JP2794239B2 - 焼成パンの切断処理方法 - Google Patents
焼成パンの切断処理方法Info
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Description
する焼成パンの切断処理方法に係り、特に、焼成時にお
けるパン生地の窯伸びの方向を考慮して切断するように
した焼成パンの切断処理方法に関する。
ば、直方体状に形成される食パンの場合で説明すると、
パン生地を型に入れて焙炉及び焼成し、その後、この焼
成パンを型抜きしてコンベアに載せ、このコンベアでそ
のまま搬送するとともに、該コンベアで搬送された焼成
パンを搬送された姿勢でスライサーのカッターにより所
定のピッチで板状に切断している。
三斤食パンを例に挙げれば、焼成パンの長手方向に対し
直角の方向に切断する方法(図12)、焼成パンの長手
方向と同一の方向に縦に切断する方法がある(特開平1
−317377号公報掲載)。従来は、図12に示すよ
うに、これらの切断は、型抜きの関係上、オーブンでの
焼成時におけるパン生地の鉛直方向への窯伸びと同一の
方向Pにスライサーのカッターを挿入させて切断してい
る。
されて製品となり、あるいは、サンドイッチ等を作る二
次製造工程へ送られる。焼成パンを長手方向に沿って切
断した場合には、特に、複数枚の切断したパン片の間に
バター、クリーム、ジャム、野菜、ハム等の具を挿入し
たサンドイッチを大量生産する際に、作業性や生産性の
点で有効である。
料の混捏から成形(モールディング)までの各工程を終
えたパン生地は、その後焙炉と焼成の工程を経ることに
なる。成形を終えたパン生地は、その直前に圧延(ガス
抜き)工程を経ているため、それまでの醗酵の工程で生
成されたガスが抜けており、その比重も混捏直後のそれ
に接近している。
nal proofing)ともいい、この成形後のパ
ン生地を比較的に高温、多湿のイーストの醗酵に最適な
条件下で醗酵させて、パン生地中に炭酸ガスを充満させ
るとともに、パン生地の膨張を促し、最後の焼成に備え
る工程である。この焙炉によって焼き上がった最終製品
の約7,8割方の容積までパン生地の膨張を図る。
げる工程であり、焼成工程でパン生地には窯伸びという
現象が生じる。この焼成によって、焙炉の残りの部分の
パン生地の膨張を図る。
ング(oven spring)ともいうが、焼成時に
おいてオーブンの中でパン生地が急速に膨化する現象の
ことである。窯伸びは、パン生地をオーブンの中に入れ
てから数分で始まり、パン生地が固化する温度まで続
く。
で膨化した状態の形状を維持しているが、これは、前述
した通り、パン生地の固化作用によるものである。これ
に伴い、パン生地の固化作用が進行するにつれて、パン
生地中に展開しているグルテン網の膨張が抑制され、停
止する。
は、小さな無数の気泡膜が蜂の巣状のネットワークを形
成して存在している。これは、焙炉によって、パン生地
の小麦グルテンが粘性と弾性のある三次元的な網目構造
を形成し、この個々の網目内に醗酵により生成せられた
炭酸ガスを捉えて、この網目構造の薄い小麦グルテンの
膜を膨張させて海綿状とするからである。このように焙
炉を終えたパン生地を瞬間凍結し、縦に切断して、その
切断面を観察すると、小さな無数の気泡膜はほとんど円
形に近いわずかな楕円形の形状を呈している。これは、
焙炉工程においては、焼成工程に比較して、パン生地の
膨張が緩慢に進行するとともに、縦の方向だけでなく横
の方向にもかなり膨張するからである。
ているパン生地を焼成すると、主としてこの気泡膜に捉
えられていた炭酸ガス、空気、水、アルコールが気化す
る際に気泡膜を膨張させ、パン生地を膨化させる。これ
が窯伸びの原因である。そして、この窯伸びは、パン生
地の横方向よりも、その鉛直(高さ)方向に著しく生じ
る。これは、焼成工程においては、焼成型に入れられて
焙炉を終えたパン生地は、既に焼成型内で横方向に充満
しており、これ以上著しく横方向へ膨張するのを抑制さ
れるからであり、また、過熱によって生じる鉛直方向へ
の膨張も短時間で急速に進行するからである。従って、
このように焼成を終えたパン生地を縦に切断して、その
切断面を観察すると、図13に示すように、気泡は縦に
長い楕円形の形状を呈している。
れている状態,その在り方をスダチといい、スダチがよ
いとは、この気泡膜が薄く、かつ、この気泡が均一の大
きさで整然と形成されている状態のことをいう。スダチ
は、窯伸びと同様、パン生地の横方向よりも、鉛直(高
さ)方向に方向性をもって著しく生じる。この理由は、
前述した通りである。
技術により切断されたパン片は、図13に示すように、
焼成パンの鉛直方向への窯伸びすなわちスダチの長手方
向と同一の方向に切断されていることから、パン片にあ
る特徴的な性質を与えている。このパン片は、その切断
面に対してほぼ直角に加えられる押圧力に対する応力が
弱く、また、スダチの方向に相対する両側の耳(クラス
ト)を反対側へ引っ張るような張力に対する抵抗力が比
較的強く現れる。従って、このパン片を食べたときに
は、クラムが柔らかいとか、クラムのひきが強く感じら
れるために食べごたえがあるとかがその特徴であるとさ
れてきている。
を食べたときに、クラムが柔らかい等とかの性質を付与
したが、クラムにさくさくした歯切れの良好さ、歯応え
を求める消費者の嗜好を満足するものではなかった。
ン片は、サンドイッチを作るときなど切断されたパン片
に加工を加えるときにクラムが潰れ易く、又、これを注
意深く取り扱わなければならなかった。
注意深く加工したとしても、その後の保管、配送、陳
列、販売等での取扱いにおいても潰れ易いという難点が
あった。
ので、その課題は、切断された焼成パンの切断面に対し
てほぼ直角に加えられる押圧力に対する応力を強くし、
もって、パン片を食べたときにさくさくした歯切れの良
好さ、歯応えを付与し、また、サンドイッチを作るとき
など切断された比較的薄いパン片を、その加工工程で潰
れにくくし、形の崩れない製品を製造できるようにする
とともに、その後の保管、配送、陳列、販売等での取扱
いにおいても潰れにくくする点にある。
るための本発明の手段は、パン生地を型に入れて焙炉及
び焼成した後、型抜きして得られた焼成パンを板状に切
断する焼成パンの切断処理方法において、焼成時にパン
生地の窯伸びにより生じるスダチの長手方向に対し、略
直角の方向に切断する焼成パンの切断処理方法にある。
した後、型抜きして得られた焼成パンをコンベアで搬送
する搬送工程と、該コンベアで搬送された焼成パンを搬
送された姿勢でカッターにより所定のピッチで板状に切
断する切断工程とを備えた焼成パンの切断処理方法にお
いて、切断工程の前に、焼成時にパン生地の窯伸びによ
り生じるスダチの長手方向がカッタの切断面に対して略
直交するよう焼成パンの向きを変える方向変換工程を設
けたものである。
れば、焼き上がったパン塊をパン片に切断する際に、焼
成時におけるパン生地の鉛直方向への窯伸びすなわちス
ダチの方向に対し、ほぼ直角の方向に切断するようにし
たことによって、スダチが、切断されたパン片の切断面
に略円形に現れる空洞になり、そのため、パン片の切断
面に対してほぼ直角に加えられる押圧力に対する応力が
強く、又、このパン片の耳(クラスト)をつかんで前後
又は左右に引っ張る張力への抵抗力が弱く現れるパン片
にすることができる。
係る焼成パンの切断処理方法について説明する。この実
施例に係る焼成パンの切断処理方法は、直方体状に形成
される食パンの切断処理方法である。図1に示すよう
に、混捏,醗酵,分割,丸目,ねかし,圧延(ガス抜
き),巻き込み,折り畳みの各工程を経て形成されたパ
ン生地を型詰めする。型は直方体状の箱型に形成され、
生地の塊が数個入れられて蓋がかぶせられる。
る。この焼成時には、上述したように、パン生地内にお
いて、炭酸ガス、空気、水、アルコールが気化する際に
気泡膜が膨張し、パン生地が膨化させられる窯伸びが生
じる。この窯伸びは、パン生地の横方向よりも、その鉛
直(高さ)方向に著しく生じる。これにより、パン生地
内には、気泡膜鉛直方向の縦に長い楕円形の気泡のスダ
チとして成長する。
示すように、型抜き工程(a)は、焼成パンBを、蓋を
外した後型を逆さにして、焼成パンの長手方向をベルト
コンベアの進行方向に対して直交させて該ベルトコンベ
ア1に載置する。この場合、焼成パンの鉛直方向への窯
伸びすなわちスダチの方向Pは鉛直方向に沿う。なお、
図1において焼成パンに付した黒点Mは焼成時に鉛直上
側に位置した側を示す。そして、順次型抜きして得られ
た焼成パンをコンベア1で搬送する搬送工程(b)に移
行する。搬送工程(b)では、焼成パンを数十分冷却し
てある程度固くする。
設けられている。方向変換工程は、焼成時にパン生地の
窯伸びにより生じるスダチの長手方向が後述するカッタ
の切断面に対して略直交するよう焼成パンBの向きを変
えるものであり、二つの工程からなる。第一の方向変換
工程(c)は、焼成パンを、その長手方向をベルトコン
ベアの進行方向に対して直交させた状態で、90度回転
させる。この回転は、段差のあるベルトコンベアに載せ
変えることにより行なう。第二の方向変換工程(d)
は、この焼成パンを、その長手方向がベルトコンベアの
進行方向に沿うように、方向を変える。この変換は、9
0度進行方向の異なるベルトコンベアに載せ変えること
により行なう。この場合、90度進行方向の異なるベル
トコンベアには、焼成パンが3個並載される。
にはいる。切断工程(e)は、例えば、図2に示すよう
に、糸鋸状の連続する複数のカッターを上記コンベア1
の搬送面に対して直交させるとともに、所定のピッチで
列設し、搬送された焼成パンBを搬送された姿勢で所定
のピッチで板状に切断するものである。このカッターに
よる切断により、図3に示すように、焼成パンBは、そ
の長手方向に沿って切断される。そのため、焼成時にパ
ン生地の窯伸びにより生じるスダチの長手方向Pがカッ
ターの切断面に対して略直交する。
れて製品となり、あるいは、サンドイッチ等を作る二次
製造工程へ送られる。この場合、切断された焼成パン
は、焼成時におけるパン生地の鉛直方向への窯伸びすな
わちスダチの長手方向Pに対し、ほぼ直角の方向に切断
されているので、図4に示すように、スダチ3が、切断
されたパン片の切断面に円形となって現われる空洞にな
っており、そのため、パン片の切断面に対してほぼ直角
に加えられる押圧力に対する応力が強く、また、このパ
ン片の耳(クラスト)をつかんで前後又は左右に引っ張
る張力への抵抗力が弱く現れるパン片にすることができ
る。
(a)で、焼成パンBを、焼成パンの鉛直方向への窯伸
びすなわちスダチの方向Pがコンベア1の進行方向に沿
うように該コンベア1に載置し、上記第二の方向変換工
程と同様の方向変換工程(d)により、この焼成パン
を、その長手方向がベルトコンベアの進行方向に沿うよ
うに、方向を変えるようにしても良い。また、図1にお
いて、第一の方向変換工程(c)を単独で採用しない
で、第二の方向変換工程(d)で、進行方向が直交する
2つのベルトコンベアの高低差を調整することによっ
て、焼成パンをその長手方向がベルトコンベアの進行方
向に沿うように方向を変えると同時に、その上下左右の
配置を90度回転するようにしてもよい。更に、搬送工
程(b)中に、第一の方向変換工程(c)の前か、後に
スライサー2と同様のスライサーを別個に設けておい
て、直方体状の焼成パンBをその長手方向に対して直角
の方向に切断し、数個のパン塊としておく工程を介在さ
せることができる。
験例を示す。
採用して3斤食パンを焼き上げた。こうして焼き上げた
3斤食パンを、そのまま80分放置した後1斤に切断
し、焼成時におけるパン生地の鉛直方向への窯伸びに対
し、ほぼ直角の方向にスライス刃を挿入して切断した。
このとき、バンドスライサーを使用した。また、各1パ
ン片が19mmの厚さとなるように切断した。
ン生地作成工程を採用して3斤食パンを焼き上げた後、
焼成時におけるパン生地の鉛直方向への窯伸びと同一の
方向にスライサーのカッターを挿入させて切断した2つ
の例、すなわち、焼成パンの長手方向に対し直角の方向
に切断する方法(従来技術I)、焼成パンの長手方向と
同一の方向に縦に切断する方法(従来技術II)を採用
して切断したパン片を用いた。そして、本願発明を採用
して切断したパン片と、従来技術I,従来技術IIを採
用して切断したパン片との間で、パン生地の応力および
張力の測定、官能試験を行い、その結果の比較を行っ
た。
従来技術Iおよび従来技術IIに係るパン片は、スダチ
が縦目すなわち縦方向に長い楕円形の形状を呈してお
り、これらの両者において大差はない。これに対し、本
願発明に係るパン片は、丸目すなわちほぼ円形の形状を
呈しており、前2者のそれとは際立って異なっている。
このスダチの形状の相違は以下の比較例における本願発
明と従来技術Iおよび従来技術IIとの相違と直接関係
している。
技術IIを採用して切断した各々のパン片について、そ
の応力を比較した。
業社製)を使用した。本願発明、従来技術I、従来技術
IIを採用して切断した各々のパン片を直径20mmの
円盤形プランジャーで一定スピード(2cm/分)にて
押圧し、パン片の応力を測定した。この測定は、トース
ト前の生のパン片とトースト後のパン片について各々行
った。トースターは市販品(三菱電機ホーム機器社製B
O−B5M形)を電力900Wに設定して行った。この
測定の結果は、図7の通りである。
の生のパン片では、本願発明品の応力は、従来技術品
I、従来技術品IIの各応力に比較して、それぞれ3
倍、2.57倍以上強い。また、トースト後のパン片で
は、本願発明品の応力は、従来技術品I、従来技術品I
Iの各応力に比較して、それぞれ2.46,2.28倍
以上強い。従って、本願発明品は、従来技術II、従来
技術Iに比較して、トースト前の生のパン片、トースト
後のパン片のどちらにおいても、切断面に対してほぼ直
角の方向に対する押圧力に対する応力が強く、潰れにく
く、歯応えがある。
技術IIを採用して切断した各々のパン片について、そ
の張力を比較した。
を使用した。本願発明品、従来技術品I、従来技術品I
Iについて、各々のパン片の周縁の一片を固定して、他
方の片を反対側へ(従来技術Iおよび従来技術IIはス
ダチの方向へ)一定スピードにて(2cm/分)引っ張
り、パン片の張力を測定した。この測定の結果は、図8
の通りである。
の生のパン片では、本願発明品の張力は、従来技術品I
I、従来技術品Iの各張力に比較して、それぞれ0.6
倍、0.55倍以下と弱い。従って、本願発明品は、従
来技術II、従来技術Iに比較して、上記のような張力
への抵抗力が弱く、歯切れの良好さ、サクイ食感を有す
る。
た各々のパン片について、トースト前の生のパン片、ト
ースト後のパン片、2枚のパン片の間にロースハムを挿
入したサンドイッチを食べたときの官能試験を、風味、
歯応え、歯切れ、口溶け、柔らかさ、総合評価について
行った。
練を積んだ50名のパネラーによって行った。各パネラ
ーに本願発明品、従来技術品I、従来技術品IIの3品
のなかから、風味、歯応え、歯切れ、口溶け、柔らか
さ、総合評価の各評価項目ごとに最も優れていると思わ
れるものを一つ選択させるようにして行った。この結果
は図9の通りである。
は、従来技術品Iおよび従来技術品〓〓と同様の風味と
口溶けの良好さを維持しながらも、従来技術Iおよび従
来技術品〓〓よりも遥かに歯応えと歯切れが良好であ
り、総合評価も高い。
ト前の生のパン片の官能試験と同様に、訓練を積んだ5
0名のパネラーによって行った。この結果は図10の通
りである。
前の生のパン片の官能試験の結果と同様に、本願発明品
は、従来技術品Iおよび従来技術品IIと同様の風味と
口溶けの良好さを維持しながらも、従来技術品Iおよび
従来技術品IIよりも遥かに歯応えと歯切れが良好であ
り、総合評価も高い。
サンドイッチの官能試験は、上記の官能試験と同様に、
訓練を積んだ38名のパネラーによって行った。この結
果は図11の通りである。
品は、従来技術品Iと同様の風味と口溶けの良好さを維
持しながらも、従来技術品Iよりも遥かに歯応えと歯切
れが良好であり、総合評価も高い。
来の製パン法の原料配合とパン生地作成工程を採用して
製造することができる。焼成パンを切断する道具、装置
は、その種類如何を問わず、レシプロスライサー、バン
ドスライサー、超音波スライサー、パン用ナイフその他
の従来の道具、装置を採用することができる。焼成パン
を切断する方法は、焼成パンをその上下が焼成時におけ
ると同様に縦にし、スライス刃を横にして切断してもよ
いし、焼成パンを焼成時における状態から90度横転さ
せ、スライス刃を縦にして切断してもよいし、いずれの
方法でもよい。
の切断処理方法によれば、焼き上がった焼成パンを、焼
成時におけるパン生地の鉛直方向への窯伸びすなわちス
ダチの長手方向に対し、ほぼ直角の方向に切断するの
で、スダチがパン片の切断面に略円形として現われる空
洞になり、そのため、パン片の切断面に対してほぼ直角
に加えられる押圧力に対する応力が強くなる。そのた
め、パン片を食べたときにさくさくした歯切れの良好
さ、歯応えを付与できるとともに、サンドイッチを作る
ときなど切断された比較的薄いパン片が、その加工工程
で潰れにくくなり、形の崩れない製品を製造できる。ま
た、その後の保管、配送、陳列、販売等での取扱いにお
いても潰れにくくすることができるようになる。
を示す工程図である。
ンの切断状態を示す図である。
断された焼成パンを示す図である。
断された焼成パンの切断面を示す図である。
の変形例を示す工程図である。
成工程を示す図である。
るパン片とのパン生地の応力測定における比較結果を示
す図である。
るパン片とのパン生地の張力測定における比較結果を示
す図である。
るパン片との官能試験における比較結果を示す図であ
る。
係るパン片との官能試験における比較結果を示す図であ
る。
係るパン片との官能試験における比較結果を示す図であ
る。
切断状態を示す図である。
パンの切断面を示す図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 パン生地を型に入れて焙炉及び焼成した
後、型抜きして得られた焼成パンを板状に切断する焼成
パンの切断処理方法において、焼成時にパン生地の窯伸
びにより生じるスダチの長手方向に対し、略直角の方向
に切断することを特徴とする焼成パンの切断処理方法。 - 【請求項2】 パン生地を型に入れて焙炉及び焼成した
後、型抜きして得られた焼成パンをコンベアで搬送する
搬送工程と、該コンベアで搬送された焼成パンを搬送さ
れた姿勢でカッターにより所定のピッチで板状に切断す
る切断工程とを備えた焼成パンの切断処理方法におい
て、切断工程の前に、焼成時にパン生地の窯伸びにより
生じるスダチの長手方向がカッターの切断面に対して略
直交するよう焼成パンの向きを変える方向変換工程を設
けたことを特徴とする焼成パンの切断処理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4058757A JP2794239B2 (ja) | 1992-02-13 | 1992-02-13 | 焼成パンの切断処理方法 |
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Publications (2)
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JPH05228891A JPH05228891A (ja) | 1993-09-07 |
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