JP2783825B2 - 腎臓疾患治療用医薬製剤 - Google Patents

腎臓疾患治療用医薬製剤

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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の分類〕 本発明は、糸球体過もしくは腎血漿流(renal plas
ma flow)を改善するための、又は腎機能の損傷を治療
するための、インシュリン様成長因子I(IGF−I)を
含んで成る医薬に関する。
〔背景技術〕
急性及び慢性の腎疾患はヒトの間に拡がっている。腎
疾患の例には糸球体腎炎、間質性腎炎、腎盂腎炎、糸球
体硬化症、例えば糖尿病患者におけるキンメルスチール
・ウイルソン(Kimmelestiel−Wilson)、及び腎臓移植
後免疫拒絶がある。これらの疾患はそれぞれ、自己免疫
過程、種々の薬物、細菌侵入、又は変性病変(degenera
tivc lesion)により惹起される。腎疾患の治療は原因
に依存し、例えば細菌侵入は抗生物質の適用により治療
され、あるいは他の例として、腎臓移植後免疫拒絶は免
疫役性(グルココルチユイド類、サイクロスポリンA
等)により治療される。低下した糸球体過及び腎血漿
流は上記の機構のいずれかによっても起こり、そして今
日まで治療できなかった。可能な場合はいつでも、上記
の腎疾患の治療は上記の病原機構の原因を除去すること
から成る。低下した糸球体過及び腎血漿流の結果、窒
素含有代謝産物、例えばクレアチニン、尿素及び尿酸、
薬物及びその代謝物、並びに無機又は有機塩基の陽イオ
ン及び陰イオンの血中レベルが上昇する。これらの代謝
産物及びイオンのあるものは毒性であり、そしてそれ故
にある種の疾患又は少なくとも不快効果の理由となる。
このような毒性効果の治療のための現在の方法の主た
る欠点は、進行した腎疾患の場合にはこれらがほとんど
無効だということである。従来、糸球体過及び腎血漿
流を改善する使用可能な薬物は存在しない。これらの欠
点を克服することが決定的に必要である。
驚くべきことに、IGF−Iが糸球体過及び腎血漿流
を、特に長期にわたって、改善することが今や見出され
た。好ましくは、全身体中の塩/水バランスはIGF−I
による治療の間一定に維持される。
最近、IGF−Iは静脈内ボルス(bolus)注射の後にヒ
トにおいて血液グルコースを低下せしめることが示され
た(1)。IGF−Iの他の効果は、一般に低いIGF−Iレ
ベルを有する幾つかの代謝条件、例えば下垂体除去され
たラット(2)、糖尿病ラット(3)及びSmell dwarf
マウス(4)において証明されている成長促進作用であ
る。さらに、下垂体除去されたラット(5)におけるIG
F−Iの延長された皮下注入は腎臓の有意な重量増加を
導いた。
Smell dwarfマウス(4)において類似の知見が報告
された。これらすべての研究において、IGF−Iによる
腎機能のなんらかの改善を示すものは存在しない。特
に、IGF−I投与中の糸球体過及び腎血漿流の改善に
ついての報告は存在しない。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、糸球体過及び腎血漿流を改善し、
それによって毒性代謝産物、例えば窒素含有化合物、例
えばクレアチニン、尿素、尿酸、薬物及びその代謝産
物、並びにイオンの血漿レベルの低下を惹起せしめるこ
とである。この発明の他の目的は、単位投与形で且つ前
記有利な効果を達成する量でIGF−Iを含有する医薬組
成物を提供することである。
〔具体的な記載〕
この発明は患者における糸球体過及び腎血漿流を改
善するための方法に関連し、この方法はIGF−Iの有効
量を該患者に投与することを特徴とする。
糸球体過及び腎血漿流の改善は腎疾患を有する患者
において非常に好ましい効果であるから、本発明は、腎
疾患、特に糸球体腎炎、間質性腎炎、腎盂腎炎、糸球体
硬化症、例えば糖尿病患者におけるキンメルスチール−
ウイルソン、及び腎臓移植後の腎不全の治療法に関連
し、この方法は糸球体過及び腎血漿流を改善するのに
療法的に有効な量を投与することを含んで成る。
本発明は特に、ヒトIGF−Iを用いるヒトの治療に関
するが、しかしながら、これはまた低下した糸球体過
及び腎血漿流を有する動物にも適用される。
糸球体過はクレアチニン又はイヌリンのクリアラン
スとして定義される糸球体過速度を決定することによ
り測定される。腎血漿流は125I−ヨウドヒップレート
(iodohippurate)のクリアランスを決定することによ
り測定される。
天然の又は合成的に製造された任意の由来のIGF−I
を使用することができる。例えばEP 123 228に従って製
造された組換ヒトIGF−I(rhIGF−I)が好ましい。
有効量は、糸球体過速度及び腎血漿流を、例えばそ
れぞれ約30%及び約25%増加せしめるものとして定義さ
れる。
この硬化を達成するため、IGF−Iが静脈内に、皮下
に又は筋肉内に約24μg/kg/日〜約720μg/kg/日の投与
量で、あるいは連続的に投与する場合には約1μg/kg/
時〜約30μg/kg/時で、それぞれ1日2〜3回の注射に
より、あるいは連続的皮下注入により投与される。
投与量は言うまでもなく腎不全の程度、投与のルー
ト、個体の体重治療されるべき患者の一般的状態により
調整されるべきであり、そして最終的には医師の判断に
依存する。血液グルコースをモニターし、そして低血糖
症を予防するように注意すべきである。
糸球体過及び腎血漿流の改善による腎疾患のための
医薬組成物は有効量のIGF−I、すなわち約10mg〜約300
mgの量のIGF−Iから成る。
一般に、医薬調製物は有効量の活性成物を、無機又は
有機の固体又は液体の、好ましくは非経腸投与のために
好適な、医薬として許容されるキャリヤーと一緒に、又
はこれらと混合して、含有する。
本発明の活性化合物は、医薬調製物、例えば、非経口
的、例えば皮下、筋肉中又は静脈内投与のための製剤又
は注入溶液の形で好適に使用される。この様な溶液は、
例えば活性成分を単独で又は医薬として許容される担体
と共に含有する凍結乾燥された調製物から、使用前に調
製することができる、好ましくは等張性の水性溶液又は
懸濁液である。医薬調製物は無菌化することができ、そ
して/又は添加剤、例えば防腐剤、安定剤、湿潤剤及び
/又は乳化剤、可溶化剤、浸透圧調整塩及び/又は緩衝
剤を含有することができる。本発明の医薬調製物は、他
の薬理学的に価値ある物質を含有することができ、それ
自体既知の方法により、例えば常用の溶解法又は凍結乾
燥法により製造され、そして約0.1%〜100%、特に約1
%〜約50%、そして凍結乾燥物の場合には100%までの
活性成分を含有する。
本発明はさらに、不十分な糸球体過及び腎血漿流を
導く腎疾患を有する患者の治療のための医薬製剤の使用
に関する。
本発明はまた、例えば不十分な糸球体過及び腎血漿
流により生ずる腎疾患の治療のための医薬製剤の製造の
ためのIGF−Iの使用に関し、この製剤は使用指示書を
伴うことができる。
本発明はさらに、IGF−Iを含んで成る製造又はパッ
クに関し、そしてその使用指示書を伴うことができる。
次に、本発明の医薬調製物の例を記載するが、これに
よって本発明の範囲を限定するものではない。これらの
例において、特にことわらない限り組換ヒトIGF−I(r
hIGF−I)を意味する。
医薬製剤の例 50mg又は300mgのIGF−Iを含む乾燥アンプル:それぞ
れ5ml又は50mlの容量のアンプルに、無菌過した10%
(w/v)のIGF−I水溶液それぞれ5ml又は30mlを充填
し、そして凍結乾燥する。対応する容量(5ml又は30m
l)の無菌水、生理的食塩水又は0.1M酢酸を添加するこ
とにより注入溶液を調製する。
医薬セットは1コースの、例えば6日間の治療のため
に必要な所望数のアンプルを含み、そして場合によって
は、該医薬が注入されるべき時間を規定する使用指示書
を含む。
1.ヒト治療の例 対象者 年齢/体重/身長が(1)38/65/172、及び(2)34/
61/172、である2人の男性をこの臨床試験における正常
対象者として使用した。彼らの体重は理想的であり、そ
して彼らは病気の臨床的証拠を有さずそしてなんらの治
療も受けていなかった。一般的血液検査、血液化学及び
内分泌パラメーターは正常の範囲内であった。
実験方法 最初の対照期間中に基礎値を得、その後IGF−Iを連
続皮下注入により6日間投与した。この方法及び投与期
間はIGF−Iの一定血清レベルが達成されるように選択
した。この研究は第二の対象期間をもって終了した。食
事の摂取は全研究期間にわたり厳格に制御し、1日当り
2500Kカロリー(25%の蛋白質、すなわち体重kg当り蛋
白質1.9g、20%の脂肪、及び50%の炭水化物)とした。
対象者(1) 両対照期間を3日間続けた。治療の第一日目に、IGF
−Iをまず32.0μg/kg体重/時の任意量で注入した。IG
F−Iのこの投与量が低血糖症を生じさせた(結果の項
を参照のこと)。次の5日間の20.0μg/kg体重/時は安
全であることが見出され、血液グルコースは正常に維持
された。6日間に注入されたIGF−Iの合計量は184.3mg
であった。
対象者(2) 両対照期間を5日間とした。IGF−Iを対象者(1)
と同じ投与量(20.0μg/kg体重/時)で合計6日間注入
した。IGF−Iの投与量は167.3mgとなった。
注入装置 小型のインシュリン注入装置〔MRS 1 Infusor(商
標)、ディセトロニック(Pisetronic)AG,Burgdorf、
アイス〕を使用した。IGF−Iを0.1M酢酸に溶解した。2
5μ/時を注入した。IGF−Iを含有する注入器のカー
トリッジを3日後に再充填した。マイクロ−カテーテル
を腹部の皮下に入れた。これを3日後に取り替え、そし
て、最初のものから離れた位置に入れた。
静脈血 これは毎朝6〜7時の間に採取した。これをすぐに氷
上に置き、そして1時間後に遠心した。血清及び血漿を
1mlずつにわけて−20℃に貯蔵した。すべてのアッセイ
は解凍されたことのないサンプルにおいて行った。
24時間尿 これは研究期間中続けて(午前6時〜午前6時)採取
した。幾つかのアリコートを−20℃にて貯蔵した。
組換ヒトIGF−I(rhIGF−I) 本発明の例において用いたIGF−IはEP 123 228に従
って製造されたものであり、化学的及び生理学的に特徴
付けられており、そして抽出され高度に精製されたヒト
IGF−Iと同一であることが見出されている。ヒトにお
ける今までの研究(1)において同じ材料が使用されて
いる。
測 定 全IGF−I及び遊離IGF−Iはすでに記載されているラ
ジオイムノアッセイ(6)により測定した。血中グルコ
ースはYSI23Aグルコース分析機により決定した。他のす
べての分析は、チューリッヒ大学病院の臨床化学部にお
いて行われた。
結 果 対象者(1)におけるIGF−I投与(第1図) 3日間の対照日(ホルモンを全く用いない)の後、IG
F−I注入を午前6時30分に32.0μg/kg体重/時の速度
で始めた。血液グルコースは4.4m mol/であり、全IGF
−Iの血清レベルは120ng/mlであり、そして遊離IGF−
Iのそれは20ng/mlであった。13.5時間後に、合計28.1m
gのIGF−Iの注入の後及び最後の食事から8時間後、低
血糖症の臨床症状を全く伴わないで血液グルコースは2.
6m mol/に低下した。この時点までに全IGF−Iの血清
レベルは683ng/mlに達し、そして遊離IGF−Iの血清レ
ベルは123ng/mlであった。注入を一夜中止し、そして次
の朝6時30分に20.0μg/kg体重/時の速度で再開した。
この速度を対象者(1)においてその後5日間一定に保
ち、そしてさらに対象者(2)においては6日間の全注
入期間この速度を用いた。
臨床観察 IGF−I注入の1日目における対象者(1)での低血
糖エピソードは別として、他のこの様な対象は記録され
なかった。両対象者は研究期間中正常のままであった。
血圧、心拍数、体温、及び体重は安定したままであっ
た。
血液グルコース 血液グルコースを一夜(12時間以上)の絶食の後毎日
モニターした。研究期間中を通て正常限界内であった。
対象者(2)においては、IGF−I注入の一夜の間に毎
時測定した血液グルコースレベルは3.6〜4.4m mol/で
あった。
全IGF−Iの血清レベル(第2図) 注入を開始して数時間後にIGF−Iのレベルは上昇
し、そして13〜14時間後700ng/mlのレベルに達した。2
人の対象者のピークレベルはそれぞれ980ng/ml及び920n
g/mlであった。注入を停止した場合、IGF−Iレベルは
1日以内に正常範囲に低下した。
遊離IGF−Iの血清レベル 対照日の間遊離IGF−Iのレベルは15〜20ng/mlであ
り、そしてIGF−Iの連続注入の間50〜80ng/mlであった
(7)。
クレアチニンの血漿レベル及びクレアチニンのクリアラ
ンス(第3図) 最初、2人の対象者はそれぞれ90μmol/及び87μmo
l/の血漿クレアチニンレベルを有しており、クレアチ
ニンのクリアランスはそれぞれ122ml/分及び111ml/分で
あった。IGF−I注入の2日目〜6日目においてクレア
チニン両対象者において73μmol/(それぞれベースラ
イン値の81%及び84%)に低下し、そしてクレアチニン
のクリアランスはそれぞれ157ml/分及び144ml/分(それ
ぞれ対照の129%及び130%に相当する)に上昇した。腎
機能のこれらの変化は、注入を停止した後短時間で注入
前のレベルにもどった。24時間当りのクレアチニンの排
出は注入の間一定のまま〔対象者(1)及び(2)にお
いてそれぞれ15.8±1.1m mol及び14.2±1.3m mol〕であ
った。
尿素及び尿酸の血漿レベル(第4図) 血漿尿素レベルは、最初の対照期間のあいだ、それぞ
れ5.8m mol/及び7.6m mol/であった。これらは2日
以内に3.4m mol/及び4.2m mol/(ベースラインの59
%及び55%に相当する)に低下し、そして注入が停止さ
れるまでこのレベルで維持された。24時間当りの尿素の
尿排出は、注入の前、注入中及び注入後において一定
(それぞれ4.59±0.41m mol及び4.76±0.61m mol)であ
った。尿酸の血漿レベルはそれぞれ、268μ mol/及び
311μ mol/から137μ mol/及び180μ mol/(それ
ぞれ、ベースラインの51%及び58%)に低下した。
2.ヒトの治療の例 対象者 2人の男性〔対象者(1)39才、74kg;対象者(2)2
8才、66kg〕をこの試験における健康な対照者として用
いた。彼らは病気の臨床症状及び兆候を有さず、そして
いかなる治療も受けていなかった。日常的な実験室試験
(血液、血清、尿)は正常限界内にあった。IGF−Iを
合計79時間20μg/kg/時の投与量で投与した。対象者は
研究期間中2000kcal/日の食事を摂り、これは20%の蛋
白質(100g/24時間)、30%の脂肪及び50%の炭水化物
を含有した。塩化ナトリウムの摂取は8g/日であった。
甲状腺に放射性ヨウ素が満たされるのを防止するため、
非放射性ヨウ化ナトリウムを24時間当り10mgの量で経口
投与した。IGF−I治療の前後数週間にわたり、同じ対
象者にIGF−Iの注入を伴わない類似の実験を行った。
凍結乾燥したIGF−Iを0.1mlの酢酸に溶解し、そして
MRS−3−注入器(Disetronic AG,Burgdorf、スイス)
により26μ/時の速度で皮下注入した。朝の血液サン
プル及び24時間尿を毎日採取した。糸球体過速度(GF
R)及び腎血漿流(RPF)を同時に、72時間目から74時間
目の間に、一夜絶食後に測定した。リチウムのクリアラ
ンスを72時間目から79時間の間に測定し、次に注入を停
止した。
GFR及びRPFの測定 午前7時に、80分間にわたり水を経口摂取せしめるこ
とにより強制排尿(10〜15ml/分)を行った。各アイソ
トープの最初の静脈内のボルスの後、両アイソトープの
連続静脈内注入を行った。合計57μCiの125I−ヨードサ
ラメート(iodothalamate)(IM.48P.,アメルシャム、
バッキンガムシャー、英国)及び63μCiの134I−ヨード
ヒップレート(iodohippurate)(IB.315P.,アメルシャ
ム、バッキンガムシャー、英国)を2時間にわたり投与
した(8,9)。20分間の6間隔にわたり尿及び血液サン
プルを集めた。血清及び尿中の放射能を、1mlにつき、M
R232−ガイガーカウンター(コントロン、チューリッ
ヒ)中で計数し、最後の5個の20分間観察期間の値を用
いて計算した。統計的解析はStudentのt−検定により
行なった。
リチウムのクリアランス 液体及びナトリウムの近位及び遠位尿細管再吸収を測
定するため、リチウムの腎クリアランスを測定した。リ
チウムは近位尿細管(proximal tubulus)中では完全に
再吸収されるが、これは遠心尿細管(distal tubulus)
においては全く再吸収されない(10)。腎機能検出の前
日の午後10時に、対象者に24m molの硫酸リチウム〔リ
チオフォール(Lithiofor)(商標)2錠、Vifor SA、
シュネーブ〕を投与した。アイソトープのボルス注射の
時から7時間後まで尿を集めた。収集期間を始め及び終
りにおいて血清水のリチウムを測定し、両方の値の平均
を用いて計算した。計算は第1表中の式に従って行っ
た。
測 定 IGF−Iはすでに記載されている(6)ラジオイムノ
アッセイにより測定した。尿中のアルブミンは免疫濁度
法〔Miles Italiana S.p.A.,Scientific Dept.,Cavenag
o Brianza(ミラノ)、イタリーにより製造された市販
のキットによる〕により測定した。尿及び血清中のリチ
ウムの測定はVarian AA−875原始吸収計により測定した
(チューリッヒ大学病院の臨床化学部による)。
結 果 最初に、IGF−Iの内因血清レベルは93〜177ng/mlで
あった。腎機能研究を行った場合、IGF−I血清レベル
は対象者(1)及び(2)においてそれぞれ502ng/ml及
び616ng/mlであった。対象者(1)においてGFRは121±
12ml/分/1.73m2から159±12ml/分/1.73m2に増加した
(p<0.0005)。対象者(2)における対応する値は12
0±13及び158±16ml/分/1.73m2(p<0.005)であった
(第5図)。同時に、RPFは対象者(1)において548±
56ml/分/1.73m2から592±65ml/分/173m2に増加し(p<
0.005)、そして対象者(2)において518±64ml/分/1.
73m2から634±72ml/分/1.73m2に増加した(p<0.025)
(第6図)。リチウムのクリアランスから計算した場
合、液体及びナトリウムの近位及び遠位尿細管再吸収の
類似の増加が認められた(第1表)。すべてのパラメー
ターは1週間後にベースラインにもどった。
注入の前、注入中及び注入後のすべての尿サンプル中
のアルブミン排出は30mg/24時間未満であった。正常な
上限は現在30mg/24時間と考えられている(11)。
体重は注入中一定〔対象者(1)は74kg、対象者
(2)は66kg〕であった。血圧、心拍数及び体温は正常
限界内にあり、そして注入中変化しなかった。
第1表、第2表及び第3表に、リチウムのクリアラン
ス、クレアチニンのクリアランス、浸透圧性及び自由水
のクリアランス、並びに幾つかの血清パラメーターを示
す。
健康な対象者と同様にして、腎疾患を有する患者を治
療することができる。
3.ミニ−プードル犬の治療の例 動物 すべてのミニ−プードル犬を1つの育生業者から購入
した。これらは1頭の雄(34cmの肩高)及び2頭の雌
(30cm及び32cmの肩高)からの子孫であった。60日齢に
おいて、これらは本発明者等の動物舎に移された。IGF
−I注入のために1腹を用い、そして対照として他の1
腹を用いた。1腹からの動物を生まれた時から骨端のプ
レートが骨化する221日齢における実験の終りまで一緒
に飼育した。犬は水を自由に摂取し、そして標準的富蛋
白質犬用飼料を1日2回任意に摂取した。これらの重量
を午前7時〜9時に毎日測定した。左前肢を、同じX−
線装置を用いて同じ2人の人間により2週間に1回X−
線検査した。橈骨の長さをフィルム上で測定した。血液
を2週間に1回前肢において静脈穿刺により採取した。
IGF−Iの皮下注入 4頭のミニ−プードル犬(2頭の雄及び2頭の雌)に
91日齢〜221日齢まで、すなわち合計130日間、IGF−I
を皮下注入した。MRS 3−Infusors(商標)(Disetroni
c AG,Burgdorf、スイス)を、犬の首上に、皮下カテー
テルを覆いそして保護する特別に設計されたガーメット
(garmet)〔Abbocath−T(商標)、24G×19mm,Abbot
Ireland社〕中で固定した。カテーテルを犬のそられた
皮膚に接着テープで固定し、そして4日に1固取り替え
た。ペプチドを0.1M酢酸に溶解し、そして24〜26μ/
日/日の速度で注入した。IGF−Iの投与量を6mg/日/
犬そして一定に維持した。kg当りのIGF−Iの投与量は
最初2mgでありそして注入期間の終りには約1mgに低下し
た。注入系の正しい機能を12時間ごとにチェックした。
4頭の対照ミニ−プードル犬(1頭の雄及び3頭の雌)
を飼育し、そしてIGF−I注入動物と同様に処置した。
但し、これらのガーメットは注入器を含まなかった。日
常の血液学的及び血液化学的測定において不都合な兆候
又は症状及び変化は、全IGF−I注入期間を通じて観察
されなかった。
測 定 IGF−Iについてのラジオイムノアッセイは、SEP−PA
K C18カートリージ(Waters Associates、ミルフォール
ド、MA)による結合蛋白質の除去の後に行った。イヌIG
F−Iと交叉反応するヒトIGF−Iに対するポリクローナ
ル・ラビット抗体を使用し、そしてヒトIGF−Iを標準
として用いた(6)。平均IGF−Iレベルは、IGF−I注
入物において、対照におけるよる3倍高かった。
クレアチニンの血清レベル クレアチニンの平均血清レベルは、対照群に比べて、
全IGF−I注入期間にわたり有意に低かった(第7
図)。
参照文献 1. Guler HP,Zapf J,Froesch ER.,健全な成人における
組換インシュリン様成長因子Iの短期間代謝効果、N En
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ン様成長因子I(rhIGF−I)の皮下注入による、18日
間にわたる下垂重切除されたラットの成長の刺激、Proc
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6. Zapf J,Walter H,Froesch ER.,正常対象者並びに成
長不全及びすい臓外腫瘍低血糖症を有する患者における
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者における転換控訴阻害及び腎機能、Br Med J 294:144
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EK H,DECKERT T:尿蛋白質の排出の増加を伴うインシュ
リン依存性糖尿病における傷害された好気性仕事能力、
Br Med J 296:1352−1410,1988。
【図面の簡単な説明】
第1図は、対象者(1)における32.0μg/kg体重/時の
速度での組換IGF−Iの連続皮下注入の第一日目におけ
る血液グルコース及び遊離IGF−I血清レベルを示す。
注入は午前6時30分に開始し、そして血液グルコースが
2.6m mol/に低下した午後8時に終了した。この時点
までの遊離IGF−Iの血清レベルは20ng/mlの基礎値から
123ng/mlに上昇した。「M」は食事の時刻を示す。 第2図は、20.0μg/kg体重/時の投与量での組換IGF−
Iの定常的皮下注入のもとでの6日間の前、その間の及
びその後の2人の対象者における全IGF−Iの血清レベ
ルを示す。 第3図は、20μg/kg体重/時の投与量での組換IGF−I
の定常的皮下注入のもとでの6日間の前、その間及びそ
の後の2人の対象者におけるC−ペプチド及びインシュ
リンの血清レベルを示す。 第4図は、IGF−I注入の6日目の夜の間(△)及び5
週間後の対照の夜の間(・)の、午後10時から午前6時
までの、対象者(2)におけるC−ペプチドのレベルを
示す。血液グルコース及びインシュリンはいずれの場合
にも正常限界内にあった。点線は測定の検出限界を示
す。 第5図は、2人の健康な対象者におけるIGF−Iの定常
的皮下注入の前、注入中、及び注入後の125I−ヨードサ
ラメート(iodothalamate)クリアランスにより測定さ
れた糸球体過速度(GFR)である。5回の20分間観察
期間の平均値を示す。結果の欄に数平均±SDが示してあ
る。 第6図は、2人の健康な対象者におけるIGF−Iの定常
的皮下注入の前、注入中、及び注入後の125I−ヨードヒ
ップレートのクリアランスにより測定された腎血漿流
(RPF)である。5回の20分間観察期間の平均値を示
す。結果の欄には数平均±SDが示してある。 第7図は、IGF−Iが注入された4頭のミニ−プードル
犬(▲)及び4頭の対照(△)におけるクレアチニンの
血清レベルを示す。平均値±SDである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ユルゲン ツァプフ スイス国,8048 チューリヒ,ギルハル デン シュトラーセ 36 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A61K 38/30 CA(STN) REGISTRY(STN)

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】インシュリン様成長因子−Iを含んで成
    る、糸球体濾過及び腎血漿流を改善するための医薬製
    剤。
  2. 【請求項2】糸球体腎炎の治療のための請求項1に記載
    の医薬製剤。
  3. 【請求項3】間質性腎炎の治療のための請求項1に記載
    の医薬製剤。
  4. 【請求項4】腎盂腎炎の治療のための請求項1に記載の
    医薬製剤。
  5. 【請求項5】糸球体硬化症の治療のための請求項1に記
    載の医薬製剤。
  6. 【請求項6】糖尿病患者におけるキンメルスチール・ウ
    イルソン病の治療のための請求項1に記載の医薬製剤。
  7. 【請求項7】腎移植後の腎不全の治療のための請求項1
    に記載の医薬製剤。
  8. 【請求項8】前記インシュリン様成長因子−Iが組換え
    ヒトインシュリン様成長因子−Iである請求項1に記載
    の医薬製剤。
  9. 【請求項9】インシュリン様成長因子−Iを24μg/kg/
    日〜720μg/kg/日の量で投与することを可能にする請求
    項1に記載の医薬製剤。
  10. 【請求項10】皮下注射又は静脈内注入のための、請求
    項1に記載の医薬製剤。
  11. 【請求項11】インシュリン様成長因子−Iを、1μg/
    kg/時〜30μg/kg/時の量で、皮下静脈内又は筋肉中連続
    投与することを可能にする、請求項1に記載の医薬製
    剤。
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