JP2781463B2 - 冷凍システムのサービスアダプタ - Google Patents

冷凍システムのサービスアダプタ

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JP2781463B2
JP2781463B2 JP7505787A JP50578795A JP2781463B2 JP 2781463 B2 JP2781463 B2 JP 2781463B2 JP 7505787 A JP7505787 A JP 7505787A JP 50578795 A JP50578795 A JP 50578795A JP 2781463 B2 JP2781463 B2 JP 2781463B2
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エイ. ハウンホースト,グレゴリー
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、冷媒供給源からの冷媒を、通常冷凍シス
テムにそれと通ずるように取付けられている注入口か
ら、その冷凍システムに注ぐことを意図したサービスア
ダプタに関する。それは冷凍システムから冷媒を抜くた
めに使うこともできる。
この発明の譲受人に譲渡され、参考までにここに援用
する米国特許第5,139,049号は、スリーブ弁と手動弁シ
ールを有するサービスアダプタで、冷凍システムの注入
口に接続されていないとき、それらが協同してあらゆる
状況でアダプタ通路を閉じた状態に保つサービスアダプ
タを開示している。良く理解されているように、現在の
環境問題の関心は、冷媒の大気への放出を許容しないほ
どなので、アダプタが注入口に接続されていないとき、
アダプタ通路を閉じた状態に保つことが必要である。こ
れらの懸念は、米国自動車技術協会発行の陸上車両推奨
実務SAEJ639(91年11月改訂)に反映されている。
この発明のサービスアダプタの設計は、米国特許第5,
139,049号に開示されているサービスアダプタより長さ
を短くできるようになっている。その結果、米国特許第
5,139,049号に開示されている型のサービスアダプタに
は狭すぎる場所にも使うことができる。それは、特に、
部品の設置空間が貴重である自動車のエアコンシステム
に使うのに適している。分かるだろうが、短いサービス
アダプタは、長いものより材料が少ししか要らないの
で、安くなる可能性がある。
その上、軸を軸方向に動かすために手動調整するとき
に軸が回転する米国特許第5、139,049号のサービスア
ダプタとは違って、この発明のサービスアダプタの設計
は、軸をアダプタ本体内で回転させずに軸方向に調整で
きるようにする。これは、アダプタが注入口に接続され
ていないとき、そのような軸に支持されている弁および
シールがスリーブ弁と密封係合状態に保たれ、軸を回転
すると、シールをそれが係合しているスリーブ弁に対し
て回転してシールの早期摩耗を生ずるので重要である。
その上、軸を回転すると、注入口のポペット弁の端に接
触している軸の端をそのポペットに対して回転する。あ
るポペット弁は、接触端がゴムで覆われているので、そ
のような回転がそのゴムカバーを損傷することがある。
この発明の目的は、冷媒供給源からの冷媒の冷凍シス
テムへの接続を、特に非常に限られた空間で、しかも効
率的に、大気への冷媒の漏れが殆ど無く行うための、新
規にして改良されたサービスアダプタを提供することに
ある。
この発明の更なる目的は、従来技術で要したほど材料
を必要とせず、シールの不必要な摩耗を生じずに手動調
整できるサービスアダプタを提供することにある。
この発明のその他の目的は、弁シールを固定した回転
可能位置に維持しながら、軸方向運動させるために手動
調整できる手動調整可能サービスアダプタを提供するこ
とにある。
この発明の更に他の目的は、作動軸が、自動車技術協
会の推奨標準の制限内で、最大流量開口を得るために注
入口の中へ最大係合するように、公差変動を最小にする
ように設計した手動調整可能サービスアダプタを提供す
ることにある。
図面の簡単な説明 第1図は、冷凍システムの注入口に取付けた、この発
明のサービスアダプタの、サービスアダプタと注入口の
両方が閉または密閉位置にある断面図である。
第2図は、第1図と類似の図で、サービスアダプタの
軸とシールを第2図で見て軸方向に左へ動かすように手
動調整した後の、共に開位置にある部品の相対位置を示
す。
第3図は、サービスアダプタの図と、取外した位置に
ある注入口の破断図である。
第4図は、第3図と類似の図で、軸を出口端の方へそ
の最大軸方向位置に手動調整した後の軸と弁スリーブを
示す。
第5図は、軸に取付けた回転可能ノブの回転中に軸の
回転を防ぐための回転防止の特徴を示す破断断面図であ
る。
第6図は、第5図の線6−6による断面図である。
第7図は、第1図と類似の図で、この発明の変形した
実施例を示す。
第8図は、第2図と類似の図であるが、変形した実施
例を示す。
第9図は、取外した位置にある、変形した実施例のサ
ービスアダプタと注入口との図で、軸を出口端の方へそ
の最大軸方向位置に手動調整した後の軸と弁スリーブを
示す。
発明を実施するための最善の態様 さて、第1図〜第6図を参照すると、冷凍システムに
冷媒を入れるための入口として機能し、このシステムに
結合されている注入口12に添付することを意図したサー
ビスアダプタ10が示されている。
サービスアダプタ10には、調整端16から出口端18と伸
びる本体部14がある。中央通路20が、調整端16から出口
端18へ伸び、調整端16と出口端18の間で本体部14に作ら
れている横口22に通じている。外ねじ24が、調整端16に
隣接して、本体部14に作られている。内ねじ28のある回
転可能ノブ26は、ねじ24と係合し、このノブ26が本体部
14の調整端16の先へ軸方向に伸びる領域に、太い握り部
30を有する。
通路20内に、作動軸32が配置されている。作動軸32に
は、第1円筒形部34、断面サイズの小さい第2円筒形部
36、大きい弁頭38およびそこから伸びる軸方向延長部40
がある。大きい弁頭38には、エラストマのシールリング
42を受けるために、同心溝が作られている。第1円筒形
部34には、エラストマのシールリング44を受けるため
に、環状溝が作られている。第1円筒形部34は、本体部
14の調整端16の先へ伸び、その調整端16の外に位置する
部分に、四つの環状溝46が作られている。
通路20には、作動軸32の第1円筒形部34を滑動するよ
うに受ける大きさの第1円筒形部48があり、エラストマ
のリングシール44がそれと密封係合して、横口22から入
る冷媒の流れが調整端16から逃げるのを防ぐ。通路20
は、横口22に隣接する領域で大きくなってばね室50を形
成し、その中に圧縮ばね52が配置されている。第1円筒
形部48とばね室50の接合点に、肩53が作られている。圧
縮ばね52の一端は、肩53に当接して保持されている。
中央通路20は、更に大きくなって大きい円筒形室54を
作り、その中にスリーブ弁55が配置されている。本体部
14は、第1内向き環状溝56を備え、その中にエラストマ
のシールリング57が配置されていて、そのリングは、ス
リーブ弁55をエラストマのシールリング57に対して滑動
運動させながら、その弁の外壁との密封係合を維持す
る。本体部14は、環状溝56と出口端18の間の位置に、第
2内向き環状溝58を備える。エラストマのシールリング
59が第2内向き環状溝58の中に配置されている。
サービスアダプタ10は、本体部14の出口端18上を軸方
向に滑動するように変位できる環状固定スリーブ60によ
って、注入口12に結合されている。固定スリーブ60は、
本体部14に作られた半径方向の孔62の中にある複数の移
動止めボール61を半径方向に位置決めするようにされて
いる。孔62は、内方には、直径が移動止めボール61の直
径よりわずかに小さく、それで、ボール61が孔62から半
径方向に内方に落ちるのを防ぐ。固定スリーブ60は、圧
縮ばね63によって、出口端18の方へ片寄せられている。
本体部14のくぼみの中にある止めクリップ64が円錐カム
面65と係合して、固定スリーブ60が左へ動くのを制限す
る。ボール61と半径方向に整列された円筒形移動止めボ
ール保持面66が固定スリーブ60上に作られていて、サー
ビスアダプタ10と注入口12を相互接続したとき、ボール
を内方に片寄せる。
スリーブ弁55は、大きい円筒形室54内で軸方向に変位
可能である。スリーブ弁55には、出口端68と入口端69が
ある。内向き肩70が、入口端69付近に作られていて、圧
縮ばね52の左端が当接して保持される面を提供する。ス
リーブ弁55は、大きい弁頭38のエラストマのシールリン
グ42で密閉するようにされた円錐弁座71を備えている。
圧縮バネ52は、スリーブ弁55を本体部14の出口端18の方
へ片寄せ、円錐弁座71を通常エラストマのシールリング
42と封止係合させる。スリーブ弁55は、円錐弁座71に隣
接して内部が大きくなった領域72があり、その直径は、
エラストマのリングシール42の直径および大きい弁頭38
の他の全ての部分より大きい。その大きくなった領域72
は、円錐弁座71がエラストマのリングシール42から離れ
たときに、そこを流れる冷媒の通路となる。
スリーブ弁55の外面には、直径の小さな段73が付いて
いる。段73の目的は、スリーブ弁55が、第4図に示すよ
うに、出口端18の方に最も伸びた位置にあるとき、スリ
ーブ弁55と第2環状溝58の中に配置されているエラスト
マのシールリング59とが接触する可能性を減少すること
である。それで、スリーブ弁55とシールリング57および
59の両方とが接触すると、スリーブ弁55の軸方向運動に
過度の抵抗を生ずることになる。
作動軸32の軸方向運動は、本体部14の外ねじ24に係合
したノブ26の回転とそれに固定されたかしめスリーブ74
を通る作動軸の第1円筒形部34との相互作用によって生
ずる。
先に説明したように、第1円筒形部34は、本体部14の
調整端16の先へ伸びる領域に、四つの環状溝46の過半数
が作られている。スリーブ74は、作ったときは、その中
に第1円筒形部34をぴたりと受けられるような内径にな
っている。その第1円筒形部34の上にスリーブ74を配置
してから、スリーブ74をかしめるか、または他の方法で
内方に永久変形して、環状溝46に内方環状変形部75を作
り、それによってかしめスリーブ74を第1円筒形部34に
永久的に固着する。
かしめスリーブ74は、その内端に肩77を形成する大き
なフランジ76、肩77から伸び、直径がフランジ76より小
さい中央円筒壁78、上記中央円筒壁78から内方に伸びる
第2肩79および上記第2肩79から最外端81へ伸びる外円
筒壁80を有する。外円筒壁80に、外向きの環状溝が作ら
れていて、その中にクリップ83を受けてノブ26を保持す
る。
ノブ26には、かしめリング74の肩77と係合する大きさ
の内肩84、そこから伸び、直径がかしめリング74の中央
円筒壁78よりわずかに大きい円筒壁85および内径が中央
円筒壁78の直径より小さい内向きフランジ86がある。ノ
ブ26は、かしめリング74に対して回転可能であり、その
ノブを回転することによって生ずるその軸方向運動は、
フランジ86の外肩をスナップリング83と係合させ、それ
によって、ノブを反時計方向に回転し、内肩84をフラン
ジ76の肩に当ててかしめリング74を動かすとき、作動軸
32を第1図で見て右に動かし、作動ノブ26を時計方向に
回転するとき、作動軸32を左に、第2図に示す位置へ動
かす。
注入口12には、入口端90から、半径方向に内方に変形
した環状リップ92のある出口端91へ貫通する中央通路89
のある本体88がある。中央通路89には、直径の小さいテ
ーパ付き弁座93、およびサービスアダプタ10をそこに付
ける前に取外す防塵キャップ(図示せず)を受けるため
の、入口端に隣接した内ねじ94がある。本体は、環状の
大きな肩95を備え、それは移動止めボール61と協同して
サービスアダプタ10を注入口12に係合して保持する。
軸方向に変位可能なポペット弁98が注入口本体88の通
路89の中に取付けられていて、環状エラストマシール10
2を受けるための溝が作られている。弁98を閉じたと
き、シール102がテーパ付き弁座93と密封係合する。ポ
ペット弁98は、サービスアダプタ10を注入口12に係合し
たとき、作動軸の軸方向延長部40の先端と接触するよう
に中央に配置されたエラストマ材料の凸形ボタン100が
接着されていてもよく、ノブ26を時計方向に回転して
(1)大きな弁頭38とそのエラストマのシールリング42
およびポペット弁98とその環状シール102を第2図に示
すように開いて冷媒をサービスアダプタと注入口12の両
方を通って流れるようにする。軸方向延長部40の先端
は、典型的にはわずかに凹形に作られている。それで、
それと凸形ボタン100の間に回転運動があると、その凸
形エラストマボタン100を切り、早期摩耗することがあ
る。そのうえ、作動軸32の回転運動もエラストマのシー
ルリング42の早期摩耗をするかもしれない。それで、作
動軸32を回転運動させずに軸方向に動かすための、ここ
に開示する手段を設けることが非常に望ましい。
圧縮ばね110が、ポペット弁98の出口端91付近の部分
を囲み、環状リップ92によって本体88内に収容されてい
る。このばねは、肩111に係合することによってポペッ
ト弁を閉位置へ柔軟に押しやる。
分かるだろうが、かしめスリーブ74のスランジ77に対
するノブ26の内肩84およびクリップ83に対するフランジ
86の回転運動によって生ずる摩耗が、作動軸32を回転運
動させようとする傾向を有する。しかし、作動軸のその
ような回転運動は、第1円筒形部34の、本体部14の調整
端16付近の部分に一つ以上の平坦部104を作ることによ
って防ぐ。行止り通路105を本体部14に外ねじ24から半
径方向に内方に貫通させずに途中まで明ける。次に、第
1円筒形部34を本体部14の第1円筒形部48に挿入してか
ら、本体部14の行止り通路105の端の部分を半径方向に
内方に変形して、平坦部104と係合する回り止め106を作
る。もし望むなら、回り止め106を第1円筒形部の挿入
前に作ってもよい。回り止め106が平坦部104と係合する
ことで、作動軸32とその平坦部を回り止めに対して軸方
向運動させながら、その軸とその第1円筒形部34の回転
を防止する。平坦部と回り止めの概念を使うことが、別
の部品を用意する必要と出費なしに作動軸32の回転を防
ぐ手段を提供する。
この発明のサービスアダプタのその外の利点は、注入
口12をサービスアダプタ10と係合したときに、それをポ
ペット弁98に対して正確に配置できる能力にある。これ
は、上に参照したSAEのサービス車両推奨実務標準J639
が5.3.1.1節に、“...最大連結押し下げ位置は、取付け
面から8.3mmを超えないこと..."と基定しているので重
要である。それで、第2図に示すように、サービスアダ
プタ10を注入口12に係合し、ノブ26を回転して作動軸32
をその図で左に、その完全開位置へ動かし、軸方向延長
部がポペット弁98をその開位置へ動かしたとき、注入口
12の入口端から凸形ボタン100の頂点までの最大距離が
8.3mmを超えてはならない。また、弁を最大に開放し、
最大流量を達成するためには、軸方向延長部40が8.3mm
に出来るだけ近く注入口12の中へ伸びるべきである。こ
の精密な調整は、かしめスリーブ74をかしめて環状変形
部75を環状溝46と係合する前に、かしめスリーブに対し
て作動軸の第1円筒形部34を精密に配置することによっ
て得られる。
分かるだろうが、米国特許第5,139,049号の従来技術
のサービスアダプタがそうであったように、冷媒は、サ
ービスアダプタを注入口12に締結しなければ、サービス
アダプタから流出することができない。これは、作動軸
が第1図に示すように右の引っ込み位置にあっても、第
4図に示す伸長位置にあっても、圧縮ばね52に応じてス
リーブ弁55が軸方向に動き、シール42が円錐弁座71と係
合したままであるという結果になるので、本当である。
第1図と第2図を比較すれば分かるように、サービスア
ダプタ10と注入口12が係合した後に、作動軸32を軸方向
に動かすと、スリーブ弁55の出口端68を注入口の入口端
90に当接させ、その結果、作動軸を左に軸方向に動かし
続けると、リングシール42を円錐弁座との係合から外
し、それでその弁を開いて冷媒を流す。同様に、そのよ
うに左に動かし続けると、作動軸の軸方向延長部40にポ
ペット弁98を圧縮ばね110の圧力に抗して左に動かさ
せ、それによって環状シール102をテーパ付き弁座93か
ら離すことによってポペット弁を開く。
さて、第7図〜第9図を参照すると、サービスアダプ
タのもう1つの実施例10′が示されていて、そこでは本
体部の調整端の外ねでに添付したノブの回転に応じて作
動軸を軸方向に移動させながら、その回転を防ぐために
異なる手段を利用している。第7図〜第9図に示すよう
に、調整端16′から出口端18′へ伸びる本体部14′があ
る。中央通路20′が、調整端16′から出口端18′へ伸
び、調整端16′と出口端18′の間で本体部14′に作られ
ている横口22′に通じている。外ねじ24′が、調整端1
6′に隣接して、本体部14′に作られている。内ねじ2
8′のある回転可能ノブ26′は、ねじ24′と係合し、太
い握り部30′を有する。
通路20′内に、作動軸32′が配置されている。作動軸
32′には、第1円筒形部34′、断面サイズの小さい第2
円筒形部36′、大きい弁頭38′、遷移部39′およびそこ
から伸びる軸方向延長部40′がある。遷移部39′には、
直径が軸方向延長部40′の直径より大きい円筒形部およ
び軸方向延長部の方へ細くなった円錐部がある。横通路
41′が遷移部39′の円筒形部に作られている。大きい弁
頭38′には、エラストマのシールリング42を受けるため
に、同心溝が作られている。第1円筒形部34′には、エ
ラストマのシールリング44′を受けるために、環状溝が
作られている。第1円筒形部34′は、本体部14′の調整
端16′の先へ伸びている。第1円筒形部34′から外方に
伸びるのは、直径が第1円筒形部34′のそれより小さ
く、それと協同して肩37′を形成する。ノブ係合延長部
35′である。環状溝39′がノブ係合延長部35′に作られ
ている。
通路20′には、作動軸32′の第1円筒形部34′を滑動
するように受ける大きさの第1円筒形部48′があり、エ
ラストマのリングシール44′がそれと密封係合して、横
口22′から入る冷媒の流れが調整端16′から逃げるのを
防ぐ。第1図と第7図を比較すれば分かるように、第7
図の実施例の第1円筒形部48′の長さは、第1図の実施
例の第1円筒形部の長さより短い。これは、第7図の実
施例のサービスアダプタ全体の長さを第1図の実施例の
ものより短くする。この長さの減少は、主として第1図
の実施例で使ったかしめスリーブを除去したことによ
る。通路20′は、横口22′に隣接する領域で大きくなっ
てばね室50′を形成し、その中に圧縮ばね52′が配置さ
れている。第1円筒形部48′とばね室50′の接合点に、
肩53′が作られている。圧縮ばね52′の一端は、肩53′
に当節して保持されている。
中央通路20′は、更に大きくなって大きい円筒形室5
4′を作り、その中にスリーブ弁55′が配置されてい
る。本体部14′は、第1内向き環状溝56′を備え、その
中にエラストマのシールリング57′が配置されていて、
そのリングは、スリーブ弁55′をエラストマのシールリ
ング57′に対して滑動運動させながら、そのスリーブ弁
の外壁との密封係合を維持する。本体部14′は、スリー
ブ弁55′の端と本体部14′の出口端18の間の位置に、第
2内向き環状溝58′を備える。エラストマのシールリン
グ59′が第2内向き環状溝58′の中に配置されている。
サービスアダプタ10′は、本体部14′の出口端18′上
を軸方向に滑動するように変位できる環状固定スリーブ
60′によって、注入口12′に結合されている。固定スリ
ーブ60′は、本体部14′に作られた半径方向の孔62′の
中にある複数の移動止めボール61′を半径方向に位置決
めするようにされている。孔62′は、内方には、直径が
移動止めボール61′の直径よりわずかに小さく、それ
で、ボール61′が孔62′から半径方向に内方に落ちるの
を防ぐ。固定スリーブ60′は、圧縮ばね63′によって、
出口端18′の方へ片寄せられている。本体部14′のくぼ
み51′の中にある止めクリップ64の肩65′を係合して、
固定スリーブ60′が左へ動くのを制限する。ボール61′
と半径方向に整列された円筒形移動止めボール保持面6
6′が固定スリーブ60′上に作られていて、サービスア
ダプタ10′と注入口12′を相互接続したとき、ボールを
内方に片寄せる。
スリーブ弁55′は、大きい円筒形室54′内で軸方向に
変位可能である。スリーブ弁55′には、出口端68′と入
口端69′がある。内向き肩70′が、入口端69′付近に作
られていて、圧縮バネ52′の左端が当接して保持される
面を提供する。スリーブ弁55′は、大きい弁頭38′のエ
ラストマのリングシール42′で密閉するようにされた円
錐弁座71′を備えている。圧縮ばね52′は、スリーブ弁
55′を本体部14′の出口端18′の方へ片寄せ、円錐弁座
71′を通常エラストマのシールリング42′と封止係合さ
せる。スリーブ弁55′は、円錐弁座71′に隣接して内部
が大きくなった領域72′があり、その直径は、エラスト
マのリングシール42′の直径および大きい弁頭38′の他
の全ての部分より大きい。その大きくなった領域72′
は、円錐弁座71′がエラストマのリングシール42′から
離れたときに、そこを流れる冷媒の通路となる。
スリーブ弁55′の出口端68′は、1対の軸方向に伸
び、直径上で対向するスロット67′を備える。ピン87′
が作動軸32′の横通路41′を横に貫通する。ピン87′の
両端がスロット67′の中に配置され、それによって、作
動軸32′とスリーブ弁55′の間の軸方向運動はさせなが
ら、それらの間の回転運動は防止する。
スリーブ弁55′の外面には、直径の小さな段73′が付
いている。段73′の目的は、スリーブ弁55′が、第9図
に見られるように、出口端18′の方に最も伸びた位置に
あるとき、スリーブ弁55′と第2環状溝58′の中に配置
されているエラストマのシールリング59′とが接触する
可能性を減少することである。
作動軸32′の軸方向運動は、本体部14′の外ねじ24′
に係合したノブ26′の回転とを作動軸32の第1円筒形部
34′との相互作用によって生ずる。
ノブ26′は、内径がノブ係合延長部35′の直径よりわ
ずかに大きいが第1円筒形部34′の直径より小さい、内
方に伸びるフランジ84′を有する。それでこのフランジ
は、作動軸32′およびそのノブ係合延長部35′に対して
回転可能である。ノブを時計方向に回転すると、フラン
ジ84′が肩37′と係合し、作動軸32′を通路20′内で軸
方向に動かす。肩37′に対するフランジ84′の回転運動
によって生ずる摩擦が作動軸を回転させようとするが、
そのような作動軸32′のスリーブ弁55′に対する回転
は、横通路41′を貫通してスリーブ弁のスロット67′と
係合するピン87′によって防止される。スリーブ弁55′
とシールリング57′の間の摩擦に加えてスリーブ弁55′
とばね52′の間の摩擦で、スリーブ弁の回転運動を防ぐ
に十分である。
ノブ26′は、ノブ係合延長部35′の溝39′の中に配置
されたクリップ83′によって作動軸32′上に保持され
る。クリップ83′は、割れていて組立のとき拡張でき、
組立後にフランジ84′の左側およびノブ係合延長部35′
の溝39′と右側によって形成される肩と係合する。
注入口12は、先の実施例で説明した注入口と同じで、
それ以上の説明は不要である。
先の実施例のように、サービスアダプタ10′と注入口
12を互いに最初に係合したときは、ノブ26′を最も反時
計方向の位置に回転して作動軸32′が引っ込んだ位置に
あるようにすべきである。大きい弁頭38′は、エラスト
マのリングシール42′が円錐弁座71′と係合していて閉
位置にあり、それによって冷媒が口22′から入るのを防
ぐ。その上、注入口12は、環状シール102がテーパ付き
弁座93と係合していて密封位置にある。そのような係合
の後に、ノブ26を時計方向に回転し、ねじ24′と28′の
係合で作動軸32′を軸方向に左へ動かす。第7図から分
かるように、スリーブ弁55′の出口端68′が注入口12の
入口端90から離間しているので、作動軸32′の最初の運
動がリングシール42′を円錐弁座71′との係合から解放
はしない。しかし、そのスリーブ弁55′の出口端68′が
注入口12の入口端90に達したとき、作動軸32′を軸方向
に左へ更に動かすと、その作動軸32′とリングシール4
2′をスリーブ弁55′とその円錐弁座71′に対して変位
し、それによってそのシールを開いて冷媒が貫流できる
ようにする。同様に、そのような作動軸32′の軸方向運
動は、軸方向延長部40′に注入口のポペット弁98と係合
させてそれを軸方向に変位し、それによって環状シール
102をテーパ付き弁座93から離して冷媒が冷凍システム
に流入できるようにする。ピン87′は、それが注入口12
の入口端90と係合するとき、SAE標準J639が規定する8.3
mmを超えて伸びることなく、それがポペット弁98を実質
的にその最大開口状態に開くように、精密に配置されて
いる。
前述のように、この実施例のサービスアダプタ10の全
体の長さは、第1図〜第6図の実施例の全体の長さより
短くさえあり、それで極端に限られた空間でも使うこと
ができる。更に、そのように短い長さは、従来技術のサ
ービス弁より材料が少なくてよく、安くできる可能性を
生ずる。
他の変形が当業者には容易に明白だろう。従って、こ
の発明の範囲は、添付の請求項の範囲によってのみ限定
すべきである。

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】供給源からの冷媒を入口連結器のある冷凍
    システムに接続するためのサービスアダプタであって: (a)外ねじの付いた調整端から出口端へ軸に沿って伸
    びる中央通路および上記両端間にあって上記供給源から
    の冷媒を上記通路に通じさせる横口を有する本体部; (b)上記横口と上記出口端の間にある第1端から上記
    調整端の領域にある第2端へ上記通路の中を伸びる軸方
    向に可動の軸で、上記第1端が上記軸の軸方向運動に応
    じて上記通路の中の当接手段と係合・離脱するシールを
    含む可動軸; (c)上記外ねじと回転可能に係合した内ねじのあるノ
    ブで、上記ノブを回転すると上記シールを上記当接手段
    と係合・離脱させるように上記軸を軸方向に動かすため
    に上記軸に結合されたノブ;および (d)上記軸と係合し、その軸から横に伸びるピンで、
    (i)上記ピンが上記本体にあるスロットと係合する端
    部を有し、上記スロットが上記ピンの回転運動を防ぎな
    がら、その中を軸方向運動させ、(ii)上記サービスア
    ダプタを上記入口連結器に接続すると、上記ピンがそれ
    と係合して上記軸が上記連結器の中へ入る程度を制限す
    るピン; を含むサービスアダプタ。
  2. 【請求項2】供給源からの冷媒を入口連結器のある冷凍
    システムに接続するためのサービスアダプタであって: (a)調整端から出口端へ軸に沿って伸びる中央通路お
    よび上記両端間にあって上記供給源からの冷媒を上記通
    路に通じさせる横口を有する本体部; (b)上記横口と上記出口端の間にある第1封止端から
    上記調整端の領域の第2端へ上記通路の中を伸びる軸方
    向に可動の軸で、上記封止端が上記軸の軸方向運動に応
    じて上記通路の中の当接手段と係合・離脱するシールを
    含む可動軸、並びに (c)上記本体部に対する上記軸の回転を防ぎながら上
    記シールが上記当接手段と係合・離脱するように上記軸
    を軸方向に動かすための手段を含み、上記軸を動かすた
    めの上記手段が、上記本体部上の上記調整端にある外ね
    じ、上記外ねじと回転可能に係合した内ねじのあるノ
    ブ、並びに上記ノブを回転すると上記軸を軸方向に動か
    すために上記ノブを上記軸に結合するための手段および
    上記ノブの回転に応じた上記軸の回転を防ぐための手段
    を含み、上記軸の回転を防ぐための上記手段が、上記軸
    上にあって軸方向に伸びる平面部および上記本体部上に
    あって上記平面部と係合するように上記本体部から内方
    に中央通路へ伸びる回り止めを含み、上記平面部が上記
    回り止めに対して軸方向に移動可能であるサービスアダ
    プタ。
  3. 【請求項3】請求項1によるサービスアダプタにおい
    て、環状スリーブ弁が上記中央通路の中の上記出口端と
    上記横口の間に配置され、上記スリーブ弁が上記軸を囲
    み且つ入口端、出口端および内壁を有し、上記スリーブ
    弁は、上記通路内を軸方向に移動でき、上記スロットが
    上記弁スリーブ内壁上を軸方向に伸びるサービスアダプ
    タ。
  4. 【請求項4】請求項1によるサービスアダプタにおい
    て、環状スリーブ弁が上記中央通路の中の上記出口端と
    上記横口の間に配置され、上記スリーブ弁が上記軸を囲
    み且つ入口端、出口端および内壁並びに上記弁スリーブ
    内壁上を軸方向に伸びる少なくとも二つのスロットを有
    し、上記スリーブ弁は、上記通路内を軸方向に移動で
    き、上記ピンが上記スロットの中を軸方向に動くために
    上記スロットと係合する端部を有するサービスアダプ
    タ。
  5. 【請求項5】流体の流れを制御するための装置であっ
    て; (a)入口端から出口端へ軸に沿って伸びるハウジン
    グ、上記入口端で流体を受け上記出口端に流体を吐出す
    るための軸方向通路、上記入口端の方の閉位置から上記
    入口端から更に離れた開位置へ上記通路内を軸方向に変
    位可能な弁および上記弁を上記閉位置へ柔軟に押し付け
    る手段を有する連結器;並びに (b)上記連結器と係合するサービスアダプタで、 (i)上記連結器を受ける第1端から第2端へ軸に沿っ
    て伸び、上記第2端に隣接して外ねじを有する本体部; (ii)上記第1端から上記第2端へ上記本体部の中を伸
    びる軸方向通路; (iii)上記本体部にあって上記通路に通ずる横口; (iv)上記通路の中の上記第1端と上記横口の間に配置
    され、上記通路内を軸方向に動き得て、少なくとも一つ
    の軸方向に伸びる内向きのスロットを有するスリーブ弁
    および上記スリーブ弁を上記第1端の方へ柔軟に押し付
    けるための手段; (v)上記スリーブ弁を貫通して伸び、上記本体部と上
    記スリーブ弁の両方に対して軸方向に可動の、上記通路
    の中にある作動部材で、上記作動部材が、それと係合し
    その部材から横へ伸びるピンを有し、(i)上記ピンが
    上記スロットと係合する端部を有し、上記スロットが上
    記作動部材の回転運動を防ぎながら、上記ピンにその中
    を軸方向に運動させ、および(ii)上記ピンが上記連結
    器入口端と係合して上記作動部材が上記連結器に入る程
    度を制限する作動部材、上記作動部材と上記スリーブ弁
    の間の上記軸方向相対運動に応じて上記作動部材を上記
    スリーブ弁に封止係合・離脱させるための手段; (vi)上記本体部の外ねじとねじ係合し且つ上記作動部
    材と回転係合する内ねじを有するノブで、上記ノブを回
    転すると上記作動部材を引っ込み位置と伸長位置の間で
    軸方向に動かし、上記伸長位置へ動かすと(1)上記連
    結器の弁と係合してそれを開位置へ動かし、(2)上記
    柔軟に押し付けるための手段に応じて上記スリーブ弁を
    上記連結器の入口端と係合するように動かし、および
    (3)上記作動部材を上記スリーブ弁に対して上記封止
    手段を離脱するように動かして上記サービスアダプタを
    開き、流体が流れるようにするノブ; を含むサービスアダプタ; を組合せて含む装置。
  6. 【請求項6】更に、上記スリーブ弁の回転に抗する手段
    を含む、請求項5による、流体の流れを制御するための
    装置。
  7. 【請求項7】流体の流れを制御するための装置であっ
    て: (a)入口端から出口端へ軸に沿って伸びるハウジン
    グ、上記入口端で流体を受け上記出口端に流体を吐出す
    るための軸方向通路、上記入口端の方の閉位置から上記
    入口端から更に離れた開位置へ上記通路内を軸方向に変
    位可能な弁および上記弁を上記閉位置へ柔軟に手段を有
    する連結器;並びに (b)上記連結器と係合するサービスアダプタで、 (i)上記連結器を受ける第1端から第2端へ軸に沿っ
    て伸び、上記第2端に隣接して外ねじを有する本体部; (ii)上記第1端から上記第2端へ上記本体部の中を伸
    びる軸方向通路; (iii)上記本体部にあって上記通路に通ずる横口; (iv)上記通路の中の上記第1端と上記横口の間に配置
    され、上記通路内を軸方向に動き得るスリーブ弁および
    上記スリーブ弁を上記第1端の方へ柔軟に押し付けるた
    めの手段; (v)上記スリーブ弁を貫通して伸び、上記本体部と上
    記スリーブ弁の両方に対して軸方向に可動の、上記通路
    の中にある作動部材、上記作動部材と上記スリーブ弁の
    間の上記軸方向相対運動に応じて上記作動部材を上記ス
    リーブ弁に封止係合・離脱させるための手段; (vi)上記本体部の外ねじとねじ係合し且つ上記作動部
    材と回転係合する内ねじを有するノブで、上記ノブを回
    転すると上記作動部材を引っ込み位置と伸長位置の間で
    軸方向に動かし、上記伸長位置へ動かすと(1)上記連
    結器の弁と係合してそれを開位置へ動かし、(2)上記
    柔軟に押し付けるための手段に応じて上記スリーブ弁を
    上記連結器の入口端と係合するように動かし、および
    (3)上記作動部材を上記スリーブ弁に対して上記封止
    手段を離脱するように動かして上記サービスアダプタを
    開き、流体が流れるようにするノブ;および (vii)上記作動部材の回転を防止するための手段で、
    上記回転防止手段が、上記作動部材の領域にあって上記
    本体部と滑動可能に係合する、軸方向に伸びる平面部、
    および上記本体部上にあって上記平面部の方へ内方に中
    央通路の中へ伸びる回り止めを含み、上記平面部が上記
    回り止めに対して軸方向に移動可能である手段; を含むサービスアダプタ; を組合せて含む装置。
  8. 【請求項8】冷凍システムに冷媒を加えるためのサービ
    スアダプタであって、サービスアダプタ本体、上記本体
    に形成された軸方向流れ通路、上記サービスアダプタ本
    体に上記通路に通じて形成された導管取付け装置、上記
    本体を適合した注入口と整列した相互連結関係に選択的
    に固定するための開放可能な固定手段、上記サービスア
    ダプタ本体内で軸方向に変位可能な手動作動弁、上記弁
    を第1軸方向位置と第2軸方向位置の間を軸方向に変位
    するための手段、および上記サービスアダプタ本体通路
    内にあって上記手動作動弁の軸方向位置に関係なく上記
    手動作動弁を閉状態に維持する連動手段を含み、上記連
    動手段は、上記サービスアダプタ本体が注入口と完全に
    結合したとき、それと係合し、その係合が上記連動手段
    を解除し、それによって上記手動作動弁が上記サービス
    アダプタ本体通路を貫流する流体を制御し、上記サービ
    スアダプタ本体内の上記連動手段が、上記サービスアダ
    プタ本体通路内を軸方向に変位可能な環状スリーブ弁、
    および上記サービスアダプタ本体通路内にあって上記ス
    リーブ弁を上記手動作動弁と閉関係に片寄せるばね手段
    を含み、上記スリーブ弁は、上記サービスアダプタ本体
    が注入口と完全に結合したとき、それと係合するように
    され、上記係合が上記スリーブ弁を上記ばね手段による
    変位に抗して軸方向に保持するサービスアダプタにおい
    て、上記軸方向に変位可能な弁が、相互連結した注入口
    と係合してそれに対するこの弁の位置付けを制限する位
    置にこの弁から伸びる横ピンを有し、上記弁を軸方向に
    変位するための上記手段が: (a)上記サービスアダプタ本体上の外ねじ; (b)上記本体部の外ねじとねじ係合し、上記軸方向に
    変位可能な弁と回転係合する内ねじを有するノブで、上
    記ノブを回転すると上記軸方向に変位可能な弁を引っ込
    み位置と伸長位置の間で軸方向に動かすノブ、および (c)上記軸方向に変位可能な弁の回転を防ぐための手
    段、 を含む、サービスアダプタ。
  9. 【請求項9】請求項8によるサービスアダプタにおい
    て、上記回転防止手段が、上記環状スリーブ弁上の軸方
    向に伸びるスロット手段を含み、および上記横ピンが上
    記スロット手段と係合してその中を軸方向に運動する端
    を有するサービスアダプタ。
  10. 【請求項10】冷凍システムに冷媒を加えるためのサー
    ビスアダプタであって、サービスアダプタ本体、上記本
    体に形成された軸方向流れ通路、上記サービスアダプタ
    本体に上記通路に通じて形成された導管取付け装置、上
    記本体を適合した注入口と整列した相互連結関係に選択
    的に固定するための開放可能な固定手段、上記サービス
    アダプタ本体内で軸方向に変位可能な手動作動弁、上記
    弁を第1軸方向位置と第2軸方向位置の間を軸方向に変
    位するための手段、および上記サービスアダプタ本体通
    路内にあって上記手動作動弁の軸方向位置に関係なく上
    記手動作動弁を閉状態に維持する連動手動を含み、上記
    連動手段は、上記サービスアダプタ本体が注入口と完全
    に結合したとき、それと係合し、その係合が上記連動手
    段を解除し、それによって上記手動作動弁が上記サービ
    スアダプタ本体通路を貫流する流体を制御し、上記サー
    ビスアダプタ本体内の上記連動手段が、上記サービスア
    ダプタ本体通路内を軸方向に変位可能な環状スリーブ
    弁、および上記サービスアダプタ本体通路内にあって上
    記スリーブ弁を上記手動作動弁と閉関係に片寄せるばね
    手段を含み、上記スリーブ弁は、上記サービスアダプタ
    本体が注入口と完全に結合したとき、それと係合するよ
    うにされ、上記係合が上記スリーブ弁を上記ばね手段に
    よる変位に抗して軸方向に保持するサービスアダプタに
    おいて、上記弁を軸方向に変位するための上記手段が: (a)上記サービスアダプタ本体上の外ねじ; (b)上記本体部の外ねじとねじ係合し、上記軸方向に
    変位可能な弁と回転係合する内ねじを有するノブで、上
    記ノブを回転すると上記軸方向に変位可能な弁を引っ込
    み位置と伸長位置の間で軸方向に動かすノブ、および (c)上記軸方向に変位可能な弁の回転を防ぐための手
    段で、上記軸方向に変位可能な弁の領域にあって上記本
    体と滑動可能に係合する、軸方向に伸びる平面部、およ
    び上記本体上にあって上記平面部と係合するように内方
    に伸びる回り止めを含み、上記平面部が上記回り止めに
    対して軸方向に移動可能である回転防止手段、を含む、
    サービスアダプタ。
  11. 【請求項11】冷凍システムに冷媒を加えるためのサー
    ビスアダプタであって、サービスアダプタ本体、上記本
    体に形成された軸方向流れ通路、上記サービスアダプタ
    本体に上記通路に通じて形成された導管取付け装置、上
    記本体を適合した注入口と整列した相互連結関係に選択
    的に固定するための開放可能な固定手段、上記サービス
    アダプタ本体内で軸方向に変位可能な手動作動弁、上記
    弁を第1軸方向位置と第2軸方向位置の間を軸方向に変
    位するための手段、および上記サービスアダプタ本体通
    路内にあって上記手動作動弁の軸方向位置に関係なく上
    記手動作動弁を閉状態に維持する連動手動を含み、上記
    連動手段は、上記サービスアダプタ本体が注入口と完全
    に結合したとき、それと係合し、その係合が上記連動手
    段を解除し、それによって上記手動作動弁が上記サービ
    スアダプタ本体通路を貫流する流体を制御し、上記サー
    ビスアダプタ本体内の上記連動手段が、上記サービスア
    ダプタ本体通路内を軸方向に変位可能な環状スリーブ
    弁、および上記サービスアダプタ本体通路内にあって上
    記スリーブ弁を上記手動作動弁と閉関係に片寄せるばね
    手段を含み、上記スリーブ弁は、上記サービスアダプタ
    本体が注入口と完全に結合したとき、それと係合するよ
    うにされ、上記係合が上記スリーブ弁を上記ばね手段に
    よる変位に抗して軸方向に保持するサービスアダプタに
    おいて、上記環状スリーブ弁上の軸方向に伸びるスロッ
    ト手段および上記軸方向に変位可能な弁から伸び、上記
    スロット手段と係合してその中を軸方向に運動する横ピ
    ンを含み、上記横ピンが、(a)上記軸方向に変位可能
    な弁の回転を防ぎ、および(b)上記相互連結された注
    入口と係合してそれに対する上記ピンの位置決めを制限
    する、サービスアダプタ。
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