JP2793988B2 - より線状体の引取り方法及び装置 - Google Patents

より線状体の引取り方法及び装置

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JP2793988B2
JP2793988B2 JP17106796A JP17106796A JP2793988B2 JP 2793988 B2 JP2793988 B2 JP 2793988B2 JP 17106796 A JP17106796 A JP 17106796A JP 17106796 A JP17106796 A JP 17106796A JP 2793988 B2 JP2793988 B2 JP 2793988B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、吊構造用ケーブル
等の集束した複数本のストランドを加撚して形成される
より線状体を、「ストランド形状崩れ」を発生させずに
高品質が保たれた生姿の状態で連続的に繰り出させるこ
とができるより線状体の引取り方法及びその装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】より線状体例えば大径ケーブル19を製
造するには図8を参照して次のようにして行われる。前
工程で焼入れ、伸線、めっきの各処理が施されてボビン
に巻取られた素線は、より線機(図示せず)にかけられ
て撚り合わされたストランドが作られ、このストランド
をクローザ20(製綱機、図8(イ)参照)又はストラ
ンダ21(図8(ロ)参照)の撚線装置22にかけて心
線のまわりに撚り合わせることによってケーブル19に
仕上げられる。撚線装置22から繰り出されたケーブル
19は、回転駆動されるキャプスタンと呼ばれる引取装
置23によって引き出された後、巻取り台で自動配線装
置によって巻取りドラム24に均一に巻取られる。この
場合、ケーブル径が大きくなる程大きな径の引取装置2
3が必要であり、直径が数mに及ぶものが使用されるこ
とがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】大径の引取装置23
(キャプスタン)を用いた場合、設置スペースを広く占
有すること、駆動のための電力費が嵩むこと、クローザ
等の撚線装置側とのスピードマッチング制御が複雑であ
ること等により、ケーブルの製造コストが高くつく問題
がある。そこで、設置場所をあまり取らなくてコンパク
トな構造であり、また、引取り速度の制御も比較的簡単
であるなどの点から、図9及び図10に示される引取り
装置が船舶のサルベージ、狭いトンネルでの作業、危険
な場所や水中でのパイプラインの敷設の如き他の産業分
野において用いられている。これは一般にローププーリ
ングマシンと称される装置であって、ロープ繰り出しラ
イン中の前後に位置して設けられる前部ユニット34A
、後部ユニット34B の2ユニットから構成され、各
ユニットは、ワイヤロープWを握持するためにグリップ
部33に設けられた一対のウエッジ30と、このウエッ
ジ30を握持作動するためのウエッジシリンダ31と、
ウエッジ30を前進・後退作動するためのプーリングシ
リンダ32とを備える。
【0004】ワイヤロープWを引取るには、例えば後部
ユニット34B を図9に図示する位置にセットしてウエ
ッジシリンダ31をロッド伸長側に作動させることによ
って、ウエッジ30でワイヤロープWを握持し、続いて
プーリングシリンダ32をロッド伸長側に作動させてグ
リップ部33を図9で左方向に移動し、ウエッジ30で
握持しているワイヤロープWを左方向に所定ストローク
引取らせる。この後部ユニット34B のグリップ部33
が所定ストローク一杯に移動するよりも早く、前部ユニ
ット34A のグリップ部33をウエッジシリンダ31の
ロッド短縮側作動によって図9で右方向に一杯移動させ
ておいて、後部ユニット34B による引取りが終わるの
に応じて前部ユニット34A によるロープ引取りに切り
換え、このような操作を交互に繰り返して行わせること
によって、ワイヤロープWの連続的な引取りが実行され
るのである。
【0005】しかし、上記ローププーリングマシンによ
るロープ引取りでは、ウエッジ30が2分割体であるた
めにワイヤロープWを均等に握持し難く、かつ、ワイヤ
ロープWに対する押し面がフラット面であってワイヤロ
ープWのストランド形状と同一形状でないため、握持圧
が大きくなるとストランド形状を崩したり表面に圧痕を
残す問題点がある。また、ロープサイズ径が異なる毎に
ウエッジ30の交換が必要であるが、その場合の交換作
業が容易ではない。特に、撚りの少ないストランド形状
のケーブル線材を引き出そうとするとストランド形状の
変形が著しくて使用に適しないのが難点である。
【0006】なお、上記ローププーリングマシンにおけ
るウエッジ30を3個以上の分割体に形成し、かつ、そ
の押し面をワイヤロープWのストランド形状に対応した
凹凸面にしたものを使用したとしても、撚りの少ないス
トランド形状のケーブル線材の場合では、グリップ部3
3が後退移動した後でのウエッジ30の押し面がワイヤ
ロープWのストランド表面に対し正しく位置を合致する
状態となることは殆どなくて、両者間にはケーブル線材
周りに対する位相のずれが生じることになるので、この
状態でウエッジ30により強力に握持したとすると、当
然「ストランド形状崩れ」が発生して製品の品質低下を
もたらすのである。
【0007】本発明は、このような従来の問題点の解消
を図るために成されたものであり、従って本発明の目的
は、より線状体のストランド形状を崩すことなく常時正
確な握持を保証して、より線状体の原形を維持しながら
の連続した引取りが可能で、しかも設置スペースの狭小
化ならびに構造のコンパクト化を図り、かつ運転制御の
容易化を実現することができるより線状体の引取り方法
及び装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】しかして本発明は、上記
の目的を達成するため以下に述べる構成としたものであ
る。即ち、本発明は、集束した複数本のストランドを加
撚して形成されるケーブル等のより線状体を繰り出させ
るに際し、該繰り出しライン中の前後位置の二つの担持
領域内にそれぞれ設けられて所定ストロークでの前進・
後退の往復運動が成される一対の握持手段を用いて、交
互の繰り返しに往復運動させる手繰り寄せ方式によって
より線状体を連続的に引取る方法であって、一対の握持
手段には、より線状体を握持するための少なくとも3分
割されたチャック要素がより線状体を取り囲むようにそ
の周囲に分周配置され、かつ、より線状体の周面に接離
する拡縮径運動並びにより線状体の周りに回転する公回
転運動をそれぞれ同期的に行えるように設けられて、前
記復行程時に各チャック要素をより線状体のストランド
形状に対応した方向に後退及び公回転させながら移動さ
せることによって、より線状体をストランド形状崩れを
発生させることなく連続的に引取ることを特徴とするよ
り線状体の引取り方法である。
【0009】本発明はまた、前項に記載の線状体の引取
り方法において、一対の握持手段が、握持動作を強めて
前進する往行程と握持動作を緩めて後退する復行程と
を、一方の往行程の始段階と他方の往行程の終段階とを
オーバーラップさせて交互に繰り返させるように作動さ
れることを特徴とする。
【0010】本発明はまた、集束した複数本のストラン
ドを加撚して形成されるケーブル等のより線状体を繰り
出させるに際し、該繰り出しライン中の前後位置の二つ
の担持領域内にそれぞれ設けられて所定ストロークでの
前進・後退の往復運動が成される一対の握持手段を用い
て、握持動作を強めて前進する往行程と握持動作を緩め
て後退する復行程とを、一方の往行程の始段階と他方の
往行程の終段階とをオーバーラップさせて交互に繰り返
させるようにすることによって、より線状体を連続的に
引取る装置であって、一対の握持手段は、繰り出しライ
ン中のより線状体に沿わせて前進・後退する往復運動可
能に設けられる握持用保持体と、この握持用保持体を所
定ストロークで前進・後退の往復運動させる引取り用駆
動手段と、前記より線状体を取り囲むようにその周囲に
分周配置されて、より線状体の周面に接離する拡縮径運
動可能に前記握持用保持体に支持される少なくとも3分
割された外層保持部材と、前記握持用保持体に取り付け
られて前記各外層保持部材を同期的に拡縮径運動させる
握持用駆動手段と、前記各外層保持部材と前記より線状
体の間に配設され、かつ、該より線状体を取り囲むよう
にその周囲に分周配置されて、各外層保持部材の内面部
に弾力的に引き寄せた状態でより線状体の周りに回転す
る公回転運動可能に前記握持用保持体にそれぞれ支持さ
れる少なくとも3分割された内層保持部材と、より線状
体の外面形状に対応する形状の押し面を有し各内層保持
部材の内面部に着脱可能に取付けられた前記より線状体
を握持するための少なくとも3分割されたチャック要素
とを含むことを特徴とするより線状体の引取り装置であ
る。
【0011】本発明はまた、前項に記載の線状体の引取
り装置において、一対の握持手段が、検出要素をより線
状体の表面に当接させてストランド形状を接触下で検出
するストランド検出手段を、各内層保持部材に機械的に
関連させて備えてなり、握持手段の後退運動に応動して
前記ストランド検出手段がより線状体の表面に沿い移動
する際に発生する回転運動エネルギーを、各内層保持部
材に対して公回転駆動力として伝達させるよう形成され
ることを特徴とする。
【0012】本発明はまた前記引取り装置において、チ
ャック要素が、握持手段における前進・後退方向にのみ
嵌脱自在なように、「あり」と「あり溝」の凹凸嵌合に
よる着脱可能に内層保持部材に取付けられて交換装着が
容易であることを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態に関して、実
施例が示される添付図面を参照して以下に説明する。よ
り線状体(以下ケーブルと称す)19を連続的に引取る
ための、本発明に係るより線状体引取り装置1は、図7
(イ)、(ロ)に示されるように、例えばケーブル製造
ラインにおいて撚線装置22と巻取りドラム24との間
に設置されて、従来のキャプスタンに代わる引取装置と
して使用される。
【0014】上記より線状体引取り装置1は、図1乃至
図4にその構造が例示されるように、繰り出しラインの
途中においてケーブル19の繰り出し方向を基準として
前後(前:上手、後:下手)に位置させて設けられた一
対の握持手段2A,2B を備える。それら両握持手段2A,
2B は同一構造であるので、以下、一方の前側握持手段
2A について説明する。
【0015】握持手段2A は、握持用保持体3と、引取
り用駆動手段9と、外層保持部材11と、握持用駆動手
段10と、内層保持部材13と、チャック要素16とを
含んで構成される。握持用保持体3は、繰り出しライン
中を走行するケーブル19に沿わせて、例えばケーブル
19を取巻くように設けられていて、ケーブル19の走
行方向に沿って前進(ケーブル19と同一走行方向の動
き)及び後退(反走行方向の動き)し得る往復運動可能
に支持枠体4に取付けられ、又は支持枠体4に摺動可能
に設けられた可動台6に固定される。
【0016】引取り用駆動手段9は、2基の複動形油圧
シリンダで実現される流体圧アクチュエータから成り、
それら油圧シリンダ9は動作軸をケーブル19の走行方
向に平行させて支持枠体4に取付けられて、ピストンロ
ッドの先端部を握持用保持体3に直接に連結させ、又は
握持用保持体3が取付けられた前記可動台6に連結させ
ており、ピストンロッドが伸長することによって握持用
保持体3を所定ストロークで前進させ、また、これと反
対に短縮することによって握持用保持体3を所定ストロ
ークで後退させる原動機として機能する。
【0017】外層保持部材11は、3分割以上複数分割
された複数個の同一形状の部材から成り、それら各外層
保持部材11を握持用保持体3に対し前記握持用駆動手
段10を介して支持させてなることによって、ケーブル
19の周囲に取り囲むように等分周的に分散配置させて
設けており、ケーブル19の周面に接近し握持用保持体
3からは離隔する方向の縮径運動、並びにケーブル19
の周面からは離隔し握持用保持体3に接近する方向の拡
径運動が可能なように形成されている。
【0018】握持用駆動手段10は、例えば複動形油圧
シリンダで実現される複数個の流体圧アクチュエータか
ら成り、外層保持部材11に対応させたこれの倍数の複
数個の油圧シリンダ10を使用して、ケーブル19の周
囲に取り囲むように前後の2列で等分周的に分散配置さ
れ、かつ、各動作軸がケーブル19の中心線に指向し得
るケーブル径延長方向に揃わされて、握持用保持体3に
それぞれ取り付けられていて、ピストンロッドの先端部
を対応する各外層保持部材11に連結させて設けられ
る。このような構成の握持用駆動手段10は、各油圧シ
リンダ10を同期作動させるように操作されるものであ
って、各ピストンロッドが伸長することによって各握持
用保持体3を一斉にケーブル19の周面に接近する方向
に縮径運動させ、また、ピストンロッドが短縮すること
によって各握持用保持体3を一斉にケーブル19の周面
から離隔する方向に拡径運動させることが可能である。
【0019】内層保持部材13は、外層保持部材11と
同数の3分割以上複数分割された複数個の同一形状を成
す部材から成り、それら各内層保持部材13を外層保持
部材11に対応させて該各外層保持部材11とケーブル
19の間に位置するように配設するとともに、例えばベ
アリングを介在させて支持するなどの手段によってケー
ブル19の周りに同期的に回転し得る公回転可能に、前
記握持用保持体3に支持させて設けられていて、ケーブ
ル19の周囲に取り囲むように等分周的に分散配置させ
て設けられる。この内層保持部材13を形成する複数個
の前記各部材は、コイルばね等によって弾力が付与され
た状態で握持用保持体3に支持されていて、対応する外
層保持部材11に対してその内面側に常に弾力的に引き
寄せられており、この場合のコイルばねによる弾力は、
前記握持用駆動手段10の各油圧シリンダに対してピス
トンロッドを短縮させる方向に常時作用している。
【0020】チャック要素16は、内層保持部材13と
同数の3分割以上に分割された複数個の同一形状を成す
部材から成り、対応する各内層保持部材13に対してそ
の内面部に取り付けられていて、ケーブル19の周囲に
取り囲むように等分周的に分散配置させて設けられる。
これら各チャック要素16は、ケーブル19の外周面に
直接々触してチャッキング作用を成す部材であって、ケ
ーブル19の外周面に対面する内側面には、ケーブル1
9の外面形状、即ち、集束され加撚されるストランドの
形状に対応する押し面(内型面)を有していて、ケーブ
ル19の種類に応じて適応したものを取り替えて使用す
るのに便利なように、各内層保持部材13の内面部に着
脱可能に取り付けられている。
【0021】このような構造に成る一対の握持手段2A,
2B を備えるより線状体引取り装置によってケーブル1
9を連続して引取るには、以下に述べる手順に基づいて
行われる。 (1) 各チャック要素16を取外した状態と成したより線
状体引取り装置1の各内層保持部材13に囲まれる中心
空間部内にケーブル19の引出し端部を引き込み、巻取
り台の巻取りドラム側に送る。続いて、このケーブル1
9に対応したチャック要素16を各内層保持部材13に
装着する。
【0022】(2) 後側握持手段2B を図1において実線
示位置(往工程始動の位置)にセットし、即ち、その2
基の油圧シリンダ9をピストンロッドが短縮し切った状
態になるようにセットして、その各チャック要素16を
各油圧シリンダ10のピストンロッド伸長側への駆動に
より縮径作動させて、ケーブル19のストランドに沿わ
せ握持させる。
【0023】(3) 一方、前側握持手段2A を図1におい
て一点鎖線示位置よりも若干右寄りの位置(往工程終了
直前の位置)にセットし、即ち、その一対の油圧シリン
ダ9をピストンロッドが伸長し切る迄の手前の状態にな
るようにセットして、その各チャック要素16を各油圧
シリンダ10のピストンロッド伸長側への駆動により縮
径作動させて、ケーブル19のストランドに沿わせ握持
させる。
【0024】(4) 次いで、両握持手段2A,2B をピスト
ンロッドが伸長する側の往工程に同期的に作動させて、
ケーブル19を上手側の撚線装置22(図7参照)の繰
り出しに同調して両握持手段2A,2B により引取らせ
る。前側握持手段2A が往工程を終了した時点になる
と、その各油圧シリンダ10をピストンロッドが僅かに
短縮するように作動させて、各チャック要素16の握持
動作を緩めて押し面とケーブル19の周面との間に若干
の間隙が生じるようにして、前側握持手段2A の一対の
油圧シリンダ9をピストンロッドが短縮する側に駆動さ
せ、前側握持手段2Aを復工程作動に切り換える。この
復工程への切り換えの間は、後側握持手段2Bによって
ケーブル19の引取りが引続いて行われる。
【0025】(5) 握持動作を緩めている状態の各チャッ
ク要素16は、内層保持部材13を介してケーブル19
の周りに回転自在に支持された構造で、かつ、ケーブル
19側からはストランドの撚り形状に基づく回転力が与
えられていることによって、後退しながら公回転する動
きをとることになり、その結果、それら各チャック要素
16は前側握持手段2A が復工程で作動している間を通
して、ケーブル19のストランドに対して押し面が位置
ずれしないで常に合致した状態を保持して移動するよう
になる。従って、復工程作動中の前側握持手段2A によ
って「ストランド形状崩れ」を起こさせることはない。
【0026】(6) 前側握持手段2A の復工程作動が終了
した時点になると、その各チャック要素16を各油圧シ
リンダ10のピストンロッド伸長側への駆動により縮径
作動させて、ケーブル19のストランドに沿わせ握持さ
せた後、前側握持手段2A を往工程作動に切り換える。
このときには、後側握持手段2B によるケーブル19の
引取りは終段階となっており、従って、両握持手段2A,
2B によってケーブル19の引取りが行われる。
【0027】(7) 後側握持手段2B が往工程を終了した
時点になると、その各油圧シリンダ10をピストンロッ
ドが僅かに短縮するように作動させて、各チャック要素
16の握持動作を緩めて押し面とケーブル19の周面と
の間に若干の間隙が生じるようにして、後側握持手段2
B の一対の油圧シリンダ9をピストンロッドが短縮する
側に駆動させ、後側握持手段2B を復工程作動に切り換
える。以下、前掲の(5),(6) 項と同じ要領で順次切り換
え作動を繰り返し行わせる。
【0028】以上説明したケーブル19引取りの手順
は、図6に示されるタイムチャートに準拠して握持・引
取りの動作を繰り返すことによって成されるものであ
り、このようにしてケーブル19を「ストランド形状崩
れ」が生じないで連続して引出させることが可能であ
る。
【0029】本発明はまた、一対の握持手段2A,2B に
対してストランド検出手段5が備えられる。このストラ
ンド検出手段5は、ケーブル19のストランドの形状、
即ち、ストランドの位置や撚り角度等の固有の条件を、
機械的な接触下で検出することによって、対応する各握
持手段2A,2B を「ストランド形状崩れ」が生じないよ
うにケーブル19に握持させるようにするための装置で
あって、内層保持部材13に機械的に関連させて設けら
れる。その具体例としては図3及び図4に示されるよう
に、ケーブル19における最外層のストランド数に対応
した複数個の検出ローラ18A と、この各検出ローラ1
8A を水平軸回りの回転自在にそれぞれ枢支するための
複数個のブラケットと、これらのブラケットの基部をそ
れぞれ支持固定するための1個の固定リング15との要
素部材を備えていて、このような構造のストランド検出
手段5は接触形の検出器に形成される。固定リング15
は、各内層保持部材13の上手側端部外周を取り囲むよ
うに配設してベアリング12を介して握持用保持体3に
支持されており、この握持用保持体3に対して同心を保
持した回転自在に設けられる。また、複数個の検出ロー
ラ18A は、図4に例示されるように、ケーブル19の
周囲に等分に配置してその外周面の輪状溝をストランド
の凸条部に凹凸係合させるようにケーブル外周部に押し
当てて設けられている。
【0030】このストランド検出手段5は、上述するよ
うに各検出ローラ18A をケーブル外周部のストランド
に押し当てた状態と成し、かつ、内層保持部材13と一
体的に回転可能と成して、握持用保持体3に回転自在に
取付けることによって、握持手段2A,2B が復工程時に
後退運動した際、各検出ローラ18A はこの動きに応答
してケーブル19のストランドに導かれてその撚りの方
向に移動することから、ストランドの撚りに対応した回
転が生じて、これに伴う回転運動エネルギーが内層保持
部材13に直接伝達される結果、この内層保持部材13
は十分な公回転力が与えられてケーブル19の回りに円
滑に公回転する。なお、内層保持部材13は、その端部
がばね14を介在させた支持ボルトによって前記固定リ
ング15に弾力的に支持されている。
【0031】本発明は、前述するように各チャック要素
16の握持動作を緩めて押し面とケーブル19の周面と
の間に位置ずれを生ぜしめない程度の若干の間隙が存す
るように各チャック要素16を位置決めすることによっ
ても、ストランドの撚り形状に基づく相当な回転力をケ
ーブル19側から各チャック要素16に直接与えること
が可能であるが、前記ストランド検出手段5を内層保持
部材13に関連して備える構成とすることによって、よ
り確実で大きな回転力を発生して各チャック要素16を
円滑に公回転させることができる。
【0032】本発明は、さらにチャック要素16が内層
保持部材13の内面部に着脱可能に取付けられてなる構
成を有する。図2を参照して、各内層保持部材13に
は、その内面部に「あり溝」が設けられていて、この
「あり溝」は、握持手段2A,2Bの軸線方向に対して、
即ち、握持手段2A,2B の前進・後退方向に対して平行
に延びる例えば直線のT形溝に形成される。一方、チャ
ック要素16には、内層保持部材13の「あり溝」に対
して凹凸嵌合関係を有する「あり」17が外面部に設け
られている。この「あり」17は、握持手段2A,2B の
軸線方向に対して平行に延びる例えば直線のT溝キーに
より形成されていて、チャック要素16の外面から突出
させて設けられる。
【0033】このように、「あり溝」と「あり」17と
を設けた構造としたことによって、チャック要素16
は、握持手段2A,2B の前進・後退方向にのみ嵌脱自在
なように内層保持部材13に取付けられることになり、
従って、ケーブル19の種類に応じて所要のチャック要
素16を取り替えたい場合に、交換装着のための操作が
すこぶる容易となる利点がある。なお、「あり溝」と
「あり」17とは、内層保持部材13とチャック要素1
6に対して逆の関係に設けてもよく、また、形態として
は必ずしもT形に限定されるものではない。
【0034】
【実施例】以下、本発明の実施例について添付図面を参
照しながら説明する。図1において、図示の線状体引取
り装置1は、前側握持手段2A 及び後側握持手段2B の
2基の握持ユニットが、中心軸線方向に長い横長方形状
を成す一つの支持枠体4に内蔵されて取付けられる。支
持枠体4は、ケーブル19の繰り出しラインの途中にラ
イン中心線を取囲むように同心的に配設される。支持枠
体4には、上枠部及び下枠部の前後2個所位置に直線レ
ール7がそれぞれ敷設されており、各直線レール7は支
持枠体4の中心軸線に対して平行に延長させて設けられ
る。
【0035】支持枠体4における上枠部及び下枠部の前
側に敷設されている直線レール7間に亘らせて、前側可
動台6が摺動可能に取り付けられており、この前側可動
台6に固定された直線ガイド8を両直線レール7にそれ
ぞれ滑動自在に係合させてなることによって、前側可動
台6は、支持枠体4の中心軸線に対して平行な前後方向
に移動可能となっている。後側可動台6についても前側
可動台6同様に支持枠体4の中心軸線に対して平行な前
後方向の移動可能に取り付けられている。それらの可動
台6は、支持枠体4に設けられた引取り用駆動手段9と
しての2基1組の油圧シリンダによって所定ストローク
の範囲で前進・後退運動されるようになっている。
【0036】前側握持手段2A 及び後側握持手段2B
は、握持用保持体3と、ストランド検出手段5と、引取
り用駆動手段9と、外層保持部材11と、握持用駆動手
段10と、内層保持部材13と、チャック要素16との
各構成要素を含んで構成され、握持用保持体3が前側可
動台6及び後側可動台6にそれぞれ固定されることによ
って、ケーブル19の繰り出しラインの中心線を取囲
み、かつ、同心関係を保って前進・後退運動が成され
る。なお、上記各構成要素については、[発明の実施の
形態]の項で述べたのと同じ構造であるからここでは説
明を省略する。また、両握持手段2A,2B によりケーブ
ル19を連続して引取る手順についても同様であるので
説明を省略する。
【0037】次に上記実施例を使用してセミパラレルケ
ーブル(SPWC)から成るケーブル19を引き出す方
法について説明する。SPWC19は素線径φ7mmの鋼
線を199本束ねて撚りピッチ5m、条長150mのセ
ミパラレル状のケーブルを引出して製造することから、
チャック要素16を取り外した状態でSPWC19を内
層保持部材13内に引き込み、続いて各チャック要素1
6をストランドに沿わせて装着し、図4に示されるよう
に検出ローラ18A を6方向からセットする。そして、
前側握持手段2A のチャック要素16でSPWC19を
握持した後、所定のストロークまで引線速度2.7m/mi
n にて引出し、後側握持手段2B は前側と同様にSPW
C19を握持させ、同速度にて前側が再度握持するまで
の長さだけ引出し、前側のチャック要素16を握持解放
して後退させる。
【0038】このときの引線速度2.7m/min はSPW
C19の撚りピッチにより、上手側の撚り線装置の回転
数との関係より決められる。図5に示されるタイムチャ
ートから明らかなように、握持・引取りの動作を交互に
繰り返すことによって、SPWC19を撚りが保持され
た状態で連続して引取りを行うことができる。
【0039】この場合、具体的な数字を例示すると、S
PWC19の素線径:φ7mm、鋼線本数:199本、撚
りピッチ:5m、ケーブル条長:150m、引線速度:
2.7m/min 、チャック要素16の往復ストローク:1
600mm(但し、チャック長とするならば400mmで良
い)、チャック要素16とSPWC19の隙間:2.5
mm、の諸条件において、ストランド形状を崩すことなく
良好なケーブルを連続して引き出すことが可能であっ
た。
【0040】図5には、本発明の他実施例の線状体引取
り装置1におけるストランド検出手段5の検出要素18
B が示される。この実施例に関してのストランド検出手
段5は、ストランドの位置や撚り角度等の固有の条件を
機械的な接触下で検出する接触形の検出器である点で
は、図3及び図4に示される実施例のストランド検出手
段と同じであるが、図3図示例のものが、ケーブル19
における最外層のストランド数に対応した複数個の検出
ローラ18A によって検出要素を形成しているのに対し
て、この実施例では、検出要素をケーブル19に遊嵌装
して用いる刀剣鍔状の検出板18B により形成している
点に構成上の特徴を有している。
【0041】上記検出板18B としては、例えば金属製
又は硬質合成樹脂製の薄い円板を素材として、その中央
部にケーブル挿通用孔を穿設した構造の孔あき円板が用
いられる。この場合のケーブル挿通用孔は、ケーブル1
9の軸線直角断面形状に相似し、かつ、僅かに大きい形
状の略多角形状孔に形成される。この検出板18B は、
繰り出されるケーブル19に遊嵌装した後、適宜の支持
部材を介して前記固定リング15に同軸的に固定するこ
とによって検出要素として用いられる。
【0042】このような検出板18B は、前側握持手段
2A 又は後側握持手段2B と一体に後退運動した際、ケ
ーブル19のストランドの撚りに対応した回転が生じ
て、これに伴う回転運動エネルギーが内層保持部材13
に直接伝達される結果、この内層保持部材13が十分な
公回転力が与えられてケーブル19の回りに円滑に公回
転するようになり、従って、複数個の検出ローラ18A
から成る検出要素の例と同様に機能するものである。
【0043】
【発明の効果】本発明は以上詳述した通りの構成を有し
作用を成すものであり、より線状体繰り出しライン中の
前後位置の二つの担持領域内でそれぞれ所定ストローク
での前進・後退の往復運動が交互の繰り返しに行われる
一対の握持手段によって、手繰り寄せ方式でより線状体
を連続的に引取るようにしているので、運動領域が狭く
て済み、従来のキャプスタン等の引取装置に比してコン
パクトな小型の装置であって、設置スペースや駆動のた
めの動力費等の面で経済的な効果は極めて大きい。
【0044】また本発明によれば、より線状体の外周を
握持する際にチャック要素とより線状体との間の型ずれ
を全く生じさせることがなく、かつ、握持を解いてその
直後の握持に備えるために後退運動する際にも同様にチ
ャック要素とより線状体との間の型ずれが発生しないの
で、より線状体の引取りの間を通じて「ストランド形状
崩れ」を発生させることがなく、製品の品質を安定的に
高く維持することが可能である。
【0045】本発明はまた、チャック要素を握持手段に
おける前進・後退方向にのみ嵌脱自在なように、「あ
り」と「あり溝」の凹凸嵌合による着脱可能に内層保持
部材に取付けてなる構成としたことにより、チャック要
素の交換装着が容易となりケーブルのサイズ径や撚りピ
ッチが異なっても、また、チャック要素が長期使用によ
って損耗するような場合でも、チャック要素の交換作業
だけで済み、その結果、低コストで多種のケーブルを合
理的に引取ることができる効果が奏される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る線状体引取り装置1の
一部が断面で示される正面図である。
【図2】図1に示される握持手段2A,2B の断面示側面
図であり、(イ)は握持解放状態を、(ロ)は握持状態
をそれぞれ示す。
【図3】図1に示される握持手段におけるストランド検
出手段の近部の拡大図であり、(イ)は正面図、(ロ)
は断面示側面図である。
【図4】図3に示される検出要素18A の拡大示側面図
である。
【図5】本発明の他実施例に係る線状体引取り装置1に
おける検出要素18B の拡大示側面図である。
【図6】本発明の一実施例に係る線状体引取り装置1に
おける握持手段の動作を説明するタイムチャートであ
る。
【図7】本発明の一実施例に係る線状体引取り装置1が
用いられるケーブル製造ラインの2例の説明図である。
【図8】従来のケーブル製造ラインの2例の説明図であ
る。
【図9】従来のローププーリングマシンの正面図であ
る。
【図10】図9に示すローププーリングマシンの主要部
の構造図であり、(イ)は拡大正面図、(ロ)は拡大側
面図である。
【符号の説明】
1…線状体引取り装置、 2A …前側握持手
段、2B …後側握持手段、 3…握持
用保持体、4…支持枠体、 5…
ストランド検出手段、6…可動台、
7…直線レール、8…直線ガイド、
9…引取り用駆動手段、10…握持用駆動手
段、 11…外層保持部材、12…ベアリ
ング、 13…内層保持部材、14…
ばね、 15…固定リング、1
6…チャック要素、 17…あり(T溝
キー)、18…検出要素、 18A …
検出ローラ、18B …検出板、
19…より線状体(ケーブル)、

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 集束した複数本のストランドを加撚して
    形成されるケーブル等のより線状体を繰り出させるに際
    し、該繰り出しライン中の前後位置の二つの担持領域内
    にそれぞれ設けられて所定ストロークでの前進・後退の
    往復運動が成される一対の握持手段を用いて、交互の繰
    り返しに往復運動させる手繰り寄せ方式によってより線
    状体を連続的に引取る方法であって、一対の握持手段に
    は、より線状体を握持するための少なくとも3分割され
    たチャック要素がより線状体を取り囲むようにその周囲
    に分周配置され、かつ、より線状体の周面に接離する拡
    縮径運動並びにより線状体の周りに回転する公回転運動
    をそれぞれ同期的に行えるように設けられて、前記復行
    程時に各チャック要素をより線状体のストランド形状に
    対応した方向に後退及び公回転させながら移動させるこ
    とによって、より線状体をストランド形状崩れを発生さ
    せることなく連続的に引取ることを特徴とするより線状
    体の引取り方法。
  2. 【請求項2】 一対の握持手段が、握持動作を強めて前
    進する往行程と握持動作を緩めて後退する復行程とを、
    一方の往行程の始段階と他方の往行程の終段階とをオー
    バーラップさせて交互に繰り返させるように作動される
    請求項1記載のより線状体の引取り方法。
  3. 【請求項3】 集束した複数本のストランドを加撚して
    形成されるケーブル等のより線状体を繰り出させるに際
    し、該繰り出しライン中の前後位置の二つの担持領域内
    にそれぞれ設けられて所定ストロークでの前進・後退の
    往復運動が成される一対の握持手段を用いて、握持動作
    を強めて前進する往行程と握持動作を緩めて後退する復
    行程とを、一方の往行程の始段階と他方の往行程の終段
    階とをオーバーラップさせて交互に繰り返させるように
    することによって、より線状体を連続的に引取る装置で
    あって、一対の握持手段は、繰り出しライン中のより線
    状体に沿わせて前進・後退する往復運動可能に設けられ
    る握持用保持体と、この握持用保持体を所定ストローク
    で前進・後退の往復運動させる引取り用駆動手段と、前
    記より線状体を取り囲むようにその周囲に分周配置され
    て、より線状体の周面に接離する拡縮径運動可能に前記
    握持用保持体に支持される少なくとも3分割された外層
    保持部材と、前記握持用保持体に取り付けられて前記各
    外層保持部材を同期的に拡縮径運動させる握持用駆動手
    段と、前記各外層保持部材と前記より線状体の間に配設
    され、かつ、該より線状体を取り囲むようにその周囲に
    分周配置されて、各外層保持部材の内面部に弾力的に引
    き寄せた状態でより線状体の周りに回転する公回転運動
    可能に前記握持用保持体にそれぞれ支持される少なくと
    も3分割された内層保持部材と、より線状体の外面形状
    に対応する形状の押し面を有し各内層保持部材の内面部
    に着脱可能に取付けられた前記より線状体を握持するた
    めの少なくとも3分割されたチャック要素とを含むこと
    を特徴とするより線状体の引取り装置。
  4. 【請求項4】 一対の握持手段が、検出要素をより線状
    体の表面に当接させてストランド形状を接触下で検出す
    るストランド検出手段を、各内層保持部材に機械的に関
    連させて備えてなり、握持手段の後退運動に応動して前
    記ストランド検出手段がより線状体の表面に沿い移動す
    る際に発生する回転運動エネルギーを、各内層保持部材
    に対して公回転駆動力として伝達させるよう形成される
    請求項3記載のより線状体の引取り装置。
  5. 【請求項5】 チャック要素が、握持手段における前進
    ・後退方向にのみ嵌脱自在なように、「あり」と「あり
    溝」の凹凸嵌合による着脱可能に内層保持部材に取付け
    られて交換装着が容易である請求項3又は請求項4に記
    載のより線状体の引取り装置。
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