JP2786631B2 - 内視鏡光源装置 - Google Patents

内視鏡光源装置

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JP2786631B2 JP63047415A JP4741588A JP2786631B2 JP 2786631 B2 JP2786631 B2 JP 2786631B2 JP 63047415 A JP63047415 A JP 63047415A JP 4741588 A JP4741588 A JP 4741588A JP 2786631 B2 JP2786631 B2 JP 2786631B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) この発明は内視鏡の照射光源に用いられる内視鏡光源
装置に関し、特に当該装置の自動光量調節(オートライ
トコントロール;以下、ALCと略称する)機能の改善に
関する。
(従来の技術) 一般に内視鏡は、内視鏡スコープを生体腔内あるいは
機械装置内部等(以下、体腔内と称する)に導入して体
腔内臓器等の被写体を観察し、検査・診断等を実施する
のに用いられている。
体腔内等に導入される内視鏡スコープの先端には、内
視鏡光源装置からの照射光が該スコープに内装されたラ
イトガイドにより導光されて供給され、この照射光がス
コープ先端から放射されて被写体を照明する。こうして
照明された被写体の画像は、同じくスコープ先端に設け
られた、例えば、撮像素子(以下、CCDという)等を用
いた撮像機構により撮影され、映像信号等として内視鏡
本体に送られて本体側で被写体画像観察できるようにな
されている。
ところが、被写体には凹凸や粗密・乾湿等の状態の相
違、あるいは遠近や広狭等の撮影環境の違い等があり、
内視鏡スコープで観察する際には、これら各種の条件が
ダイナミックに変動する。このような環境条件の変動
は、画像の明暗の急激な変化をもたらし、目障りとなる
ばかるか、CCDの適正動作範囲を逸脱すると内視鏡観察
時の妨げにもなる。
このため、体腔内等で被写体撮影画像の明暗の変動に
対応して、画像の明るさをなるべく一定に保ち、観察し
やすい状況に撮影画像を維持してやるような工夫が必要
となる。
画像の明るさをなるべく一定に保つ方法としては、撮
影画像の明暗に応じて、被写体を照明する照射光の明る
さを調節する方法と、撮影機構等の露出条件を変化させ
る方法とがある。
内視鏡光源装置において、従来、照射光の明るさを調
節するのに用いられてきた構成としては、例えば、光源
ランプからの光束を部分的に透過させる絞り機構によっ
て光量調整を行なうものがある。
このような機構を持つ従来の内視鏡光源装置の一例を
第5図にブロック図で示す。
第5図において、一点鎖線で囲った枠内14が内視鏡光
源装置である。この装置14では、光源ランプとしてキセ
ノンランプ1を用いている。
ランプ電源3によりキセノンランプ1に電流が供給さ
れ、キセノンランプ1から光が放射される。この光は集
光レンズ4等によりライトガイド6の一端に集めされて
同ガイド6内に導入され、内視鏡スコープ20に導かれ
る。そして内視鏡スコープ20の先端のライトガイド6の
他端から放射され、図示しない被写体を照明する。照明
された被写体からの反射光は、同じくスコープ20の先端
にある対物レンズ7等を介してCCD8に達し、結像され
る。CCD8では、この被写体の像が光電変換により撮像さ
れ、電気的映像信号として、内視鏡光源装置14等ととも
に内視鏡本体を構成するビデオプロセッサ9に送られ、
信号処理等が行われた後、例えばビデオモニタ10に画像
表示される。
そして、5が絞り部であり、例えば複数枚の絞り羽根
が開閉してその間を透過する光束の大きさを変化させる
ように構成されている。13は絞り駆動部であり、絞り部
5の複数の絞り羽根をモータ等により開閉駆動する。
CCD8から送られる映像信号は、積分器11により、例え
ばその輝度情報について積分され、被写体撮影画像の明
度が検出される。この積分器11により検出された明度
は、比較部12において明度の基準信号と比較され、その
偏差信号が絞り駆動部13に送られる。絞り駆動部13は、
この偏差信号に応じて絞り部5を駆動し、キセノンラン
プ1からの光束を透過させる量を変化させて照明の明る
さを変動させる。
このようにして、被写体撮影画像の明暗を略一定に保
つことができるように為されていた。
また一方、撮像機構等の露出条件を変化させることに
より画像の明るさを略一定に維持する方法としては、被
写体の照明を断続的なパルス状の照明光により行ない、
このパルスの長さを変化させることにより、撮像機構等
の露出時間、即ちシャッタースピードの切替えに相当さ
せるものがある。このような構成によれば、光源ランプ
からの光の明るさが略一定であっても、パルス状の光の
長さを変えることにより、被写体が照明される時間、従
って撮像機構に入射する光の光量を変化させることがで
き、撮像画像の明るさを変えられるようになる。
第6図は、このようなパルス状の照明光を発する内視
鏡光源装置の一従来例である。こ従来例装置において
は、撮像機構であるCCDによる撮影レートを毎秒30回(1
/30秒)とし、シャッタースピードに相当する照明光の
パルス変化幅を、1/240秒から、1/120秒、1/60秒、およ
び連続(1/30秒)の4段階に変化させられる構成を備え
ている。さらに、光量の調整を一層細かく行なえるよう
に、上述の第5図に示した従来例装置と同様の絞り機構
も同時に備えている。
第6図において、光源ランプのキセノンランプ1から
ライトガイド6およびスコープ20を経て被写体が照明さ
れ、CCD8で撮像されてビデオプロセッサ9からビデオモ
ニタ10で画像表示されるまでは、第5図と同様である。
また、映像信号の、例えば輝度情報について積分器11で
積分され、比較部12により偏差信号が出力されるまで、
並びに、絞り部5とその駆動方法についても第5図と同
様である。
160は、回転円板である段階ロータリーチョッパであ
り、キセノンランプ1からの光束を時間的に透過あるい
は遮蔽して、パルス状の照明光を生じさせる。17aはそ
の回転軸であり、駆動モータ17により駆動されて同チョ
ッパ160が連続回転される。18aはスクリュウネジで、制
御モータ18により正逆回転されて、駆動モータ17とチョ
ッパ160等を一体に前後動させる。そして、比較部12か
らの偏差信号により絞り部5を駆動する絞り駆動部13か
ら出力される駆動情報を受けて、段階ロータリーチョッ
パ160等を前後動させる制御モータ18を制御する軸間距
離制御部15設けられている。
第8図に、このような段階ロータリーチョッパ160の
形状の一例を示す。
17aは段階ロータリーチョッパ160の回転軸であり、こ
の軸を中心として同チョッパ160が連続回転する。チョ
ッパ160には、同図に示すように、段階的な凹凸が設け
られており、光源ランプからの光束が当接する位置によ
り、これを透過あるいは遮蔽する時間間隔が変化する。
すなわち、チョッパ160の回転軸17aに近い位置に前記光
束が当接しているときには、光束が遮蔽される時間が長
く、透過する割合いが少ない。逆に回転軸17aから遠ざ
かる程、遮蔽される時間が短くなり、光が透過する割合
いが多くなる。このようにしてパルス状の照明光が生成
される。そして、チョッパ160の円周部よりさらに外側
にあっては、光束が遮蔽されることはなく、常に透過す
るようになり、連続光が供給される。こうして、上述し
た1/240秒から、1/120秒、1/60秒、および連続(1/30
秒)の4段階に変化するシャッタースピードに対応する
各照明光パルスがこのチョッパ160により実現される。
なお、第8図上部中央の出っ張り部分160aは、上記パル
ス状の照明光の中央付近に区切りを生じさせるものであ
り、この光源装置を用いる内視鏡の撮像機構が、例えば
1フレームの画像をODD/EVENの2つのフィールドにより
構成するような撮像方式を採用している場合に、この2
つのフィールドの撮像の切替えの際に短い空き時間を設
けるためのものである。
第7図は、この第6図に示す従来例装置の動作説明図
である。
今、例えば第7図の1/60で示されるシャッタースピー
ドに対応する照明光パルスが発生される位置にチョッパ
160が置かれているとする。すなわち、第8図におい
て、チョッパ160の最も外側の段にキセノンランプ1か
らの光束が当接している場合を考える。
被写体撮像画像の明るさが積分器11により検出され、
比較部12を経て絞り駆動部13に伝達される。例えば、積
分器11により撮像画像が暗すぎると検出された場合に
は、絞り駆動部13は絞り部5を絞り羽根が広げられる方
向に駆動する。そして絞り羽根を一杯に広げてもなお画
像が暗すぎるときには、絞り駆動部13から軸間距離制御
部15に、絞りが限界に達したことを示す駆動情報が伝達
される。軸間距離制御部15はこの駆動情報を受けて、制
御モータ18を駆動し、段階ロータリーチョッパ160をキ
セノンランプ1の光束の中心から離れる方向に移動させ
る。即ち第8図においてチョッパ160の最も外側の段階
からさらに外部に上記光束が当接するようになる。同時
に絞り駆動部13は絞りを急速に閉じさせる。こうして内
視鏡光源装置14からの出射光束は、第7図の1/60の線の
右端から同図左側へ矢印に添って点線上を移動し、1/30
の線に移る。さらに積分器11からの検出信号に応じ、絞
り駆動部13は絞りの調節・駆動を行なう。
このようにして、撮像機構の露出時間、即ちシャッタ
ースピードに相当する照明光パルスの長さの制御が行わ
れ、撮影画像の光量が調節される。
なお、第7図において、同一のシャッタースピードに
ついて各々2本の出射光束の動作線が示され、往復で異
なる線上を移動するように制御されているのは、丁度チ
ョッパ160の段階切替え付近に最適光量が存在するとき
に、僅かの画像明度の変動でチョッパ160の段階切替え
が頻繁に行なわれ、出射光束成が不安定になるのを防止
するためである。
(発明が解決しようとする課題) このように、体腔内等での被写体撮影画像の明暗の変
動に対応して画像の明るさをなるべく一定に保ち、観察
しやすい状況に撮影画像を維持するために、従来の内視
鏡光源装置においては、撮影画像の明暗に応じて、被写
体を照明する照射光の明るさを調節する機構や、撮像機
構等の露出条件を変化させる機構等が用いられていた。
しかしながら、このような従来の光量調節機構にあっ
ては、いずれも絞り羽根やチョッパなどの機械的な駆動
部分を用いた調節機構であったため、内視鏡スコープを
動かしたとき等の急激な画像明度の変動に対し、素早く
対応して光量調節を行なうことが難しいという問題があ
った。
このため、内視鏡画像の撮影条件のダイナミックな変
動に十分には対応し得ず、内視鏡による観察時に目障り
な明るさの変動が生じ、観察の妨げとなったり、写真撮
影時の露出条件が不適切となるなどの不都合を解決し得
なかった。また、機械的な光量調節部分を急激に駆動す
ることが多いため、駆動部分に摩耗等が生じ易く、機械
寿命を縮める一因ともなっていた。
この発明は、このような従来の事情に鑑みて為された
ものであり、従来、対応しきれなかったような内視鏡画
像の明暗の急激な変動にも十分対処できるような照射光
量の調節手段を備えた内視鏡光源装置を提供することを
発明の目的とするものである。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために本願第1の発明は、光源か
らの光を被写体に照明し、固体撮像素子による前記被写
体の撮像に供する内視鏡光源装置において、前記光源に
電力を供給する電源部と、前記固体撮像素子からの映像
信号に応じて前記電力を制御する第1の制御部と、前記
第1の制御部により制御された電力値から偏差信号を得
る比較部と、前記照明光の光束量を変化させるための遮
光体と、前記偏差信号に応じて前記遮光体の開口部を制
御する第2の制御部とを具備することを特徴とする。ま
た、上記目的を達成するために本願第2の発明は、光源
からの光を被写体に照明し、固体撮像素子による前記被
写体の撮像に供する内視鏡光源装置において、前記光源
に電力を供給する電源部と、前記固体撮像素子からの映
像信号に応じて前記電力を制御する第1の制御部と、前
記第1の制御部により制御された電力値から偏差信号を
得る比較部と、前記照明光の照明時間を変化させるため
の遮光体と、前記偏差信号に応じて前記遮光体の遮光時
間を制御する第2の制御部とを具備することを特徴とす
る。
(作用) 本願発明によれば、第1の制御部によって固体撮像素
子からの映像信号に応じて光源に供給する電力を制御す
ることにより、被写体撮像条件の急激な変化に対して十
分な応答速度で光量調整することができ、さらに第2の
制御部によって、第1の制御部により制御された供給電
力の偏差に基づいて遮光体の開口度又は遮光時間を制御
することにより、光量の調節範囲を十分に広くとること
ができる。
(実施例) 次に、この発明を適用した内視鏡光源装置の各実施例
について、図面に基づき説明する。
第1図は本発明の一実施例を示すブロック図である。
この図において、一点鎖線で囲った枠内14が内視鏡光源
装置である。この装置14では、光源ランプとして、キセ
ノンガスを封入した放電型のキセノンショートアークラ
ンプ(以下、単にキセノンランプという)1を用いてい
る。このキセノンランプ1は定電流直流電源による放電
型であり、一般によく見掛けるタングステンフィラメン
トを熱して発光させる型のランプ等と異なり、ランプに
流す電流値を変えても色温度が殆ど変化しない(光源の
スペクトル分布が変わらない)という特徴を有してい
る。この特徴は、例えば定格20A(アンペア)のキセノ
ンランプであれば、略その30%程度まで電流値を下げて
も維持される。従って、この実施例装置においては、キ
セノンランプ1の定格電流値から略その30%の電流値ま
でを可変範囲とし、定格電流値の70〜80%辺りに目標値
を設定している。
3はランプ電源であり、ランプ電流制御部2を介して
キセノンランプ1に駆動電流を供給する。4は集光レン
ズで、キセノンランプ1から発した光を導光用光ファイ
バ束で構成されたライトガイド6の一端に集光する。ラ
イトガイド6の他端は内視鏡スコープ20の先端部にあ
り、ここから図示しない被写体に向け放射されて体腔内
等を照明する。7は光学系の対物レンズであり、撮像素
子のCCD8に上記照明光による被写体像を結像させる。さ
らに、内視鏡光源装置14内には、CCD8にて光電変換によ
り撮像されたビデオ信号を受けて、例えばその輝度信号
について積分し、明度信号を得る積分器11と、この明度
信号に応じランプ電流を制御するランプ電流制御部2か
らのランプ電流信号を基準信号と比較して偏差信号を出
力する比較部12と、この偏差信号に応じ絞り部5を駆動
する絞り駆動部13とが設けられている。そして5は絞り
部であり、例えば複数枚の絞り羽根が開閉してその間を
透過する光束の大きさを変化させるように構成されてい
る。上記絞り駆動部13は、絞り部5の複数の絞り羽根を
モータ等により開閉駆動するものである。
次に、本実施例の動作について説明する。
第1図において、本装置を用いて医師等が内視鏡診療
等の観察を行なう場合に、先ず図示しない電源スイッチ
をオンしてランプ電源3等を作動させる。
次に、内視鏡スコープ20の操作部を操作しながら、観
察すべき患者の体腔内等にスコープ20先端の導入部を挿
入する。
ランプ電源3からは、ランプ電源制御部2を介してキ
セノンランプ1に電流が供給され、キセノンランプ1が
点灯されて光が放射される。
この光は集光レンズ4等によりライトガイド6の一端
に集められて同ガイド6内に導入され、内視鏡スコープ
20内部に導かれる。そして内視鏡スコープ20の先端のラ
イトガイド6の他端から放射され、図示しない被写体を
照明する。照明された被写体からの反射光は、同じくス
コープ20の先端にある対物レンズ7等の光学系を介して
撮像素子(CCD)8に達し、その表面に被写体の像を結
ぶ。CCD8では、この被写体の像が光電変換により撮像さ
れ、電気的映像信号(ビデオ信号)として、内視鏡光源
装置14等とともに内視鏡本体を構成するビデオプロセッ
サ9等に送られ、信号処理等が行われた後、例えばビデ
オモニタ10に画像表示される。
CCD8から出力されるビデオ信号は、一方では上記ビデ
オプロセッサ9に送られるとともに、他方では積分器11
にも伝送される。
積分器11では上記映像信号の、例えば輝度情報につい
て積分され、被写体撮影画像の明度が検出される。この
積分器11により検出された明度情報が、ランプ電流制御
部2に送られる。ランプ電流制御部2ではこの明度情報
を第1の基準信号Iと比較し、その偏差に応じてランプ
電源3から供給されるキセノンランプ1の駆動電流を変
化させ、被写体を照明する光量の調整を高速で自動的に
行なう。
さらに、このランプ電流制御部2により変化された駆
動電流値がランプ電流信号として比較部12に送出され、
比較部12において第2の基準信号IIと比較されて、その
偏差信号が絞り駆動部13に送られる。絞り駆動部13はこ
の偏差信号に応じ、偏差値が0になるように、即ちラン
プ駆動電流が可変範囲の略中央の目標値(70〜80%)に
向かって修正されるように、絞り部5を駆動してキセノ
ンランプ1からの光束を透過させる量を変化させ、照明
の明るさを調節する。
こうして、被写体撮影画像の明暗を略一定に保つこと
ができるようになる。
このように、本実施例では、キセノンランプ1のラン
プ電流値を変化させて、機械的に絞り機構では応答が困
難なような急激な条件変化に対して十分な応答速度で高
速に光量制御するとともに、キセノンランプの分光エネ
ルギー特性の変化や安定な動作維持の面から可変範囲を
大きくとれない点を機械的な絞り機構を併用してカバー
することにより、全体として十分な応答速度と可変範囲
を有する自動光量制御を実現している。
また、第2図はこの発明の第2の実施例の内視鏡光源
装置のブロック図を示したものである。
この第2実施例装置においては、一実施例装置と同様
の光源欄服の電流制御とともに、被写体の照明を断続的
なパルス状の照明光により行ない、このパルスの長さを
変化させることにより、画像の明るさを略一定に維持す
るようにした機械的なチョッパを併用している。チョッ
パを用いてパルス状の照明光の長さを変えることによ
り、被写体が照明される時間を変化させることができ、
撮像機構等の露出時間、即ちシャッタースピードを変化
させて、撮像機構に入射する光の光量を調節し、撮影画
像の明るさを変えることができる。
なお、この第2実施例において、上述の一実施例装置
と同様の構成・機能を有するものについては、同一符号
を付し、その説明を省略する。
第2図において、符号16は、回転円板であるロータリ
ーチョッパであり、キセノンランプ1からの光束を時間
的に透過あるいは遮蔽して、パルス状の照明光を生じさ
せる。17aはその回転軸である。チョッパ16は駆動モー
タ17により駆動されて回転軸17aを中心に一定の角速度
で連続回転する。18aはスクリュウネジで、制御モータ1
8により正逆回転されて、駆動モータ17とチョッパ16等
を一体的に装置本体に対して変位(第2図において上下
動)させる。
そして、ランプ電流制御部2からのランプ電流信号と
第2の基準信号IIとを比較する比較部12からの偏差信号
を受けて、ロータリーチョッパ16等を前後動させる制御
モータ18を制御する軸間距離制御部15が設けられてい
る。
第3図および第4図に、このようなロータリーチョッ
パ16の形状の例を示す。
第3図および第4図において、17aはロータリーチョ
ッパ16の回転軸であり、この軸を中心として同チョッパ
16が連続回転する。
第3図では、チョッパ16は半径rが角度とともに連続
的に変化するような形状に形成されており、光源ランプ
からの光束が当接する半径rの位置により、この光を透
過あるいは遮蔽する時間間隔が変化する。すなわち、チ
ョッパ16の回転軸17aに近い位置に前記光束が当接して
いるときには、光束が遮蔽される時間が長く、透過する
割合いが少ない。逆に回転軸17aから遠ざかる程、遮蔽
される時間が短くなり、光が透過する割合いが多くな
る。このようにしてパルス状の照明光が生成される。そ
して、チョッパ16の最大半径部分の円周端よりさらに外
側にあっては、光束が遮蔽されることはなく、常に透過
するようになり、連続光が供給される。
また、第4図では、チョッパ16には周辺の4方向から
中心部に向けて同じ幅のスリットが切られており、光源
ランプからの光束が当接する半径上の位置により、この
光を透過あるいは遮蔽する時間間隔が変化する。すなわ
ち、チョッパ16の回転軸17aに近い位置に前記光束が当
接しているときには、光束が遮蔽される時間が短く、透
過する割合いが多い。逆に回転軸17aから遠ざかる程、
遮蔽される時間が長くなり、光が透過する割合いが少な
くなる。このようにして第3図の例と逆の変化でパルス
状の照明光が同様に生成される。
次に、この第2の実施例装置の動作について説明す
る。
第2図において、光源ランプのキセノンランプ1から
ライトガイド6およびスコープ20を経て被写体が照明さ
れ、CCD8で撮像されてビデオプロセッサ9からビデオモ
ニタ10で画像表示されるまでは、第1図に示した一実施
例装置と同様である。またビデオ信号の、例えば輝度情
報について積分器11で積分されて明度信号が出力され、
この明度信号がランプ電流制御部2にて第1の基準信号
Iと比較されてキセノンランプ1の駆動電流が制御され
るとともに、このランプ電流信号が比較部12により第2
の基準信号IIと比較されて偏差信号が出力されるまでも
上述の一実施例装置と同様である。
第2実施例装置では、この偏差信号に応じて、軸間距
離制御部15が制御モータ18を駆動制御する。すなわち、
ランプ電流制御部2においてキセノンランプ1の駆動電
流を目標値よりも増加させるような制御が行われたとき
には、ランプ電流信号により比較部12がこれを検出し、
軸間距離制御部15に対してチョッパ16による光量制御を
増加させる方向の偏差信号を出力する。軸間距離制御部
15は、この偏差信号を受けて、例えばチョッパ16が第3
図のような形状のものであれば、チョッパ16および駆動
モータ17等を一体的に引戻すように(第2図の下方向
に)制御モータ18を駆動して移動させる。またチョッパ
16が第4図のような形状であれば、逆にチョッパ16等を
キセノンランプ1からの光束に対し押出すように(第2
図の上方向に)制御モータ18を駆動して移動させる。そ
て、ランプ電流制御部2においてキセノンランプ1の駆
動電流を目標値よりも減少させるような制御が行われた
ときには、上記と逆の方向に移動させるように制御モー
タ18を駆動制御する。
こうして、ランプ駆動電流が可変範囲の略中央の目標
値(70〜80%)に向かって修正されるように、チョッパ
16を移動させて、キセノンランプ1からの光束を透過さ
せる時間の割合い変化させ、照明の明るさを変動させ
る。
このようにして、一実施例と同様に、十分な応答速度
と可変範囲を有する光量制御が可能な内視鏡光源装置が
実現できる。
従って、この発明を適用した内視鏡光源装置によれ
ば、常に適切な照明の下での内視鏡観察が可能となり、
装置を使用する者の疲労を少なくすることができ、また
記録写真の露出条件の適性化等に貢献することができる
ようになる。
さらに、機械的な光量調節部分は、急激な光量変動へ
の対応から解放され、動作量が激減するため、大幅な摩
耗軽減、および長寿命化が達成される。
なお、この発明は、上述の各実施例構成にのみ限定さ
れるものではなく、適宜の仕様変更等により、その他の
態様でも実施可能なものである。例えば、撮像機構から
の映像信号について、そのまま積分して撮影画像の明度
情報を求める方法に限らず、垂直・水平の各同期信号を
検出し、これらを除外して、あるいは特定の画像領域
(例えば中央付近)にのみ注目して、光量調節を実施す
るように構成すること等も勿論可能である。
[発明の効果] 以上詳述したように本発明によれば、被写体撮像条件
の急激で大きな変化に対して、目障りな変動等を生ずる
ことなく、適切な照明下での内視鏡観察が可能となり、
装置を使用する者の疲労を少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の内視鏡光源装置を示すブロ
ック図、第2図は本発明の第2実施例の内視鏡光源装置
のブロック図、第3図および第4図は第2実施例におけ
るロータリーチョッパの形状例を示す図、第5図は従来
の内視鏡光源装置の一例を示すブロック図、第6図は従
来の内視鏡光源装置の第2の例を示すブロック図、第7
図は第2の従来例装置における光量調節の動作説明図、
そして第8図は第2の従来例装置における段階ロータリ
ーチョッパの形状例の説明図である。 1……キセノンランプ、2……ランプ電流制御部、3…
…ランプ電源、4……集光レンズ、5……絞り部、6…
…ライトガイド、7……対物レンズ、8……CCD、9…
…ビデオプロセッサ、10……ビデオモニタ、11……積分
回路、12……比較部、13……絞り駆動部、14……内視鏡
光源装置、15……軸間距離制御部、16……ロータリーチ
ョッパ、17……駆動モータ、18……制御モータ、20……
スコープ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光源からの光を被写体に照明し、固体撮像
    素子による前記被写体の撮像に供する内視鏡光源装置に
    おいて、 前記光源に電力を供給する電源部と、 前記固体撮像素子からの映像信号に応じて前記電力を制
    御する第1の制御部と、 前記第1の制御部により制御された電力値から偏差信号
    を得る比較部と、 前記照明光の光束量を変化させるための遮光体と、 前記偏差信号に応じて前記遮光体の開口度を制御する第
    2の制御部とを具備することを特徴とする内視鏡光源装
    置。
  2. 【請求項2】光源からの光を被写体に照明し、固体撮像
    素子による前記被写体の撮像に供する内視鏡光源装置に
    おいて、 前記光源に電力を供給する電源部と、 前記固体撮像素子からの映像信号に応じて前記電力を制
    御する第1の制御部と、 前記第1の制御部により制御された電力値から偏差信号
    を得る比較部と、 前記照明光の照明時間を変化させるための遮光体と、 前記偏差信号に応じて前記遮光体の遮光時間を制御する
    第2の制御部とを具備することを特徴とする内視鏡光源
    装置。
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