供
給手段はガスボンベ、一定流量供給手段からなり、一定
流量の腐食性ガスを供給できるものである。加湿手段は
試験に用いる腐食性ガスを含有した空気の水分量を水蒸
気で発生させることにより体積比で一定に調製するもの
である。試験セルは腐食性を考慮し、パイレックスガラ
ス性とし、温度制御装置により外部ヒーター及び冷却フ
ァンで加熱、冷却されるようにする。温度制御手段はプ
ログラム制御とする。
手段、加湿手段、温度制御手段及び試験セルから構成さ
れる乾湿繰り返しガス腐食試験装置を使用する。ガス供
給手段はガスボンベ、一定流量供給手段からなり、一定
流量の腐食性ガスを供給できるものである。加湿手段は
試験に用いる腐食性ガスを含有した空気の水分量を水蒸
気で発生させることにより体積比で一定に調製するもの
である。試験セルは腐食性を考慮し、パイレックスガラ
ス性とし、温度制御装置により外部ヒーター及び冷却フ
ァンで加熱、冷却されるようにする。温度制御手段はプ
ログラム制御とする。
第2図に試験セル内の温度サイクル及び乾湿の出現条
件を示す。同図から試験セル内において、水露点以下の
温度では水分が凝縮し、腐食性ガスをともなう湿潤状態
の水露点腐食環境となる。水露点以上の温度では乾燥状
態の環境となり、設定した水分(vol%)及び腐食性ガ
スの乾燥ガス腐食環境となる。
件を示す。同図から試験セル内において、水露点以下の
温度では水分が凝縮し、腐食性ガスをともなう湿潤状態
の水露点腐食環境となる。水露点以上の温度では乾燥状
態の環境となり、設定した水分(vol%)及び腐食性ガ
スの乾燥ガス腐食環境となる。
以下、本発明の方法の一実施例を第1図によって説明
する。第1図はこの実施例で使用する乾湿繰り返しガス
腐食試験装置である。
する。第1図はこの実施例で使用する乾湿繰り返しガス
腐食試験装置である。
第1図に示すように、該試験装置において、ガスボン
ベ1から供給された腐食性ガスは流量調整バルブ2を経
てガスバック3へ一旦充填され、微量ガス定量ポンプ4
によって一定濃度に自動制御される。腐食性ガスは水分
供給5よりの水蒸気とガス混合器6で混合され、水分
(15vol%)を調整された湿り空気とともに試験セル7
に導入される。試験セル7はパイレックスガラス製で外
部のバンドヒーター8により乾湿をともなった温度サイ
クル(50〜125℃)の付与が可能になるようにされてい
る。又、試験セル7は温度サイクルの設定値によっては
ファン9を用いた強制冷却も可能になるようになってい
る。図中、10は試験片であり、試験セル7内の温度は熱
電対11の指令による制御ユニット12により制御される。
試験セル7内の腐食性ガスは一定流量(1000/h)でガ
ス洗浄ポンプ13により吸引され、十分に中和洗浄された
後、活性炭室14を経て希薄ガスとして大気に放出され
る。なお、水供給器5への供給水としてはイオン交換水
等種々のものが選べ、図示のようにヒーターが設けられ
ている。温度サイクルは制御ユニット12のプログラム制
御により実機の条件に適するように設定することができ
る。なお、説明は省略したが、流量調整バルブ2とガス
バッグ3の間にはタイマーが設けられる。
ベ1から供給された腐食性ガスは流量調整バルブ2を経
てガスバック3へ一旦充填され、微量ガス定量ポンプ4
によって一定濃度に自動制御される。腐食性ガスは水分
供給5よりの水蒸気とガス混合器6で混合され、水分
(15vol%)を調整された湿り空気とともに試験セル7
に導入される。試験セル7はパイレックスガラス製で外
部のバンドヒーター8により乾湿をともなった温度サイ
クル(50〜125℃)の付与が可能になるようにされてい
る。又、試験セル7は温度サイクルの設定値によっては
ファン9を用いた強制冷却も可能になるようになってい
る。図中、10は試験片であり、試験セル7内の温度は熱
電対11の指令による制御ユニット12により制御される。
試験セル7内の腐食性ガスは一定流量(1000/h)でガ
ス洗浄ポンプ13により吸引され、十分に中和洗浄された
後、活性炭室14を経て希薄ガスとして大気に放出され
る。なお、水供給器5への供給水としてはイオン交換水
等種々のものが選べ、図示のようにヒーターが設けられ
ている。温度サイクルは制御ユニット12のプログラム制
御により実機の条件に適するように設定することができ
る。なお、説明は省略したが、流量調整バルブ2とガス
バッグ3の間にはタイマーが設けられる。
第3図に本発明の方法による乾湿繰り返しガス腐食試
験結果例を示す。この例では、腐食性ガスとしてSO2ガ
ス500ppmとし、水分15vol%、温度サイクルは第4図に
示す条件(昇温速度75℃/H、降温速度:−37.5℃/H)と
した。
験結果例を示す。この例では、腐食性ガスとしてSO2ガ
ス500ppmとし、水分15vol%、温度サイクルは第4図に
示す条件(昇温速度75℃/H、降温速度:−37.5℃/H)と
した。
第3図より、その試験例は煙突、煙道の腐食環境をシ
ミュレートしたものであるが、材料(ステンレス鋼及び
低合金鋼)の腐食速度は初期では大きいものの約400H後
には一定値に近づき、実機における腐食試験結果(第3
図中に併せて示した)に略相当することがわかる。これ
に対し、浸漬試験(平衡濃度:硫酸60%,90℃)の結果
及び従来型のガス腐食試験(500ppm SO2,100%相対湿
度)結果(第3図中に併せて示した)では腐食速度が実
機の場合に比較し、非常に大きく、実機との相関性が不
十分である。
ミュレートしたものであるが、材料(ステンレス鋼及び
低合金鋼)の腐食速度は初期では大きいものの約400H後
には一定値に近づき、実機における腐食試験結果(第3
図中に併せて示した)に略相当することがわかる。これ
に対し、浸漬試験(平衡濃度:硫酸60%,90℃)の結果
及び従来型のガス腐食試験(500ppm SO2,100%相対湿
度)結果(第3図中に併せて示した)では腐食速度が実
機の場合に比較し、非常に大きく、実機との相関性が不
十分である。
なお、第3図中、S−TENは低合金鋼、YUSDX−1は2
相ステンレス鋼、SUS304、YUS316C、SUS316Ti、SUS316
L、YUS270、YUS260、SUS316LN、SUS317L、YUS317LN及び
YUS170はオーステナイト系ステンレス鋼である。
相ステンレス鋼、SUS304、YUS316C、SUS316Ti、SUS316
L、YUS270、YUS260、SUS316LN、SUS317L、YUS317LN及び
YUS170はオーステナイト系ステンレス鋼である。
一部のデータをあげて説明すると、YUS317LNの従来試
験のガス試験、浸漬試験では腐食速度にそれぞれ10g・m
-2、h-1、217g・m-2,h-1、SUS316Lとそれは、それぞれ8
g・m-2,h-1、79g・m-2h-1であるのに対し、実機試験で
はYUS317LNは0.006g・m-2,h-1、SUS316Lは0.007g・m-2,
h-1であり、実機試験との差は大きかったが、本発明方
法によるとその値は実機試験の値に極めて近似してい
た。
験のガス試験、浸漬試験では腐食速度にそれぞれ10g・m
-2、h-1、217g・m-2,h-1、SUS316Lとそれは、それぞれ8
g・m-2,h-1、79g・m-2h-1であるのに対し、実機試験で
はYUS317LNは0.006g・m-2,h-1、SUS316Lは0.007g・m-2,
h-1であり、実機試験との差は大きかったが、本発明方
法によるとその値は実機試験の値に極めて近似してい
た。
本発明により火力ボイラーの煙突、煙道及び排煙脱硫
装置など比較的低温(40〜150℃)部において硫酸露点
腐食、水露点腐食環境下にある装置材料の腐食性を実機
との相関性が高く、かつ安全に評価することができる。
装置など比較的低温(40〜150℃)部において硫酸露点
腐食、水露点腐食環境下にある装置材料の腐食性を実機
との相関性が高く、かつ安全に評価することができる。
第1図は本発明の一実施例に係る腐食試験装置及び方法
の説明図、第2図は本発明による試験セル内の温度サイ
クルと乾湿状態の出現の関係を示す図表、第3図は本発
明に基く試験装置を用いて行った乾湿繰返しガス腐食試
験の結果を示す図表、第4図は本発明の一実施例におけ
る温度サイクル条件の説明図表である。
の説明図、第2図は本発明による試験セル内の温度サイ
クルと乾湿状態の出現の関係を示す図表、第3図は本発
明に基く試験装置を用いて行った乾湿繰返しガス腐食試
験の結果を示す図表、第4図は本発明の一実施例におけ
る温度サイクル条件の説明図表である。
Claims (1)
- 【請求項1】火力ボイラの排ガス環境にさらされる装置
材料の試験片を試験セル中に収納し、同試験セルに一定
濃度の排ガス中腐食性物質及び水分を含む試験ガスを、
一定湿度及び一定ガス流量で供給すると共に、前記試験
セル内を所定の時間サイクルで、試験ガスの露点温度を
基準に40〜150℃の温度範囲内で加熱、冷却を繰り返す
ことを特徴とする火力ボイラ装置材料のガス露点腐食試
験方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2293664A JP2796423B2 (ja) | 1990-11-01 | 1990-11-01 | ガス露点腐食試験方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2293664A JP2796423B2 (ja) | 1990-11-01 | 1990-11-01 | ガス露点腐食試験方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04169837A JPH04169837A (ja) | 1992-06-17 |
JP2796423B2 true JP2796423B2 (ja) | 1998-09-10 |
Family
ID=17797653
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2293664A Expired - Fee Related JP2796423B2 (ja) | 1990-11-01 | 1990-11-01 | ガス露点腐食試験方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2796423B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101251467B (zh) * | 2008-03-19 | 2011-09-28 | 华东理工大学 | 评价材料抗露点腐蚀的测试装置及测试方法 |
KR20210051410A (ko) * | 2019-10-30 | 2021-05-10 | 주식회사 포스코 | 시험 설비 및 시험 방법 |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003329573A (ja) * | 2002-03-08 | 2003-11-19 | Jfe Steel Kk | 金属材の耐食性評価方法、金属材の腐食寿命予測方法、金属材、金属材の設計方法及び金属材の製造方法 |
CN104614307B (zh) * | 2015-02-26 | 2017-05-31 | 中国特种设备检测研究院 | 一种模拟盐酸露点腐蚀的实验装置 |
CN107525762B (zh) * | 2017-10-17 | 2023-06-13 | 华能国际电力股份有限公司 | 一种测试金属表面热生长氧化膜的粘附性的试验装置及方法 |
CN108037067A (zh) * | 2018-01-08 | 2018-05-15 | 中国科学院金属研究所 | 模拟烟气脱硫设备露点腐蚀并实现电化学测试的实验装置 |
JP7471103B2 (ja) * | 2020-02-21 | 2024-04-19 | 日本製鉄株式会社 | 硫酸露点腐食試験装置および硫酸露点腐食試験方法 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5920147U (ja) * | 1982-07-28 | 1984-02-07 | 三菱重工業株式会社 | 乾湿交番試験装置 |
-
1990
- 1990-11-01 JP JP2293664A patent/JP2796423B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101251467B (zh) * | 2008-03-19 | 2011-09-28 | 华东理工大学 | 评价材料抗露点腐蚀的测试装置及测试方法 |
KR20210051410A (ko) * | 2019-10-30 | 2021-05-10 | 주식회사 포스코 | 시험 설비 및 시험 방법 |
KR102291910B1 (ko) * | 2019-10-30 | 2021-08-20 | 주식회사 포스코 | 시험 설비 및 시험 방법 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04169837A (ja) | 1992-06-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CA2383459C (en) | Methods and apparatus for vapour phase sterilisation | |
Stotzky | Microbial respiration | |
JP2796423B2 (ja) | ガス露点腐食試験方法 | |
WO2008134270A1 (en) | Vaporized hydrogen peroxide probe calibration rig | |
JPS5918622B2 (ja) | 排出ガスの相対湿度を測定し制御する装置 | |
JPH05240814A (ja) | ガス流の湿度測定方法およびその装置 | |
Niu et al. | Ozone emission rate testing and ranking method using environmental chamber | |
Decker et al. | Time temperature studies of spore penetration through an electric air sterilizer | |
Cross et al. | The effects of controlled exposure to formaldehyde vapour on spores of Bacillus globigii NCTC 10073 | |
JPS6435348A (en) | Gas analyzer | |
CN210690531U (zh) | 一种烟气排放连续检测装置 | |
Nelson et al. | Application of methods for evaluating air cleaner performance | |
US20060218989A1 (en) | Method and apparatus for monitoring catalytic abator efficiency | |
CN207946257U (zh) | 一种烟气在线分析仪取样装置 | |
JPS6137580B2 (ja) | ||
JPH049461B2 (ja) | ||
ATE142897T1 (de) | Verfahren zur behandlung von abgasen | |
JPH11183360A (ja) | 酸露点腐食寿命推定法 | |
Yohana et al. | Experimental study the effect of CaCl2 solution temperature variation as a liquid desiccant on regenerator/humidifier performance | |
CN208076484U (zh) | 一种甲醛释放量试验箱的环境控制系统 | |
CN215463351U (zh) | 一种标准气体加湿装置 | |
CN109212003A (zh) | 一种测试氧化铝对氟化氢吸附性能的方法及装置 | |
Yohana et al. | Experimental study the effect of CaCl | |
WO2005095949A1 (en) | Method and apparatus for monitoring catalytic abator efficiency | |
US2075193A (en) | Process for the treatment of gaseous fluids |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |