JP2784414B2 - 電池電圧低下検出装置 - Google Patents

電池電圧低下検出装置

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JP2784414B2 JP4203514A JP20351492A JP2784414B2 JP 2784414 B2 JP2784414 B2 JP 2784414B2 JP 4203514 A JP4203514 A JP 4203514A JP 20351492 A JP20351492 A JP 20351492A JP 2784414 B2 JP2784414 B2 JP 2784414B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電池電圧低下検出装置に
係り、例えば通信用コントローラの駆動電源として使用
した電池の電圧低下によって、通信用コントローラが動
作不能になることを防止するためなどに適用される電池
電圧低下検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種の装置として、図4に示す回
路構成のものが一般に使用されている。同図において、
1は負荷としての通信用コントローラ、2は電源線3を
介して通信用コントローラ1にその動作電源を供給する
電池、4は電池2の電圧が所定値以下に低下したことを
検出する電池電圧低下検出装置である。
【0003】電池電圧低下検出装置4は、電池2が接続
され電池電圧状態にある電源線3とアースとの間に直列
に接続された抵抗R1及びツェナダイオードZDからな
り、ツェナダイオードZDのツェナ電圧に相当する一定
電圧からなる基準電圧を相互接続点に発生する基準電圧
発生部41と、電源線3とアースとの間に直列に接続さ
れた抵抗R2及R3からなり、電池電圧を抵抗R2及び
R3の抵抗比で分圧した電池電圧に応じて変化する検知
電圧を発生する電池電圧検知部42と、基準電圧発生部
41において発生する基準電圧Vが非反転入力に、電
池電圧検知部42に検知した検知電圧Vが反転入力に
それぞれ入力され、両電圧V及びVを比較する比較
器43とを有する。
【0004】比較器43の出力は、検知電圧VS が基準
電圧V0 より大きい常時はLレベルになっているが、検
知電圧VS が基準電圧V0 より小さくなるとHレベルに
なり、この比較器43の出力のLからHレベルへの立ち
上がりによって、電池電圧が所定値以下に低下したこと
を検出することができる。この電池電圧が所定値以下に
低下したことを示す検出信号は、例えば電池電圧低下を
警報する図示しないインジケータを点灯させたり、或い
は通信用コントローラ1の制御のもとでセンターにその
旨を通報するために利用される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】一般に、電池の電圧は
温度の上昇に伴って増大し、電池使用量70%のときの
電池電圧を温度に対して描くと図5に示すように変化
し、温度−20°Cと+45°Cのときの電池電圧を電
池使用量に対して描くと図6に示すように変化する。
【0006】このため、同じ70%の使用量でも、電池
電圧は温度が高いとき基準電圧以上であるが、温度が低
いとき基準電圧以下となって電池電圧低下を検出するよ
うになる。そして高温度下では100%使用時でないと
基準電圧以下になることがなく、100%使用状態で電
池電圧低下を検出しても、その後電池電圧を使用して通
信用コントローラ1を駆動して通報などの動作を行わせ
ることができない。
【0007】すなわち、電池2の電圧は図5に示したよ
うにその使用温度(図では−20℃〜+60℃)に従っ
て変化し、図から明らかなように電池2がその容量(電
池容量)の70%使用された状態では、低温(約−20
℃)付近を除くと電池電圧低下検出レベルである基準電
圧Vより高く、電池電圧の低下は比較器43で検出す
ることはできない。この状況は高温になると特に顕著に
なる。
【0008】図6はこの事情をさらに詳細に示したもの
であるが、使用温度が−20℃のときは電池使用量が7
0%〜100%になると電池2の電圧が基準電圧より低
くなり比較器43により検出できるが、温度が45℃と
高くなると、電池2の電圧はその容量が100%使用さ
れた状態にならないと基準電圧以下にならず、そのとき
は電池は100%使用されているため検出しても電池2
何かを動作させることはできない。
【0009】このように電池2の電圧低下の検出が温度
の影響を受け、低温で電池電圧の低下を検出できても、
高温になるとその電池電圧の低下を検出できず、例えば
45℃のときは電池容量が100%になって初めて検出
されるという不具合が生じ、装置使用の安定性の点から
問題があった。このようなことを回避するには、基準電
圧V を高めに設定すればよいが、このようにすると、
電池が0%使用状態にあっても、比較的電圧値が低くな
る低温時の電池電圧についての検知電圧V が基準電圧
以下になってしまい、電池電圧が所定値以下に低下
したとの誤った検出を行ってしまうようになる。
【0010】よって本発明は、上述した従来の問題点に
鑑み、周囲温度の影響を受けることなく、電池電圧の低
下を的確に検出して装置の信頼性を向上させることをで
きるようにした電池電圧低下検出装置を提供することを
目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明により成された電池電圧低下検出装置は、電池電
に応じて変化する検知電圧を発生する電池電圧検知部
と、電池電圧に基づいて一定電圧からなる基準電圧を発
生する基準電圧発生部と、前記電池電圧検知部で検知し
検知電圧と前記基準電圧発生部で発生した基準電圧と
を比較し、検知電圧が基準電圧以下に低下したとき電池
電圧が所定値以下に低下したことを検出する比較手段と
を備える電池電圧低下検出装置において、周囲温度を感
知する感温素子を有し、該感温素子によって検知した温
度に基づいて前記基準電圧発生部が発生する基準電圧を
補正する補正手段を備え、該補正手段によって、所定温
度以上で一定電圧に固定し、所定温度以下で低下するよ
うに基準電圧を補正することを特徴としている。
【0012】
【作用】上記構成により、周囲温度を感知する感温素子
を有する補正手段が、感温素子によって検知した温度に
基づいて基準電圧発生部が発生する基準電圧を補正し、
基準電圧を所定温度以上で一定電圧に固定し、所定温度
以下で低下するようにしているので、温度上昇によって
増大する電池電圧を考慮した電池電圧の低下を検出する
ことができ、電池電圧の低下を検出したとき電池の残り
容量が0%になってしまっているというようなことを防
止することができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は本発明による電池電圧低下検出装置の一実
施例を示し、同図において、図4について上述した従来
のものと同等の部分には同一の符号を付してある。
【0014】図1において、電池電圧低下検出装置4
は、基準電圧発生部41と、電池電圧検知部42と、比
較器43との他に、基準電圧発生部41において発生し
た基準電圧を温度に応じて変化させる温度補正部44を
備え、温度補正部44は周囲温度が所定温度以下になる
と基準電圧発生部41が発生する電圧を温度の低下に応
じて直線的に低下させる補正を行い、この補正した基準
電圧を比較器43の非反転入力に印加する。
【0015】上記温度補正部44は、オペアンプ44a
と、抵抗R4及びR5と、感温素子としてのサーミスタ
Rtとによって構成された非反転形帰還回路を有し、オ
ペアンプ44aの非反転入力に上記基準発生部41が発
生する基準電圧が入力され、オペアンプ44aの反転入
力と出力との間には抵抗R4が、オペアンプ44aの反
転入力とアース間には抵抗R5及びサーミスタRtの並
列回路がそれぞれ接続されている。そして、非反転形帰
還回路の出力は抵抗R6乃至R8を介してアースに接続
され、抵抗R6及びR7の接続点はツェナダイーオドZ
D1を介してアースに、抵抗R7及びR8の接続点は比
較器43の非反転入力にそれぞれ接続されている。
【0016】以上の構成により、非反転形帰還回路44
aはその入力電圧をvi、出力電圧をvoとし、抵抗R
5及びサーミスタRtの合成抵抗をRiとすると、出力
電圧voは次式で表される。 vo=(1+R4/Ri)・vi
【0017】よって、温度上昇に伴ってサーミスタRt
の抵抗値が減少し、合成抵抗Riの抵抗値が減少する
と、出力電圧voが直線的に増大するようになる。非反
転形帰還回路44aの出力電圧が増大しても、抵抗R6
及びR7の接続点Xの電圧はツェナダイオードZD1の
ツェナ電圧Vzに抑えられているので、接続点Xの電圧
は図2のグラフに示すように変化し、任意の温度以上で
は一定の電圧に保持され、この電圧を抵抗R7及びR8
によって分圧した電圧が比較器43の非反転入力に基準
電圧として印加されるようになる。
【0018】上記任意の温度を0°Cとすると、0°C
のときの非反転形帰還回路44aの出力電圧がツェナダ
イオードZD1のツェナ電圧Vzに等しくなるように非
反転形帰還回路44aの各部の定数を設定し、また抵抗
R7及びR8によって分圧した電圧が基準電圧に等しく
なるように分圧比を設定すればよい。
【0019】本実施例の装置の使用温度をパラメータと
したときの電池の使用時間に対する電池電圧に対応する
検知電圧及び基準電圧Vの関係を示すと、図3に示す
ようになり、0゜C以上では2Vに固定し、0゜C以下
では温度(T)に対してV=0.02T+2の関係で
直線的に変化させる。
【0020】同図において、基準電圧V0 を太い線で示
したように、0℃以上では2Vに固定され、0°C以下
ではV1 =0.02T+2として与えられ、同図中、横軸
は電池使用開始後の時間であり、電池の使用%は図中矢
印(70,80%)で示したように対応している。ま
た、縦軸は負荷抵抗20Ω、負荷電流120mAとした
ときの電池電圧である。
【0021】このように本実施例においては、ある温度
(0°C)以上では電池2の残り容量は約15%のとこ
ろで電池電圧低下を確実に検出することができ、従来例
に示したような残り容量0%にならなければ検出できな
いということが回避され、従って電池電圧低下を検出し
た後でも電源として動作できることを確保することがで
きる。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、温
度上昇によって増大する電池電圧を考慮した電池電圧の
低下を検出することができ、電池電圧の低下を検出した
とき電池の残り容量が0%になってしまっているという
ようなことを防止することができるので、周囲温度の影
響を受けることなく、電池電圧の低下を的確に検出して
装置の信頼性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による電池電圧低下検出装置の一実施例
を示す回路図である。
【図2】温度により補正した基準電圧を示すグラフであ
る。
【図3】電池使用時間に対する電池電圧に対応する検知
電圧及び基準電圧の関係を示すグラフである。
【図4】従来の装置の一例を示す回路図である。
【図5】温度に対する電池電圧の変化及び基準電圧の関
係を示すグラフである。
【図6】電池使用%に対する電池電圧の関係を示すグラ
フである。
【符号の説明】
2 電池 41 基準電圧発生部 42 電池電圧検知部 43 比較手段(比較器) 44 補正手段(温度補正部) Rt 感温素子(サーミスタ)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電池電圧に応じて変化する検知電圧を発
    する電池電圧検知部と、電池電圧に基づいて一定電圧
    からなる基準電圧を発生する基準電圧発生部と、前記電
    池電圧検知部で検知した検知電圧と前記基準電圧発生部
    で発生した基準電圧とを比較し、検知電圧が基準電圧以
    下に低下したとき電池電圧が所定値以下に低下したこと
    を検出する比較手段とを備える電池電圧低下検出装置に
    おいて、 周囲温度を感知する感温素子を有し、該感温素子によっ
    て検知した温度に基づいて前記基準電圧発生部が発生す
    る基準電圧を補正する補正手段を備え、 該補正手段によって、所定温度以上で一定電圧に固定
    し、所定温度以下で低下するように基準電圧を補正する
    ことを特徴とする電池電圧低下検出装置。
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