JP2794814B2 - 管の取替接続方法 - Google Patents

管の取替接続方法

Info

Publication number
JP2794814B2
JP2794814B2 JP21998389A JP21998389A JP2794814B2 JP 2794814 B2 JP2794814 B2 JP 2794814B2 JP 21998389 A JP21998389 A JP 21998389A JP 21998389 A JP21998389 A JP 21998389A JP 2794814 B2 JP2794814 B2 JP 2794814B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tapered surface
plate
pipe
small
step portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP21998389A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0386388A (ja
Inventor
実 山田
秋雄 手島
達雄 斉藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by IHI Corp filed Critical IHI Corp
Priority to JP21998389A priority Critical patent/JP2794814B2/ja
Publication of JPH0386388A publication Critical patent/JPH0386388A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2794814B2 publication Critical patent/JP2794814B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Non-Disconnectible Joints And Screw-Threaded Joints (AREA)
  • Butt Welding And Welding Of Specific Article (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、圧力容器、ボイラ熱交換器、管寄せ等の管
を取替える場合の管の取替接続方法に関するものであ
る。
[従来の技術] 圧力容器、ボイラ熱交換器、管寄せ等の管が腐食した
ため、その管を取替える場合に従来は、管の取替部分を
切断し、残存している管に新規な管を溶接するがいずれ
も直接作業可能な環境が必要である。原子力等の強い放
射線雰囲気では管の交換、位置決め、溶接など全て遠隔
で行わねばならず簡便かつ確実な管の位置決め法が必要
である。
[発明が解決しようとする課題] 管の溶接箇所が高所であったり、管が密集していたり
して人が近付けない狭隘な箇所や放射線雰囲気中での溶
接の場合、テレビカメラで見ながら位置決めすると取付
精度を良くすることがむずかしく、特に肉薄管の場合に
は正確に位置決めするのが困難であった。
本発明は、人が近付けない箇所での管の取替を簡便か
つ正確に位置決めししかも精度よく溶接できるようにし
た管の取替接続方法を提供することを目的とするもので
ある。
[課題を解決するための手段] 本発明は、板体を貫通し該板体の一面側で該板体に溶
接された既設管を前記板体の肉厚内で切断して該板体の
他面側に突出している管を前記板体から抜き取った後、
該板体の前記一面側に溶接されて残存している既設管の
切断端部内面に前記板体の他面側に向って拡開する内側
テーパー面を形成し、端部に小径段部を有する新規な管
の該小径段部の外面に前記端部に向って縮径し前記内側
テーパー面と密接する外側テーパー面を形成し、前記新
規な管の外側テーパー面を前記内側テーパー面に嵌入
し、次に低入熱で前記新規な管の小径段部先端のみの全
周を前記内側テーパー面に拘束溶接した後、高入熱で前
記小径段部の外周全体を前記残存している既設管に本溶
接することを特徴とする管の取替接続方法である。
[作用] 既設管の内側テーパー面と新規な管の外側テーパー面
とにより、既設管と新規な管の位置合わせが容易、正確
に行われる。又、新規な管の小径段部先端を低入熱で既
設管の内側テーパー面に拘束溶接により接続してから、
高入熱での本溶接を行うと、熱の伝達が良好に行われて
溶接精度が向上される。
[実 施 例] 以下、本発明の実施例を、図面を参照して説明する。
第3図において1は板体であって、圧力容器、ボイラ
熱交換器、管寄せ等の本体を構成するものであり、既設
管2が貫通していて、既設管2は板体1の図における上
面側で溶接3により板体1に固着されている。
第3図において板体1の上方が、板体1によって構成
されている圧力容器、ボイラ熱交換器、管寄せ等の本体
の外側であり、板体1の下方が本体の内部側とし、板体
1より下方の本体の内部側において、腐食等による既設
管2の取替を必要とする原因が生じたものとする。
まず、細長い切断トーチ4を既設管2内に差込み、板
体1の肉厚5内で切断トーチ4によって既設管2を切断
し、板体1の下方に突出している管2′を板体1から抜
き取ると、第4図に示すように既設管2の切断端部6は
板体1の肉厚5内に位置し、切断端部6より上方の板体
1の上面側で溶接3によって板体1に固着されている既
設管2が残存することになる。そこでこの残存している
既設管2の切断端部6の内面に、第5図に示すように板
体1の下面側に向って拡開する内側テーパー面7を削成
し、さらに下方の管2′を抜き取った跡の板体1の孔8
の下端にも、下方に向って拡開するテーパー面9を削成
する。
一方、抜き取って除去した管2′に代って取替接続す
る新規な管を準備する。第6図に示すように新規な管10
は、今まで使用されていた管2′の内径及び外径と同じ
内径と外径とを有しているが、上端部には内径及び外径
を若干小さくした小径段部11が形成されている。この小
径段部11の外面には、第7図に示すように上端に向って
縮径し、前述した第5図の内側テーパー面7と同じ勾配
の外側テーパー面12を削成する。
このように上端部の小径段部11の外面に外側テーパー
面12を形成した新規な管10の上端部を板体1の下面側か
ら孔8(第5図参照)内に挿入する。孔8が人の近付け
ない箇所でテレビカメラを見ながらの挿入作業であって
も、板体1のテーパー面9及び既設管2の切断端部6に
おける内側テーパー面7が新規な管10の小径段部11に形
成した外側テーパー面12を誘導案内するので、新規な管
10は孔8内に正確に挿入されることとなり、同じ勾配の
内側テーパー面7と外側テーパー面12とは第8図に示す
ように溶接した嵌入状態となる。
次に第3図に示した切断トーチ4と同様な細長い溶接
トーチを新規な管10内に差込み、低入熱で新規な管10の
小径段部11の先端のみの全周を、内側テーパー面7の上
部に拘束溶接13する。この低入熱の溶接13によって熱が
管2,10に分散入熱し、新規な管10は小径段部11の上端部
が溶融し既設管2に拘束された状態となり、内側テーパ
ー面7と外側テーパー面12とは密接状態を保持し、新規
な管10の中心軸線と残存している既設管2の中心軸線と
は一直線になり、新規な管10は高い精度で所定の位置に
位置決めされることになる。
拘束溶接13を行った後、同じ溶接トーチを用い高入熱
で本溶接14を行うと、直前の低入熱の溶接13で予熱され
た状態になっている小径段部11は、良好な伝熱により外
側全体が第9図に示すように既設管2の内側テーパー面
7に固着される。この際必要に応じて溶接トーチを所定
量下側に移動しながら溶接すると、外周溶接を行うこと
ができる。
このようにして第1図に示すように、板体1の部分で
既設管2に対し新規な管10を正確に取替接続することが
できる。
第2図は残存している既設管2に対し、新規な管10の
管肉厚が薄く、管10の外径が既設管2の外径よりも若干
小さい場合であって、同じ方法により取替接続したもの
である。
[発明の効果] 本発明は、残存している既設管の内面に形成した内側
テーパー面と、新規な管の小径段部の外面に形成した外
側テーパー面とにより新規な管が正確な位置に誘導案内
され、精度良く溶接接続される。
また低入熱の拘束溶接により内側テーパー面と外側テ
ーパー面とが密接した状態で新規な管の位置決めが行わ
れ、低入熱の拘束溶接は本溶接の予熱となり、高入熱に
よる本溶接の際の熱エネルギーの均一な伝熱を促進して
片溶けと変形を防ぎ、本溶接の熱エネルギーを減少でき
る効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は本発明の方法によって管の取替接続を
完了した状態を示す断面図、第3図ないし第9図は本発
明の方法の順序を示す断面図である。 図中、1は板体、2は既設管、2′は管、3は溶接、5
は肉厚、6は切断端部、7は内側テーパー面、10は新規
な管、11は小径段部、12は外側テーパー面、13は拘束溶
接、14は本溶接を示す。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭50−143746(JP,A) 実開 平2−53875(JP,U) 実開 平2−85090(JP,U) 特公 昭36−17966(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B23K 33/00,31/00,9/028 F16L 13/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】板体を貫通し該板体の一面側で該板体に溶
    接された既設管を前記板体の肉厚内で切断して該板体の
    他面側に突出している管を前記板体から抜き取った後、
    該板体の前記一面側に溶接されて残存している既設管の
    切断端部内面に前記板体の他面側に向って拡開する内側
    テーパー面を形成し、端部に小径段部を有する新規な管
    の該小径段部の外面に前記端部に向って縮径し前記内側
    テーパー面と密接する外側テーパー面を形成し、前記新
    規な管の外側テーパー面を前記内側テーパー面に嵌入
    し、次に低入熱で前記新規な管の小径段部先端のみの全
    周を前記内側テーパー面に拘束溶接した後、高入熱で前
    記小径段部の外周全体を前記残存している既設管に本溶
    接することを特徴とする管の取替接続方法。
JP21998389A 1989-08-25 1989-08-25 管の取替接続方法 Expired - Lifetime JP2794814B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21998389A JP2794814B2 (ja) 1989-08-25 1989-08-25 管の取替接続方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21998389A JP2794814B2 (ja) 1989-08-25 1989-08-25 管の取替接続方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0386388A JPH0386388A (ja) 1991-04-11
JP2794814B2 true JP2794814B2 (ja) 1998-09-10

Family

ID=16744085

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21998389A Expired - Lifetime JP2794814B2 (ja) 1989-08-25 1989-08-25 管の取替接続方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2794814B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0386388A (ja) 1991-04-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6955286B2 (en) Use of silver-copper-palladium brazing alloys
JPH06230167A (ja) 原子炉の圧力容器のカバーを貫通するノズルの交換方法
US3628923A (en) Method of making header joint for a clad tubulation
US3608173A (en) Method for securing a tube in a tubesheet
JPS62293095A (ja) 管プラグ
US3670140A (en) Joining of tubes to tube plates
JP2794814B2 (ja) 管の取替接続方法
US5404632A (en) Method of forming flexible metal hose connector
US3198556A (en) Brazed joint and method of making the same
US4264801A (en) Method of welding tube to header of heat exchanger
JPH10296433A (ja) アルミニウムパイプの高周波ろう付方法
JP3438146B2 (ja) アルミニウム管とステンレス鋼管とのろう付方法
JP3893613B2 (ja) マーキング治具、寸法確認治具およびフレアレス式管継手の締め付け方法
EP0026434A1 (en) Method of welding tube to tube plate
CN112719535A (zh) 一种管子管板堵头及焊接方法
HUT53954A (en) Joint for steel tubes
US4559436A (en) Heat exchanger tube repair
JPS61111726A (ja) 鋼管の管端加工方法
US4183558A (en) Method for welding by pressure one or more pipes to a plate in one process
US1894153A (en) Pressure gauge
EP0035492B1 (en) Improved method of forming a socket weld
JP2577224B2 (ja) 溶接装置
GB2155381A (en) A tube welding torch assembly
JPH1034330A (ja) 管と管の溶接構造物およびその作製方法
JP2647472B2 (ja) 薄肉管の継手製造方法