JP2778926B2 - 自動給水器 - Google Patents

自動給水器

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JP2778926B2
JP2778926B2 JP3992395A JP3992395A JP2778926B2 JP 2778926 B2 JP2778926 B2 JP 2778926B2 JP 3992395 A JP3992395 A JP 3992395A JP 3992395 A JP3992395 A JP 3992395A JP 2778926 B2 JP2778926 B2 JP 2778926B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水或いは薬液等を実験
用の動物に供給する為の、自動給水器に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の自動給水器は、例えば図5に示す
様に飼育箱に臨んで取り付けられる筒体1を貫通して配
設された作動棒2と、この作動棒2の基端部に固定され
た弁体3と、弁体3をOリング4を介して弁座1aに押
圧するバネ5と、前記筒体1に螺合し前記バネ5を後端
から押さえるキャップ部材6等から構成されている。そ
して、キャップ部材6の後端には、導水ホース7が接続
され水が供給される。
【0003】この様な構成の給水器において、動物が作
動棒2の先端に接触していない場合に弁体3は、バネ5
でOリング4を介して弁座1aに押し付けられているの
で、導水ホース7から供給された水が弁体3から先に行
かない。また、動物が鼻先等で作動棒2を押した場合、
弁体3がバネ5の押圧力に抗して後退する。弁体3が後
退すると、弁座1aの隙間から水が流れ出る。動物は、
隙間から流れ出た水を必要に応じて飲む事ができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の給水器において、水を供給する供給口や作動棒が汚
れたり、水垢が付着した場合、作動棒2を取り外すため
には、キャップ部材6のネジを外さなければならず、そ
の清掃作用が煩雑であった。つまり、作動棒2を清掃す
る為には、キャップ部材6に接続された導水ホース7等
を外してから、キャップ部材6のネジを外し、更に作動
棒2及び弁体3を取り出して洗浄しなければならなかっ
た。また、猿等の高等動物では、自分の排拙物を給水口
に塗り付けてしまう事もあり、給水口を掃除する必要が
あった。また、実験用の動物にあっては、一定の薬品を
水に混入して供給したりする必要があり、薬品の種類を
変える都度、清掃する必要が生じていた。
【0005】本発明の目的は、上述した従来の欠点に鑑
みなされたもので、作動棒及び弁体の着脱をワンタッチ
で出来る自動給水器を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】発明に係る自動給水器
は、動物飼育箱内に臨んだカプラー本体プラグと、該カ
プラー本体を動物飼育箱に固定する為の一対の受け板
と、前記カプラー本体プラグと着脱自在に構成されたカ
プラー本体ソッケトと、該カプラー本体ソッケトの後端
開口部に螺合されたホース取り付け部と、該ホース取り
付け部とカプラー本体ソッケトの凹部で形成される空間
にOリングを介してバネで弁座方向に押圧される弁体
と、前記カプラー本体ソッケト及びカプラー本体プラグ
を貫いて形成された貫通穴内に配設され、後端が弁体に
固定された作動棒とから構成され、カプラー本体プラグ
からカプラー本体ソッケトを取り外すことにより、作動
棒も一体的に引き抜けることを特徴とするものである。
【0007】
【作用】このように、本発明に係る自動給水器によれ
ば、カプラーを取り外す事により、作動棒を極めて容易
に取り外す事ができる。
【0008】
【実施例】以下、添付図面に従って本発明の一実施例を
説明する。図1は本発明の自動給水器の断面図、図2
は、本発明の自動給水器のカプラーを切り離した状態を
示す側面図である。自動給水器は、カプラー本体プラグ
10と、このカプラー本体プラグ10と着脱自在に形成
されたカプラー本体ソッケト11とから構成されてい
る。
【0009】カプラー本体プラグ10は、先端外周に該
カプラー本体プラグ10を動物飼育箱等に固定する為の
受け板12と螺合する為の螺子13が形成されている。
また、後端のカプラー本体ソッケト11に挿入される挿
入部10aにはカプラー本体ソッケト11と係合するた
めの凹溝14が形成されている。
【0010】更に、カプラー本体プラグ10には、作動
棒16が挿通される貫通穴15が形成されている。貫通
穴15の内径と作動棒16の外径とは、差がある為この
隙間から水が流れ出る。更に、カプラー本体プラグ10
は略中央に角ナット形のフランジ17が形成されてい
る。
【0011】受け板12は、前述のカプラー本体プラグ
10の螺子13に螺合可能に構成され、カプラー本体プ
ラグ10を動物の飼育箱、ケージ等に前後から挟んで固
定する。固定する際、角ナット形のフランジ17をスパ
ナー等で廻す事により飼育箱の壁の一部に容易に固定で
きる。
【0012】カプラー本体ソッケト11は、カプラー本
体プラグ10の挿入部10aの挿入される凹部18が形
成されており、筒11aに形成された孔20から球19
の一部が筒内周面に突出可能に載置されている。また、
カプラー本体ソッケト11の筒11aには、前記球19
を軸芯方向へ押圧するスリーブ21がコイルバネ22に
より軸線方向に摺動可能に配設されている。
【0013】したがって、カプラー本体ソッケト11の
スリーブ21をコイルバネ22に抗して押し下げると、
球19の押圧が解除されカプラー本体プラグ10の挿入
が可能となる。
【0014】カプラー本体ソッケト11の後端には、開
口部23が形成されており、この開口部23に螺子が形
成されており、ホース取り付け部24が螺合されてい
る。ホース取り付け部24は、後端にホース接続の為の
細径部24aが形成されている。また、ホース取り付け
部24とカプラー本体ソッケト11の開口部23に形成
される空間25にOリング26を介してバネ27で弁座
28方向に押圧される弁体29が配設されている。
【0015】弁体29と作動棒16とは、一体的に構成
され、弁体29は、前記空間25に位置するが延設され
た作動棒16はカプラー本体ソッケト11及びカプラー
本体プラグ10を貫いて形成された貫通穴15を通じて
カプラー本体プラグ10の先端から突出している。
【0016】次に、以上のように構成された自動給水器
の動作について説明する。動物用飼育箱30の壁面に受
け板12、12でカプラー本体プラグ10を固定する。
固定されたカプラー本体プラグ10にホース31に接続
されたカプラー本体ソッケト11を接続する。カプラー
本体ソッケト11は開口部23にホース取り付け部24
が螺合されると共に形成された空間25には、弁体29
がバネ27により弁座28方向に付勢されている。ま
た、作動棒16は、弁座28部を通過して前方に突出し
ている。
【0017】カプラー本体プラグ10とカプラー本体ソ
ッケト11の接続は、スリーブ21をコイルバネ22の
付勢力に抗して引き下げると、球19の押圧が解除さ
れ、挿入部10aが凹部18に挿入される。カプラー本
体プラグ10が完全に挿入された後、スリーブ21から
手を離すとコイルバネ22の付勢力によりスリーブ21
が軸線方向に前進して、球19を押圧する。
【0018】押圧された球19は、筒11aの内周に先
端を突出し、挿入部10aに形成された凹溝14に係合
してロックする。このようにしてカプラー本体プラグ1
0とカプラー本体ソッケト11が接続されると、ホース
で導かれた水或いは薬液は、弁体29により、空間25
内で封止されている。
【0019】飼育動物が鼻先等で作動棒16の先端を押
すと、作動棒16は、バネ27の付勢力に抗して後退す
る。作動棒16が後退すると、これと一体構成された弁
体29が後退し、Oリング26、弁座28から離隔して
水が貫通穴15を通って動物用飼育箱30内に溢出する
(図4参照)。作動棒16の押圧が停止されると、弁体
29は、バネ27の付勢力によりOリング26を介して
弁座28に押圧され、止水する。
【0020】また、自動給水器を清掃する場合、スリー
ブ21をコイルバネ22に抗して押し下げると、球19
の押圧が解除され、カプラー本体ソッケト11をカプラ
ー本体プラグ10から引き抜く事ができる。この時、作
動棒16は、弁体29と一体構成されているので、カプ
ラー本体ソッケト11を引き抜くとこれと共に貫通穴1
5から引き抜かれる。
【0021】したがって、清掃の際には、スリーブ21
を引き下げると云う、ワンタッチでカプラー本体プラグ
10からカプラー本体ソッケト11と作動棒16を引き
抜く事ができ、容易に清掃或いは消毒できる。
【0022】尚、本発明は以上の実施例に限ることなく
本発明の技術思想に基づいて種々の設計変更が可能であ
る。
【0023】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
る自動給水器によれば、動物飼育箱内に臨んだカプラー
本体プラグと、該カプラー本体を動物飼育箱に固定する
為の一対の受け板と、前記カプラー本体プラグと着脱自
在に構成されたカプラー本体ソッケトと、該カプラー本
体ソッケトの後端開口部に螺合されたホース取り付け部
と、該ホース取り付け部とカプラー本体ソッケトの凹部
で形成される空間にOリングを介してバネで弁座方向に
押圧される弁体と、前記カプラー本体ソッケト及びカプ
ラー本体プラグを貫いて形成された貫通穴内に配設さ
れ、後端が弁体に固定された作動棒とから構成されたの
で、飼育動物に自動的に給水する事ができると共に、カ
プラー本体プラグからカプラー本体ソッケトを取り外す
ことにより、作動棒も一体的に引き抜けるので、自動給
水器の先端が水垢や細菌に汚染された場合でも先端のみ
をワンタッチで取り外して洗浄する事ができる。
【0024】また、猿等の高等動物では、自分の排拙物
を給水口に塗り付けたりする場合があるが、本発明の自
動給水器によれば取り外しがワンタッチでできるので手
軽に清掃できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動給水器の断面図である。
【図2】本発明の自動給水器のカプラーを切り離した状
態を示す側面図である。
【図3】本発明の自動給水器の受け板とカプラー本体プ
ラグ及びカプラー本体ソッケトとの関係を示す断面図で
ある。
【図4】本発明の自動給水器の作動状態を示す断面図で
ある。
【図5】従来の自動給水器の一例を示す断面図である。
【符号の説明】
10 カプラー本体プラグ 10a 挿入部 11 カプラー本体ソッケト 11a 筒 12 受け板 13 螺子 14 凹溝 15 貫通穴 16 作動棒 17 フランジ 18 凹部 19 球 20 孔 21 スリーブ 22 コイルバネ 23 凹部 24 ホース取り付け部 25 空間 26 Oリング 27 バネ 28 弁座 29 弁体 30 動物用飼育箱 31 ホース

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 動物飼育箱内に臨んだカプラー本体プラ
    グと、該カプラー本体を動物飼育箱に固定する為の一対
    の受け板と、前記カプラー本体プラグと着脱自在に構成
    されたカプラー本体ソッケトと、該カプラー本体ソッケ
    トの後端開口部に螺合されたホース取り付け部と、該ホ
    ース取り付け部とカプラー本体ソッケトの凹部で形成さ
    れる空間にOリングを介してバネで弁座方向に押圧され
    る弁体と、前記カプラー本体ソッケト及びカプラー本体
    プラグを貫いて形成された貫通穴内に配設され、後端が
    弁体に固定された作動棒とから構成され、カプラー本体
    プラグからカプラー本体ソッケトを取り外すことによ
    り、作動棒も一体的に引き抜ける事を特徴とする自動給
    水器。
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KR100994907B1 (ko) * 2008-09-10 2010-11-16 이창현 축산용 급수니플
JP5318176B2 (ja) * 2011-10-25 2013-10-16 隆 飛田 動物用自動給水キャップ体
US9814213B1 (en) * 2015-03-24 2017-11-14 Lane Industries Company Animal watering valve

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