JP2773701B2 - 誤り訂正復号装置 - Google Patents

誤り訂正復号装置

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JP2773701B2
JP2773701B2 JP7245889A JP24588995A JP2773701B2 JP 2773701 B2 JP2773701 B2 JP 2773701B2 JP 7245889 A JP7245889 A JP 7245889A JP 24588995 A JP24588995 A JP 24588995A JP 2773701 B2 JP2773701 B2 JP 2773701B2
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典史 神谷
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】デジタル通信、あるいは蓄積
の信頼性を高める誤り訂正の復号において、受信符号語
の受信状態に関する情報(信頼度情報)を利用する軟判
定復号技術に関する。
【0002】
【従来の技術】軟判定復号は、受信符号語に含まれる誤
りを除去し、送信符号語を推定する際に、受信符号語の
各シンボルの受信状態に関する情報(信頼度情報)を利
用することで、送信符号語を正しく推定する確率を高め
ている。この軟判定復号の理論的原理は、フォーニィ
ー,デビット・ジュニア著“一般化最小距離復号,”I
EEE情報理論部会会報,IT−12巻,125〜13
1ページ,1966年4月掲載(Forney,G.
D.Jr.,“Generalized Minimu
m Distance Decoding”,IEEE
Transactions on Informat
ion Theory,vol.IT−12,pp.1
25−131,April 1966)に記載されてい
るように、技術上周知である。
【0003】軟判定復号に関する基本的問題点は、経済
的、かつ効率的に高速軟判定復号器を構成することであ
る。リードソロモン符号に関するこの問題の実用的解決
策として、“ソフトデシジョン・リードソロモン復号
器”,公表特許公報平3−500952が従来技術とし
て知られている。これらの手法は、推定符号語の候補を
与える一連の推定誤り位置多項式を経済的、かつ効率的
に算出するための装置を備えることを特徴としている。
【0004】従来技術による軟判定復号方式の概略的ブ
ロック図を図1に示す。復号器の入力となる受信符号
語、及び受信符号語の各シンボルに関する信頼度情報
は、各々バッファ1−3、1−1に保存される。シンド
ローム算出処理装置1−2ではこれらを入力としてシン
ドロームを算出し、出力する。2T個のシンボルからな
るシンドロームは誤り位置/数値多項式算出装置1−4
に入力され、一連の(2T個の)推定誤り位置多項式/
誤り数値多項式を算出する。これらの多項式組は各々2
T−k消失誤り復号(k=0,1,…,d−1)におけ
る推定誤り位置/数値多項式に相当し、kが偶数である
時のT組の推定誤り位置/数値多項式が出力となる。
尚、T=[(d−1)/2]とし、dは符号の最小設計
距離を表す。また、[x]は、x以下の最大の整数を表
す。
【0005】T個の推定誤り位置多項式は、並列化され
たチェンサーチ処理装置1−5に各々入力され、その零
点に相当するシンボルが算出される。この零点と前述の
推定誤り数値多項式を誤り数値算出装置1−6の入力と
することで、誤り数値が推定される。この出力は、バッ
ファ1−3に保存された受信符号語に加算され、最終的
に高々T個の推定送信語候補が算出される。推定送信後
選択装置1−7はこれらの候補の中から、最も送信され
た可能性の高いものを選択し、推定送信語として出力す
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】軟判定復号技術におけ
る最も基本的な問題点は、受信符号語の受信状態に関す
る信頼度情報を用いることなしに送信符号語を推定する
硬判定復号装置と比較して、より多くの処理時間、及び
装置規模を必要とすることである。
【0007】図1の従来技術において、誤り位置/数値
多項式を算出する多項式算出装置1−4は、推定符号語
の候補を与える一連の推定誤り位置多項式を一度に算出
し、その処理時間、及び装置規模は、硬判定復号装置に
おける誤り位置/数値多項式算出とほぼ同じである。多
項式算出後の処理である零点算出処理と誤り数値の算出
処理は、図1にあるように、チェンサーチ1−5、及び
誤り数値算出処理装置をT個並列化することにより実現
される。硬判定復号方式においては、チェンサーチ処
理、誤り数値算出処理は一度実行するだけでよいため、
このような並列化の必要はない。
【0008】即ち、従来の軟判定復号方式において、チ
ェンサーチ処理、誤り数値算出処理に要する装置規模
は、硬判定のそれと単純に比較して、T倍となる。また
装置規模削減のために直列(繰り返し)処理した場合に
は、T倍の計算時間が必要となる。この課題に対する効
果的な手法の提案はなされていない。
【0009】本発明の目的は、従来技術におけるチェン
サーチ処理、誤り数値算出処理の高速化に関する課題を
解決することにより、従来の軟判定復号装置よりもさら
に経済的、効率的、かつ高速な軟判定誤り訂正復号装置
を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】第1の発明の誤り訂正復
号装置は、受信符号語と該受信符号語の受信状態に関す
る信頼度情報を用いて、最大T個の推定符号語候補を算
出し、該推定符号語候補の中から該受信符号語に最もよ
く類似した最大1個の符号語を選択することによって、
該受信符号語の中の符号誤りを訂正する誤り訂正復号装
置において、最大T個の該推定符号語候補を生成するた
めの2T+1組の誤り位置多項式と誤り数値多項式の
組、及び該誤り位置多項式と誤り数値多項式の各組の属
性を表す指標を算出する多項式算出処理装置と、該指標
から、該2T+1組の誤り位置多項式と誤り数値多項式
の各組によって推定される該推定符号語候補の各々と前
記受信符号語の間の類似度を決定し、決定された該類似
度が最も高い該推定符号語候補に対応する該誤り位置多
項式と誤り数値多項式の組を算出する多項式選択装置
と、該多項式選択装置によって算出された一組の該誤り
位置多項式と誤り数値多項式の組から、該誤り位置多項
式の零点を算出するチェンサーチ処理装置と、該零点に
対応する前記の受信符号語中の位置における誤り数値を
算出する誤り数値算出装置を備えることを特徴とする。
【0011】第2の発明の誤り訂正復号装置は、第1の
発明における多項式算出処理装置が、前記の受信符号語
と該受信符号語において信頼度の最も低い2T個の位置
を指定するシンボルから算出されるシンドロームから、
最大2T回の反復演算からなる反復演算アルゴリズムに
よって、該反復演算アルゴリズムの第k回目の反復実行
時に、該受信符号語の該信頼度の最も低い2T−k個の
位置を消失位置とする前記の誤り位置多項式と誤り数値
多項式の組を算出するとともに、該誤り位置多項式と誤
り数値多項式の組によって生成される符号語が、第k−
1回目の反復実行時に既に算出された該誤り位置多項式
と誤り数値多項式の組によって生成される符号語と同じ
か否かを表す指標を算出することを特徴とする。
【0012】第3の発明の誤り訂正復号装置は、第1の
発明における多項式選択装置が、前記多項式算出処理装
置で算出される指標を用いることによって、前記の2T
+1組の誤り位置多項式と誤り数値多項式の組を複数の
クラスに分類し、該クラス間に設定した優先順位が最も
高いクラスに属する任意の該誤り位置多項式と誤り数値
多項式の組が算出する前記の推定符号語の候補が、最も
高い前記の類似度を持つことを特徴とする請求項1記載
の誤り訂正復号装置。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明は、シンドローム算出装
置、及び多項式算出処理装置を備える。シンドローム算
出装置には、受信符号語と受信符号語において信頼度が
最も低い2T個の位置を指定するシンボルからシンドロ
ームを算出し、多項式算出処理装置へ出力される。多項
式算出処理装置では、前記のシンドロームと信頼度が最
も低い2T個の位置を指定するシンボルから、受信符号
語中の信頼度の最も低い2T−k個の位置を消失位置と
する誤り位置多項式と誤り数値多項式の組をk=0,
1,…,2Tに関して逐次的に算出する。
【0014】また、多項式算出処理装置では、算出され
た各誤り位置多項式と誤り数値多項式の組によって推定
される推定符号語候補と前記の受信符号語との間の類似
度を決定するために、各誤り位置多項式と誤り数値多項
式の組の属性を表す指標を算出する。多重シフトレジス
タ合成手法に基づく方式を若干修正した方式を用いるこ
とにより、この指標は、誤り位置多項式と誤り数値多項
式の組とともに効率的に算出される。この指標から、2
T+1組の誤り位置多項式と誤り数値多項式の組の中
で、受信符号語との類似度が最も高い推定符号語の候補
に対応する誤り位置多項式と誤り数値多項式の組を算出
するために、本発明は、多項式選択装置を備える。
【0015】多項式選択装置は、多項式算出処理装置で
算出された指標を用いて、前記の2T+1組の誤り位置
多項式と誤り数値多項式の組を複数のクラスに分類し、
各クラスにクラス中の元の数から決定される優先順位を
割り当て、その優先順位が最も高いクラスに含まれる一
組の誤り位置多項式と誤り数値多項式の組を類似度で最
も高いものとして出力する。
【0016】この多項式選択装置、及び前記の多項式算
出処理装置の発明が、本発明において中心的な役割を果
たす。これらの装置の発明によって、チェンサーチ処
理、誤り数値算出装置に要する計算回数、及び装置規模
を従来技術の1/Tにすることができ、より経済的、か
つ効率的な軟判定復号装置を構成することが可能とな
る。
【0017】以下、図面を用いて本発明を説明する。以
下の説明において使用する誤り訂正符号を、有限体GF
(q)上の次式を満たすベクトルc=(c0 ,c1
…,cn-1 )の集合と定義する。
【0018】
【数1】
【0019】ここで、αはGF(q)の原始元とする。
この誤り訂正符号の符号長はnであり、情報長はn−2
Tとなる。
【0020】図2は、本発明の軟判定誤り訂正復号装置
全体の一実施例を示すブロック図である。2−1は、受
信符号語において信頼殿最も低い2T個の位置を指定す
るシンボルを一時的に保存するバッファである。2−2
はシンドローム算出装置である。この装置は、受信符号
語と2−1に保存された2T個のシンボルを入力とし、
2T個のシンボルからなるシンドロームS0 ,S1
…,S2T-1を出力する。
【0021】シンドロームの算出処理について説明す
る。受信符号語を(w0 ,w1 ,…,wn-1 )とする
時、B0 ,B1 ,…,B2T-1を次のように定義する。
【0022】
【数2】
【0023】Bi をi次の項の係数とする2T−1次の
多項式をU(x)とおく。このB(x)によって、シン
ドロームを係数とする多項式S(x)=S0 +S1 x+
…+S2T-12T-1が次のように導かれる。
【0024】
【数3】
【0025】ここで、x0 ,x1 ,…,x2T-1を2−1
のバッファに保存された2T個のシンボルとする。シン
ドローム算出装置における処理は、通常の硬判定復号装
置における処理と装置化技術を共有することができると
いう利点を持つ。
【0026】2−3は受信符号語を一時的に保存するバ
ッファである。
【0027】2−4は多項式算出処理装置である。この
装置は、シンドローム算出装置の出力であるシンドロー
ムと2−1に保存された2T個のシンボルを入力とし、
K=0,1,…,2Tに関して、受信符号語の中の信頼
度の最も低い2T−k個の位置を消失位置とする誤り位
置多項式P(k) (x)と誤り数値多項式R(k) (x)の
組を算出し、出力する。さらに、算出された各多項式の
組P(k) (x),R(k ) (x)の属性を表す指標idx
(1),…,idx(2T)を算出し、出力する。この
多項式算出処理装置で実行される手続き詳細に関する一
実施例については後述する。
【0028】2−7の多項式選択装置は、多項式算出処
理装置の出力である指標idx(1),…,idx(2
T)から、同じく多項式算出処理装置の出力である2T
+1個の誤り位置多項式と誤り数値多項式の組P
(k) (x),R(k) (x),k=0,1,…,2Tを複
数のクラスに分類し、各クラスの元の数に基づいて優先
順位を算出する。この優先順位は、P(k) (x),R
(k) (x)によって導かれる推定符号語候補と受信符号
語の間の類似度となる。この優先順位が最も高いクラス
に含まれる誤り位置多項式と誤り数値多項式の組を一組
出力する。多項式選択装置で実行される手続きに関する
一実施例については後述する。
【0029】2−5のチェンサーチ処理装置は、多項式
選択装置の出力である誤り位置多項式を入力し、誤り位
置に対応するシンボルを出力する。多項式選択装置の出
力である誤り位置多項式をP(k) (x)とおくと、チェ
ンサーチ処理は、次式を満足するαi をα0 ,α1
…,αn-1 の中から、全探索によって算出する処理であ
り、式(4)を満たすαi が誤り位置に相当する。
【0030】 P(k) (αi )=0 (4) 2−6の誤り数値算出装置では、チェンサーチ処理によ
って算出された、式(4)を満たすαi の集合と誤り数
値多項式、誤り位置多項式、及び2−1に保存されたシ
ンボルから、誤り数値を算出する。式(4)を満たすシ
ンボルの集合を
【0031】
【外1】
【0032】とおくと、これらに対応する受信符号語の
各位置における誤り数値
【0033】
【外2】
【0034】は、次のようにして導くことができる。
【0035】
【数4】
【0036】また、2−1のバッファに保存された2T
個の信頼度低位置x0 ,x1 ,…,x2T-1における誤り
数値
【0037】
【外3】
【0038】は、次のようにして導くことができる。
【0039】
【数5】
【0040】2−6で算出された誤り数値は、2−3に
ある受信符号語に加算され、推定送信語として出力され
る。尚、チェンサーチ処理装置、あるいは誤り数値算出
装置において、訂正不可能な誤りが検出された場合には
受信符号語をそのまま出力することにする。
【0041】図3は、本発明の軟判定誤り訂正復号装置
における多項式算出処理装置の一実施例を示すフローチ
ャートである。図3のフローチャートは、2T回の反復
演算からなる反復演算アルゴリズムを示しており、以下
では、この反復アルゴリズムについて説明する。この反
復アルゴリズムは、受信符号語において信頼度の最も低
い2T個の位置を示すシンボルx0 ,x1 ,…,.x
2T-1と、前述のシンドロームS0 ,S1 ,…,S2T-1
係数とするシンドローム多項式S(x)から、各k=
0,1,…,2Tに関して、次の四つの条件を満足する
多項式の組P(k) (x),R(k) (x)を算出する。
【0042】
【数6】
【0043】尚、B(x)は式(2)のBi をi次の項
の係数とする2T−1次の多項式とする。上述の四条件
を満足する多項式の組P(k) (x),R(k) (x)に関
して、L(k) =degP(k) (x)とおく。条件(d)
より、L(k) の値は一意に定まる。以下では、P
(k) (x),R(k) (x)が条件(a)(b)(c)
(d)を満足しているものとし、このP(k) (x),R
(k) (x)を用いて、k+1に関する四条件を満足する
多項式の組P(k+1) (x),R(k+1) (x)を導く方法
を説明する。多項式の組P(k) (x),R(k) (x)は
次のような性質を持つ。
【0044】性質1 多項式R(k) (x)が、x−xk
で割り切れる時、P(k+1) (x)=P(k) (x),R
(k+1) (x)=Q(k) (x)とおくと、P
(k+1) (x),R(k +1) (x)はk+1に関する条件
(a)(b)(c)(d)を満足する。尚、Q
(k) (x)=R(k) (x)/(x−xk )とおく。
【0045】多項式R(k) (x)がx−xk で割り切れ
る時は、性質1の方法により、P(k +1) (x),R
(k+1) (x)を導くことができる。次に、R(k) (x)
がx−xk で割り切れない時について説明する。次のよ
うな性質がある。
【0046】性質2 多項式R(k) (x)がx−xK
割り切れず、かつ2L(k) ≦kである時、P
(k+1) (x)=(x−xk )P(k) (x),R
(k+1) (x)=R(k) (x)とおくと、P
(k+1) (x),R(k+1) (x)はk+1に関する条件
(a)(b)(c)(d)を満足する。
【0047】多項式R(k) (x)がx−xk で割り切れ
ず、かつ2L(k) ≦kである時は、性質2の方法によ
り、P(k+1) (x),R(k+1) (x)を導くことができ
る。次に、R(k) (x)がx−xk で割り切れず、かつ
2L(k) ≧k+1である時について説明する。まず、各
k=0,1,2,…,2Tに関して、次の条件を満足す
る多項式の組(U(k) (x),V(k) (x))を導入す
る。
【0048】
【数7】
【0049】以下では、多項式の組(U(k) (x),V
(k) (x))が条件(A)(B)(C)(D)を満足し
ているものとする。R(k) (x)がx−xk で割り切れ
ず、かつ2L≧k+1である時のP(k+1) (x),R
(k+1) (x)の算出に関して、次の性質がある。 性質3 R(k) (x)が、x−xk で割り切れず、かつ
2L(k) ≧k+1であるとする。V(k) (x)がx−x
k で割り切れる時、P(k+1) (x)=(x−xk)P
(k) (x),R(k+1) (x)=R(k) (x)とおくと、
(k+1) (x),R(k+1) (x)はk+1に関する条件
(a)(b)(c)(d)を満足する。
【0050】最後にV(k) (x)がx−xk で割り切れ
ない時について述べる。R(k) (x)をx−xk で割っ
た商をQ(k) (x)とし、余りをrk とする。また、V
(k)(x)をx−xk で割った商をW(k) (x)とし、
余りをvk とする。この時、次の性質により、P(k+1)
(x),R(k+1) (x)が算出される。
【0051】性質4 R(k) (x)が、x−xk で割り
切れず、かつ2L(k) ≧k+1であるとする。V
(k) (x)がx−xk で割り切れない時、P
(k+1) (x)=P(k)−(rk /vk )U(k) (x),
(k+1) (x)=Q(k) (x)−(rk /vk)W(k)
(x)とおくと、P(k+1) (x),R(k+1) (x)はk
+1に関する条件(a)(b)(c)(d)を満足す
る。
【0052】性質1,2,3,4によって、kに関する
条件(a)(b)(c)(d)を満足する多項式の組P
(k) (x),R(k) (x)から、k+1に関する多項式
の組P(k+1) (x),R(k+1) (x)を算出することが
できる。また、kに関する条件(A)(B)(C)
(D)を満足する多項式の組U(k) (x),V
(k) (x)から、k+1に関する多項式の組U
(k+1) (x),V(k+1) (x)を算出するには、次の手
続きを実行すればよい。
【0053】・L(k+1) =L(k) の時:U(k+1) (x)
=(x−xk )U(k) (x),V(k +1) (x)=V(k) ・L(k+1) =L(k) +1の時:U(k+1) (x)=U(k)
(x)−(vk /rk)P(k) (x),V(k+1) (x)
=W(k) (x)−(vk /rk )Q(k) (x) 以上の説明により、k=0の時、P(k) (x)=1,R
(k) (x)=S(x),U(k) (x)=0,V
(k) (x)=x2Tとおくことによって、反復アルゴリズ
ムが得られる。
【0054】図3のフローチャートでは、P
(k) (x),R(k) (x)の他に、idx(k)を算出
し、出力する。このidx(k)は、多項式の組P(k)
(x),R(k)(x)の属性を表す指標である。この指
標idx(k)について説明する。図3のフローチャー
トでは、アルゴリズムの第k+1回目の反復演算中に多
項式の組P(k+1) (x),R(k+1) (x)が算出される
とともに、idx(k+1)が算出される。多項式組P
(k+1) (x),R(k+1) (x)は、信頼度の最も低い2
T−(k+1)個の位置を消失位置とする誤り位置多項
式と誤り数値多項式として出力される。idx(k+
1)は、第k+1回目の反復演算中に算出される前記の
誤り位置多項式と誤り数値多項式から生成される推定符
号語候補と一つ前の第k回目の反復演算中に算出される
誤り位置多項式と誤り数値多項式P(k) (x),R(k)
(x)から生成される推定符号語候補が同じであるか否
かという属性を表す指標となる。この指標は次の性質に
基づいて定めることができる。
【0055】性質5 rk ≠0,vk ≠0、かつ2L
(k) ≧k+1である時、多項式組P(k +1) (x),R
(k+1) (x)と多項式組P(k) (x),R(k) (x)
は、異なる推定符号語候補を算出し、そうでない時、多
項式組P(k+1) (x),R(k+1) (x)と多項式組P
(k) (x),R(k) (x)は、同じ推定符号語候補を算
出する。
【0056】性質5に基づいて、多項式組P
(k+1) (x),R(k+1) (x)と多項式組P
(k ) (x),R(k) (x)が同じ推定符号語候補を算出
する時、idx(k+1)=0とし、異なる時、idx
(k+1)=1とする。以上の説明により、図3のフロ
ーチャートを得る。
【0057】以上の反復アルゴリズムに関する具体的な
実行例を示す。GF(24 )上の(15,9,7)リー
ドソロモン符号を例にとる。パラメータTは3であり、
生成多項式g(x)は g(x)=(x−1)(x−α)(x−α2 )(x−α3 )(x−α4 )( x−α5 ) (7) であるとする。
【0058】ここで、αはGF(24 )の原始元とし、
α4 +α+1=0を満足するものとする。受信符号語を
(0,0,α5 ,0,0,0,α5 ,0,0,α8
0,0,α,0,0)とし、対応する信頼度情報を
(1,1,0.25,1,1,1,1,1,1,0.2
5,1,1,0.5,1,0.75)とする。尚、信頼
度情報は、0に近いほど信頼度が低いとし、1に近いほ
ど信頼度が高いとする。受信符号語において信頼度が最
も低い2T個の位置に対応するシンボルは、{α3
α,1,α2 ,α5 ,α12}である。ここで、αi は先
頭から数えて15−i番目の位置を表す。例えば、α12
は3番目の位置を表す。シンドロームは、式(2)
(3)の計算によって、S0 =α8 ,S1 =α14,S2
=α4 ,S3 =α13,S4 =α3 ,S5 =α2 となる。
この入力に対して、図3のフローチャートを実行する多
項式演算装置は、図4に示したP(k) (x),R
(k) (x),idx(k)を算出する。これらの算出結
果は多項式選択装置へ出力される。
【0059】図5は、本発明の軟判定誤り訂正復号装置
における多項式選択装置の一実施例を示すブロック図で
ある。5−1は、前記の多項式算出処理装置の出力であ
る2T+1組の誤り位置多項式と誤り数値多項式の組を
一時的に保存するバッファである。5−2は類似度算出
装置である。この装置は、まず多項式算出処理装置の出
力である指標idx(1),…,idx(2T)を用い
て、2T+1組の誤り位置多項式と誤り数値多項式P
(k) (x),R(k) (x),k=0,1,…,2Tを分
類する。
【0060】分類の方法について説明する。K={j|
idx(j)=1,j=1,2,…,2T}とし、Kの
元の数をlとする。また、k1 ,k2 ,…,kl をKの
すべての元とする。この時、2T+1個の多項式の組P
(k) (x),R(k) (x),k=0,1,…,2Tは、
次のようにして、l+1個のクラスに分類される。
【0061】 {P(k) (x),R(k) (x)|kj ≦k<kj+1 },j=0,1,…, 2T (8) 尚、k0 =0,kl+1 =2T+1とする。例えば2T=
10であり、idx(1),idx(2),…,idx
(10)が0100010100である時は、2T+1
個の多項式の組P(k) (x),R(k) (x),k=0,
1,…,10は、次のように4つのクラスA0 ,A1
2 ,A3 に分類される。
【0062】A0 ={P(k) (x),R(k) (x)|k
=0,1},A1 ={P(k) (x),R(k) (x)|k
=2,3,4,5}, A2 ={P(k) (x),R(k) (x)|k=6,7},
3 ={P(k) (x),R(k) (x)|k=8,9,1
0} 同じクラスに属する多項式の組は、すべて同じ推定符号
語候補を算出するという性質を持つ。次に、分類された
各クラスの間に優先順位を設定する。優先順位は、信頼
度が最も低い2T+1個の位置における信頼度情報の値
を信頼度が低い順番にθ1 ,θ1 ,…,θ2Tとおくと、
式(9)で定義されるμi ,i=0,1,…,lによっ
て、μi の数値の大小関係で設定する。
【0063】ここで、μi の値の最も大きいクラスを優
先順位が最も高いクラスとする。i=0,1,…,lに
関して、μi は次式で定義される。
【0064】
【数8】
【0065】尚、|2L(j) −(j+1)|は、2L
(j) −(j+1)の絶対値を表す。優先順位の設定に関
する具体例については後述する。
【0066】次に、多項式の組P(k) (x),R
(k) (x)によって推定される推定符号語の候補と受信
符号語の間の類似度を前述のクラス間の優先順位によ
り、決定する。優先順位が最も高いクラスに含まれる多
項式の組によって推定される推定符号語候補が、受信符
号語に最も類似している。即ち、最も類似度が高いとみ
なす。このように、優先順位の最も高いクラスに含まれ
る、任意の多項式組P(h) (x),R(h) (x)は、類
似度の最も高い誤り位置多項式と誤り数値多項式の組と
なり、類似度算出装置は、この多項式の添字hを出力す
る。この添字hは、5−3のセレクタに入力される。セ
レクタはP(h) (x),R(h) (x)を選択し、出力す
る。このP(h) (x),R(h) (x)から、前述のチェ
ンサーチ処理と誤り数値算出により、誤り位置と誤り数
値が算出され、推定符号語が導かれる。
【0067】尚、本発明の誤り訂正復号装置が算出する
推定符号語は、従来技術による復号装置が算出するもの
と必ずしも一致しないが、推定符号語中の各シンボルに
関する誤り率は従来技術によるものとほぼ同じとなる。
従って、従来技術と比較して、復号後の誤り率をほとん
ど劣化させることなしに、チェンサーチ処理と誤り数値
算出処理の実行回数を高々1回にすることができる。
【0068】以上の処理に関して、多項式算出処理装置
の説明で用いた具体的な実行例を引用して説明する。図
4にあるように、多項式算出処理装置の出力であるid
x(1),idx(2),…,idx(6)は0100
01であり、7組の誤り位置多項式と誤り数値多項式の
組を対応する添字で略記すると、前述の方法により、 A0 ={0,1},A1 ={2,3,4,5},A2
{6} と三つのクラスに分類される。各クラスA0 ,A1 ,A
2 に対応する、前述のμ0 ,μ1 ,μ2 は次のように計
算される。
【0069】μ0 =0.25×(−1)+0.25×
(−2)+0.25×(−1)+0.25×(−1)=
−1.25 μ1 =0.25×|−1|+0.25×|−2|+0.
25×|−1|+0.25×(−1)=0.75 μ2 =0.25×(−1)+0.25×(−2)+0.
25×(−1)+0.25×|−1|=−0.75 従って、μ1 >μ2 >μ0 であるから、A1 ={2,
3,4,5}のクラスが最も優先順位の高いクラスとな
る。この中から任意の添字を一つ、例えば4を選択し、
多項式選択装置の出力は、P(4) (x),R(4) (x)
となる。この多項式組は、α5 ,α12に対応する二つの
位置、即ち、前から数えて、10番目と3番目を消失位
置とする誤り位置多項式と誤り数値多項式の組である。
以下、前述のチェンサーチ処理により、P(4) (α2
=0,P(4) (α8 )=0となることがわかり、前から
数えて、13番目と7番目の位置に誤りが生じていると
判定される。次に、前述した誤り数値算出装置におい
て、受信符号語の先頭から数えて3番目の位置にα5
7番目の位置にα5 、10番目の位置にα8 、13番目
の位置にαの誤りが生じたと判定され、推定符号語とし
て(0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,
0,0,0,0)が出力される。
【0070】
【発明の効果】本発明の誤り訂正復号装置は、従来技術
による復号装置が、推定符号語選択装置を備えているの
に対し、多項式選択装置を備えている。この多項式選択
装置、及びその前段階の処理を実行する多項式算出処理
装置の発明によって、従来技術において問題であった、
チェンサーチと誤り数値算出の並列処理(あるいは繰り
返し処理)を実行する必要がなくなり、チェンサーチ処
理と誤り数値算出処理を高々1度実行するだけで推定符
号語が算出される。本発明の誤り訂正復号装置が算出す
る推定符号語は、従来技術による復号装置が算出するも
のと必ずしも一致しないが、推定符号語中の各シンボル
に関する誤り率は従来技術によるものと同程度となる。
従って、従来技術と比較して、復号後の誤り率はほとん
ど劣化させることなしに、チェンサーチ処理と数値算出
処理に要する計算回数、装置規模を1/T(Tは符号語
間距離に関するパラメータ)程度にすることができ、よ
り経済的、かつ効率的な軟判定誤り訂正復号装置が構成
される。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来技術の概略を示すブロック図。
【図2】本発明の一実施例を示すブロック図。
【図3】本発明の多項式算出処理装置の一実施例を示す
フローチャート。
【図4】本発明の多項式算出処理装置の一実施例におけ
る反復演算アルゴリズムの一実行例を示す図。
【図5】本発明の多項式選択装置の一実施例を示すブロ
ック図。
【符号の説明】
1−1 信頼度低位置に対応するシンボルを保存するバ
ッファ 1−2 シンドローム算出装置 1−3 受信符号語を保存するバッファ 1−4 多項式算出処理装置 1−5 チェンサーチ処理装置 1−6 誤り数値算出装置 1−7 推定符号語選択装置 2−1 信頼度低位置に対応するシンボルを保存するバ
ッファ 2−2 シンドローム算出装置 2−3 受信符号語を保存するバッファ 2−4 多項式算出処理装置 2−5 チェンサーチ処理装置 2−6 誤り数値算出装置 2−7 多項式選択装置 5−1 2T+1個の多項式組を保存するバッファ 5−2 類似度算出装置 5−3 セレクタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H03M 13/00 - 13/22

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】受信符号語と該受信符号語の受信状態に関
    する信頼度情報を用いて、最大T個の推定符号語候補を
    算出し、該推定符号語候補の中から該受信符号語に最も
    よく類似した最大1個の符号語を選択することによっ
    て、該受信符号語の中の符号誤りを訂正する誤り訂正復
    号装置において、 最大T個の該推定符号語候補を生成するための2T+1
    組の誤り位置多項式と誤り数値多項式の組、及び該誤り
    位置多項式と誤り数値多項式の各組の属性を表す指標を
    算出する多項式算出処理装置と、該指標から、該2T+
    1組の誤り位置多項式と誤り数値多項式の各組によって
    推定される該推定符号語候補の各々と前記受信符号語の
    間の類似度を決定し、決定された該類似度が最も高い該
    推定符号語候補に対応する該誤り位置多項式と誤り数値
    多項式の組を算出する多項式選択装置と、該多項式選択
    装置によって算出された一組の該誤り位置多項式と誤り
    数値多項式の組から、該誤り位置多項式の零点を算出す
    るチェンサーチ処理装置と、該零点に対応する前記の受
    信符号語中の位置における誤り数値を算出する誤り数値
    算出装置を備えることを特徴とする誤り訂正復号装置。
  2. 【請求項2】前記多項式算出処理装置は、前記の受信符
    号語と該受信符号語において信頼度の最も低い2T個の
    位置を指定するシンボルから算出されるシンドロームか
    ら、最大2T回の反復演算からなる反復演算アルゴリズ
    ムによって、該反復演算アルゴリズムの第k回目の反復
    実行時に、該受信符号語の該信頼度の最も低い2T−k
    個の位置を消失位置とする前記の誤り位置多項式と誤り
    数値多項式の組を算出するとともに、該誤り位置多項式
    と誤り数値多項式の組によって生成される符号語が、第
    k−1回目の反復実行時に既に算出された該誤り位置多
    項式と誤り数値多項式の組によって生成される符号語と
    同じか否かを表す指標を算出することを特徴とする請求
    項1に記載の誤り訂正復号装置。
  3. 【請求項3】前記多項式選択装置は、前記多項式算出処
    理装置で算出される指標を用いることによって、前記の
    2T+1組の誤り位置多項式と誤り数値多項式の組を複
    数のクラスに分類し、該クラス間に設定した優先順位が
    最も高いクラスに属する任意の該誤り位置多項式と誤り
    数値多項式の組が算出する前記の推定符号語の候補が、
    最も高い前記の類似度を持つことを特徴とする請求項1
    又は2に記載の誤り訂正復号装置。
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