JP2791913B2 - 砂杭造成船を使用した海底マウンドの締固め均し方法における船体の吃水量検出方法 - Google Patents

砂杭造成船を使用した海底マウンドの締固め均し方法における船体の吃水量検出方法

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渡辺  要
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  • Investigation Of Foundation Soil And Reinforcement Of Foundation Soil By Compacting Or Drainage (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (イ)背景技術 港湾構造物を軟弱地盤上に構築する場合、海底地盤に
あらかじめ砂杭を造成して軟弱地盤を強化した上でマウ
ンドを造成し、荷重を分散させる方法を採ることがあ
る。
この場合、マウンドは通常潜水土による手均しや、ま
たコンクリートブロックや重錘等をクレーン船で吊上げ
自然落下させて締固めていたが、海水抵抗や浮力及び着
底時のウオータークッション等によりエネルギーが大幅
に減少し、更には位置ずれなどを起して充分な効果が得
られなかった。
また、着底させたロッドの上端を海面上に露出させ、
該ロッドをクレーン船等に設置したハンマーで打撃又は
振動を与えて海底地盤を締固める方法もあるが、締固め
材料の運搬や投入は別の作業船を使用する必要があり、
非常に非能率かつ不経済であった。
そこで、本出願人は先に砂杭造成からマウンドの築造
及びその締固め均し作業までを砂杭造成船だけで行なう
高能率かつ経済的な方法を提案した。
この方法は、砂杭造成船により海底の軟弱地盤に通常
の砂杭を所定数造成した後、砂杭造成用中空管の下端に
箱型のタンパー(突固め板)を装着し、上記中空間上部
に取付けたホッパーからマウンド造成材料を中空管内に
投入し、これを中空管下部から排出して砂杭造成地盤上
にマウンドを築造すると共に、該マウンドを中空管頭部
に取付けられたバイブロハンマーの振動によって締固め
均すものである。
しかしながら、砂杭造成用中空管やバイブロハンマ
ー,タンパー等は相当の重量があり、特にこのような中
空管が3基並列されたいわゆる三連装の場合はなおさら
で、これを吊持しているときは船体は満載状態で吃水深
く沈んでいるが、上記のように海底地盤のマウンドを均
す場合には、マウンド上にこれらの自重のほとんどをあ
ずけることになるので、船体は軽荷状態となって浮いて
来る。
ところが、例えば捨て石マウンド等の場合の均し精度
は規定値±5cmを要求されることがあるので、船体を基
準にして均し深さを計測している砂杭造成船の船体の浮
き沈み量は精度上大きな問題となり、船体の吃水を正確
に計測する必要がある。
(ロ)発明の開示 本発明は、このように砂杭造成船を使用してマウンド
の締固め均し作業を行なう場合に、極めて簡単に船体の
吃水量(水面から船底までの深さ)を検出することがで
きる方法を提案するもので、これにより中空管下端に取
付けたタンパーの高さ位置を正確に決めてマウンド上面
の均し精度の向上を図らんとするものである。
即ち、本発明は砂杭造成船の砂杭造成用中空管下端に
装着したタンパーにより該中空管頭部のバイブロハンマ
ーを使用して海底地盤に築造したマウンドを締固め均す
方法において、下端部を通水性とした上記中空管内の水
面にロープによって垂下したフロート重錘を浮かばせて
該ロープを緊張させ、砂杭造成船側に設置したロープ巻
取り装置からの上記ロープの繰出し量を計測することに
より船体の吃水の変化を検出するものである。
以下、本発明法の実施例を図により説明する。
(ハ)実施例 1は砂杭造成船、2は砂杭造成用中空で、該中空管2
は吊り索3に吊持されて船体1前端部に立設されたリー
ダー4に沿って昇降できるようになっている。
5は中空管2下端に着脱自在に装着された有底箱型の
タンパーで、該タンパー5の中空管2への取付部には管
2内へ海水が出入りできるような間隙あるいは孔を形成
しておき、また必要により中空管2自体の下方管壁にも
海水が出入りする開閉可能な孔を設けるようにする。
6は中空管2内の上方から垂下されたロープ7下端に
取付けられたある程度重量のあるフロート重錘で、ロー
プ7の基端は中空管2壁の上方を貫通して前記リーダー
4上方に設置したロープ巻取り装置8に巻着されてい
る。該巻取り装置8にはセルシン発信器等のロープ7の
繰出し量(長さ)を検出する検出器(図示せず)が付設
されている。
なお、砂杭造成船1には中空管2を昇降させるウイン
チ9のほか、砂杭又はマウンド築造用材料を貯えるビン
10やコンベア11,昇降バケット12等の搬送装置類が装備
され、また中空管2の上部にはホッパー13、頭部にはバ
イブロハンマー14が取付けられている。
しかして、海底地盤15上にこの砂杭造成船1によりマ
ウンド16を築造したら、タンパー5によりその上面を上
記バイブロハンマー14を使用して締固め均す。このとき
には、上記したリーダー4のロープ巻取り装置8のロー
プ7を巻降して下端のフロート重錘6を中空管2内の水
面に浮かせる。ロープ巻取り装置8はフロート6を浮か
せた時にそのロープ7を常に緊張状態に保持できるよう
に構成されている。
前記したように、中空管2内にはその下方で外部の海
水が自由に出入できるようになっており、外側の水面と
管2内の水面とは同一高さとなっている。従って、巻取
り装置8からのロープ7の繰出し長さを検出器で検出す
れば、船体1の吃水量(第2図中d)即ち浮き沈み量を
簡単に算出することができ、タンパー5によりマウンド
16上面の締固め均し作業を行なうに当って、中空管2を
どの程度降ろせばよいのかが即座に判明し、タンパー5
の高さ位置を正確に設定できるのである。
(ホ)発明の効果 本発明の方法は上述のようにしてなり、砂杭造成用中
空管内の水面にフロートを浮かばせ、これを垂下するロ
ープの繰出し量を検出するだけで、砂杭造成船の吃水量
の変化を簡単に測定することができ、その変化に対応し
て中空管下端のタンパーの高さ位置を決めることが容易
となるので、海底マウンドの均し精度を大きく向上させ
ることが可能となるのである。
しかも、本発明の方法によれば、海面が多少荒れてい
ても中空管内は影響を受けないので、常に静かな中空管
内水面で吃水量を計測することができるから、正確な吃
水量測定を行うことができ、使用機材も経済的にして種
々の利点を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法を実施する砂杭造成船全体の説明
図、第2図はその要部を示す説明図である。 符号説明 1……砂杭造成船、2……砂杭造成用中空管 3……吊り索、4……リーダー、5……タンパー 6……フロート重錘、7……ロープ、8……ロープ巻取
り装置、9……ウインチ、10……ビン、11……コンベ
ア、12……昇降バケット、13……ホッパー 14……バイブロハンマー、15……海底地盤 16……マウンド

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】砂杭造成船の砂杭造成用中空管下端に装着
    したタンパーにより該中空管頭部のバイブロハンマーを
    使用して海底地盤に築造したマウンドを締固め均す方法
    において、下端部を通水性とした上記中空管内の水面に
    ロープによって垂下したフロート重錘を浮かばせて該ロ
    ープを緊張させ、砂杭造成船側に設置したロープ巻取り
    装置からの上記ロープの繰出し量を計測することにより
    船体の吃水の変化を検出することを特徴とする砂杭造成
    船の吃水量検出方法。
JP12566390A 1990-05-16 1990-05-16 砂杭造成船を使用した海底マウンドの締固め均し方法における船体の吃水量検出方法 Expired - Lifetime JP2791913B2 (ja)

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