JP2792904B2 - 有効物質を制御して放出する経口投与用の薬学的製剤、及びその製造方法 - Google Patents

有効物質を制御して放出する経口投与用の薬学的製剤、及びその製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、有効成分を制御下放出する経口投与の薬
学的製剤及びその製造法に関し、特許請求項に別個に特
徴づけられている。
服用回数を少なくし、血漿中濃度の突出を回避するこ
とによって副作用を軽減する為に、持続性薬型を使用す
ることは知られている。そうすることによって、患者の
応諾性が高められる。理想的には、対応する薬剤の1日
1回投与が目標となるべきである。この目的を達成する
為には下記の点が重要となる。
即ち、一方では生物学的半減期、吸収特性及び耐性の
展開などの薬剤自体の性質、並びに使用持続性薬剤形の
性質、例えば胃腸の吸収部位における有効物質の放出状
況、及び滞留時間によりその目的達成は左右される。
標準的持続薬型は、その有効物質は8時間以下で放出
するし、「長期持続薬剤型」は8時間以上の放出時間を
有している。それら従来の持続薬剤型にとっては、時間
的にほぼ一定の放出速度が共通である。
慢性的使用の際に、耐性形成が予想できる薬剤(例え
ばニトレート、コルチコステロイド)、若しくは作用又
は望ましくない作用が一日の異なる時間での投与によっ
て左右される薬剤(例えばグルココルチコイド)は、間
欠的に有効物質を含有する血中濃度、及びいわゆる“有
効物質を有しない”血中濃度で、すなわち少なくとも耐
性閾、若しくは毒性閾以下で、使用されるべきである
(J.ウルクハルト,新しい薬剤の研究開発におけるDeli
very System及び薬剤ダイナミックス;BIOTECH 1985 US
A,オンライン出版,ピンナーUK.1985,321−331頁)。有
効物質を均等に放出する長期持続的剤形で1日1回又は
2回投与するためには、それらは適当でない。この場
合、一定の血漿中濃度で生理的な拮抗調整によって、効
力減衰又は副作用が極めて急速に生起する危険がある。
1回の投与の後、多くの血漿中濃度の山及び谷を生じる
様な薬剤形は、例えば耐性の発生を軽減するか又は阻害
するであろう。その上、服用頻度は軽減されるだろう
し、応諾性(Compliance)は高まるであろう。
決まった時間を超えて一定の速度で放出する従来の持
続性剤型によっては、その様な脉動する血漿中濃度は達
成できない。現技術水準に対応する持続性剤型を正しく
実施する場合、必要な場合、最初の用量を投与すること
によって急速に達成される如き多少なりと一定の高レベ
ル血漿中濃度を生ずる。吸収性胃腸部分を通過する持続
性剤型の通過時間と選ばれた放出時間との組合せとによ
り決まる特定の時間の後、血漿中濃度は次の服用時間ま
で低下する。その際、1回服用の場合、有効物質の新規
な増大(Anfluten)は可能でない(D.Ganderton,Drug D
esign and Deliverty,2,1−7(1987))。しかし、そ
のことは正に、脉動する血漿中濃度を造るために必要で
ある。
一定の血漿中濃度で効力減衰を受けることのない薬剤
(Pharmaka)は、普通、長期持続的即ち連続的に放出す
る持続薬剤型を投与することによって均一な血漿中濃度
の経過を24時間にわたって達成することがない。持続性
薬剤は、単独投与型か多数投与型で用いられるかに係わ
りなく、少なくとも食前投与後に6−8時間目には平均
して回腸末端などの小腸部下方位、又は結腸に達する。
大多数の薬剤については、それら部分においては、そ
の吸収速度が小腸の部位に対比して減少している。
ある持続薬剤が有効物質を同じ速度を持続して放出す
るときは、その結果として血漿中濃度の低下を期さざる
を得ない。医薬に特殊な吸収特性以外に、下方の小腸中
や結腸中においては、含水量の減少、溶解性及び滲出性
の変動、及び腸内容の粘度増加が、各種投与形態からの
有効物質の一般的、非特異的吸収劣化に導く。長期持続
薬剤形を以って、均等な血漿中濃度が42時間以上達成さ
れた、例えばテオフィリン、メトロプロロールの様なほ
んの少しの例しか知られていないのである((A.L.Golu
b等,J.Allergy.Clin.Immunol.78,689−694(1986);G.R
agnarson等外.Development of a new controlled relea
se Metoprolol Product,6th Pharmaceutical Technolog
y Conference Canterbury,England,1987,Vol I,p.65−8
1)。
長期持続型剤型は、その用量の一部が余り吸収の良く
ない小腸部位に到着する時間を超えた有効物質放出に導
く。その部分用量は、その他の小腸部位で放出する薬剤
同程度には、有機体にとって利用できない。生物学的利
用の損失が、その結果である。比率において、上部小腸
部位からほど沢山吸収されない。それ故、高すぎる生物
利用性損失を問題にする必要がないためには、8−12時
間という持続時間を超えないことが推奨されている(R.
Khosla及びS.S.Davis,J.Pharm.Pharmacol,39,47−49(1
987);D.Ganderton,Drug Design and Delivery,2,1−7
(1987))。そのことは、生体中の放出時間が、未だ吸
収されない用量部分を有する持続剤型が既に再び排出さ
れる様な長さになるときに生起する。
対応する吸収速度を考慮して、1日1回投与で所望の
時間平均した血漿中濃度が生じる様に、有機体に薬物を
提供する様な薬剤型が有利である。そのことは、その薬
剤型が例えば結腸中でその薬物をその他の小腸部位より
も速い速度で放出することを意味することが出来る。
有機物質の全用量、又は一部用量を大腸部位で放出す
べき薬剤型は、有効物質放出のない時間(貯留期)の助
力の下でか、大腸環境から発せられる信号により有効物
質の放出が始まる様に構想されていなければならない。
前者の場合、放出のない間隔は服用から結腸に到達する
までに予想される通過時間後に結腸で有効物質が利用で
きる様になっていなければならない。
大腸から出てくる可能な信号は、結腸特異的酵素であ
りうる。例えば、主に結腸範囲内でアゾ基を含有する物
質が、細菌により還元されることは公知である(H.Schr
oder及びD.E.S.Camlbell,Clin.Pharmacol.Ther.,13,539
(1972))。
使用した医薬(Pharmakon)次第で、直腸そのものか
らの吸収速度は、直腸部位そのものでの持続有効物質放
出が意味がない程僅少でありうる。緩やかに下方腸部位
から吸収される薬剤形は、そこで急速に放出されなくて
はならない。そうして達成された該吸収部位での有効物
質濃度の高まりによってフィクシェン(Fickschen)の
法則に対応して認められうる受け身の透析の場合、大腸
粘膜を通過する有効物質輸送は高められる。
有効物質放出の目的器官としての直腸に持続的薬効形
を以って到達させる試みは文献に公知である。即ち、DO
S 3538038 A1,DOS 3538040 A1及びUS−PS 4,672,851
は、中に含まれた有効物質を直腸で始めて解放するのに
適した滲透圧型を記載している。しかし乍ら放出速度が
一定であるばかりでなく、なお薬物を含有している剤型
が排出される危険があるほど低い(26ないし28時間中で
10と約80%の中間)。臨床においては、予め予想できな
い用量部分の可能な損失が現われ、制御不可能な生物学
的な供給減少が起る。
その様に構想された滲透圧型の影響を与えることので
きない性質は、制御された有効物質放出を有する薬剤型
の基本思想に相反している。その様な、単一錠剤形の結
腸までの通過時間は、若しその投与が食後か或いは食事
と一緒に行われるときは、個々の場合に予め予想できな
い(S.S.Davis外,Int.J.Pharmaceutics,21,331−340(1
984))。通過時間は、極端な場合10時間以上に及び、
極めて大きな間隔差異を有している(H.Bechgaard及び
K.Ladefoged,J.Pharm.Pharmacol.,33,791−792(198
1))。有効物質用量が吸収されるために提供される時
間は、従って制御不能である。このことは受け入れ難い
有効性損失を示す。従って、薬剤確実性は確保出来な
い。
上記、特許明細書により、該滲透圧形は胃腸壁の決壊
に導くような強力な粘膜障害効果を持つこと(切断破壊
効果)(Pharm.Ztg.128,1845(1983))が知られてい
る。そのことは、その薬剤用の極めて小さい出口開口に
よるものであり、従ってその出口部分における有効物質
の高濃度によるものである。
その上、滲透圧系の製造は費用がかかり高価である。
その製造は滲透圧的に有効な膜に必要な精密な孔を造る
ための複雑な技術(例えば、レーザー技術)の使用を必
要としている。
C.ボーゲントフト外.,Acta Pharm.Suec.20,311−314
(1983)及びEPA 0040590は、腸炎を局所治療するため
の有効物質(サリチルアゾースルファピリジン,5−アミ
ノサリチル酸,コレスチラミン)を結腸中で放出すべき
多重有効物質担体を基体とした薬剤型を説明している。
その特許出願によると、有効物質の核をアニオン性のカ
ルボキシル含有ポリアクリレートの層で被覆し、次いで
第四級アンモニウム基を含むポリアクリレート層で被覆
している。この系からの有効物質の放出はpHに著しく左
右される。その際、水不溶性の外部膜が顆粒中への水拡
散と、顆粒から外部への有効物質拡散をおくらせるのに
役立っている。そのことをその層の厚さも示しており、
全被覆の15−90%を占めることが出来る。この薬剤形
は、明らかに拡散制御系を示している(外部の水不溶性
の層)。そしてその層では、膜の厚さはpH次第で減少さ
せられている。酸性媒体中では、最大厚さの拡散層(内
部の胃液不活性層及び外部の層)が拡散制御性を有し、
中性又はアルカリ性媒体中では内部層の溶解後は残存す
る外部層だけが拡散制御性である。層の全厚次第でその
調整貯留相はpH依存性である。
この様な薬形は消化器官のpH変化に対応しない。結腸
での必要な際の急速な有効物質放出への上記の条件は、
充足されていない。
EP 0032562はジピリダモール−持続的薬効形を記載し
ており、該薬効形は胃腸官中で作用物質を制御された方
法で遅延されて放出する。このことはジピリダモールと
酸とを混合し、引き続きカプセルにすることにより達せ
られる。このようにして、ジピリダモールの不溶性は腸
の深い部分の高いpHにおいて酸性に作用する物質の添加
により補整され、過剰に存在する腸液による酸の迅速な
中和は低下し、非常に迅速に溶解する酸は十分に長く保
持される。これは単に消化官中でのpH−制御により作用
物質を放出する作用物質適合拡散外包に関する。しかし
ながら、このようなpH−制御単独では、個体内及び固体
間での揺れが大きく、特に消化器官中でのpH−跳躍的変
動がないために不適当な放出信号である。
EP−A 0092060は従来の遅延型ペレットを記載してお
り、これは核及び不溶性ポリマーからなる積層された被
覆層からなる。作用物質の放出は拡散により生じる;放
出の時間は層厚にのみ依存性であり、pH5.5の達成から
一様である。この際このpH値は耐胃液性であり、こうし
てこの薬剤型は胃を後にしたらすぐに作用物質が拡散に
より放出される薬剤型である。このEP−A 0092060中に
記載されたペレット構造では作用物質放出の開始の所定
の制御は達せられない。
エム.サフラン外,サイエンス,233,1081−1084(198
6)は、結腸の還元性細菌によって分解されるタブレッ
ト用の被覆材料を説明している。前には、不溶解性のこ
のポリマーは結腸中で溶解し、錠剤核を解放する。著者
は、このシステムを経口インシュリン治療用に提案して
いる。その剤形からの放出速度は、結腸の細菌存在にそ
のまま左右され、固体間及び固体内で著しい変更が生じ
る。そのことは、正にインシュリンの場合の治療確実性
をおびやかすものである。
EP 227814−Aは、生体の吸収性が低い個所での放出
割合を高めることを特許請求している。この剤形は、マ
トリックス錠剤である。このマトリックスは、生体内で
二方式に(bimodel)分割されたヒドロキシプロピルメ
チルセルロースを使用する場合、正に二方式で放出す
る。生体内相関性は欠けており、正に水性ゲル形成剤
(Hydrogelbildnern)の場合膨潤従って有効物質の放出
は著しく周辺の媒体、イオンの強さ、イオンの種類及び
栄養、食物の種類、並びに機械的負荷に左右される。マ
トリックス錠剤のモノリチッシュ(monolichische)な
剤形は、胃腸管中の通過時間に関しマルチフル(multip
le)剤形に較べて予測がし難い。試験管中での放出割合
の高まりが、生体中でも正しい時間に正しい位置で行わ
れるかどうかは確かに予言出来ない。実施例から明らか
なように、有効物質放出のない時間的間隔を生じさせる
ことが出来ない。
EP 202051−Aは、カプセル充填物の相異る放出性ペ
レットの組合せにより同様に1回1日投与を達成するこ
とを特許請求している。この場合も、同様にして有効物
質を放出することのない間隔を有することのない通常の
持続性ペレットが取扱われている。
FR 2565107−Aは所望の作用部位でのいわゆる薬物放
出をする有効物質と助剤の同心的層から構成された顆粒
を特許請求している。その際それについての証拠は欠け
ており、何等の特異的な有効物質放出制御要素を含んで
いない。その様なペレット構成の場合、その様な性質に
ついての根拠も認めることが出来ない。有効物質を放出
することのない相はこの薬剤形では達成出来ない。
DE 3424648−A及びDE 3329265−Aは普通の連続的に
放出するマトリックス薬剤形を説明しているが、そのも
のは消化管中の相異る場所での異なる吸収割合を考慮す
ることなしに、1日投与についての特性を特許請求して
いる。実施態様から明らかな様に、有効物質を放出する
ことのない時間間隔は作ることが出来ない。
DE 331262とEP 0225189とは消化管中の特定の箇所でp
H制御は単独で薬剤を放出することを請求している。こ
のpH−制御単独は固体相互及び個体内の大きな差異、及
び殊に消化管内におけるpH変動が大きくないことの為に
適切でない放出信号である。
本発明の課題は上述の危険及び欠点を排除し、消化管
中のpH値や細菌嚢の各個体内での変動に係りなく、特定
の個所、又は予め決められた時間に加えられた有効物質
を放出し適切な生物学的利用を確保する様な薬剤形を製
造することである。その様な剤形は予め決められた時間
の後に有効物質放出を開始すべきであり、その結果とし
て、必要な場合直ちに放出する用量部分との組合せにお
いて、要求に適合した治療用の変動する血漿中濃度を生
じるためのものである。
特定の用量の放出前の貯留相は、殊に上方結腸部位
(colon ascendens)に確実に到達し有効物質がそこで
予め決めた割合で結腸に放出される様に計られるべきで
ある。即ちこの放出割合は、それぞれの治療上の必要性
に即して長期に維持する高い血漿中濃度若くは腸腔内の
濃度が局所的に有効な物質において達成される様に計画
されるべきである。従来の持続性に対応した、用量部分
との組合せで、かくして適当な医薬物質の、毎日の1回
投与が可能となる。
その課題は本発明によって、各を少なくとも1種の薬
学的に有効な物質を含む有効物質含有層、膜、少なくと
も1種の生理学的に懸念のない酸からなる酸層及び一方
がpH感受性のポリマーから、他方が不溶性ポリマーから
なる不連続の2層からなる結合膜が被覆することによっ
て解決される。
1つの構成によると、その核そのものは少なくとも1
個の薬学的に活性のある物質から成っている。
別の構成は有効物質含有層が、少なくとも1個の任意
の薬学的活性物質を含み、その膜がpHに無関係であるか
或いはpHに関連して溶解性であること、酸層がりん酸二
水素ナトリウム、くえん酸、酒石酸、こはく酸、フマー
ル酸、等々及び又はそれらの混合物であり、結合膜がpH
感受性ポリマー及び不溶性ポリマーから成っていること
である。この発明の別の構成によると、膜はセルロース
アセテートフタレートである。
pH感受性のポリマーはメタクリル酸とメタクリル酸メ
チルエステルの共重合物、カルボキシメチルエチルセル
ロース、セルロースアセテートフタレート、セルロース
アセチルフタレート、セルロースジアセチルフタレー
ト、セルローストリアセチルフタレート、ヒドロキシプ
ロピルメチルセルロースフタレート、ナトリウムセルロ
ースアセテートフタレート、セルロースエステルフタレ
ート、セルロースエーテルフタレート、セルロースエス
テルエーテルフタレート、ヒドロキシプロピルセルロー
スフタレート、メチルセルロースフタレート、ケラチ
ン、ケラチン−サンダラック−トルバルサム、サロー
ル、サロール−β−ナフチールベンゾエート及びペルー
バルサム含有アセトタンニン、又はサロール等々、又は
それらポリマー相互の混合物、及び/又は溶解性、又は
不溶性ポリマーから成っているのが有利である。更にそ
の不溶性ポリマーがセルロースエーテル、第4級アンモ
ニウム群とアクリル酸エステル及びメタクリル酸エステ
ルからなる共重合物、又はポリビニルアセテール等々で
あることが出来、及び/又はそれら混合物及び/又は溶
解性ポリマーの一部を含有しているのが有利である。
結合膜が孔形成性物質を含有しているのが殊に有利で
ある。
更に結合層の不溶解性膜のポリマー成分が1−30重量
%であるのが有利である。
本発明の特に有利な改良によると、有効物質を含有す
る層は少なくとも1種の薬学的に活性の物質に付加的に
少なくとも1種の吸収促進剤及び/又は溶解化剤を含ん
でいる。
更に有効物質を含有する層と酸層とは、少なくとも1
種の薬学的に活性な物質及び少なくとも1種の生理学的
に懸念のない酸を含有する有効物質酸混合物である様な
一層に合一されていることが出来る。
本発明の別の構成によるとその膜はなくてもよい。
更に剤型は錠剤、ペレット、カプセル、顆粒、丸薬又
は糖衣錠である。
更に本発明による薬学的な製剤は、生理的に無害な核
上に少なくとも1種の薬剤的に活性のある物質を塗布
し、その上に場合により膜層を、そしてその上に酸層を
塗布、その上に結合膜を塗布することにより製造するこ
とが出来る。有利な方法な構成によるとそれら各種の層
は凝集、流動層への噴霧、手での塗布により、粉末配量
塗布装置(dosierer)により、押し付けにより、圧縮、
添着、押し出し成形、浸漬及び又はローラー担持により
有効物質を含有する核上に塗布される。最後に本発明に
よる薬学的な製剤は病気の治療に適している。
以下本発明を一層詳細に説明する。
多くの研究により、薬剤の約3−4時間での小腸の通
過時間は殆ど一定であることが判った。(S.S.Davis,J.
Contr.Release,2,27−38(1985)及びJ.G Davis外、Gu
t,27,886−895(1986))。この期間は放出のない間隔
として利用するために重要である。胃からの排出とそれ
に伴うpH変更は上記時間間隔開始の信号になる筈であ
る。結合膜で被覆された剤型への内部的緩衝系の導入
(Integrieren)によってpH感受性のある膜の溶解は時
間的に遅延し貯留相が生じる。試験媒体としては、pH値
が結合膜のpH感受性成分が溶解するのに必要なpH値以上
にある様な液体が用いられる。
驚くべきことに、本発明による組成の結合相だけが、
薬剤形中に含まれている生理的に問題のない酸と共同し
て時間制御を可能にしている。更に驚くべきことには、
結合膜の不容性成分が、放出を制御する膜として有効物
質に作用することがない様な僅少な層厚で塗布出来ると
いう事実である。剤形としては錠剤、ペレット、カプセ
ル、顆粒、丸剤及び糖衣錠の様な固形の投与形が問題に
なる。有効物質担体としてはペレット及び顆粒が殊に適
している。この薬形は胃腸管中の再現可能な運動カイネ
チックに付せられる。胃を出て結腸に到達するまでの通
過時間は、良く予め測定でき栄養摂取とは無関係であ
る。(S.S.Davis外,Int.pharmaceutics,21,331−340(1
984))。それは典型的には3−4時間である(J.G.Har
dy.J.Nucl.Med.,25,59(1984))。本発明による組成の
薬剤形は、胃を出たあと僅かな有効物質放出をする任意
の長い時間間隔がつくられる点に特徴がある。その期間
の後、有効物質は任意に調整できる速度で放出される。
その際剤形の構成は目的部位に到着したのち放出への要
求によって決められる。即ち有効物質含有核上(参考図
にはI/IIと記されている)にpHに拘束されるか拘束され
ることなしに溶解する膜(有効物質放出制御)(III)
が塗布される。この膜上に生理的に心配のない酸(IV)
が、そしてその上に時間制御の結合膜(V)が塗布され
る。核は1種の又は多数の有効物質を、1種又は多数の
吸収促進剤、例えば5−メトキシサリチル酸、サリチル
酸、及び/又は例えばポリソルベート、エチレンオキシ
ド及びプロピレンオキシドによりなるブロックコポリマ
ー、エトキシル化グリセリドの様な湿潤化剤、及び/又
は溶解化剤と組合せて含有していることができる。この
結合膜(V)に更に別の有効物質層、場合により付加的
な酸層及び別の結合膜も塗布出来る。
塗布された酸の量や性質は結合層の透過性と共に貯留
相の時間即ち有効物質を放出することのない相にとって
決定的である。結合膜の透過性は広範囲にその組成に順
って、例えばpH感受性があって、異なるpH値で溶解する
ポリマーの添加により、また、それらポリマー相互及び
又はpHに係りなく溶解する又は溶けないポリマーと混合
することより、また孔を形成する物質を加えることによ
り、更に全層厚を変えること、結合膜のpH感受性成分と
不溶性成分の層厚割合を変更することにより、有効物質
の貯留相及び性質についてのそれぞれの条件に合致させ
ることが出来る。
ある組成と結合層の厚さの場合に貯留相は、原則的に
結合層のpH感受性部分の溶解を阻害する酸量によって決
まる。酸層が消費されて層と結合膜は崩壊し、その下に
ある有効物質はその上にそのまま塗布された膜の性質に
順がって放出される。この制御膜が欠けていると、有効
物質は最大の速度で放出される。
実施例1には胃を出た後、約4時間後自発的に有効物
質を放出する実施態様が説明されている。
6名の被検者での生体実験の結果によると、全用量が
結腸中で再現可能に吸収のため到達したことを示してい
る(第1図参照)。クロスオーバー試験に於いて、例2
のジルチアゼム−ペレット(Diltiazem−Pellets)が投
与された。このペレットは内部の放出制御膜(参考図に
IIIと表示)を欠くこと、及び酸量(IV)が少いことで
例1と異なっている。この比較は酸量を減すと貯留時間
が短縮することを明らかに示している。血漿中濃度レベ
ルの急速な上昇は、その膜(III)を欠いていることの
結果である。ここで使用したペレットについては約1−
2時間の胃通過時間が認められるので(S.S.Davis,Top.
Pharm.Sci,Proc.Int.Congr.Pharm.Sei.FIP,43巻 1983
年 p205−215 D.D Breimer及びP.Speiser(Ed),Elsev
ier,Amsterdam;S.S.Davis外,Int.J.Pharmaceutics,21,3
31−340(1984))例1の製剤については生体中で合計
約5−6時間の、例2の製剤については約3〜4時間の
貯留時間が生じることが判る。この最初の製剤は、服用
後6時間以上で放出される部分用量との組合せに於い
て、例えばニフェジピン、ジルチアゼム、ベラパミル等
の様な有効物質の1日1回投与を可能にするのに適して
いる。
また胃や小腸で不安定な、例えばGH−RH、LH−RK、イ
ンシェリン、カルチトニン、生長ホルモン等の様なペプ
チッドホルモンなどの様な薬剤を目標を定め、再現可能
に結腸に運び、そこで放出することを可能ならしめるの
に適している。正にペプチッド薬剤は5−メトキシサリ
チル酸、サリチル酸、等の様な吸収促進剤と組合せて全
身的な使用を高めるために組合せることが出来る。ま
た、早朝起床前に有効血漿濃度に存在していなければな
らない医薬物質、例えば抗喘息剤、抗リウマチ剤、消炎
剤、及び硝酸塩を夕方前以って投与するのに適してい
る。それら有効物質の放出は治療的な血漿濃度は必要と
しない夜間は休んでおり、あとで早期上昇し患者を目覚
めの間、又はその直前に噴息発作、又は狭心症発作を保
護することが出来るのである。
又、直腸部位で局所的に有効であるべき医薬物質、例
えば抗生物質、消炎剤、喘息解除剤等、目的を定めて目
的器官にもたらすのに適している。
実施例2の製剤は直ちに放出する部分用量との組合せ
で変動する血漿中濃度を造るのに適している。生体内の
成果は、有効物質の放出が小腸で行われ、吸収がおくれ
ることがないことを示している。この組合せは4時間間
隔での迅速放出剤形の2回投与に適当である。このこと
は、例えば有機ニトレートでの治療に課させられる要求
である。そうすることによって耐性の発生が回避出来
る。
有効物質イソソルビットジニトレートを用いる実施例
3は貯留相が生理的に期待出来るpH値内で周辺の環境に
無関係であることを明らかにしている。(有効物質放出
1及び2参照)環境条件は結合膜のpH感受性のある成分
の溶解が本発明の組成なしでも起こる様に選ばれてい
る。
例4は、例3に比べて酸量が半分であるかpH感受性の
ある結合膜の部分は2倍になっているイソソルビットジ
ニトレートペレットによる試験管内放出に対する組成の
影響を示すものである。得られた貯留相は例3に対比し
て半分である。このことは結合膜の中でpH感受性のある
層の厚さではなくて、使用した酸量がその結合膜と共に
放出制御にとって必要であることを示している。例5に
は比較のために単に結合膜のpH感受性部分を有するペレ
ットの放出が示されている。貯留相、従って、時間制御
有効物質放出は認めることが出来ない。
実施例1 組成 1.ジルチアゼム−HCl 50.0g 2.粒状糖 50.0g 3.ヒドロキンルプロピルセルロース 1.0g 4.セルロースアセテートフタレート 7.5g 5.こはく酸 25.0g 6.エチルセルロース 6.0g 7.ヒドロキンプロピルセルロース 6.0g 8.セルロースアセテートフタレート 7.5g 9.エチルセルロース 1.0g 製造法 適当ななべの中で粒状糖2に、適当な溶剤に溶かした
接着剤3からなる接着剤溶液を用いて有効物質1をほど
こす。この有効物質層上に次いでセルロースアセテート
フタレート4からなる膜及びこの上に酸層5を適当な溶
剤−若しくは分散剤中の6及び7からなる接着剤溶液/
分散液を用いて流動層で塗布する。この酸層上に更に適
当な溶剤、若しくは分散剤中のセルロースアセテートフ
タレート8及びエチルセルロース9からなる結合膜を同
様に流動層でほどこす。
有効物質の放出 方法:ローティチングボトルNF XIII(変法) 4時間後にpH=5.5からpH=7.5にpH変更する。
実施例2 ジルチアゼム−ペレットの製造は例1同様に行う。し
かし乍ら、有効物質層のすぐ上のセルロースアセテート
フタレートからなる放出制御膜は欠けている。こはく酸
量は20%に軽減している。
1.ジルチアゼム−HCl 50.0g 2.粒状糖 50.0g 3.ヒドロキンルプロピルセルロース 1.0g 4.こはく酸 5.0g 5.エチルセルロース 6.0g 6.ヒドロキンプロピルセルロース 6.0g 7.セルロースアセテートフタレート 7.5g 8.エチルセルロース 1.0g 有効物質の放出 方法;ローティチングボトルNF XIII 4時間後にpH=5.5からpH=7.5にpH変更する。
実施例3 組成 1.イソソルビットジニトレート/ラクトース 40/60 83.3g 2.粒状糖 50.0g 3.ヒドロキンルプロピルセルロース 3.3g 4.こはく酸 70.0g 5.エチルセルロース 8.4g 6.ヒドロキンプロピルセルロース 8.4g 7.オイドラギット(Eudragit) L 15.4g 8.トリアセチン(グリセリルトリアセテート) 2.4g 9.タルク 2.7g 10.エチルセルロース 2.5g 11.マクロゴール 1500(PEG1500) 0.25g 12.タルク 0.25g 製造法 粒状糖2上になべの中で、接着剤3と適当な溶剤から
成る接着剤溶液を用いてイソソビットジニトレートとラ
クトース1とからなる混合物を塗布する。次いで流動層
で接着剤5と6よりなる接着剤溶液を用いて、酸4を塗
布する。この酸層上に物質7〜12かるなる結合膜を同様
に流動層で塗布する。
有効物質の放出1 方法:ローティチングボトルNF XIII(変法) 4時間後にpH=5.5からpH=6.0にpH変更する。
有効物質の放出2 方法:ローティチングボトルNF XIII(変法) 実施例4 組成 1.イソソルビットジニトレート/ラクトース 40/60 83.3g 2.粒状糖 50.0g 3.ヒドロキンルプロピルセルロース 3.3g 4.こはく酸 35.0g 5.エチルセルロース 8.4g 6.ヒドロキンプロピルセルロース 8.4g 7.オイドラギット L 10.9g 8.トリアセチン(グリセリルトリアセテート) 2.25g 9.タルク 2.25g 10.エチルセルロース 2.5g 11.マクロゴール 1500(PEG1500) 0.25g 12.タルク 0.5g 同様に製造が行われた。こはく酸量は半分にし、オイ
ドラギット L量は倍加した。
有効物質の放出 方法:ローティチングボトルNF XIII 4時間後にpH=6.0からpH=7.5にpH変更する。
実施例5 イソソルビットジニトレートペレットの製造は例4同
様に行われた。しかし結合膜のエチルセルロース分は欠
いた。
有効物質の放出1 方法:ローティチングボトルNF XIII 4時間後にpH=6.0からpH=7.5にpH変更する。
有効物質の放出2 方法:ローティチングボトルNF XIII(変法) 4時間後にpH=5.5からpH=7.5にpH変更する。
【図面の簡単な説明】
第1図から第6図はそれぞれ本発明の実施例1及び2に
より製造した製剤A(実施例1)及びB(実施例2)を
投与した6名の被検者のジチアゼム血漿中濃度の時間経
過結果を示すグラフ図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−51223(JP,A) 特表 平1−501936(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A61K 9/56

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】核及び核を被覆する層からなる経口投与用
    の医薬製剤において、核を少なくとも1種の薬学的活性
    物質を含有する有効物質含有層(II)、pHに依存しない
    か、或いは依存して溶解性である膜(III)、少なくと
    も1種の生理学的に無害の酸からなる酸層(IV)及び一
    方がpH感受性のポリマーから、かつ他方が不溶性ポリマ
    ーからなる不連続の2層からなる結合膜(V)が被覆し
    ていることを特徴とする経口投与用の医薬製剤。
  2. 【請求項2】核自体が少なくとも1種の薬学的活性物質
    から成ることを特徴とする請求項1記載の経口投与用の
    医薬製剤。
  3. 【請求項3】酸層がりん酸二水素ナトリウム、くえん
    酸、酒石酸、こはく酸、フマール酸等、及び/又はそれ
    らの混合物からなることを特徴とする請求項1又は2記
    載の経口投与用の医薬製剤。
  4. 【請求項4】膜がセルロースアセテートフタレートであ
    ることを特徴とする請求項1から3までのいずれか1項
    記載の経口投与用の医薬製剤。
  5. 【請求項5】結合膜のpH感受性ポリマーがメタクリル酸
    及びメタクリル酸メチルエステルの共重合物、カルボキ
    シメチルエチルセルロース、セルロースアセテートフタ
    レート、セルロースアセチルフタレート、セルロースジ
    アセチルフタレート、セルローストリアセチルフタレー
    ト、ヒドロキシプロピルメチルセルロースフタレート、
    ナトリウムセルロースアセテートフタレート、セルロー
    スエステルフタレート、セルロースエーテルフタレー
    ト、セルロースエステルエーテルフタレート、ヒドロキ
    ンプロピルセルロースフタレート、メチルセルロースフ
    タレート、ケラチン、ケラチン−サンダラック−トルバ
    ルサム、サロール、サロール−β−ナフチールベンゾエ
    ート及びアセトタンニン、又はペルーバルサム含有サロ
    ール等々、及び/又はそれらポリマー相互の混合物、及
    び/又は溶解性、又は不溶性ポリマーからなる請求項1
    から4までのいずれか1項記載の経口投与用の医薬製
    剤。
  6. 【請求項6】結合膜の不溶性ポリマーがセルロースエー
    テル、アクリル−及びメタクリル酸エステルと第4級ア
    ンモニウム群とからなるコポリマー、又はポリビニルア
    セテート等々、及び/又はそれらの混合物、及び/又は
    溶解性ポリマー成分を含んでいる、であることを特徴と
    する請求項1から5までのいずれか1項記載の経口投与
    用の医薬製剤。
  7. 【請求項7】結合膜の不溶性ポリマー分が1〜30重量%
    であることを特徴とする請求項1から6までのいずれか
    1項記載の経口投与用の医薬製剤。
  8. 【請求項8】核及び核を被覆する層からなる経口投与用
    の医薬製剤において、核を少なくとも1種の薬学的活性
    物質を含有する有効物質含有層(II)、少なくとも1種
    の生理学的に無害の酸からなる酸層(IV)及び一方がpH
    感受性のポリマーから、かつ他方が不溶性ポリマーから
    なる不連続の2層からなる結合膜(V)が被覆している
    ことを特徴とする経口投与用の医薬製剤。
  9. 【請求項9】疾病治療のための請求項1から8までのい
    ずれか1項記載の経口投与用の医薬製剤。
  10. 【請求項10】生理的に無害な核(I)上に少なくとも
    1種の薬学的に活性の物質(II)を塗布し、その上に場
    合により膜層(III)を、そしてその上に酸層(IV)を
    塗布し、その上に一方がpH感受性のポリマーから、かつ
    他方が不溶性ポリマーからなる不連続の2層からなる結
    合膜(V)を塗布することを特徴とする請求項1から8
    までのいずれか1項記載の経口投与用の医薬製剤の製造
    方法。
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