JP2795571B2 - 光ディスク装置 - Google Patents
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- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B7/00—Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
- G11B7/08—Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers
- G11B7/09—Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers with provision for moving the light beam or focus plane for the purpose of maintaining alignment of the light beam relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following
- G11B7/095—Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers with provision for moving the light beam or focus plane for the purpose of maintaining alignment of the light beam relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following specially adapted for discs, e.g. for compensation of eccentricity or wobble
-
- G—PHYSICS
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- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B7/00—Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
- G11B7/08—Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers
- G11B7/09—Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers with provision for moving the light beam or focus plane for the purpose of maintaining alignment of the light beam relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following
- G11B7/0901—Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers with provision for moving the light beam or focus plane for the purpose of maintaining alignment of the light beam relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following for track following only
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- G11B7/00—Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
- G11B7/004—Recording, reproducing or erasing methods; Read, write or erase circuits therefor
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- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B7/00—Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
- G11B7/08—Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers
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- G11B7/0925—Electromechanical actuators for lens positioning
Landscapes
- Optical Recording Or Reproduction (AREA)
- Optical Head (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、記録媒体に対して、常
に、所定の光強度で記録又は消去を行う光ディスク装置
に関するものである。
に、所定の光強度で記録又は消去を行う光ディスク装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から光ディスク装置の記録媒体とし
て光ディスクが知られている。この光ディスクは、スパ
イラル状もしくは同心円状にトラックが形成されてい
る。この光ディスクが光ディスク装置にローディングさ
れると、光ピックアップ光学系により光ビームがトラッ
ク上に導かれ、集光されて光スポットが形成される。こ
の光スポットの照射により、所望トラックに対して情報
の記録、消去、或いは再生動作が行われるようになって
いる。
て光ディスクが知られている。この光ディスクは、スパ
イラル状もしくは同心円状にトラックが形成されてい
る。この光ディスクが光ディスク装置にローディングさ
れると、光ピックアップ光学系により光ビームがトラッ
ク上に導かれ、集光されて光スポットが形成される。こ
の光スポットの照射により、所望トラックに対して情報
の記録、消去、或いは再生動作が行われるようになって
いる。
【0003】このような光ディスク装置において、情報
の正確な記録、消去、或いは再生の各動作が行われるた
めには、光スポットが所望のトラック上に正確に集光さ
れなければならない。このために、光ディスク装置は、
一般に、光スポットをトラック上に集束させるためのフ
ォーカシング制御と、光スポットを所望トラック上に正
確に追従させるトラッキング制御とが並行して行われる
ようになっている。
の正確な記録、消去、或いは再生の各動作が行われるた
めには、光スポットが所望のトラック上に正確に集光さ
れなければならない。このために、光ディスク装置は、
一般に、光スポットをトラック上に集束させるためのフ
ォーカシング制御と、光スポットを所望トラック上に正
確に追従させるトラッキング制御とが並行して行われる
ようになっている。
【0004】上記トラッキング制御で光スポットを変位
させる手段として、ガルバノミラーが使用されることが
ある。ここで、従来の光ディスク装置として、分離型ピ
ックアップを備えた光磁気ディスク装置について図6及
び図7に基づいて以下に説明する。
させる手段として、ガルバノミラーが使用されることが
ある。ここで、従来の光ディスク装置として、分離型ピ
ックアップを備えた光磁気ディスク装置について図6及
び図7に基づいて以下に説明する。
【0005】図7は、分離型ピックアップの光磁気ディ
スク装置の概略図である。図7に示すように、光磁気デ
ィスク51は、モータ52により所定の線速度、或いは
所定の角速度になるように回転制御される。光学ヘッド
53は、記録時、消去時、又は再生時に、対物レンズ5
8を介して光ビームを光磁気ディスク51上に導くと共
に、光磁気ディスク51からの再生信号を含む反射光を
対物レンズ58を介して集光するようになっている。コ
イル54は、記録時又は消去時に光ビームの照射される
面と反対側の面から光磁気ディスク51に磁界を印加
し、光磁気ディスク51の磁性層(図7中の略中央に位
置する薄い層)の磁化の向きを反転するようになってい
る。なお、磁化の向きは、コイル54に印加される電流
の向きによって決まる。
スク装置の概略図である。図7に示すように、光磁気デ
ィスク51は、モータ52により所定の線速度、或いは
所定の角速度になるように回転制御される。光学ヘッド
53は、記録時、消去時、又は再生時に、対物レンズ5
8を介して光ビームを光磁気ディスク51上に導くと共
に、光磁気ディスク51からの再生信号を含む反射光を
対物レンズ58を介して集光するようになっている。コ
イル54は、記録時又は消去時に光ビームの照射される
面と反対側の面から光磁気ディスク51に磁界を印加
し、光磁気ディスク51の磁性層(図7中の略中央に位
置する薄い層)の磁化の向きを反転するようになってい
る。なお、磁化の向きは、コイル54に印加される電流
の向きによって決まる。
【0006】光学ヘッド53は、半導体レーザを備えた
レーザ光源55から矢印aで示す向き(垂直上向き)に
出射された光ビームを矢印b(矢印aに対して垂直方
向)で示す向きに光路を変更するガルバノミラー56か
ら主として構成される第1ブロックと、対物レンズ58
と、ガルバノミラー56により光路変更された光ビーム
を対物レンズ58に導くミラー57と、対物レンズ駆動
装置59とから主として構成される第2ブロックとに分
離されている。
レーザ光源55から矢印aで示す向き(垂直上向き)に
出射された光ビームを矢印b(矢印aに対して垂直方
向)で示す向きに光路を変更するガルバノミラー56か
ら主として構成される第1ブロックと、対物レンズ58
と、ガルバノミラー56により光路変更された光ビーム
を対物レンズ58に導くミラー57と、対物レンズ駆動
装置59とから主として構成される第2ブロックとに分
離されている。
【0007】ガルバノミラー56はミラー部とミラー駆
動部とからなり、ミラー駆動部がミラー部を図7の紙面
に対して直交する方向に延びる軸の回りに回動させるよ
うになっている。これにより、光磁気ディスク51上に
形成される光スポットに対して、光磁気ディスク51の
半径方向位置の微調整(トラッキング制御)が行われ
る。
動部とからなり、ミラー駆動部がミラー部を図7の紙面
に対して直交する方向に延びる軸の回りに回動させるよ
うになっている。これにより、光磁気ディスク51上に
形成される光スポットに対して、光磁気ディスク51の
半径方向位置の微調整(トラッキング制御)が行われ
る。
【0008】上記第2ブロックは、リニアモータ50に
より光磁気ディスク51の半径方向に対して移動可能と
なっている。レーザ光源55の半導体レーザは、その出
射光の温度特性が良くない。そこで、自動出射光強度制
御(Auto Power Control)を行って半導体レーザの出射
光を安定させている。
より光磁気ディスク51の半径方向に対して移動可能と
なっている。レーザ光源55の半導体レーザは、その出
射光の温度特性が良くない。そこで、自動出射光強度制
御(Auto Power Control)を行って半導体レーザの出射
光を安定させている。
【0009】ここで、図6に基づいて自動出射光強度制
御を以下に説明する。
御を以下に説明する。
【0010】図6に示すように、半導体レーザ41はト
ランジスタ45のコレクタ電流(Ia )により駆動さ
れ、電流Ia が大きい時には出射光Lb の光強度が強く
なる一方、電流Ia が小さい時には出射光Lb の光強度
が弱くなる。なお、トランジスタ45は、差動増幅器4
4により駆動される。つまり、差動増幅器44の出力に
応じてトランジスタ45のコレクタ電流Ia が変化す
る。
ランジスタ45のコレクタ電流(Ia )により駆動さ
れ、電流Ia が大きい時には出射光Lb の光強度が強く
なる一方、電流Ia が小さい時には出射光Lb の光強度
が弱くなる。なお、トランジスタ45は、差動増幅器4
4により駆動される。つまり、差動増幅器44の出力に
応じてトランジスタ45のコレクタ電流Ia が変化す
る。
【0011】半導体レーザ41の出射光Lb は光検出器
42に入射される。光検出器42では、入射された光L
b に応じて変化する電流Ic が出力される。この電流I
c は、電流/電圧(I/V)変換回路43に送られる。
電流/電圧変換回路43では、入力された電流Ic に応
じて変化する電圧Vd が生成され、出力される。
42に入射される。光検出器42では、入射された光L
b に応じて変化する電流Ic が出力される。この電流I
c は、電流/電圧(I/V)変換回路43に送られる。
電流/電圧変換回路43では、入力された電流Ic に応
じて変化する電圧Vd が生成され、出力される。
【0012】この電圧Vd は、差動増幅器44の非反転
入力端子に送られる。なお、差動増幅器44の反転入力
端子は、スイッチ回路46のコモン端子46cに接続さ
れている。スイッチ回路46の接点46bには再生時の
基準電圧eR が印加される一方、スイッチ回路46の接
点46aには記録時又は消去時の基準電圧eW が印加さ
れている。
入力端子に送られる。なお、差動増幅器44の反転入力
端子は、スイッチ回路46のコモン端子46cに接続さ
れている。スイッチ回路46の接点46bには再生時の
基準電圧eR が印加される一方、スイッチ回路46の接
点46aには記録時又は消去時の基準電圧eW が印加さ
れている。
【0013】なお、eW >eR になるように、記録時又
は消去時の基準電圧eW 、及び再生時の基準電圧eR が
それぞれ設定される。又、スイッチ回路46のスイッチ
ングは図示しない制御装置(例えばCPU)からの制御
信号fにより行われる。更に、差動増幅器44の出力
は、限流抵抗48を介してトランジスタ45のベースに
接続されている。トランジスタ45のエミッタは抵抗4
7を介して電源Vc に接続されている。
は消去時の基準電圧eW 、及び再生時の基準電圧eR が
それぞれ設定される。又、スイッチ回路46のスイッチ
ングは図示しない制御装置(例えばCPU)からの制御
信号fにより行われる。更に、差動増幅器44の出力
は、限流抵抗48を介してトランジスタ45のベースに
接続されている。トランジスタ45のエミッタは抵抗4
7を介して電源Vc に接続されている。
【0014】上記の構成において、記録時又は消去時に
は、電圧Vd と基準電圧eW の差動が行われる。そし
て、電圧Vd が基準電圧eW より大きくなると、差動増
幅器44の出力は大きくなり、トランジスタ45のベー
ス電位が上昇するので、コレクタ電流Ia は小さくな
る。これに伴って、半導体レーザ41の出射光Lb の光
強度が小さくなり、電流Ic も小さくなるので、電圧V
d が小さくなる。一方、Vd <eW の時に、差動増幅器
44は、出力が低下する。したがって、トランジスタ4
5のベース電位が下降するので、コレクタ電流Ia は大
きくなる。これに伴って、半導体レーザ41の出射光L
b の光強度が大きくなり、電流Ic が大きくなるので、
電圧Vd が大きくなる。以上の動作が繰り返し行われ
て、電圧Vd の大きさが基準電圧eW の大きさに略等し
くなるように半導体レーザ41の出射光Lb の光強度が
制御される。
は、電圧Vd と基準電圧eW の差動が行われる。そし
て、電圧Vd が基準電圧eW より大きくなると、差動増
幅器44の出力は大きくなり、トランジスタ45のベー
ス電位が上昇するので、コレクタ電流Ia は小さくな
る。これに伴って、半導体レーザ41の出射光Lb の光
強度が小さくなり、電流Ic も小さくなるので、電圧V
d が小さくなる。一方、Vd <eW の時に、差動増幅器
44は、出力が低下する。したがって、トランジスタ4
5のベース電位が下降するので、コレクタ電流Ia は大
きくなる。これに伴って、半導体レーザ41の出射光L
b の光強度が大きくなり、電流Ic が大きくなるので、
電圧Vd が大きくなる。以上の動作が繰り返し行われ
て、電圧Vd の大きさが基準電圧eW の大きさに略等し
くなるように半導体レーザ41の出射光Lb の光強度が
制御される。
【0015】又、再生時には、電圧Vd と基準電圧eR
の差動が行われる。そして、電圧Vd が基準電圧eR よ
り大きくなると、差動増幅器44の出力は大きくなり、
トランジスタ45のベース電位が上昇するので、コレク
タ電流Ia は小さくなる。これに伴って、半導体レーザ
41の出射光Lb の光強度が弱くなり、電流Ic も小さ
くなるので、電圧Vd が小さくなる。一方、Vd <eR
の時に、差動増幅器44は、出力が低下する。したがっ
て、トランジスタ45のベース電位が下降するので、コ
レクタ電流Ia は大きくなる。これに伴って、半導体レ
ーザ41の出射光Lb の光強度が大きくなり、電流Ic
が大きくなるので、電圧Vd が大きくなる。以上の動作
が繰り返し行われて、電圧Vd の大きさが基準電圧eR
の大きさに略等しくなるように半導体レーザ41の出射
光Lb の光強度が制御される。
の差動が行われる。そして、電圧Vd が基準電圧eR よ
り大きくなると、差動増幅器44の出力は大きくなり、
トランジスタ45のベース電位が上昇するので、コレク
タ電流Ia は小さくなる。これに伴って、半導体レーザ
41の出射光Lb の光強度が弱くなり、電流Ic も小さ
くなるので、電圧Vd が小さくなる。一方、Vd <eR
の時に、差動増幅器44は、出力が低下する。したがっ
て、トランジスタ45のベース電位が下降するので、コ
レクタ電流Ia は大きくなる。これに伴って、半導体レ
ーザ41の出射光Lb の光強度が大きくなり、電流Ic
が大きくなるので、電圧Vd が大きくなる。以上の動作
が繰り返し行われて、電圧Vd の大きさが基準電圧eR
の大きさに略等しくなるように半導体レーザ41の出射
光Lb の光強度が制御される。
【0016】以上のようにして、自動出射光強度制御が
行われて、半導体レーザ41は記録時及び消去時、或い
は再生時にそれぞれ対応する所定の出射光Lb を出力す
るようになっている。
行われて、半導体レーザ41は記録時及び消去時、或い
は再生時にそれぞれ対応する所定の出射光Lb を出力す
るようになっている。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ガルバ
ノミラー56によってトラッキング制御を行う場合、レ
ーザ出射光強度が一定であっても、ガルバノミラー56
の回動角による対物レンズ58での光ビームのケラレに
よって、光ディスク上に導かれる光スポットの光強度が
変動するという問題が生じる。この光強度の変動につい
て図8を参照しながら以下に説明する。
ノミラー56によってトラッキング制御を行う場合、レ
ーザ出射光強度が一定であっても、ガルバノミラー56
の回動角による対物レンズ58での光ビームのケラレに
よって、光ディスク上に導かれる光スポットの光強度が
変動するという問題が生じる。この光強度の変動につい
て図8を参照しながら以下に説明する。
【0018】図8(b)に示すような断面方向の出射光
の強度分布(ガウス分布)を有する光ビームがガルバノ
ミラー56に入射すると、図8(a)の実線で示すよう
に反射された後、対物レンズ58に導かれて集光され、
図示しない光ディスク上にスポットaが形成される。な
お、図8(b)の斜線で示す面積Paが光スポットaの
光強度に対応する。又、この時、ガルバノミラー56の
鉛直方向に対する回動角をθaとする。
の強度分布(ガウス分布)を有する光ビームがガルバノ
ミラー56に入射すると、図8(a)の実線で示すよう
に反射された後、対物レンズ58に導かれて集光され、
図示しない光ディスク上にスポットaが形成される。な
お、図8(b)の斜線で示す面積Paが光スポットaの
光強度に対応する。又、この時、ガルバノミラー56の
鉛直方向に対する回動角をθaとする。
【0019】一方、トラッキング制御のためにガルバノ
ミラー56が回動し、回動角がΔθだけ小さくなってθ
bになったとすると、光ビームは、ガルバノミラー56
で反射後(同図(a)中の破線で示す)、対物レンズ5
8を介してスポットbが形成される。なお、図8(c)
の斜線で示す面積Pbが光スポットbの光強度に対応す
る。
ミラー56が回動し、回動角がΔθだけ小さくなってθ
bになったとすると、光ビームは、ガルバノミラー56
で反射後(同図(a)中の破線で示す)、対物レンズ5
8を介してスポットbが形成される。なお、図8(c)
の斜線で示す面積Pbが光スポットbの光強度に対応す
る。
【0020】したがって、半導体レーザの出射光がAP
C動作により上記のように安定化されていても、トラッ
キング制御動作によりガルバノミラー56の回動角が変
化すると、光ディスク上に形成される光スポットの光強
度が変化してしまう。この結果、最適な光スポットの照
射条件で情報の記録、消去、又は再生を行うことができ
ず、記録情報の信頼性が著しく低下すると共に、消去時
に情報が完全に消去できないという致命的な問題点を有
することになる。
C動作により上記のように安定化されていても、トラッ
キング制御動作によりガルバノミラー56の回動角が変
化すると、光ディスク上に形成される光スポットの光強
度が変化してしまう。この結果、最適な光スポットの照
射条件で情報の記録、消去、又は再生を行うことができ
ず、記録情報の信頼性が著しく低下すると共に、消去時
に情報が完全に消去できないという致命的な問題点を有
することになる。
【0021】本発明は、上記事情を鑑みてなされたもの
であり、所定の光強度を常に有する光スポットを所望の
トラック上に形成することができる光ディスク装置を提
供することを目的としている。
であり、所定の光強度を常に有する光スポットを所望の
トラック上に形成することができる光ディスク装置を提
供することを目的としている。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明の光ディスク装置
は、上記の課題を解決するために、以下の手段を講じた
ことを特徴としている。
は、上記の課題を解決するために、以下の手段を講じた
ことを特徴としている。
【0023】即ち、本発明の光ディスク装置は、回動に
より反射光路を変え、記録媒体上に光ビームを導く光路
変更手段(例えば、ガルバノミラー)と、光路変更手段
の回動角を検出し、検出された回動角が、光ビームにお
ける光スポット強度の許容限界値に応じた所定範囲を越
えた場合にエラー信号を出力するエラー検出手段と、上
記エラー信号に基づいて情報の記録又は消去の動作を停
止する制御手段とを備えている。
より反射光路を変え、記録媒体上に光ビームを導く光路
変更手段(例えば、ガルバノミラー)と、光路変更手段
の回動角を検出し、検出された回動角が、光ビームにお
ける光スポット強度の許容限界値に応じた所定範囲を越
えた場合にエラー信号を出力するエラー検出手段と、上
記エラー信号に基づいて情報の記録又は消去の動作を停
止する制御手段とを備えている。
【0024】
【作用】本発明の構成によれば、光路変更手段が回動す
ることによって、光ビームが所望のトラック上に導かれ
る。この時、光路変更手段の回動角が所定範囲を越えた
場合にエラー信号がエラー検出手段から出力される。こ
のエラー信号を制御手段が受けると、制御手段は、現在
進行中の記録又は消去の動作を停止する。
ることによって、光ビームが所望のトラック上に導かれ
る。この時、光路変更手段の回動角が所定範囲を越えた
場合にエラー信号がエラー検出手段から出力される。こ
のエラー信号を制御手段が受けると、制御手段は、現在
進行中の記録又は消去の動作を停止する。
【0025】光路変更手段の回動角が所定範囲内になれ
ば、記録又は消去の動作停止は解除される。つまり、光
路変更手段の回動角が所定範囲内になると、エラー信号
が制御手段に供給されなくなり、このとき光路変更手段
は最適な回動角に保たれている。これにより、光ビーム
の光強度が変化しなくなり、常に最適な光強度の光ビー
ムがトラック上に導かれ、安定した記録又は消去が行わ
れる。
ば、記録又は消去の動作停止は解除される。つまり、光
路変更手段の回動角が所定範囲内になると、エラー信号
が制御手段に供給されなくなり、このとき光路変更手段
は最適な回動角に保たれている。これにより、光ビーム
の光強度が変化しなくなり、常に最適な光強度の光ビー
ムがトラック上に導かれ、安定した記録又は消去が行わ
れる。
【0026】したがって、所定範囲外の光強度の光ビー
ムがトラックに導かれることがなくなるので、情報の記
録不良、或いは消去不良が未然に回避される。
ムがトラックに導かれることがなくなるので、情報の記
録不良、或いは消去不良が未然に回避される。
【0027】
【実施例】本発明の一実施例について図1ないし図6に
基づいて説明すれば、以下のとおおりである。
基づいて説明すれば、以下のとおおりである。
【0028】本実施例に係る光ディスク装置は、図1に
示すように、ガルバノミラー11(光路変更手段)を有
している。このガルバノミラー11は、ミラー部とミラ
ー駆動部とからなり、ミラー駆動部がミラー部を図1の
紙面に対して直交する方向に延びる軸の回りに回動させ
るようになっている。これにより、光ディスク(図示し
ない)上に集光される光スポットに対して、その半径方
向位置の微調整(トラッキング制御)が行われる。
示すように、ガルバノミラー11(光路変更手段)を有
している。このガルバノミラー11は、ミラー部とミラ
ー駆動部とからなり、ミラー駆動部がミラー部を図1の
紙面に対して直交する方向に延びる軸の回りに回動させ
るようになっている。これにより、光ディスク(図示し
ない)上に集光される光スポットに対して、その半径方
向位置の微調整(トラッキング制御)が行われる。
【0029】上記ガルバノミラー11のミラー面(光の
入射面)と反対側の面上には、LED(Light Emitting
Diode)等の発光素子12が設けられている。発光素子
12は図示しない駆動回路により駆動されて光を照射し
ている。受光素子である2分割光検出器13は発光素子
12と所定の距離を隔てて対向するように固定されて配
されている。発光素子12からの照射光は、2分割光検
出器13に入射され、ここで入射光に応じて変化する電
流信号に変換される。
入射面)と反対側の面上には、LED(Light Emitting
Diode)等の発光素子12が設けられている。発光素子
12は図示しない駆動回路により駆動されて光を照射し
ている。受光素子である2分割光検出器13は発光素子
12と所定の距離を隔てて対向するように固定されて配
されている。発光素子12からの照射光は、2分割光検
出器13に入射され、ここで入射光に応じて変化する電
流信号に変換される。
【0030】2分割光検出器13は、受光部13aと受
光部13bとを有している。受光部13aの出力電流I
1 は電流/電圧変換回路14に送られる一方、受光部1
3bの出力電流I2 は電流/電圧変換回路15に送られ
るようになっている。電流/電圧変換回路14では、受
光部13aからの出力電流I1 が、この電流に応じて変
化する電圧V1 に変換される一方、電流/電圧変換回路
15では、受光部13bからの出力電流I2 が、この電
流に応じて変化する電圧V2 に変換されてそれぞれ出力
される。
光部13bとを有している。受光部13aの出力電流I
1 は電流/電圧変換回路14に送られる一方、受光部1
3bの出力電流I2 は電流/電圧変換回路15に送られ
るようになっている。電流/電圧変換回路14では、受
光部13aからの出力電流I1 が、この電流に応じて変
化する電圧V1 に変換される一方、電流/電圧変換回路
15では、受光部13bからの出力電流I2 が、この電
流に応じて変化する電圧V2 に変換されてそれぞれ出力
される。
【0031】上記出力電流I1 および出力電流I2 は、
ガルバノミラー11が図1中の矢印のPQ方向に回動す
る(回動角θが変化する)ことによって変化する。この
ことを図2及び図3に基づいて以下に説明する。
ガルバノミラー11が図1中の矢印のPQ方向に回動す
る(回動角θが変化する)ことによって変化する。この
ことを図2及び図3に基づいて以下に説明する。
【0032】図2に示すように、受光部13aおよび受
光部13bに入射される発光素子12からの照射光がC
で示す形状の場合、ガルバノミラー11と2分割光検出
器13とは平行に向かい合った状態である。つまり、発
光素子12の中心の延長線上に、受光部13aと受光部
13bの分割線が位置する状態である。この時、受光部
13aの出力電流I1 と受光部13bの出力電流I2 は
等しくなる(図3の出力電流I1 と出力電流I2 の交点
参照)。従って、電圧V1 と電圧V2 も等しくなる。
光部13bに入射される発光素子12からの照射光がC
で示す形状の場合、ガルバノミラー11と2分割光検出
器13とは平行に向かい合った状態である。つまり、発
光素子12の中心の延長線上に、受光部13aと受光部
13bの分割線が位置する状態である。この時、受光部
13aの出力電流I1 と受光部13bの出力電流I2 は
等しくなる(図3の出力電流I1 と出力電流I2 の交点
参照)。従って、電圧V1 と電圧V2 も等しくなる。
【0033】ガルバノミラー11がQの向きに回転し、
例えば回動角θが図1の回動角より小さくなると、発光
素子12は図1中のXの向きに移動し、発光素子12か
らの照射光については、受光部13aへの入射光量より
も受光部13bへの入射光量の方が多くなる(図2のB
で示す形状参照)。この時、受光部13aおよび受光部
13bの出力電流I1 および出力電流I2 は、図3で示
すようにそれぞれ変化する。
例えば回動角θが図1の回動角より小さくなると、発光
素子12は図1中のXの向きに移動し、発光素子12か
らの照射光については、受光部13aへの入射光量より
も受光部13bへの入射光量の方が多くなる(図2のB
で示す形状参照)。この時、受光部13aおよび受光部
13bの出力電流I1 および出力電流I2 は、図3で示
すようにそれぞれ変化する。
【0034】又、ガルバノミラー11がPの向きに回転
し、例えば回動角θが図1の回動角より大きくなると、
発光素子12は図1中のYの向きに移動し、発光素子1
2からの照射光については、受光部13bへの入射光量
よりも受光部13aへの入射光量の方が多くなる(図2
のAで示す形状参照)。この時、受光部13aおよび受
光部13bの出力電流I1 および出力電流I2 は、図3
で示すようにそれぞれ変化する。
し、例えば回動角θが図1の回動角より大きくなると、
発光素子12は図1中のYの向きに移動し、発光素子1
2からの照射光については、受光部13bへの入射光量
よりも受光部13aへの入射光量の方が多くなる(図2
のAで示す形状参照)。この時、受光部13aおよび受
光部13bの出力電流I1 および出力電流I2 は、図3
で示すようにそれぞれ変化する。
【0035】なお、上記X−Y方向は、受光部13aと
受光部13bの上記分割線と直交する方向である。
受光部13bの上記分割線と直交する方向である。
【0036】上記電圧V1 および電圧V2 は差動増幅器
16に送られる。差動増幅器16では、電圧V1 と電圧
V2 の差が増幅されて回動角検出信号Vs として出力さ
れるようになっている。このように、差動増幅器16で
電圧V1 と電圧V2 を差動増幅することによって、受光
部13aと受光部13bにそれぞれ入射される同成分の
外乱光の影響を除去できる。
16に送られる。差動増幅器16では、電圧V1 と電圧
V2 の差が増幅されて回動角検出信号Vs として出力さ
れるようになっている。このように、差動増幅器16で
電圧V1 と電圧V2 を差動増幅することによって、受光
部13aと受光部13bにそれぞれ入射される同成分の
外乱光の影響を除去できる。
【0037】ここで、図4を参照しながら、回動角検出
信号Vs がガルバノミラーの回動角の変化に伴ってどの
ように変化するかについて以下に説明する。
信号Vs がガルバノミラーの回動角の変化に伴ってどの
ように変化するかについて以下に説明する。
【0038】図4(a)はガルバノミラーの回動角と光
ディスク上に集光される光スポットの光強度との関係を
示し、図4(b)はガルバノミラーの回動角と回動角検
出信号Vs との関係を示している。図4(a)に示すよ
うに、光スポットの光強度の最大値を光強度100%に
規格化し、これを記録時および消去時の所定光強度に設
定している。又、この時、図4(b)に示すように、回
動角検出信号Vs は0〔V〕になるようにオフセット回
路(図示しない)によって調整されるようになってい
る。なお、図4(b)中の+Vr および−Vr は、記録
時および消去時の光スポット強度変化が、本実施例の光
ディスク装置において許容される許容限界値(例えば5
%)になるときの回動角検出信号に対応している。
ディスク上に集光される光スポットの光強度との関係を
示し、図4(b)はガルバノミラーの回動角と回動角検
出信号Vs との関係を示している。図4(a)に示すよ
うに、光スポットの光強度の最大値を光強度100%に
規格化し、これを記録時および消去時の所定光強度に設
定している。又、この時、図4(b)に示すように、回
動角検出信号Vs は0〔V〕になるようにオフセット回
路(図示しない)によって調整されるようになってい
る。なお、図4(b)中の+Vr および−Vr は、記録
時および消去時の光スポット強度変化が、本実施例の光
ディスク装置において許容される許容限界値(例えば5
%)になるときの回動角検出信号に対応している。
【0039】ここで、上記許容限界値を越えるほどガル
バノミラー11がP又はQの向きに回動した場合、本発
明に係る光ディスク装置がどのように動作するかについ
て、図5を参照しながら以下に説明する。
バノミラー11がP又はQの向きに回動した場合、本発
明に係る光ディスク装置がどのように動作するかについ
て、図5を参照しながら以下に説明する。
【0040】図5は、上記許容限界値を越えるほどガル
バノミラー11がP又はQの向きに回動したことを検出
するガルバノミラーエラー信号生成回路(エラー検出手
段)の構成例を示す回路図である。このガルバノミラー
エラー信号生成回路は、+Vr の基準電圧を出力する基
準電圧発生器34と、−Vr の基準電圧を出力する基準
電圧発生器35と、回動角検出信号Vs と+Vr との大
小比較を行うコンパレータ31と、回動角検出信号Vs
と−Vr との大小比較を行うコンパレータ32と、コン
パレータ31の出力とコンパレータ32の出力の論理積
演算を行い、その演算結果をガルバノミラーエラー信号
gとして出力するAND回路33とから主として構成さ
れている。
バノミラー11がP又はQの向きに回動したことを検出
するガルバノミラーエラー信号生成回路(エラー検出手
段)の構成例を示す回路図である。このガルバノミラー
エラー信号生成回路は、+Vr の基準電圧を出力する基
準電圧発生器34と、−Vr の基準電圧を出力する基準
電圧発生器35と、回動角検出信号Vs と+Vr との大
小比較を行うコンパレータ31と、回動角検出信号Vs
と−Vr との大小比較を行うコンパレータ32と、コン
パレータ31の出力とコンパレータ32の出力の論理積
演算を行い、その演算結果をガルバノミラーエラー信号
gとして出力するAND回路33とから主として構成さ
れている。
【0041】図5に示すように、回動角検出信号Vs は
コンパレータ31の反転入力端子に印加されると共に、
コンパレータ32の非反転入力端子に印加される。な
お、コンパレータ31の非反転入力端子には+Vr の基
準電圧が基準電圧発生器34を介して印加されている。
又、コンパレータ32の反転入力端子には−Vr の基準
電圧が基準電圧発生器35を介して印加されている。コ
ンパレータ31の出力はAND回路33の一方の入力端
子に送られる一方、コンパレータ32の出力はAND回
路33の他方の入力端子に送られる。
コンパレータ31の反転入力端子に印加されると共に、
コンパレータ32の非反転入力端子に印加される。な
お、コンパレータ31の非反転入力端子には+Vr の基
準電圧が基準電圧発生器34を介して印加されている。
又、コンパレータ32の反転入力端子には−Vr の基準
電圧が基準電圧発生器35を介して印加されている。コ
ンパレータ31の出力はAND回路33の一方の入力端
子に送られる一方、コンパレータ32の出力はAND回
路33の他方の入力端子に送られる。
【0042】例えば、ガルバノミラー11がPの向き又
はQの向きに上記許容限界値内で回動している場合、即
ち、回動角検出信号Vs が+Vr よりも小さく、且つ−
Vr よりも大きい(−Vr <Vs <+Vr )場合、コン
パレータ31の出力はハイレベルになると共に、コンパ
レータ32の出力もハイレベルになる。したがって、A
ND回路33からのガルバノミラーエラー信号gはハイ
レベルになる。
はQの向きに上記許容限界値内で回動している場合、即
ち、回動角検出信号Vs が+Vr よりも小さく、且つ−
Vr よりも大きい(−Vr <Vs <+Vr )場合、コン
パレータ31の出力はハイレベルになると共に、コンパ
レータ32の出力もハイレベルになる。したがって、A
ND回路33からのガルバノミラーエラー信号gはハイ
レベルになる。
【0043】又、ガルバノミラー11がPの向き又はQ
の向きに回動し、上記許容限界値を越えると、回動角検
出信号Vs はVr の絶対値よりも大きくなる。例えば、
回動角検出信号Vs が+Vr よりも大きい(Vs >+V
r )場合、コンパレータ31の出力はローレベルになる
と共に、コンパレータ32の出力はハイレベルになる。
したがって、AND回路33からのガルバノミラーエラ
ー信号gはローレベルになる。一方、回動角検出信号V
s が−Vr よりも小さい(−Vr >Vs )場合、コンパ
レータ31の出力はハイレベルになると共に、コンパレ
ータ32の出力はローレベルになる。したがって、AN
D回路33からのガルバノミラーエラー信号gはローレ
ベルになる。
の向きに回動し、上記許容限界値を越えると、回動角検
出信号Vs はVr の絶対値よりも大きくなる。例えば、
回動角検出信号Vs が+Vr よりも大きい(Vs >+V
r )場合、コンパレータ31の出力はローレベルになる
と共に、コンパレータ32の出力はハイレベルになる。
したがって、AND回路33からのガルバノミラーエラ
ー信号gはローレベルになる。一方、回動角検出信号V
s が−Vr よりも小さい(−Vr >Vs )場合、コンパ
レータ31の出力はハイレベルになると共に、コンパレ
ータ32の出力はローレベルになる。したがって、AN
D回路33からのガルバノミラーエラー信号gはローレ
ベルになる。
【0044】なお、ガルバノミラーエラー信号gがハイ
レベルの時には所定の光強度の光スポットが所望のトラ
ック上に集光される一方、ガルバノミラーエラー信号g
がローレベルの時には所定光強度より小さい光強度の光
スポットが所望のトラック上に集光される。
レベルの時には所定の光強度の光スポットが所望のトラ
ック上に集光される一方、ガルバノミラーエラー信号g
がローレベルの時には所定光強度より小さい光強度の光
スポットが所望のトラック上に集光される。
【0045】即ち、図示しない制御装置(例えば、CP
U)は、このガルバノミラーエラー信号gを監視してお
り、該信号gがハイレベルからローレベルに変化したこ
と(エラー発生)を検出すると、図6で示すスイッチ回
路46(制御手段)に制御信号fを送るようになってい
る。この制御信号fに基づいて、スイッチ回路46が接
点46aから接点46bに切り換えられ、前記したよう
に、差動増幅器44の反転入力端子に基準電圧eR が印
加され、電圧Vd の大きさが基準電圧eR の大きさに略
等しくなるように半導体レーザ41の出射光Lb の光強
度が制御される。この結果、光ディスク上に集光される
光スポットは、再生用の光強度に切り換えられるので、
記録動作または消去動作が中断される。
U)は、このガルバノミラーエラー信号gを監視してお
り、該信号gがハイレベルからローレベルに変化したこ
と(エラー発生)を検出すると、図6で示すスイッチ回
路46(制御手段)に制御信号fを送るようになってい
る。この制御信号fに基づいて、スイッチ回路46が接
点46aから接点46bに切り換えられ、前記したよう
に、差動増幅器44の反転入力端子に基準電圧eR が印
加され、電圧Vd の大きさが基準電圧eR の大きさに略
等しくなるように半導体レーザ41の出射光Lb の光強
度が制御される。この結果、光ディスク上に集光される
光スポットは、再生用の光強度に切り換えられるので、
記録動作または消去動作が中断される。
【0046】なお、その後、ガルバノミラー11がPの
向き又はQの向きに回動し、回動角検出信号Vs が上記
許容限界範囲内に復帰すると、スイッチ回路46がスイ
ッチングされて接点46bから接点46aに切り換えら
れ、差動増幅器44の反転入力端子に基準電圧eW が印
加される。この結果、電圧Vd の大きさが基準電圧eW
の大きさに略等しくなるように半導体レーザ41の出射
光Lb の光強度が制御されるので、記録動作または消去
動作が再開される。
向き又はQの向きに回動し、回動角検出信号Vs が上記
許容限界範囲内に復帰すると、スイッチ回路46がスイ
ッチングされて接点46bから接点46aに切り換えら
れ、差動増幅器44の反転入力端子に基準電圧eW が印
加される。この結果、電圧Vd の大きさが基準電圧eW
の大きさに略等しくなるように半導体レーザ41の出射
光Lb の光強度が制御されるので、記録動作または消去
動作が再開される。
【0047】なお、スイッチ回路46のスイッチング
は、制御装置を介する代わりに、上記ガルバノミラーエ
ラー信号gにより直接行ってもよい。又、エラー発生を
検出した場合、半導体レーザ41の出射光Lb の光強度
を再生用に切り換える代わりに、出射光Lb の出力をO
FFしてもよい。
は、制御装置を介する代わりに、上記ガルバノミラーエ
ラー信号gにより直接行ってもよい。又、エラー発生を
検出した場合、半導体レーザ41の出射光Lb の光強度
を再生用に切り換える代わりに、出射光Lb の出力をO
FFしてもよい。
【0048】上記の構成によれば、ガルバノミラー11
がPの向き又はQの向きに回動し、上記許容限界値を越
えると、光ディスク上に集光される光スポットは、再生
用の光強度に切り換えられて、記録動作または再生動作
が中断される。その後、回動角検出信号Vs が上記許容
限界範囲内に復帰すると、記録動作または消去動作が再
開される。
がPの向き又はQの向きに回動し、上記許容限界値を越
えると、光ディスク上に集光される光スポットは、再生
用の光強度に切り換えられて、記録動作または再生動作
が中断される。その後、回動角検出信号Vs が上記許容
限界範囲内に復帰すると、記録動作または消去動作が再
開される。
【0049】以上のように、本実施例の構成によれば、
ガルバノミラー11がPの向き又はQの向きに回動し、
上記許容限界値を越えたことを検出するガルバノミラー
エラー信号生成回路を備えているので、ガルバノミラー
11が限界値を越えて回動すると、スイッチ回路46に
より光スポットの光強度が記録用(または消去用)から
再生用に切り換えられる。これにより、常に、適切でな
い光強度での記録、又は消去動作を回避できるので、品
質の高い光ディスク装置を提供できる。
ガルバノミラー11がPの向き又はQの向きに回動し、
上記許容限界値を越えたことを検出するガルバノミラー
エラー信号生成回路を備えているので、ガルバノミラー
11が限界値を越えて回動すると、スイッチ回路46に
より光スポットの光強度が記録用(または消去用)から
再生用に切り換えられる。これにより、常に、適切でな
い光強度での記録、又は消去動作を回避できるので、品
質の高い光ディスク装置を提供できる。
【0050】なお、記録動作時、或いは消去動作時のガ
ルバノミラー11の回動角異常だけではなく、再生動作
時にも同様な制御を行い、再生時にガルバノミラー11
がPの向き又はQの向きに回動し、上記許容限界値を越
えたことを検出すると、再生動作を中断するようにして
もよい。これにより、再生動作の信頼性を向上すること
ができる。
ルバノミラー11の回動角異常だけではなく、再生動作
時にも同様な制御を行い、再生時にガルバノミラー11
がPの向き又はQの向きに回動し、上記許容限界値を越
えたことを検出すると、再生動作を中断するようにして
もよい。これにより、再生動作の信頼性を向上すること
ができる。
【0051】又、上記実施例では、ガルバノミラー11
の回動角の検出を発光素子12および2分割光検出器1
3により行う例について説明したが、本発明はこれに限
定されるものではなく、その他の手段、例えばPSD
(Position Sensing Device )や、機械的な位置検出器
を使用してガルバノミラー11の回動角を検出するよう
にしてもよい。
の回動角の検出を発光素子12および2分割光検出器1
3により行う例について説明したが、本発明はこれに限
定されるものではなく、その他の手段、例えばPSD
(Position Sensing Device )や、機械的な位置検出器
を使用してガルバノミラー11の回動角を検出するよう
にしてもよい。
【0052】
【発明の効果】本発明は、以上のように、回動により反
射光路を変え、記録媒体上に光ビームを導く光路変更手
段と、この光路変更手段の回動角を検出し、検出された
回動角が、光ビームにおける光スポット強度の許容限界
値に応じた所定範囲を越えた場合にエラー信号を出力す
るエラー検出手段と、上記エラー信号に基づいて情報の
記録又は消去の動作を停止する制御手段とを備えた構成
である。
射光路を変え、記録媒体上に光ビームを導く光路変更手
段と、この光路変更手段の回動角を検出し、検出された
回動角が、光ビームにおける光スポット強度の許容限界
値に応じた所定範囲を越えた場合にエラー信号を出力す
るエラー検出手段と、上記エラー信号に基づいて情報の
記録又は消去の動作を停止する制御手段とを備えた構成
である。
【0053】それゆえ、光路変更手段が所定範囲内の回
動角にある時のみ、最適な光強度の光ビームがトラック
上に導かれるので、光ビームの光強度が変化しなくな
り、安定した記録又は消去を行うことができる。したが
って、所定範囲外の光強度の光ビームがトラック上に導
かれることがなくなり、情報の記録不良、或いは消去不
良を未然に回避できるので、記録情報の信頼性が著しく
向上すると共に、消去時に情報を完全に消去できるとい
う効果を併せて奏する。
動角にある時のみ、最適な光強度の光ビームがトラック
上に導かれるので、光ビームの光強度が変化しなくな
り、安定した記録又は消去を行うことができる。したが
って、所定範囲外の光強度の光ビームがトラック上に導
かれることがなくなり、情報の記録不良、或いは消去不
良を未然に回避できるので、記録情報の信頼性が著しく
向上すると共に、消去時に情報を完全に消去できるとい
う効果を併せて奏する。
【図1】本発明の光ディスク装置の要部構成を示すブロ
ック図である。
ック図である。
【図2】図1の2分割光検出器の拡大図である。
【図3】図2の2分割光検出器の出力電流の位置特性を
示す説明図である。
示す説明図である。
【図4】上記の光ディスク装置の回動角検出信号Vs が
ガルバノミラーの回動角の変化に伴ってどのように変化
するかを示す説明図であり、図4(a)はガルバノミラ
ーの回動角と光ディスク上に集光される光スポットの光
強度との関係を示し、図4(b)はガルバノミラーの回
動角と回動角検出信号Vs との関係を示す。
ガルバノミラーの回動角の変化に伴ってどのように変化
するかを示す説明図であり、図4(a)はガルバノミラ
ーの回動角と光ディスク上に集光される光スポットの光
強度との関係を示し、図4(b)はガルバノミラーの回
動角と回動角検出信号Vs との関係を示す。
【図5】許容限界値を越えるほどガルバノミラーが回動
したことを検出する、本発明に係るガルバノミラーエラ
ー信号生成回路の構成例を示す回路図である。
したことを検出する、本発明に係るガルバノミラーエラ
ー信号生成回路の構成例を示す回路図である。
【図6】本発明と従来の技術を共に説明するものであ
り、自動出射光強度制御を行うための構成例を示す回路
図である。
り、自動出射光強度制御を行うための構成例を示す回路
図である。
【図7】従来の光磁気ディスク装置の構成を示すブロッ
ク図である。
ク図である。
【図8】図7の光磁気ディスク装置の問題点を説明する
説明図である。
説明図である。
11 ガルバノミラー(光路変更手段) 12 発光素子 13 2分割光検出器 16 差動増幅器 33 AND回路(エラー検出手段) 46 スイッチ回路(制御手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−34134(JP,A) 特開 昭57−150144(JP,A) 特開 平2−189731(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G11B 7/09 - 7/095 G11B 7/00
Claims (1)
- 【請求項1】回動により反射光路を変え、記録媒体上に
光ビームを導く光路変更手段と、 光路変更手段の回動角を検出し、検出された回動角が、
光ビームにおける光スポット強度の許容限界値に応じた
所定範囲を越えた場合にエラー信号を出力するエラー検
出手段と、 上記エラー信号に基づいて情報の記録又は消去の動作を
停止する制御手段とを備えたことを特徴とする光ディス
ク装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4000612A JP2795571B2 (ja) | 1992-01-07 | 1992-01-07 | 光ディスク装置 |
CA002085756A CA2085756C (en) | 1992-01-07 | 1992-12-18 | Optical disk apparatus |
US07/998,736 US5383174A (en) | 1992-01-07 | 1992-12-30 | Optical disk apparatus |
KR1019930000067A KR960007231B1 (ko) | 1992-01-07 | 1993-01-06 | 광 디스크 장치 |
EP93300091A EP0551194B1 (en) | 1992-01-07 | 1993-01-07 | Optical disk apparatus |
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---|---|---|---|
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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KR (1) | KR960007231B1 (ja) |
CA (1) | CA2085756C (ja) |
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KR0160628B1 (ko) * | 1993-06-18 | 1999-02-01 | 김광호 | 레이저 다이오드 구동 방법 및 장치 |
US6333910B1 (en) * | 1997-10-31 | 2001-12-25 | Asahi Kogaku Kogyo Kabushiki Kaisha | Optical system for optical disc drive |
DE102016200505A1 (de) * | 2016-01-16 | 2017-07-20 | Robert Bosch Gmbh | Mikrospiegelvorrichtung |
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