JP2789947B2 - 温度調節装置 - Google Patents

温度調節装置

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JP2789947B2
JP2789947B2 JP4199400A JP19940092A JP2789947B2 JP 2789947 B2 JP2789947 B2 JP 2789947B2 JP 4199400 A JP4199400 A JP 4199400A JP 19940092 A JP19940092 A JP 19940092A JP 2789947 B2 JP2789947 B2 JP 2789947B2
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sliding
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thermostat
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JP4199400A
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親司 坂野
靖治 ▲高▼島
和久 川崎
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、衣類等のしわ伸ばしを
行う裁縫ごてを含むアイロンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、アイロンまたは裁縫ごてに用いら
れる温度調節装置は、サーモスタットの調節軸に取り付
けたダイヤルの回動操作により、ベースを任意の温度に
設定して調節するものが一般的である。また、操作体を
ダイヤルに代えて、サーモスタットの調節軸に取り付け
たピニオンギアに、ラックギアを噛み合せることによ
り、つまみを摺動させて前記調節軸を回動させるように
したものも考えられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなつまみを摺動させるようにしたものは操作性にすぐ
れている反面、ピニオンギアにラックギアを噛み合わせ
た構成のものでは、手動によるつまみの摺動動作をサー
モスタットの調節軸に的確に伝達することができないと
いう問題があった。
【0004】つまり、つまみの摺動動作を調節軸の部分
で回転動作に変換するため、ピニオンギアとラックギア
の連係状態にばらつきが生じると、サーモスタット本体
に対する調節軸の螺合部や、ピニオンギアとラックギア
との螺合部に無理な応力が作用するため、頻繁な操作が
長期に亘って繰り返し行われると、ベースの温度が変化
して衣類に最適な温度に調節することができないという
問題があった。
【0005】そこで本発明は、ベースを任意の温度に高
精度で調節することができる操作性にすぐれた使い勝手
のよいアイロンを得ることを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】そして、上記目的を達成
するために本発明のアイロンは、ヒータによって加熱さ
れるベースと、このベース上に取り付けられ、調節軸の
上下動によりベースの温度を調節するサーモスタット
と、前記ベースの上面側を覆うカバーと、このカバー上
に設置した把手と、前記サーモスタットに回転自在に螺
合させ、ピニオンギアの回転により回動しながら上下動
して前記ベースの調節温度を変化させる調節軸と、この
調節軸に取り付けたピニオンギアと噛み合うラックギア
およびこのラックギアとの間に前記ピニオンギアが位置
するように同ラックギアとほぼ平行に案内部を形成した
摺動体と、この摺動体の外側に沿ってその摺動方向に設
けられた案内体と、前記把手の上面に摺動自在に配置さ
れ、かつ、前記摺動体を介して前記サーモスタットと連
係させた操作体を具備したものである。
【0007】
【0008】
【0009】
【作用】本発明のアイロンは、上記構成により、サーモ
スタットの調節軸に取り付けたピニオンギアと、操作体
の手動操作によって摺動されるラックギアとの連係状態
にばらつきが生じることがなくなるとともに、操作体の
摺動動作を的確にサーモスタットに伝達することができ
るようになるのである。
【0010】
【0011】
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面にもとづ
いて説明する。図1〜図4において、1は上面に取り付
けたヒータ2によって加熱されるベースで、このベース
1上に取り付けたサーモスタット3によって任意の温度
に調節される。4は前記ベース1の上面側を覆う樹脂製
のカバーで、ベース1に取り付けられた前部固定具5お
よび後部固定具6を介して前記ベース1に固定されてい
る。
【0013】7は前記サーモスタット3の調節軸8に取
り付けたピニオンギアで、そのギア部は前記カバー4の
上面側に突出するように設けられている。9はこのピニ
オンギア7に噛み合うラックギア10を設けた摺動体
で、前記ベース1のかけ面とほぼ平行に配設され、か
つ、前記カバー4上を前後方向に摺動自在に設けられて
いる。
【0014】11は前記摺動体9に形成した案内部で、
ラックギア10が噛み合うピニオンギア7をその間に位
置させて前記ラックギア10とほぼ平行に形成されてい
る。12は前記摺動体9の上面側に突設した操作部で、
その凹部12aには前記摺動体9を摺動させる操作体1
3を上下に進退自在に嵌合している。14は前記カバー
4上に形成された案内体で、カバー4上を摺動する摺動
体9の摺動方向に沿ってラックギア10および案内部1
1の外側に設けられている。
【0015】15は前記カバー4上に配置され、かつ、
前記カバー4とで前記摺動体9を摺動自在に保持すると
ともに、前記ピニオンギア7を回動自在に保持する把手
で、前記摺動体9に設けた操作部12を摺動自在に貫通
する第1の長穴16を有するとともに、前記操作体13
を前下がりに傾斜させて摺動できるよう傾斜保持部17
を形成している。
【0016】18は前記摺動体9に設けた第1の遮蔽体
で、この摺動体9とともに摺動して前記把手15に設け
た第1の長穴16を閉塞する。19は前記把手15の上
面側に取り付けられ、かつ、前記傾斜保持部17および
操作体13を覆う把手カバーで、この把手カバー19と
前記把手15とで前記操作体13を摺動自在に保持して
いる。
【0017】また、この把手カバー19には前記操作体
13のつまみ20を摺動自在に配置する第2の長穴21
が設けられ、前記つまみ20をこの第2の長穴21から
突出させて外部に臨ませている。22は前記操作体13
に形成された第2の遮蔽体で、つまみ20の前後部に設
けられ、前記操作体13とともに摺動して前記把手カバ
ー19に設けた第2の長穴21を閉塞する。
【0018】次に、この実施例における作用を説明す
る。まず、アイロンがけを行う時は、図4に示した
「切」の状態から操作体13のつまみ20を前方へ摺動
させ、把手カバー19に表示している任意の温度目盛り
23に合わせると、操作体13は操作部12を介して連
係させた摺動体9を把手15の上面に沿って水平方向に
前方へ移動させる。
【0019】このとき、操作体13は操作部12に対し
て徐々に深く嵌合して、同操作体13を把手15の傾斜
保持部17に沿って前下がりに傾斜しながら摺動する。
したがって、使用中は操作体13のつまみ20が第2の
長穴21の前側に位置することになるものの、操作体1
3は前下がりに傾斜して摺動するため、前方へ移動する
につれてつまみ20の位置が低くなり、把手15の上面
も低く構成することができる。
【0020】そして、前記摺動体9に設けたラックギア
10の摺動に連動して、このラックギア10に噛み合う
ピニオンギア7を回動させるとともに、このピニオンギ
ア7の回動にサーモスタット3の調節軸8を連動させて
所定の温度に設定し、ベース1の温度が調節されるよう
になっている。
【0021】また、前記摺動体9はラックギア10およ
び案内部11の外側に形成された案内体14に沿ってカ
バー4上を摺動するため、ラックギア10がピニオンギ
ア7側へ近接する方向に変位するのを規制するととも
に、ピニオンギア7から離反方向に変位するのを規制す
ることができるようになっており、ラックギア10とピ
ニオンギア7の噛み合い状態を常時一定の連係状態に保
持して摺動体9を摺動させることができるものである。
【0022】さらに、図1で示すように、使用中つまみ
20を最も前側の「高」の位置に合わせた場合、前記操
作体13のつまみ20と摺動体9の操作部12を摺動さ
せるために不可欠な、把手15および把手カバー19に
形成された第1の長穴16および第2の長穴21を通し
て、加熱されたベース1の熱気が上昇し操作体13およ
びその周辺の温度を上昇させる。
【0023】本発明のアイロンは、前記操作体13の摺
動動作に応動して前記第1の長穴16と第2の長穴21
を閉じる第1および第2の遮蔽体18,22を、各々前
記摺動体9および操作体13に設けることにより、加熱
されたベース1からの熱気の上昇を遮断して、温度上昇
を低く抑えることができる。
【0024】図5は本発明の他の実施例を示したもの
で、ラックギア10の両側部にその摺動方向に沿って前
記カバー4に案内体24を設けたものであり、前記と同
様にラックギア10がピニオンギア7側へ近接する方向
に変位するのを規制するとともに、ピニオンギア7から
離反方向に変位するのを規制することができるようにな
っており、ラックギア10とピニオンギア7の噛み合い
状態を常時一定の連係状態に保持することができるもの
である。
【0025】図6はさらに本発明の他の実施例を示した
もので、摺動体9に形成したラックギア10と案内部1
1の先端部を連結したものであり、ピニオンギア7の周
囲を囲むように摺動体9を設けることにより、摺動体9
を強固に構成して頻繁な繰り返し摺動動作や、加熱等に
よるラックギア10および案内部11の変形を防止する
ことができ、操作体13の摺動動作を調節軸8の回転動
作に的確に変換してサーモスタット3に伝達することが
できるものである。
【0026】
【発明の効果】以上のように本発明のアイロンは、ヒー
タによって加熱されるベースと、このベース上に取り付
けられ、調節軸の上下動によりベースの温度を調節する
サーモスタットと、前記ベースの上面側を覆うカバー
と、このカバー上に設置した把手と、前記サーモスタッ
トに回転自在に螺合させ、ピニオンギアの回転により回
動しながら上下動して前記ベースの調節温度を変化させ
る調節軸と、この調節軸に取り付けたピニオンギアと噛
み合うラックギアおよびこのラックギアとの間に前記ピ
ニオンギアが位置するように同ラックギアとほぼ平行に
案内部を形成した摺動体と、この摺動体の外側に沿って
その摺動方向に設けられた案内体と、前記把手の上面に
摺動自在に配置され、かつ、前記摺動体を介して前記サ
ーモスタットと連係させた操作体とを具備したから、
作体の摺動動作を的確にサーモスタットに伝達して、ベ
ースを任意の温度に高精度で調節することができるとと
もに、操作体を把手の上面に前下がりに傾斜させて摺動
させることができ、操作性を向上させて使い勝手をよく
することができる
【0027】
【0028】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示した温度調節装置の要部
断面図
【図2】同温度調節装置の上面図
【図3】同温度調節装置の要部上面図
【図4】同温度調節装置の作用図
【図5】本発明の他の実施例を示した温度調節装置の要
部上面図
【図6】本発明の他の実施例を示した温度調節装置の要
部上面図
【符号の説明】
1 ベース 2 ヒータ 3 サーモスタット 4 カバー 7 ピニオンギア 8 調節軸 9 摺動体 10 ラックギア 11 案内部 12 操作部 13 操作体 14 案内体 15 把手 16 第1の長穴 21 第2の長穴 18 第1の遮蔽体 22 第2の遮蔽体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平1−168300(JP,U) 実開 平3−41288(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) D06F 75/26

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヒータによって加熱されるベースと、こ
    のベース上に取り付けられ、調節軸の上下動によりベー
    スの温度を調節するサーモスタットと、前記ベースの上
    面側を覆うカバーと、このカバー上に設置した把手と、
    前記サーモスタットに回転自在に螺合させ、ピニオンギ
    アの回転により回動しながら上下動して前記ベースの調
    節温度を変化させる調節軸と、この調節軸に取り付けた
    ピニオンギアと噛み合うラックギアおよびこのラックギ
    アとの間に前記ピニオンギアが位置するように同ラック
    ギアとほぼ平行に案内部を形成した摺動体と、この摺動
    体の外側に沿ってその摺動方向に設けられた案内体と、
    前記把手の上面に摺動自在に配置され、かつ、前記摺動
    体を介して前記サーモスタットと連係させた操作体
    具備したアイロン
  2. 【請求項2】 摺動体は、ピニオンギアの両側に形成し
    たラックギアと案内部の端部を連結した請求項1記載の
    アイロン
  3. 【請求項3】 摺動体の上面側に操作部を突設するとと
    もに、この操作部に前下がりに傾斜した摺動自在な操作
    体を係合し、把手に前記操作部を貫通する第1の長孔
    と、前記操作体に設けたつまみを摺動自在に配置する第
    2の長孔を設け、前記操作体の摺動動作に応動して前記
    第1の長孔と第2の長孔を閉じるように前記操作体と摺
    動体に第1の遮蔽体と第2の遮蔽体を形成した請求項1
    記載のアイロン。
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JPH0639200A JPH0639200A (ja) 1994-02-15
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP3041288U (ja) * 1997-03-10 1997-09-09 キャビン工業株式会社 スライド映写機

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