JP2781075B2 - レーダ装置 - Google Patents
レーダ装置Info
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- JP2781075B2 JP2781075B2 JP3049129A JP4912991A JP2781075B2 JP 2781075 B2 JP2781075 B2 JP 2781075B2 JP 3049129 A JP3049129 A JP 3049129A JP 4912991 A JP4912991 A JP 4912991A JP 2781075 B2 JP2781075 B2 JP 2781075B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- carrier frequencies
- moving target
- detector
- band
- output
- Prior art date
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、レーダ装置に関し、
特に、複数の周波数の送受信で得られるドップラ応答が
異なることに着目して信号処理技術の改良を図ることに
より、ブラインド速度を除去できるようにしたMTI(M
oving Target Indication)レーダ装置に関するものであ
る。
特に、複数の周波数の送受信で得られるドップラ応答が
異なることに着目して信号処理技術の改良を図ることに
より、ブラインド速度を除去できるようにしたMTI(M
oving Target Indication)レーダ装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図5は、例えば「レーダ技術」(昭和4
3年発行 電子通信学会編著)に示された従来の移動目
標検出器の系統図であり、2重の消去器を有し帰還ルー
プは特にないものである。図において、11a,11b は
送信繰り返し時間分の遅延線路、12a,12b は遅延前
と遅延後の位相検波出力ビデオの差分をとる減算器であ
る。
3年発行 電子通信学会編著)に示された従来の移動目
標検出器の系統図であり、2重の消去器を有し帰還ルー
プは特にないものである。図において、11a,11b は
送信繰り返し時間分の遅延線路、12a,12b は遅延前
と遅延後の位相検波出力ビデオの差分をとる減算器であ
る。
【0003】次に動作について説明する。遅延線路11
の遅延時間をTとし、位相検波出力ビデオとして
の遅延時間をTとし、位相検波出力ビデオとして
【0004】
【数1】
【0005】の複素信号(ωd はドップラ角周波数)が
遅延線路11aに入力されたとすると、減算器12aの
出力は、
遅延線路11aに入力されたとすると、減算器12aの
出力は、
【0006】
【数2】
【0007】となるので、単一消去器のドップラ応答
は、
は、
【数3】
【0008】となる。ここで、ドップラ角周波数ωd と
目標速度Vd との関係は、
目標速度Vd との関係は、
【0009】
【数4】 (λ:送受信波長)
【0010】となるので、次のように書くことができ
る。
る。
【0011】
【数5】
【0012】図5に示す2重消去器の場合は、フィルタ
の縦続接続を考えると、そのドップラ応答は、
の縦続接続を考えると、そのドップラ応答は、
【0013】
【数6】
【0014】となる。図6に、移動目標検出器(単一消
去器)の特性を示す。即ち、通常クラッタは速度が零に
近いので、これを消去することができる。しかし一方、
目標速度Vd が
去器)の特性を示す。即ち、通常クラッタは速度が零に
近いので、これを消去することができる。しかし一方、
目標速度Vd が
【0015】
【数7】 (m:自然数)の場合(これをブラインド速度という)
には、目標も誤って消去されてしまう。
には、目標も誤って消去されてしまう。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】従来のレーダ装置は以
上のように構成されているので、ドップラ応答に、送信
繰り返し周波数に相当するブラインド速度が生じ、クラ
ッタのような固定目標のみでなく、ブラインド速度の目
標も消去されるという問題点があった。
上のように構成されているので、ドップラ応答に、送信
繰り返し周波数に相当するブラインド速度が生じ、クラ
ッタのような固定目標のみでなく、ブラインド速度の目
標も消去されるという問題点があった。
【0017】この発明は、上記のような問題点を解消す
るためになされたもので、ブラインド速度を除去し、ク
ラッタ中の目標検出能力を向上できるレーダ装置を得る
ことを目的とする。
るためになされたもので、ブラインド速度を除去し、ク
ラッタ中の目標検出能力を向上できるレーダ装置を得る
ことを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】この発明に係るレーダ装
置は、マルチバンド送受信アンテナと、このマルチバン
ド送受信アンテナに複数の搬送周波数の送信信号を同時
に供給する送信機と、上記マルチバンド送受信アンテナ
により移動目標からの上記複数の搬送周波数に対応した
受信信号をそれぞれ受信する複数の受信機と、これらの
受信機からそれぞれ上記複数の搬送周波数に対応したド
ップラ応答をもつビデオ信号を出力する複数の移動目標
検出器と、これらの移動目標検出器からのビデオ信号を
加算又は積分する加算器又は積分器と、この加算器又は
積分器の出力をスレッショルドレベルによって上記移動
目標を検出するスレッショルド検出器とを備え、上記複
数の搬送周波数のうち一の搬送周波数に対するブライン
ド速度において他の搬送周波数に対応するドップラ応答
が所定レベル以上となるように上記複数の搬送周波数を
設定し、上記移動目標の速度領域で上記ブラインド速度
を除去するようにしたものである。また、この発明に係
るレーダ装置は、マルチバンド送受信アンテナと、この
マルチバンド送受信アンテナに複数の搬送周波数の送信
信号を同時に供給する送信機と、このマルチバンド送受
信アンテナにより移動目標からの上記複数の搬送周波数
に対応した受信信号をそれぞれ受信する複数の受信機
と、これらの受信機からそれぞれ上記複数の搬送周波数
に対応したドップラ応答をもつビデオ信号を出力する複
数の移動目標検出器と、これらの移動目標検出器からの
ビデオ信号をそれぞれスレッショルドレベルによって出
力信号を検出する複数のスレッショルド検出器と、これ
らのスレッショルド検出器の出力信号を加算又は積分す
る加算器又は積分器とを備え、この加算器又は積分器の
出力が上記移動目標の速度領域で所定レベル以上となる
ように上記複数の搬送周波数を設定し、ブラインド速度
を除去するようにしたものである。
置は、マルチバンド送受信アンテナと、このマルチバン
ド送受信アンテナに複数の搬送周波数の送信信号を同時
に供給する送信機と、上記マルチバンド送受信アンテナ
により移動目標からの上記複数の搬送周波数に対応した
受信信号をそれぞれ受信する複数の受信機と、これらの
受信機からそれぞれ上記複数の搬送周波数に対応したド
ップラ応答をもつビデオ信号を出力する複数の移動目標
検出器と、これらの移動目標検出器からのビデオ信号を
加算又は積分する加算器又は積分器と、この加算器又は
積分器の出力をスレッショルドレベルによって上記移動
目標を検出するスレッショルド検出器とを備え、上記複
数の搬送周波数のうち一の搬送周波数に対するブライン
ド速度において他の搬送周波数に対応するドップラ応答
が所定レベル以上となるように上記複数の搬送周波数を
設定し、上記移動目標の速度領域で上記ブラインド速度
を除去するようにしたものである。また、この発明に係
るレーダ装置は、マルチバンド送受信アンテナと、この
マルチバンド送受信アンテナに複数の搬送周波数の送信
信号を同時に供給する送信機と、このマルチバンド送受
信アンテナにより移動目標からの上記複数の搬送周波数
に対応した受信信号をそれぞれ受信する複数の受信機
と、これらの受信機からそれぞれ上記複数の搬送周波数
に対応したドップラ応答をもつビデオ信号を出力する複
数の移動目標検出器と、これらの移動目標検出器からの
ビデオ信号をそれぞれスレッショルドレベルによって出
力信号を検出する複数のスレッショルド検出器と、これ
らのスレッショルド検出器の出力信号を加算又は積分す
る加算器又は積分器とを備え、この加算器又は積分器の
出力が上記移動目標の速度領域で所定レベル以上となる
ように上記複数の搬送周波数を設定し、ブラインド速度
を除去するようにしたものである。
【0019】
【作用】この発明におけるレーダ装置は、上述のように
構成したことにより、あるドップラ応答において生じる
ブラインド速度を、他のドップラ応答によって補償する
ようにしたので、ブラインド速度が除去され、クラッタ
中の目標検出能力が向上する。
構成したことにより、あるドップラ応答において生じる
ブラインド速度を、他のドップラ応答によって補償する
ようにしたので、ブラインド速度が除去され、クラッタ
中の目標検出能力が向上する。
【0020】
【実施例】以下、この発明の実施例を図について説明す
る。図1は3個の送受信周波数を用いる場合のMTIレ
ーダ装置の構成を示す。この図においては受信機のみを
記載する。図において、1はマルチバンド送受信アンテ
ナ(周波数はF1,F2,F3とする)である。2はF
1用の受信機であり、マルチバンド送受信アンテナ1に
より受信した信号のうち、F1を受信する。3は、F1
用の移動目標検出器である。以下同様に、4,5はF2
用の受信機および移動目標検出器、6,7はF3用の受
信機および移動目標検出器である。8はF1,F2,F
3の各バンドの移動目標検出器の出力ビデオの加算器、
9はスレッショルド検出器であり、受信し、かつ検出し
た目標情報を出力する。
る。図1は3個の送受信周波数を用いる場合のMTIレ
ーダ装置の構成を示す。この図においては受信機のみを
記載する。図において、1はマルチバンド送受信アンテ
ナ(周波数はF1,F2,F3とする)である。2はF
1用の受信機であり、マルチバンド送受信アンテナ1に
より受信した信号のうち、F1を受信する。3は、F1
用の移動目標検出器である。以下同様に、4,5はF2
用の受信機および移動目標検出器、6,7はF3用の受
信機および移動目標検出器である。8はF1,F2,F
3の各バンドの移動目標検出器の出力ビデオの加算器、
9はスレッショルド検出器であり、受信し、かつ検出し
た目標情報を出力する。
【0021】次に動作について説明する。マルチバンド
受信アンテナ1によって受信された信号は、3種の異な
る周波数帯F1,F2,F3の受信機2,4,6へ入力
される。各受信機2,4,6は周波数変換、増幅を行
い、各周波数帯に対応した移動目標検出器3,5,7へ
受信ビデオを出力する。ここで、3種の移動目標検出器
3,5,7は、各々、図2に示すように周波数F1,F
2,F3に依存したドップラ応答をもつ。従って、送信
繰返し周波数を適当に選択することにより、F1のブラ
インド速度がF2,F3ではブラインド速度にならない
ように設定することができる。このことにより、図2に
おいて、F1のブラインド速度VBLで移動する目標は、
F1の移動目標検出器3では消去されるが、F2,F3
の移動目標検出器5,7では、消去されずに残る。一
方、クラッタ等の固定目標は、どのバンドにおいてもブ
ラインド速度であるので、消去することができる。この
移動目標検出器3,5,7の各出力ビデオは、加算器8
により加算され、スレッショルド検出器9へ入力され
る。この加算結果に対し、適切なスレッショルドレベル
を設定することにより、クラッタ等の固定目標は検出せ
ず、速度VBLで移動する目標だけ検出することができ
る。こうすることにより図1に示すシステム全体として
のドップラ応答は、図3に示すように速度零近傍にのみ
ブラインド速度をもった形となり、事実上全ての速度領
域でブラインド速度を除去でき、クラッタ中の目標検出
能力が向上することができる。
受信アンテナ1によって受信された信号は、3種の異な
る周波数帯F1,F2,F3の受信機2,4,6へ入力
される。各受信機2,4,6は周波数変換、増幅を行
い、各周波数帯に対応した移動目標検出器3,5,7へ
受信ビデオを出力する。ここで、3種の移動目標検出器
3,5,7は、各々、図2に示すように周波数F1,F
2,F3に依存したドップラ応答をもつ。従って、送信
繰返し周波数を適当に選択することにより、F1のブラ
インド速度がF2,F3ではブラインド速度にならない
ように設定することができる。このことにより、図2に
おいて、F1のブラインド速度VBLで移動する目標は、
F1の移動目標検出器3では消去されるが、F2,F3
の移動目標検出器5,7では、消去されずに残る。一
方、クラッタ等の固定目標は、どのバンドにおいてもブ
ラインド速度であるので、消去することができる。この
移動目標検出器3,5,7の各出力ビデオは、加算器8
により加算され、スレッショルド検出器9へ入力され
る。この加算結果に対し、適切なスレッショルドレベル
を設定することにより、クラッタ等の固定目標は検出せ
ず、速度VBLで移動する目標だけ検出することができ
る。こうすることにより図1に示すシステム全体として
のドップラ応答は、図3に示すように速度零近傍にのみ
ブラインド速度をもった形となり、事実上全ての速度領
域でブラインド速度を除去でき、クラッタ中の目標検出
能力が向上することができる。
【0022】このように、上記実施例では、ブラインド
速度が送受信周波数に依存することを利用して、同時に
異なる周波数で送受信する、複数の送,受信機2,4,
6の受信ビデオから複数の移動目標検出器3,5,7に
よりクラッタ成分を消去し、該複数の移動目標検出器
3,5,7の出力を目標検出手段により加算または積分
して互いに相補することにより、ブラインド速度を除去
するようにしたので、クラッタ中の目標検出能力を大幅
に向上することができる。
速度が送受信周波数に依存することを利用して、同時に
異なる周波数で送受信する、複数の送,受信機2,4,
6の受信ビデオから複数の移動目標検出器3,5,7に
よりクラッタ成分を消去し、該複数の移動目標検出器
3,5,7の出力を目標検出手段により加算または積分
して互いに相補することにより、ブラインド速度を除去
するようにしたので、クラッタ中の目標検出能力を大幅
に向上することができる。
【0023】なお、上記実施例では、移動目標検出器の
ビデオ出力を加算した後にスレッショルド検出するもの
を例にとって説明したが、マルチバンド受信間の相関処
理として、図4に示すように各バンドの移動目標検出器
3,5,7毎にスレッショルド検出器9を設け、検出目
標が3バンド中のうち1または2バンドあれば目標とす
る、目標数検出器10としてもよく、上記実施例と同様
の効果を奏する。
ビデオ出力を加算した後にスレッショルド検出するもの
を例にとって説明したが、マルチバンド受信間の相関処
理として、図4に示すように各バンドの移動目標検出器
3,5,7毎にスレッショルド検出器9を設け、検出目
標が3バンド中のうち1または2バンドあれば目標とす
る、目標数検出器10としてもよく、上記実施例と同様
の効果を奏する。
【0024】また、目標数検出器10は、周波数の数に
応じて目標検出レベルを設定してもよい。
応じて目標検出レベルを設定してもよい。
【0025】
【発明の効果】以上のように、この発明に係るレーダ装
置によれば、マルチバンド送受信アンテナと、このマル
チバンド送受信アンテナに複数の搬送周波数の送信信号
を同時に供給する送信機と、上記マルチバンド送受信ア
ンテナにより移動目標からの上記複数の搬送周波数に対
応した受信信号をそれぞれ受信する複数の受信機と、こ
れらの受信機からそれぞれ上記複数の搬送周波数に対応
したドップラ応答をもつビデオ信号を出力する複数の移
動目標検出器と、これらの移動目標検出器からのビデオ
信号を加算又は積分する加算器又は積分器と、この加算
器又は積分器の出力をスレッショルドレベルによって上
記移動目標を検出するスレッショルド検出器とを備え、
上記複数の搬送周波数のうち一の搬送周波数に対するブ
ラインド速度において他の搬送周波数に対応するドップ
ラ応答が所定レベル以上となるように上記複数の搬送周
波数を設定し、上記移動目標の速度領域で上記ブライン
ド速度を除去するようにしたので、ブラインド速度を除
去でき、クラッタ中の目標検出能力を大幅に向上するこ
とができる効果がある。また、この発明に係るレーダ装
置は、マルチバンド送受信アンテナと、このマルチバン
ド送受信アンテナに複数の搬送周波数の送信信号を同時
に供給する送信機と、このマルチバンド送受信アンテナ
により移動目標からの上記複数の搬送周波数に対応した
受信信号をそれぞれ受信する複数の受信機と、これらの
受信機からそれぞれ上記複数の搬送周波数に対応したド
ップラ応答をもつビデオ信号を出力する複数の移動目標
検出器と、これらの移動目標検出器からのビデオ信号を
それぞれスレッショルドレベルによって出力信号を検出
する複数のスレッショルド検出器と、これらのスレッシ
ョルド検出器の出力信号を加算又は積分する加算器又は
積分器とを備え、この加算器又は積分器の出力が上記移
動目標の速度領域で所定レベル以上となるように上記複
数の搬送周波数を設定し、ブラインド速度を除去するよ
うにしたので、ブラインド速度を除去でき、クラッタ中
の目標検出能力を大幅に向上することができる効果があ
る。
置によれば、マルチバンド送受信アンテナと、このマル
チバンド送受信アンテナに複数の搬送周波数の送信信号
を同時に供給する送信機と、上記マルチバンド送受信ア
ンテナにより移動目標からの上記複数の搬送周波数に対
応した受信信号をそれぞれ受信する複数の受信機と、こ
れらの受信機からそれぞれ上記複数の搬送周波数に対応
したドップラ応答をもつビデオ信号を出力する複数の移
動目標検出器と、これらの移動目標検出器からのビデオ
信号を加算又は積分する加算器又は積分器と、この加算
器又は積分器の出力をスレッショルドレベルによって上
記移動目標を検出するスレッショルド検出器とを備え、
上記複数の搬送周波数のうち一の搬送周波数に対するブ
ラインド速度において他の搬送周波数に対応するドップ
ラ応答が所定レベル以上となるように上記複数の搬送周
波数を設定し、上記移動目標の速度領域で上記ブライン
ド速度を除去するようにしたので、ブラインド速度を除
去でき、クラッタ中の目標検出能力を大幅に向上するこ
とができる効果がある。また、この発明に係るレーダ装
置は、マルチバンド送受信アンテナと、このマルチバン
ド送受信アンテナに複数の搬送周波数の送信信号を同時
に供給する送信機と、このマルチバンド送受信アンテナ
により移動目標からの上記複数の搬送周波数に対応した
受信信号をそれぞれ受信する複数の受信機と、これらの
受信機からそれぞれ上記複数の搬送周波数に対応したド
ップラ応答をもつビデオ信号を出力する複数の移動目標
検出器と、これらの移動目標検出器からのビデオ信号を
それぞれスレッショルドレベルによって出力信号を検出
する複数のスレッショルド検出器と、これらのスレッシ
ョルド検出器の出力信号を加算又は積分する加算器又は
積分器とを備え、この加算器又は積分器の出力が上記移
動目標の速度領域で所定レベル以上となるように上記複
数の搬送周波数を設定し、ブラインド速度を除去するよ
うにしたので、ブラインド速度を除去でき、クラッタ中
の目標検出能力を大幅に向上することができる効果があ
る。
【図1】この発明の実施例によるMTIレーダ装置を示
す機能系統図である。
す機能系統図である。
【図2】この発明の実施例による移動目標検出器出力の
ドップラ応答を示す図である。
ドップラ応答を示す図である。
【図3】この発明の実施例によるシステム全体としての
ドップラ応答を示す図である。
ドップラ応答を示す図である。
【図4】この発明の他の実施例によるMTIレーダ装置
を示す機能系統図である。
を示す機能系統図である。
【図5】従来の移動目標検出器の機能系統図である。
【図6】従来の移動目標検出器出力のドップラ応答を示
す図である。
す図である。
1 マルチバンド送受信アンテナ 2 F1受信機 3 F1移動目標検出器 4 F2受信機 5 F2移動目標検出器 6 F3受信機 7 F3移動目標検出器 8 ビデオ加算器 9 スレッショルド検出器 10 目標数検出器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01S 13/528 G01S 13/87
Claims (2)
- 【請求項1】 マルチバンド送受信アンテナと、 このマルチバンド送受信アンテナに複数の搬送 周波数の
送信信号を同時に供給する送信機と、上記マルチバンド送受信アンテナにより移動目標からの
上記複数の搬送周波数に対応した受信信号をそれぞれ受
信する複数の受信機と、 これらの受信機からそれぞれ上記 複数の搬送周波数に対
応したドップラ応答をもつビデオ信号を出力する複数の
移動目標検出器と、これら の移動目標検出器からのビデオ信号を加算又は積
分する加算器又は積分器と、 この加算器又は積分器の出力をスレッショルドレベルに
よって上記移動 目標を検出するスレッショルド検出器と
を備え、 上記複数の搬送周波数のうち一の搬送周波数に対するブ
ラインド速度において他の搬送周波数に対応するドップ
ラ応答が所定レベル以上となるように上記複数の搬送周
波数を設定し、上記移動目標の速度領域で上記ブライン
ド速度を除去するようにし たことを特徴とするレーダ装
置。 - 【請求項2】 マルチバンド送受信アンテナと、 このマルチバンド送受信アンテナに複数の搬送周波数の
送信信号を同時に供給する送信機と、 このマルチバンド送受信アンテナにより移動目標からの
上記複数の搬送周波数に対応した受信信号をそれぞれ受
信する複数の受信機と、 これらの受信機からそれぞれ上記複数の搬送周波数に対
応したドップラ応答をもつビデオ信号を出力する複数の
移動目標検出器と、 これらの移動目標検出器からのビデオ信号をそれぞれス
レッショルドレベルによって出力信号を検出する複数の
スレッショルド検出器と、 これらのスレッショルド検出器の出力信号を加算又は積
分する加算器又は積分器とを備え、 この加算器又は積分器の出力が上記移動目標の速度領域
で所定レベル以上となるように上記複数の搬送周波数を
設定し、ブラインド速度を除去するようにした ことを特
徴とするレーダ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3049129A JP2781075B2 (ja) | 1991-02-20 | 1991-02-20 | レーダ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3049129A JP2781075B2 (ja) | 1991-02-20 | 1991-02-20 | レーダ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04265883A JPH04265883A (ja) | 1992-09-22 |
JP2781075B2 true JP2781075B2 (ja) | 1998-07-30 |
Family
ID=12822457
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3049129A Expired - Lifetime JP2781075B2 (ja) | 1991-02-20 | 1991-02-20 | レーダ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2781075B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5618494B2 (ja) * | 2009-04-10 | 2014-11-05 | 三菱電機株式会社 | レーダ装置 |
CN109856609B (zh) * | 2019-01-02 | 2023-06-16 | 成都纳雷科技有限公司 | 一种去除雷达盲速的波形生成方法 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55101878A (en) * | 1979-01-31 | 1980-08-04 | Tokyo Keiki Co Ltd | Pulse doppler radar |
JPS6024472A (ja) * | 1983-07-21 | 1985-02-07 | Nec Corp | レ−ダ装置 |
JPS63206679A (ja) * | 1987-02-24 | 1988-08-25 | Mitsubishi Electric Corp | スタガトリガ式パルスレ−ダ装置 |
-
1991
- 1991-02-20 JP JP3049129A patent/JP2781075B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04265883A (ja) | 1992-09-22 |
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