JP2796133B2 - 発煙装置 - Google Patents

発煙装置

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JP2796133B2
JP2796133B2 JP1184537A JP18453789A JP2796133B2 JP 2796133 B2 JP2796133 B2 JP 2796133B2 JP 1184537 A JP1184537 A JP 1184537A JP 18453789 A JP18453789 A JP 18453789A JP 2796133 B2 JP2796133 B2 JP 2796133B2
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俊一 佐藤
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は着火装置を備えた殺虫剤、殺菌剤、芳香剤、
消臭剤等の発煙装置に関するものである。
[従来の技術] 従来より病害虫の駆除等に使われる発煙装置は発煙容
器の開口部に露出した点火薬とそれに接続した発煙剤の
着火装置とからなり、マッチやライターで着火するかま
たは点火薬がマッチ組成の場合にはすり具で着火させて
いた。
また最近になって、前述の如きマッチやライターなど
を使用せずに電池とヒーターを組合わせた着火装置を有
する発煙装置なども使われていた。
[発明が解決しようとする課題] 然るにマッチやライターを用いて着火する方法では、
着火時に火炎を発するので火災などの恐れがあった。
また電池とヒーターを用いた方法では、装置の中に電
池及びヒーター、配線を組み込まなければならず、構造
が複雑でコスト高になるばかりでなく、長時間の寿命に
耐えるのが困難であるという問題を有していた。
[課題を解決するための手段] 本発明者らは、上記の課題について検討を重ねた結
果、着火が容易かつ安全でしかも簡単な構造の発煙装置
を発明するに至った。
すなわち本発明は発煙性物質を収容した発煙容器にお
いて、煙孔を有する蓋体に外側から操作しうる摩擦によ
って火花を発する着火装置を備え、容器内には火花によ
って燃焼する点火剤およびこれと接続する着火剤を収容
した容器を、容器の先端が前記着火装置に近接し、か
つ、発煙性物質と隔離された空間にあり、後端が発煙物
質内にあるように配置してなることを特徴とする発煙装
置である。
また、点火剤と着火剤とが延時燃焼剤で接続されるこ
ともある。
以下これを図面に基づいて具体的に説明する。
第1図は発煙装置の一例として、家庭用に供せられる
殺虫用発煙装置を示す。第1(A)図は正面断面図、第
2(B)図は平面図である。外容器1は金属等によって
円筒状に成型され、中には燃焼性の発煙剤2が充填され
ている。必要に応じて発煙剤2が煙孔4よりこぼれ出な
いように、紙、プラスチックなどの内蓋5を設けること
ができる。
本発明に用いられる発煙剤は、過塩素酸アンモニウム
を基剤とするもの、ニトロセルロースを基剤とするもの
の、塩素酸カリウムを基剤とするものなどで、混合され
た殺虫剤成分が燃焼せずに蒸発するよう燃焼反応がコン
トロールされたものが用いられる。
発煙剤2への着火は、金属またはプラスチックなどか
らなる外蓋3に固定された、摩擦によって火花を発する
着火装置6と点火剤7と着火剤8によって行なわれ、回
転などの簡単な操作によって火花を発生させることによ
って、容易に着火することができる。また、点火剤7と
着火剤8は同一のものでもよく、これらの剤は金属、
紙、プラスチックなどの着火剤容器9に収納すると、外
蓋3への固定が容易である。
本発明の着火装置6は、通常ライターなどの着火装置
に用いられているものや、金属マッチの着火具として用
いられているような発火石12(セリウム、鉄等の合金)
と金具11の摩擦を利用したものでよい。
次に本発明に用いられる点火剤は、着火装置から発す
る火花によって容易に着火するもので、マグネシウムの
ような金属粉末、酸化剤と可燃剤との混合物からなる燃
焼剤が一般的に用いられる。酸化剤としてはアルカリ金
属の硝酸塩、酸素酸塩、過酸素酸塩、金属酸化物、金属
過酸化物等が用いられる。また、可燃剤としてはマグネ
シウム、アルミニウム、亜鉛、ジルコニウム、アンチモ
ン、セリウムなどの金属粉末、ケイ素鉄、マグナリウ
ム、アルミカルシウムなどの合金粉末、イオウ、三硫化
アンチモン等の硫化物、ケイ素、ホウ素等の非金属粉末
等が挙げられる。これらの燃焼剤はいずれも火薬や花火
に用いられるもので、中でも着火装置から発する火花に
よって容易に着火するものが好ましい。
次に第2図は、点火剤7と着火剤8の間に延時燃焼剤
10を設け、着火装置を操作した後、発煙剤への着火まで
の時間を遅延させるためのものである。
延時燃焼時としては、前述の燃焼時の中から、任意の
時間に設定できるるものを選択することができる。延時
燃焼剤は着火剤容器の中に直接粉末状で充填するか、ま
たは紙、ガラス繊維、麻糸等で巻かれた線状のもの等に
することができる。
[作 用] 本発明の発煙装置は、マッチやライターなどの着火具
を用いることなく着火装置を操作するだけで容易に着火
ができる。
また、延時燃焼剤を用いることによって、着火操作を
行った後発煙するまでの時間をコントロールすることが
できる。
[実施例] 実施例1 直径50mm、高さ60mmのブリキ製円筒缶に市販の発煙剤
60g(過塩素酸アンモニウムを基剤とし、ペルメトリン
を殺虫剤としたもの)を充填し、中央に直径6mmの穴の
開いた厚み0.5mmのポリエチレンシートで蓋をした。次
にライターの着火具(回転式)に用いる着火具を樹脂で
固定した着火装置と、着火剤容器を固定した外蓋を装着
して接着剤で固定した。
点火剤は、ホウ素粉末50%、四三酸化鉛粉末50%の混
合物0.1gを圧搾してペレットにしたものを用い、着火剤
はケイ素鉄粉末30%、四三酸化鉛70%の混合物約3gを用
い、直径6mm、長さ40mm、厚み0.2mmの銅製の着火剤容器
に収納したものである。
この発煙装置の着火装置の回転子を操作したところ、
着火剤に着火した瞬間に煙が少し出たが、火炎は確認で
きなかった。そして直ちに発煙剤からの発煙が開始され
た。
実施例2 実施例1において、着火剤容器の長さを50mmとし、点
火剤は、ホウ素粉末50%、四三酸化鉛粉末50%の混合物
0.1gを圧搾してペレットにしたものを用い、着火剤はケ
イ素鉄粉末30%、四三酸化鉛70%の混合物約1gを用い
た。両者の間に過酸化バリウム粉末60%、鉄粉末40%の
混合物を充填した。
この発煙装置の着火装置の回転子を操作したところ、
着火点に着火した瞬間に煙が少し出たが、火炎は確認で
きなかった。そして約7秒後に発煙剤からの発煙が開始
された。
[発明の効果] 本発明の発煙装置はマッチやライターなどの着火具を
用いることなく着火装置を操作するだけで容易に着火が
できるだけでなく、着火の際に火花が見えない構造にす
ることができるため、安全性も向上することができる。
また、延時燃焼剤を用いることによって、着火操作を
行った後発煙するまでの時間をコントロールすることが
できるため、操作する者が有害な煙を吸収せずに安全な
場所まで退避することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施態様で、第1(A)図は正面
断面図、第1(B)図は平面図、第2図は本発明の他の
実施態様の断面図である。 図中、1は外容器、2は発煙剤、3は外蓋、4は煙孔、
5は内蓋、6は着火装置、7は点火剤、8は着火剤、9
は着火剤容器、10は延時燃焼剤、11は金具、12は発火石
である。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】発煙性物質を収容した発煙容器において、
    煙孔を有する蓋体に外側から操作しうる摩擦によって火
    花を発する着火装置を備え、容器内には火花によって燃
    焼する点火剤およびこれと接続する着火剤を収容した容
    器を、容器の先端が前記着火装置に近接し、かつ、発煙
    性物質と隔離された空間にあり、後端が発煙物質内にあ
    るように配置してなることを特徴とする発煙装置。
  2. 【請求項2】点火剤と着火剤とが延時燃焼剤で接続され
    たことを特徴とする請求項(1)記載の発煙装置。
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FR2727288A1 (fr) * 1994-11-24 1996-05-31 Gazania Procede et dispositif pour la generation retardee d'un gaz de fumigation

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