JP2787860B2 - ガス絶縁送電線路 - Google Patents

ガス絶縁送電線路

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ガス絶縁送電線路に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7は、例えば特公昭58-57050号公報に
示された従来の曲り部を有するガス絶縁送電線路の例を
示す断面図である。図において、1は曲り部ユニット、
2、3は両側の接続ユニット、4、5、6は容器、7、
8、9は導体、10、11は絶縁スペーサである。なお、絶
縁スペーサ10は容器4に対し摺動可能であり、絶縁スペ
ーサ11は容器2、3に固定されている。12は摺動接触
子、13はその部分の電界緩和用の電極である。14はSF
6 ガスなどの絶縁ガスである。
【0003】これらのガス絶縁送電線路のユニット1〜
3はWで示す点で現地で容器4〜6を溶接して接続され
る。この場合、導体7、8間及び導体7、9間は摺動接
触子12を押し込むことにより容易に接続され通電可能と
なる。導体7〜9は絶縁スペーサ10、11によりSF6
ス中に支持され高電圧に耐えている。このガス絶縁送電
線路は使用中に容器4〜6と導体7〜9間には温度差が
生じ、熱膨張差を生じるが、摺動形の絶縁スペーサ10と
固定形の絶縁スペーサ11が要所に用いられ、導体7〜9
間は摺動接触子12により対処され、各部に無理な力が加
わらないようにされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のガス絶縁送電線
路は以上のように構成されているので、曲り部には曲り
専用の容器を製作する必要があった。最近、地下深く堀
削機により洞道を建造し、この中にガス絶縁送電線路を
設けることが計画されるようになった。この場合の洞道
は工法の関係で大きな曲率半径の曲り部が建造し易く、
そのような曲り部を従来のような容器で製作するのは、
費用が非常に大きくなるという問題があった。
【0005】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、送電線路ユニットの加工が容易
で安価にでき、現地における長尺化が容易なガス絶縁送
電線路を得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係るガス絶縁
送電線路は,複数個の送電線路ユニットを接続して長尺
の大きな曲率半径の円弧に沿った多角形の形状に構成さ
れるガス絶縁送電線路において、直円筒の両端面に沿っ
た面が上記大きな曲率半径の円の中心を通るような傾斜
角で直円筒の軸に対して傾斜した両端面を有する直線状
の直円筒容器、直円筒容器端面に設けられ中心部に上記
傾斜角及び直円筒内径に対応した円形の穴とこの円形の
穴を囲んで設けられた上記複数個の送電線路ユニットの
ものと同一の内外径を有する円環状のガスケット装着用
の溝を有する隣接する送電線路ユニットとの接続のため
のフランジ,からなる送電線路容器と、送電線路容器の
直円筒内壁に設けられた絶縁支持部材で直円筒容器の軸
中心近傍に支持され、第1の端部が送電線路容器の第1
のフランジ面まで延在し第2の端部が第2のフランジ面
の内側まで延在して設けられた直線導体と、直線導体の
第1の端部に設けられ直線導体に対し傾斜した隣接の隣
接直線導体と摺動して連結可能な連結摺動接触子とから
なる送電線路ユニットを備えたものである。
【0007】
【作用】この発明におけるガス絶縁送電線路は以上のよ
うに構成されるので、ユニットの加工が容易で、現地に
おける長尺化も容易である。
【0008】
【実施例】実施例1. 以下、この発明の一実施例について説明する。図1にお
いて、15はガス絶縁送電線路のユニット(送電線路ユニ
ットという)、16は容器で、直円筒状である(直円筒容
器という)。17は導体で直線状である(直線導体とい
う)。18は絶縁スペーサである。19、20は容器端のフラ
ンジであり、例えば、図2にθ/2で示したように容器
軸直角面に対し傾いて作られている。フランジ19、20の
接合面には21で示すガスケットを装着する溝22と当り面
23が加工されている。この溝22と当り面23は図3、図4
(図3のIV−IV断面図)図5(図3のV−V断面)
のように、直D1 、D2 のように円周の帯状に作る。
フランジ19、20の内外周やボルト孔のピッチ円なども円
形に加工するとよい。24は摺動接触子及びそのシールド
13を隣接の導体17の方向に摺動方向が向くようにするた
めの角度調整用のスペーサである。
【0009】この発明のガス絶縁送電線路では、図1で
示すユニット15を図2のように接続して、大きな曲率半
径Rのガス絶縁送電線路の曲り部を形作る。例えば、曲
率半径Rが45mで90°方向変化をする曲り部とすると、
長さlが約10mの同形のユニット15を6本接続すること
で構成できる。この各ユニットは、直線状容器16の両端
にθ/2傾いたフランジ19、20を取りつける(直円筒容
器16にフランジ19,20をとりつけたものを送電線
路容器という)が、例えば図2の例ではθ=15°、θ/
2=7.5 °であり、容器16の端部は楕円形を成しその長
径Eと短径D(=容器16の内径)の比は、E/D=1.00
86となる。従って、フランジ19、20の内径D3 をEとD
に合わせた楕円としなくともD3 ≒Dの円形としても大
きな段差は生じなく(例えば直径D=60cmのとき段差は
2.5mm である)段部に少しの丸みをつければ耐電圧上も
問題がない。従って、Oリング溝23や当り面24ボルト孔
のピッチ円D4 を円としてもフランジ外径が1%も大き
くなることはなく、円形状に加工することのメリットが
格段に大きい。即ち、円形の加工は回転による加工が可
能であり、精度良く平滑な面の加工が可能でコストが低
く、ガスケットのシール面なども漏れの恐れのない信頼
度の高いものが得られる。又、導体17も直線状であり製
作が容易であり、接続は摺動接触子12を用いるので、現
地での接続は相手導体17を押し込むだけで容易であり、
しかも摺動接触子12は角度調整用のスペーサ24を用いる
だけで、同種のユニットが使用できるので大量製作品が
使用できる。以上のように本発明によれば、曲り管のよ
うな高価な(直管の数倍の価格)容器を用いず直管の容
器を用い、加工し易い形状の同種の部品を使って、大き
な曲率半径を持つ曲り部ができるので、非常に経済的に
製造が可能であり、信頼性も向上する。
【0010】実施例2. 図6には、図1の摺動接触子12とシールド13を用いる代
りに、撓み導体27とそのシールド28を用いた別の本発明
実施例で、他の部分は図1と同様である。角度調整用ス
ペーサ24も不要である。
【0011】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、ガス
絶縁送電線路の曲り部を、直管状の容器でその容器端に
その軸直角方向と傾いて取りつけられたフランジを持
ち、そのフランジに円環状に加工されたガスケット溝と
ガスケット当り面を有し、また直線状の導体を傾いて取
付けられた接触部を構成したので、ユニットの加工が容
易で安価にでき、現地における長尺化が容易なガス絶縁
送電線路を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す断面図
【図2】この発明の一実施例を示す平面図
【図3】図1の視 III−III を示すフランジの側面図
【図4】図3のIV−IV断面を示す断面図
【図5】図3のV−V断面を示す断面図
【図6】この発明の他の実施例を示す断面図
【図7】従来のガス絶縁送電線路の断面図
【符号の説明】
11 絶縁スペーサ 12 摺動接触子 16 容器 17 導体 19 フランジ 22 溝(ガスケット装着部)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数個の送電線路ユニットを接続して長
    尺の大きな曲率半径の円弧に沿った多角形の形状に構成
    されるガス絶縁送電線路において、直円筒の両端面に沿
    った面が上記大きな曲率半径の円の中心を通るような傾
    斜角で上記直円筒の軸に対して傾斜した両端面を有する
    直線状の直円筒容器、上記直円筒容器端面に設けられ中
    心部に上記傾斜角及び上記直円筒内径に対応した円形の
    穴とこの円形の穴を囲んで設けられた上記複数個の送電
    線路ユニットのものと同一の内外径を有する円環状のガ
    スケット装着用の溝を有する隣接する上記送電線路ユニ
    ットとの接続のためのフランジ,からなる送電線路容器
    と、上記送電線路容器の直円筒内壁に設けられた絶縁支
    持部材で上記直円筒容器の軸中心近傍に支持され、第1
    の端部が上記送電線路容器の第1のフランジ面まで延在
    し第2の端部が第2のフランジ面の内側まで延在して設
    けられた直線導体と、上記直線導体の第1の端部に設け
    られ上記直線導体に対し傾斜した隣接の隣接直線導体と
    摺動して連結可能な連結摺動接触子とからなる送電線路
    ユニットを備えたことを特徴とするガス絶縁送電線路。
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JPS5857050A (ja) * 1981-09-29 1983-04-05 Toyota Motor Corp 内燃機関の空燃比制御装置
JPH0644268Y2 (ja) * 1986-08-08 1994-11-14 日本電信電話株式会社 曲管路

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