JP2775133B2 - 波形表示方法 - Google Patents
波形表示方法Info
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- JP2775133B2 JP2775133B2 JP5027208A JP2720893A JP2775133B2 JP 2775133 B2 JP2775133 B2 JP 2775133B2 JP 5027208 A JP5027208 A JP 5027208A JP 2720893 A JP2720893 A JP 2720893A JP 2775133 B2 JP2775133 B2 JP 2775133B2
- Authority
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- Japan
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- waveform
- display
- memory
- coordinate data
- signal
- Prior art date
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-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01R—MEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
- G01R13/00—Arrangements for displaying electric variables or waveforms
- G01R13/20—Cathode-ray oscilloscopes
- G01R13/22—Circuits therefor
- G01R13/34—Circuits for representing a single waveform by sampling, e.g. for very high frequencies
- G01R13/345—Circuits for representing a single waveform by sampling, e.g. for very high frequencies for displaying sampled signals by using digital processors by intermediate A.D. and D.A. convertors (control circuits for CRT indicators)
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- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Controls And Circuits For Display Device (AREA)
- Digital Computer Display Output (AREA)
- Image Generation (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、波形表示方法に関し、
特に少なくとも1つの入力信号波形及び特性情報を表示
画面上に表示する波形表示方法に関する。ここで特性情
報とは、カーソル、測定データなどである。
特に少なくとも1つの入力信号波形及び特性情報を表示
画面上に表示する波形表示方法に関する。ここで特性情
報とは、カーソル、測定データなどである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】例え
ば、米国テクトロニクス社製2211型デジタル・スト
レージ・オシロスコープでは、波形表示の際にカーソル
測定データなどで波形の特性情報を提供できる。この場
合、取込み(アクイジション)メモリ手段として、サン
プリングする入力信号毎に夫々独立な1個の取込みメモ
リを具えており、また、表示メモリ手段として、表示波
形毎に夫々独立な1個の表示メモリを具えている。表示
すべき波形は、予め基準波形として取り込んでおいても
良い。陰極線管(CRT)の偏向手段には、波形がYt
表示モードであるか又はXY表示モードであるに応じ
て、また、表示しようとする特性情報に応じて偏向信号
が供給される。これらのためには、表示メモリに書き込
み及び読み出しを行う複雑な制御手段が必要となる。表
示メモリ中に蓄積したデータ、特に波形データをコンピ
ュータで演算処理をして結果を表示するなどの処理を必
要とする場合には、さらに複雑な制御手段が必要とな
る。
ば、米国テクトロニクス社製2211型デジタル・スト
レージ・オシロスコープでは、波形表示の際にカーソル
測定データなどで波形の特性情報を提供できる。この場
合、取込み(アクイジション)メモリ手段として、サン
プリングする入力信号毎に夫々独立な1個の取込みメモ
リを具えており、また、表示メモリ手段として、表示波
形毎に夫々独立な1個の表示メモリを具えている。表示
すべき波形は、予め基準波形として取り込んでおいても
良い。陰極線管(CRT)の偏向手段には、波形がYt
表示モードであるか又はXY表示モードであるに応じ
て、また、表示しようとする特性情報に応じて偏向信号
が供給される。これらのためには、表示メモリに書き込
み及び読み出しを行う複雑な制御手段が必要となる。表
示メモリ中に蓄積したデータ、特に波形データをコンピ
ュータで演算処理をして結果を表示するなどの処理を必
要とする場合には、さらに複雑な制御手段が必要とな
る。
【0003】従来のオシロスコープ(波形表示装置)の
他の問題点は、CRTスクリーン上の波形幅を拡大しよ
うとする場合にX偏向信号(X(水平)掃引信号)は単
に増幅されているだけなので、この結果として、波形及
び特性情報の表示の際の精度が悪化し、歪が顕著となる
ことである。さらには、表示の構成を好ましい配置にす
るなどオシロスコープの機能を拡張又は変更するために
はハードウエアを変更する必要がある。加えて、オシロ
スコープの外部装置において取込み又は演算によって得
られた表示波形の座標データを転送する際には重大な問
題がある。転送は複雑であるために使用するマイクロプ
ロセッサは、このような転送を実行する目的で特別に用
意する必要がある。
他の問題点は、CRTスクリーン上の波形幅を拡大しよ
うとする場合にX偏向信号(X(水平)掃引信号)は単
に増幅されているだけなので、この結果として、波形及
び特性情報の表示の際の精度が悪化し、歪が顕著となる
ことである。さらには、表示の構成を好ましい配置にす
るなどオシロスコープの機能を拡張又は変更するために
はハードウエアを変更する必要がある。加えて、オシロ
スコープの外部装置において取込み又は演算によって得
られた表示波形の座標データを転送する際には重大な問
題がある。転送は複雑であるために使用するマイクロプ
ロセッサは、このような転送を実行する目的で特別に用
意する必要がある。
【0004】そこで本発明の目的は、表示する画像の構
成を容易に変更できる波形表示方法を提供することであ
る。本発明の他の目的は、データ転送のために特別に設
計した複雑な処理手段を必要としない波形表示方法を提
供することである。
成を容易に変更できる波形表示方法を提供することであ
る。本発明の他の目的は、データ転送のために特別に設
計した複雑な処理手段を必要としない波形表示方法を提
供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、メモリ
手段は簡素ながら大変柔軟に制御され、もし多くの表示
機能及び仕様を変更する場合でもハードウエアを変更す
る必要はなく、簡素且つ安価な装置を実現できる。こう
した変更がある場合は、プログラムの簡単な変更で実現
できる。
手段は簡素ながら大変柔軟に制御され、もし多くの表示
機能及び仕様を変更する場合でもハードウエアを変更す
る必要はなく、簡素且つ安価な装置を実現できる。こう
した変更がある場合は、プログラムの簡単な変更で実現
できる。
【0006】表示メモリの容量は、一連のダイレクト・
メモリ・アクセス(DMA)で表示メモリにデータが転
送される前に表示メモリが空になることがなく、画面上
で連続的に表示するのに必要な程度とする。1実施例で
は、表示の更新(レフレッシュ)時間が20ms(ミリ
秒)であるため、約16000点(ドット)で構成され
る波形、及び約1600点で構成される特性情報を有す
る画像を表示するのに記憶位置が16個のFIFO(先
着順式)表示メモリで実現されている。
メモリ・アクセス(DMA)で表示メモリにデータが転
送される前に表示メモリが空になることがなく、画面上
で連続的に表示するのに必要な程度とする。1実施例で
は、表示の更新(レフレッシュ)時間が20ms(ミリ
秒)であるため、約16000点(ドット)で構成され
る波形、及び約1600点で構成される特性情報を有す
る画像を表示するのに記憶位置が16個のFIFO(先
着順式)表示メモリで実現されている。
【0007】表示波形及び特性情報の座標データをプロ
セッサ・メモリ中のどこに割当るかは基本的にさして重
要な問題ではない。簡単なプログラムでは、ある特定の
波形データの座標データを連続する記憶領域に納めても
よい。特性情報と関連する座標データ群についても同様
である。これら様々な記憶領域の容量は、操作者が行う
機能設定の変更にともなって動的に変化し得る。
セッサ・メモリ中のどこに割当るかは基本的にさして重
要な問題ではない。簡単なプログラムでは、ある特定の
波形データの座標データを連続する記憶領域に納めても
よい。特性情報と関連する座標データ群についても同様
である。これら様々な記憶領域の容量は、操作者が行う
機能設定の変更にともなって動的に変化し得る。
【0008】マイクロプロセッサ・システムを利用する
ので、プロセッサ・メモリに記憶されて表示される波形
の座標データは、特性情報(特に測定データ)と一緒に
周知の方法で簡単にオシロスコープの外部に転送でき
る。このマイクロプロセッサ・システムは、1個以上デ
ータを表示メモリに特に優先的に転送させるためにダイ
レクト・メモリ・アクセス(DMA)データ転送を可能
とする命令を受け付けるようにするのが好ましい。これ
によって、表示メモリの容量が非常に小さくても、表示
メモリが空になって表示が途切れるのを防止できる。
ので、プロセッサ・メモリに記憶されて表示される波形
の座標データは、特性情報(特に測定データ)と一緒に
周知の方法で簡単にオシロスコープの外部に転送でき
る。このマイクロプロセッサ・システムは、1個以上デ
ータを表示メモリに特に優先的に転送させるためにダイ
レクト・メモリ・アクセス(DMA)データ転送を可能
とする命令を受け付けるようにするのが好ましい。これ
によって、表示メモリの容量が非常に小さくても、表示
メモリが空になって表示が途切れるのを防止できる。
【0009】プロセッサ・メモリからのDMA転送は、
バースト・モードで行うのが適当である。なぜならこの
結果として、DMA転送中、バスが非常に有効に利用さ
れるとともに、これによって表示メモリが空になって表
示が途切れるのを防止するからである。
バースト・モードで行うのが適当である。なぜならこの
結果として、DMA転送中、バスが非常に有効に利用さ
れるとともに、これによって表示メモリが空になって表
示が途切れるのを防止するからである。
【0010】また、本発明の方法によれば、すべての第
1種及び第2種ワードは、1つの特性情報の2つの座標
を同時に有していても良いし、又は、表示する2波形の
2ドット夫々の座標データを有していてもよい。これに
よって、2波形の座標データを同時に高速に転送でき、
XY表示モードでの特性情報又は波形の表示が容易とな
り、結果的に単位時間当たりに表示メモリに転送される
データを減少させることができる。
1種及び第2種ワードは、1つの特性情報の2つの座標
を同時に有していても良いし、又は、表示する2波形の
2ドット夫々の座標データを有していてもよい。これに
よって、2波形の座標データを同時に高速に転送でき、
XY表示モードでの特性情報又は波形の表示が容易とな
り、結果的に単位時間当たりに表示メモリに転送される
データを減少させることができる。
【0011】本発明の方法によれば、波形の座標データ
列と特性情報の座標データ列を交互に表示メモリへDM
A転送する。よって、図1及び図2に示す複数のブロッ
ク、つまり、同じ波形又は特性情報の特定グループ
(群)の座標データのブロックが大きくても、表示メモ
リへのDMA転送を非常に高速に行うことができる。し
かも、特定の波形の表示中に特性情報の1座標データ又
は座標データのグループ、例えば、関係する時間カーソ
ルなどを簡単に挿入できる。
列と特性情報の座標データ列を交互に表示メモリへDM
A転送する。よって、図1及び図2に示す複数のブロッ
ク、つまり、同じ波形又は特性情報の特定グループ
(群)の座標データのブロックが大きくても、表示メモ
リへのDMA転送を非常に高速に行うことができる。し
かも、特定の波形の表示中に特性情報の1座標データ又
は座標データのグループ、例えば、関係する時間カーソ
ルなどを簡単に挿入できる。
【0012】本発明の方法によれば、波形の座標データ
用の制御ワードによって、所定速度で表示メモリからデ
ータを読出す制御を指示するようにしても良い。これに
よって、表示する波形の幅を容易に変更できる。波形ド
ットの座標データを長く保持するならば、つまり、デジ
タル・アナログ変換の後の波形ドットの座標データをy
(垂直)変更手段に長時間供給すれば、そのドットはア
ナログ掃引信号がx(水平)偏向手段に関して一定時間
を有しており掃引信号が一定であるので、細長い線とし
て表示される。これと同時に表示メモリにロードする必
要がある所望の画像を生成するために必要以上の波形の
座標データはいらない。この場合、もし波形を表示する
一方で、カーソルのドット又は他の情報を表示していて
も、後述するようにx偏向信号を増幅しないで波形を拡
大しするので、画像は劣化しない。
用の制御ワードによって、所定速度で表示メモリからデ
ータを読出す制御を指示するようにしても良い。これに
よって、表示する波形の幅を容易に変更できる。波形ド
ットの座標データを長く保持するならば、つまり、デジ
タル・アナログ変換の後の波形ドットの座標データをy
(垂直)変更手段に長時間供給すれば、そのドットはア
ナログ掃引信号がx(水平)偏向手段に関して一定時間
を有しており掃引信号が一定であるので、細長い線とし
て表示される。これと同時に表示メモリにロードする必
要がある所望の画像を生成するために必要以上の波形の
座標データはいらない。この場合、もし波形を表示する
一方で、カーソルのドット又は他の情報を表示していて
も、後述するようにx偏向信号を増幅しないで波形を拡
大しするので、画像は劣化しない。
【0013】本発明の方法によれば、波形の座標データ
用の制御ワードによって、次の第2種ワードを読み出す
時間を所定時間遅延し、掃引信号のレベルを遅延時間中
保持するようにしても良い。こうして、掃引信号のレベ
ルを所定時間保持するようにすれば、座標データが長め
に保持される波形のドットが長めに光る。これによっ
て、波形中のトリガ信号が発生したドットを強調して光
らせることができる。
用の制御ワードによって、次の第2種ワードを読み出す
時間を所定時間遅延し、掃引信号のレベルを遅延時間中
保持するようにしても良い。こうして、掃引信号のレベ
ルを所定時間保持するようにすれば、座標データが長め
に保持される波形のドットが長めに光る。これによっ
て、波形中のトリガ信号が発生したドットを強調して光
らせることができる。
【0014】本発明の方法によれば、特性情報(カーソ
ルなど)のドットの制御ワードによって掃引信号のレベ
ルをその特性情報を表示する時点中保持するようにして
も良い。こうして、掃引信号中の任意に選択可能な点で
掃引信号のその時点のレベルを保持し、その保持時間中
にライン・パターン(時間カーソル)を表示できる。こ
のときx偏向信号は一定で、そのライン・パターン中の
すべての点について表示メモリに異なるy座標データを
ロードする。
ルなど)のドットの制御ワードによって掃引信号のレベ
ルをその特性情報を表示する時点中保持するようにして
も良い。こうして、掃引信号中の任意に選択可能な点で
掃引信号のその時点のレベルを保持し、その保持時間中
にライン・パターン(時間カーソル)を表示できる。こ
のときx偏向信号は一定で、そのライン・パターン中の
すべての点について表示メモリに異なるy座標データを
ロードする。
【0015】本発明の方法によれば、電圧を調整できる
第2種偏向信号と選択しても良い。これによって、偏向
信号として一定電圧を選択することでカーソルを表示で
きる。よって、一定のy偏向信号で振幅(電圧)カーソ
ルを、又、一定のx偏向信号で時間カーソルを表示でき
る、その位置は画面に対して関係している。
第2種偏向信号と選択しても良い。これによって、偏向
信号として一定電圧を選択することでカーソルを表示で
きる。よって、一定のy偏向信号で振幅(電圧)カーソ
ルを、又、一定のx偏向信号で時間カーソルを表示でき
る、その位置は画面に対して関係している。
【0016】本発明の方法によれば、アナログ表示モー
ドのときにすでに選択した偏向信号の他にもう1つの偏
向信号を表示装置の偏向手段に交互に供給するようにし
ても良い。これによって、波形表示装置(オシロスコー
プ)がアナログ表示モードのときでもデジタル的に発生
したカーソルを操作できる。このカーソルのドットのパ
ターンは、プロセッサ・メモリに記憶されている。
ドのときにすでに選択した偏向信号の他にもう1つの偏
向信号を表示装置の偏向手段に交互に供給するようにし
ても良い。これによって、波形表示装置(オシロスコー
プ)がアナログ表示モードのときでもデジタル的に発生
したカーソルを操作できる。このカーソルのドットのパ
ターンは、プロセッサ・メモリに記憶されている。
【0017】本発明の方法によれば、ダイレクト・メモ
リ・アクセス(DMA)を利用して、座標データを取込
みメモリからプロセッサ・メモリに転送する。よって、
取込み手段の制御が、書き込み及び読出しの両方につい
て容易になった。
リ・アクセス(DMA)を利用して、座標データを取込
みメモリからプロセッサ・メモリに転送する。よって、
取込み手段の制御が、書き込み及び読出しの両方につい
て容易になった。
【0018】本発明の方法によれば、一度、波形を取込
みメモリに記憶してしまえば、座標データを可能な限り
短時間にプロセッサ・メモリに転送しようとする必要は
ない。好適には、プロセッサ・メモリへのDMA転送を
サイクル・スチール・モードで行うのが良い。
みメモリに記憶してしまえば、座標データを可能な限り
短時間にプロセッサ・メモリに転送しようとする必要は
ない。好適には、プロセッサ・メモリへのDMA転送を
サイクル・スチール・モードで行うのが良い。
【0019】本発明の方法によれば、スキャン・モード
において、FIFO表示メモリの読出し速度で入力信号
からサンプルを取り出して入力信号の座標データを得
る。座標データは、DMAによってすばやくプロセッサ
・メモリの波形領域の循環する書き込みアドレスを有す
る記憶位置に転送される。転送は、常に波形領域の同じ
記憶位置から開始し、最後の記憶位置まで続ける。これ
によって表示が容易に行える。そして、表示する最も最
新のサンプルのドットは、画面上の一方から他方へ(通
常、左から右へ)と移動して循環する。
において、FIFO表示メモリの読出し速度で入力信号
からサンプルを取り出して入力信号の座標データを得
る。座標データは、DMAによってすばやくプロセッサ
・メモリの波形領域の循環する書き込みアドレスを有す
る記憶位置に転送される。転送は、常に波形領域の同じ
記憶位置から開始し、最後の記憶位置まで続ける。これ
によって表示が容易に行える。そして、表示する最も最
新のサンプルのドットは、画面上の一方から他方へ(通
常、左から右へ)と移動して循環する。
【0020】本発明の方法によれば、ロール・モードに
おいて、FIFO表示メモリの読出し速度で入力信号か
らサンプルを取り出して入力信号の座標データを得る。
座標データは、DMAによってすばやくプロセッサ・メ
モリの波形領域の循環する書き込みアドレスを有する記
憶位置に転送される。表示する波形の座標データのいく
つかのドットで、全波形領域より小さい小波形領域を構
成する。FIFO表示メモリへのDMA転送を波形の最
初のドットについて、書き込みアドレスが及んでいない
最初の読出しアドレスから開始して小波形領域全域に広
げる。最初の読出しアドレスを、表示を繰り返す毎に、
最新の小波形領域を表示している間に取り込んだサンプ
ル数だけ増加させる。そして、全波形領域を順繰りに表
示する。これによって容易にロール・モードを実施可能
で、最新のサンプルが常に画面に同時に表示される。通
常、最新のサンプルは、一般にトリガ信号を使用しない
で、画面の右側から満たしていく。なお、本発明は、本
発明の方法の適用に好適なオシロスコープも開示してい
る。
おいて、FIFO表示メモリの読出し速度で入力信号か
らサンプルを取り出して入力信号の座標データを得る。
座標データは、DMAによってすばやくプロセッサ・メ
モリの波形領域の循環する書き込みアドレスを有する記
憶位置に転送される。表示する波形の座標データのいく
つかのドットで、全波形領域より小さい小波形領域を構
成する。FIFO表示メモリへのDMA転送を波形の最
初のドットについて、書き込みアドレスが及んでいない
最初の読出しアドレスから開始して小波形領域全域に広
げる。最初の読出しアドレスを、表示を繰り返す毎に、
最新の小波形領域を表示している間に取り込んだサンプ
ル数だけ増加させる。そして、全波形領域を順繰りに表
示する。これによって容易にロール・モードを実施可能
で、最新のサンプルが常に画面に同時に表示される。通
常、最新のサンプルは、一般にトリガ信号を使用しない
で、画面の右側から満たしていく。なお、本発明は、本
発明の方法の適用に好適なオシロスコープも開示してい
る。
【0021】
【実施例】図3及び図4は、本発明を適用したオシロス
コープの回路ブロック図の左側及び右側を夫々示してい
る。この回路はマイクロプロセッサ・システムを採用し
ており、マイクロプロセッサ1、第1ダイレクト・メモ
リ・アクセス(以後DMAと略す)制御回路2、第2D
MA制御回路3から構成され、これらはすべてバス4に
接続されている。バス4は、制御バス(CBUS)、ア
ドレス・バス(ABUS)、データ・バス(DBUS)
で構成される。マイクロプロセッサ1並びに第1及び第
2DMA制御回路2及び3は、夫々別々のハウジングに
装着しても良いし、また、3つすべてを1つのハウジン
グに装着しても良い。1実施例としては、フィリップス
社製SCC68070型マイクロプロセッサを2つのD
MAと同じハウジングに収めて使用しても良い。同様の
マイクロプロセッサとしては、モトローラ社製MC68
340型がある。後述するように2つのマイクロプロセ
ッサは、共に外部16ビット・データ・バスを有してい
る。SCC68070型の外部アドレス・バス(ABU
S)は23ビットであり、MC68340型のものは3
2ビットである。本発明は、このバスの構造によって制
限を受けるものではないが、データ・バス(DBUS)
がn=2×m=16ビットを有していると想定してい
る。
コープの回路ブロック図の左側及び右側を夫々示してい
る。この回路はマイクロプロセッサ・システムを採用し
ており、マイクロプロセッサ1、第1ダイレクト・メモ
リ・アクセス(以後DMAと略す)制御回路2、第2D
MA制御回路3から構成され、これらはすべてバス4に
接続されている。バス4は、制御バス(CBUS)、ア
ドレス・バス(ABUS)、データ・バス(DBUS)
で構成される。マイクロプロセッサ1並びに第1及び第
2DMA制御回路2及び3は、夫々別々のハウジングに
装着しても良いし、また、3つすべてを1つのハウジン
グに装着しても良い。1実施例としては、フィリップス
社製SCC68070型マイクロプロセッサを2つのD
MAと同じハウジングに収めて使用しても良い。同様の
マイクロプロセッサとしては、モトローラ社製MC68
340型がある。後述するように2つのマイクロプロセ
ッサは、共に外部16ビット・データ・バスを有してい
る。SCC68070型の外部アドレス・バス(ABU
S)は23ビットであり、MC68340型のものは3
2ビットである。本発明は、このバスの構造によって制
限を受けるものではないが、データ・バス(DBUS)
がn=2×m=16ビットを有していると想定してい
る。
【0022】マイクロプロセッサ1には水晶発振器5が
接続され、マイクロプロセッサのプログラムの処理速度
を決めている。実施例としては、水晶発振器5の周波数
は、30MHzにしてもよい。バス4には、操作(制
御)パネル6、リード・オンリ・プロセッサ・メモリ
(プロセッサROM)7、ランダム・アクセス・メモリ
(プロセッサRAM)8、制御ワード(CW)レジスタ
9、そして、タイム・ベース/DMAアドレス・バス制
御回路10が接続されている。操作パネル6と制御回路
10は、データを一時的に保持するバッファとして働く
レジスタを有している。プロセッサROM7は、一般に
プログラム、変数の値を記憶するのに使用され、インス
トール(装備)後は変更できない。一方、プロセッサR
AM8も一般にプログラム、変数の値を記憶するのに使
用されるが、インストール後でも変更することができ
る。なお、プロセッサROM7及びプロセッサRAM8
は、後述の如くプロセッサ・メモリとなる。
接続され、マイクロプロセッサのプログラムの処理速度
を決めている。実施例としては、水晶発振器5の周波数
は、30MHzにしてもよい。バス4には、操作(制
御)パネル6、リード・オンリ・プロセッサ・メモリ
(プロセッサROM)7、ランダム・アクセス・メモリ
(プロセッサRAM)8、制御ワード(CW)レジスタ
9、そして、タイム・ベース/DMAアドレス・バス制
御回路10が接続されている。操作パネル6と制御回路
10は、データを一時的に保持するバッファとして働く
レジスタを有している。プロセッサROM7は、一般に
プログラム、変数の値を記憶するのに使用され、インス
トール(装備)後は変更できない。一方、プロセッサR
AM8も一般にプログラム、変数の値を記憶するのに使
用されるが、インストール後でも変更することができ
る。なお、プロセッサROM7及びプロセッサRAM8
は、後述の如くプロセッサ・メモリとなる。
【0023】後述するようにプロセッサRAM8には、
特に表示プログラムが収められ、これは、オシロスコー
プの使用者や、表示する波形の点(ドット)及び例えば
測定値を示すカーソルや文字等で構成される可変特性情
報の座標領域によって大幅に変更され得る。先に触れた
レジスタやCWレジスタ9は、マイクロプロセッサ1で
ロード又は読出し(リード)され、一般にマイクロプロ
セッサ・システム内で使用される。よって、それらを独
立に説明できるものではない。このようなレジスタは、
他にもマイクロプロセッサ1に接続されて使用されてお
り、これについては後述する。
特に表示プログラムが収められ、これは、オシロスコー
プの使用者や、表示する波形の点(ドット)及び例えば
測定値を示すカーソルや文字等で構成される可変特性情
報の座標領域によって大幅に変更され得る。先に触れた
レジスタやCWレジスタ9は、マイクロプロセッサ1で
ロード又は読出し(リード)され、一般にマイクロプロ
セッサ・システム内で使用される。よって、それらを独
立に説明できるものではない。このようなレジスタは、
他にもマイクロプロセッサ1に接続されて使用されてお
り、これについては後述する。
【0024】本発明の回路は、図3に示すように2つの
アナログ入力信号UCH1及びUCH2を受けるのに好
適な構成を有している。アナログ入力信号UCH1及び
UCH2は、第1及び第2増幅/減衰回路11及び12
に夫々供給される。2つの増幅/減衰回路の出力端は、
第1及び第2アナログ・デジタル変換器(ADC)13
及び14のアナログ入力端に夫々接続され、また、2つ
の出力端が共にトリガ回路15に接続される。このトリ
ガ回路15は、外部トリガ信号も受ける。好適実施例で
は、2つのADC13及び14が高速変換器で、アナロ
グ信号から取り出した各サンプルをm=8ビットでデジ
タル信号に変換する。ADC13及び14は、サンプリ
ング・クロック信号をタイム・ベース/制御回路10か
ら受ける。タイム・ベース/制御回路10自身は、クロ
ック信号を発振器16から受けている。このクロック信
号の周波数は、40MHzとしてもよい。
アナログ入力信号UCH1及びUCH2を受けるのに好
適な構成を有している。アナログ入力信号UCH1及び
UCH2は、第1及び第2増幅/減衰回路11及び12
に夫々供給される。2つの増幅/減衰回路の出力端は、
第1及び第2アナログ・デジタル変換器(ADC)13
及び14のアナログ入力端に夫々接続され、また、2つ
の出力端が共にトリガ回路15に接続される。このトリ
ガ回路15は、外部トリガ信号も受ける。好適実施例で
は、2つのADC13及び14が高速変換器で、アナロ
グ信号から取り出した各サンプルをm=8ビットでデジ
タル信号に変換する。ADC13及び14は、サンプリ
ング・クロック信号をタイム・ベース/制御回路10か
ら受ける。タイム・ベース/制御回路10自身は、クロ
ック信号を発振器16から受けている。このクロック信
号の周波数は、40MHzとしてもよい。
【0025】ADC13及び14が出力する2つのデジ
タル出力ワードは、並行して転送される。つまり、全部
でn=2×mビットがマルチプレクサ(MUX)17を
介してランダム・アクセス・アクイジション(取込み)
メモリ(取込みRAM)18に転送される。取込みメモ
リ18には、入力信号UCH1又はUCH2をサンプリ
ングする間、及びこの処理で得られるデジタル・ワード
を取込む間に制御回路10がアドレスする。取込みメモ
リ18へのアドレス及びデジタル・ワードの書き込み
は、制御回路10がトリガ回路15からトリガ信号を受
けるまで周期的に常に続く。トリガ信号を受けた後に
は、制御回路10は取り込んだサンプルのデジタル・ワ
ードを所定数だけ取込みメモリに記憶させる。この動作
が発生したときには、後述するように取込みメモリ18
の内容をプロセッサ・メモリ8の所定の波形領域に転送
する。従って、この波形領域にはサンプルの振幅値(y
値)の座標データが収めれるので、これらを後で時間軸
(x軸)に関して表示することができる。トリガ信号が
発生した後でも全波形領域で保有可能な個数より取込む
サンプル(又は座標データ)数が少ないので、トリガ信
号発生前の各波形の後方部分を見ることができる。制御
回路10、増幅/減衰回路11及び12、並びにトリガ
回路15のタイム・ベースの設定は、周知の方法で操作
パネル6やマイクロプロセッサ1を介して行える。入力
信号UCH1及びUCH2から取り出して記憶した波形
は、y座標データで構成され、第1及び第2表示チャン
ネルに第1及び第2チャンネルの波形として表示でき
る。
タル出力ワードは、並行して転送される。つまり、全部
でn=2×mビットがマルチプレクサ(MUX)17を
介してランダム・アクセス・アクイジション(取込み)
メモリ(取込みRAM)18に転送される。取込みメモ
リ18には、入力信号UCH1又はUCH2をサンプリ
ングする間、及びこの処理で得られるデジタル・ワード
を取込む間に制御回路10がアドレスする。取込みメモ
リ18へのアドレス及びデジタル・ワードの書き込み
は、制御回路10がトリガ回路15からトリガ信号を受
けるまで周期的に常に続く。トリガ信号を受けた後に
は、制御回路10は取り込んだサンプルのデジタル・ワ
ードを所定数だけ取込みメモリに記憶させる。この動作
が発生したときには、後述するように取込みメモリ18
の内容をプロセッサ・メモリ8の所定の波形領域に転送
する。従って、この波形領域にはサンプルの振幅値(y
値)の座標データが収めれるので、これらを後で時間軸
(x軸)に関して表示することができる。トリガ信号が
発生した後でも全波形領域で保有可能な個数より取込む
サンプル(又は座標データ)数が少ないので、トリガ信
号発生前の各波形の後方部分を見ることができる。制御
回路10、増幅/減衰回路11及び12、並びにトリガ
回路15のタイム・ベースの設定は、周知の方法で操作
パネル6やマイクロプロセッサ1を介して行える。入力
信号UCH1及びUCH2から取り出して記憶した波形
は、y座標データで構成され、第1及び第2表示チャン
ネルに第1及び第2チャンネルの波形として表示でき
る。
【0026】トリガ信号が発生した後に制御回路10が
取込みメモリ18に所定数のサンプルを記憶させると、
制御回路10は第2DMA制御回路3に要求信号REQ
2を送信する。なお、REQ2はパルスである。できれ
ばそのとき、マイクロプロセッサ1は、第2DMΛ制御
回路3がバス4を利用できるようにする。要求信号RE
Q2を送信すると第2DMA制御回路3は、制御回路1
0に受取信号ACK2を送信する。すると制御回路10
は、マルチプレクサ17及び取込みメモリ18を制御し
て取込みメモリ18の最初の記憶位置の内容をデータ・
バス(DBUS)へ送信させる。これをトリガ信号発生
後に書き込まれた最後の記憶位置まで続ける。第2DM
A制御回路3は、取込みメモリ18から得られたワード
をプロセッサRAM8の所定の波形領域の最初の記憶位
置に配置する。そして、第2DMA制御回路3はカウン
タの数を1つ上げ、制御回路10はアドレス・カウンタ
の数を1つ上げて取込みメモリの次の記憶位置を指定す
るようにする。次に制御回路10は、再び要求信号RE
Q2を送信し、取込みメモリ18の次の記憶位置から続
きのワードをプロセッサRAM8に転送するようにす
る。この動作を第2DMA制御回路が所定回数だけ転送
を計数するまで続ける。すると第2DMA制御回路3
は、要求信号RES2を制御回路10に送信し、これに
よってREQ2の送信が停止する。続けて入力信号UC
H1及び2の取込みを新たに開始しても良い。
取込みメモリ18に所定数のサンプルを記憶させると、
制御回路10は第2DMA制御回路3に要求信号REQ
2を送信する。なお、REQ2はパルスである。できれ
ばそのとき、マイクロプロセッサ1は、第2DMΛ制御
回路3がバス4を利用できるようにする。要求信号RE
Q2を送信すると第2DMA制御回路3は、制御回路1
0に受取信号ACK2を送信する。すると制御回路10
は、マルチプレクサ17及び取込みメモリ18を制御し
て取込みメモリ18の最初の記憶位置の内容をデータ・
バス(DBUS)へ送信させる。これをトリガ信号発生
後に書き込まれた最後の記憶位置まで続ける。第2DM
A制御回路3は、取込みメモリ18から得られたワード
をプロセッサRAM8の所定の波形領域の最初の記憶位
置に配置する。そして、第2DMA制御回路3はカウン
タの数を1つ上げ、制御回路10はアドレス・カウンタ
の数を1つ上げて取込みメモリの次の記憶位置を指定す
るようにする。次に制御回路10は、再び要求信号RE
Q2を送信し、取込みメモリ18の次の記憶位置から続
きのワードをプロセッサRAM8に転送するようにす
る。この動作を第2DMA制御回路が所定回数だけ転送
を計数するまで続ける。すると第2DMA制御回路3
は、要求信号RES2を制御回路10に送信し、これに
よってREQ2の送信が停止する。続けて入力信号UC
H1及び2の取込みを新たに開始しても良い。
【0027】転送を所定回数行った後に第2DMA制御
回路3は要求信号RES2を送信するわけであるが、こ
の所定回数は、マイクロプロセッサ用のプログラムで決
定して第2DMA制御回路3が有するレジスタに入れて
おく。このように一度に1ワードを転送するダイレクト
・メモリ・アクセス(DMA)転送は、サイクル・スチ
ール・モードDMAとして知られている。このようなD
MA転送及びカウンタの転送での使用それ自体は周知で
あるので、図には詳細に示していない。第2DMA制御
回路の1実施例としては、データ転送速度を1画像更新
時間当たり10kワードとして、2つの入力信号UCH
1及び2の2つの画像を同時に更新するための画像更新
時間当たり4kワードという取込み時間を十分に満たす
ものにすれば良い。
回路3は要求信号RES2を送信するわけであるが、こ
の所定回数は、マイクロプロセッサ用のプログラムで決
定して第2DMA制御回路3が有するレジスタに入れて
おく。このように一度に1ワードを転送するダイレクト
・メモリ・アクセス(DMA)転送は、サイクル・スチ
ール・モードDMAとして知られている。このようなD
MA転送及びカウンタの転送での使用それ自体は周知で
あるので、図には詳細に示していない。第2DMA制御
回路の1実施例としては、データ転送速度を1画像更新
時間当たり10kワードとして、2つの入力信号UCH
1及び2の2つの画像を同時に更新するための画像更新
時間当たり4kワードという取込み時間を十分に満たす
ものにすれば良い。
【0028】第2DMA制御回路3により転送が行われ
た後は、プロセッサRAM8が保有する波形領域の各記
憶位置には夫々2つの座標データが記憶されており、そ
れは入力信号UCH1及び2の各データである。これら
の記憶位置を読み出すと、2つの入力信号UCH1及び
2の2波形の座標データ夫々が同時に再び利用可能にな
り、この結果、XY表示モードに必要な転送回数が半減
する一方で、Ytモードでの1波形の表示においてもい
つも同じ転送回数に制限できる。なお、プロセッサRA
M8の波形領域は、表示モードに応じて2つの波形領域
(又は小波形領域)で構成してもよい。
た後は、プロセッサRAM8が保有する波形領域の各記
憶位置には夫々2つの座標データが記憶されており、そ
れは入力信号UCH1及び2の各データである。これら
の記憶位置を読み出すと、2つの入力信号UCH1及び
2の2波形の座標データ夫々が同時に再び利用可能にな
り、この結果、XY表示モードに必要な転送回数が半減
する一方で、Ytモードでの1波形の表示においてもい
つも同じ転送回数に制限できる。なお、プロセッサRA
M8の波形領域は、表示モードに応じて2つの波形領域
(又は小波形領域)で構成してもよい。
【0029】入力信号UCH1及び2の波形を記憶する
波形領域に加えて、プロセッサRAM8は、2つの基準
波形REF1及びREF2を記憶するための別の領域を
有しても良い。このとき、これら基準波形REF1及び
2は、取込みメモリ18から、つまり、入力信号UCH
1及び2を記憶する領域からこの領域に直接(ダイレク
トに)ロードされる。
波形領域に加えて、プロセッサRAM8は、2つの基準
波形REF1及びREF2を記憶するための別の領域を
有しても良い。このとき、これら基準波形REF1及び
2は、取込みメモリ18から、つまり、入力信号UCH
1及び2を記憶する領域からこの領域に直接(ダイレク
トに)ロードされる。
【0030】また、プロセッサRAM8は、入力信号U
CH1及び2、基準波形REF1及びREF2、並びに
他の基準波形等に処理を加えた波形を記憶するさらに他
の領域を有しても良い。マイクロプロセッサ・システム
を応用すれば、多様な波形を記憶する領域をいくらでも
構成することができ、用途毎にハードウエアに変更を加
えることなくこれら波形をどのようにでも表示できる。
CH1及び2、基準波形REF1及びREF2、並びに
他の基準波形等に処理を加えた波形を記憶するさらに他
の領域を有しても良い。マイクロプロセッサ・システム
を応用すれば、多様な波形を記憶する領域をいくらでも
構成することができ、用途毎にハードウエアに変更を加
えることなくこれら波形をどのようにでも表示できる。
【0031】制御ワード(CW)レジスタ9は、制御ワ
ードCWを保持するものである。なお、この制御ワード
CWは、制御機能を指示するものである。後述するごと
く、オシロスコープの陰極線管(CRT)にドット
(点)を表示するときは、常に1つ以上の座標と共に夫
々に割り当てられた制御ワードCWが存在し、これはプ
ロセッサROM及びRAM(プロセッサ・メモリ)7及
び8から読み出される。プロセッサ・メモリ7及び8か
ら読出され、2つの座標データを含んだワードを第1種
ワードW1という。第1種ワードW1とその関連する制
御ワードCWとの組み合わせについては、第2種ワード
W2という。制御ワードCWは、適当なビット数にでき
る。1実施例としては、制御ワードの大きさを1バイト
=8ビットとするのが良い。以下の表1、2、3、4及
び5は、いずれも制御ワードCWの数値とその関連する
表示機能について実施例を示している。なお、表中、Y
は電圧、Xは時間を意味する。
ードCWを保持するものである。なお、この制御ワード
CWは、制御機能を指示するものである。後述するごと
く、オシロスコープの陰極線管(CRT)にドット
(点)を表示するときは、常に1つ以上の座標と共に夫
々に割り当てられた制御ワードCWが存在し、これはプ
ロセッサROM及びRAM(プロセッサ・メモリ)7及
び8から読み出される。プロセッサ・メモリ7及び8か
ら読出され、2つの座標データを含んだワードを第1種
ワードW1という。第1種ワードW1とその関連する制
御ワードCWとの組み合わせについては、第2種ワード
W2という。制御ワードCWは、適当なビット数にでき
る。1実施例としては、制御ワードの大きさを1バイト
=8ビットとするのが良い。以下の表1、2、3、4及
び5は、いずれも制御ワードCWの数値とその関連する
表示機能について実施例を示している。なお、表中、Y
は電圧、Xは時間を意味する。
【0032】
【表1】
【0033】
【表2】
【0034】
【表3】
【0035】
【表4】
【0036】
【表5】
【0037】CRT画面上に表示する点の第2種ワード
W2は、第1DMA制御回路2の制御によって図4に示
すFIFO(先着順式)表示メモリ30に転送される。
FIFO表示メモリ30は、少なくとも1つの第2種ワ
ードW2を保持できるだけの記憶位置を有している。F
IFO表示メモリ30の記憶位置数は、後述するように
制限しても良い。1実施例としては、夫々24ビットの
記憶位置を16個有するFIFO表示メモリが良い。
W2は、第1DMA制御回路2の制御によって図4に示
すFIFO(先着順式)表示メモリ30に転送される。
FIFO表示メモリ30は、少なくとも1つの第2種ワ
ードW2を保持できるだけの記憶位置を有している。F
IFO表示メモリ30の記憶位置数は、後述するように
制限しても良い。1実施例としては、夫々24ビットの
記憶位置を16個有するFIFO表示メモリが良い。
【0038】所望の構成を有する画像を画面に表示する
前にマイクロプロセッサ1は、操作パネル6で設定した
プログラムをアセンブルし、また表示する波形及び特性
情報の連続な点を生成する。画像を表示する間、マイク
ロプロセッサ1は上記のプログラムを処理し、繰り返し
常に新しい設定に基づく同様のプログラムと置き換えを
行う。従って、マイクロプロセッサ1は、ダイナミック
(動的)に表示プログラムの変更を行っていると言うこ
とができる。
前にマイクロプロセッサ1は、操作パネル6で設定した
プログラムをアセンブルし、また表示する波形及び特性
情報の連続な点を生成する。画像を表示する間、マイク
ロプロセッサ1は上記のプログラムを処理し、繰り返し
常に新しい設定に基づく同様のプログラムと置き換えを
行う。従って、マイクロプロセッサ1は、ダイナミック
(動的)に表示プログラムの変更を行っていると言うこ
とができる。
【0039】2つの座標データ及び関連する制御ワード
CWで構成される第2種ワードW2は、所定の速度でF
IFO表示メモリ30を移動して出力される。この速度
は、発振器31及び第1ステートマシン32で決まる。
第1ステートマシン32は、発振器31からの元のクロ
ック信号を分周するためにカウンタをいくつか有してい
る。発振器31のクロック周波数及び第1ステートマシ
ン32のカウンタで決まる特定の時間に第1ステートマ
シン32は、制御信号を第2ステートマシン33に送信
する。すると第2ステートマシン33は、シフトアウト
・パルスSOUTをFIFO表示メモリ30に送信し、
この結果、FIFO表示メモリ30に記憶された最初の
第2種ワードW2が、移動(シフト)して出力(アウ
ト)される。FIFO表示メモリ30から移動して出力
された第2種ワードW2に関しては、制御ワードCWが
第1ステートマシン32に送信され、第2種ワードW2
の第1種ワードW1の最初の半分が、高速デジタル・ア
ナログ変換器(DAC)34に送信され、第1種ワード
W1のもう半分が、もう1つの高速DAC35に送信さ
れる。なお、これらステートマシン32及び33は、制
御手段となる。
CWで構成される第2種ワードW2は、所定の速度でF
IFO表示メモリ30を移動して出力される。この速度
は、発振器31及び第1ステートマシン32で決まる。
第1ステートマシン32は、発振器31からの元のクロ
ック信号を分周するためにカウンタをいくつか有してい
る。発振器31のクロック周波数及び第1ステートマシ
ン32のカウンタで決まる特定の時間に第1ステートマ
シン32は、制御信号を第2ステートマシン33に送信
する。すると第2ステートマシン33は、シフトアウト
・パルスSOUTをFIFO表示メモリ30に送信し、
この結果、FIFO表示メモリ30に記憶された最初の
第2種ワードW2が、移動(シフト)して出力(アウ
ト)される。FIFO表示メモリ30から移動して出力
された第2種ワードW2に関しては、制御ワードCWが
第1ステートマシン32に送信され、第2種ワードW2
の第1種ワードW1の最初の半分が、高速デジタル・ア
ナログ変換器(DAC)34に送信され、第1種ワード
W1のもう半分が、もう1つの高速DAC35に送信さ
れる。なお、これらステートマシン32及び33は、制
御手段となる。
【0040】FIFO表示メモリ30がほぼ満杯になる
と、第2ステートマシン33がシフトイン・パルスSI
N及びW2のシフトアウト・パルスSOUTを計数して
この状態を維持し、第2ステートマシン33が第1レベ
ルの要求信号REQ1を第1DMA制御回路2に送信す
る。この要求信号REQ1が第1レベルを保つ限り、第
1DMA制御回路2はプロセッサ・メモリ7及び8から
FIFO表示メモリ30へのいかなる転送も行わない。
と、第2ステートマシン33がシフトイン・パルスSI
N及びW2のシフトアウト・パルスSOUTを計数して
この状態を維持し、第2ステートマシン33が第1レベ
ルの要求信号REQ1を第1DMA制御回路2に送信す
る。この要求信号REQ1が第1レベルを保つ限り、第
1DMA制御回路2はプロセッサ・メモリ7及び8から
FIFO表示メモリ30へのいかなる転送も行わない。
【0041】一方、もしFIFO表示メモリ30が完全
に満杯でないなら、第2ステートマシン33は要求信号
REQ1を第2レベルに設定し、この結果、第1DMA
制御回路2は、マイクロプロセッサのプログラム処理動
作を最優先で停止させ、バス4の管理を引き継ぐ。する
と第1DMA制御回路2は、ダイレクト・メモリ・アク
セス(DMA)の手法により、CWレジスタ9からの制
御ワードCWと一緒に座標データを有する第1種ワード
W1をプロセッサ・メモリ7及び8からFIFO表示メ
モリ30に転送させることができる。マイクロプロセッ
サが停止した状態でデータを直接アクセスができるのが
DMAの特徴である。この状態でFIFO表示メモリ3
0のデータ入力端に第2種ワードW2が届くとすぐに第
1DMA制御回路2は、受取信号ACK1を第2ステー
トマシン33に送信し、これを受けて第2ステートマシ
ン33は、第2種ワードW2を移動(シフト)してFI
FO表示メモリ30に入力(イン)するためにシフトイ
ン・パルスSINをFIFO表示メモリ30に送信す
る。ここで使用するDMA転送の方法は、バースト・モ
ードDMA転送である。この転送の1実施例としては、
その転送速度を1秒当たり2.4Mワードとすれば良
く、これで20m秒の画像更新時間、及び1画像当たり
20kドットを得るのに十分である。
に満杯でないなら、第2ステートマシン33は要求信号
REQ1を第2レベルに設定し、この結果、第1DMA
制御回路2は、マイクロプロセッサのプログラム処理動
作を最優先で停止させ、バス4の管理を引き継ぐ。する
と第1DMA制御回路2は、ダイレクト・メモリ・アク
セス(DMA)の手法により、CWレジスタ9からの制
御ワードCWと一緒に座標データを有する第1種ワード
W1をプロセッサ・メモリ7及び8からFIFO表示メ
モリ30に転送させることができる。マイクロプロセッ
サが停止した状態でデータを直接アクセスができるのが
DMAの特徴である。この状態でFIFO表示メモリ3
0のデータ入力端に第2種ワードW2が届くとすぐに第
1DMA制御回路2は、受取信号ACK1を第2ステー
トマシン33に送信し、これを受けて第2ステートマシ
ン33は、第2種ワードW2を移動(シフト)してFI
FO表示メモリ30に入力(イン)するためにシフトイ
ン・パルスSINをFIFO表示メモリ30に送信す
る。ここで使用するDMA転送の方法は、バースト・モ
ードDMA転送である。この転送の1実施例としては、
その転送速度を1秒当たり2.4Mワードとすれば良
く、これで20m秒の画像更新時間、及び1画像当たり
20kドットを得るのに十分である。
【0042】FIFO表示メモリ30の内容を消去する
必要があるとき、例えば、画像表示を開始するときに
は、マイクロプロセッサ1がリセット信号RESをFI
FO表示メモリ30、並びにステートマシン32及び3
3に送信する。
必要があるとき、例えば、画像表示を開始するときに
は、マイクロプロセッサ1がリセット信号RESをFI
FO表示メモリ30、並びにステートマシン32及び3
3に送信する。
【0043】第1ステートマシン32は、受け取る制御
ワードCWしだいで上述した制御信号を含む多数の制御
信号を第2ステートマシン33に送信する。例えば、オ
シロスコープの電子ビームを変調するために変調信号U
ZをZ(輝度)変調回路(図示せず)に送信する。ま
た、第1、第2、第3及び第4マルチプレクサ40、4
1、42及び43をアドレスする。さらに制御信号を電
子スイッチ44に送信し、保持信号HOLD及びリセッ
ト信号RESSWをアナログ掃引発生回路45に送信す
る。
ワードCWしだいで上述した制御信号を含む多数の制御
信号を第2ステートマシン33に送信する。例えば、オ
シロスコープの電子ビームを変調するために変調信号U
ZをZ(輝度)変調回路(図示せず)に送信する。ま
た、第1、第2、第3及び第4マルチプレクサ40、4
1、42及び43をアドレスする。さらに制御信号を電
子スイッチ44に送信し、保持信号HOLD及びリセッ
ト信号RESSWをアナログ掃引発生回路45に送信す
る。
【0044】アナログ掃引発生回路45は、リセット信
号RESSWを受けない限り、一定傾斜を有するアナロ
グ鋸掃引電圧を第2マルチプレクサ41のアナログ入力
端に送信する。もしアナログ掃引発生回路45が掃引信
号を発生しているときに保持信号HOLDを受けると、
掃引信号のレベルは保持信号HOLDを受けた瞬間のレ
ベルに保持される。すると掃引信号は、時間に関して一
定となり、定常状態(dwell)になる。
号RESSWを受けない限り、一定傾斜を有するアナロ
グ鋸掃引電圧を第2マルチプレクサ41のアナログ入力
端に送信する。もしアナログ掃引発生回路45が掃引信
号を発生しているときに保持信号HOLDを受けると、
掃引信号のレベルは保持信号HOLDを受けた瞬間のレ
ベルに保持される。すると掃引信号は、時間に関して一
定となり、定常状態(dwell)になる。
【0045】第1及び第2マルチプレクサ40及び41
の他のアナログ入力端は、第1及び第2DAC34及び
35、並びに低速12ビットDAC/アナログ・ホール
ド回路46からのアナログ入力信号を受ける。DAC/
アナログ・ホールド回路46は、操作パネルの設定にし
たがってマイクロプロセッサ1からバス4を介してデジ
タル・ワードを受ける。このデジタル・ワードはアナロ
グ信号に変換され、その中の例えばUF1及びUF2信
号は、保持されるとともにマルチプレクサ40及び41
に送信される。
の他のアナログ入力端は、第1及び第2DAC34及び
35、並びに低速12ビットDAC/アナログ・ホール
ド回路46からのアナログ入力信号を受ける。DAC/
アナログ・ホールド回路46は、操作パネルの設定にし
たがってマイクロプロセッサ1からバス4を介してデジ
タル・ワードを受ける。このデジタル・ワードはアナロ
グ信号に変換され、その中の例えばUF1及びUF2信
号は、保持されるとともにマルチプレクサ40及び41
に送信される。
【0046】マルチプレクサ40のアナログ出力端は、
アナログ加算器47を介してマルチプレクサ42に接続
される。マルチプレクサ41のアナログ出力端は、マル
チプレクサ43のアナログ入力端に接続される。もし電
子スイッチ44への制御信号が所定レベルを有する場合
には、基準置換信号URSが電子スイッチ44を通過し
て加算器47に入り、この結果、基準置換信号URSが
マルチプレクサ40の出力信号に加算され、その和がマ
ルチプレクサ42に送信される。図示しないが、置換信
号電圧USRは電圧源から導いたもので、この電圧源は
操作パネル6及びマイクロプロセッサ1のプログラムを
介して調整できる。
アナログ加算器47を介してマルチプレクサ42に接続
される。マルチプレクサ41のアナログ出力端は、マル
チプレクサ43のアナログ入力端に接続される。もし電
子スイッチ44への制御信号が所定レベルを有する場合
には、基準置換信号URSが電子スイッチ44を通過し
て加算器47に入り、この結果、基準置換信号URSが
マルチプレクサ40の出力信号に加算され、その和がマ
ルチプレクサ42に送信される。図示しないが、置換信
号電圧USRは電圧源から導いたもので、この電圧源は
操作パネル6及びマイクロプロセッサ1のプログラムを
介して調整できる。
【0047】マルチプレクサ42及び43は、その他の
アナログ入力端でアナログ入力信号UCH1及びUCH
2、並びにアナログ掃引発生回路48を源とする鋸形の
掃引信号を受ける。アナログ掃引発生回路48の掃引時
間は、マイクロプロセッサ及びバス4を介して操作パネ
ル6で調整できる。また、マルチプレクサ42及び43
は、CRTの電子ビームを偏向するための出力信号UX
及びUYを夫々偏向手段(図示せず)に送信する。
アナログ入力端でアナログ入力信号UCH1及びUCH
2、並びにアナログ掃引発生回路48を源とする鋸形の
掃引信号を受ける。アナログ掃引発生回路48の掃引時
間は、マイクロプロセッサ及びバス4を介して操作パネ
ル6で調整できる。また、マルチプレクサ42及び43
は、CRTの電子ビームを偏向するための出力信号UX
及びUYを夫々偏向手段(図示せず)に送信する。
【0048】もしオシロスコープがデジタル・モードに
設定されれば、加算器47及びマルチプレクサ41の出
力信号を通すようにマルチプレクサ42及び43を設定
する。もしオシロスコープがアナログ・モードに設定さ
れば、アナログ入力信号UCH1又はUCH2を通すよ
うにマルチプレクサ42を設定する。そうすれば、アナ
ログ入力信号UCH2(XY表示モード時)又は掃引発
生回路48からの掃引信号SWPAMを通すようにマル
チプレクサ43を設定できる。マルチプレクサ43はマ
ルチプレクサ42よりアナログ入力端が1つ多いので、
掃引発生回路48からのマルチプレクサ43をアドレス
する信号をもう1つ余分に受けることができる。
設定されれば、加算器47及びマルチプレクサ41の出
力信号を通すようにマルチプレクサ42及び43を設定
する。もしオシロスコープがアナログ・モードに設定さ
れば、アナログ入力信号UCH1又はUCH2を通すよ
うにマルチプレクサ42を設定する。そうすれば、アナ
ログ入力信号UCH2(XY表示モード時)又は掃引発
生回路48からの掃引信号SWPAMを通すようにマル
チプレクサ43を設定できる。マルチプレクサ43はマ
ルチプレクサ42よりアナログ入力端が1つ多いので、
掃引発生回路48からのマルチプレクサ43をアドレス
する信号をもう1つ余分に受けることができる。
【0049】本発明の方法によれば、もしオシロスコー
プがアナログ表示モードであっても、ある所定時点、特
にX(時間)及びY(電圧)カーソルなどの特性情報を
表示している時点において、マルチプレクサ42及び4
3を一時的にデジタル表示モードに設定することができ
る。このときX及びYカーソルは、その位置に関してア
ナログ入力信号UCH1又はUCH2の波形の位置とは
何等関係しないが、画面(スクリーン)自身とは関係が
ある。
プがアナログ表示モードであっても、ある所定時点、特
にX(時間)及びY(電圧)カーソルなどの特性情報を
表示している時点において、マルチプレクサ42及び4
3を一時的にデジタル表示モードに設定することができ
る。このときX及びYカーソルは、その位置に関してア
ナログ入力信号UCH1又はUCH2の波形の位置とは
何等関係しないが、画面(スクリーン)自身とは関係が
ある。
【0050】1実施例では、発振器31の周波数を5M
Hzとした。また、制御ワードCWを用いた第1ステー
トマシン32のカウンタのプログラムしだいでは、第2
種ワードW2の波形の座標データは、FIFO表示メモ
リ30の出力時点で1μ秒の速度で読み出され、第2種
ワードW2の特性情報の座標データは2.2μ秒の速度
で読み出された。もし表示を拡大しなければ、波形の点
は1μ秒毎に繰り返し表示され、特性情報の点は2.2
μ秒毎に繰り返し表示された。過渡現象、特にDAC3
4及び35の動作が原因で、上述した波形ドットの表示
時間1μ秒中に0.2μ秒だけ電子ビームがブランクし
た。特性情報画像のドットについては、電子ビームが
2.2μ秒中1.2秒ブランクし、この結果として電子
ビームには画面上で連続するどのようなドットに対して
も十分に偏向している時間があり、画像のドットは他の
ドットとくっついてしまうことはない。
Hzとした。また、制御ワードCWを用いた第1ステー
トマシン32のカウンタのプログラムしだいでは、第2
種ワードW2の波形の座標データは、FIFO表示メモ
リ30の出力時点で1μ秒の速度で読み出され、第2種
ワードW2の特性情報の座標データは2.2μ秒の速度
で読み出された。もし表示を拡大しなければ、波形の点
は1μ秒毎に繰り返し表示され、特性情報の点は2.2
μ秒毎に繰り返し表示された。過渡現象、特にDAC3
4及び35の動作が原因で、上述した波形ドットの表示
時間1μ秒中に0.2μ秒だけ電子ビームがブランクし
た。特性情報画像のドットについては、電子ビームが
2.2μ秒中1.2秒ブランクし、この結果として電子
ビームには画面上で連続するどのようなドットに対して
も十分に偏向している時間があり、画像のドットは他の
ドットとくっついてしまうことはない。
【0051】制御ワードで選択したモードで波形が拡大
表示される場合においては、実際に表示する波形の画像
ドット座標だけをFIFO表示メモリ30にロードし、
FIFO表示メモリ30からの読み出しを遅延させるた
めに発振器31から受けるクロック周波数を第1ステー
トマシン32は分周する。アナログ掃引発生回路45か
らの掃引信号の傾斜は一定であるから、表示画面(スク
リーン)幅に対して規則的に表示される波形の点(ドッ
ト)の個数は有限である。また、細長い線を形成するよ
うに変更した画像のドットは、振幅(Y)値が一定であ
る。表示波形を拡大する場合、従来はX偏向信号は単純
に増幅して得た電圧と置き換えて使用していたが、本発
明の方法はこれとはまったく異なる。本発明による拡大
方法によれば、画像の精度及び品質が理想的なものとな
る効果がある。なぜなら、単純にX偏向信号を増幅した
場合では、不正確さ及び干渉も同時増幅してしまうから
である。よって、波形拡大等を行っても安定で干渉のな
い画像を表示できる。加えて、本発明の表示拡大方法で
は、波形の拡大部分が過大又は過小すぎない程度の範囲
でより多種類の拡大率を使用でき、しかもこれをソフト
ウェアにより簡単に実現できる。
表示される場合においては、実際に表示する波形の画像
ドット座標だけをFIFO表示メモリ30にロードし、
FIFO表示メモリ30からの読み出しを遅延させるた
めに発振器31から受けるクロック周波数を第1ステー
トマシン32は分周する。アナログ掃引発生回路45か
らの掃引信号の傾斜は一定であるから、表示画面(スク
リーン)幅に対して規則的に表示される波形の点(ドッ
ト)の個数は有限である。また、細長い線を形成するよ
うに変更した画像のドットは、振幅(Y)値が一定であ
る。表示波形を拡大する場合、従来はX偏向信号は単純
に増幅して得た電圧と置き換えて使用していたが、本発
明の方法はこれとはまったく異なる。本発明による拡大
方法によれば、画像の精度及び品質が理想的なものとな
る効果がある。なぜなら、単純にX偏向信号を増幅した
場合では、不正確さ及び干渉も同時増幅してしまうから
である。よって、波形拡大等を行っても安定で干渉のな
い画像を表示できる。加えて、本発明の表示拡大方法で
は、波形の拡大部分が過大又は過小すぎない程度の範囲
でより多種類の拡大率を使用でき、しかもこれをソフト
ウェアにより簡単に実現できる。
【0052】ステートマシン32及び33を説明すると
ステートマシンは、選択可能な複数の値(複数の入力信
号振幅など)の組み合わせから1つの組み合わせを選択
する。入力信号群の値間の関係及び出力信号の値間の関
係は、設計者が決定して設定できる。これは周知技術な
ので、ステートマシン32及び33の実施例を詳細に図
示及び説明はしない。ただし、好適な実施例では、第1
ステートマシン32を多数のフリップ・フロップから成
るクライプレス(Cypress)社製プログラマブル22V
10型集積回路(IC)で構成した。フリップ・フロッ
プがあることよって計数機能が得られた。さらにこれに
計数機能を強化するためにカウンタを付加して構成し
た。この実施例では、第2ステートマシン33をクライ
プレス社製16V8型ICで構成している。
ステートマシンは、選択可能な複数の値(複数の入力信
号振幅など)の組み合わせから1つの組み合わせを選択
する。入力信号群の値間の関係及び出力信号の値間の関
係は、設計者が決定して設定できる。これは周知技術な
ので、ステートマシン32及び33の実施例を詳細に図
示及び説明はしない。ただし、好適な実施例では、第1
ステートマシン32を多数のフリップ・フロップから成
るクライプレス(Cypress)社製プログラマブル22V
10型集積回路(IC)で構成した。フリップ・フロッ
プがあることよって計数機能が得られた。さらにこれに
計数機能を強化するためにカウンタを付加して構成し
た。この実施例では、第2ステートマシン33をクライ
プレス社製16V8型ICで構成している。
【0053】夫々24ビットの記憶位置16個を有する
FIFO表示メモリ30に実施するには、例えばフィリ
プス社製74HCT40105型ICを6種使用しても
良い。これは、16個の記憶位置が夫々4ビットを有し
ている。
FIFO表示メモリ30に実施するには、例えばフィリ
プス社製74HCT40105型ICを6種使用しても
良い。これは、16個の記憶位置が夫々4ビットを有し
ている。
【0054】1実施例では、波形をCRT画面上に少な
くとも毎秒50回表示している。つまり、表示プログラ
ムを変更することによって更新時間を20m秒としてい
る。この表示プログラムは、操作パネル6で変更したの
設定に基づいて先の表示波形が表示されている期間中に
調整できる。
くとも毎秒50回表示している。つまり、表示プログラ
ムを変更することによって更新時間を20m秒としてい
る。この表示プログラムは、操作パネル6で変更したの
設定に基づいて先の表示波形が表示されている期間中に
調整できる。
【0055】図3及び図4に示した回路では、4つの異
なる波形を20m秒毎に表示できる。この4つの波形と
は、入力信号UCH1及び2をサンプリングしてCH1
及び2に得た波形と、予めCH1及び2に得て記憶して
おいた2つの基準波形のことである。異なる波形の表示
は、特性情報の表示とともに交互に代わる。後述するよ
うに特性情報、特にトリガ点及び波形と関係する時間カ
ーソルは、どの波形を表示するときでも一緒に表示でき
る。1実施例では、波形の大きさを最大4096ドット
とし、FIFO表示メモリ30の読出し速度を1ドット
当たり1μ秒とする。これによって時間が4096μ秒
(約4m秒)に定まり、これが掃引時間(掃引信号SW
PDMの鋸形状部分)に対応する。好適な最小更新時
間、20m秒について言及したが、この場合には特性情
報を表示する時間として3616μ秒が残る。この時間
内で1600以上の特性情報ドットを表示でき、これだ
けあれば十分である。
なる波形を20m秒毎に表示できる。この4つの波形と
は、入力信号UCH1及び2をサンプリングしてCH1
及び2に得た波形と、予めCH1及び2に得て記憶して
おいた2つの基準波形のことである。異なる波形の表示
は、特性情報の表示とともに交互に代わる。後述するよ
うに特性情報、特にトリガ点及び波形と関係する時間カ
ーソルは、どの波形を表示するときでも一緒に表示でき
る。1実施例では、波形の大きさを最大4096ドット
とし、FIFO表示メモリ30の読出し速度を1ドット
当たり1μ秒とする。これによって時間が4096μ秒
(約4m秒)に定まり、これが掃引時間(掃引信号SW
PDMの鋸形状部分)に対応する。好適な最小更新時
間、20m秒について言及したが、この場合には特性情
報を表示する時間として3616μ秒が残る。この時間
内で1600以上の特性情報ドットを表示でき、これだ
けあれば十分である。
【0056】図5は、上述の4つの波形を表示するのに
使用する掃引信号SWPDMの時間関係を示す図であ
る。この中でトリガ点は長めに光り、波形と関連する時
間カーソル1は記憶した波形CH1の表示中に表示され
る。波形と関連する時間カーソル2は記憶した波形CH
2の表示中に表示される。他の特性情報は、4つの掃引
夫々の間にある掃引信号SWPDMの休止時間中に表示
される。
使用する掃引信号SWPDMの時間関係を示す図であ
る。この中でトリガ点は長めに光り、波形と関連する時
間カーソル1は記憶した波形CH1の表示中に表示され
る。波形と関連する時間カーソル2は記憶した波形CH
2の表示中に表示される。他の特性情報は、4つの掃引
夫々の間にある掃引信号SWPDMの休止時間中に表示
される。
【0057】図1及び図2は、プロセッサRAM8に記
憶されるマイクロプロセッサ1用の表示プログラムのフ
ローチャートを示している。このフローチャートは、1
4ブロックで構成され、各ブロックは制御ワード・レジ
スタ9にロードする4つの命令を有し、第1DMA制御
回路2の設定をしてその制御を開始する。14ブロック
は、図5に示したt0〜t14の間で行われる表示のイ
ンターバル(繰り返し)と夫々関係している。しかし、
マイクロプロセッサが各インターバルの時点で各ブロッ
クを開始する必要はない。言い換えれば、時点t1から
t14までは固定ではない。
憶されるマイクロプロセッサ1用の表示プログラムのフ
ローチャートを示している。このフローチャートは、1
4ブロックで構成され、各ブロックは制御ワード・レジ
スタ9にロードする4つの命令を有し、第1DMA制御
回路2の設定をしてその制御を開始する。14ブロック
は、図5に示したt0〜t14の間で行われる表示のイ
ンターバル(繰り返し)と夫々関係している。しかし、
マイクロプロセッサが各インターバルの時点で各ブロッ
クを開始する必要はない。言い換えれば、時点t1から
t14までは固定ではない。
【0058】第1ブロック50では、現在の表示プログ
ラムからマイクロプロセッサが16進表示で32の制御
ワードを制御ワード・レジスタ9に書き込む。そして、
特性情報に関する座標データ群をFIFO表示メモリ3
0に転送するよう指示するため、第1DMA制御回路2
の第1DMAポインタを特性情報領域の第1記憶位置に
合わせる。なお、この特性情報領域は、テキスト領域で
ある。マイクロプロセッサ1は、さらに第1DMAの計
数値(ブロックの大きさ)をテキスト領域の第1セクシ
ョンにある座標データの個数(表示するドット数)に合
わせる。そして、マイクロプロセッサは、第1DMA制
御回路2の動作を開始させる。この後、第1DMA制御
回路2は、上述のテキスト領域の第1セクションをバー
スト・モードDMAでFIFO表示メモリ30に転送す
る。上述の状態の下で第2ステートマシン33が受取信
号ACK1を受けた後、要求信号REQ1が第2レベル
である間、第2種ワードW2をFIFO表示メモリ30
にロードする。シフトイン・パルスSINによってFI
FO表示メモリ30に各第2種ワードW2を実際にロー
ドする。
ラムからマイクロプロセッサが16進表示で32の制御
ワードを制御ワード・レジスタ9に書き込む。そして、
特性情報に関する座標データ群をFIFO表示メモリ3
0に転送するよう指示するため、第1DMA制御回路2
の第1DMAポインタを特性情報領域の第1記憶位置に
合わせる。なお、この特性情報領域は、テキスト領域で
ある。マイクロプロセッサ1は、さらに第1DMAの計
数値(ブロックの大きさ)をテキスト領域の第1セクシ
ョンにある座標データの個数(表示するドット数)に合
わせる。そして、マイクロプロセッサは、第1DMA制
御回路2の動作を開始させる。この後、第1DMA制御
回路2は、上述のテキスト領域の第1セクションをバー
スト・モードDMAでFIFO表示メモリ30に転送す
る。上述の状態の下で第2ステートマシン33が受取信
号ACK1を受けた後、要求信号REQ1が第2レベル
である間、第2種ワードW2をFIFO表示メモリ30
にロードする。シフトイン・パルスSINによってFI
FO表示メモリ30に各第2種ワードW2を実際にロー
ドする。
【0059】ブロック50で定義したテキスト領域の第
1セクションをFIFO表示メモリ30に転送した後、
第1DMA制御回路2は、これを停止(インタラプト)
信号でマイクロプロセッサ1に知らせる。これに応答し
て表示プログラムがブロック51に進む。ブロック51
においてマイクロプロセッサ1は、数値F4の制御ワー
ドCWを制御ワード・レジスタ9にロードして、FIF
O表示メモリ30に転送する連続的な波形データ群が第
1チャンネルCH1のものであることを指示する。さら
にマイクロプロセッサ1は、第1DMAポインタをプロ
セッサ・メモリ(RAM)8のCH1領域の第1記憶位
置のアドレスに設定する。また、第1DMAの計数値
(ブロックの大きさ)をインターバル(繰り返し期間)
t1〜t2で表示する波形CH1のドットの座標データ
数に設定する。この時点でマイクロプロセッサ1は、こ
のように定義した領域をFIFO表示メモリ30に第1
DMA転送する。
1セクションをFIFO表示メモリ30に転送した後、
第1DMA制御回路2は、これを停止(インタラプト)
信号でマイクロプロセッサ1に知らせる。これに応答し
て表示プログラムがブロック51に進む。ブロック51
においてマイクロプロセッサ1は、数値F4の制御ワー
ドCWを制御ワード・レジスタ9にロードして、FIF
O表示メモリ30に転送する連続的な波形データ群が第
1チャンネルCH1のものであることを指示する。さら
にマイクロプロセッサ1は、第1DMAポインタをプロ
セッサ・メモリ(RAM)8のCH1領域の第1記憶位
置のアドレスに設定する。また、第1DMAの計数値
(ブロックの大きさ)をインターバル(繰り返し期間)
t1〜t2で表示する波形CH1のドットの座標データ
数に設定する。この時点でマイクロプロセッサ1は、こ
のように定義した領域をFIFO表示メモリ30に第1
DMA転送する。
【0060】ブロック51で座標データ群を転送した
後、第1DMA制御回路2は、これを再びマイクロプロ
セッサ1に知らせ、この時点でブロック52の処理を開
始する。ブロック52においてマイクロプロセッサ1
は、数値B8の制御ワードCWを制御ワード・レジスタ
9にロードする。また、第1DMAポインタをまだFI
FO表示メモリ30に転送していないCH1領域の連続
する記憶位置のアドレスに設定して計数値(ブロックの
大きさ)をその座標データ数に設定する。そして、マイ
クロプロセッサ1は第1DMA転送を開始する。第1ス
テートマシン32は、数値B8の制御ワードCWを受け
ると保持信号HOLDを掃引発生回路45に送信し、イ
ンターバルt2〜t3の間、掃引信号SWPDMのレベ
ルを一定に保つ。この期間では、関係する画像ドットが
他のドットより長く光り、これを用いてトリガ点を強調
して示すことができる。これでブロック52が完全に終
了する。
後、第1DMA制御回路2は、これを再びマイクロプロ
セッサ1に知らせ、この時点でブロック52の処理を開
始する。ブロック52においてマイクロプロセッサ1
は、数値B8の制御ワードCWを制御ワード・レジスタ
9にロードする。また、第1DMAポインタをまだFI
FO表示メモリ30に転送していないCH1領域の連続
する記憶位置のアドレスに設定して計数値(ブロックの
大きさ)をその座標データ数に設定する。そして、マイ
クロプロセッサ1は第1DMA転送を開始する。第1ス
テートマシン32は、数値B8の制御ワードCWを受け
ると保持信号HOLDを掃引発生回路45に送信し、イ
ンターバルt2〜t3の間、掃引信号SWPDMのレベ
ルを一定に保つ。この期間では、関係する画像ドットが
他のドットより長く光り、これを用いてトリガ点を強調
して示すことができる。これでブロック52が完全に終
了する。
【0061】続いて表示プログラムは、ブロック53に
進む。これは、ブロック52で転送されなかったインタ
ーバルt3〜t4で表示するCH1領域のドットの座標
データ群に関係する。
進む。これは、ブロック52で転送されなかったインタ
ーバルt3〜t4で表示するCH1領域のドットの座標
データ群に関係する。
【0062】次に表示プログラムは、ブロック54に進
む。マイクロプロセッサ1は、数値80の制御ワードを
制御ワード・レジスタ9にロードし、第1DMAポイン
タを例えばプロセッサROM7に記憶しておいたカーソ
ル1のパターンの第1記憶位置にアドレスし、計数値
(ブロックの大きさ)を表示するX(時間)カーソル1
のパターン・ドット数に設定して第1DMA転送を開始
する。第1ステートマシン32は、数値80の制御ワー
ドを受けると保持信号HOLDを掃引発生回路45に送
信して掃引信号SWPDMのレベルを一定に保ち、この
とき数値80の制御ワードCWと共にy座標データの画
像ドットがFIFO表示メモリ30からシフトして出力
される。第1ステートマシン32は、表示するカーソル
1パターンの各ドットについて数値80の制御ワードを
受け、カーソル1のパターンを完全に表示するまで掃引
信号SWPDMのレベルを一定に保つ。
む。マイクロプロセッサ1は、数値80の制御ワードを
制御ワード・レジスタ9にロードし、第1DMAポイン
タを例えばプロセッサROM7に記憶しておいたカーソ
ル1のパターンの第1記憶位置にアドレスし、計数値
(ブロックの大きさ)を表示するX(時間)カーソル1
のパターン・ドット数に設定して第1DMA転送を開始
する。第1ステートマシン32は、数値80の制御ワー
ドを受けると保持信号HOLDを掃引発生回路45に送
信して掃引信号SWPDMのレベルを一定に保ち、この
とき数値80の制御ワードCWと共にy座標データの画
像ドットがFIFO表示メモリ30からシフトして出力
される。第1ステートマシン32は、表示するカーソル
1パターンの各ドットについて数値80の制御ワードを
受け、カーソル1のパターンを完全に表示するまで掃引
信号SWPDMのレベルを一定に保つ。
【0063】表示プログラムは、ブロック55に進む。
ブロック55では、CH1領域のインターバルt5〜t
6で表示するドットの座標データ群を定義して転送す
る。次に表示プログラムはブロック56に進むが、これ
はブロック50と同様にして特性情報の第2セクション
を表示する。
ブロック55では、CH1領域のインターバルt5〜t
6で表示するドットの座標データ群を定義して転送す
る。次に表示プログラムはブロック56に進むが、これ
はブロック50と同様にして特性情報の第2セクション
を表示する。
【0064】表示プログラムは図2のブロック57に進
み、インターバルt7〜t8で、第2の波形である波形
CH2の画像ドットを画像更新時間20m秒で表示す
る。表示プログラムはブロック58に進み、ブロック5
4でカーソル1を表示したのと同じように2つ目の時間
カーソル2をインターバルt8〜t9において表示す
る。時間カーソル1及び2は、パターンが異なっていて
良い。表示プログラムはブロック59に進み、インター
バルt9〜t10において波形CH2を表示する。表示
プログラムはブロック60に進み、ブロック50と同様
にしてテキスト領域の第3セクションを表示する。表示
プログラムがブロック61に進むと基準波形REF1を
表示する。表示プログラムがブロック62に進むと、ブ
ロック50と同様にしてテキスト領域の第4セクション
を表示する。表示プログラムがブロック63に進むと基
準波形REF2を表示し、この最後の波形表示の画像更
新時間は20m秒である。
み、インターバルt7〜t8で、第2の波形である波形
CH2の画像ドットを画像更新時間20m秒で表示す
る。表示プログラムはブロック58に進み、ブロック5
4でカーソル1を表示したのと同じように2つ目の時間
カーソル2をインターバルt8〜t9において表示す
る。時間カーソル1及び2は、パターンが異なっていて
良い。表示プログラムはブロック59に進み、インター
バルt9〜t10において波形CH2を表示する。表示
プログラムはブロック60に進み、ブロック50と同様
にしてテキスト領域の第3セクションを表示する。表示
プログラムがブロック61に進むと基準波形REF1を
表示する。表示プログラムがブロック62に進むと、ブ
ロック50と同様にしてテキスト領域の第4セクション
を表示する。表示プログラムがブロック63に進むと基
準波形REF2を表示し、この最後の波形表示の画像更
新時間は20m秒である。
【0065】こうして表示プログラムは、プログラムを
開始したブロック50に戻る。もし途中で他の構成を有
する画像が必要になれば、マイクロプロセッサ1がその
時点において第1及び第2DMA転送にバスを使用して
いない比較的長い時間の間に他の表示プログラムをアセ
ンブルし、そのプログラムを開始することによって、交
互にジャンプすることが可能である。
開始したブロック50に戻る。もし途中で他の構成を有
する画像が必要になれば、マイクロプロセッサ1がその
時点において第1及び第2DMA転送にバスを使用して
いない比較的長い時間の間に他の表示プログラムをアセ
ンブルし、そのプログラムを開始することによって、交
互にジャンプすることが可能である。
【0066】時間カーソル1及び2の位置は、ブロック
54及び58に関して説明したようにその時点での掃引
信号SWPDMのレベル(零ではない)に関係している
ので、カーソル1及び2の位置は表示された波形の位置
と関係し、画面自身又は画面の目盛りとは関係ない。
54及び58に関して説明したようにその時点での掃引
信号SWPDMのレベル(零ではない)に関係している
ので、カーソル1及び2の位置は表示された波形の位置
と関係し、画面自身又は画面の目盛りとは関係ない。
【0067】表1〜5からわかるように、画面自身又は
画面の目盛りとその位置が関係する別のカーソルも表示
可能である。これらのカーソルについては、第2種ワー
ドW2が表示する各ドットのx及びy座標データで夫々
構成される。よってこのような画像ドットは、表示され
ている波形の位置とは関係しない。
画面の目盛りとその位置が関係する別のカーソルも表示
可能である。これらのカーソルについては、第2種ワー
ドW2が表示する各ドットのx及びy座標データで夫々
構成される。よってこのような画像ドットは、表示され
ている波形の位置とは関係しない。
【0068】画面と関係するカーソルは、すべてオシロ
スコープのアナログ・モードで使用される。もし時間の
基礎となるアナログ掃引発生回路48の掃引時間を短く
設定すれば、単位時間当たりに更新される画像が多く、
バースト・モードで画面と関係するカーソルの表示を選
択できる。この場合、カーソルは一回で描かれる。掃引
時間を長く、例えば、2m秒にしたときは、画面と関係
するカーソルはチョップ・モードで表示するのが適当で
ある。この場合、カーソルに関する1又はいくつかの画
像ドットの表示は、アナログ入力信号UCH1及び2の
表示と交互に行われる。
スコープのアナログ・モードで使用される。もし時間の
基礎となるアナログ掃引発生回路48の掃引時間を短く
設定すれば、単位時間当たりに更新される画像が多く、
バースト・モードで画面と関係するカーソルの表示を選
択できる。この場合、カーソルは一回で描かれる。掃引
時間を長く、例えば、2m秒にしたときは、画面と関係
するカーソルはチョップ・モードで表示するのが適当で
ある。この場合、カーソルに関する1又はいくつかの画
像ドットの表示は、アナログ入力信号UCH1及び2の
表示と交互に行われる。
【0069】画面と関係するカーソルは、オシロスコー
プのデジタル・モードでも利用可能である。表示速度、
つまり、掃引信号SWPDMの掃引時間はデジタル・モ
ードでは一定で且つ比較的短いので、画面と関係するカ
ーソルも表示可能となる。デジタル・モードでの画面と
関係するカーソルの1実施例では、16進表示で12及
び13の数値の制御ワードだけを使用した。すべてのカ
ーソルは、その一部分を時分割で表示できる。つまり、
カーソルのパーツの間に波形の全部又は一部を表示でき
る。
プのデジタル・モードでも利用可能である。表示速度、
つまり、掃引信号SWPDMの掃引時間はデジタル・モ
ードでは一定で且つ比較的短いので、画面と関係するカ
ーソルも表示可能となる。デジタル・モードでの画面と
関係するカーソルの1実施例では、16進表示で12及
び13の数値の制御ワードだけを使用した。すべてのカ
ーソルは、その一部分を時分割で表示できる。つまり、
カーソルのパーツの間に波形の全部又は一部を表示でき
る。
【0070】16進表示でC0、D0、E0及びF0の
数値を有する制御ワードは、波形の関心のある一部分を
表示しないようにする(ブランクする)のに使用され
る。これは、画面に見える波形の位置あわせに用いると
よい。
数値を有する制御ワードは、波形の関心のある一部分を
表示しないようにする(ブランクする)のに使用され
る。これは、画面に見える波形の位置あわせに用いると
よい。
【0071】16進表示で30の数値を有する制御ワー
ドCWは、表示中に電子ビームをブランクするインター
バル(時間)を発生させるのに使用される。これは、も
しこの画面に表示したとき連続する2つのドットの間の
インターバルが比較的大きい場合には有用で、このイン
ターバルの間又はこのようなインターバルが連続する間
に電子ビームはその位置を変更するが、その位置変更過
程は見えないようにできる。これは、掃引の終わりにビ
ームを急速に戻すときに特に有効であろう。
ドCWは、表示中に電子ビームをブランクするインター
バル(時間)を発生させるのに使用される。これは、も
しこの画面に表示したとき連続する2つのドットの間の
インターバルが比較的大きい場合には有用で、このイン
ターバルの間又はこのようなインターバルが連続する間
に電子ビームはその位置を変更するが、その位置変更過
程は見えないようにできる。これは、掃引の終わりにビ
ームを急速に戻すときに特に有効であろう。
【0072】図1、2及び5を参照して説明した特性情
報は、制御ワードの数値が32のときは、その表示ドッ
トの座標データを集中的(バースト)に表示することも
できるし、制御ワードの数値が38のときは、画像更新
時間20m秒の全体に渡って分散して表示することもで
きる。
報は、制御ワードの数値が32のときは、その表示ドッ
トの座標データを集中的(バースト)に表示することも
できるし、制御ワードの数値が38のときは、画像更新
時間20m秒の全体に渡って分散して表示することもで
きる。
【0073】本発明の他の重要な点としては、簡単な波
形記憶方法で新しいサンプルを連続的に取込み、波形を
ロール・モード又はスキャン・モードで画面に表示でき
ることである。これについては、図6〜図18を参照し
て後述する。この関係で、常に波形中の10ドットを掃
引信号SWPDMの掃引中に表示でき、従って、画像更
新時間は、1波形及び特性情報を表示する時間に対応
し、しかもこの更新時間中に1個のサンプルを取込むと
仮定する。なお、後述の如く、スキャン・モードとは、
陰極線管の表示スクリーン上で古い波形部分が新しい波
形部分に順次入れ替わるように表示することであり、ロ
ール・モードとは、表示波形が表示スクリーンを順次移
動するように表示することである。
形記憶方法で新しいサンプルを連続的に取込み、波形を
ロール・モード又はスキャン・モードで画面に表示でき
ることである。これについては、図6〜図18を参照し
て後述する。この関係で、常に波形中の10ドットを掃
引信号SWPDMの掃引中に表示でき、従って、画像更
新時間は、1波形及び特性情報を表示する時間に対応
し、しかもこの更新時間中に1個のサンプルを取込むと
仮定する。なお、後述の如く、スキャン・モードとは、
陰極線管の表示スクリーン上で古い波形部分が新しい波
形部分に順次入れ替わるように表示することであり、ロ
ール・モードとは、表示波形が表示スクリーンを順次移
動するように表示することである。
【0074】図6は、時間tを関数とする入力信号UC
H1又はUCH2の例を示しており、この図ではd1〜
d17のサンプルを取込んで、取込んだサンプルは大き
なドットで表示してある。まずは、d10を最後のドッ
ト、つまり、d1〜d9は、既に取込まれているものと
仮定しよう。図7に示した波形は、オシロスコープの画
面70上にスキャン・モードで示されている。上述した
ように電子ビームが1画像ドットから次のドットに移動
するときにはブランクされているが、図6との比較を容
易にするために便宜上連続するドットを接続して示して
いる。最後のサンプリングd10と最初のサンプルd1
との間が接続されていないが、これはこれらのドットが
実際上は夫々波形の開始及び終了を示すからである。こ
の表現は、以下の図8〜図12でも同じである。
H1又はUCH2の例を示しており、この図ではd1〜
d17のサンプルを取込んで、取込んだサンプルは大き
なドットで表示してある。まずは、d10を最後のドッ
ト、つまり、d1〜d9は、既に取込まれているものと
仮定しよう。図7に示した波形は、オシロスコープの画
面70上にスキャン・モードで示されている。上述した
ように電子ビームが1画像ドットから次のドットに移動
するときにはブランクされているが、図6との比較を容
易にするために便宜上連続するドットを接続して示して
いる。最後のサンプリングd10と最初のサンプルd1
との間が接続されていないが、これはこれらのドットが
実際上は夫々波形の開始及び終了を示すからである。こ
の表現は、以下の図8〜図12でも同じである。
【0075】画像を更新すると、つまり、掃引信号SW
PDMの次の掃引が発生するとき、次のサンプルd11
が取り込まれて画像中でサンプルd1を置換される。次
の掃引では、サンプルd2がサンプルd12と置換され
るということが続く。
PDMの次の掃引が発生するとき、次のサンプルd11
が取り込まれて画像中でサンプルd1を置換される。次
の掃引では、サンプルd2がサンプルd12と置換され
るということが続く。
【0076】図13〜図15は、スキャン・モードにつ
いてプロセッサRAM(波形メモリ)8の波形領域71
の変化を順を追って示している。プロセッサRAM8の
連続する記憶位置に波形のサンプル値を収めるようす
が、図7〜図9に夫々対応している。サンプルを取り込
んだときは、常に第2DMA制御回路3がそのサンプル
値をできるだけ早く波形領域71へとその内容が古くな
っている記憶位置から書き込んでいく。この結果、連続
するサンプルは、波形領域71の連続する記憶位置に書
き込まれる。サンプルを表示する間に表示プログラム
は、常に第1DMA制御回路2の第1DMAポインタを
波形領域71の最初のアドレスに設定する。よって、波
形領域71の内容の表示は、図13〜図15からわかる
ように常にサンプルd5から始まる。図9に示す画像が
掃引されて2つの掃引が終わると、波形領域71の第1
記憶位置中のサンプルd5は、次の掃引でサンプルd1
5と置換される、ということが続く。
いてプロセッサRAM(波形メモリ)8の波形領域71
の変化を順を追って示している。プロセッサRAM8の
連続する記憶位置に波形のサンプル値を収めるようす
が、図7〜図9に夫々対応している。サンプルを取り込
んだときは、常に第2DMA制御回路3がそのサンプル
値をできるだけ早く波形領域71へとその内容が古くな
っている記憶位置から書き込んでいく。この結果、連続
するサンプルは、波形領域71の連続する記憶位置に書
き込まれる。サンプルを表示する間に表示プログラム
は、常に第1DMA制御回路2の第1DMAポインタを
波形領域71の最初のアドレスに設定する。よって、波
形領域71の内容の表示は、図13〜図15からわかる
ように常にサンプルd5から始まる。図9に示す画像が
掃引されて2つの掃引が終わると、波形領域71の第1
記憶位置中のサンプルd5は、次の掃引でサンプルd1
5と置換される、ということが続く。
【0077】サンプルd10を最後(最新)のサンプル
と再度仮定すると、ロール・モードでは、図10に示す
ように最後に取り込んだ10個のサンプルが画面70に
示され、最も最新のサンプルd10が最も右に示されて
いる。図10に示す画像を表示している間に新しいサン
プルd11が取り込まれ、これがサンプルd10に代わ
って最新のサンプルとして掃引信号SWPDMの次の掃
引時に表示され、また、先に取り込んでおいた9個のサ
ンプルd2〜d10は、この掃引時にこの順序のまま早
めて表示され、サンプルd1は画面から消える。よっ
て、図10に示した波形は、画面70上を左に移動して
波形には常に新しいサンプルが供給される。図12で
は、画面70の右にサンプルd12が現れ、左側のサン
プルが消えている。
と再度仮定すると、ロール・モードでは、図10に示す
ように最後に取り込んだ10個のサンプルが画面70に
示され、最も最新のサンプルd10が最も右に示されて
いる。図10に示す画像を表示している間に新しいサン
プルd11が取り込まれ、これがサンプルd10に代わ
って最新のサンプルとして掃引信号SWPDMの次の掃
引時に表示され、また、先に取り込んでおいた9個のサ
ンプルd2〜d10は、この掃引時にこの順序のまま早
めて表示され、サンプルd1は画面から消える。よっ
て、図10に示した波形は、画面70上を左に移動して
波形には常に新しいサンプルが供給される。図12で
は、画面70の右にサンプルd12が現れ、左側のサン
プルが消えている。
【0078】ロール・モードでは、取り込んだサンプル
をスキャン・モードと同様に波形領域72に書き込んで
いる。しかし、表示の際には、マイクロプロセッサ1へ
の表示プログラムが第2DMAポインタを各掃引毎に1
づつ増加させてアドレスさせている。さらに表示プログ
ラムは、第2DMAの計数値(ブロックの大きさ)をで
きるだけ大きくし、表示するドットのすべての座標デー
タを転送するために波形領域72の最初から連続的にD
MA転送を実行する。なお、第2DMAの計数値は、表
示する波形ドットの座標データ数であり、座標データは
FIFO表示メモリに転送される。
をスキャン・モードと同様に波形領域72に書き込んで
いる。しかし、表示の際には、マイクロプロセッサ1へ
の表示プログラムが第2DMAポインタを各掃引毎に1
づつ増加させてアドレスさせている。さらに表示プログ
ラムは、第2DMAの計数値(ブロックの大きさ)をで
きるだけ大きくし、表示するドットのすべての座標デー
タを転送するために波形領域72の最初から連続的にD
MA転送を実行する。なお、第2DMAの計数値は、表
示する波形ドットの座標データ数であり、座標データは
FIFO表示メモリに転送される。
【0079】図10の画像を表示するには、第2DMA
転送を2ステップで行う必要がある。第1ステップで表
示プログラムは、第2DMAポインタをサンプルd1を
保持しているアドレスへと設定し、DMAのブロックの
大きさを4にする。この4は、波形メモリ領域72に記
憶されている最新の4つのサンプルd1〜d4を示して
いる。次のステップで表示プログラムは、第2DMAポ
インタを波形領域72の最初の記憶位置にアドレスさ
せ、第2DMAのブロックの大きさを全ドット数の内、
画像を完成させるためにさらに転送する必要のあるドッ
ト数に合わせる。この第2ステップにおいては、サンプ
ルd5〜d10を表示するために第2ブロックに大きさ
を6とすることになろう。図17及び図18は、夫々図
11及び図12の画像を表示しているときの波形領域7
2を示している。
転送を2ステップで行う必要がある。第1ステップで表
示プログラムは、第2DMAポインタをサンプルd1を
保持しているアドレスへと設定し、DMAのブロックの
大きさを4にする。この4は、波形メモリ領域72に記
憶されている最新の4つのサンプルd1〜d4を示して
いる。次のステップで表示プログラムは、第2DMAポ
インタを波形領域72の最初の記憶位置にアドレスさ
せ、第2DMAのブロックの大きさを全ドット数の内、
画像を完成させるためにさらに転送する必要のあるドッ
ト数に合わせる。この第2ステップにおいては、サンプ
ルd5〜d10を表示するために第2ブロックに大きさ
を6とすることになろう。図17及び図18は、夫々図
11及び図12の画像を表示しているときの波形領域7
2を示している。
【0080】スキャン・モード及びロール・モードの実
施例では、サンプルを250μ秒毎に取り込み、第2D
MA制御回路3にしたがって可能な限り早くプロセッサ
RAM8に蓄積している。スキャン・モードでは、各波
形画像において前の画像を20m秒の更新時間中に4波
形について80サンプルづつ置換している。ロール・モ
ードでも20m秒の更新時間中に80サンプルを再度取
り込んでいる。よって、1実施例としては、ロール・モ
ードで波形領域72が記憶位置を少なくとも表示波形ド
ット数以上の80以上を有する必要がある。例えば外部
取込みクロック信号(EXTACQCK)を用いるな
ど、ある条件の下では、取込みのインターバルは250
μ秒より短くても良い。これによれば、20m秒の画像
更新時間の間に80以上のサンプルを取り込める。1実
施例としては、波形領域72の記憶位置数を80の代わ
りに200としても良い。
施例では、サンプルを250μ秒毎に取り込み、第2D
MA制御回路3にしたがって可能な限り早くプロセッサ
RAM8に蓄積している。スキャン・モードでは、各波
形画像において前の画像を20m秒の更新時間中に4波
形について80サンプルづつ置換している。ロール・モ
ードでも20m秒の更新時間中に80サンプルを再度取
り込んでいる。よって、1実施例としては、ロール・モ
ードで波形領域72が記憶位置を少なくとも表示波形ド
ット数以上の80以上を有する必要がある。例えば外部
取込みクロック信号(EXTACQCK)を用いるな
ど、ある条件の下では、取込みのインターバルは250
μ秒より短くても良い。これによれば、20m秒の画像
更新時間の間に80以上のサンプルを取り込める。1実
施例としては、波形領域72の記憶位置数を80の代わ
りに200としても良い。
【0081】
【発明の効果】上述のように本発明の波形表示方法によ
れば、波形を表示するためのサンプル・ドットの座標を
表す波形用座標情報をプロセッサ・メモリに蓄積するの
で、マイクロプロセッサ・システム及び制御手段(ステ
ート・マシン)が、制御ワードに応じて、波形用座標情
報をプロセッサ・メモリからFIFO表示メモリへのD
MA転送を所望に制御できると共に、このFIFO表示
メモリからの読出しも所望に制御できる。よって、複雑
なハードウエアやその変更をしなくともソフトウェア的
に容易に表示構成を変更でき、種々の表示が可能とな
る。また、制御ワードには特性情報用座標データも含ま
れているので、波形と特性情報を容易に同時表示でき
る。さらに、制御手段は、制御ワードに応じてアナログ
掃引発生回路も制御できるので、一時的にアナログ掃引
信号のレベルを一定にして、陰極線管表示スクリーン上
にカーソルを表示できる。また、本発明では、取り込み
メモリとプロセッサ・メモリとが別々に分かれているた
め、取り込みメモリを小容量で高速の高価なメモリで構
成し、プロセッサ・メモリを取り込みメモリよりも大容
量で低速の安価なメモリで構成でき、高速取り込みを維
持しながら全体として安価に構成できる。
れば、波形を表示するためのサンプル・ドットの座標を
表す波形用座標情報をプロセッサ・メモリに蓄積するの
で、マイクロプロセッサ・システム及び制御手段(ステ
ート・マシン)が、制御ワードに応じて、波形用座標情
報をプロセッサ・メモリからFIFO表示メモリへのD
MA転送を所望に制御できると共に、このFIFO表示
メモリからの読出しも所望に制御できる。よって、複雑
なハードウエアやその変更をしなくともソフトウェア的
に容易に表示構成を変更でき、種々の表示が可能とな
る。また、制御ワードには特性情報用座標データも含ま
れているので、波形と特性情報を容易に同時表示でき
る。さらに、制御手段は、制御ワードに応じてアナログ
掃引発生回路も制御できるので、一時的にアナログ掃引
信号のレベルを一定にして、陰極線管表示スクリーン上
にカーソルを表示できる。また、本発明では、取り込み
メモリとプロセッサ・メモリとが別々に分かれているた
め、取り込みメモリを小容量で高速の高価なメモリで構
成し、プロセッサ・メモリを取り込みメモリよりも大容
量で低速の安価なメモリで構成でき、高速取り込みを維
持しながら全体として安価に構成できる。
【図1】本発明の方法によるDMA転送のフローチャー
トを示す図である。
トを示す図である。
【図2】本発明の方法によるDMA転送のフローチャー
トを示す図である。
トを示す図である。
【図3】本発明の方法の適用するのに好適なオシロスコ
ープの回路の左側を示すブロック図である。
ープの回路の左側を示すブロック図である。
【図4】本発明の方法の適用するのに好適なオシロスコ
ープの回路の右側を示すブロック図である。
ープの回路の右側を示すブロック図である。
【図5】本発明の方法による時間を関数とする掃引信号
の1実施例を示す図である。
の1実施例を示す図である。
【図6】図6は、時間tを関数とする入力信号の1例を
示す図である。
示す図である。
【図7】本発明の方法によってスキャン・モードにおい
て波形を表示した画面を示す1実施例である。
て波形を表示した画面を示す1実施例である。
【図8】本発明の方法によるスキャン・モードにおいて
波形を表示した画面を示す1実施例である。
波形を表示した画面を示す1実施例である。
【図9】本発明の方法によるスキャン・モードにおいて
波形を表示した画面を示す1実施例である。
波形を表示した画面を示す1実施例である。
【図10】本発明の方法によるロール・モードにおいて
波形を表示した画面を示す1実施例である。
波形を表示した画面を示す1実施例である。
【図11】本発明の方法によるロール・モードにおいて
波形を表示した画面を示す1実施例である。
波形を表示した画面を示す1実施例である。
【図12】本発明の方法によるロール・モードにおいて
波形を表示した画面を示す1実施例である。
波形を表示した画面を示す1実施例である。
【図13】本発明の方法によるスキャン・モードにおい
て波形を表示した際の波形領域の状態を示す1実施例で
ある。
て波形を表示した際の波形領域の状態を示す1実施例で
ある。
【図14】本発明の方法によるスキャン・モードにおい
て波形を表示した際の波形領域の状態を示す1実施例で
ある。
て波形を表示した際の波形領域の状態を示す1実施例で
ある。
【図15】本発明の方法によるスキャン・モードにおい
て波形を表示した際の波形領域の状態を示す1実施例で
ある。
て波形を表示した際の波形領域の状態を示す1実施例で
ある。
【図16】本発明の方法によるロール・モードにおいて
波形を表示した際の波形領域の状態を示す1実施例であ
る。
波形を表示した際の波形領域の状態を示す1実施例であ
る。
【図17】本発明の方法によるロール・モードにおいて
波形を表示した際の波形領域の状態を示す1実施例であ
る。
波形を表示した際の波形領域の状態を示す1実施例であ
る。
【図18】本発明の方法によるロール・モードにおいて
波形を表示した際の波形領域の状態を示す1実施例であ
る。
波形を表示した際の波形領域の状態を示す1実施例であ
る。
1 マイクロプロセッサ(マイクロプロセッサ・システ
ム) 2 第1DMA制御回路(マイクロプロセッサ・システ
ム) 3 第2DMA制御回路(マイクロプロセッサ・システ
ム) 4 バス 6 操作パネル 7 プロセッサROM(プロセッサ・メモリ) 8 プロセッサRAM(プロセッサ・メモリ) 9 制御ワード・レジスタ 10 タイム・ベース/DMAアドレス・バス制御回路 18 取込みメモリ 30 FIFO表示メモリ 32 第1ステートマシン(制御手段) 33 第2ステートマシン(制御手段) 45 アナログ掃引発生回路 46 DAC/アナログ・ホールド回路 48 アナログ掃引発生回路
ム) 2 第1DMA制御回路(マイクロプロセッサ・システ
ム) 3 第2DMA制御回路(マイクロプロセッサ・システ
ム) 4 バス 6 操作パネル 7 プロセッサROM(プロセッサ・メモリ) 8 プロセッサRAM(プロセッサ・メモリ) 9 制御ワード・レジスタ 10 タイム・ベース/DMAアドレス・バス制御回路 18 取込みメモリ 30 FIFO表示メモリ 32 第1ステートマシン(制御手段) 33 第2ステートマシン(制御手段) 45 アナログ掃引発生回路 46 DAC/アナログ・ホールド回路 48 アナログ掃引発生回路
Claims (3)
- 【請求項1】 少なくとも1つの入力信号の波形を表示
するためのサンプル・ドットの座標を表す波形用座標デ
ータを求め、 上記波形用座標データを取り込みメモリに蓄積すると共
に、上記波形に関連した制御ワードを、マイクロプロセ
ッサ・システムのバスに接続されたプロセッサ・メモリ
から制御ワード・レジスタに蓄積し、上記 プロセッサ・メモリに、上記取り込みメモリから上
記波形用座標データを転送し、 上記制御ワードにより決まる所望の波形表示構成に応じ
て、上記プロセッサ・メモリからの上記波形用座標デー
タ及び上記制御ワード・レジスタからの上記制御ワード
をFIFO表示メモリにDMA転送し、 制御手段が上記FIFO表示メモリから上記波形用座標
データ及び上記制御ワードを読出し、 上記FIFO表示メモリからの上記波形用座標データを
変換して第1アナログ偏向信号を発生し、 上記制御ワードに応じて上記制御手段が制御するアナロ
グ掃引発生回路が、掃引信号である第2アナログ偏向信
号を発生し、 上記第1アナログ偏向信号及び上記第2アナログ偏向信
号を陰極線管の偏向手段に供給して電子ビームを偏向し
て上記陰極線管のスクリーン上に波形表示を行う波形表
示方法であって、 上記制御手段及び上記マイクロプロセッサ・システムは
共同して、上記制御手段が上記FIFO表示メモリから
受けた上記制御ワードに応じて、上記FIFO表示メモ
リへの上記DMA転送動作及び上記FIFO表示メモリ
からの読出し動作を制御することを特徴とする波形表示
方法。 - 【請求項2】 上記波形に関連した特性情報を表示する
ためのドットの座標を表し上記プロセッサ・メモリから
得た特性情報用座標データと、上記制御ワード・レジス
タからの上記制御ワードとが、上記FIFO表示メモリ
に転送され、上記FIFO表示メモリからの上記特性情
報用座標データをアナログ偏向信号に変換して、上記波
形と共に上記特性情報を上記陰極線管の表示スクリーン
に表示することを特徴とする請求項1の波形表示方法。 - 【請求項3】 上記制御ワードはカーソル情報を含み、
該カーソル情報に応じて、上記アナログ掃引発生回路が
上記第2アナログ偏向信号を一時的に一定レベルとする
と共に、上記制御手段が上記FIFO表示メモリの読出
し動作を制御して、上記陰極線管の上記表示スクリーン
にカーソルを表示することを特徴とする請求項1の波形
表示方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
EP19920200188 EP0552506B1 (en) | 1992-01-23 | 1992-01-23 | Method for displaying a waveform of at least one input signal and attribute information on the screen of a cathode ray tube of an oscilloscope, and an oscilloscope for applying the method |
EP92200188.8 | 1992-01-23 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0682482A JPH0682482A (ja) | 1994-03-22 |
JP2775133B2 true JP2775133B2 (ja) | 1998-07-16 |
Family
ID=8210377
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5027208A Expired - Fee Related JP2775133B2 (ja) | 1992-01-23 | 1993-01-25 | 波形表示方法 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0552506B1 (ja) |
JP (1) | JP2775133B2 (ja) |
DE (1) | DE69201947T2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5900886A (en) * | 1995-05-26 | 1999-05-04 | National Semiconductor Corporation | Display controller capable of accessing an external memory for gray scale modulation data |
US5821910A (en) * | 1995-05-26 | 1998-10-13 | National Semiconductor Corporation | Clock generation circuit for a display controller having a fine tuneable frame rate |
KR970705116A (ko) * | 1995-05-26 | 1997-09-06 | 존 엠. 클락3세 | 공유 시스템 메모리로부터 그래픽 데이타를 액세스할 수 있는 디스플레이 컨트롤러(Display Controller Capable of Accessing Graphics Data from a Shared System Memory) |
JP3849928B2 (ja) | 2001-09-03 | 2006-11-22 | 株式会社デンソー | 燃料噴射ポンプ |
JP6001720B1 (ja) * | 2015-04-08 | 2016-10-05 | ファナック株式会社 | 工作機械の駆動軸に関するデータ取得機能を備えた波形表示装置 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60247172A (ja) * | 1984-05-23 | 1985-12-06 | Kikusui Denshi Kogyo Kk | ストレ−ジオシロスコ−プ |
JPS6112548A (ja) * | 1984-06-27 | 1986-01-20 | Kanzaki Paper Mfg Co Ltd | シ−ト束給送装置 |
JPH01318968A (ja) * | 1988-06-20 | 1989-12-25 | Yokogawa Electric Corp | X−y表示装置 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4225940A (en) * | 1978-10-02 | 1980-09-30 | Tektronix, Inc. | Oscilloscope system for acquiring, processing, and displaying information |
EP0206518A3 (en) * | 1985-06-20 | 1988-01-07 | Tektronix, Inc. | Vertical raster scan controller |
US4774438A (en) * | 1986-09-05 | 1988-09-27 | Tektronix, Inc. | Oscilloscope trace attribute control system |
US5440676A (en) * | 1988-01-29 | 1995-08-08 | Tektronix, Inc. | Raster scan waveform display rasterizer with pixel intensity gradation |
FR2639456B1 (fr) * | 1988-11-18 | 1993-04-23 | Thomson Csf | Dispositif de visualisation sur moniteur video d'un signal module en fonction du temps, et procede correspondant |
-
1992
- 1992-01-23 EP EP19920200188 patent/EP0552506B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1992-01-23 DE DE1992601947 patent/DE69201947T2/de not_active Expired - Fee Related
-
1993
- 1993-01-25 JP JP5027208A patent/JP2775133B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60247172A (ja) * | 1984-05-23 | 1985-12-06 | Kikusui Denshi Kogyo Kk | ストレ−ジオシロスコ−プ |
JPS6112548A (ja) * | 1984-06-27 | 1986-01-20 | Kanzaki Paper Mfg Co Ltd | シ−ト束給送装置 |
JPH01318968A (ja) * | 1988-06-20 | 1989-12-25 | Yokogawa Electric Corp | X−y表示装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
DE69201947T2 (de) | 1995-12-07 |
JPH0682482A (ja) | 1994-03-22 |
EP0552506A1 (en) | 1993-07-28 |
EP0552506B1 (en) | 1995-04-05 |
DE69201947D1 (de) | 1995-05-11 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |