JP2775962B2 - 粗紡機用フライヤ - Google Patents
粗紡機用フライヤInfo
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- JP2775962B2 JP2775962B2 JP5283790A JP5283790A JP2775962B2 JP 2775962 B2 JP2775962 B2 JP 2775962B2 JP 5283790 A JP5283790 A JP 5283790A JP 5283790 A JP5283790 A JP 5283790A JP 2775962 B2 JP2775962 B2 JP 2775962B2
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- JP
- Japan
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- flyer
- roving
- presser
- roving machine
- coil
- Prior art date
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- Spinning Or Twisting Of Yarns (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は粗紡機用フライヤに関するものである。
従来の技術 従来、フライヤ式粗紡機においては、巻取張力測定の
ための検出部を牽伸装置のフロントローラとフライヤ間
に設け、そのフロントローラとフライヤ間の粗糸の張力
変化を検出して、フライヤ式粗紡機の巻取張力の変化に
対応させている（例えば、特公昭56−25525号公報およ
び特開昭62−8979号公報参照。）。
ための検出部を牽伸装置のフロントローラとフライヤ間
に設け、そのフロントローラとフライヤ間の粗糸の張力
変化を検出して、フライヤ式粗紡機の巻取張力の変化に
対応させている（例えば、特公昭56−25525号公報およ
び特開昭62−8979号公報参照。）。
発明が解決しようとする課題 牽伸装置のフロントローラからフライヤキャップに入
った粗糸がボビンに巻取られるまでには、キャップ、レ
ッグ、プレッサなどのフライヤの各部分と接触し、それ
らとの間には相当の摩擦があるので、従来のフロントロ
ーラとフライヤ間に検出部を設けた巻取張力の測定で
は、満足すべき一様な結果が得られないという問題点が
あった。
った粗糸がボビンに巻取られるまでには、キャップ、レ
ッグ、プレッサなどのフライヤの各部分と接触し、それ
らとの間には相当の摩擦があるので、従来のフロントロ
ーラとフライヤ間に検出部を設けた巻取張力の測定で
は、満足すべき一様な結果が得られないという問題点が
あった。
この発明は、このような問題点を解消するためになさ
れたもので、ボビンに巻かれる粗糸の実際の巻取張力を
直接的に検出することのできる粗紡機用フライヤを提供
することを目的としている。
れたもので、ボビンに巻かれる粗糸の実際の巻取張力を
直接的に検出することのできる粗紡機用フライヤを提供
することを目的としている。
課題を解決するための手段 上記目的を達成するために、この発明は、張力検出素
子がプレッサに取り付けられた粗紡機用フライヤを提供
するものである。
子がプレッサに取り付けられた粗紡機用フライヤを提供
するものである。
なお、この張力検出素子は歪抵抗素子あるいは圧電素
子が適しており、圧電素子の場合には、プレッサの粗糸
通路に設ければよい。
子が適しており、圧電素子の場合には、プレッサの粗糸
通路に設ければよい。
作 用 プレッサに巻きつけられて通過する粗糸によってプレ
ッサに加えられる力を直接検出するので、ボビンに巻取
られる粗糸の巻取張力を直接に測定することができ、測
定の精度を大巾に向上させることができる。
ッサに加えられる力を直接検出するので、ボビンに巻取
られる粗糸の巻取張力を直接に測定することができ、測
定の精度を大巾に向上させることができる。
実施例 第１図は、この発明の粗紡機用フライヤを適用した粗
紡機の要部を示し、牽伸装置（図示しない）からの粗糸
Ｒは、従来の粗紡機と同じように、フライヤ１のキャッ
プ2aに導かれ、レッグ1aを通り、プレッサ３に数回巻か
れてしごかれながらボビンＢに巻かれる。フライヤ１と
ボビンＢとはそれぞれの駆動系で駆動され、ボビンＢの
回転速度が速い、いわゆるボビンリードによって粗糸は
巻かれている。フライヤのスピンドル部２には円板９が
固着され、この円板９内にはアーム３の歪抵抗素子７
（第２図）と接続してウィーン・ブリツジ構成され、歪
抵抗素子７の抵抗の変化が周波数の変化として表わさ
れ、この信号がコイル11によって取り出されて粗紡機の
変速装置ＳのモータＭの制御器Ｃに入力されている。変
速装置ＳによってボビンＢの回転速度が変更され、所望
の篠巻が形成されるものである。
紡機の要部を示し、牽伸装置（図示しない）からの粗糸
Ｒは、従来の粗紡機と同じように、フライヤ１のキャッ
プ2aに導かれ、レッグ1aを通り、プレッサ３に数回巻か
れてしごかれながらボビンＢに巻かれる。フライヤ１と
ボビンＢとはそれぞれの駆動系で駆動され、ボビンＢの
回転速度が速い、いわゆるボビンリードによって粗糸は
巻かれている。フライヤのスピンドル部２には円板９が
固着され、この円板９内にはアーム３の歪抵抗素子７
（第２図）と接続してウィーン・ブリツジ構成され、歪
抵抗素子７の抵抗の変化が周波数の変化として表わさ
れ、この信号がコイル11によって取り出されて粗紡機の
変速装置ＳのモータＭの制御器Ｃに入力されている。変
速装置ＳによってボビンＢの回転速度が変更され、所望
の篠巻が形成されるものである。
第２図には、この発明のフライヤが示され、プレッサ
３の腕部には、粗糸の進行により最も応力を受ける部位
に歪抵抗素子７が貼着されている。なお、４はプレッサ
３の支持部である。歪抵抗素子７には、歪抵抗素子とし
て通常知られている電気抵抗線歪ゲージまたは半導体変
換素子を用いることができる。
３の腕部には、粗糸の進行により最も応力を受ける部位
に歪抵抗素子７が貼着されている。なお、４はプレッサ
３の支持部である。歪抵抗素子７には、歪抵抗素子とし
て通常知られている電気抵抗線歪ゲージまたは半導体変
換素子を用いることができる。
第３図に示される円板９には、ウィーン・ブリツジの
コイル部10,10′が示されている。ウイーン・ブリッジ
は第４図に示され、コイル11,12がコイル部10′,10のコ
イルに対応している。
コイル部10,10′が示されている。ウイーン・ブリッジ
は第４図に示され、コイル11,12がコイル部10′,10のコ
イルに対応している。
知られているように、ブリッジの平衡条件は、C3/C4
＝R2/R1−R4/R3および であり、Ｒの変化を容易に取り出すことができる。な
お、R3,R4がプレッサ３に取り付けられた歪抵抗素子７
の抵抗である。
＝R2/R1−R4/R3および であり、Ｒの変化を容易に取り出すことができる。な
お、R3,R4がプレッサ３に取り付けられた歪抵抗素子７
の抵抗である。
今、圧力設定器15で圧力に相当する高周波の周波数を
発振すると、この周波数はコイルL1に通電され、円板９
のウィーン・ブリッジのコイル11に電圧を誘起する。も
し、内部の定数で定まる周波数が加えた周波数と一致し
ていると、コイル12に発生する周波数は加えたものと同
一となり、外部コイルL2に取り出すことができる。増幅
器12で増幅後、電気的に90゜ずれているのを位相シフト
アンプ13で戻し、加えた周波数と比較する。もし、周波
数がずれているときは、11に発生する周波数がずれるた
め、そのずれを印加周波数と比較すれば、ずれの進み遅
れ、大きさが分り、すなわち、圧力の強い弱いの判断が
でき、制御器Ｃの検出部14へ入力できる。
発振すると、この周波数はコイルL1に通電され、円板９
のウィーン・ブリッジのコイル11に電圧を誘起する。も
し、内部の定数で定まる周波数が加えた周波数と一致し
ていると、コイル12に発生する周波数は加えたものと同
一となり、外部コイルL2に取り出すことができる。増幅
器12で増幅後、電気的に90゜ずれているのを位相シフト
アンプ13で戻し、加えた周波数と比較する。もし、周波
数がずれているときは、11に発生する周波数がずれるた
め、そのずれを印加周波数と比較すれば、ずれの進み遅
れ、大きさが分り、すなわち、圧力の強い弱いの判断が
でき、制御器Ｃの検出部14へ入力できる。
この検出部14からの信号により変速装置のモータＭを
制御すると、巻かれた粗糸に不正ドラフトがなく、設計
通りに粗糸の巻かれた篠巻を得ることができる。
制御すると、巻かれた粗糸に不正ドラフトがなく、設計
通りに粗糸の巻かれた篠巻を得ることができる。
第６図は、張力検出素子として圧電素子８を用いた例
である。圧電素子８はプレッサ３の羽子板部５のいわゆ
るプレッサアイ６を構成する部分に接着され、樹脂コー
ティングされている。
である。圧電素子８はプレッサ３の羽子板部５のいわゆ
るプレッサアイ６を構成する部分に接着され、樹脂コー
ティングされている。
なお、以上の例はいずれも非接触で張力検出素子から
信号を取り出すものであるが、スピンドル部２へ直接、
または円板９のような金属製の回転体をフライヤ（スピ
ンドル部など）に取り付けて、刷子を用いて信号を取り
出すようにすることができ、この場合にも巻取張力を精
度よく測定することができる。
信号を取り出すものであるが、スピンドル部２へ直接、
または円板９のような金属製の回転体をフライヤ（スピ
ンドル部など）に取り付けて、刷子を用いて信号を取り
出すようにすることができ、この場合にも巻取張力を精
度よく測定することができる。
発明の効果 この発明によれば、巻取られる粗糸によって直接プレ
ッサに加えられる力を検出することができるので、実際
の巻取張力をきわめて精度よく測定することができる。
ッサに加えられる力を検出することができるので、実際
の巻取張力をきわめて精度よく測定することができる。
第１図はこの発明の粗紡機用フライヤを適用した粗紡機
の要部斜視図、第２図はこの発明の実施例を示す粗紡機
用フライヤの正面図、第３図は第２図の粗紡機用フライ
ヤの円板の平面図、第４図は同じく粗紡機用フライヤの
回路図、第５図は第１図の粗紡機における巻取張力測定
のための回路図、第６図は第２図の実施例とは異なる実
施例の要部平面図である。 １……粗紡機用フライヤ、1a……レッグ、２……スピン
ドル部、2a……キャップ、３……プレッサ、５……羽子
板部、６……プレッサアイ、７……歪抵抗素子、８……
圧電素子、９……円板、10,10′……コイル、Ｂ……ボ
ビン、Ｃ……制御器、Ｆ……フロントローラ、Ｍ……モ
ータ、Ｒ……粗糸、Ｓ……変速装置
の要部斜視図、第２図はこの発明の実施例を示す粗紡機
用フライヤの正面図、第３図は第２図の粗紡機用フライ
ヤの円板の平面図、第４図は同じく粗紡機用フライヤの
回路図、第５図は第１図の粗紡機における巻取張力測定
のための回路図、第６図は第２図の実施例とは異なる実
施例の要部平面図である。 １……粗紡機用フライヤ、1a……レッグ、２……スピン
ドル部、2a……キャップ、３……プレッサ、５……羽子
板部、６……プレッサアイ、７……歪抵抗素子、８……
圧電素子、９……円板、10,10′……コイル、Ｂ……ボ
ビン、Ｃ……制御器、Ｆ……フロントローラ、Ｍ……モ
ータ、Ｒ……粗糸、Ｓ……変速装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) D01H 7/32 D01H 13/10 D01H 13/16 B65H 59/38
Claims (3)
- 【請求項１】張力検出素子がプレッサに取り付けられた
粗紡機用フライヤ。 - 【請求項２】前記張力検出素子が歪抵抗素子からなるこ
とを特徴とする請求項（１）記載の粗紡機用フライヤ。 - 【請求項３】前記張力検出素子が圧電素子からなり、前
記プレッサの粗糸通路に取り付けられたことを特徴とす
る請求項（１）記載の粗紡機用フライヤ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5283790A JP2775962B2 (ja) | 1990-03-06 | 1990-03-06 | 粗紡機用フライヤ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5283790A JP2775962B2 (ja) | 1990-03-06 | 1990-03-06 | 粗紡機用フライヤ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03260124A JPH03260124A (ja) | 1991-11-20 |
| JP2775962B2 true JP2775962B2 (ja) | 1998-07-16 |
Family
ID=12925963
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5283790A Expired - Fee Related JP2775962B2 (ja) | 1990-03-06 | 1990-03-06 | 粗紡機用フライヤ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2775962B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN107829181B (zh) * | 2017-11-08 | 2023-05-12 | 宜昌经纬纺机有限公司 | 一种电动张力器、捻线机及张力控制方法 |
-
1990
- 1990-03-06 JP JP5283790A patent/JP2775962B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03260124A (ja) | 1991-11-20 |
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Legal Events
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