JP2776432B2 - ＮＯｘとＣＯの発生を抑制しながら行う熱交換方法及び装置 - Google Patents
ＮＯｘとＣＯの発生を抑制しながら行う熱交換方法及び装置Info
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- JP2776432B2 JP2776432B2 JP5306808A JP30680893A JP2776432B2 JP 2776432 B2 JP2776432 B2 JP 2776432B2 JP 5306808 A JP5306808 A JP 5306808A JP 30680893 A JP30680893 A JP 30680893A JP 2776432 B2 JP2776432 B2 JP 2776432B2
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- Japan
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- heat exchange
- gas
- downstream
- cold
- air
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はＮＯxとＣＯの発生を抑
制しながら行なう熱交換方法及び装置に関するものであ
る。
制しながら行なう熱交換方法及び装置に関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】従来、バーナ直近に冷物体を設置して火
炎温度を抑制する燃焼方法は、ガスと空気をあらかじめ
混合する予混合バーナを使用することに限られていた。
これは、熱交換部内では空間に限りがあるため、混合し
ながら完全燃焼させることができないからである。予混
合バーナを使用すると、予混合装置が必要となる上、逆
火の危険があるというマイナス面が露呈する。
炎温度を抑制する燃焼方法は、ガスと空気をあらかじめ
混合する予混合バーナを使用することに限られていた。
これは、熱交換部内では空間に限りがあるため、混合し
ながら完全燃焼させることができないからである。予混
合バーナを使用すると、予混合装置が必要となる上、逆
火の危険があるというマイナス面が露呈する。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】冷物体を使用した熱交
換方法に於いて、ガスと空気を直接熱交換部に導入して
燃焼させ、予混合装置を必要とせず、且つ逆火のない燃
焼方法及び装置を提供することが要求されている。
換方法に於いて、ガスと空気を直接熱交換部に導入して
燃焼させ、予混合装置を必要とせず、且つ逆火のない燃
焼方法及び装置を提供することが要求されている。
【０００４】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明は、ガスと空気を先端部から別々に噴出させ
るガス空気噴出器の前記先端部下流側直近に冷却用流体
を流すようにした冷物体を設置し、該冷物体の下流側で
ブラフボディー効果により混合させながら抜熱燃焼させ
て火炎温度を１５００℃以下に抑制させた後、１０００
℃以上、１／１０００秒以上の滞留時間に設定され、且
つ冷物体により囲まれた高負荷燃焼室に導いて、ＣＯの
完全酸化反応を実行しつつ、その後の熱交換部と共に熱
交換を行うようにしたことを特徴とするものである。
に、本発明は、ガスと空気を先端部から別々に噴出させ
るガス空気噴出器の前記先端部下流側直近に冷却用流体
を流すようにした冷物体を設置し、該冷物体の下流側で
ブラフボディー効果により混合させながら抜熱燃焼させ
て火炎温度を１５００℃以下に抑制させた後、１０００
℃以上、１／１０００秒以上の滞留時間に設定され、且
つ冷物体により囲まれた高負荷燃焼室に導いて、ＣＯの
完全酸化反応を実行しつつ、その後の熱交換部と共に熱
交換を行うようにしたことを特徴とするものである。
【０００５】また、本発明は、ガスノズルと空気ノズル
を先端部に有するガス空気噴出器の下流側の前記先端部
の下流側直近に冷却用流体を流すようにした冷物体を位
置させ、該冷物体の下流側に高負荷燃焼室を位置させ、
該高負荷燃焼室の下流側に熱交換部を位置させたことを
特徴とするものである。
を先端部に有するガス空気噴出器の下流側の前記先端部
の下流側直近に冷却用流体を流すようにした冷物体を位
置させ、該冷物体の下流側に高負荷燃焼室を位置させ、
該高負荷燃焼室の下流側に熱交換部を位置させたことを
特徴とするものである。
【０００６】
【作用】ガス空気噴出器の先端部から両気体が熱交換器
内に噴出すると、前記先端部の直近に位置する冷物体の
下流側に於いて、図中矢印で示す通り、ブラフボディー
効果により無数の小渦流が形成される。このブラフボデ
ィー効果により、ガスと空気の混合が促進され、同時に
これが着火源となって安定した燃焼が良好に進行する。
かかる燃焼は、同時に冷物体による抜熱されながらの燃
焼であるため、発生する火炎温度を１５００℃以下に抑
制することができる。次に発生した燃焼ガスは、１００
０℃以上、１／１０００秒以上の滞留時間に設定された
高負荷燃焼室に導いてＣＯの完全酸化反応を実行しつ
つ、その後の熱交換部と共に熱交換を行なった後、排気
される。
内に噴出すると、前記先端部の直近に位置する冷物体の
下流側に於いて、図中矢印で示す通り、ブラフボディー
効果により無数の小渦流が形成される。このブラフボデ
ィー効果により、ガスと空気の混合が促進され、同時に
これが着火源となって安定した燃焼が良好に進行する。
かかる燃焼は、同時に冷物体による抜熱されながらの燃
焼であるため、発生する火炎温度を１５００℃以下に抑
制することができる。次に発生した燃焼ガスは、１００
０℃以上、１／１０００秒以上の滞留時間に設定された
高負荷燃焼室に導いてＣＯの完全酸化反応を実行しつ
つ、その後の熱交換部と共に熱交換を行なった後、排気
される。
【０００７】
【実施例】図１および図２に於いて、符号１は熱交換装
置本体であり、２は、この熱交換装置本体１の一側に設
置したガス空気噴出器である。このガス空気噴出器２の
先端部にはガスノズル３と空気ノズル４とを有してい
る。かかるガス空気噴出器２の先端部直近にはブラフボ
ディー効果を生じる冷物体５を設置する。かかる冷物体
５の下流側には１０００℃以上、１／１０００秒以上の
滞留時間に設定され冷物体５に囲まれた高負荷燃焼室６
を構成し、この高負荷燃焼室６の下流側に熱交換部７を
構成する。冷物体５及び熱交換部を流通する流体は、気
体、液体等自由に選択することができる。
置本体であり、２は、この熱交換装置本体１の一側に設
置したガス空気噴出器である。このガス空気噴出器２の
先端部にはガスノズル３と空気ノズル４とを有してい
る。かかるガス空気噴出器２の先端部直近にはブラフボ
ディー効果を生じる冷物体５を設置する。かかる冷物体
５の下流側には１０００℃以上、１／１０００秒以上の
滞留時間に設定され冷物体５に囲まれた高負荷燃焼室６
を構成し、この高負荷燃焼室６の下流側に熱交換部７を
構成する。冷物体５及び熱交換部を流通する流体は、気
体、液体等自由に選択することができる。
【０００８】しかして、ガスノズル３と空気ノズル４か
らガスと空気が噴出すると、ガス空気噴出器２の先端部
の直近に位置する冷物体５の下流側に於いて、図中矢印
で示す通り、ブラフボディー効果により無数の小渦流が
形成される。この小渦流によりガスと空気は巻き込まれ
て混合が良好に行なわれて、且つその部分が着火源とな
って安定した燃焼が持続する。かかる燃焼は、同時に冷
物体５による抜熱されながらの燃焼であるため、発生す
る火炎温度を１５００℃以下に抑制することができる。
発生した燃焼ガスは、１０００℃以上、１／１０００秒
以上の滞留時間に設定された高負荷燃焼室６に導いてＣ
Ｏの完全酸化反応を実行しつつ、その後の熱交換部７と
共に熱交換を行なった後、排気される。図３は、ＣＯの
排出特性を示す説明図であり、図４は、ＮＯｘの排出特
性を示す説明図である。図３および図４からＣＯとＮＯ
ｘの発生が充分に抑制されていることが理解できる。
らガスと空気が噴出すると、ガス空気噴出器２の先端部
の直近に位置する冷物体５の下流側に於いて、図中矢印
で示す通り、ブラフボディー効果により無数の小渦流が
形成される。この小渦流によりガスと空気は巻き込まれ
て混合が良好に行なわれて、且つその部分が着火源とな
って安定した燃焼が持続する。かかる燃焼は、同時に冷
物体５による抜熱されながらの燃焼であるため、発生す
る火炎温度を１５００℃以下に抑制することができる。
発生した燃焼ガスは、１０００℃以上、１／１０００秒
以上の滞留時間に設定された高負荷燃焼室６に導いてＣ
Ｏの完全酸化反応を実行しつつ、その後の熱交換部７と
共に熱交換を行なった後、排気される。図３は、ＣＯの
排出特性を示す説明図であり、図４は、ＮＯｘの排出特
性を示す説明図である。図３および図４からＣＯとＮＯ
ｘの発生が充分に抑制されていることが理解できる。
【０００９】
【発明の効果】本発明は以上の通りであるので、予混合
バーナを使用することなく、従って逆火の危険を避ける
ことができるだけでなく、予混合設備を不要とすること
ができ、しかも低ＮＯxとＣＯの排出もほとんどない熱
交換方法及び装置を提供することができる。加えて、本
発明は良好な混合、良好な着火源が熱交換装置本体内に
形成されるので、ガス空気噴出器と冷物体とを極端に接
近させることができて、装置のコンパクト化を達成する
ことができる上、円滑な高負荷燃焼が達成できる等々の
利点がある。
バーナを使用することなく、従って逆火の危険を避ける
ことができるだけでなく、予混合設備を不要とすること
ができ、しかも低ＮＯxとＣＯの排出もほとんどない熱
交換方法及び装置を提供することができる。加えて、本
発明は良好な混合、良好な着火源が熱交換装置本体内に
形成されるので、ガス空気噴出器と冷物体とを極端に接
近させることができて、装置のコンパクト化を達成する
ことができる上、円滑な高負荷燃焼が達成できる等々の
利点がある。
【００１０】
【図１】本発明の横断的説明図である。
【図２】本発明の他の実施例の横断的説明図である。
【図３】本発明のＣＯの排出特性を表わす説明図であ
る。
る。
【図４】本発明のＮＯｘの排出特性を表わす説明図であ
る。
る。
１ 熱交換装置本体 ２ ガス空気噴出器 ３ ガスノズル ４ 空気ノズル ５ 冷物体 ６ 高負荷燃焼室 ７ 熱交換部
Claims (2)
- 【請求項１】 ガスと空気を先端部から別々に噴出さ
せるガス空気噴出器の前記先端部下流側直近に冷却用流
体を流すようにした冷物体を設置し、該冷物体の下流側
でブラフボディー効果により混合させながら抜熱燃焼さ
せて火炎温度を１５００℃以下に抑制させた後、１００
０℃以上、１／１０００秒以上の滞留時間に設定され、
且つ冷物体により囲まれた高負荷燃焼室に導いて、ＣＯ
の完全酸化反応を実行しつつ、その後の熱交換部と共に
熱交換を行うようにしたことを特徴とするＮＯｘとＣＯ
の発生を抑制しながら行う熱交換方法。 - 【請求項２】 ガスノズルと空気ノズルを先端部に有
するガス空気噴出器の下流側の前記先端部の下流側直近
に冷却用流体を流すようにした冷物体を位置させ、該冷
物体の下流側に高負荷燃焼室を位置させ、該高負荷燃焼
室の下流側に熱交換部を位置させたことを特徴とするＮ
ＯｘとＣＯの発生を抑制しながら行う熱交換装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5306808A JP2776432B2 (ja) | 1993-12-07 | 1993-12-07 | ＮＯｘとＣＯの発生を抑制しながら行う熱交換方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5306808A JP2776432B2 (ja) | 1993-12-07 | 1993-12-07 | ＮＯｘとＣＯの発生を抑制しながら行う熱交換方法及び装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07158816A JPH07158816A (ja) | 1995-06-20 |
| JP2776432B2 true JP2776432B2 (ja) | 1998-07-16 |
Family
ID=17961516
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5306808A Expired - Lifetime JP2776432B2 (ja) | 1993-12-07 | 1993-12-07 | ＮＯｘとＣＯの発生を抑制しながら行う熱交換方法及び装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2776432B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2533804Y2 (ja) * | 1990-04-26 | 1997-04-23 | 株式会社ガスター | 燃焼装置 |
| JP2673640B2 (ja) * | 1991-09-04 | 1997-11-05 | リンナイ株式会社 | 給湯機の燃焼制御方法 |
-
1993
- 1993-12-07 JP JP5306808A patent/JP2776432B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH07158816A (ja) | 1995-06-20 |
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