JP2784690B2 - 口内空間の測定方法及びこの方法を実施するための装置 - Google Patents

口内空間の測定方法及びこの方法を実施するための装置

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JP2784690B2 JP2504218A JP50421890A JP2784690B2 JP 2784690 B2 JP2784690 B2 JP 2784690B2 JP 2504218 A JP2504218 A JP 2504218A JP 50421890 A JP50421890 A JP 50421890A JP 2784690 B2 JP2784690 B2 JP 2784690B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は,測定すべき口内空間へ少なくとも一部導入
される走査装置により,上顎歯列及び下顎歯列を持つ口
内空間を測定するため,走査装置として光測定装置を使
用し,この光測定装置の光信号をデータ処理装置により
評価可能な電子信号に変換し,光測定装置が投射装置を
含み,この投射装置により光線源の光線を,偏向装置を
介して,測定すべき口内空間の半透明な歯の内部及び/
又は表面へ投射し,これらの半透明な歯の内部及び/又
は表面から反射される光線を,偏向装置を介して撮像装
置へ供給する,口内空間の測定方法及び口外装置部分に
設けられる光線源と,照明光学系を持ちかつ偏向装置を
介して光線を半透明な歯の表面及び/又は内部へ投射す
る投射装置と,半透明な歯の表面及び/又は内部から反
射される光線を偏向装置を介して撮像光学系へ供給する
撮像装置と,口外装置部分に設けられかつ撮像される反
射光線を評価する評価装置とを有する,口内空間の測定
方法を実施するための装置に関する。
上顎歯列及び下顎歯列を測定する方法及びこれを実施
する装置は,例えば機械的印象用トレーの歯科治療的使
用の形で公知である。その際それぞれの患者の口内空間
の解剖学的状態に合わせた1対の印象用トレー(上顎印
象用トレー,下顎印象用トレー)がまず選択され,口内
空間への挿入によって大きさ及びはまり合い精度が監視
される。適当な印象用トレー対の選択及び検査後,両方
の印象用トレーがベースト状印象材で満たされ、続いて
患者の口内空間へ挿入されて,一方の印象用トレーの印
象材が上顎歯列を,また他方の印象用トレーの印象材が
下顎歯列をできるだけ均一に包囲するようにする。さて
印象材は数分以内に凝固し,それぞれの印象用トレーと
共にまだ弾性的な状態で上顎歯列又は下顎歯列から離さ
れ,患者の口から取出される。印象材の最終的な硬化
後,印象材が適当な型へ挿入され,続いてこの型が石こ
う又は石こう状材料で満たされる。石こう又は石こう状
材料が硬化すると,印象材が除去される。こうして例え
ば矯正のため又は義歯の製造の際に必要な歯列部分の範
囲において,口内空間の形状の幾何学的及び局所的印象
が得られる。公知の方法及び公知の装置の欠点は,印象
の複雑で費用のかかる製造,上顎印象と下顎印象との間
に関係のないこと,顎関節の測定が行なわれないこと,
多くの誤差による方法の不精確さ,及び得られる結果の
困難な評価である。
本発明の課題は,最初にあげた種類の方法を改良し
て,簡単な取扱い及び僅かな費用で,特に上顎歯列及び
下顎歯列の形状に関して精確で誤差のできるだけ少ない
測定値を得ることができ,結果としてよく処理可能な信
号が得られるようにすることである。さらにこの方法を
簡単な手段で実施することができる走査装置を提案す
る。
この課題を解決するため方法に関して本発明によれ
ば,偏向装置を介して光線を,上顎歯列及び下顎歯列の
半透明な歯の表面及び/又は内部へ同時に投射し,これ
らの歯の表面及び/又は内部から反射される光線を,偏
向装置を介して撮像装置へ同時に供給する。
またこの方法を実施例するための装置に関して本発明
によれば,偏向装置を介して光線が上顎歯列及び下顎歯
列の半透明な歯の表面及び/又は内部へ同時に投射され
る。
こうしてただ1つの撮像装置により測定すべき全口内
空間即ち上顎歯列及び下顎歯列を同時に走査することに
よって,全口内空間範囲従つて顎全体の状況がまとめて
検出されるので,取扱いが著しく簡単になり,促進され
る。更に故障し易さも減少し,データの付加的な対応が
もはや不要になるため,電子的評価も著しく簡単にな
る。
微細な模様例えば干渉により生ずる縞模様の使用によ
つて,特に高い精度が得られる。
本発明の別の構成では,立体写真的に又は三角測量原
理により又はホログラムの原理により動作する撮像装置
により反射光線を撮像し,それにより非常に精確な三次
元の幾何学的及び局所的測定が行われる。
本発明の特別な構成において,特に縦方向において口
内空間に対する投射装置及び/又は撮像装置の相対運動
により,投射光線及び/又は反射光線を1行ずつ測定す
べき口内空間の表面へ投射しかつ/又は口内空間の表面
から反射される。動く上顎歯列の中間画像の発生によ
り,顎関節の動きを精確に推定することができる。
本発明の別の特に有利な構成では,光信号を行センサ
へ投射するのではなく,場合によつては畳み込み光学系
により面センサへ投射し,そこで容易に処理可能な電気
信号に変換することができる。
電気信号を画像に処理し,スクリーン上で見えるよう
にし,それにより得られるデータの評価を援助すること
ができる。
更に処理された電気信号を,計算機制御される歯交換
部品製造装置へ直接供給して,全自動製造を行うことが
できる。
本発明の別の構成では,エネルギ供給の増大により光
測定装置を口内空間の直接加工に使用し,その際まずレ
ーザ特に低温外科手術用の僅かな深部作用を持つYAGア
ルゴンレーザ又はセラミツク又は光融除による熱的副作
用なしの歯の硬質物質の加工用アルゴン−ふつ化物−エ
キシマレーザの使用が考えられる。
本発明による装置の別の構成では,投射装置が所定の
光線模様を口内空間特に半透明な歯の表面及び/又は半
透明な容積内部へ投射し,この光線模様が口内空間の幾
何学的及び局所的検出の基礎となる。
投射される光線の特に簡単な評価を保証するため,他
の有利な構成では,投射装置により発生される模様が縞
模様である。
精確に規定される縞模様は,本発明の別の有利な構成
において考慮されるように,干渉計により発生される。
例えばマイケルソン干渉計が特に適している。縞間隔を
特に微細にかつ精確に設定するため,圧電装置により干
渉計の鏡を調節することができる。
本発明の他の構成では,投射装置がなるべく太陽光に
類似の光を投射する光線源を持ち,それにより歯の色も
検出することができる。歯は半透明であり,異なる波長
の光は歯の異なる深さへ侵入し,そこから異なる強さで
反射されるので,精確な検出のため,即ち半透明な三次
元空間における色配置の精確な検出のために,色場所の
座標のこのような三次元測定は不可欠である。蛍光検査
を行うため300vmの波長を持つ紫外線を使用でき,条件
等色検査はタングステン光((1500lux,減衰)で最もよ
く行われる。
光線源としては,例えばヘリウム−ネオンレーザのよ
うに特定の波長の単色光を放射するか,可変に即ち又は
アレキサンドライトレーザのように種々の波長に設定可
能に構成されているレーザが特に適しており,投射され
る光はなるべく偏光され,即ちよく評価可能な鮮鋭な縞
模様を生ずるため,ただ1つの振動面でのみ振動する。
もちろんレーザのほかに,歯の色検出に役立つ付加的な
光線源も設けることができる。コヒーレントな光を持つ
レーザの代りに,モノクロメータも設けることができ
る。レーザはホログラムの発生にも使用することができ
る。
口内空間を均一に照明するため,本発明の別の構成で
は,投射装置が照明光学系を持つている。口内空間の均
一な照明は高い解像度にとつて有利である。例えば光に
よる力測定のような特定の使用事例では偏光が必要なの
で,照明光学系に偏光子なるべく電子的に設定される円
偏光子も付属されることができる。
本発明の別の有利な構成では,上顎歯列及び下顎歯列
の均一な照明が,口内空間内の投射光線を適当に偏向さ
せることができる偏向装置により行われて,例えば歯の
前面及び後面や周辺空間又は歯冠縁へ届くようにするこ
とができる。
良好な撮像品質を保証するため,撮像装置も偏向装置
を持つているので,例えば歯の後面から反射される光線
も撮像することができる。
本発明の別の有利な構成では,偏向装置が鏡又は鏡装
置を持つていることによつて,偏向が簡単かつ確実に行
われる。
二重鏡又は多重鏡又は類似の適当な偏向素子の使用に
よつて,偏向装置の改良を行うことができる。連続的な
パノラマ効果を得るため,鏡を波形にも構成することが
できる。
鏡又は鏡装置の非球面構成では,特に均一な映像が保
証される。
本発明の別の構成では,僅かな取付け奥行きで鏡又は
鏡装置の高い安定性と共に僅かな熱膨張を実現するた
め,偏向装置は金属被覆を持つている。部分範囲でガラ
ス体の光屈折を利用するため,このガラス体の一部のみ
に金属被覆を設けることができる。半透明金属被覆を持
つガラス体は,ホログラフイー測定に使用することでき
る。光線源とは反対の側にあるガラス体の縁に金属被覆
を設けると,偏向装置の特に小さい奥行きで金属被覆を
口内空間の中まで大きく移動可能なので,有利である。
本発明の別の有利な構成では,鏡又は鏡装置及び/又
はガラス体が鏡担体に設けられ,それにより鏡又はガラ
ス体の特に均一な案内が可能となる。
種々の位置から口内空間を照明又は撮像するため,鏡
担体は案内片に沿つて口内空間に対して移動可能であ
る。
本発明の別の構成では,鏡担体が,投射装置特に照明
光学系又は撮像装置特に撮像光学系の縦軸線の方向に,
なるべく照明光学系及び撮像光学系と共に,連続的又は
段階的に移動可能であり,それにより特に高い解像度及
び一定の焦点深度で口内空間の線状走査が可能となる。
位置センサが一体化される直流電動機が駆動装置として
特に適している。
撮像装置場合によつては投射装置も,鏡又はガラス体
の水平中心面に対して直角に,鏡担体に対して変位可能
なので,歯の前面と後面との間にパノラマ効果を更に改
善するために,鏡の反射角を変化することができる。
偏向装置を外部の影響から保護し,使用後容易に殺菌
できるようにすると共に,その確実な動作を保証するた
め,本発明の別の構成では,偏向装置が少なくとも一部
光を通すケース内に設けられている。ケース又は鏡担体
は,ホログラムを形成するため,その内側又は外側に半
透明の金属被覆を持つことができる。
このケースは,ポリカーボネート又は光学的応力測定
に適した類似の材料から成る挿入片又は下顎載置層を持
つているので,偏光及びポリカーボネート面の金属被覆
を使用する場合,反射される偏光の等色評価を介して装
置を力測定にも使用することができる。
患者をできるだけ煩わさないようにするため,本発明
の別の構成では,偏向装置のケースが口内空間の解剖学
的空間状態にほぼ合わされている。
上顎歯列と下顎歯列との間にケースを容易に挿入し,
顎関節の回転運動範囲内で終端蝶番軸線の発見にも運動
機能を補うことができるようにするため,ケースの扁平
な構成が特に有利である。更に力測定の際,ケースの殆
ど閉じた状態でかむべき歯の力を測定することができる
ので,ケースの扁平な構成が同様に特に有利である。
本発明の更に有利な構成では,投射装置の偏向装置が
同時に撮像装置の偏向装置として構成され,それにより
特に簡単でこじんまりた構造が可能となり,生じ得る誤
差源の数も減少する。
本発明の別の構成では,偏向装置,偏向装置用駆動装
置及び撮像光学系を共通なケース内に設けることによつ
て,生じ得る誤差の影響が更に減少する。
投射装置特に照明光学系,偏向装置,及び撮像装置特
に撮像光学系を移動可能な単位として構成して,望まし
くない相対運動特に焦点深度の変化を防止するのが有利
である。
別の有利な構成では,なるべく鏡担体の位置により制
御される始動装置が設けられ,この始動装置により例え
ばレーザのランプの閃光列が始動されて,偏向装置が動
く間鮮鋭な映像を生ずる。こうして運動の不明確化を回
避することできる。始動周波数は約10000Hzの範囲にあ
るので,10000行の解像度において1秒の撮像時間が得ら
れる。
本発明の別の特に有利な構成はデイジタル化装置を持
ち,このデイジタル化装置が撮像装置の光信号を電気信
号に変換する。このデイジタル化装置は,得られる信号
の急速かつ包括的で精確な処理及び評価を可能にするこ
とによつて,本発明の主要な利点を生ずる。
デイジタル化装置として,行センサのほかに,比較的
安価で充分な解像度を与える従来の面センサ付きビデオ
カメラが使用される。
このような面センサの可能性を充分利用できるように
するため,本発明の別の構成では,撮像装置とデイジタ
ル化装置との間に畳み込み光学系を設けて,撮像装置の
光の線模様を面模様に変換するのがよい。
偏向装置の鏡担体の位置も各時点に検出されると,装
置の光信号を簡単に解釈することができる。このため本
発明の別の構成では,デイジタル化装置が鏡担体の位置
を検出するセンサを持つている。光線源の始動も同様に
デイジタル化装置を介して行うことができる。
特定の場合例えば三次元色測定におけるように,放射
される光及び受光される光の波長は,光信号の評価にと
つて重要である。従つて本発明の別の構成では,放射さ
れる光及び受光されかつ対象物により変形されかつ反射
される光の波長を検出するセンサを持つデイジタル化装
置が設けられ,これは,特に可変モノクロメータ又はレ
ーザ例えばアレキサンドライトレーザを使用する場合重
要である。その代りに白バランス付き赤−緑−青色セン
サも使用することができる。
本発明の別の構成では,デイジタル化装置が,なるべ
く間接的に検出を行いかつ場合によつては縞模様の縞間
隔又は縞幅の設定も行うセンサを持つている。なぜなら
ば,この縞間隔又は縞幅は,三角測量による光信号の評
価にとつて重要だからである。
本発明の有利な構成では,光線エネルギの増大によ
り,投射装置を口内空間の加工特にレーザによる歯の加
工にも使用可能である。
口内空間の幾何学的及び局所的形状の検出及び半透明
な歯の三次元色検出のほかに,力の影響による歯の動き
及び歯の力について表示できるようにするため,本発明
の別の有利な構成では,口内装置部分が力測定装置とし
て構成されている。
例えば箔のような焦電気センサを使用すると,力測定
装置を特に扁平に構成することができるので,歯列を殆
ど閉じた状態で力の測定を行うことができる。
種々の方法における力を同時に測定できるようにする
ため,本発明の特に有利な構成では,焦電気センサが二
軸に延びる焦電気材料層を持つている。
本発明の特に有利な構成では,力測定装置が等色線評
価装置を持ち,この評価装置が,偏光源又は偏光子のほ
かに,なるべく偏向装置のケースへ挿入されかつポリカ
ーボネート等の材料から成る挿入片を金属被覆面と共に
持ち,更に撮像光学系に付属する検光子を持つている。
本発明のそれ以外の目的,利点及び応用可能性は,図
面に基く実施例の以下の説明から明らかになる。ここに
説明しかつ/又は図示されるすべての特徴は,単独で又
は任意の適当な組合わせで,請求の範囲における要約に
関係なく,本発明の対象をなしている。
第1図は本発明による走査装置の原理図を概略的に示
し, 第2a図は装置ケース内に設けられて偏向装置と照明光
学系と撮像光学系と偏向装置用駆動装置とから成る本発
明の測定装置の平面図を示し, 第2b図は第2a図のB−B線に沿う測定装置の断面図を
示し, 第2c図は第2a図のA−A線に沿う測定装置の口内装置
部分の断面図を示し, 第3a図は第3b図のA−A線に沿う口内装置部分の垂直
断面図を示し, 第3b図は第3a図のB−B線に沿う口内装置部分の水平
断面図を示し, 第4a図は非球面の波形鏡により反射される光線を垂直
面に投射した光線経路を概略的に歯の背面図と共に示
し, 第4b図は非球面の波形鏡を持つガラス体により反射さ
れる光線の光線経路を平面図で概略的に示し, 第5a図は偏向装置の非球面波形鏡を持つガラス体の平
面図を示し, 第5b図は上顎歯列と下顎歯列との間における口内装置
部分の配置を示し, 第6a図は第5a図及び第5b図のA−A線による偏向装置
のガラス体の垂直断面図を示し, 第6b図は第5a図及び第5b図のA−A線による偏向装置
のガラス体の別の実施例の垂直断面図を示し, 第6c図は第5a図及び第5b図のA−A線による偏向装置
のガラス体の更に別の実施例の垂直断面図を示し, 第6d図は第5a図及び第5b図のA−A線による偏向装置
のガラス体の他の実施例の垂直断面図を示し, 第7図は上顎と下顎との間に挿入された状態にある本
発明の測定装置の部分を側面図で概略的に示し, 第8図は上顎及び下顎の歯と所定の頭蓋点に対する口
内装置部分の位置を垂直断面図で示し, 第9図は所定の頭蓋点に対して本発明による走査装置
の口内装置部分の種々の位置を平面図で概略的に示して
いる。
第1図に示す走査装置2は,大体において投射装置と
撮像装置と評価装置とから成り,この場合投射装置と撮
像装置は一部同じ素子により形成されている。投射は,
例えばレーザ又はレーザダイオードとして構成される光
線源4を持ち,この光線源の光は,干渉計6により,場
合によつては電子制御可能な偏光子9を持つ照明光学系
8と偏向装置10とを介して,縞模様として上顎範囲及び
下顎範囲にある口内空間の表面へ投射される。しかし歯
の色測定のため,干渉計6を介することなく直接に,光
を歯に投射することができる。この場合光線源4とし
て,太陽光に類似の光又は紫外線又はタングステン光を
放射する光線源が使用される。色測定自体はRGBセンサ
で行われる。干渉計6としては,調節可能な2つの鏡1
2,14と両面が平行で半透明な板16とを持つマイケルソン
干渉計が使用される。鏡12,14は,所望の光線間隔を精
確に設定するため,圧電的に調節するか,又は所定の固
定間隔に設定することができる。もちろん他の干渉計も
使用することができる。偏向装置10は非球面に構成され
る波形鏡18を持ち,この鏡はガラス体22の研摩された縁
20に例えば蒸着により設けられている。撮像装置は同様
に偏向装置10と撮像光学系90とから成り,この撮像光学
系は立体レンズ対92,94と場合によつては電子制御可能
な偏光用検光子96,98とを持つている。撮像光学系90に
は,行又は面センサ106を持つカメラ104と場合によつて
は畳み込み光学系とを含む評価装置108のデイジタル化
装置100が続いている。デイジタル化装置100の信号は評
価装置の図示しないデータ処理装置へ導かれる。評価装
置は撮像された反射画像を見えるように表示するスクリ
ーンを持つことができる。
第2図には,投射装置,撮像装置及びデイジタル化装
置から成る測定装置が示されている。後側の縁20に鏡18
を持つ偏向装置10のガラス体22は,図面において上方及
び下方へ光を通すケース50内に設けられ,このケースは
側方を終端辺52及び2つのケース辺54,56から形成され
ている。口内空間への導入に用いられる(口内)ケース
50に続く外側ケース80は,照明光学系8及び撮像光学系
90のほかに,縦軸線Lの方向に鏡18を持つガラス体22の
直線運動用駆動装置82も収容している。
第3a図及び第3b図には,口内偏向装置10の構造が示さ
れている。鏡18を持つガラス体22には,縦軸線Lに対し
て平行にその両側に保持条片24,26が取付けられ,強度
を高めるため,水平中心面Mに関して上方又は下方へ向
く突起28,30,32,34を備えている。保持条片24,26の突起
28,30,32,34はケース50のケース辺54,56の溝58,60,62,6
4へはまつている。外部荷重を敏感な偏向装置10へ伝達
しないようにするため,ガラス体22の偏向装置10はケー
ス50に接触していない。ガラス体22は,少なくとも一部
透明材料から成ることができる上部覆い板66及び下部覆
い板68により保護されている。覆い板66,68はポリカー
ボネート又は類似な材料から成るか,このような材料か
ら成る少なくとも1つの挿入片または載置層を持つこと
ができる。ガラス体22と覆い板66,68との間には中間板7
0,72がある。ガラス体22は保持条片24,26の一端にある
凹所36,38に取付けられている。保持条片24,26の他端に
は結合片40が設けられて,保持条片24,26及びガラス体2
2と共に鏡担体42を構成している。鏡担体42の結合片40
には,一定の間隔をおいて投射装置及び撮像装置が取付
けられ,それにより焦点深度が常に一定に保たれる。
第4a図及び第4b図には,ガラス体22の縁20に設けられ
る鏡18に当る投射装置の光線の種々の反射角が示されて
いる。鏡18の波形構成により,前歯FZ,臼歯BZ及び周辺
空間MS又は歯子午線ZA内の投影面にある歯冠縁の均一な
パノラマ状照明が保証される。第4a図は垂直面における
光線経路を示し,第4b図は水平な光線経路を示してい
る。
第5a図及び第5b図は,測定すべき歯に対する偏向装置
10のガラス体22の位置を示している。第5a図における破
線の正方形は,一番奥の臼歯BZいわゆる第7又は第8臼
歯の位置を示している。ガラス体22は最も奥の可能な位
置にあるので,第7又は第8臼歯の後面の検出すること
ができる。第5b図には,上顎歯列と下顎歯列との間に挿
入されるガラス体22が垂直断面で示されている。位置ぎ
め又は力測定のため歯がかむ覆い板66,68は,上顎歯列
及び下顎歯列のかみ付き範囲にのみ示されている。
第6a図は,鏡18を備えた反射縁20の所におけるガラス
体22の端面輪郭を示し,この輪郭により,投射光線が上
方及び下方へ偏向され,第4b図及び第5a図かわかる鏡の
湾曲が側方への光線偏向を行うようにすることができ
る。ガラス体22の縁20に設けられる鏡18へ投射装置から
平行に当てられる光線Rは,放物線状の鏡輪郭のため上
方及び下方へ均一に反射されるので,口内空間全体が同
時に照らされる。逆に鏡の特別な形状のため,口内空間
の測定すべき表面から反射される反射光線も,縦軸線L
に対して平行な方向に偏向される。
ガラス体22の鏡18を備えた縁20の第6b図に示す輪郭も
同様に,投射から放射される光線Rを上及び下の口内空
間へ偏向し,偏向角はそれぞれ一定である。このような
V字状の鏡輪郭は容易に製造可能であり,口内空間の線
状走査に適している。
第6c図にはW状輪郭の縁20を持つガラス体22が示さ
れ,そぞれ外側部分のみが鏡18を持ち,両方の内側部分
は鏡のない表面19を持つている。これらの内側部分で
は,投射装置から放射される光線Rは反射されず,ガラ
ス体22及び周囲空気の異なる密度のため,境界面で屈折
する。ガラス体22の鏡のない表面19における偏向角は比
較的小さいので,ガラス体22の後にある口内空間の表面
も照らすことができる。
第6d図も同様に縁20のW状輪郭を示し,ガラス体22の
鏡のない表面19が外側に,また鏡18が内側に設けられて
いる。ガラス体22の縁20は,半円形,切り子状その他の
適当な輪郭を,水平方向及び垂直方向にも持つことがで
きる。更にホログラフイー素子により偏向を行うことも
可能である。
第7図には,測定装置がその口内装置部分を口内空間
へ挿入された状態で示されている。偏向装置10のケース
50は,上顎の歯の下側に当つている。偏向装置10の鏡を
持つガラス体22は,最大に引出された位置及び最大に押
込まれた位置で示され,引出された位置では照明光学系
8の光線を歯の後側へ投射するか,又は歯の後側から反
射される光線を撮像光学系90の方へ偏向し,押込まれた
位置では殆ど外側ケース80内にかくれて,前歯の前側を
照らすか,又は反射光線を撮像光学系90の方へ偏向す
る。照明の開始により,動きを不明確にすることなく特
に明暗のはつきりした画像を生ずることができる(シヤ
ツタ効果)。顎関節の運動機能を精確に検出するため,
測定中に下顎を開閉することができる。
第8図には,臼歯BZの歯子午線ZAに対する偏向装置10
のガラス体22の位置が示されている。測定データを評価
するため,種々の頭蓋点に対するガラス体22の再現可能
な位置が重要である。この目的のため,頭蓋に3つの固
定点例えば鼻点NP1及び眼点AP1及びAP2が規定されて,1
つの座標空間を区画し,走査装置の再現可能な位置ぎめ
を可能にする。これらの規定された固定点は,頭蓋のX
線撮影においても考慮されるので,X線画像に対する精確
な座標一致を行うことができる。
第9図は,偏向装置10に対する照明光学系8及び撮像
光学系90の幾何学的位置,及び口内装置部分が下顎又は
上顎の撮像すべき歯列に対して側方へ移動しても所定の
頭蓋点と歯列とに対する偏向装置10の鏡18を持つガラス
体22の位置を示している。走査装置2により得られる画
像とX線により得られる画像との結合を行うことができ
るようにするため,頭蓋固定点に例えば3つの鉛玉が取
付けられて,走査装置2による測定のために座標原点を
規定し,かつX線により精確に検出されるので,頭蓋座
標系に関して走査装置2の光画像をX線画像に精確に一
致させることができる。
上顎歯列及び下顎歯列の測定のため,まず口内ケース
50が上顎歯列と下顎歯列との間へ挿入されるので,上顎
歯列及び下顎歯列の歯が偏向装置10のケース50の上部又
は下部覆い板66又は68へ一部当る。口内装置部分が正し
く挿入されていると,投射装置の光線源4として設けら
れているレーザ又はレーザダイオードが付勢される。上
顎歯列及び下顎歯列の同時の幾何学的及び局所的測定の
ために,レーザ又はレーザダイオードの光が直接に又は
光フアイバを介して干渉計6へ供給され,そこから照明
光学系8及び場合によつては偏光9を介して,縞模様と
して,走査装置2の縦軸線Lの方向へ偏向装置10の鏡18
へ投射される。干渉により生ずるこの縞模様は,鏡18か
ら上顎及び下顎の範囲の口内空間へ偏向され,しかも水
平中心面Mに関してガラス体22の上半分へ入射する光線
は上顎へ偏向され,水平中心面Mに関してガラス体22の
下半分へ入射する光線は下顎範囲へ偏向される。鏡18又
はガラス体22は,垂直断面において放物線状,V状,W状,
半円形その他の適当な輪郭を持つことができる。鏡18又
はガラス体22の輪郭及び位置に応じて,干渉計6により
生ずる縞模様は適当にゆがめられて,口内空間特に半透
明な歯の表面及び/又は半透明な容積内部へ投射され
る。従つてそこに明暗の縞の微細な模様が生ずる。
投射される縞模様は,口内空間特に半透明な歯の表面
及び/又は半透明な容積内部から,幾何学的及び局所的
形状及び/又は三次元配置に応じて反射され,偏向装置
10の鏡18又はガラス体22撮像光学系90へ供給される。撮
像光学系90は,場合によつては光フアイバ又は畳み込み
光学系102を介して,行又は面センサ106例えばビデオカ
メラ104へ,反射された縞模様を写像する。ビデオカメ
ラ104は受光された光信号を電気信号に変換し,これを
図示しないデータ処理装置へ供給する。そこで電気信号
は,投射されかつ受光される光の波長,縞模様の理論的
縞間隔,投射装置に対する偏向鏡の位置,偏向鏡の形
状,ガラス体の形状,ガラス体の屈折率,覆い板の厚さ
及び屈折率,照明光学系及び撮像光学系のレンズの種
類,立体レンズの視差等のような多数のパラメータを考
慮して,複雑な計算方法により評価されて,口内空間の
幾何学的及び局所的形状,及び三次元の半透明な空間特
に歯の容積内部における色配置が精確に求められるよう
にする。口内空間の表面状態及び半透明な歯の内部の色
配置は,スクリーン上に三次元的に表示することができ
る。
口内空間の幾何学的及び局所的測定のため,特に適し
た光線の代りに,X線,レーザ線又は超音波も使用するこ
とができる。偏向装置の偏向素子は使用される放射線に
合わされる。
作用する力を測定するため,例えばポリカーボネイト
から成るか又はこのような材料から成る挿入片又は載置
層を備えた偏向装置10の半透明鏡付き覆い板66,68は投
射装置の例えば偏光子9により偏光される光線源4の光
を当てられる。それにより覆い板66,68には異なる色の
縞状マークが生じ,反射光において,なるべく撮像光学
系に付属する検光子96,98を使用して等色線評価にり,
覆い板66,68へ導入される力を求めるのにこれらの縞状
マークを利用できるので,顎関節位置又は(外挿法によ
り)歯接触に関して精確な力測定にも走査装置を使用す
ることができる。このような力測定は公知のように焦電
気センサによつても行うことができる。
符号一覧表 2 走査装置 4 光線源 6 干渉計 8 照明光学系 9 偏光子 10 偏向装置 12,14 鏡 16 半透明で両面の平行な板 18 鏡又は鏡装置 19 鏡のない表面 20 縁 22 ガラス体 24,26 保持条片 28,30 突起 36,38 凹所 40 結合片 42 鏡担体 50 ケース 51 終端辺 54,56 ケース片 58,62 上部溝 60,64 下部溝 66 上部覆い板 68 下部覆い板 70,72 中間板 80 外側ケース 82 駆動装置 90 撮像光学系 92,94 立体レンズ対 96,98 検光子 100 デイジタル化装置 102 畳み込み光学系 104 カメラ(CCD−色ビデオカメラ) 106 面センサ(CCDアレイ) 108 評価装置 A 視差 B 画像の大きさ BZ 臼歯 D レンズ直径 F 焦点 FZ 前歯 G 物体の大きさ L 縦軸線 M 中心面 MS 周辺空間 R 反射光線 S 焦点深度 T 物体の奥行き ZA 歯の子午線 b レンズ中心と画像面との間隔 f 焦点距離 g レンズ中心と物体面との間隔 α 湾曲角 β 反射角(垂直) γ 反射角(水平)
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A61B 5/107 A61B 5/117 A61C 19/04 G01B 11/24 101

Claims (41)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】測定すべき口内空間へ少なくとも一部導入
    される走査装置(2)により,上顎歯列及び下顎歯列を
    持つ口内空間を測定するため,走査装置(2)として光
    測定装置を使用し,この光測定装置の光信号をデータ処
    理装置により評価可能な電子信号に変換し,光測定装置
    が投射装置を含み,この投射装置により光線源(4)の
    光線を,偏向装置(10,18,20,22)を介して,測定すべ
    き口内空間の半透明な歯の内部及び/又は表面へ投射
    し,これらの半透明な歯の内部及び/又は表面から反射
    される光線を,偏向装置(10,18,20,22)を介して撮像
    装置へ供給する,口内空間の測定方法において,偏向装
    置(10,18,20,22)を介して光線を,上顎歯列及び下顎
    歯列の半透明な歯の表面及び/又は内部へ同時に投射
    し,これらの歯の表面及び/又は内部から反射される光
    線を,偏向装置(10,18,20,22)を介して撮像装置へ同
    時に供給することを特徴とする,口内空間を測定する方
    法。
  2. 【請求項2】干渉により生ずる縞模様の形で光線を,半
    透明な歯の表面及び/又は内部へ投射することを特徴と
    する,請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】立体写真的に又は三角測量原理により又は
    ホログラムの原理により動作する撮像装置により反射光
    線を撮像することを特徴とする,請求項1又は2に記載
    の方法。
  4. 【請求項4】口内空間に対する投射装置及び/又は撮像
    装置又はその一部の相対運動により,投射光線及び/又
    は反射光線を1行ずつ従つて走査のように,測定すべき
    半透明な歯の表面及び/又は内部へ投射しかつ/又は半
    透明な歯の表面及び/又は内部から反射させることを特
    徴とする,請求項3に記載の方法。
  5. 【請求項5】反射光線の光信号を面センサへ写像させる
    ことを特徴とする,請求項3又は4に記載の方法。
  6. 【請求項6】電気信号を画像に処理し,これらの画像を
    スクリーン上で見えるようにすることを特徴とする,請
    求項1ないし5の1つに記載の方法。
  7. 【請求項7】CADモデリングにより処理される電気信号
    を,歯交換部品を製造するCAM製造装置へ供給すること
    を特徴とする,請求項6に記載の方法。
  8. 【請求項8】供給エネルギの増大により,投射装置を歯
    の表面の直接加工に使用することを特徴とする,請求項
    1ないし7の1つに記載の方法。
  9. 【請求項9】口外装置部分に設けられる光線源(4)
    と,照明光学系(8)を持ちかつ偏向装置(10,18,20,2
    2)を介して光線を半透明な歯の表面及び/又は内部へ
    投射する投射装置と,半透明な歯の表面及び/又は内部
    から反射される光線を偏向装置(10,18,20,22)を介し
    て撮像光学系(90)へ供給する撮像装置と,口外装置部
    分に設けられかつ撮像される反射光線を評価する評価装
    置(108)とを有するものにおいて,偏向装置(10,18,2
    0,22)を介して光線が,上顎歯列及び下顎歯列の半透明
    な歯の表面及び/又は内部へ同時に投射されることを特
    徴とする,請求項1ないし8の1つに記載の方法を実施
    するための装置。
  10. 【請求項10】投射装置が所定の光線模様を口内空間の
    表面へ投射することを特徴とする,請求項9に記載の装
    置。
  11. 【請求項11】投射装置により生ずる光の模様が縞模様
    であることを特徴とする,請求項10に記載の装置。
  12. 【請求項12】投射装置が干渉計(6)を持つているこ
    とを特徴とする,請求項9ないし11の1つに記載の装
    置。
  13. 【請求項13】投射装置が太陽光に類似の光又は紫外線
    又はタングステン光を放射する光線源(4)を持つてい
    ることを特徴とする,請求項9ないし12の1つに記載の
    装置。
  14. 【請求項14】投射装置が光線源(4)として,可変レ
    ーザ又は偏光を投射するモノクロメータを持つているこ
    とを特徴とする,請求項9ないし13の1つに記載の装
    置。
  15. 【請求項15】投射装置がレンズ又はレンズ装置を持ち
    かつ口内空間を均一に照らす照明光学系を持つているこ
    とを特徴とする,請求項9ないし14の1つに記載の装
    置。
  16. 【請求項16】偏向装置(10)が鏡又は鏡装置(18)を
    持つていることを特徴とする,請求項9に記載の装置。
  17. 【請求項17】偏向装置(10)が二重又は多重鏡(18)
    及び/又は切り子状偏向素子及び/又はホログラフイー
    偏向素子を持つていることを特徴とする,請求項9又は
    16に記載の装置。
  18. 【請求項18】鏡又は鏡装置(18)が非球面に形成され
    ていることを特徴とする,請求項16又は17に記載の装
    置。
  19. 【請求項19】偏向装置(10)が,光線源(4)とは反
    対側の縁(20)に金属被覆及び/又は部分的な金属被覆
    及び/又は半透明な金属被覆及び/又は切り子状偏向素
    子及び/又はホログラフイー偏向素子を備えたガラス体
    (22)を持つていることを特徴とする,請求項16ないし
    18の1つに記載の装置。
  20. 【請求項20】鏡又は鏡装置(18)及び/又はガラス体
    (22)が,鏡担体(42)に設けられていることを特徴と
    する,請求項16ないし19の1つに記載の装置。
  21. 【請求項21】鏡担体(42)が口内空間に対して移動可
    能であることを特徴とする,請求項20に記載の装置。
  22. 【請求項22】鏡担体(42)が,投射装置又は撮像装置
    の縦軸線(L)の方向に,連続的又は段階的に移動可能
    であることを特徴とする,請求項20又は21に記載の装
    置。
  23. 【請求項23】撮像装置が,鏡(18)又はガラス体(2
    2)の水平中心面(M)に対して直角にかつ/又は鏡(1
    8)又はガラス体(22)の水平中心面(M)内で水平
    に,かつ投射装置の縦軸線(L)に対して直角に,鏡担
    体(42)に対して変位可能であることを特徴とする,請
    求項20ないし22の1つに記載の装置。
  24. 【請求項24】偏向装置(10)が少なくとも一部透明又
    は半透明な金属被覆ケース(50)内に設けられているこ
    とを特徴とする,請求項9ないし16の1つに記載の装
    置。
  25. 【請求項25】偏向装置(10)のケース(50)が,少な
    くとも歯に接触する範囲に,ポリカーボネート又は光学
    的応力測定に適した材料から成る挿入片を持つているこ
    とを特徴とする,請求項24に記載の装置。
  26. 【請求項26】偏向装置(10)のケース(50)が,その
    形状及び寸法を,口内空間の解剖学的状態にほぼ合わさ
    れていることを特徴とする,請求項24又は25に記載の装
    置。
  27. 【請求項27】偏向装置(10)のケース(50)が,上顎
    歯列と下顎歯列との間に挿入するため扁平に構成されて
    いることを特徴とする,請求項24ないし26の1つに記載
    の装置。
  28. 【請求項28】偏向装置(10),偏向装置(10)用駆動
    装置(82)及び撮像光学系(90)が共通な装置ケース内
    に設けられていることを特徴とする,請求項9及び16な
    いし27の1つに記載の装置。
  29. 【請求項29】照明光学系(8),偏向装置(10)及び
    撮像光学系(90)が移動可能な単位として構成されてい
    ることを特徴とする,請求項9及び16ないし28の1つに
    記載の装置。
  30. 【請求項30】鏡担体(42)の位置により制御される始
    動装置が設けられていることを特徴とする,請求項9な
    いし29の1つに記載の装置。
  31. 【請求項31】反射光線の光信号用デイジタル化装置
    (100)が設けられていることを特徴とする,請求項9
    ないし30の1つに記載の装置。
  32. 【請求項32】デイジタル化装置(100)がビデオカメ
    ラ(CCDカメラ)等の撮像装置を含んでいることを特徴
    とする,請求項31に記載の装置。
  33. 【請求項33】デイジタル化装置(100)が,面センサ
    (106)と,偏光された反射光線を線模様から面模様へ
    変換する畳み込み光学系(102)を持つていることを特
    徴とする,請求項31又は32に記載の装置。
  34. 【請求項34】デイジタル化装置(100)が駆動装置(8
    2)又は鏡担体(42)の位置を検出するセンサを持つて
    いることを特徴とする,請求項31ないし33の1つに記載
    の装置。
  35. 【請求項35】デイジタル化装置(100)が,投射装置
    から投射される光及び受光されて物体により変換されか
    つ反射される光の波長を検出するセンサを持つているこ
    とを特徴とする,請求項31ないし34の1つに記載の装
    置。
  36. 【請求項36】デイジタル化装置(100)が,干渉計
    (6)により生ずる縞模様の縞間隔を検出するセンサを
    持つていることを特徴とする,請求項31ないし35の1つ
    に記載の装置。
  37. 【請求項37】光線エネルギの増大によつて口内空間の
    加工に使用できるように,投射装置が構成されているこ
    とを特徴とする,請求項9ないし36の1つに記載の装
    置。
  38. 【請求項38】口内装置部分が力測定装置として構成さ
    れていることを特徴とする,請求項9ないし37の1つに
    記載の装置。
  39. 【請求項39】力測定装置が焦電気センサを持つている
    ことを特徴とする,請求項38に記載の装置。
  40. 【請求項40】焦電気センサが2軸に延びる焦電気材料
    の層を持つていることを特徴とする,請求項39に記載の
    装置。
  41. 【請求項41】力測定装置が光等色線評価装置として構
    成されていることを特徴とする,請求項38に記載の装
    置。
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