JP2792783B2 - 自動変速機の潤滑装置 - Google Patents

自動変速機の潤滑装置

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JP2792783B2
JP2792783B2 JP4111964A JP11196492A JP2792783B2 JP 2792783 B2 JP2792783 B2 JP 2792783B2 JP 4111964 A JP4111964 A JP 4111964A JP 11196492 A JP11196492 A JP 11196492A JP 2792783 B2 JP2792783 B2 JP 2792783B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動変速機の潤滑装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、オーバドライブ装置付きの自動変
速機においては、前進3段後進1段の主変速ユニットに
オーバドライブプラネタリギヤユニットから成る副変速
ユニットを加えて前進4段後進1段の変速段を実現して
いる。この場合、前記副変速ユニットは、トルクコンバ
ータで得られる回転を入力する入力軸、オーバドライブ
プラネタリギヤユニット、該オーバドライブプラネタリ
ギヤユニットのサンギヤをトランスミッションケースに
対して係脱するオーバドライブブレーキ、前記サンギヤ
とキャリヤ間を係脱するオーバドライブダイレクトクラ
ッチ、リングギヤに連結される出力軸等から成ってい
る。そして、前記オーバドライブブレーキをトランスミ
ッションケースに係合することによって増速を行い、前
記オーバドライブダイレクトクラッチを係合することに
よってオーバドライブプラネタリギヤユニットを直結状
態にするようになっている。
【0003】ところで、前記自動変速機においてトルク
が増大するのに伴い、変速ショックを低減するとともに
変速特性を多様化するため、前記オーバドライブプラネ
タリギヤユニットによる増速機能を追加して前進5段後
進1段の変速段を実現した自動変速機が提供されている
(例えば、特開昭61−55451号公報参照)。この
場合、前記副変速ユニットをオーバドライブプラネタリ
ギヤユニットで、主変速ユニットをシンプソンタイプ
(2プラネタリタイプ)のプラネタリギヤユニットで構
成し、例えば従来の1速と2速間に新たに2速を追加
し、従来の2速、3速、4速をそれぞれ3速、4速、5
速としている。前記新しい2速においては、主変速ユニ
ットは1速状態のままに維持され、副変速ユニットはオ
ーバドライブブレーキが係合されて増速状態にされる。
【0004】この場合、2速においてオーバドライブ状
態になると、従来の前進4段の変速機構に比べて主変速
ユニットの入力回転数が高くなる。したがって、主変速
ユニットのフロントプラネタリギヤユニットにおけるピ
ニオンの回転数が高くなり、該ピニオンを支持するピニ
オンシャフト及びニードルローラの耐久性が低下してし
まう。
【0005】そこで、前記ピニオンシャフトに油穴を形
成し、該油穴を介してピニオンシャフト、ニードルロー
ラ、ピニオン間の潤滑を行うようにしている。図2は従
来の自動変速機の潤滑装置におけるニードルローラの荷
重分布図である。図の上下方向は自動変速機の上下方向
に対応する。図において、41はピニオンシャフト、4
3は該ピニオンシャフト41の外周面と図示しないピニ
オンの内周面間に配設される多数のニードルローラであ
る。
【0006】図示しないリングギヤの回転方向をDR
し、ピニオンの自転方向をDP とした時、前記ピニオン
シャフト41の右下から左上にかけて荷重領域Aが、左
上から右下にかけて非荷重領域Bが形成される。そし
て、前記荷重領域Aの中央には最大荷重点Cが形成さ
れ、該最大荷重点Cを潤滑することができるように、ピ
ニオンシャフト41の下部、すなわち変速機構の径方向
内側に油穴44を形成し、該油穴44を介してピニオン
の自転及び遠心力で、ピニオンシャフト41、ニードル
ローラ43、ピニオン間に油を供給するようにしてい
る。
【0007】この場合、前記荷重領域A内の水平な方向
と最大荷重点Cにおける荷重の方向の成す角をθとする
と、 θ=tan-1(PDP /L・tanψ) …(1) L :ニードルローラ43の有効長さ PDP :ピニオンの噛合ピッチ円の直径 ψ :ピニオンの歯の捩じれ角 となる。
【0008】なお、前記ニードルローラ43の有効長さ
Lは、ニードルローラ43が2列設けられている場合
は、各ニードルローラ43の軸方向における中間点間の
距離である。また、ニードルローラ43が1列だけ設け
られている場合は、ニードルローラ43を軸方向におけ
る中間点で切断して2列設けられていると想定し、2列
設けられている場合と同様に設定する。
【0009】この場合、前記油穴44は前記(1)式に
よって求められる最大荷重点Cより自転方向における上
流側に開口させられる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の自動変速機の潤滑装置においては、2速状態になる
と、副変速ユニットがオーバードライブ状態に、主変速
ユニットが1速状態になる。この時、主変速ユニットに
おけるフロントプラネタリギヤユニットのリングギヤに
は、副変速ユニットで増速された回転が入力される。し
たがって、サンギヤはかなり高速で逆回転し、ピニオン
も更に高速で自転することになる。
【0011】このような状態においては、前記ピニオン
シャフト41の最大荷重点Cだけではなく、ピニオンの
自転方向における油穴44の手前側においてもピニオン
シャフト41に摩耗が発生してしまう。すなわち、前記
ニードルローラ43は、熱膨張などを考慮して相互間に
微小な隙間を置いて配列されている。そして、ピニオン
シャフト41の最大荷重点Cの自転方向における前後の
ほぼ90度の範囲においては荷重領域Aが形成され、ピ
ニオンからピニオンシャフト41に向けて荷重が作用し
ているため、ニードルローラ43はピニオンシャフト4
1に対して滑ることなく自転して移動する。一方、前記
荷重領域Aの反対側、すなわち非荷重領域Bにおいて
は、ピニオンからピニオンシャフト41に向けて荷重が
作用していないため、ニードルローラ43は手前のニー
ドルローラ43に押されながら移動する。
【0012】その結果、図に示すように非荷重領域Bの
先端のニードルローラ43と荷重領域Aの後端のニード
ルローラ43間に隙間δが発生してしまう。そして、非
荷重領域Bから荷重領域Aに移動したニードルローラ4
3は急激に荷重を受けながら移動することになり、ニー
ドルローラ43とピニオンシャフト41間に滑りが生
じ、ピニオンシャフト41の表面に摩耗が発生してしま
う。
【0013】この現象は、ピニオンの回転数が急激に変
化する時、例えば5−2変速のキックダウン状態の時に
顕著である。そして、ピニオンシャフト41の一部に摩
耗が発生すると、その影響でピニオンシャフト41の全
体、特に最大荷重点Cの部分にも摩耗が発生してしま
う。本発明は、前記従来の自動変速機の潤滑装置の問題
点を解決して、過酷な走行条件においてもピニオンシャ
フトに摩耗が発生するのを防止することができる自動変
速機の潤滑装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】そのために本発明は、リ
ングギヤと、サンギヤと、前記リングギヤとサンギヤ間
に配設され、リングギヤ及びサンギヤに噛合するピニオ
ンと、キャリヤに固定されたピニオンシャフトと、該ピ
ニオンシャフトの外周とピニオンの内周間に配設され、
ピニオンを回転自在に支持するニードルローラを有して
いる。
【0015】そして、前記キャリヤは径方向に延び、油
圧源に接続される第1の油穴を備え、前記ピニオンシャ
フトは、前記第1の油穴に連通して軸方向に延びる第2
の油穴、及び該第2の油穴と連通して径方向に延び、ピ
ニオンシャフトの外周とピニオンの内周間に連通する第
3の油穴を備える。該第3の油穴は、前記ピニオンシャ
フトの最大荷重点からピニオンの自転方向における上流
側であって、ピニオンシャフトの荷重領域と非荷重領域
間に開口する。
【0016】
【作用及び発明の効果】本発明によれば、前記のように
リングギヤと、サンギヤと、前記リングギヤとサンギヤ
間に配設され、リングギヤ及びサンギヤに噛合するピニ
オンと、キャリヤに固定されたピニオンシャフトと、該
ピニオンシャフトの外周とピニオンの内周間に配設さ
れ、ピニオンを回転自在に支持するニードルローラを有
している。該ニードルローラは、ピニオンシャフトの外
周とピニオンの内周間を自転しながら移動する。
【0017】前記ピニオンシャフトの外周とピニオンの
内周間でニードルローラを円滑に自転させるため、ピニ
オンシャフトの外周とピニオンの内周間に潤滑用及び冷
却用の油が供給される。そのため、前記キャリヤは径方
向に延び、油圧源に接続される第1の油穴を備えてい
る。また、前記ピニオンシャフトは、前記第1の油穴に
連通して軸方向に延びる第2の油穴、及び該第2の油穴
と連通して径方向に延び、ピニオンシャフトの外周とピ
ニオンの内周間に連通する第3の油穴を備えている。
【0018】したがって、油圧源からの油は、前記第1
の油穴、第2の油穴、第3の油穴を介してピニオンシャ
フトの外周とピニオンの内周間に供給され、ピニオンの
自転及び遠心力によってピニオンシャフト、ニードルロ
ーラ、ピニオン間に供給される。そして、前記第3の油
穴は、前記ピニオンシャフトの最大荷重点からピニオン
の自転方向における上流側であって、ピニオンシャフト
の荷重領域と非荷重領域間に開口する。
【0019】したがって、非荷重領域の先端のニードル
ローラと荷重領域の後端のニードルローラ間の隙間に油
を供給することができるので、ニードルローラが非荷重
領域から荷重領域に移動した時に急激に荷重が変化し、
ニードルローラとピニオンシャフト間で滑りが生じて
も、ピニオンシャフトに摩耗が発生するのを防止するこ
とができる。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら詳細に説明する。図3は本発明の実施例が適用さ
れる自動変速機の概念図、図4は本発明の実施例が適用
される自動変速機の作動図である。図において、自動変
速機10は、同心状に配置されたオーバドライブ入力軸
12、入力軸13及び出力軸14を有しており、該オー
バドライブ入力軸12上には、ロックアップクラッチ1
5を備えたトルクコンバータ16と、オーバドライブプ
ラネタリギヤユニット11から成る副変速ユニット18
が配設される。一方、出力軸14上には、フロントプラ
ネタリギヤユニット17とリヤプラネタリギヤユニット
19から成る主変速ユニット20が配設されている。な
お、これら3組の各プラネタリギヤユニット11,1
7,19はいずれもトランスミッションケース21に収
容されている。
【0021】前記オーバドライブプラネタリギヤユニッ
ト11は、オーバドライブ入力軸12を覆うサンギヤS
3 及びオーバドライブ入力軸12に直結するキャリヤC
3を有し、キャリヤCR3 にはサンギヤS3 に噛合す
るピニオンP3 が支持され、該ピニオンP3 には主変速
ユニット20の入力軸13に直結するリングギヤR3
噛合している。
【0022】そして、前記サンギヤS3 とキャリヤCR
3 間には、第3クラッチ(オーバドライブダイレクトク
ラッチ)C0と第3ワンウェイクラッチF0とが配設さ
れ、また、サンギヤS3 とトランスミッションケース2
1間には第4ブレーキ(オーバドライブブレーキ)B0
が配設されている。前記フロントプラネタリギヤユニッ
ト17は、出力軸14に直結するキャリヤCR1 、該キ
ャリヤCR1 に支持されるピニオンP1 、該ピニオンP
1 に噛合するリングギヤR1 及びサンギヤ軸29を備え
ている。該サンギヤ軸29は、前記ピニオンP1 に噛合
するサンギヤS1 を前端部に形成するとともに、後端部
にはリヤプラネタリギヤユニット19のピニオンP2
噛合するサンギヤS2 を形成する。そして、該サンギヤ
軸29とトランスミッションケース21間に第1ブレー
キ(セカンドコーストブレーキ)B1が配設され、ま
た、サンギヤ軸29と入力軸13間に第2クラッチ(ダ
イレクトクラッチ)C2が配設されている。さらに、前
記リングギヤR1 と入力軸13間には第1クラッチ(フ
ォワードクラッチ)C1が配設されている。
【0023】前記リヤプラネタリギヤユニット19は、
出力軸14に直結するリングギヤR 2 、該リングギヤR
2 に噛合するピニオンP2 、該ピニオンP2 を支持する
キャリヤCR2 及びサンギヤ軸29を備えている。該サ
ンギヤ軸29の後端にはピニオンP2 に噛合するサンギ
ヤS2 がフロントプラネタリギヤユニット17のサンギ
ヤS1 と一体的に形成されている。そして、サンギヤ軸
29は、出力軸14を回転自在に支持するとともに、第
1ワンウェイクラッチF1、第2ブレーキB2(セカン
ドブレーキ)を介してトランスミッションケース21に
連結されている。また、前記キャリヤCR2 とトランス
ミッションケース21間には、第3ブレーキB3(ファ
ーストアンドリバースブレーキ)及び第2ワンウェイク
ラッチF2が配設されている。
【0024】次に、前記自動変速機10の作動を、図3
及び図4に基づいて説明する。前記自動変速機10の各
クラッチC0,C1,C2、各ブレーキB0,B1,B
2,B3及び各ワンウェイクラッチF0,F1,F2
は、各ポジションP,R,N,D,3,Lの各変速段に
おいてそれぞれ図4に示す作動表のように制御される。
なお、各クラッチC0,C1,C2及び各ブレーキB
0,B1,B2,B3の係合状態と各ワンウェイクラッ
チF0,F1,F2のロック状態は図4の○印で示し、
一方、各クラッチC0,C1,C2、各ブレーキB0,
B1,B2,B3の解放状態と各ワンウェイクラッチF
0,F1,F2のフリー状態は、×印で示している。た
だし、各ワンウェイクラッチF1,F2の◎印は、エン
ジンブレーキ時に各ワンウェイクラッチF1,F2がフ
リー状態になることを示す。
【0025】まず、Dレンジ又は3レンジにおける1速
時は、第1クラッチC1、第3クラッチC0、第2ワン
ウェイクラッチF2及び第3ワンウェイクラッチF0が
係合又はロックされ、他は解放され又はフリーになる。
したがって、副変速ユニット18は、オーバドライブプ
ラネタリギヤユニット11が一体的になって直結状態に
なり、オーバドライブ入力軸12の右回転はそのまま主
変速ユニット20の入力軸13に伝達される。
【0026】また、主変速ユニット20では、入力軸1
3の回転が第1クラッチC1を介してフロントプラネタ
リギヤユニット17のリングギヤR1 に伝達され、更に
ピニオンP1 及びキャリヤCR1 と一体的に連結された
出力軸14に伝達されるとともに、サンギヤS1 を介し
てリヤプラネタリギヤユニット19のピニオンP2 に左
方向の公転力を付与する。ところが、第2ワンウェイク
ラッチF2がロックされてこの公転が阻止されるため、
ピニオンP2 は自転して出力軸14と一体のリングギヤ
2 にトルクを伝達する。
【0027】すなわち、主変速ユニット20が1速状態
になり、副変速ユニット18が直結状態になって、自動
変速機10全体として1速が達成される。なお、この
時、主変速ユニット20は、出力軸14に伝達するトル
クを、フロントプラネタリギヤユニット17を介して伝
達するものとリヤプラネタリギヤユニット19を介して
伝達するものとの2系統に分岐し、その分各ギヤが受け
る荷重を小さくしている。
【0028】また、Dレンジにおける2速時は、第1ク
ラッチC1、第4ブレーキB0及び第2ワンウェイクラ
ッチF2が係合又はロックされ、他は解放され又はフリ
ーになる。したがって、副変速ユニット18において
は、サンギヤS3 が第4ブレーキB0によって固定さ
れ、ピニオンP3 が自転しながら公転してリングギヤR
3にトルクを伝達し、主変速ユニット20の入力軸13
に増速回転(オーバドライブ回転)を伝達する。また、
主変速ユニット20においては1速時と同じ変速状態に
あり、したがって、主変速ユニット20の1速状態と副
変速ユニット18の増速状態によって自動変速機10全
体として2速が達成される。
【0029】また、Dレンジにおける3速時は、第1ク
ラッチC1、第3クラッチC0、第2ブレーキB2、第
1ワンウェイクラッチF1及び第3ワンウェイクラッチ
F0が係合又はロックされ、他は解放され又はフリーに
なる。したがって、副変速ユニット18は1速時と同様
に直結状態にあり、オーバドライブ入力軸12の回転が
そのまま主変速ユニット20の入力軸13に伝達され
る。また、主変速ユニット20においては、入力軸13
の回転が第1クラッチC1を介してフロントプロネタリ
ギヤユニット17のリングギヤR1 に伝わり、ピニオン
1 を介してサンギヤ軸29に左方向の回転力を付与す
るが、該サンギヤ軸29は第2ブレーキB2の係合に伴
い第1ワンウェイクラッチF1がロックされ、左方向の
回転が阻止される。したがって、ピニオンP1 は自転し
ながら公転し、フロントプラネタリギヤユニット17の
みを経由して2速の回転が出力軸14に伝達される。こ
れにより、副変速ユニット18の直結状態と主変速ユニ
ット20の2速状態によって自動変速機10全体として
3速が達成される。
【0030】また、Dレンジにおける4速時は、第1ク
ラッチC1、第2クラッチC2、第3クラッチC0、第
2ブレーキB2及び第3ワンウェイクラッチF0が係合
又はロックされ、他は解放され又はフリーになる。した
がって、副変速機ユニット18は直結状態になり、ま
た、主変速ユニット20は、第1クラッチC1及び第2
クラッチC2の係合によってフロントプラネタリギヤユ
ニット17が一体的に回転し、入力軸13の回転はその
まま出力軸14に伝達される。これにより、副変速ユニ
ット18の直結状態と主変速ユニット20の3速状態に
よって、オーバドライブ入力軸12、入力軸13、出力
軸14が一体的に回転して自動変速機10全体として4
速が達成される。
【0031】また、Dレンジにおける5速時は、第1ク
ラッチC1、第2クラッチC2、第2ブレーキB2及び
第4ブレーキB0が係合され、他は解放され又はフリー
になる。したがって、副変速ユニット18は増速状態
に、また、主変速ユニット20も3速状態になり、自動
変速機10全体として5速が達成される。また、Rレン
ジ時は、第2クラッチC2、第3クラッチC0、第3ブ
レーキB3及び第3ワンウェイクラッチF0が係合又は
ロックされ、他は解放され又はフリーになる。したがっ
て、副変速ユニット18は直結状態になり、また、主変
速ユニット20は、入力軸13の回転が第2クラッチC
2の係合によって直接サンギヤ軸29に伝達され、か
つ、第3ブレーキB3の係合によってリヤプラネタリギ
ヤユニット19のピニオンP2 の公転がロックされてい
るので、サンギヤ軸29の回転はピニオンP2 の自転を
介してリングギヤR2 に左回転として伝達され、出力軸
14を逆回転させる。
【0032】また、3レンジ又はLレンジにおける3速
時は、Dレンジの3速時に第1ブレーキB1を係合させ
た状態であり、したがって、サンギヤ軸29の回転が両
方向とも阻止され、エンジンブレーキが可能となる。ま
た、Lレンジにおける1速時は、Dレンジにおける1速
時に第3ブレーキB3を係合させた状態であり、したが
って、リヤプラネタリギヤユニット19のピニオンP2
の公転が両方向とも阻止され、エンジンブレーキが可能
となる。
【0033】このように、該ピニオンP1 は、主変速ユ
ニット20の1速状態又は2速状態の時に、キャリヤC
1 によって公転させられるほかにリングギヤR1 によ
って自転させられ、キャリヤCR1 に対して相対的に回
転する。そして、副変速ユニット18による増速回転が
加わり、自動変速機10全体として2速の時に、ピニオ
ンP1 は増速されて自転し、公転することになり、ピニ
オンP1 に供給する油を増加することが必要になる。
【0034】次に、前記フロントプラネタリギヤユニッ
ト17について説明する。図1は本発明の実施例を示す
自動変速機の潤滑装置の断面図である。図において、フ
ロントプラネタリギヤユニット17は、全体が出力軸1
4の周りに配設されており、該出力軸14には、軸方向
に形成した油路51と、該油路51から径方向に設けら
れる油穴52〜54が形成されている。
【0035】前記出力軸14の外周にはサンギヤ軸29
が回転自在に支持されており、該サンギヤ軸29には、
内周側と、外周側の歯部55とを連通する油穴56が形
成されている。また、歯部55の後端にはドラム部材5
8が係合されていて、前方の第2クラッチC2の係脱に
よって、入力軸13の回転がドラム部材58を介してサ
ンギヤS1 に選択的に伝達されるようになっている。さ
らに、第1ブレーキB1によってドラム部材58を固定
すると、サンギヤS1 は固定される。
【0036】前記出力軸14の油穴52,54間の外周
面には油穴53の前側と後側とにスプライン61が形成
され、該スプライン61にはキャリヤCR1 のボス部6
2が係合される。該ボス部62は前後に長く形成され、
軸方向の中途部分で出力軸14の油穴53に向けて開口
する潤滑油穴63(第1の油穴)がキャリヤCR1 の径
方向に形成される。該潤滑油穴63は、キャリヤCR1
のピニオンシャフト64内において径方向に形成された
油穴65に連通し、該油穴65を介してピニオンシャフ
ト64内において軸方向に形成された油穴66(第2の
油穴)に連通する。そして、該油穴66の中途部分に
は、前記ピニオンシャフト64の外周に向けて貫通する
ように油穴67(第3の油穴)が形成されている。
【0037】なお、前記潤滑油穴63は先端がプラグ7
1によって閉鎖され、また、出力軸14の油穴53との
接合部分がその前後のスプライン嵌合によって油密状態
に保たれており、油路51及び油穴53を介して供給さ
れる油は、ピニオンP1 の内周に十分供給されるように
なっている。前記ピニオンP1 は、フロント側ニードル
ローラ72及びリヤ側ニードルローラ73を介してピニ
オンシャフト64の外周で回転自在に支持され、径方向
内側においてサンギヤ軸29の歯部55に噛合し、径方
向外側においてリングギヤR 1 に噛合している。なお、
該ピニオンP1 の前端面及び後端面にはワッシャ74,
75が配置されている。
【0038】前記リングギヤR1 は径方向内側にハブ部
76を形成し、該ハブ部76の内周面とキャリヤCR1
の前方に延長したボス部62の外周間にベアリング77
が配設され、該ベアリング77を介してリングギヤR1
は回転自在に支持される。また、該リングギヤR1 の前
端面と入力軸13間、及び後端面とキャリヤCR1 間に
は、それぞれスラストベアリング78,79が配設され
ている。
【0039】さらに、入力軸13と一体的に設けられた
フランジ部材81とリングギヤR1間に第1クラッチC
1が配設され、該第1クラッチC1を油圧サーボC−1
によって係脱することにより、入力軸13の回転がリン
グギヤR1 に選択的に伝達されるようになっている。次
に、前記構成の自動変速機10の潤滑装置の動作につい
て説明する。
【0040】前述したように、副変速ユニット18を増
速状態とし、主変速ユニット20を1速状態として、自
動変速機10全体を2速にすると、入力軸13が増速回
転し、第1クラッチC1を介してリングギヤR1 も増速
回転する。一方、サンギヤ軸29は、第2クラッチC2
の解放に伴ってリングギヤR1 とは逆方向に回転し、こ
れによりピニオンP1 は高速で自転し、キャリヤCR1
に対して相対的に回転する。
【0041】この時、図示しない油圧装置によって出力
軸14の油路51に供給された油は、漏洩することな
く、油穴53を介してキャリヤCR1 の潤滑油穴63に
供給され、さらに、ピニオンP1 の内周とピニオンシャ
フト64の外周間に強制的に供給される。次に、前記ピ
ニオンシャフト64の油穴67について説明する。
【0042】図5はピニオンシャフトの縦断面図、図6
は図5のA−A断面とリヤ側ニードルローラの荷重分布
図、図7はピニオン及びピニオンシャフトに加わる力の
関係図、図8はフロント側ニードルローラの荷重分布図
である。図において、64はピニオンシャフト、65は
前記潤滑油穴63(図1)に連通して、径方向に延びる
油穴、66は該油穴65に連通して、ピニオンシャフト
64の中心部において軸方向に延びる油穴、67は前記
油穴66の中途部分に連通して、ピニオンシャフト64
の径方向内側に延びる油穴、DP はピニオンP1の自転
方向である。
【0043】前記フロント側ニードルローラ72及びリ
ヤ側ニードルローラ73は、熱膨張などを考慮して相互
間に微小な隙間を置いてピニオンシャフト64の外周面
に配列されている。また、FはピニオンP1 の回転方向
の力、Sは圧力角による分力、Tは捩(ね)じれ角によ
るスラスト力、H1 はフロント側ニードルローラ72に
対し水平方向に加わる力、H2 はリヤ側ニードルローラ
73に対し水平方向に加わる力、V1 はフロント側ニー
ドルローラ72に対し垂直方向に加わる力、V2 はリヤ
側ニードルローラ73に対し垂直方向に加わる力であ
る。
【0044】ここで、フロント側ニードルローラ72及
びリヤ側ニードルローラ73において、ピニオンP1
右向きのヘリカルギヤで構成されるため、ピニオンP1
とリングギヤR1 間及びピニオンP1 とサンギヤS1
の噛合箇所において、ピニオンP1 に対してスラスト力
Tが加わる。ところが、ピニオンP1 とリングギヤR 1
間及びピニオンP1 とサンギヤS1 間の噛合箇所におけ
るヘリカルギヤの捩じれ角が互いに逆向きとなるため
に、スラスト力Tはそれぞれ軸方向の反対側に作用す
る。
【0045】また、ピニオンP1 には軸の垂直な線を中
心とする回転力が発生するため、フロント側ニードルロ
ーラ72及びリヤ側ニードルローラ73にはそれぞれ逆
向きの径方向の力が作用する。したがって、フロント側
ニードルローラ72及びリヤ側ニードルローラ73から
ピニオンシャフト64に対して加わる荷重の最大荷重点
1 ,C2 はフロント側ニードルローラ72及びリヤ側
ニードルローラ73では異なる。
【0046】そして、ピニオンシャフト64の自転方向
における最大荷重点C1 ,C2 の前後のほぼ90度の範
囲には、フロント側ニードルローラ72及びリヤ側ニー
ドルローラ73による荷重領域A1 ,A2 が形成され、
該荷重領域A1 ,A2 の反対側には非荷重領域B1 ,B
2 が形成される。そして、前記荷重領域A1 ,A2 内の
水平な方向と最大荷重点C1 ,C2 における荷重方向の
成す角θ1 ,θ2 は、フロント側ニードルローラ72の
場合、図8に示すようになり、リヤ側ニードルローラ7
3の場合、図6に示すようになり、それに伴い隙間δの
発生する位置が異なる。
【0047】ここで、フロント側ニードルローラ72の
荷重領域A1 において、ピニオンP 1 からピニオンシャ
フト64に向けて荷重が作用しているため、フロント側
ニードルローラ72はピニオンシャフト64に対して滑
ることなく自転して移動する。また、前記荷重領域A1
の反対側、すなわち非荷重領域B1 においては、ピニオ
ンP1 からピニオンシャフト64に向けて荷重が作用し
ていないため、フロント側ニードルローラ72は手前の
フロント側ニードルローラ72に押されながら移動す
る。
【0048】その結果、図8に示すように非荷重領域B
1 の先端のフロント側ニードルローラ72と、荷重領域
1 の後端のフロント側ニードルローラ72との間に隙
間δが発生する。一方、リヤ側ニードルローラ73の荷
重領域A2 において、ピニオンP2 からピニオンシャフ
ト64に向けて荷重が作用しているため、リヤ側ニード
ルローラ73はピニオンシャフト64に対して滑ること
なく自転して移動する。また、前記荷重領域A2 の反対
側、すなわち非荷重領域B2 においては、ピニオンP2
からピニオンシャフト64に向けて荷重が作用しないた
め、リヤ側ニードルローラ73は手前のリヤ側ニードル
ローラ73に押されながら移動する。
【0049】その結果、非荷重領域B2 の先端のリヤ側
ニードルローラ73と、荷重領域A 2 の後端のリヤ側ニ
ードルローラ73との間に図2に示すような隙間δが発
生する。前記油穴67は、リヤ側ニードルローラ73に
おける隙間δが発生する部分、すなわち最大荷重点C1
の自転方向における上流側であって、非荷重領域B1
荷重領域A1 間すなわち荷重領域の切換わり点の近傍に
開口する。
【0050】非荷重領域B1 から荷重領域A1 に移動し
たリヤ側ニードルローラ73は急激に荷重を受けながら
移動するが、油穴67を介して前記隙間δに多くの油が
供給されるので、ピニオンシャフト64とリヤ側ニード
ルローラ73間の摩擦によってピニオンシャフト64の
表面に傷が発生するのを防止することができる。また、
最大荷重点C1 近傍の潤滑は、ピニオンP1 の自転によ
って行うことができる。
【0051】ここで、前記フロント側ニードルローラ7
2の場合、隙間δ及び最大荷重点C 1 は、ピニオンシャ
フト64の自転方向における前記油穴67の下流側に位
置している。したがって、隙間δが発生する部分に油穴
67を開口させなくとも、ピニオンP1 の自転によって
十分な潤滑を行うことができる。すなわち、リヤ側ニー
ドルローラ73の隙間δが発生する部分に油穴67を形
成すれば、フロント側ニードルローラ72及びリヤ側ニ
ードルローラ73に対して十分な潤滑を行うことがで
る。
【0052】また、最大荷重点CはピニオンP1 の自転
方向DP 、ニードルローラ72,73の有効長さL、ピ
ニオンP1 の噛合ピッチ円の直径PDP 及びピニオンP
1 の歯の捩じれ角ψから、式(1)によって求めること
ができる。このように、ピニオンシャフト64の表面と
ニードルローラ72,73間の摩擦を抑制してピニオン
シャフト64の表面に摩耗が発生するのを防止すること
ができる。
【0053】なお、本発明は前記実施例に限定されるも
のではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形すること
が可能であり、それらを本発明の範囲から排除するもの
ではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す自動変速機の潤滑装置の
断面図である。
【図2】従来の自動変速機の潤滑装置におけるニードル
ローラの荷重分布図である。
【図3】本発明の実施例が適用される自動変速機の概念
図である。
【図4】本発明の実施例が適用される自動変速機の作動
図である。
【図5】ピニオンシャフトの縦断面図である。
【図6】図5のA−A断面とリヤ側ニードルローラの荷
重分布図である。
【図7】ピニオン及びピニオンシャフトに加わる力の関
係図である。
【図8】フロント側ニードルローラの荷重分布図であ
る。
【符号の説明】
63 潤滑油穴 64 ピニオンシャフト 66,67 油穴 72,73 ニードルローラ S1 ,S2 ,S3 サンギヤ R1 ,R2 ,R3 リングギヤ P1 ,P2 ,P3 ピニオン CR1 ,CR2 ,CR3 キャリヤ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂口 吉一 愛知県安城市藤井町高根10番地 アイシ ン・エィ・ダブリュ株式会社内 (72)発明者 岩月 邦裕 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (72)発明者 浅原 則己 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (72)発明者 木村 弘道 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (56)参考文献 特開 昭51−42861(JP,A) 特開 平2−296056(JP,A) 特開 昭58−131449(JP,A) 特開 昭58−131451(JP,A) 特開 平2−278044(JP,A) 特開 平4−125343(JP,A) 実開 昭63−49053(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16H 57/04 F16H 3/44 F16H 57/02 501

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リングギヤと、サンギヤと、前記リング
    ギヤとサンギヤ間に配設され、リングギヤ及びサンギヤ
    に噛合するピニオンと、キャリヤに固定されたピニオン
    シャフトと、該ピニオンシャフトの外周とピニオンの内
    周間に配設され、ピニオンを回転自在に支持するニード
    ルローラを有し、前記キャリヤは径方向に延び、油圧源
    に接続される第1の油穴を備え、前記ピニオンシャフト
    は、前記第1の油穴に連通して軸方向に延びる第2の油
    穴、及び該第2の油穴と連通して径方向に延び、ピニオ
    ンシャフトの外周とピニオンの内周間に連通する第3の
    油穴を備え、該第3の油穴は、前記ピニオンシャフトの
    最大荷重点からピニオンの自転方向における上流側であ
    って、ピニオンシャフトの荷重領域と非荷重領域間に開
    口することを特徴とする自動変速機の潤滑装置。
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