JP2784989B2 - マイクロ波検出器 - Google Patents
マイクロ波検出器Info
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- JP2784989B2 JP2784989B2 JP6148755A JP14875594A JP2784989B2 JP 2784989 B2 JP2784989 B2 JP 2784989B2 JP 6148755 A JP6148755 A JP 6148755A JP 14875594 A JP14875594 A JP 14875594A JP 2784989 B2 JP2784989 B2 JP 2784989B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マイクロ波検出器に関
するものである。
するものである。
【0002】
【発明の背景】自動車に搭載され、その自動車の周囲に
存在する特定のマイクロ波(レーダー波)や、自動車に
向けて出射されたレーダー波を検出するためのマイクロ
波検出器は、従来から種々のタイプのものが開発されて
いる。そして、その設置場所は、車内のダッシュボード
の上に直接置いたり(必要に応じて粘着テープ等により
固定する)、係るダッシュボード,サンバイザーに対し
て所定の取付治具を用い、マイクロ波検出器が所定の姿
勢・向きになるように取り付ける。具体的には、いずれ
のタイプもアンテナの受信部1をレーダー波の発射方向
に向けている必要があるため、偏平な本体2の前面に受
信部1が設けられている場合には、本体2をダッシュボ
ード3上に水平になるように配置する(図10(A)参
照)。
存在する特定のマイクロ波(レーダー波)や、自動車に
向けて出射されたレーダー波を検出するためのマイクロ
波検出器は、従来から種々のタイプのものが開発されて
いる。そして、その設置場所は、車内のダッシュボード
の上に直接置いたり(必要に応じて粘着テープ等により
固定する)、係るダッシュボード,サンバイザーに対し
て所定の取付治具を用い、マイクロ波検出器が所定の姿
勢・向きになるように取り付ける。具体的には、いずれ
のタイプもアンテナの受信部1をレーダー波の発射方向
に向けている必要があるため、偏平な本体2の前面に受
信部1が設けられている場合には、本体2をダッシュボ
ード3上に水平になるように配置する(図10(A)参
照)。
【0003】一方、上記マイクロ波検出器を、自動二輪
車に使用しようとすると、車体の構造上自動二輪車に取
り付けるのは困難なため、マイクロ波検出器をライダー
の胸ポケット内に収納し、前方からの電波を受信・検出
することが考えられる。しかし、上記構成(偏平な本体
の前面に受信部が設けられているタイプ)のマイクロ波
検出器を胸ポケット4内に収納すると、同図(B)に示
すように、そのアンテナの受信部1は、上方(逆向きに
挿入すれば下方)を向くため、前方からの電波に対する
検出感度が低下(実質的に検出不可)する。また、乗車
中のライダーは、前傾姿勢をとるものの、やはり自動車
に装着するように、マイクロ波検出器を水平に位置させ
ることはできない。
車に使用しようとすると、車体の構造上自動二輪車に取
り付けるのは困難なため、マイクロ波検出器をライダー
の胸ポケット内に収納し、前方からの電波を受信・検出
することが考えられる。しかし、上記構成(偏平な本体
の前面に受信部が設けられているタイプ)のマイクロ波
検出器を胸ポケット4内に収納すると、同図(B)に示
すように、そのアンテナの受信部1は、上方(逆向きに
挿入すれば下方)を向くため、前方からの電波に対する
検出感度が低下(実質的に検出不可)する。また、乗車
中のライダーは、前傾姿勢をとるものの、やはり自動車
に装着するように、マイクロ波検出器を水平に位置させ
ることはできない。
【0004】従って、アンテナの受信感度の面から、単
一のマイクロ波検出器を自動車用と自動二輪車用に共用
することが困難であった。従って、各用途に応じたマイ
クロ波検出器を製造しなければならず、煩雑でコスト高
となるばかりでなく、利用者も自動車と自動二輪車の両
方を使用する人にとっては、係る2つのタイプのものを
用意しなければならなくなる。
一のマイクロ波検出器を自動車用と自動二輪車用に共用
することが困難であった。従って、各用途に応じたマイ
クロ波検出器を製造しなければならず、煩雑でコスト高
となるばかりでなく、利用者も自動車と自動二輪車の両
方を使用する人にとっては、係る2つのタイプのものを
用意しなければならなくなる。
【0005】本発明は、上記した背景に鑑みてなされた
もので、その目的とするところは、上記した問題を解決
し、単一のマイクロ波検出器でもって、自動車と自動二
輪車の両方に適用することが可能であり、また、係る自
動車に適用する場合と自動二輪車に適用する場合の切替
処理も簡単かつ確実に行えて誤作動も少なく、さらに受
信感度の調整を比較的簡単に行え、最適な受信感度を得
やすく、さらにまた小型で取付作業性の良好なマイクロ
波検出器を提供することにある。
もので、その目的とするところは、上記した問題を解決
し、単一のマイクロ波検出器でもって、自動車と自動二
輪車の両方に適用することが可能であり、また、係る自
動車に適用する場合と自動二輪車に適用する場合の切替
処理も簡単かつ確実に行えて誤作動も少なく、さらに受
信感度の調整を比較的簡単に行え、最適な受信感度を得
やすく、さらにまた小型で取付作業性の良好なマイクロ
波検出器を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ため、本発明に係るマイクロ波検出器では、アンテナ及
び所定の信号処理回路が内蔵された偏平状の本体の前面
及び天面に所定のマイクロ波が透過可能な第1,第2の
窓部を設け、前記天面に形成した第2の窓部から入射さ
れた前記マイクロ波の進路上に移動可能に反射板を設け
た。そして、その反射板を所定角度位置に設定すること
により、前記第2の窓部から入射された前記マイクロ波
が、前記反射板に照射されて進路が変換されて前記アン
テナに受信され、また前記反射板を所定位置に移動する
ことにより、前記第1の窓部から入射された前記マイク
ロ波が前記反射板にてその進路を遮断されることなく直
進して前記アンテナで受信されるように、各部の位置関
係を調整した。
ため、本発明に係るマイクロ波検出器では、アンテナ及
び所定の信号処理回路が内蔵された偏平状の本体の前面
及び天面に所定のマイクロ波が透過可能な第1,第2の
窓部を設け、前記天面に形成した第2の窓部から入射さ
れた前記マイクロ波の進路上に移動可能に反射板を設け
た。そして、その反射板を所定角度位置に設定すること
により、前記第2の窓部から入射された前記マイクロ波
が、前記反射板に照射されて進路が変換されて前記アン
テナに受信され、また前記反射板を所定位置に移動する
ことにより、前記第1の窓部から入射された前記マイク
ロ波が前記反射板にてその進路を遮断されることなく直
進して前記アンテナで受信されるように、各部の位置関
係を調整した。
【0007】そして好ましくは、前記反射板を移動させ
る機構が、前記反射板を無負荷状態で、前記第1の窓部
または第2の窓部の一方の窓部から入射されたマイクロ
波を前記アンテナに導くための一方の位置に設定させる
弾性手段と、前記本体に装着することにより、前記反射
板に対して直接または間接的に付勢し、前記弾性手段を
弾性変形させながら前記他方の位置に移動させる操作部
材とから構成されることである。また、前記弾性手段と
しては、スプリングで構成するのが良い。
る機構が、前記反射板を無負荷状態で、前記第1の窓部
または第2の窓部の一方の窓部から入射されたマイクロ
波を前記アンテナに導くための一方の位置に設定させる
弾性手段と、前記本体に装着することにより、前記反射
板に対して直接または間接的に付勢し、前記弾性手段を
弾性変形させながら前記他方の位置に移動させる操作部
材とから構成されることである。また、前記弾性手段と
しては、スプリングで構成するのが良い。
【0008】また、前記反射板の移動が、前記反射板の
反射面が前記本体に対してほぼ平行となる位置と、所定
角度傾斜される位置との所定角度範囲内で回転するよう
にしてもよく、係る場合に、操作部材による前記反射板
の付勢量を変えることにより、前記反射板の前記本体に
対する傾斜角度を調整できるようにするとなおよい。
反射面が前記本体に対してほぼ平行となる位置と、所定
角度傾斜される位置との所定角度範囲内で回転するよう
にしてもよく、係る場合に、操作部材による前記反射板
の付勢量を変えることにより、前記反射板の前記本体に
対する傾斜角度を調整できるようにするとなおよい。
【0009】さらには、上記各構成を前提とし、前記操
作部材がクリップ状からなり、前記操作部材を前記本体
に装着した際に前記第2の窓部から入射されたマイクロ
波が前記反射板で反射されて前記アンテナに受信される
ようにしてもよい。
作部材がクリップ状からなり、前記操作部材を前記本体
に装着した際に前記第2の窓部から入射されたマイクロ
波が前記反射板で反射されて前記アンテナに受信される
ようにしてもよい。
【0010】
【作用】反射板を移動させることにより、第1の窓部か
ら入射されたマイクロ波と、第2の窓部から入射された
マイクロ波を選択的にアンテナに受信させることができ
る。そして、第1,第2の窓部は、本体上の異なる面に
形成されているため、結局、本体に対し異なる2方向か
ら向かって来るマイクロ波は、その反射板の位置の切り
替え操作により簡単に対応し、受信される。
ら入射されたマイクロ波と、第2の窓部から入射された
マイクロ波を選択的にアンテナに受信させることができ
る。そして、第1,第2の窓部は、本体上の異なる面に
形成されているため、結局、本体に対し異なる2方向か
ら向かって来るマイクロ波は、その反射板の位置の切り
替え操作により簡単に対応し、受信される。
【0011】したがって、例えば、自動車に設置する場
合には、車体中の所定位置に偏平な本体を水平に設置す
るとともに、検出対象のマイクロ波の進路中に第1の窓
部を対向配置させる。この状態で、反射板を、必要に応
じて移動させて第1の窓部から入射されたマイクロ波の
進路を遮らない位置に移動させる。これにより、自動車
用のマイクロ波検出器となる。
合には、車体中の所定位置に偏平な本体を水平に設置す
るとともに、検出対象のマイクロ波の進路中に第1の窓
部を対向配置させる。この状態で、反射板を、必要に応
じて移動させて第1の窓部から入射されたマイクロ波の
進路を遮らない位置に移動させる。これにより、自動車
用のマイクロ波検出器となる。
【0012】一方、自動二輪車に使用する場合には、反
射板を上記と異なる位置に設定させ、第2の窓部から入
射されたマイクロ波がアンテナに受信させるようにす
る。そして、本体を第2の窓部が前方を向くようにして
運転者(ライダー)の胸ポケット内等に収納する。する
と、前方から自動二輪車に向かって検出対象のマイクロ
波が来た場合には、第2の窓部がそのマイクロ波の進路
に対向配置されているので、そのまま本体内に入射さ
れ、その後反射板にて反射されてアンテナに受信され
る。これにより、自動二輪車用のマイクロ波検出器とな
る。そして、この時、請求項6のように、操作部材をク
リップ状とすると、胸ポケットが小さくて本体が収納で
きないような場合であっても、確実にライダーの前面側
に装着される。
射板を上記と異なる位置に設定させ、第2の窓部から入
射されたマイクロ波がアンテナに受信させるようにす
る。そして、本体を第2の窓部が前方を向くようにして
運転者(ライダー)の胸ポケット内等に収納する。する
と、前方から自動二輪車に向かって検出対象のマイクロ
波が来た場合には、第2の窓部がそのマイクロ波の進路
に対向配置されているので、そのまま本体内に入射さ
れ、その後反射板にて反射されてアンテナに受信され
る。これにより、自動二輪車用のマイクロ波検出器とな
る。そして、この時、請求項6のように、操作部材をク
リップ状とすると、胸ポケットが小さくて本体が収納で
きないような場合であっても、確実にライダーの前面側
に装着される。
【0013】また、請求項2,3のようにすると、弾性
手段の弾性復元力により、反射板が所定方向に付勢され
て、所定位置に位置する。すると、第1,第2の窓部の
うち一方から入射されたマイクロ波は、アンテナにて受
信される。すなわち、特に反射板の姿勢を保つ別部材を
用いることなく、安定状態で一方からの入射マイクロ波
を検出できる。そして、他方の窓部からの入射マイクロ
波は、操作部材により反射板を所定方向に付勢すること
により、上記弾性手段を弾性変形させながら移動させる
ことにより対応できる。また、このように弾性変形させ
ているため、操作部材を本体から取り除くと、弾性手段
の弾性復元力により元の状態に復帰する。よって、操作
部材の着脱により、反射板の位置の切り替えが簡単に行
われる。
手段の弾性復元力により、反射板が所定方向に付勢され
て、所定位置に位置する。すると、第1,第2の窓部の
うち一方から入射されたマイクロ波は、アンテナにて受
信される。すなわち、特に反射板の姿勢を保つ別部材を
用いることなく、安定状態で一方からの入射マイクロ波
を検出できる。そして、他方の窓部からの入射マイクロ
波は、操作部材により反射板を所定方向に付勢すること
により、上記弾性手段を弾性変形させながら移動させる
ことにより対応できる。また、このように弾性変形させ
ているため、操作部材を本体から取り除くと、弾性手段
の弾性復元力により元の状態に復帰する。よって、操作
部材の着脱により、反射板の位置の切り替えが簡単に行
われる。
【0014】また、反射板を回転移動させるようにする
と(請求項4)、反射板を水平に位置させることにより
簡単に第1の窓部から入射されるマイクロ波の進路を遮
断しなくなるので、アンテナの受信面を広くしても、本
体を大きくする必要がなくなる(反射板をスライド移動
させると、移動方向に反射板の逃げる領域が必要とな
り、幅広のアンテナを用いると、本体の幅は上記逃げの
領域を確保する分だけ大型化する)。
と(請求項4)、反射板を水平に位置させることにより
簡単に第1の窓部から入射されるマイクロ波の進路を遮
断しなくなるので、アンテナの受信面を広くしても、本
体を大きくする必要がなくなる(反射板をスライド移動
させると、移動方向に反射板の逃げる領域が必要とな
り、幅広のアンテナを用いると、本体の幅は上記逃げの
領域を確保する分だけ大型化する)。
【0015】さらに、反射板の移動を回転式にしておく
と、請求項5のように構成することにより、反射板を任
意の角度で停止することができ、第2の窓部から入射さ
れるマイクロ波の入射角度に応じて反射板の角度を調整
すると、受信感度が向上する。
と、請求項5のように構成することにより、反射板を任
意の角度で停止することができ、第2の窓部から入射さ
れるマイクロ波の入射角度に応じて反射板の角度を調整
すると、受信感度が向上する。
【0016】
【実施例】以下、本発明に係るマイクロ波検出器の好適
な実施例を添付図面を参照にして詳述する。図1は本発
明に係るマイクロ波検出器の第1実施例を示している。
同図に示すように、偏平で中空の本体(筐体)10内
に、偏平なアンテナ11が装着されている。そして、少
なくとも本体10の前面10aには、マイクロ波たるレ
ーダー波が透過可能な第1の窓部12が形成され、その
第1の窓部12に対向するようにして、アンテナ11の
受信部11aが配置されるように調整される。また、図
示省略するが、本体10の内部には、アンテナ11で受
信した所定のレーダー波を検出するとともに所定の出力
媒体を介して使用者に警告するための信号処理回路が内
蔵されている。なお出力媒体としては、ブザー,音声等
の聴覚を利用したものや、ランプ・LED等の視覚を利
用したものを用いることができるが、少なくとも自動二
輪車に適用することを考慮すると、聴覚を利用するもの
を設置しておく必要がある(視覚的なものを併用しても
良い)。なお、係るアンテナ11及び信号処理回路は、
従来の公知のものをそのまま使用することができるの
で、その詳細な説明を省略する。
な実施例を添付図面を参照にして詳述する。図1は本発
明に係るマイクロ波検出器の第1実施例を示している。
同図に示すように、偏平で中空の本体(筐体)10内
に、偏平なアンテナ11が装着されている。そして、少
なくとも本体10の前面10aには、マイクロ波たるレ
ーダー波が透過可能な第1の窓部12が形成され、その
第1の窓部12に対向するようにして、アンテナ11の
受信部11aが配置されるように調整される。また、図
示省略するが、本体10の内部には、アンテナ11で受
信した所定のレーダー波を検出するとともに所定の出力
媒体を介して使用者に警告するための信号処理回路が内
蔵されている。なお出力媒体としては、ブザー,音声等
の聴覚を利用したものや、ランプ・LED等の視覚を利
用したものを用いることができるが、少なくとも自動二
輪車に適用することを考慮すると、聴覚を利用するもの
を設置しておく必要がある(視覚的なものを併用しても
良い)。なお、係るアンテナ11及び信号処理回路は、
従来の公知のものをそのまま使用することができるの
で、その詳細な説明を省略する。
【0017】ここで本発明では、本体10の天面10b
の前方所定位置にレーダー波が透過可能な第2の窓部1
3を形成し、本体10の前方のみならず天面10b側か
らもレーダー波が本体10内に進入可能としている。さ
らに、第2の窓部13内を通過して入り込んだレーダー
波の進路の途中に可倒式の反射板15を設けている。そ
して本例では、反射板15は、同図(A)に示すよう
に、本体10の底面10cとのなす角が約45度の第1
状態と、同図(B)に示す本体10の底面10cとのな
す角が約0度の第2状態の少なくとも2つの位置をとる
ことができるようになっている。
の前方所定位置にレーダー波が透過可能な第2の窓部1
3を形成し、本体10の前方のみならず天面10b側か
らもレーダー波が本体10内に進入可能としている。さ
らに、第2の窓部13内を通過して入り込んだレーダー
波の進路の途中に可倒式の反射板15を設けている。そ
して本例では、反射板15は、同図(A)に示すよう
に、本体10の底面10cとのなす角が約45度の第1
状態と、同図(B)に示す本体10の底面10cとのな
す角が約0度の第2状態の少なくとも2つの位置をとる
ことができるようになっている。
【0018】そして、第1状態では第2の窓部13から
入射されたレーダー波が、反射板15に照射され、そこ
において反射されてその進路を90度変換され、アンテ
ナ11の受信部11aに入射され、また、第2状態では
第1の窓部12から入射されたレーダー波の進路上に反
射板15が存在せず、そのまま直進してアンテナ11の
受信部11aに入射されるように、各部の位置関係が調
整されている。
入射されたレーダー波が、反射板15に照射され、そこ
において反射されてその進路を90度変換され、アンテ
ナ11の受信部11aに入射され、また、第2状態では
第1の窓部12から入射されたレーダー波の進路上に反
射板15が存在せず、そのまま直進してアンテナ11の
受信部11aに入射されるように、各部の位置関係が調
整されている。
【0019】そして本例では、上記第1状態と第2状態
の切替を、以下に示す機構により行っている。すなわ
ち、まず図2,図3に拡大して示すように、反射板15
の長辺の一方をシャフト16に取り付け、そのシャフト
16を中心に所定角度範囲で回転するようにしている。
そして、シャフト16の中間部には、弾性手段たる捩じ
りコイルバネ17を設け、その捩じりコイルバネ17の
一端17aを本体10の底面10cに接触させ、また捩
じりコイルバネ17の他端17bを反射板15の裏面側
に接触させる。そして、この捩じりコイルバネ17は、
自己弾性復元力により常時両端17a,17bが開く方
向に力がかかっているため、平常状態では、図3中実線
で示すように、反射板15が底面10cに対して約45
度の傾斜状態(第1状態)に維持される。
の切替を、以下に示す機構により行っている。すなわ
ち、まず図2,図3に拡大して示すように、反射板15
の長辺の一方をシャフト16に取り付け、そのシャフト
16を中心に所定角度範囲で回転するようにしている。
そして、シャフト16の中間部には、弾性手段たる捩じ
りコイルバネ17を設け、その捩じりコイルバネ17の
一端17aを本体10の底面10cに接触させ、また捩
じりコイルバネ17の他端17bを反射板15の裏面側
に接触させる。そして、この捩じりコイルバネ17は、
自己弾性復元力により常時両端17a,17bが開く方
向に力がかかっているため、平常状態では、図3中実線
で示すように、反射板15が底面10cに対して約45
度の傾斜状態(第1状態)に維持される。
【0020】また、シャフト16を挟んで反射板15の
反対側には、2個の突片18,18が一体に形成され、
反射板15の回転とともに、回転するようになってい
る。そして、上記突片18に対向する本体10の底面1
0cは開口された貫通孔19,19が形成されている。
反対側には、2個の突片18,18が一体に形成され、
反射板15の回転とともに、回転するようになってい
る。そして、上記突片18に対向する本体10の底面1
0cは開口された貫通孔19,19が形成されている。
【0021】そして、本体10の底面10c側には、操
作部材たる所定形状のブラケット20が着脱自在に装着
されるようになっている。このブラケット20の天面所
定位置には突起21が形成され、この突起21は、ブラ
ケット20を本体10に装着した際に、上記貫通孔19
を通って本体10内に入り、突片18に当接してこれを
上方に付勢する(押上げる)ように設定されている。こ
れにより、ブラケット20を装着すると、図3に示すよ
うに、突片18が押し上げられることにより反射板15
はシャフト16を中心に時計方向に回転され、図中二点
鎖中線で示す水平位置(第2状態)になる。換言すれ
ば、突起21の高さ(突片18の押上量)が、ブラケッ
ト20を完全に装着した際に、係る第2状態になるよう
に設定されている。
作部材たる所定形状のブラケット20が着脱自在に装着
されるようになっている。このブラケット20の天面所
定位置には突起21が形成され、この突起21は、ブラ
ケット20を本体10に装着した際に、上記貫通孔19
を通って本体10内に入り、突片18に当接してこれを
上方に付勢する(押上げる)ように設定されている。こ
れにより、ブラケット20を装着すると、図3に示すよ
うに、突片18が押し上げられることにより反射板15
はシャフト16を中心に時計方向に回転され、図中二点
鎖中線で示す水平位置(第2状態)になる。換言すれ
ば、突起21の高さ(突片18の押上量)が、ブラケッ
ト20を完全に装着した際に、係る第2状態になるよう
に設定されている。
【0022】また、ブラケット20の側面には、その内
面に係止凸条22aを有する係止片22が起立形成さ
れ、その係止凸条22aが本体10の外側の側面所定位
置に形成された溝部(図示省略)内に符合し、装着状態
を維持するようになっている。さらに、ブラケット20
の下面には、取手部23が形成され、本体10に装着し
たブラケット20を取り外す際には、その取手部23を
持つとともに、所定方向に引っ張ることにより、上記係
止凸条22aと本体10に形成した溝部との係合を解除
することにより行う。
面に係止凸条22aを有する係止片22が起立形成さ
れ、その係止凸条22aが本体10の外側の側面所定位
置に形成された溝部(図示省略)内に符合し、装着状態
を維持するようになっている。さらに、ブラケット20
の下面には、取手部23が形成され、本体10に装着し
たブラケット20を取り外す際には、その取手部23を
持つとともに、所定方向に引っ張ることにより、上記係
止凸条22aと本体10に形成した溝部との係合を解除
することにより行う。
【0023】次に、本実施例の作用について説明する。
まず、自動二輪車用として使用する場合には、ブラケッ
ト20を装着することなく本体10のみを使用する。す
ると、図1(A)や図3中実線で示すように、反射板l
5の姿勢は第1状態になっているので、第2の窓部13
から入射されたレーダー波がアンテナ11に受信され
る。したがって、図4,図5に示すように、係る本体1
0を、第2の窓部13が前方を向くようにライダーの胸
ポケット24に挿入すると、自動二輪車に向かって発射
されたレーダー波は胸ポケットから第2の窓部13を透
過して本体10内に入射されるので、係るレーダー波
を、アンテナ11を介して信号処理回路が検出し、所定
の信号を出力する。
まず、自動二輪車用として使用する場合には、ブラケッ
ト20を装着することなく本体10のみを使用する。す
ると、図1(A)や図3中実線で示すように、反射板l
5の姿勢は第1状態になっているので、第2の窓部13
から入射されたレーダー波がアンテナ11に受信され
る。したがって、図4,図5に示すように、係る本体1
0を、第2の窓部13が前方を向くようにライダーの胸
ポケット24に挿入すると、自動二輪車に向かって発射
されたレーダー波は胸ポケットから第2の窓部13を透
過して本体10内に入射されるので、係るレーダー波
を、アンテナ11を介して信号処理回路が検出し、所定
の信号を出力する。
【0024】なお、上記した実施例では、第1状態にお
ける本体10の底面10cに対する反射板15のなす角
を45度に設定したため、本体10の上面10a(第2
の窓部13)に対して直交する方向から入射されるレー
ダー波に対して最も感度が良くなるようになっている。
したがって、感度を高くするためには、ライダーは少な
くとも上半身はほぼ垂直に起立した状態で運転する必要
があるが、実際の運転では、図4,図5で胸ポケット2
5を示したように所定角度だけ前傾姿勢になっているこ
とが多い。
ける本体10の底面10cに対する反射板15のなす角
を45度に設定したため、本体10の上面10a(第2
の窓部13)に対して直交する方向から入射されるレー
ダー波に対して最も感度が良くなるようになっている。
したがって、感度を高くするためには、ライダーは少な
くとも上半身はほぼ垂直に起立した状態で運転する必要
があるが、実際の運転では、図4,図5で胸ポケット2
5を示したように所定角度だけ前傾姿勢になっているこ
とが多い。
【0025】そこで、図示するように、第1状態でのな
す角θ1,θ2を適宜調整しておくことが好ましい。そ
して係る調整は、捩じりコイルスプリング17の無負荷
状態での両端17a,17bの角度を調整してもよく、
或いは、突片18に対する貫通孔19の相対的な形成位
置を適宜設定し、突片18が貫通孔19の側面に当接す
ることにより、それ以上に反射板15が開くことがない
ように設定しても良く、種々の方式をとることができ
る。また、上記なす角θ1,θ2は、図示するように反
射板15の位置、すなわち、胸ポケット25内に挿入す
る際に、反射板15を上/下にするかにより、前方から
水平に向かって来たレーダー波の本体10内への入射角
が異なるので、それに応じてそれぞれθ1,θ2も替え
ることが望ましい。
す角θ1,θ2を適宜調整しておくことが好ましい。そ
して係る調整は、捩じりコイルスプリング17の無負荷
状態での両端17a,17bの角度を調整してもよく、
或いは、突片18に対する貫通孔19の相対的な形成位
置を適宜設定し、突片18が貫通孔19の側面に当接す
ることにより、それ以上に反射板15が開くことがない
ように設定しても良く、種々の方式をとることができ
る。また、上記なす角θ1,θ2は、図示するように反
射板15の位置、すなわち、胸ポケット25内に挿入す
る際に、反射板15を上/下にするかにより、前方から
水平に向かって来たレーダー波の本体10内への入射角
が異なるので、それに応じてそれぞれθ1,θ2も替え
ることが望ましい。
【0026】一方、自動車用として使用する場合には、
本体10にブラケット20を装着した状態で使用する。
すると、上記したように図1(B)や図3中二点鎖線で
示すように、反射板l5は第2状態になっているので、
第1の窓部12から入射されたレーダー波がアンテナ1
1に受信されるようになる。
本体10にブラケット20を装着した状態で使用する。
すると、上記したように図1(B)や図3中二点鎖線で
示すように、反射板l5は第2状態になっているので、
第1の窓部12から入射されたレーダー波がアンテナ1
1に受信されるようになる。
【0027】そこで、図6〜図8に示すように、ブラケ
ット20に所定の取付治具26,27,28を接続し、
その取付治具26〜28を介して車体の所定位置に取り
付ける。すなわち、図6の場合には、吸盤式の取付治具
26を用いて車体のフロントウインド29に吸着保持さ
せている。また、図7の場合には、粘着テープ式の取付
治具27を用いて車体のダッシュボード30の上面に接
着保持させている。さらに、図8の場合には、クリップ
式の取付治具28を用いてサンバイザー31に挟着保持
させている。なお、各取付治具26〜28とブラケット
20との接続部位26a〜28aは、回転自在となって
おり、本体10が水平になるように調整可能となってい
る。なお、係る本体10の車体への具体的な取付け機構
は、図示するものに限ることなく、種々の形態を用いる
ことができるのはもちろんである。
ット20に所定の取付治具26,27,28を接続し、
その取付治具26〜28を介して車体の所定位置に取り
付ける。すなわち、図6の場合には、吸盤式の取付治具
26を用いて車体のフロントウインド29に吸着保持さ
せている。また、図7の場合には、粘着テープ式の取付
治具27を用いて車体のダッシュボード30の上面に接
着保持させている。さらに、図8の場合には、クリップ
式の取付治具28を用いてサンバイザー31に挟着保持
させている。なお、各取付治具26〜28とブラケット
20との接続部位26a〜28aは、回転自在となって
おり、本体10が水平になるように調整可能となってい
る。なお、係る本体10の車体への具体的な取付け機構
は、図示するものに限ることなく、種々の形態を用いる
ことができるのはもちろんである。
【0028】なお、上記した実施例では、自動二輪車用
に使用する場合には、ブラケット20を装着せずに反射
板15を予め定められた基準角度(θ,θ1,θ2)で
使用したが、例えば、ブラケット20の突起21の高さ
の異なる複数の補助ブラケットを用意し、自動二輪車に
使用する場合でも高さの低い突起を有する補助ブラケッ
トを装着し、基準角度から所定角度(微小角度)だけ倒
すようにしてもよい。これにより、反射板15の角度を
変えることができるので、使用者は自分の運転姿勢に応
じて受信感度が最良になるように反射板15の角度(姿
勢)を調整することができる。
に使用する場合には、ブラケット20を装着せずに反射
板15を予め定められた基準角度(θ,θ1,θ2)で
使用したが、例えば、ブラケット20の突起21の高さ
の異なる複数の補助ブラケットを用意し、自動二輪車に
使用する場合でも高さの低い突起を有する補助ブラケッ
トを装着し、基準角度から所定角度(微小角度)だけ倒
すようにしてもよい。これにより、反射板15の角度を
変えることができるので、使用者は自分の運転姿勢に応
じて受信感度が最良になるように反射板15の角度(姿
勢)を調整することができる。
【0029】図9は本発明の第2実施例を示している。
上記した第1実施例では、ブラケット20を取付けない
定常状態で第2の窓部13から入射したレーダー波を反
射板15で反射させてアンテナ11に受信させていた
が、本実施例ではこれとは逆に同図(A)に示すよう
に、定常状態で反射板15が本体10の底面10cと平
行になり、第1の窓部12から入射されたレーダー波が
アンテナ部11に受信できるようにしている。したがっ
て、この本体10を所定の取付治具等を用いて車体上の
所定位置に設置することにより、自動車用として使用す
ることができる。
上記した第1実施例では、ブラケット20を取付けない
定常状態で第2の窓部13から入射したレーダー波を反
射板15で反射させてアンテナ11に受信させていた
が、本実施例ではこれとは逆に同図(A)に示すよう
に、定常状態で反射板15が本体10の底面10cと平
行になり、第1の窓部12から入射されたレーダー波が
アンテナ部11に受信できるようにしている。したがっ
て、この本体10を所定の取付治具等を用いて車体上の
所定位置に設置することにより、自動車用として使用す
ることができる。
【0030】そして、本例でも反射板15が、シャフト
16を中心として回転可能にしている点では第1実施例
と同様であるが、捩じりコイルスプリング17′を本体
10の底面10cと反射板15の表面側とに掛け渡して
いる点で第1実施例と相違する。また、本実施例では、
シャフト16の下方に突出するように突片18′を設け
ている。そして、同図(B)に示すように、操作部材た
るクリップ20′の本体10の底面10cの所定位置に
装着すると、その底面10cに形成された貫通孔19′
を介してクリップ20′の先端(作動片)21′が入り
込み、突片18′を所定方向に付勢する。これにより、
図中実線で示すように、反射板15が起き上がり、第2
の窓部13から入射されたレーダー波は、反射板15て
反射された後、アンテナ11に受信される。したがっ
て、同図(B)に示すようにすることにより、自動二輪
車用として使用することができる。
16を中心として回転可能にしている点では第1実施例
と同様であるが、捩じりコイルスプリング17′を本体
10の底面10cと反射板15の表面側とに掛け渡して
いる点で第1実施例と相違する。また、本実施例では、
シャフト16の下方に突出するように突片18′を設け
ている。そして、同図(B)に示すように、操作部材た
るクリップ20′の本体10の底面10cの所定位置に
装着すると、その底面10cに形成された貫通孔19′
を介してクリップ20′の先端(作動片)21′が入り
込み、突片18′を所定方向に付勢する。これにより、
図中実線で示すように、反射板15が起き上がり、第2
の窓部13から入射されたレーダー波は、反射板15て
反射された後、アンテナ11に受信される。したがっ
て、同図(B)に示すようにすることにより、自動二輪
車用として使用することができる。
【0031】また、本例では、クリップ20′により反
射板15を所定角度起立させるようにしたため、ライダ
ーの胸ポケットが小さくて本体10を収納しきれないよ
うな場合であっても、係るクリップ20′を利用して本
体10を装着することができる。
射板15を所定角度起立させるようにしたため、ライダ
ーの胸ポケットが小さくて本体10を収納しきれないよ
うな場合であっても、係るクリップ20′を利用して本
体10を装着することができる。
【0032】なお、本体10を胸ポケットに収納する場
合には、図示するようなクリップ20′のように湾曲し
たループ部分は不要となる。また、本例でも、例えばク
リップ20′の先端21′の長さを変えたものを複数個
用意したり、挿入距離を変えることにより、反射板15
の角度を変えることができるので、使用者は自分の運転
姿勢に応じて受信感度が最良になるように調整すること
ができる。
合には、図示するようなクリップ20′のように湾曲し
たループ部分は不要となる。また、本例でも、例えばク
リップ20′の先端21′の長さを変えたものを複数個
用意したり、挿入距離を変えることにより、反射板15
の角度を変えることができるので、使用者は自分の運転
姿勢に応じて受信感度が最良になるように調整すること
ができる。
【0033】なお、上記した実施例では、弾性手段とし
て、捩じりコイルスプリングを用いたが、本発明はこれ
に限ることなく、板バネその他のスプリングでも良く、
また、ゴム,構成樹脂その他の弾性力を有する材料で構
成しても良い。但し、耐久性(長期間同一状態を保持す
る時の弾性力の維持及びまたは二輪車と自動車とを繰り
返し使用する場合の弾性力の維持)等を考慮すると、ス
プリングが良く、特に板バネよりも実施例のように捩じ
りコイルスプリングにした方がより耐久性が向上する。
て、捩じりコイルスプリングを用いたが、本発明はこれ
に限ることなく、板バネその他のスプリングでも良く、
また、ゴム,構成樹脂その他の弾性力を有する材料で構
成しても良い。但し、耐久性(長期間同一状態を保持す
る時の弾性力の維持及びまたは二輪車と自動車とを繰り
返し使用する場合の弾性力の維持)等を考慮すると、ス
プリングが良く、特に板バネよりも実施例のように捩じ
りコイルスプリングにした方がより耐久性が向上する。
【0034】また、反射板の移動も、上記した実施例で
は回転移動するようにしたが、本発明はこれに限ること
なくスライド移動など任意のものをとることができる。
但し、これも装置全体の小型化、安定性等を考慮する
と、回転移動させるのが好ましい。
は回転移動するようにしたが、本発明はこれに限ること
なくスライド移動など任意のものをとることができる。
但し、これも装置全体の小型化、安定性等を考慮する
と、回転移動させるのが好ましい。
【0035】さらに、第1,第2の窓部は、光学的(マ
イクロ波に対して)に透明な材料から構成すればよく、
また、完全に開口されたものでもよい。さらにまた、本
明細書でいう本体の前面及び天面の位置は、それぞれ偏
平な本体を図1に示すように水平に位置させた場合を基
準として、その上面を天面と呼び、側面の位置の1つを
前面と呼ぶようにした。
イクロ波に対して)に透明な材料から構成すればよく、
また、完全に開口されたものでもよい。さらにまた、本
明細書でいう本体の前面及び天面の位置は、それぞれ偏
平な本体を図1に示すように水平に位置させた場合を基
準として、その上面を天面と呼び、側面の位置の1つを
前面と呼ぶようにした。
【0036】
【発明の効果】以上のように、本発明に係るマイクロ波
検出器では、反射板の位置を変えることにより、検出可
能なマイクロ波の受信(入射)面を第1,第2の窓部の
いずれかに択一的に選択できるので、単一のマイクロ波
検出器でもって、自動車と自動二輪車の両方に適用する
ことが可能となる。
検出器では、反射板の位置を変えることにより、検出可
能なマイクロ波の受信(入射)面を第1,第2の窓部の
いずれかに択一的に選択できるので、単一のマイクロ波
検出器でもって、自動車と自動二輪車の両方に適用する
ことが可能となる。
【0037】また、請求項2,3に示すように構成する
と、操作部材の着脱により反射板の位置の切り替え・移
動、すなわち、自動車に適用する場合と自動二輪車に適
用する場合の切替処理が簡単かつ確実に行えて誤作動も
少なくなる。
と、操作部材の着脱により反射板の位置の切り替え・移
動、すなわち、自動車に適用する場合と自動二輪車に適
用する場合の切替処理が簡単かつ確実に行えて誤作動も
少なくなる。
【0038】さらに、請求項4に示すように、反射板を
回転移動するようにすると、反射板の逃げの領域を極め
て小さくすることができ、本体の小型化が図れる。しか
も、請求項5に示すように、反射板を回転移動する場合
おいて、反射板の停止位置を適宜位置にすることによ
り、受信感度の調整を比較的簡単に行え、最適な受信感
度を得やすくすることができる。さらには、操作部材を
クリップ状にすると(請求項6)、そのクリップを利用
して自動二輪車の運転者のポケット等に本体を簡単に取
り付けることができる。
回転移動するようにすると、反射板の逃げの領域を極め
て小さくすることができ、本体の小型化が図れる。しか
も、請求項5に示すように、反射板を回転移動する場合
おいて、反射板の停止位置を適宜位置にすることによ
り、受信感度の調整を比較的簡単に行え、最適な受信感
度を得やすくすることができる。さらには、操作部材を
クリップ状にすると(請求項6)、そのクリップを利用
して自動二輪車の運転者のポケット等に本体を簡単に取
り付けることができる。
【図1】本発明に係るマイクロ波検出器の第1実施例を
示す図である。
示す図である。
【図2】その要部拡大平面図である。
【図3】その要部拡大断面図である。
【図4】使用状態の一例を示す図である。
【図5】使用状態の一例を示す図である。
【図6】使用状態の一例を示す図である。
【図7】使用状態の一例を示す図である。
【図8】使用状態の一例を示す図である。
【図9】本発明に係るマイクロ波検出器の第2実施例を
示す図である。
示す図である。
【図10】従来のマイクロ波検出器の一例を示す図であ
る。
る。
10 本体 11 アンテナ 12 第1の窓部 13 第2の窓部 15 反射板 20 ブラケット(操作部材) 20′ クリップ(操作部材) 21,21′ 突起
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01S 7/40 H01Q 1/22 H01Q 15/14 H01Q 23/00
Claims (6)
- 【請求項1】 アンテナ及び所定の信号処理回路が内蔵
された偏平状の本体の前面及び天面に所定のマイクロ波
が透過可能な第1,第2の窓部を設け、 前記天面に形成した第2の窓部から入射された前記マイ
クロ波の進路上に移動可能に反射板を設け、 その反射板を所定角度位置に設定することにより、前記
第2の窓部から入射された前記マイクロ波が、前記反射
板に照射されて進路が変換されて前記アンテナに受信さ
れ、 前記反射板を所定位置に移動することにより、前記第1
の窓部から入射された前記マイクロ波が前記反射板にて
その進路を遮断されることなく進行して前記アンテナで
受信されるようにしたマイクロ波検出器。 - 【請求項2】 前記反射板を移動させる機構が、 前記反射板を無負荷状態で、前記第1の窓部または第2
の窓部の一方の窓部から入射されたマイクロ波を前記ア
ンテナに導くための一方の位置に設定させる弾性手段
と、 前記本体に装着することにより、前記反射板に対して直
接または間接的に付勢し、前記弾性手段を弾性変形させ
ながら前記他方の位置に移動させる操作部材とを備えて
なる請求項1に記載のマイクロ波検出器。 - 【請求項3】 前記弾性手段が、スプリングである請求
項2に記載のマイクロ波検出器。 - 【請求項4】 前記反射板の移動が、前記反射板の反射
面が前記本体に対してほぼ平行となる位置と、所定角度
傾斜される位置との所定角度範囲内で回転するようにし
たものである請求項1〜3のいずれか1項に記載のマイ
クロ波検出器。 - 【請求項5】 前記反射板が回転移動するものであっ
て、操作部材による前記反射板の付勢量を変えることに
より、前記反射板の前記本体に対する傾斜角度を調整で
きるようにした請求項2または3に記載のマイクロ波検
出器。 - 【請求項6】 前記操作部材がクリップ状からなり、 前記操作部材を前記本体に装着した際に前記第2の窓部
から入射されたマイクロ波が前記反射板で反射されて前
記アンテナに受信されるようにした請求項2,3,5の
いずれか1項に記載のマイクロ波検出器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6148755A JP2784989B2 (ja) | 1994-06-08 | 1994-06-08 | マイクロ波検出器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6148755A JP2784989B2 (ja) | 1994-06-08 | 1994-06-08 | マイクロ波検出器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07333320A JPH07333320A (ja) | 1995-12-22 |
JP2784989B2 true JP2784989B2 (ja) | 1998-08-13 |
Family
ID=15459916
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6148755A Expired - Fee Related JP2784989B2 (ja) | 1994-06-08 | 1994-06-08 | マイクロ波検出器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2784989B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6779765B2 (en) | 2002-11-26 | 2004-08-24 | Beltronics Usa Inc. | Mounting device for a radar detector |
JP4649522B2 (ja) * | 2009-05-29 | 2011-03-09 | 株式会社東芝 | ノートブック型パーソナルコンピュータ |
JP4734472B2 (ja) * | 2010-12-06 | 2011-07-27 | 株式会社東芝 | 電子機器 |
JP5740604B2 (ja) * | 2011-03-08 | 2015-06-24 | 株式会社ユピテル | 車載用警報装置 |
CN114136998A (zh) * | 2021-12-28 | 2022-03-04 | 北京西管安通检测技术有限责任公司 | 一种微波无损检测的方法、装置、系统、设备及介质 |
-
1994
- 1994-06-08 JP JP6148755A patent/JP2784989B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07333320A (ja) | 1995-12-22 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
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