JP2775141B2 - スクリュープレス式固液分離装置 - Google Patents

スクリュープレス式固液分離装置

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JP2775141B2
JP2775141B2 JP6172388A JP17238894A JP2775141B2 JP 2775141 B2 JP2775141 B2 JP 2775141B2 JP 6172388 A JP6172388 A JP 6172388A JP 17238894 A JP17238894 A JP 17238894A JP 2775141 B2 JP2775141 B2 JP 2775141B2
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screw press
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screw
liquid
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幸雄 太田
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JUWA KOGYO KIKAI KK
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    • B30PRESSES
    • B30BPRESSES IN GENERAL
    • B30B9/00Presses specially adapted for particular purposes
    • B30B9/02Presses specially adapted for particular purposes for squeezing-out liquid from liquid-containing material, e.g. juice from fruits, oil from oil-containing material
    • B30B9/26Permeable casings or strainers
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B30PRESSES
    • B30BPRESSES IN GENERAL
    • B30B9/00Presses specially adapted for particular purposes
    • B30B9/02Presses specially adapted for particular purposes for squeezing-out liquid from liquid-containing material, e.g. juice from fruits, oil from oil-containing material
    • B30B9/12Presses specially adapted for particular purposes for squeezing-out liquid from liquid-containing material, e.g. juice from fruits, oil from oil-containing material using pressing worms or screws co-operating with a permeable casing

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Filtration Of Liquid (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、産業廃水やし尿等の被
処理物の処理において使用され、夾雑物の混在する被処
理物から液状物を除去すると共に、残った夾雑物を圧搾
処理するためのスクリュープレス式固液分離装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来の、この種のスクリュープレス式固
液分離装置としては、例えば、実公昭51−8547号
公報に示すようなものがあり、その概略構成を図16に
示す。この図16において、1はスクリュープレス、2
は、スクリュープレス1のスクリュー軸、3は、スクリ
ュープレス1のプレス筒体である。4は、スクリュープ
レス1を横架して保持した外装容器であり、この外装容
器4及びスクリュープレス1のプレス筒体2は、それら
の軸心線を若干傾斜させてベース5に固定されている。
【0003】また、6は、外装容器4内に回転自在に支
持されたドラムスクリーンであり、円筒状のスクリーン
体7と、その両端の側面板8,9とからなっている。ス
クリーン体7は、軸心線方向に所定間隔あけて多数個配
列されたスクリーンリングと、これらスクリーンリング
を軸心線方向に連結する連結ロッドとを有している。1
0はスクリーン駆動用スプロケット、11はスクリュー
軸駆動用スプロケットであり、図示しないが、各スプロ
ケット10,11はチェーンを介してモータに個別に連
結されていて、個別に回転駆動可能に構成されている。
【0004】更に、12は、プレス筒体3と同心をなす
ように設けた外筒であり、この外筒12の側面に被処理
物をドラムスクリーン6内に供給するための供給口13
が設けられている。14は、プレス筒体3に設けた投入
口であり、15は、ドラムスクリーン6内の夾雑物を掻
上げて投入口14に投入するための掻上げ羽根である。
【0005】かくして、供給口13から被処理物を供給
すると、被処理物は外筒12の内面を伝わってドラムス
クリーン6内に流入し、僅かに傾斜しているドラムスク
リーン6の内面に沿って、下方である掻上げ羽根15側
に移動する。この際、被処理物内の液状物はスクリーン
体7の目を通過してドラム外に流れ出す一方、被処理物
内の夾雑物はスクリーン体7の目を通過せず、ドラムス
クリーン6の回転力で下方へ押しやられて掻上げ羽根1
5により掻上げられる。そして、掻上げ羽根15の回転
により夾雑物がスクリュープレス1の上方に持ち上げら
れ、適宜な高さで自重により滑って掻上げ羽根15から
落下し、プレス筒体3の投入口14からスクリュープレ
ス1内に投入される。
【0006】その後、スクリュープレス1内に投入され
た夾雑物は、スクリュー軸3の回転により圧搾されつつ
プレス筒体3を小径側に移動する。このスクリュープレ
ス1による夾雑物の圧搾により、搾り出された液状物及
びこの液状物に含まれた小さな夾雑物がプレス筒体3に
設けた多数の排出孔3aを経てドラムスクリーン6に戻
される一方、大きな夾雑物は小径側の排出口16から排
出される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来のスクリュープレス式固液分離装置にあっ
ては、ドラムスクリーン6のスクリーン体7の目の幅が
比較的大きく形成されていて、大きな夾雑物だけがスク
リーン体7の内面を移動して掻上げ羽根15によりスク
リュープレス1内に投入されて圧搾処理され、小さな夾
雑物は液状物と共にスクリーン体7の目を通過してドラ
ムスクリーン6の外に押し出される構造となっていた。
このように液状物と共に押し出された比較的小さな夾雑
物は、その後の液体処理において、そのまま液体の一部
として処理されることから、分解速度の遅い夾雑物によ
って処理効率が大幅に低下するばかりでなく、水質の安
定化を図ることができないという課題があった。
【0008】本発明は、このような従来の課題に鑑みて
なされたものであり、被処理物の夾雑物を効率よく掻上
げ羽根側に移動できるようにすることにより、目の幅の
小さいスクリーン体をドラムスクリーンに用いることが
でき、比較的小さな夾雑物もスクリュープレスで圧搾処
理できるスクリュープレス式固液分離装置を提供するこ
とを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述したよう
な課題等を解決し、上記目的を達成するために、例え
ば、図1〜図15に示すように、夾雑物と液状物とから
なる被処理物が内側に供給される回転可能なドラムスク
リーン43,63と、ドラムスクリーン43,63の内
側に挿通され、スクリュー軸22がプレス筒体24,7
4内に挿通されたスクリュープレス21,71と、ドラ
ムスクリーン43,63に設けられ、被処理物のうち、
液状物を外側へ通過させて夾雑物を内側に残留させるス
クリーン体44と、スクリーン体44の内側に残留した
夾雑物を掻上げてプレス筒体24,74に設けた投入口
30からスクリュープレス21,71内に投入する掻上
げ羽根42,76と、を備えたスクリュープレス式固液
分離装置において、スクリュープレス21,71のプレ
ス筒体24,74に、ドラムスクリーン43,63のス
クリーン体44の内側に付着した夾雑物を掻いて掻上げ
羽根42,76側に搬送するスクレーパ61を設けたこ
とを特徴としている。
【0010】また、本発明に係るスクリュープレス式固
液分離装置は、例えば、図1及び図5に示すように、ス
クレーパ61は、掻寄せ時の夾雑物の圧力により夾雑物
が掻上げ羽根側に移動するよう傾斜させて設けるとよ
い。
【0011】更に、本発明に係るスクリュープレス式固
液分離装置は、例えば、図1及び図2に示すように、ス
クリュープレス21,71のプレス筒体24,74に
は、掻上げ羽根42,76の内側に配され且つ掻上げ羽
根42,76の移動軌跡に沿うよう湾曲させて形成した
ガイド面60dを有するガイド筒体60を設け、ガイド
面で掻上げ羽根42,76が掻上げた夾雑物の落下を防
止する構成にするとよい。
【0012】更に又、本発明に係るスクリュープレス式
固液分離装置は、例えば、図8に示すように、ドラムス
クリーン63は、掻上げ羽根側の径がその反対側の径よ
りも大きい截頭円錐形とすることができる。
【0013】また、本発明に係るスクリュープレス式固
液分離装置は、例えば、図1及び図2に示すように、被
処理物をドラムスクリーン43の内側に供給する供給管
54を設け、供給管54の吐出口55をスクリーン体4
4の側面に臨ませ、被処理物をスクリーン体44の略全
幅に供給することが好ましい。
【0014】更に、本発明に係るスクリュープレス式固
液分離装置は、例えば、図9及び図10に示すように、
被処理物をスクリュープレス71の投入口30から供給
する供給管70を設け、被処理物をスクリュープレス7
1に供給することによりスクリュープレス71で2段階
の分離処理が行える構成とすることができる。
【0015】
【作用】本発明は、上述のように構成したことにより、
ドラムスクリーン43,63の内側に供給された被処理
物はスクリーン体44によって夾雑物と液状物とに分離
され、内側に付着した夾雑物がスクレーパ61により掻
かれて掻上げ羽根42,76側に搬送される。これによ
り、スクリーン体44の目詰まりを効果的に抑制するこ
とができ、目の幅の小さいスクリーン体44をドラムス
クリーン43,63に用いることができて夾雑物の掻上
げ効率を高め、比較的小さな夾雑物もスクリュープレス
21,71によって分離処理することができる。
【0016】また、スクレーパ61を傾斜させて設ける
ことにより、掻寄せ時の夾雑物の圧力によって当該夾雑
物を自動的に掻上げ羽根42,76側に移動させること
ができ、夾雑物を迅速に搬送して掻上げ効率を高めるこ
とができる。
【0017】更に、掻上げ羽根42,76はガイド筒体
60のガイド面60dに沿って移動し、このガイド面6
0dによって掻上げ羽根42,76で掻上げられた夾雑
物の落下が防止されるため、夾雑物を効率よくスクリュ
ープレス21,71に供給することができ、被処理物の
分離効率を高めることができる。
【0018】更に又、ドラムスクリーン63を掻上げ羽
根側の径がその反対側の径よりも大きくなるよう截頭円
錐形とすることにより、ドラムスクリーン63内の被処
理物の移動を早くして、夾雑物と液状物との分離効率を
高めることができる。
【0019】また、供給管54の吐出口55をドラムス
クリーン43のスクリーン体44の側面に臨ませること
により、被処理物がスクリーン体44に接触する面積を
広くして、夾雑物と液状物との分離を迅速且つ確実にす
ることができる。
【0020】更に、被処理物を供給管70からプレス筒
体74の投入口30に供給することにより、スクリュー
プレス71で2段階の分離処理を行い、夾雑物と液状物
とに効率よく且つ確実に分離することができる。
【0021】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1及び図2は本発明の第1実施例を示す図、図
3及び図4は第1実施例に係るドラムスクリーンを示す
図、図5及び図6は同じくガイド筒体を示す図、図7は
同じく供給管を示す図、図8はドラムスクリーンの他の
実施例を示す図、図9及び図10は本発明の第2実施例
を示す図、図11〜図14は第2実施例に係るプレス筒
体を示す図、図15は同じく供給管を示す図である。
【0022】本発明の第1実施例を示す図1及び図2
は、被処理物としての具体例を示す産業廃水或いはし尿
等を、水その他の液体からなる液状物と、この液状物を
除いて残った調理滓その他の固体からなる夾雑物とに分
離するための固液分離装置に適用したものである。
【0023】この図1及び図2において、21は、被処
理物を圧搾することにより液状物をある程度脱水して夾
雑物を固化させるためのスクリュープレスである。この
スクリュープレス21は、外周に螺旋状の羽根23が形
成されたスクリュー軸22と、このスクリュー軸22が
挿通されたプレス筒体24と、このプレス筒体24の一
端に同心状に固定されたスクリュー軸用ボス25とから
構成されている。
【0024】スクリュー軸22は、羽根23を有する羽
根軸部22aと、この羽根軸部22aの一端に連続する
支持軸部22bと、羽根軸部22aの他端に連続する弁
支持部22cとからなり、羽根軸部22aがプレス筒体
24内に位置し、支持軸部22bがスクリュー軸用ボス
25を貫通していて、弁支持部22cがプレス筒体24
外に突出している。このスクリュー軸22の羽根23は
一端の径を小径として中途部までテーパ状に拡径し、中
途部から他端まで同径に形成されている。そして、スク
リュー軸22の支持軸部22bが、ベアリング26を介
してスクリュー軸用ボス25に回転自在に支持されてい
る。
【0025】このスクリュー軸22の支持軸部22bの
先端にはスクリュー軸駆動用スプロケット27が固定さ
れており、このスプロケット27に動力伝達可能に連結
される図示しない駆動装置(例えば、モータ等)によっ
てスクリュー軸22が回転駆動される。28は、スクリ
ュー軸用ボス25の先端側を固定的に支持する支持脚で
あり、この支持脚28と対をなし且つプレス筒体24の
他端側を固定して支持する支持脚29とによって、本実
施例に係るスクリュープレス式固液分離装置が適当な設
置場所に直接設置され、或いは図示しない設置台を介し
て所望の設置場所に設置される。
【0026】上記構成を有するスクリュー軸22が挿通
されるプレス筒体24は、スクリュー羽根23の小径側
の先端が挿入される小径部24aと、この小径部24a
に連続し且つスクリュー羽根23のテーパ部が挿通され
るテーパ部24bと、このテーパ部24bに連続し且つ
スクリュー羽根23の大径側が挿通される大径部24c
とから形成されている。このプレス筒体24の大径部2
4c側の端部には、スクリュー軸用ボス25の基端が固
定されている。そして、プレス筒体24の大径部24c
の上面には、主に夾雑物が投入される投入口30が開口
しており、この投入口30に下端部を合致させ且つ上方
に広がるように開口したホッパ31がプレス筒体24に
一体に形成されている。このプレス筒体24の下面に
は、被処理物から搾り出された液状物を排出するための
多数の排出孔24dが設けられている。
【0027】このような構成を有するスクリュープレス
21は、横置きされた円筒状の外装容器33を軸心線方
向、即ち、横方向に貫通している。この外装容器33
は、スクリュープレス21の大径側を覆う円筒体33a
と、この円筒体33aの一端に連続する円錐体33b
と、円筒体33aの他端を閉じる側面板33cと、円錐
体33bの他端を閉じる側面板33dとから形成されて
いる。この側面板33dの中央部に設けた孔にプレス筒
体24の小径部24aの先端を嵌合することにより、ス
クリュープレス21の一端が外装容器33に固定されて
いる。そして、外装容器33の円錐体33bには上記支
持脚29が固定されており、従って、外装容器33とプ
レス筒体24とは回転駆動されることなく、常に一定の
状態に不動とされている。更に、円筒体33aの下部に
は、外装容器33内の液状物を外部に排出するための排
水口33eを設けている。
【0028】また、外装容器33の側面板33dの外面
には、スクリュー軸22の弁支持部22cを覆う弁カバ
ー34が固定されており、この弁カバー34にはベアリ
ングホルダ35が取り付けられている。このベアリング
ホルダ35に嵌合されたベアリング36を介して、スク
リュー軸22の弁支持部22c側の端部が外装容器33
等の固定部に対して回転自在に支持されている。このス
クリュー軸22の弁支持部22cには、スクリュープレ
ス21により圧搾される被処理物の夾雑物にある程度の
圧力を与えて固化するための圧力調整弁37が取り付け
られている。
【0029】この圧力調整弁37は、スクリュー軸22
の弁支持部22cに摺動可能に嵌合された弁体38及び
弁ブロック39と、これら弁体38及び弁ブロック39
間に介在して弁体38をプレス筒体24の小径部24a
側に付勢するスプリング40とを有している。そして、
図示しないバックアップ機構によって弁ブロック39が
図1に示す位置に維持され、この弁ブロック39に一端
が着座したスプリング40の付勢力により、弁体38が
プレス筒体24の小径部24a側の端部に当接してい
る。このプレス筒体24の小径部24a側の端部が、ス
クリュープレス21により圧搾された夾雑物の排出口4
1を形成している。
【0030】また、外装容器33内において、スクリュ
ープレス21の外側には、プレス筒体24と同心をなす
ようにドラムスクリーン43が回転自在に設けられてい
る。このドラムスクリーン43は、図3及び図4に示す
ように、円筒状に形成されたスクリーン体44と、この
スクリーン体44の軸心線方向の一面側に設けた孔空き
の側面板45と、この側面板45の径方向内側に連続さ
せて固定して設けたリング状のスクリーン用ボス46
と、スクリーン体44の軸心線方向の他面側に設けたリ
ング状のレール部材47とから構成されている。
【0031】スクリーン用ボス46の孔にはスクリュー
軸用ボス25が所定の隙間をあけて挿通されており、こ
の隙間に介在させたベアリング48を介してスクリーン
用ボス46がスクリュー軸用ボス25に回転自在に支持
されている。このスクリーン用ボス46の一端は外装容
器33の側面板33cを貫通して外側へ突出し、その突
出端にはドラム駆動用スプロケット49が固定されてい
る。このスプロケット49に動力伝達可能に連結される
図示しない駆動装置(例えば、モータ等)により、ドラ
ムスクリーン43が回転駆動される。
【0032】ドラムスクリーン43のスクリーン体44
は、周方向に所定間隔あけて円筒状に配列された多数個
のスクリーン片44aと、これら多数個のスクリーン片
44aを周方向に囲むように固定保持する複数個のリン
グ片44bとからなり、これらスクリーン片44aとリ
ング片44bとで形成された隙間がスクリーン体44の
目を形成している。このスクリーン体44の材質として
は、ステンレス鋼等の金属材料が好適であるが、合成樹
脂等の他の材質を適用することもできる。
【0033】また、スクリーン体44の目の大きさは、
本分離装置を用いて処理しようとする被処理物によって
も異なるが、例えば、被処理物が産業廃水或いはし尿で
ある場合には、隣合うスクリーン片44a間の隙間は6
mm以下が好ましく、1mm以下にすることもできる。
この隙間を小さくすることにより、被処理物の回収対象
を広くして回収率を高めることができるが、その反面、
目詰まりを起こし易くなる。
【0034】このスクリーン体44の目詰まりを抑制す
るために、本実施例では、スクリーン片44aの断面形
状を三角形としている。このように、スクリーン片44
aを楔状とすることにより、隣合うスクリーン片44a
間の隙間の形状が台形となり、目詰まりを起こす箇所が
底辺側の入口部分のみとなるため、従来の断面四角形の
スクリーン片を用いたものに比べて、被処理物の目詰ま
りを起こし難くすることができる。
【0035】更に、スクリーン体44の側面板45側の
内面角部には、スクリーン体44の内面に付着した夾雑
物を掻上げてスクリュープレス21のホッパ31内に投
入するための複数個の掻上げ羽根42(本実施例では4
枚)を設けている。この掻上げ羽根42は、掻上げた夾
雑物をある程度保持できるように回転方向に凹んだバケ
ット形状をなしており、周方向に略等角度間隔に設置さ
れている。尚、掻上げ羽根42の枚数は、この実施例に
限定されるものではなく、3枚以下であっても5枚以上
であってもよい。
【0036】また、ドラムスクリーン43のレール部材
47は、半径方向の外側に両縁を突出させたような断面
形状がコの字形の部材からなり、その外周面を複数個
(少なくとも2個)の支持ローラ50で支えることによ
りドラムスクリーン43の回転駆動を可能としている。
この支持ローラ50は、外装容器33の円筒体33aの
内面に固定されたローラ軸受51によって回転自在に軸
支されており、これらの支持ローラ50,50にレール
部材47の外周面が接触している。このレール部材47
の内側が被処理物の供給口52とされ、この供給口52
からドラムスクリーン43内に被処理物が供給される。
【0037】このドラムスクリーン43の供給口52に
は、当該ドラムスクリーン43内に被処理物を供給する
ための供給管54が挿入される。この供給管54は、図
7に示すように、L字形に形成した管本体54aと、こ
の管本体54aの一端に固定した固定フランジ54b
と、管本体54aの他端を閉じて中途部を開口すること
により設けた吐出口55と、この吐出口55の下面及び
両側面を囲うように設けたシュート56とから形成して
いる。そして、管本体54aの吐出口55は、吐出量が
不均一となるのを防止するため先端に向かうに従って幅
広となるように形成している。
【0038】このような構成を有する供給管54が、そ
の固定フランジ54bを円筒体33aの内面に設けたフ
ランジ部57と接続することにより外装容器33に固定
されている。そして、供給管54の他端が供給口52か
らドラムスクリーン43内に挿入されていて、その吐出
口55をスクリーン体44の側面に所定間隔あけて臨ま
せている。図2において、58は、供給管54の管本体
54aをスクリュープレス21のプレス筒体24に固定
するための脚片である。
【0039】この供給管54の吐出口55からドラムス
クリーン43の内面に供給された被処理物は、スクリー
ン体44によって液状物と夾雑物とに分離され、液状物
は自重或いは遠心力によりスクリーン体44の目を通過
してドラムスクリーン43の外面に染み出す一方、夾雑
物はスクリーン体44の目を通過せずに当該スクリーン
体44の内面に付着して残留する。このスクリーン体4
4の内面に付着した夾雑物を掻き寄せて掻上げ羽根42
側に移送するために、プレス筒体24のドラムスクリー
ン43内に位置する部分の下部にはガイド筒体60を固
定している。
【0040】このガイド筒体60は、図5及び図6に示
すように、プレス筒体24の大径部24cのうち、供給
管54のシュート56の先端に連続し且つ大径部24c
の下面及び側面を経てホッパ31の側面まで達する部分
を所定空間あけて円筒状に大きく覆う半円筒60aと、
この半円筒60aを支持するC字形のフレーム60b
と、半円筒60aの外周の一部に設けた羽根板60c
と、この羽根板60cの先端に着脱可能に取り付けられ
たスクレーパ61とから形成されている。このガイド筒
体60はプレス筒体24に一体化されて不動とされてお
り、固定側のこれらプレス筒体24及びガイド筒体60
に対してドラムスクリーン43及びスクリュー軸22が
相対的に回転可能となっている。
【0041】このガイド筒体60の半円筒60aは、掻
上げ羽根42の移動軌跡に沿うよう湾曲させて設けてお
り、この半円筒60aの外周面がガイド面60dを形成
している。このガイド面60dに沿って掻上げ羽根42
が回転移動するため、このガイド面60dによって掻上
げ羽根42で掻上げられた夾雑物の落下が防止される。
【0042】また、ガイド筒体60のフレーム60bに
は、スクリュープレス21で圧搾されて大径部24cの
排出孔24dから排出された液状物をドラムスクリーン
43内に戻すための排液口62が設けられている。更
に、羽根板60c及びスクレーパ61には、図5等に示
すように、夾雑物を掻寄せる時の圧力によって当該夾雑
物が自動的に掻上げ羽根42側に移動するように、回転
方向に捩じりを加えることによって適当に傾斜させて設
けている。この羽根板60c及びスクレーパ61には、
上記傾斜に加えて、適当な曲率半径の曲面を設けるよう
にしてもよい。
【0043】上記スクレーパ61の材質としては合成樹
脂或いは合成ゴムが好適であり、合成樹脂又は合成ゴム
製の板材からなるスクレーパを羽根板60cに取り付け
ることにより、スクリーン面を円滑に摺動させてスクリ
ーン体44の目詰まりを効果的に防止することができ
る。しかしながら、スクレーパ61の材質には、金属そ
の他の材質を適用することができることは勿論である。
更に、スクレーパ61の取付構造としては、例えば、そ
の断面形状をL字形に形成して半円筒60aに直接固定
する構成としてもよいが、本実施例のように羽根板60
cを設けることにより、スクレーパの形状を簡単化でき
ると共に、その交換作業を簡単に行うことができるとい
う利点がある。
【0044】尚、図1に示す59は、外装容器33の側
面板33cとドラムスクリーン43のスクリーン用ボス
46との間を液密に保持するための軸封装置である。
【0045】上記構成を有するスクリュープレス式固液
分離装置によれば、例えば、次のようにして被処理物を
液状物と夾雑物とに分離することができる。まず、スク
リーン駆動用スプロケット49に回転力を加えてドラム
スクリーン43を、図2において反時計方向に回転駆動
すると共に、スクリュー軸駆動用スプロケット27に回
転力を加えてスクリュープレス21のスクリュー軸22
を、図2において時計方向に回転駆動する。
【0046】このように、ドラムスクリーン43とスク
リュー軸22とが回転している状態において、被処理物
を供給管54からドラムスクリーン43内に供給する。
この場合、ドラムスクリーン43の供給口52内に挿入
された供給管54の吐出口55はスクリーン体44の幅
方向に長く形成されており、しかも、供給側から離れる
に従って広く開口するように形成されているため、スク
リーン体44の略全幅に渡って被処理物を略均一に供給
することができる。
【0047】スクリーン体44に供給された被処理物
は、その一部である液状物がスクリーン体44の目を通
過してドラムスクリーン43の外に染み出し、外装容器
33内に落下する。これに対して、スクリーン体44の
目よりも大きくて液分を多く含む夾雑物(以下「含液夾
雑物」という。)は当該目を通過できずにスクリーン体
44の内面に付着する。そして、ドラムスクリーン43
の回転に伴って下方に移動し、更に、スクリーン体44
の内面に付着した含液夾雑物は粘着力によって上方へ上
がろうとするが、ガイド筒体60の下部に固定されたス
クレーパ61によって掻き寄せられる。
【0048】この際、ガイド筒体60の外周面に形成さ
れたスクレーパ61は回転方向に対して傾斜して設けら
れているため、掻き寄せられた含液夾雑物は、その圧力
により押圧されて自動的に掻上げ羽根42側に移動す
る。そして、掻上げ羽根42側に移動した含液夾雑物
は、スクレーパ61から押し出されたところで、このス
クレーパ61の一側を回転移動する掻上げ羽根42によ
って掻上げられ、上方へと搬送される。従って、スクレ
ーパ61を設けたことにより、スクリーン体44の内面
に付着した含液夾雑物を掻上げ羽根42側へ迅速且つ確
実に移動させることができる。
【0049】次に、掻上げ羽根42によって上方へ搬送
された含液夾雑物は、スクリュープレス21の上方で自
重によって掻上げ羽根42から滑り落ち、ホッパ31を
経て投入口30からスクリュープレス21内に投入され
る。この際、ホッパ31に投入されるまで掻上げ羽根4
2の内側にはガイド筒体60が臨んでおり、このガイド
筒体60の半円筒60aの外周面であるガイド面60d
にガイドされるように含液夾雑物が掻上げられるため、
掻上げ時の途中で含液夾雑物が掻上げ羽根42から滑り
落ちることがなく、掻上げられた含液夾雑物は確実にホ
ッパ31からスクリュープレス21内に投入される。
【0050】スクリュープレス21内に投入された含液
夾雑物は、スクリュー軸22の回転によって排出口41
側へと押圧され、プレス筒体24内を小径方向へ移動す
る際の圧力により液分が絞られて、液分の少ない固体状
の夾雑物となる。この夾雑物は、後方からの押圧力によ
って圧力調整弁37を押し開け、排出口41を開いて外
部に排出される。この一方、スクリュープレス21で圧
搾された液状物は、プレス筒体24の内面を伝って大径
部24cの排出孔24dからガイド筒体60の内部に流
れ落ち、フレーム60bの排液口62からドラムスクリ
ーン43内に戻される。
【0051】そして、スクリーン体44によって再び濾
過され、スクリーン体44の外面に染み出した液状物は
外装容器33内に落下して、排水口33eから外装容器
33外に排出される。この一方、スクリーン体44の内
面に付着した夾雑物は、掻上げ羽根42で掻上げられて
スクリュープレス21内に供給され、再び夾雑物と液状
物とに分離される処理がなされる。
【0052】尚、上記ドラムスクリーン43の濾過効率
を高めるために、ドラムスクリーンを図8に示すような
構成とすることができる。このドラムスクリーン63
は、スクリーン体64を截頭円錐形としたものであり、
掻上げ羽根42側の径をその反対側である供給口52側
の径よりも大きくしている。この場合には、スクリーン
体64の傾斜によって被処理物をよりスムーズに移動す
ることができ、まとまり難い被処理物であっても円滑に
移送することができる。
【0053】また、図9〜図15に示す本発明の第2実
施例は、被処理物を2段階に分離処理するスクリュープ
レス式固液分離装置に適用したものである。即ち、ま
ず、被処理物をスクリュープレスに供給して第1段階の
分離処理を行い、次に、スクリュープレスで圧搾された
後の被処理物をドラムスクリーンで濾過して液状物と含
液夾雑物とに分離し、この含液夾雑物を再びスクリュー
プレスに供給して第2段階の分離処理を行うようにして
いる。
【0054】このような目的を達成するため、本実施例
では、次のような構成によって本装置を構成している。
尚、図9及び図10において、第1実施例を示す図1及
び図2と同一部分には同一符号を付し、重複となる説明
は省略する。
【0055】図9及び図10において、70は、被処理
物をスクリュープレス71の投入口30に供給する供給
管である。この供給管70は、図15に示すように、被
処理物をスクリュープレス71の投入口30に直接供給
するため、第1実施例における供給管54のシュート5
6と反対側に突出するダクト72を設けている。そし
て、スクリュープレス71のホッパ73に設けた切欠き
にダクト72を貫通させ、投入口30の上方にダクト7
2の口を臨ませている。
【0056】また、スクリュープレス71のプレス筒体
74は、図11〜図14に示すように、固液分離の2段
階処理がスムーズに行えるように目の大きな粗目部74
aと目の小さな孔目部74bとを設けている。即ち、プ
レス筒体74の下面には、供給管70から被処理物が直
接供給されるボス側にはプレス用スクリーン体からなる
粗目部74aを設け、これとは反対側の掻上げ羽根76
から含液夾雑物が供給される圧搾側には多数の排出孔2
4dを有する孔目部74bを設けている。このプレス用
スクリーン体74aは、ドラムスクリーン43のスクリ
ーン体44と同様に、周方向に所定間隔あけて円弧状に
配列された多数本のスクリーン片75aと、これらスク
リーン片75a間を所定間隔に保持する複数本のリング
片75bとから形成されている。
【0057】このようなプレス筒体74の構造に合わせ
て、上記羽根板60c及びスクレーパ61はガイド筒体
60のボス側に設け、このガイド筒体60の外側を回転
するドラムスクリーン43の掻上げ羽根42は排出孔2
4d側に設けている。他の構成は上記第1実施例と同様
である。
【0058】このような構成のスクリュープレス式固液
分離装置によれば、被処理物は供給管70からスクリュ
ープレス71に供給され、ここで第1段階の分離処理が
行われる。即ち、スクリュープレス71内に供給された
被処理物は、まず、プレス用スクリーン体74aによっ
て比較的大きな夾雑物が残され、このスクリーン体74
aの内面に残留した夾雑物がスクリュー軸22により圧
搾されながら排出口41側に搬送される。この一方、被
処理物のうち、小さな夾雑物及び液状物はスクリーン体
74aの目を通過してガイド筒体60の内部に落下し、
排液口62からドラムスクリーン43内に流入する。
【0059】このドラムスクリーン43において第2段
階の分離処理が行われ、そのスクリーン体44によって
液状物と含液夾雑物とに分離される。そして、スクリー
ン体44の目を通過した液状物は外装容器33内に落下
して排水口33eから外部に排出される。
【0060】一方、スクリーン体44の内面に残留した
含液夾雑物は、スクレーパ61の働きによって掻上げ羽
根76側にスムーズに移動し、当該掻上げ羽根76で掻
上げられてスクリュープレス71の上方に搬送される。
そして、スクリュープレス71の上方において自重によ
りホッパ31内に落下し、投入口30からプレス筒体7
4内に入り込む。この際、掻上げ羽根76はスクリーン
体74aの反対側に設置されているため、掻上げ羽根7
6から落下した含液夾雑物はプレス筒体74の孔目部7
4b側に入り込む。
【0061】このように、本実施例に係るスクリュープ
レス式固液分離装置では、スクリュープレス71の1つ
の投入口30であっても、供給管70から第1段階の被
処理物が供給される位置(粗目部74a)と掻上げ羽根
76から第2段階の被処理物が供給される位置(孔目部
74b)とを設けて異なる位置に供給されるようにし
た。そのため、第1段階において、被処理物からある程
度の液状物を除去できると共に、第2段階では、ある程
度液状物が取り除かれた夾雑物が液状物を多く含んだ被
処理物によって薄められるのを防止することができる。
【0062】次に、プレス筒体74内に供給された含液
夾雑物は、スクリュー軸22で排出口41側に搬送され
つつ圧搾されて液状物が搾られ、液分の少ない夾雑物と
なる。そして、この夾雑物は、後方から押圧されて排出
口41から装置外に排出される。この際、含液夾雑物か
ら搾り出された液状物は、プレス筒体74の孔目部74
bに設けた多数の排出孔24dから外部に染み出し、外
装容器33内に溜められて排水口33eから装置外に排
出される。
【0063】以上説明したが、本発明は上記実施例に限
定されるものではなく、例えば、上記実施例においては
ドラムスクリーン43,63及びスクリュー軸22を駆
動するための動力伝達媒体としてスプロケット及びチェ
ーンを用いた例について説明したが、例えば、複数枚の
ギアを用いたギア装置或いはその他の動力伝達手段を適
用できることは勿論である。このように、本発明は、そ
の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更できるものである。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
プレス筒体にスクレーパを設ける構成としたため、ドラ
ムスクリーンである程度の液状物を取り除いた含液夾雑
物を掻上げ羽根側に迅速且つ確実に移動させることがで
き、この種の固液分離装置における処理速度を早めるこ
とができるという効果が得られる。しかも、スクリーン
体の内面に付着した夾雑物をスクレーパが常時が掻き寄
せるため、スクリーン体の目詰まりを防止することがで
き、小さな夾雑物であっても効率よく液状物と分離する
ことができ、分離効率の高いスクリュープレス式固液分
離装置を提供することができる。
【0065】また、スクレーパを傾斜させて設けること
により、掻寄せ時の圧力によって夾雑物を自動的に移動
させることができ、夾雑物を迅速且つ確実に搬送するこ
とができるという効果が得られる。
【0066】更に、スクリュープレスにガイド筒体を設
けることにより、ガイド筒体のガイド面によって掻上げ
羽根で掻上げられた夾雑物の落下を防止することがで
き、夾雑物を効率よくスクリュープレスに供給すること
ができて、被処理物の分離効率を高めることができると
いう効果が得られる。
【0067】更に又、ドラムスクリーンを截頭円錐形と
して、掻上げ羽根側の径をその反対側の径よりも大きく
することにより、自重による夾雑物の移動を容易にする
ことができ、夾雑物の掻き寄せをより円滑且つ効果的に
行うことができるという効果が得られる。
【0068】また、供給管の吐出口をドラムスクリーン
のスクリーン体の側面に臨ませることにより、スクリー
ン体の略全面に被処理物を流すことができ、スクリーン
体の有効処理面積を広くして、被処理物の分離効率を高
めることができるという効果が得られる。
【0069】更に、供給管からスクリュープレスの投入
口に被処理物を供給することにより、スクリュープレス
で2段階の分離処理を行うことができ、被処理物が多量
に夾雑物を含んでいる場合であっても、ドラムスクリー
ンによる分離処理の負担を軽減させ、効率よく固液分離
処理を行うことができるスクリュープレス式固液分離装
置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の概略構成を示す断面図で
ある。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】第1実施例に係るドラムスクリーンの一部を断
面して示す正面図である。
【図4】同、一部を断面して示す側面図である。
【図5】第1実施例に係るガイド筒体を示す正面図であ
る。
【図6】同、側面図である。
【図7】第1実施例に係る供給管を示す斜視図である。
【図8】本発明に係るドラムスクリーンの第2実施例の
一部を断面して示す正面図である。
【図9】本発明の第2実施例の概略構成を示す断面図で
ある。
【図10】図9のB−B線断面図である。
【図11】第2実施例に係るプレス筒体の要部を示す正
面図である。
【図12】同、平面図である。
【図13】図11のC−C線断面図である。
【図14】図11のD−D線断面図である。
【図15】第2実施例に係る供給管を示す斜視図であ
る。
【図16】従来のスクリュープレス式固液分離装置を示
す断面図である。
【符号の説明】
21,71 スクリュープレス 22 スクリュー軸 24,74 プレス筒体 24c 大径部 24d 排出孔 30 投入口 31,73 ホッパ 33 外装容器 37 圧力調整弁 41 排出口 42,76 掻上げ羽根 43,63 ドラムスクリーン 44,75 スクリーン体 44a,75a スクリーン片 44b,75b リング片 54,70 供給管 55 吐出口 60 ガイド筒体 61 スクレーパ 72 ダクト

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 夾雑物と液状物とからなる被処理物が内
    側に供給される回転可能なドラムスクリーンと、 上記ドラムスクリーンの内側に挿通され、スクリュー軸
    がプレス筒体内に挿通されたスクリュープレスと、 上記ドラムスクリーンに設けられ、上記被処理物のう
    ち、液状物を外側へ通過させて夾雑物を内側に残留させ
    るスクリーン体と、上記スクリーン体の内側に残留した
    上記夾雑物を掻上げて上記プレス筒体に設けた投入口か
    ら上記スクリュープレス内に投入する掻上げ羽根と、 を備えたスクリュープレス式固液分離装置において、 上記スクリュープレスの上記プレス筒体に、上記ドラム
    スクリーンの上記スクリーン体の内側に付着した上記夾
    雑物を掻いて上記掻上げ羽根側に搬送するスクレーパを
    設けたことを特徴とするスクリュープレス式固液分離装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のスクリュープレス式固液
    分離装置において、 上記スクレーパは、掻寄せ時の上記夾雑物の圧力により
    当該夾雑物が上記掻上げ羽根側に移動するよう傾斜させ
    て設けたことを特徴とするスクリュープレス式固液分離
    装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のスクリュープレス式固液
    分離装置において、 上記スクリュープレスの上記プレス筒体には、上記掻上
    げ羽根の内側に配され且つ当該掻上げ羽根の移動軌跡に
    沿うよう湾曲させて形成したガイド面を有するガイド筒
    体を設け、上記ガイド面で上記掻上げ羽根が掻上げた上
    記夾雑物の落下を防止するようにしたことを特徴とする
    スクリュープレス式固液分離装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のスクリュープレス式固液
    分離装置において、 上記ドラムスクリーンは、上記掻上げ羽根側の径がその
    反対側の径よりも大きい截頭円錐形としたことを特徴と
    するスクリュープレス式固液分離装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載のスクリュープレス式固液
    分離装置において、 上記被処理物を上記ドラムスクリーンの内側に供給する
    供給管を設け、上記供給管の吐出口を上記スクリーン体
    の側面に臨ませ、被処理物をスクリーン体の略全幅に供
    給するようにしたことを特徴とするスクリュープレス式
    固液分離装置。
  6. 【請求項6】 請求項1記載のスクリュープレス式固液
    分離装置において、 上記被処理物を上記スクリュープレスの上記投入口から
    供給する供給管を設け、被処理物をスクリュープレスに
    供給することにより当該スクリュープレスで2段階の分
    離処理が行えるようにしたことを特徴とするスクリュー
    プレス式固液分離装置。
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JP5453623B2 (ja) * 2008-07-03 2014-03-26 株式会社中康 スクリュープレス型脱水装置
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