JP2787986B2 - 小型画像形成装置 - Google Patents

小型画像形成装置

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JP2787986B2 JP1223651A JP22365189A JP2787986B2 JP 2787986 B2 JP2787986 B2 JP 2787986B2 JP 1223651 A JP1223651 A JP 1223651A JP 22365189 A JP22365189 A JP 22365189A JP 2787986 B2 JP2787986 B2 JP 2787986B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、原稿の画像を画像情報として読み取る読取
手段と、前記画像情報を記録紙に記録する記録手段を備
えた小型画像形成装置に関する。
〔従来の技術〕
読取機能と記録機能との両方の機能を持った小型画像
形成装置(小型リーダ・プリンタ装置)としては、従
来、リーダ部で読み取った情報を装置内に装填してある
プリント用紙にプリントするものであるために、専用の
プリント用紙にしかプリントすることができず、その為
に読み取り対象物から読み取った情報をノート等に記録
するには、プリント用紙を切り取ってこれをノート等に
貼り付けなければならないという難点をもっていた。
そこで、以上のような問題点を解決するために、読み
取り対象物の記録情報を読み取るリーダ部およびプリン
ト情報をプリントするプリンタ部を設けると共に、上記
リーダ部による読み取り情報を記憶し且つ該記憶内容を
上記プリンタ部にプリント情報として読み出す制御部を
設け、上記制御部は上記リーダ部による読み取り操作の
1回分の読み取り情報を記憶可能な複数のメモリエリア
を有し、上記リーダ部による読み取り操作が行われる毎
に読み取り情報を上記複数のメモリエリアに対して順次
に記憶可能であると共に、上記プリンタ部によるプリン
ト操作が行われる毎に上記リーダ部による読み取り操作
時に記憶された順番で上記複数のメモリエリアの記憶内
容を順次に読出可能とした小型リーダ・プリンタ装置が
提案されている(特開昭62−154961号公報)。
この装置によれば、書籍等の厚みのある読み取り対象
物からの情報の読み取りはもちろん、ノートやその他の
任意のプリント物に自由に読み取り情報をプリントする
こができると共に、読取範囲がかなり広い読取原稿に対
して何回かに分けて連続的に読み取りが可能となり、そ
れによって読み取られた画像情報を後に連続的に記録す
ることができる。
〔発明が解決しようと問題点〕
しかしながら上記小型リーダ・プリンタ装置では、読
取範囲がかなり広い読取原稿に対して何回かに分けて読
み取りを行った際の記録時に、その継ぎ目がずれてしま
う。即ち、継ぎ目が重複したり、途切れたりし、原稿画
像に忠実な記録再生ができない。
従って、本発明が目的とするところは、読取手段を少
しづつずらしながら読取処理し、記録手段を少しづつず
らしながら記録処理する際に、継ぎ目が完全に整合さ
れ、原稿画像に忠実な記録再生を可能とする小型画像形
成装置を提供することである。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するために本発明が採用する主たる手
段は原稿の画像を画像情報として読み取る読取手段と、 上記読取手段の1回の走査で読み取り得る画像情報量
にほぼ等しい記憶容量を有し、上記読取手段により読み
取った画像情報を記憶する読取画像記憶手段と、 上記読取画像記憶手段より大きい記憶容量を有し読み
取ろうとする全画像情報を記憶する最大スペース記憶手
段と、 上記読取画像記憶手段に記憶された画像情報と最大ス
ペース記憶手段に記憶された画像情報とを照合し両画像
情報の合致する部分が重なるように読取画像記憶手段の
記憶内容を上記最大スペース記憶手段に記憶する重ね合
わせ画像作成手段と、 画像の記録処理に先立って記録紙上の画像を読み取る
プレスキャン手段と、 上記プレスキャン手段により読み取られた画像情報を
記憶するプレスキャン画像記憶手段と、 上記プレスキャン画像記憶手段が記憶し得る画像情報
量にほぼ等しい記憶容量を有し、記録しようとする画像
情報を記憶する書き込み画像記憶手段と、 上記プレスキャン画像記憶手段に記憶された画像の画
像情報及びこれに隣接する画像の画像情報を最大スペー
ス記憶手段に記憶された画像情報から切り出して前記書
き込み画像記憶手段に書き込む画像切り出し手段と、 前記書き込み画像記憶手段に書き込まれた画像情報の
プレスキャン画像記憶手段に書き込まれた画像情報との
重複部分を除いた画像のみを記録紙上に記録する画像継
ぎ足し処理手段とを具備してなる点を要旨とする小型画
像形成装置である。
〔作用〕
読取処理に際してオペレータは先ずこの画像形成装置
を原稿上に載置する。この時、画像形成装置の読取走査
面を対向させる。画像形成装置は、先ず前記原稿を走査
して大きい画像の所定の部分を読取画像記憶手段及び最
大スペース記憶手段に記憶する。
このような部分画像の記憶が完了すると、オペレータは
画像形成装置をずらして先に読取処理した画像の隣の部
分に画像形成装置の読取走査面を対向させる。この時、
画像形成装置の読取走査面の一部が既に読み取られた画
像の一部と重なるように画像形成装置を載置する。続い
て読取手段は原稿上の画像を読み取り、これを読取画像
記憶手段に記憶する。
このようにして新しい領域についての読み取りが完了
すると、上記読取画像記憶手段に記憶された画像と最大
スペース記憶手段に記憶された画像とのパターンマッチ
ングが行われ、両画像の合致する部分が重なるように読
取画像記憶手段の記憶内容を上記最大スペース記憶手段
に記憶する。
従って、既に記憶された画像の隣に正確に継ぎ足され
た状態で原稿画像の一部の画像が新たに記憶される。
以上述べた処理を繰り返すことにより既に記憶された
画像と、次の読取走査により得られる領域の画像との重
複部分を基準にして、その隣の領域に順次新しい画像を
記憶していくことにより最終的に大きな画像を継ぎ目な
しに得ることができる。
記録処理に際してオペレータは先ずこの画像形成装置
を記録紙上に装置する。この時、画像形成装置の記録面
を記録紙に対向させる。画像形成装置は、先ず前記最大
スペース記憶手段を検索して大きい画像の所定の部分を
切り出して書込み画像記憶手段に記憶した上で、これを
記録する。
このような部分画像の記録が完了すると、オペレータ
は画像形成装置をずらして先に記録処理した画像の隣の
部分に画像形成装置の記録面を対向させる。この時、画
像形成装置の記録面の一部分が既に記録された画像の一
部分と重なるように画像形成装置を載置する。画像形成
装置はこらから記録しようとする記録紙面上の画像を読
み取り、これをプレスキャン画像記憶手段に記憶する。
従って、この時プレスキャン画像記憶手段には既に記録
された画像と、現在記録紙上に載置された画像形成装置
の記録領域との重複部分の画像部分のみが画像として記
憶され、それ以外の部分は空白として記憶される。
こうして、プレスキャンが完了すると、画像切出し手
段により上記プレスキャン画像記憶手段に記憶された画
像部分の画像情報と書込み画像記憶手段に記憶された画
像情報との各画像のパターンマッチングが行われ、上記
プレスキャン画像記憶手段に記憶された画像情報及びこ
れに隣接する画像情報を最大スペース記憶手段に記憶さ
れた画像情報から切出して、前記書込み画像記憶手段に
書き込む。
続いて、画像継ぎ足し処理手段により記憶手段が駆動
され、前記書込み画像記憶手段に書き込まれた画像情報
の内、プレスキャン画像記憶手段に書き込まれた画像情
報との重複部分を除いた画像が記録紙上に記録される。
従って、既に記録された画像の隣に正確に継ぎ足され
た状態で全画像情報の一部の画像が新たに記録される。
以上述べた処理を繰り返すことにより既に記録された
画像と、プレスキャンにより得られる領域の画像との重
複部分を基準にして、その隣の領域に順次新しい画像を
記録していくことにより最終的に大きな記録画像を継ぎ
目無しに得ることができる。
〔実施例〕
続いて、添付した図面を参照して、本発明を具体化し
た実施例につき説明し、本発明の理解に供する。
第1図は小型画像形成装置を示す側断面図、第2図は
第1図に示した小型画像形成装置の要部平断面図、第3
図は第1図におけるA矢視部を拡大して示す概念図、第
4図は同小型画像形成装置における画像処理制御部分の
ブロック図、第5図(a)及び(b)はそれぞれ同小型
画像形成装置の処理手順を示すフローチャート、第6図
は原稿の一例を示す平面図、第7図は第6図に示した原
稿の読込手順を示す概念図、第8図は同じく第6図に示
す原稿画像の記録手順を示す概念図である。
尚、以下の実施例は本発明を具体化した一例に過ぎ
ず、本発明の技術的範囲を限定する性格のものではな
い。
先ず、第1図乃至第4図を参照してこの実施例に係る
小型画像形成装置の構造につき説明する。
この小型画像形成装置1は概略偏平な箱状をなし、片
面がガラスから成るコンタクト板(以下ガラス板と称
す)2を装着した読取走査面3を構成し、他面側が記録
面4を構成している。
この小型画像形成装置1は、概略仕切壁5によって走
査室5aと制御部収納室5bとに仕切られている。
走査室5aの内部には、前記仕切壁5に設けた軸受6と
上記仕切壁5に対向いて設けた仕切壁7に設けた軸受8
に回転自在に支持されたネジロッド9が収容されてい
る。
上記ネジロッド9にはネジ部10が螺着され、このネジ
部10に取付台11が固定されている。上記取付台11の一端
側には前記ガラス板2に対向するCCD等の光学的ライン
センサ12が前記ネジロッド9に直角の方向に一列に配設
されている。13は上記ラインセンサ12に原稿からの反射
光を与えるためのLED群等よりからなる発光部である。
また、上記取付台11のラインセンサ12の取付部とは反
対側に記録装置14が設けられている。記録装置14の詳細
は第3図に示された通りである。上記記録装置14の一部
を構成する走行ローラ15は前記記録面4に形成した開口
から若干外方向に突出する回転自在のローラである。こ
の走行ローラ15に設けた小ギヤ16はアイドユギヤ17を介
して巻取ギヤ18に連結されている。上記巻取ギヤ18は巻
取ロール19に連結され、巻取ロール19はリボンロール20
から解かれた転写リボン21に巻き取る。上記リボンロー
ル20は多少の抵抗を伴って記録装置14のケーシング22に
回転自在に支持されている。
23は前記転写リボン21と接触して記録紙Pに熱転写を
施すサーマルヘッドである。
更に、上記ケーシング22の一端には、前記ラインセン
サ12と平行のプレスキャン用ラインセンサ24及びこのラ
インセンサ24に記録像からの反射光を照射するプレスキ
ャン用の発光部25が設けられている。
一方、前記制御部収納室5bは図示せぬマイクロコンピ
ュータ等の制御装置の他に、前記ネジロッド9に連結さ
れ、このネジロッド9を回転駆動するためのモータM及
びこの制御部収納室5bより突出する2個のピストン26a
及び26bと係合し、このピストン26a、26bにより作動さ
れるスイッチSW1及びSW2を収容する。
又、上記制御部収納室5bの外側には第4図に示す表示
部D、読取キーK1、記録キーK2、大サイズコピーモード
設定キーK3、クリアキーK4がそれぞれ設けられている。
上記制御部収納室5bに収納された制御部は第4図に示
すようにROMに書き込まれたプログラムに従って、種々
の演算処理をなすCPUを具備している。このCPUには記憶
用のRAMが接続されている。このRAMは、少なくとも、処
理しようとする全画像データを記憶する最大スペース記
憶領域M3のプレスキャンによって読み取られた画像デー
タを記憶するプレスキャン画像記憶領域M1及びこの記憶
領域M1とほぼ等しい記憶容量を有し、記録しようとする
画像データを記憶する画像記憶領域M2を具備している。
次に、第5図以下の図面を参照して、上記小型画像形
成装置1によってこの小型画像形成装置1が1回の走査
で読み取ることのできる大きさの原稿より遥かに大きな
原稿について読み取り、これを最大スペース記憶領域M3
に記憶した後、その記憶された画像に従って上記した大
きい原稿画像全体についての読取記録処理を行う手順に
ついて説明する。第5図(a)及び(b)はそのような
手順を説明するフローチャートである。
以下、第6図に示すような原稿Gについて読取記録処
理を行う場合につき説明する。この場合、簡略化のため
に前記走査面3に設けたガラス板2の面積、即ちライン
センサ12による走査領域の有効面積(読取領域)が第6
図に示す原稿Gを四等分したものよりも多少大きなもの
である場合につき説明する。
この実施例においては原稿Gの全画像がまず最大スペ
ース記憶領域M3に格納され、その全画像を複数に分割し
て記録紙上に順次記録する。粉の小型画像形成装置1で
は、上記のような全画像を最大スペース記憶領域M3に収
納する機能を具備している。先ず、このような全画像の
読込走査から順を追って説明する。
第5図(a)は上記のような全画像を上記最大スペー
ス記憶領域M3に書き込むための手段を示し、第5図
(b)はこうようにして最大スペース記憶領域M3に書き
込まれた画像データを読み取って、別の記録紙に画像を
記録する手順を示している。第6図の原稿Gに重ねて示
された実線領域A1、一点鎖線領域A2、破線領域A3及び二
点鎖線領域A4はそれぞれ小型画像形成装置1のラインセ
ンサ12による読取領域を表している。
ここに、S0、S1、・・・は手順(ステップ)の番号を
示す。
オペレータは先ず小型画像形成装置1の走査面3を原
稿Gに対向させて原稿G上に置く。ここでは説明を分か
り易くするために小型画像形成装置1の走査面3が第6
図に示す原稿G上の実線で示す読取領域A1に載置された
ものとする。このような小型画像形成装置1を最初に原
稿G上の何処に置くかはオペレータの任意である。
この状態でオペレータは、先ず第4図に示すメインス
イッチMSをオンする。すると第5図(a)のフローチャ
ートに従ったプログラムが実行される。CPUは先ずS0で
クリアキーK3が押されたかどうかを判断し、クリアキー
K3が押されるとS1に示す如く、前記3つの記憶領域M1、
M2、M3をクリアすると共に、後記されるフラグF1、F2を
0にリセットし、表示部Dの全表示を消す。即ち初期化
処理が実行される。
続いて、S2において第4図に示すコピーモード設定キ
ーK3がオンであるか否かが判断される。ここでオペレー
タが大サイズコピーモード設定キーK3を押さずに、読取
キーK1を押すと通常の読取処理が行われ、その後、記録
キーK2を押すことにより、読み込まれた画像をそのまま
記録する通常のコピー処理が実行されるが、このような
処理は既に小型画像形成装置として周知の処理であるの
でここではその説明を省略する。
オペレータが大サイズコピーモード設定キーK3を押す
と(S2)、処理はS3に進む。
上記のように走査面3を原稿Gに対向させた状態で小
型画像形成装置1を原稿G上に載置すると、走査面3側
のスイッチSW1が原稿Gに当接するので、S3においてス
イッチSW1はオンであると判断され、処理はS4に進む。
この状態でオペレータが読取キーK1を押すと、処理は
S5に進んで、モータMが始動されると共に、発光部13が
オンとなる。
第1図に示すようにモータMが回転を開始すると、ネ
ジロッド9が廻り始め、これによってネジ部10が第1図
及び第3図に矢印Xで示す方向に移動を開始し、ライン
センサ12によるスキャニング(走査)が開始される。モ
ータMは、前記ラインセンサ12が走査面3の第1図に示
す最も右端の位置に来るまで正方向に回転駆動され、最
も右端の位置に来た時点で停止する。このようにしてラ
インセンサ12によって読み取られた読取領域A1の全画像
データは、書込画像記憶領域M2に記憶される。
こうして、読取領域A1の画像データが記憶されると、
フラグF1が現在0であるかどうかが判断される(S6)。
上記フラグF1は、読み込んだ画像が最初の画像である場
合にのみ0となり、2区画目からは1にセットされる。
1区画目の画像については、ステップS1の初期化の段階
において、F1=0にセットされているので、処理はS7に
進む。1回目の読取領域A1の内容は上記ステップS7にお
いて最大スペース記憶領域M3に書き込まれる。この際、
領域M3の左上端部のアドレスから順に書き込まれる。
こうして領域A1の画像データの書込みが終了すると、
S8においてフラグF1が1にセットされる(S8)。その後
処理はS3に戻る。
第7図は原稿G上に載置された小型画像形成装置1の
走査面3の領域、即ち読取領域A1〜A4とこれから読み取
られた画像を最大スペース記憶領域M3内における書き込
まれた画像との関係を示している。即ち、第7図(a)
は原稿G上の読取領域A1上に走査面3が載置された状態
を示し、第7図(b)は上記読取領域A1から読み取られ
たデータが最大スペース記憶領域M3の左上端部に記憶さ
れた状態を示している。但し、上記のような最大スペー
ス記憶領域M3内における表示はあくまで画像データを中
心として抽象的に示したもので、実際の画像データはRA
M内においてランダムに配列されていることは言うまで
もない。
図示せぬランプの点滅等の報知手段によってオぺレー
タは最初の読取領域A1からの画像データの読み込みが完
了したことを知る。そこで、オペレータは小型画像形成
装置1を次の読取領域に移動させる。この時、注意しな
ければならないのは、つぎの読取位置として第6図のA2
やA3のように先の読取領域A1と重複するように小型画像
形成装置1を載置することである。
次に、オペレータが第7図(c)に示すように先の読
取領域A1に隣接する読取領域A2に走査面3が来るように
小型画像形成装置1を載置した場合につき説明する。こ
の時、上記読取領域A1とA2とは斜線で示す如く重複部A1
2によって部分的に重なっていることが重要である。
オペレータが上記のように走査面3を読取領域A2上に
置いて、読取キーK1を押すと処理はS3、S4、S5と進み、
読取領域A2についての読取処理が行われる。この時、読
み取られたデータは書込画像記憶領域M2に書き込まれ
る。
次のステップS6では、フラグF1が1になっているので
処理はS9に進む。ここでは、新しく書き込まれた上記書
込画像記憶領域M2の内容と第7図(b)に示した先に書
き込まれた最大スペース記憶領域M3上の画像データとの
照合が行われる。このような照合はパターンマッチング
処理に従って行われるが、このような処理は当業者にお
いて周知であるので説明を省略する。
前記した如く、第7図(c)に示すように、先の読取
領域A1と次の読取領域A2の間には重複部A12があるの
で、次のステップS10における重複部有りか否かの判断
においてイエスと判断され、S11における最大スペース
記憶領域M3内でのデータのシフトが行われる。但し、上
記のように第1番目の読取領域をA1とし、第2番目の読
取領域をA2とした場合はシフトを行う必要はないので、
ここでの処理は行われない。画像データのシフトは例え
ば次のようにな時に行われる。もし、第1回目の画像読
取において、第6図に示す右上の読取領域A2が読み取ら
れたとする。この画像データはS7において、最大スペー
ス記憶領域M3の左上端部に記憶されるので、もし2回目
の読取領域がA1であった場合、領域A1の画像データを書
き込むアドレスがなくなる。そのため、新しい読取領域
A1が最大スペース記憶領域M3に入り得るように先の読取
領域A2における記憶された画像を第6図における右方向
にシフトしなければならない。
このようなシフトは、例えば第6図に示した左下の読
取領域A3を最初に読み取り、その後に読取領域A1を読み
取ったような場合にも同様に必要となる。この場合、読
取領域A1の画像が書き込まれるように、A3の画像データ
を第6図における下方向きにシフトして読取領域A1が最
大スペース記憶領域M3に差し込まれるようにする。
上記のようにS11におけるシフト処理が終了すると、
前記重複部分A12を除いた読取領域A2の画像データが最
大スペース記憶領域M3に書き込まれる。このように新た
な書き込まれる画像は、第7図(b)に示した先に書き
込まれた画像と前記重複部分A12を介して完全に連続性
を保ったものであるので、ここで書き込まれた画像は第
7図(b)に示す如くなる(S12)。但し、重複部分A12
を重ね合わせて書き込んでも同様の機能を達成できる。
このように読取領域A1とA2とを照合し、量画像の合致
する部分が重なるように読取領域A2の内容を最大スペー
ス記憶領域M3に記憶する機能を実行するのが重ね合わせ
画像作成手段の一例である。
尚、第5図(a)の処理中、S10において重複部なし
と判断された場合には、先に読み込まれた画像との繋が
りを取ることができないので、S13において表示部Dに
重複無しの表示を行い処理をS3に戻す。これによりオペ
レータは重複の取れるような位置に小型画像形成装置1
を移動させ、再度読み取りキーK1を押すことにより既に
読み取られた画像との連続性のある状態で次の画像を読
み取ることができる。
以下、S3、S4、S5、S6、S9、S10、S11、S12の処理が
繰り返されて第6図に示す原稿Gのほぼ全画像が最大ス
ペース記憶領域M3に記憶される。
第7図(e)及び(g)はそれぞれ新たな読取領域A
3、A4に走査面3を載置した状態を示しており、第7図
(e)に示した状態における重複は読取領域A1との間に
生じ、この時の重複部分で斜線で示すA13である。ま
た、第7図(g)に示す読取領域A4の場合には、読取領
域A2及びA3の両方に対して重複部分A24、A34形成され
る。
従って、第7図(f)は、前記重複部分A13を除いた
読取領域A3を、既に記憶されている第7図(d)に示す
領域に継ぎ足した状態を示し、第7図(h)は読取領域
A4を継ぎ足した状態を示している。
尚、小型画像形成装置1の原稿G上への置き方は、上
記のように重複部分が適当に取られていれば、どのよう
な置き方をしても差し支えない。また、小型画像形成装
置1の原稿G上での置き方によっては、第7図に示した
ように読取領域の読取データが最大スペース記憶領域M3
からはみ出すこともありうるが、そのようなはみ出し部
分に実際の画像が入り込まないように適宜画像をシフト
するように処理を追加してもよい。
また、第7図(h)に示したように読取領域A1〜A4の
取り方によって、最大スペース記憶領域M3内に新たに書
き込まれていない領域A′、A″の生じることがある
が、このような領域は初期化のステップS0において既に
クリアされた状態であるので、原稿の白地の部分と何ら
変わることがなく、そのまま残しておいてもその後の記
録処理に有害な画像を生じることはない。
上記のように、この実施例では小型画像形成装置1を
用いて複数回にわたり、ラインセンサ12によるスキャニ
ングを実施し、それによる走査領域(読取領域)よりも
大きい原稿Gについての全データを記憶するようにした
ものである。
次に上記のようにして読み込まれた大きい原稿画像に
ついて、上記小型画像形成装置1による複数回の記録作
業により1枚の大きな記録像を得る処理につき説明す
る。このような処理は第5図(a)のS14、S15及び第5
図(b)に示す手順により実行される。
前記のように最大スペース記憶領域M3に大きい原稿の
画像データの記憶が完了した後、すぐに記録する場合は
メインスイッチMSをONしたままオペレータは小型画像形
成装置1を反転させてその記録面4を下に向け、記録紙
P上に載置する。一方、前記のように最大スペース記憶
領域M3に大きい原稿の画像データの記憶が完了した数時
間後に記録する場合は、メインスイッチMSをOFFにす
る。そして記録する時に再びメインスイッチMSをONし、
クリアキーK4をONせず、小型画像形成装置1の記録面4
を記録紙P上に載置する。
何れにおいても記録面4側のスイッチSW2がオンとな
ると、ステップS3からS14に処理がジャンプする。ここ
でスイッチSW2はオン状態となっているから、オペレー
タが記録キーK2を押すと、S15における判断がオンとな
り、処理が第5図(b)に示すS16に移る。
S16では、フラグF2が0が否かが判断される。フラグF
2は初期化のステップS0において0に設定されているの
で、ここでの判断はイエスとなり、S17の処理が実行さ
れる。
即ち、最大スペース記憶領域M3の左上端部の画像デー
タ(第8図(b)に示す斜線部分)が書き込み画像記憶
領域M2に書き込まれ、その画像が次に述べるように記録
紙Pに記録される。
前記モータMが回転駆動されてネジロッド9が回転す
ると、これによりネジ部10及びこれと一体の記録装置14
が矢印Xの方向に移動する。この時、第3図に示すよう
に走行ローラ15が記録紙Pに押圧されているので、記録
装置14の矢印X方向への移動に伴い、上記走行ローラ15
が記録紙Pとの摩擦により回転駆動される。これによ
り、上記走行ローラ15と小ギア16、アイドルギア17、巻
き取りギア18を介して連結された巻き取りロール19が矢
印Yの方向に回転駆動され、リボンロール20から巻き取
られた記録リボン21が巻き取りロール19に巻き取られて
いく。これと同時に、書き込み画像記憶領域M2内の記憶
内容に応じてサーマルヘッド23が駆動され、記録紙上に
第8図(a)に示すような画像が記録される。
こうして、上記のようにして全画像の1/4強の画像記
録が終了すると、S18においてフラグF2が1にセットさ
れ、処理は再びS3に戻る。次にオペレータは第7図に示
した読み込み処理の手順と同様に第8図(c)に一点鎖
線で示す如く、既に記録された領域B1の隣に記録面4が
来るように小型画像形成装置1を移動させる。この時、
新たな記録領域B2は前の記録領域B1と一部重なるような
位置に移動することが重要である。この場合の重複部が
B12に示されている。
この状態でオペレータは再度記録キーK2を押す。これ
により処理はS16に移る。ここでフラグF2は1になって
いるので判断はノーとなり、処理はS19に移る。
ステップS19では、新しい記録領域B2についてのプレ
スキャンが行われる。即ち、発光部25がオンとなると共
に、モータMが駆動去れ、記録装置14が移動して、ライ
ンセンサ24による光学的な走査が行われる。このプレス
キャンにより得られた読取データはプレスキャン画像記
憶領域M1に記憶される。この時、記録リボンの損傷、消
耗を防止するため、記録装置14を図示せぬアクチュエー
タで持ち上げておくことが望ましい。
続いて、S20において上記プレスキャン画像記憶領域M
1の記憶内容と、書き込み画像記憶領域M2の記憶内容と
の間でパターンマッチングを行う。
ここでもしマッチングが成立、即ち重複有りと判断さ
れた場合に(S21)、上記重複部(この場合B12)を含む
プレスキャン領域に該当する最大スペース記憶領域M3の
記憶画像データを書き込み画像記憶領域M2に転送する
(S22)。上記のように書き込み画像記憶領域M2に転送
された画像は第8図(d)に斜線によって示される。こ
のようなプレスキャン領域に該当する最大スペース記憶
領域M3の記憶画像データを書き込み画像記憶領域M2に転
送して記憶する機能を実現するのが画像切出手段の一例
である。
続いて、前記した既に記録された画像B1の隣に連続性
を保って第8図(d)に破線で示した部分の画像を記録
する。この場合、前記重複部B12を除く書き込み画像記
憶領域M2の画像が黒くされる(S23)。
このようにプレスキャン画像記憶領域M1に書き込まれ
た画像情報との重複部分を除いた画像を記録する処理を
実現する手段が画像継ぎ足し処理手段の一例である。
以下、小型画像形成装置1を少しづつずらす毎にS3、
S14、S15、S16、S19、S20、S21、S22、S23の処理が繰り
返し実行されて第8図(h)、(k)のように徐々に大
きい画像が形成されていく。
尚、S10及びS24において重複なしと判断された場合に
は、重複なしの報知がなされ、オペレーに重複のある場
所への移動を求める。
〔発明の効果〕
本発明は、以上述べたように、小型画像形成装置が1
回の走査で読み取り得る面積よりも大きい原稿画像を複
数回の走査により分割して読み取り、その時得られる読
取画像は完全に継ぎ目のない美しい画像を得る事ができ
る。更に小型画像形成装置が1回の記録で記録し得る面
積よりも大きい原稿画像を複数回の記録操作により分割
して記録するものであり、その時得られる記録画像は完
全に継ぎ目のない美しい画像を得る事ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一例としての小型画像形成装置を示す
側断面図、第2図は第1図に示した小型画像形成装置の
要部平面図、第3図は第1図におけるA矢視部を拡大し
て示す概念図、第4図は同小型画像形成装置における画
像処理制御部分のブロック図、第5図(a)及び(b)
はそれぞれ同小型画像形成装置の処理手順を示すフロー
チャート、第6図は記録原稿の一例を示す平面図、第7
図は第6図に示した原稿の読み込み手順を示す概念図、
第8図は同じく第6図に示す原稿の記録手順を示す概念
図である。 1……小型画像形成装置、3……走査面 4……記録面、9……ネジロッド 10……ネジ、12……ラインセンサ 13……発光部、14……記録装置 15……走行ローラ、19……巻取ローラ 20……リボンロール、21……記録リボン 23……サーマルヘッド 24……ラインセンサ、25……発光部 D……表示部、K1……読取キー K2……記録キー K3……サイズコピーモード設定キー M1……プレスキャン画像記憶領域 M2……書き込み画像記憶領域 M3……最大スペース記憶領域 M……モータ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原稿の画像を画像情報として読み取る読取
    手段と、 上記読取手段の1回の走査で読み取り得る画像情報量に
    ほぼ等して記憶容量を有し、上記読取手段により読み取
    った画像情報を記憶する読取画像記憶手段と、 上記読取画像記憶手段より大きい記憶容量を有し読み取
    ろうとする全画像情報を記憶する最大スペース記憶手段
    と、 上記読取画像記憶手段に記憶された画像情報と最大スペ
    ース記憶手段に記憶された画像情報とを照合し両画像情
    報の合致する部分が重なるように読取画像記憶手段の記
    憶内容を上記最大スペース記録手段に記憶する重ね合わ
    せ画像作成手段と、 画像の記録処理に先立って記録紙上の画像を読み取るプ
    レスキャン手段と、 上記プレスキャン手段により読み取られた画像情報を記
    憶するプレスキャン画像記憶手段と、 上記プレスキャン画像記憶手段が記憶し得る画像情報量
    にほぼ等しい記憶容量を有し、記録しようとする画像情
    報を記憶する書き込み画像記憶手段と、 上記プレスキャン画像記憶手段に記憶された画像の画像
    情報及びこれに隣接する画像の画像情報を最大スペース
    記憶手段に記憶された画像情報から切り出して前記書き
    込み画像記憶手段に書き込む画像切り出し手段と、 前記書き込み画像記憶手段に書き込まれた画像情報のプ
    レスキャン画像記憶手段に書き込まれた画像情報との重
    複部分を除いた画像のみを記録紙上に記録する画像継ぎ
    足し処理手段とを具備してなることを特徴とする小型画
    像形成装置。
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