JP2777462B2 - 通信制御システム - Google Patents

通信制御システム

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JP2777462B2 JP2146519A JP14651990A JP2777462B2 JP 2777462 B2 JP2777462 B2 JP 2777462B2 JP 2146519 A JP2146519 A JP 2146519A JP 14651990 A JP14651990 A JP 14651990A JP 2777462 B2 JP2777462 B2 JP 2777462B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は通信制御システムに関し、特に、同一伝送路
に接続される複数の端末装置に制御を集中的に行なう通
信制御システムに関する。
[従来の技術] 家庭内での情報化の進歩とともに、電話回線を利用い
て外部から電気機器などを操作できるテレコントロール
システムが提供されてきたが、特に家庭内のエネルギ管
理および制御、セキュリティ保持のための機器などのイ
ンターフェイスを統一して相互に接続できるような情報
伝送路が求められ、ホームバスシステム(以下、HBSと
略す。ただしHBS:Home Bus System)として具体化し
た。このHBSは1988年に日本電子機械工業会にて規格化
されており、情報機器(電子機、通信機能付パーソナル
コンピュータなど)、ハウスキーピング機器(セキュリ
ティ、エネルギコントローラなど)およびAV機器(文字
放送、衛星放送など)を共通の伝送路に接続し、機器相
互間の有機的な結合を行なう家庭内で完結する1種の通
信制御システムであり、家庭の内外のあらゆる情報を、
どこからでも、いつでも、誰もが、選択でるようなシス
テムである。
さて、上述したようなHBSに含まれる端末機器を制御
するには、「どの機器を」「どうするのか」という指示
が必要となる。次に、従来より採用されていたこのHBS
における制御指示方法の3つの例について図面を参照し
て詳細に説明する。
第16図は、従来のHBSにおける制御指示方法の第1例
を説明するための概略図である。
第17図は、従来のHBSにおける制御指示方法の第2例
を説明するための概略図である。
第18図は、従来のHBSにおける制御指示方法の第3例
を説明するための概略図である。
従来のHBSにおいては、住戸内における制御機器はHBC
(ホームバスコントローラ)によって主制御されてお
り、その機の選択は「エアコン1」というような機器名
と番号入力を受入れて制御したり、また「居間のエアコ
ン」といった名称による選択入力に応答して制御したり
していた。この制御方法についての詳細は省略し、ここ
ではオペレータによる機器選択方法についてのみ説明す
る。
たとえば、第16図に示されるようにHBCに備え付けら
れている制御パネルに機器ごとに電源ON/OFF用のスイッ
チを設けてスイッチ押下により所望の制御機器の電源を
ON/OFF制御するようにしていた。また、第17図に示され
るように制御機器ごとに割当てられた機器番号のみをHB
Cからボタン入力した、所望の制御機器をON/OFF制御す
るようにしたり、さらに第18図に示されるように制御対
象となる機器名をHBC備え付けのディスプレイ上に表示
して画面上に設けられるタッチパネルにて所望の制御機
器を選択させるような方法もあった。
[発明が解決しようとする課題] 上述したような従来のHBSの制御機器選択において機
器名と番号、また機器番号のみで選択を行なうような場
合には、目的とする制御機器がどの番号に対応している
のかを予め記憶しておかなければならず、オペレータに
とっては操作性が非常に悪いものであった。
また、設置されている部屋名と機器名とを画面表示し
て選択される場合には、ディスプレイの1画面に表示で
きる制御機器の数には制限があるので、設置されている
制御機器が多い場合にはこのディスプレイ画面を頁送り
する作業が頻繁に繰返されることになり、やはりオペレ
ータにとっては操作性が悪いものであった。
また、各制御機器により実行可能な機能(電源ON/OF
F、送風、開、閉など)は異なっており、これをHBC自身
で把握することは困難である。またHBCに対してこのHBS
に取付けられた各制御機器ごとに実行可能な機能を認識
させるようなシステムが従来のHBSには備えられていな
かった。
また、同種の製品であっても各制御機器ごとに実行可
能な機能は異なっており、オペレータに機器操作メニュ
ーを表示することを想定しても、各制御機器毎にその実
行可能な機能に対応したメニューの表示は困難であっ
た。
このため、たとえば第16図や第17図の例のように機能
メニューを電源のON/OFFといった単純な制御のみに限定
せざるを得ないとか、その種の製品が実行できると考え
られる全機能をとりあえずメニュー表示してオペレータ
に選択させるが、実際には選択された機能が備えられて
なく実行制御できないといった操作性の悪さがあった。
それゆえに本発明の目的は同一通信回線を介して接続
される制御対象となる端末装置およびその実行可能な機
能の選択を容易にかつ確実に行なえる操作性に優れた通
信制御システムを提供することである。
[課題を解決するための手段] 本発明に係る通信制御システムは、複数の端末装置と
前記端末装置を制御するコントローラとが同一通信回線
を介して接続される通信制御システムにおいて、複数部
屋の配置を表す間取り図に、前記各部屋内における前記
端末装置の配置をそれぞれ示すようにした図面情報と、
前記複数端末装置のそれぞれに固有の実行可能な機能情
報とを予め記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶さ
れた前記図面情報および機能情報を読み出して表示する
表示手段と、前記表示手段により表示された前記図面情
報および機能情報に基いて、所望の端末装置の前記間取
り図上の位置と、当該端末装置の所望する機能とを指定
するための指定手段と、前記指定手段による指定に応答
して、前記所望端末装置の前記所望機能を制御する機能
情報を作成する機能情報作成手段と、前記機能情報作成
手段によって作成された機能情報を前記通信回線を介し
て前記所望端末装置に送信する送信手段とを備え前記指
定手段による指定に応答して、前記指定手段により指定
された前記間取り図上の位置を前記表示手段に拡大表示
するものである。
[作用] 本発明に係る通信制御システムは上述のように構成さ
れるので、予め作成され記憶手段に記憶された図面情報
と機能情報とを表示手段によって表示し、指定手段によ
り所望の端末装置の前記間取り図上の位置と、当該端末
装置の所望する機能とを指定すると共に、前記指定手段
により指定された前記間取り図上の位置を前記表示手段
に拡大表示する。したがってオペレータは指定手段を用
いることにより該複数端末装置から所望する端末装置の
特定と、特定した端末装置の実行可能な複数の機能から
所望の機能とを容易にかつ確実に行うことができる。し
たがって、機能情報作成手段は前記指定手段によるオペ
レータの指定に応答して所望された端末装置について所
望された機能を実行する機能情報の作成が容易にでき
る。それゆえに、作成された機能情報を通信回線を介し
て所望された端末装置に送信することでその機能制御を
確実かつ容易に行うことができる。
[実施例] 以下、本発明の一実施例について図面を参照して詳細
に説明する。
なお、本実施例においては通信制御システムとして住
戸内の同一通信回線に接続された制御対象となる機器
(以下、制御機器と呼ぶ)を集中的に機能管理するホー
ムバスシステム(以下、HBSと略す)を例示している
が、これに特定されるものではない。
次に、本実施例におけるHBSの詳細説明に入る前に、H
BSに関してその概要を簡単に説明する。
まず、本実施例におけるHBSにおいては、該HBSが採用
される住戸内の間取り図と設置される制御機器に関する
情報を予め作成する間取り図情報入力システムが構築さ
れる。その後、この間取り図情報入力システムにおいて
作成された住戸内の間取り図や設置制御機器に関する情
報をIC(Integrated Circuitの略)カードやフレキシ
ブルディスクなどの携帯性に優れた外部記憶媒体に一旦
記憶し、HBS側にこれらの外部記憶媒体アクセス用のイ
ンターフェイスを用意し、その後このインターフェイス
を介して前記記憶媒体から前記作成された情報を読取っ
てHBS内に取込む(データ転送する)。あるいは、これ
らの外部記憶媒体を用いずに、通信回線(公衆電話回線
など)を利用した間取り図情報入力システムとHBSとの
伝送データ通信により間取り図情報入力システム内で作
成された情報をHBS内にデータ転送して取込ませるよう
にしてもよい。
HBSにおいて制御機器の集中制御を行なうコントロー
ラ(以下、HBCと呼ぶ)は取込んだこの情報を基に、間
取り図と設置されている制御機器とを画面表示する。
操作者は、この表示画面上の所望する制御機器をポイ
ントすることによって制御機器の選択を行なうことがで
きる。なお、この制御器選択のためのポイント方法には
タッチパネルを用いて画面上を指で触れて指定する方法
や、マウスなどにより画面上のポインタを移動させて指
定する方法などが適用される。
以上のようにして制御機器が選択された後、HBCは選
択された制御機器に対してどのような機能制御を実行す
るかを操作者に選択して貰うように実行可能な制御機能
をメニュー表示する。つまり、既にHBCに記憶された設
置制御機器情報には、該HBSに設置される各制御機器に
ついて実行可能に機能(以下、HBSコマンドと呼ぶ)が
記憶されているので、その表示メニューにはHBSコマン
ドに対応した実行可能な制御機能のみをメニュー表示で
きることになる。
そして、HBCは操作者によってこの表示メニューから
選択された制御機能メニューに対応するHBSコマンドを
パケットとして作成し、これを通信回線を介して指定さ
れた制御機器に送信する。これによって所望された制御
機器について所望された機能の制御が実行されることと
なる。
以上のように、本発明の一実施例によるHBSが前述し
た従来のHBSと比較しその機能の上で最も異なる点は、
新たに間取り図情報入力システムを構築して備えること
により機能向上させた点にある。
第1図は、本発明の一実施例によるHBSのシステム構
成を示す概略図である。なお、本HBSが採用される住戸
内には部屋1ないし部屋9が有ると想定する。
第1図において部屋1ないし9に備え付けられる端末
装置1i(以下、i=01、02、03、…、09、10、11、…18
とする)およびHBC(ホームバスコントローラ)20はデ
ータ通信回線であるホームバス30に接続されており、HB
C20はホームバス30を介してすべての端末装置1iを集中
制御できる。なお、HBC20には電話回線26が接続されて
いる。
前記各端末装置1iはインターフェイスユニット2iおよ
び制御機器3iを含み、前記インターフェイスユニット2i
はホームバス30に接続された各端末装置1iが通信を行な
って情報を得るために動作し、通信上の互換性を保つた
めにHBS規格化されている。したがって、インターフェ
イスユニット2iを介してホームバス30に接続される制御
機器3iは、インターフェイスユニット2iを介して与えら
れるHBC20からの制御信号により機能制御される。
第2図は、前掲第1図に示されるHBC20の機能構成を
示す概略図である。
図においてHBC20はホームバス30に接続されるバスイ
ンターフェイス部21、前記バスインターフェイス部21に
接続され該HBC20自体の機能を制御および監視するCPU
(中央処理装置)部22を含む。さらに、このCPU部22に
は電話回線26との信号入出力制御ならびに各種入出力デ
バイス(後述する)との入出力制御を行なうI/O(入出
力)部23、データ(プログラムを含む)を記憶するメモ
リ部24および後述するICカード14とのデータ入出力制御
を行なうカードインターフェイス部25が接続されてい
る。
なお、これらHBC20内の各部は内部バスにより相互接
続されて高速なデータ転送を図るように構成されてい
る。
第3図は、前掲第1図に示されるHBC20の外観図であ
る。
図示されるようにHBC20は一般加入の電話回線26に接
続された電話機にその機能が内蔵されており、電話機と
の兼用が図られている。ここでは、電話機に関する機能
説明は省略する。
図においてHBC20は送受器11、比較的に画面の小さい
小ディスプレイ12、小ディスプレイ12よりも画面の大き
い大ディスプレイ13、該HBSが採用される住戸内の間取
り図や制御機器3i制御に関する情報が予め記憶されたIC
カード14が挿入されるカード挿入口15を含む。前記大小
ディスプレイ12および13は、たとえばカラー液晶ディス
プレイであり、操作者に対して住戸内間取り図などの必
要なデータを液晶を用いてカラー表示する。この表示画
面における操作者のポイントは大小ディスプレイ12およ
び13上に置かれたタッチパネルを介して行なわれる。ま
た、カード挿入口15を介して挿入されたICカード14に記
憶されるデータは、CPU部22制御による前記カードイン
ターフェイス部25のアクセス処理により読取られてメモ
リ部24に転送されて記憶される。
次に、間取り図および制御機器3i制御に関する情報を
前記ICカード14に書込むために構築される間取り図情報
入力システムについて説明する。
第4図は、本発明の一実施例による間取り図情報入力
システム50のシステム構成を示す概略図である。
この間取り図情報入力システム50はHBSが適用される
各家庭が備える必要はない。つまり本システム50は、該
HBSの提供元である企業側(サービス側)が備えて、必
要情報をICカード14に書込むようにして、各家庭にはこ
の必要情報が記憶されたICカード14のみを供給するよう
にする。このようにすれば、各家庭が間取り図情報入力
システム50を備えることによって生じるHBS自体のコス
トアップならびメンテナンスのために生じるコストアッ
プを抑制できる。
第4図において間取り図情報入力システム50は該シス
テム50自体の機能を制御および監視するCPU部51、該シ
ステム50で行なわれる処理に必要とされるデータが記憶
されるメモリ部52、ICカード14とのデータ入出力を制御
するカードインターフェイス部53、外部からのデータ入
力を受付けるためのキーボード54、操作者に対するデー
タ表示のためのCRT(Csthode Ray Tube)ディスプレ
イ55、図面を光学的に走査して図面情報を読取る画像読
取部56、CRTディスプレイ55の画面上を位置指定してデ
ータ入力を行なうために用いられるマウス57および前述
した入出力デバイス54ないし57とCPU部51とのデータ入
出力制御を行なうためのI/O部58を含む。さらに、ICカ
ード14を記憶媒体としてこのICカード14に記憶されたデ
ータを読出してデータ処理し、その後再度ICカード14に
書込むことができるような携帯可能な小型(手帳サイ
ズ)の電子計算機(以下、ICカード対応電子手帳と呼
ぶ)59を含む。
以上のように、ICカード14のデータ書込みおよびデー
タ読出しを含むアクセス処理は、CPU部51制御およびIC
カード対応電子手帳59制御のいずれにおいても可能であ
る。
第4図の間取り図情報入力システム50において作成さ
れた後、ICカード14に記憶された間取り図と制御器3i制
御に関する情報に、このICカード14を介して前述した第
2図のHBC20にデータ転送される。次に、この間取り図
情報入力システム50における住戸内の間取り図と制御機
器3i制御に関する情報の作成と、この作成された情報の
ICカード14への書込み処理について詳細に説明する。
まず、第4図に示された間取り図情報入力システム50
において該HBSが採用される住戸内の間取り図を作成す
る。そのため、このシステム50には次のような機能が予
め準備される。まず、マウス57を用いてCRTディスプレ
イ55の表示画面を見ながら間取り図を作成するための作
画機能、間取り図を更新するための画像修正機能、ファ
イル処理機能、間取り図面を光学的に走査して読取るた
めのスキャナを制御するスキャナ制御機能などである。
これら準備された機能を用いて間取り図を作成した後、
設置される制御機器3i制御に関する情報を入力する。
以上のように画像読取部56の画像走査により読取られ
た住戸内の間取り図、またはマウス57を用いた作画機能
によりCRTディスプレイ55上で作成された間取り図に関
する情報はCPU部51に制御されて一旦メモリ部52に書込
まれて記憶される。
第5図は、前掲第4図に示される間取り図情報入力シ
ステム50における操作者による情報入力手順と、入力情
報の処理手順とを併せて示す概略処理フロー図である。
ここに図示される処理フローは、予めプログラムとして
メモリ部52に記憶されてCPU部51の制御に基づいて実行
される。
第6図(a)ないし(d)は、前掲第5図に示される
処理フロー実行時においてCPU部51の制御に基づいてメ
モリ部52から読出されるデータまたはメモリ部52に書込
まれるデータのデータ構造を示す概略図である。なお、
各データを構成するレコードは所定長の記憶領域であ
る。
第6図(a)には、該HBSが採用される住戸内のすべ
ての部屋名rjが登録される部屋名データRDのデータ構造
が示されている。図示されるように部屋名データRDはこ
のデータRDに登録されている部屋名rj(以下、j=1、
2、3、…、n)の数rcを記憶するための部屋名数レコ
ードHRDおよび各部屋名rjを記憶するための部屋名レコ
ードRDjを含む。
第6図(b)には、HBSに取り付け可能なすべての制
御機器3iの名前が登録される機器名データMDのデータ構
造が示されている。図示されるように、機器名データMD
はこのデータMDに登録されている機器名mjの数mcを記憶
するための機器名数レコードHMDおよび機器名mjを記憶
するための機器名レコードMDjを含む。なお、この機器
名データMDは予め間取り図情報入力システム50において
作成されてメモリ部52に記憶されるデータである。
第6図(c)には、該HBSが採用される住戸内に取付
けられているすべての制御機器3i制御に関する情報が登
録される機器データSDのデータ構造が示されている。図
示されるように、機器データSDはこのデータSDに登録さ
れている機器sjの数scを記憶するための機器数レコード
HSDおよび機器sjを記憶するための機器レコードSDjを含
む。
第6図(d)は、前掲第6図(c)に示された各機器
レコードSDjの構造を示す概略図であり、各機器レコー
ドSDjはさらにアイテムI1ないしI7を含む。アイテムI1
には機器sjを特定するために機器sjに予め割当てられた
機器コードc1が記憶され、続くアイテムI2には該機器sj
が取付けられる部屋コードc2が記憶される。この部屋コ
ードc2は前述した部屋名データRDに登録される部屋名rj
の中から該機器sjが取付けられる部屋名rjが特定されて
コード化されて記憶されたものである。さらにアイテム
I3には機器番号c3が記憶される。この機器番号c3は同じ
部屋、すなわち同一部屋コードc2に同一機器コードc1の
制御機器3iが2台以上設置される場合、同一部屋の同じ
制御機器3iを特定するために付される番号である。続く
アイテムI4およびI5にはアイテムI1に記憶された機器コ
ードc1に相当する制御機器3iが設置される住戸内の位置
がCRTディスプレイ55画面上の座標位置であるX座標c4
およびY座標c5として記憶されている。このX座標c4お
よびY座標c5はマウス57を用いてCRTディスプレイ55画
面上のポイントされ位置座標が読込まれて記憶される。
なお、このX座標c4およびY座標c5のポイントはマウス
57を用いる手段によらず、CRTディスプレイ55画面上に
設けられたタッチパネルを介した位置指定により読取る
ようにしてもよい。さらにアイテムI6には、アイテムI1
に記憶された機器コードc1の制御機器3iに対応して、予
め定められるSA(自己アドレス)値c6が記憶されるが、
制御機器3iの有する機能がコミュニケーション系(C
T)、ハウスキーピング系(HK)など異なる複数の系列
に属する場合は、このSA値c6も複数記憶される。このSA
値c6はHBC20がホームバス30を介してデータパケットを
送信する際に、送信先の制御機器3iを特定するために用
いられる。これに関する詳細については後述する。最後
のアイテムI7には、アイテムI1に記憶された機器コード
c1の制御機器3iについて実行可能な制御機能をコード化
して示すHBSコマンドが記憶される。
以上のように、第6図(b)の機器名データMDは予め
間取り図情報入力システム50により作成されてメモリ部
52に記憶されるデータであるが、その他の部屋名デーR
D、機器データSDは第5図に示される処理フローに基づ
くプログラム実行により作成されてメモリ部52に記憶さ
れるデータである。
次に、第5図の処理フローに基づいて、該HBSのバス
ライン30に接続される制御機器3iに関する情報を間取り
図情報入力システム50を用いて入力する手順と、入力さ
れた情報の処理について図面を参照して詳細に説明す
る。なお、第6図(b)の機器名データMDは予め作成さ
れてメモリ部52に記憶されていると想定する。また、該
HBSが採用されている住戸内においては、同じ部屋に同
一機器コードc1を有する制御機器3iが2台以上は設置さ
れていないと想定する。
まず、第5図のステップS10(図中ではS10と略す)
で、前述したような手順により該HBSが採用される住戸
内の間取り図が作成または読取られてメモリ部52に記憶
される。その後、ステップS20以降の処理の実行によっ
て該HBSに取付けられるすべての制御機器3i制御に関す
る情報、すなわち第6図(a)の部屋名データRDおよび
第6図(c)の機器データSDが作成されてメモリ部52に
記憶される。次に、この部屋名データRDおよび機器デー
タSDの作成手順について説明する。
ステップS20ないしS50の処理において、第6図(a)
の部屋名データRDが作成されてメモリ部52に記憶され
る。まず、ステップS20の処理において部屋名カウント
(後述する)に初期値(=0)が設定される。その後、
操作者のステップS30ないしS50のループ処理の繰返し実
行により該住戸内の全部屋名がキーボード54を介してキ
ー入力される。これに応答してCRU部51はこのキー入力
データを部屋名rjとして部屋名レコードRDjに逐次書込
んで記憶する。このループ処理の繰返し実行において
は、部屋名カウンタ(図入せず:CPU部51の一時記憶領域
に相当する)のカウント値が部屋名rj入力毎に初期値
(=0)からカウントアップされるので、部屋名rj入力
完了時における部屋名カウンタのカウント値が部屋名数
レコードHRDに書込まれて部屋名数rcとして記憶され
る。
次に、ステップS60ないしS120の処理において、第6
図(c)の機器データSDに含まれる機器コードc1、部屋
コードc2および機器番号c3が作成されてメモリ部52に記
憶される。つまり、ステップS60の処理においてCPU部51
は、機器数scをカウントするために機器カウンタ(図示
さず:CPU部51の一時記憶領域に相当する)に初期値(=
0)を設定する。その後、ステップS70ないしS120のル
ープ処理の繰返し実行により操作者によってキーボード
54を介して入力されたデータに基づいて機器レコードSD
jのアイテムI1およびI2に機器コードc1および部屋コー
ドc2が書込まれて記憶される。なお、前述したように同
一機器コードc1を有する制御機器3iが同一部屋には2台
以上設置されることはないのでアイテムI3の機器番号c3
には、“1"が予め初期値として設定されて記憶されてい
る。このコードc1およびc2の登録のためのデータ入力
時、ステップS70の処理においてCPU部51は、メモリ部52
より機器名データMDを読出してCRTディスプレイ部55に
機器名mjをコード変換して画面表示する。したがって操
作者はこの画面表示された機器名称を見て次のステップ
S80の処理において所望する機器を特定してキー入力で
きるので、CPU部51はこのキー入力された機器名mjを機
器コードc1に変換してアイテムI1に書込んで記憶する。
その後、次のステップS90の判別処理に移行して機器コ
ードc1入力完了か否かを判断する。この判断結果におい
て機器コードc1の入力完了であれば(操作者による入力
完了の旨のキー入力あり)、処理は後述するステップS1
40以降に分岐するが、入力完了でない間は次のステップ
S100以降の処理に分岐してステップS70ないしステップS
120のループ処理が繰返し実行される。さて、ステップS
100の処理においては、ステップS80による機器コードc1
入力に応答して機器カウンタがカウントアップされて機
器数scがインクリメントされる。その後、ステップS110
の処理においてCPU部51は、メモリ部52から部屋名デー
タRDを読出してCRTディスプレイ55に部屋名をデータ表
示するので、操作者はこの表示データを見て次のステッ
プS120の処理において前述のステップS80の処理でキー
入力した制御機器3iが設置されるべき部屋名をキー入力
する。これに応答してCPU部51は、キー入力された部屋
名rjに基づいて、これを部屋コードc2に変換し、アイテ
ムI2に書込んで記憶する。その後、処理は再度ステップ
S70に戻り以下同様にして処理が繰返し実行される。
以下のように、ステップS70ないしS120のループ処理
がステップS90の判別処理成立時まで繰返し実行され
て、機器カウンタの最終カウント値である機器数scと各
機器レコードSDjの機器コードc1、部屋コードc2および
機器番号c3が機器データSDの所定の記憶領域に書込まれ
てメモリ部52に記憶されることになる。
一方、前述のステップS90の判別処理成立時には、ス
テップS140以降の処理が実行されて、機器データSDの各
機器レコードSDjのアイテムI4ないしI7に所定のデータ
が書込まれて記憶される。
まず、ステップS140の処理において、CPU部51はメモ
リ部52より前述のステップS10で入力された間取り図に
関する画像データを読出してCRTディスプレイ55に画面
表示する。次のステップS150の処理においてCPU部51
は、メモリ部52をアクセスして読取った各機器レコード
SDjの機器コードc1と部屋コードc2とを、それぞれ相当
する機器名と部屋名とにデータ変換しながらCRTディス
プレイ55に画面表示する。したがってCRTディスプレイ5
5には、該HBSが採用される住戸内の間取り図と、設置さ
れる制御機器3iの名称と部屋名とが表示されて制御機器
3i配置のために必要とされる情報が同一画面上に表示さ
れた状態となる。操作者は、次のステップS160の処理に
おいてCRTディスプレイ55の画面に表示される制御機器3
i配置のための情報を参照しながら、マウス57を用いて
所望の制御機器3iを間取り図上のどの位置(どの部屋)
に設置するかを指定する。この、マウス57によるCRT画
面上のポイント位置はCPU部51により読取られて第6図
(d)の機器レコードSDjのアイテムI4およびI5にX座
標c4およびY座標c5として書込まれて記憶される。
次のステップS170の処理において、操作者は前述のス
テップS160の処理において指定し配置された制御機器3i
のSA値をキーボード54からキー入力するので、応じてCP
U部51はこれをSA値c6としてアイテムI6に書込んで記憶
する。
ところで、このSA値c6はHBS規格に準拠して定められ
た値であるため詳細な説明は省略するが、該HBSに接続
される各インターフェイスユニット2iに与えられる固有
の番号(アドレス)であり、HBC20からホームバス30を
介してデータパケットを送信する際の相手先端末装置1i
を特定するためのデータとして用いられる。
その後、次のステップS180の処理において、操作者は
前述のステップS160の処理において指定し配置された制
御機器3iの実行可能なHBSコマンドをキーボード54から
キー入力する。応じてCPU部51はキー入力されたコマン
ドをアイテムI7に書込んでコマンドc7を記憶する。
ここで、前述のコマンドc7の作成手順について詳細に
説明する。
第7図は、前掲第6図(d)のアイテムI7のデータ構
造の一例を示す概略図である。
図示されるようにアイテムI7は3バイト(8bit/バイ
ト)以上のデータ長からなり、第1バイト目には制御コ
マンドの組合せ方法に関するコマンド組合せデータD1が
記憶され、第2バイト目には予め定められる制御コマン
ドの組合せパターン(後述する)に関するコマンドパタ
ーンデータD2が記憶され、第3バイト目以降には制御コ
マンドの組合せ時に制御コマンドを修飾するために設け
られるコマンド修飾データD3が記憶される。
次に、第7図のコマンドパターンデータD2を決めるコ
マンドの組合せパターンについて説明する。
第8図(a)および(b)は、室内に設けられる空気
調和機(以下、エアコンと呼ぶ)を例示して、このエア
コンについて実行可能なコマンドの組合せパターンを示
す図である。第8図(a)はコマンド組合せの第1パタ
ーンを示し、第8図(b)は、コマンド組合せの第2パ
ターンを示している。なお、このコマンドの組合せパタ
ーンは予め本システム50およびHBC20において同じよう
に記憶されるデータである。この2つの組合せパターン
のいずれか一方の値、すななち“1"または“2"がアイテ
ムI7のコマンドパターンデータD2に書込まれて記憶され
る。
第8図(a)および(b)の第1パターンおよび第2
パターンにおいて、そのコマンドは、まずヘッダコード
HD,次に基本的な制御機能である電源のON/OFFコード、
その次にテーブルセレクタTS(後述する)を含み以降、
エアコンにおいて実行可能な制御機能である冷房、暖
房、ドライおよび空気清浄の各機能がコード化されて記
憶される。図示されるように、エアコンに付与されるヘ
ッドコードHDはHBSコマンドの規格に準拠して“5F"とな
っている。つまり、HBSコマンド規格に準拠すれば、HBS
コマンドは大きくシステム共通、通信機能に関するCT
系、ハウスキーピングに関するHK系、映像系等に関する
AVC系等に分類されており、これらはヘッダコードHDを
用いて分類される。したがって、ここで例示したエアコ
ンはHK系に属するので図示されるようにヘッダコードHD
(=“5F")を用いてエアコンが特定されることにな
る。
さて、HK系のコマンドは電源制御などのような各種制
御機器3iに共通の一般コマンドとエアコンなどの各機器
特有(除湿、暖房、冷房など)の複数のコマンド群とに
大別される。この複数のコマンド群はテーブルセレクタ
TSによって指定され、エアコンについては図示されるよ
うにテーブルセレクタTS(=“01")を用いてエアコン
特有のコマンド群を指定したことになっている。
このため、エアコンの制御コマンドに関するコマンド
パターン1および2における実際のコマンド列の割当て
は第8図(a)および(b)に示されるようになる。こ
こでは、説明を簡単にするためにヘッダコードHDやテー
ブルセレクタTSは1種類のみ示し、ヘッダコードHDおよ
びテーブルセレクタTSは、それ以降に続くコマンド列を
修飾するような役割をしている。
このように制御実行可能なコマンドを組合せたパター
ンを予め数種類準備しておき、各種制御機器3i(この場
合、エアコン)に対応したコマンドパターンの番号を第
7図のアイテムI7の2バイト目に書込んでコマンドパタ
ーンデータD2を設定することができる。さらに、コマン
ド組合せの効率化を図るために、アイテムI7の1バイト
目に次のような意味を持たせた0ないし3の値域を有す
るコマンド組合せデータD1を設定するものとする。
つまり、1バイト目が0であると実行可能なコマンド
は、2バイト目に設定されているコマンドパターンデー
タD2によって指定される組合せコマンドパターンで決め
られる。また、1バイト目が1であると実行可能なコマ
ンドは、2バイト目に設定されているコマンドパターン
データD2によって指定される組合せコマンドパターン
と、3バイト目以降に示されるコマンド修飾データD3と
によるコマンド列で決められる。また、1バイト目が2
であると実行可能なコマンドは、2バイト目に設定され
ているコマンドパターンデータD2によって指定される組
合せコマンドパターンから3バイト目以降に示されるコ
マンド修飾データD3によるコマンド列を除いたもので決
定される。さらに、1バイト目が3であると実行可能な
コマンドは、組合せコマンドパターンとはまったく関係
なく2バイト目以降に示されるコマンド列で決定され
る。
なお、コマンド組合せデータD1が指定する制御コマン
ドの組合せ方法に関する規則は、上述したような規則に
特定されるものではない。
以上のようにして、予め準備されたコマンドパターン
と予め定められたコマンドc7作成に関する手順に基づい
てキーボード54からキー入力されたデータは、CPU部51
によりステップS180の処理においてアイテムI7に書込ま
れて記憶される。これにより、機器レコードSDjのアイ
テムI1ないしI7すべての該当のデータが書込まれて記憶
されることになる。
その後、次のステップS190の判別処理において機器デ
ータSDに登録されるすべての機器レコードSDjについて
そのアイテムI1からI7に所定のデータの書込みが終了し
たか否かが判断される。この判断は、操作者による機器
レコードSDjに関するデータ作成終了の旨のキー入力の
有無に基づいて行なわれる。この判別処理において一連
のデータ作成は終了したと判断されると、この処理フロ
ーは終了するが、データ作成終了でない間、すなわちス
テップS190の判別処理が成立しない間はステップS140な
いしステップS190のループ処理が繰返し実行されて、機
器データSDに登録されるすべての機器レコードSDjのア
イテムI1からI7に所定のデータが書込まれて記憶され
る。
次に、上述した第5図の処理フローに基づいて、実際
にエアコンを間取り図面に配置し、その機器レコードSD
jに記憶されるデータがどの様に作成されるかについて
図面を参照して説明する。
第9図は、前掲第1図に示されるHBSが採用される住
戸の間取り図である。
第10図は、前掲第1図に示されるHBSに対応する部屋
名データRDの内容を示す図である。
第11図は、本発明の一実施例による機器名データMDの
内容を示す図である。
第12図は、前掲第9図に示される間取り図を画面表示
した図である。
第13図は、前掲第12図に配置されたエアコンの機器の
レコードSDjの内容を示す図である。
第14図は、前掲第13図の機器レコードSDjに基づいた
機能メニューの画面表示を表す図である。
第15図は、前掲第13図の機能メニューにおいて電源ON
が選択された場合に作成されるパケット40の内容を示す
概略図である。
いま、前掲第1図のHBSに従って第9図に示されるよ
うな間取り図が間取り図面情報入力システム50に記憶さ
れており、この間取り図において、同図上に示される部
屋名で各部屋を指定するものとすれば、間取り図情報入
力システム50において部屋名データRDは第10図のように
設定されて記憶されることになる。続いて該HBSに設置
される制御機器3iの指定であるが、間取り図情報入力シ
ステム50において機器名mjが第11図に示されるように予
めコード化されて機器名データMDとして記憶されている
と想定する。また第12図に示される間取り図の座標位置
に(X座標c4およびY座標c5)マウス57を用いてエアコ
ン設置位置を指定する。次に、このエアコンの、SA値c6
を82(16進)としてキー入力する。次に、コマンドc7を
前掲第8図(a)の第1パターンに空気清浄機能を除い
たコマンド列を指定する。以上のように、この機器sj、
すなわちエアコン制御に関するデータを入力した場合、
その機器レコードSDjには第13図のようにデータが設定
されることになる。
以上のようにして、間取り図情報入力システム50上で
作成されてメモリ部52に記憶された間取り図面および機
器データSDは、CPU部51によりメモリ部52から読出され
てカードインターフェイス部53を介していICカード14に
書込まれて記憶される。
なお、これらのデータ処理の実行するようなソフトウ
ェアを予めICカード14に記憶させておくことにより、電
子手帳59によって制御機器3iに関する情報内容の確認を
初めとして、データの更新が容易に行なえる環境を各家
庭、あるいは個人向けに提供することもできる。
その後、第3図に示されるHBC20のカード挿入口15を
介してHBS20にICカード14を挿入することによって、間
取り図面情報入力システム50において作成された設置制
御機器3iの機器データSDおよび間取り図面に関する情報
はHBS内にデータ転送されて取込まれる。つまり、HBC20
のCPU部22はカードインターフェイス部25を介してICカ
ード14に記載されたデータを読出し、メモリ部24にデー
タ転送する。これによって間取り図情報入力システム50
で作成された情報はHBSにデータ転送されたことにな
る。
その後、HBC20による制御機器3iに関する機器制御に
おいて、CPU部22はICカード14から与えられた間取り図
の画像情報をディスプレイ12または13上に画面表示する
とともに、機器データSDの各機器コードc1にて特定され
る各制御機器3iのアイコン機器データSDのXおよびY座
標c4およびc5で特定される画面上の座標位置に表示す
る。これによって、ディスプレイ12または13には前掲第
12図と同等の図面が表示されることになる。このとき、
操作者がディスプレイ12または13上に設けられたタッチ
パネルに触れると、その触れた位置を示すXおよびY座
標に最も近似されたX座標c4およびY座標c5を有する制
御機器3iが選択されたものとみなされる。このとき、複
数の制御機器3iがX座標c4およびY座標c5で特定される
間取り図面上の座標位置に近接して設置されているよう
な場合には、その座標部分をさらに拡大表示して再度タ
ッチパネルを用いて選択させるなどの処理を行なわせる
ようにしてもよい。
以上の操作によって、CPU部22が1つの制御機器3iが
選択指定されたことを認識すると、応じて指定された制
御機器3iの機器レコードSDjをメモリ部24から読出す。
この読出処理は、X座標c4およびY座標c5を探索キーに
してメモリ部24を探索し、該当の機器レコードSDjを読
出し、その後そのコマンド部c7を解読して、該制御機器
3iが実行可能な機能をディスプレイ12あるいは13にメニ
ュー表示する。このとき、操作者のタッチパネル操作に
より前掲第12図で示される食堂のエアコンが選択された
場合には、CPU部22はメモリ部24から前掲第13図に示さ
れる機器レコードSDjを読出して、ディスプレイ12また
は13に第14図のような制御機能のメニューを表示する。
このとき、第14図の表示メニューを見た操作者によっ
て、タッチパネルを介して電源ONの制御機能が指定され
たと想定すれば、応じてCPU部22はコマンドc7とSA値c6
とを用いて第15図に示されるようなHBコマンドを含むパ
ケット40を作成する。その後このパッケージ40をインタ
ーフェイス部21を介してホームバス30に送出して第1図
の食堂のエアコン307に与える。これにより、食堂のエ
アコン307はHBC20によって電源ONされて機器制御され
る。
なお、HBC20のCPU部22は挿入されたICカード14に記憶
されるデータを一旦、メモリ部24にデータ転送した後に
メモリ部24をアクセスすることによってデータ処理して
いるが、カードインターフェイス部25を介して直接にIC
カード14をアクセスしながらデータ処理するようにして
もよい。
ここで、第15図のHBSコマンドを含むパケット40につ
いて説明する。
このパケット40はCPU部22によって作成されバスイン
ターフェイス部21を介してホームバス30に送出され、自
己アドレスSA値、相手アドレスDA値、ヘッダコードHDお
よびオペレーションコードOPCを含む。このパケット40
の場合、自己アドレスSA値(=00)は該パケット送信元
であるHBC20を示しており、相手アドレスDA値(=82)
は該パケット送信先である食堂のエアコン307を制御す
るインターフェイスユニット207を示している。また、
ヘッダコードHD(=5F)は以下に続くオプレーションコ
ードOPC(=80)の属性がハウスキーピング(HK)系で
あることを示している。したがって、このパケット40が
HBC20からホームバス30に送出されると、第1図に示さ
れるように食堂のエアコン307を接続しているインター
フェイスユニット207によってパケット40の相手アドレ
スDA値(=82)が読取られて、応じて該パケット40が自
己宛に送信されたものであることが認識される。したが
って、この認識結果に応答して送信されたパケット40を
インターフェイスユニット207内部に取込みそのオペレ
ーションコードOPC(=80)を解読することによって、
エアコンン307の電源ONを制御することができる。
このように、制御機器3iの住戸内での取付位置、SA値
および実行可能な制御コマンドが記憶された制御機器デ
ータSDならびに間取り図面情報について、グラフィック
ディスプレイとタッチパネルを組合せたHBC20において
データ処理を行うことによって制御機器3iの制御信号を
含むパケット作成が可能となり、操作性に優れたHBSを
提供できる。
なお、設置された制御機器3iに関する情報は、この実
施例ではICカード14にてHBSに供給するようにしたが、
この情報供給用の外部記憶媒体はICカード14に特定され
ず、たとえばフレキシブルディスクであってもよい。さ
らに、これらの情報を電話回線26などの通信回線を介し
てHBSにデータ通信によって供給し、そのデータの変更
修正を電子手帳59を介さず、HBC20において直接行なう
ようにしてもよい。
以上の説明で明らかなように、本発明の一実施例によ
るHBSは家庭内情報伝送路であるホームバス30に接続さ
れている種々の制御機器3iを制御するHBC20に、住戸内
の間取り図と設置されている制御機器3iとの情報を与え
グラフィックディスプレイ上に間取り図と機器を表示し
て、操作者にタッチパネルを用いた入力を行なわせるこ
とによって、機器選択が容易に行なえる環境を提供する
ことができる。また、機器データSDのコマンドc7を利用
すれば実行可能な機能のみをメニュー表示することがで
きるので、操作者に対して操作の誤解や無駄をなくすこ
とが可能なHBSを提供できる。
また、電子手帳59を用いて設置制御機器3iに関するデ
ータを任意に更新可能とすることにより、制御機器3iの
追加、削除および機種変更が容易に行なえるので、シス
テムの柔軟性を確保し、さらに各家庭内における制御機
器3iの購入および買替えなどにも柔軟に対応できる。
また、設置される制御機器3iの制御用のコマンドを上
述したように予めパターン化して数種類準備することに
より、ICカード14などの限られたメモリ容量の効率的な
利用を図ることも可能となる。
[発明の効果] 本発明によれば、予め記憶手段に記憶された図面情報
と機能情報とを表示手段によって表示することにより、
オペレータに対して所望の端末装置について所望する機
能を指定する作業を容易にかつ確実に行わせることがで
きる。また、オペレータによって指定された所望の端末
装置について所望される機能を実行するための機能情報
の作成が確実に行われるので、この作成された機能情報
を用いれば所望された端末装置に所望された機能を確実
に行わせるよう制御することが容易となる。
さらに、指定手段により指定された間取り図上の位置
を前記表示手段に拡大表示することにより、複数の端末
装置が間取り図上の位置に近接して設定されている場合
に、端末装置の選択を容易かつ確実に行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例によるHBSのシステム構成
を示す概略図である。第2図は、第1図に示されるHBC
の機能構成を示す概略図である。第3図は第1図に示さ
れるHBCの外観図である。第4図は、本発明の一実施例
による間取り図情報入力システムのシステム構成を示す
概略図である。第5図は、第4図に示される間取り図情
報入力システムにおける情報入力手順と入力情報の処理
手順とを併せて示す概略処理フロー図である。第6図
(a)ないし(d)は、第5図に示される処理フロー実
行時においてCPU部の制御に基づいてメモリ部から読出
されるまたはメモリ部に書込まれるデータのデータ構造
を示す概略図である。第7図は、第6図(d)のコマン
ドを含むアイテムのデータ構造の一例を示す概略図であ
る。第8図(a)および(b)は、室内に設置される空
気調和機を一例とした実行可能なコマンドの組合せパタ
ーンを示す図である。第9図は、第1図に示されるHBS
が採用される住戸の間取り図である。第10図は、第1図
に示されるHBSに対応する部屋名データの内容を示す図
である。第11図は、本発明の一実施例による機器名デー
タの内容を示す図である。第12図は、第9図に示される
間取り図を画面表示した図である。第13図は、第12図に
おいて設置されたエアコンの機器レコードの内容を示す
図である。第14図は、第13図の機器レコードに基づいた
機能メニューの画面表示を表す図である。第15図は、第
13図の機能メニューにおいて電源ONが選択された場合に
作成されるパケットの内容を示す概略図である。第16図
は、従来のHBSにおける制御指示方法の第1例を説明す
るための概略図である。第17図は、従来のHBSにおける
制御指示方法の第2例を説明するための概略図である。
第18図は、従来のHBSにおける制御指示方法の第3例を
説明するための概略図である。 図において1iは端末装置、20はホームバスコントローラ
(HBC)、26は電話回線、30はホームバス、2iはインタ
ーフェイスユニット、3iは制御機器、50は間取り図情報
入力システム、RDは部屋名データ、MDは機器名データ、
SDは機器データ、SAは自己アドレス値、DAは相手アドレ
ス値、HDはヘッダコード、TSはテーブルセレクタ、OPC
はオペレーションコードおよび40はパケットを示す。 なお、各図中、同一符号は同一または相当部分を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−320673(JP,A) 特開 平2−123893(JP,A) 特開 昭64−54995(JP,A) 特開 昭63−198443(JP,A) 特開 平2−284595(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の端末装置と前記端末装置を制御する
    コントローラとが同一通信回線を介して接続される通信
    制御システムにおいて、 複数部屋の配置を表す間取り図に、前記各部屋内におけ
    る前記端末装置の配置をそれぞれ示すようにした図面情
    報と、前記複数端末装置のそれぞれに固有の実行可能な
    機能情報とを予め記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶された前記図面情報および機能情報
    を読み出して表示する表示手段と、 前記表示手段により表示された前記図面情報および機能
    情報に基いて、所望の端末装置の前記間取り図上の位置
    と、当該端末装置の所望する機能とを指定するための指
    定手段と、 前記指定手段よる指定に応答して、前記所望端末装置の
    前記所望機能を制御する機能情報を作成する機能情報作
    成手段と、 前記機能情報作成手段によって作成された機能情報を前
    記通信回線を介して前記所望端末装置に送信する送信手
    段とを備え、 前記指定手段による指定に応答して、前記指定手段によ
    り指定された前記間取り図上の位置を前記表示手段に拡
    大表示することを特徴とする通信制御システム。
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