JP2773598B2 - 集電装置の絶縁連結具 - Google Patents

集電装置の絶縁連結具

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JP2773598B2 JP10307993A JP10307993A JP2773598B2 JP 2773598 B2 JP2773598 B2 JP 2773598B2 JP 10307993 A JP10307993 A JP 10307993A JP 10307993 A JP10307993 A JP 10307993A JP 2773598 B2 JP2773598 B2 JP 2773598B2
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雅彦 植田
良二 榎薗
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、集電装置、詳しく
は、搬送ライン等の移動機器に電力を供給したり信号を
送信したりするためのトロリー配電装置において、レー
ルに沿って延伸する導体を切断してできる切断端部を所
定間隔離して連結する集電装置の絶縁連結具に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】搬送ライン等の移動機器に電力を供給し
たり信号を送信したりする集電装置は、例えば3相3線
式で電力を供給するために3本の導体を備えているが、
この電力供給用の3本の導体以外に、信号伝送用の導体
を単数あるいは複数備えることがある。この信号伝送用
の導体は、所定部分が切断されて絶縁区間となってい
る。集電子がその絶縁区間を通ると、集電子と導体が接
触することにより形成されている回路に一時的に電気が
流れなくなる。それを信号として処理することにより、
移動機器を制御することができる。
【0003】集電装置の絶縁連結具は、上述の信号伝送
用の導体の切断端部を所定間隔離して連結するものであ
る。従来の集電装置の絶縁連結具としては、図10乃至
図13に示すものがある。このものは、対向片Aa,Aa と
連結片Abからなり導体D の切断端部を嵌合把持する把持
部A と、把持部A の下方に取り付けられて端子を収容す
る端子カバー部F とからなる。
【0004】把持部A は、その長手方向の両端から嵌入
する導体D の切断端部間が絶縁されるように、導体D の
嵌入を所定位置までにとどめる係止部B を有する。ま
た、把持部A の対向片Aaの中間付近には、導体D と接触
しながら移動する集電子の磨耗から生じる粉塵が溜まら
ないように、溝C が設けてある。さらに、把持部A に
は、導体D と端子が接触するように開口部E が設けてあ
る。
【0005】端子カバー部F は、把持部A の開口部E か
ら露出するようにして端子を収容する。端子カバー部F
に収容された端子は、開口部E において導体D と接触し
導体D に給電する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、導体D はレ
ールR に沿って配設されるものであり、図12又は図1
3に示すように、絶縁連結具によって連結された導体D
の絶縁区間がレールR の湾曲部分にあたる場合がある。
このとき、上述の絶縁連結具は、湾曲可能なものではな
いので湾曲部分に対して線状に当接する。このような状
態では導体D を円滑に配設することができず、無理に導
体D を湾曲部分に沿って配設しようとすると、絶縁連結
具が破損してしまうことがある。さらに、絶縁連結具を
破損することなく導体D を配設できた場合であっても、
絶縁連結具は導体D が有する張力によりレールR に押し
つけられた状態であるので、長年の使用の間に破損する
可能性が高い。
【0007】本発明は上記事由に鑑みてなしたもので、
その目的とするところは、レールの湾曲部分等にも良好
に配設できる集電装置の絶縁連結具を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の集電装置の絶縁連結具は、レールに
沿って延伸する導体を切断してできる切断端部を所定間
隔離して連結する集電装置の絶縁連結具であって、導体
の切断端部をそれぞれ保持する一対の保持部材と、保持
部材を所定間隔離して連結する変形可能な連結部材と、
を備えてなる構成としている。
【0009】また、請求項2記載の集電装置の絶縁連結
具は、前記連結部材を板状に形成してなる構成としてい
る。
【0010】また、請求項3記載の集電装置の絶縁連結
具は、前記連結板に保持部材を挟む位置決め片を設けて
なる構成としている。
【0011】また、請求項4記載の集電装置の導体絶縁
具は、前記連結板に嵌合部を設けかつ前記保持部材に被
嵌合部を設けてなる構成としている。
【0012】
【作用】請求項1記載の構成によれば、一対の保持部材
を所定間隔離して連結する変形可能な連結部材を設ける
ので、絶縁連結具をレールの湾曲部分等に合わせて湾曲
させることができる。
【0013】請求項2記載の構成によれば、連結部材を
板状に形成するので、変形させやすい。
【0014】請求項3記載の構成によれば、連結板に保
持部材を挟む位置決め片を設けるので、保持部材を安定
して連結板に取り付けることができる。
【0015】請求項4記載の構成によれば、連結板に嵌
合部を設けかつ保持部材に被嵌合部を設けるので、保持
部材を安定して連結板に取り付けることができ、かつ、
保持部材と連結板の幅を同じにすることができる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の第1実施例を図1乃至図8に
基づいて説明する。この絶縁連結具は、導体D の切断端
部をそれぞれ保持する一対の保持部材1,1 と、保持部材
1,1 を所定間隔離して連結する連結板8 を備える。
【0017】なお、保持部材には給電機能を有するもの
と有していないものとがある。本実施例では、一方の保
持部材は給電機能を有し、他方の保持部材は給電機能を
有していないものとしている。
【0018】保持部材1 は、対向片2a,2a と連結片2bか
らなり導体D の切断端部を嵌合把持する把持部2 と、把
持部2 の下方に取り付けられて端子T を収容する端子カ
バー部6 とで構成される。把持部2 は、その内面形状が
導体D と嵌合するように形成される。把持部2 の内面形
状は、図3、図4に示すように、給電機能を有するか有
していないかによって若干異なる。すなわち、給電機能
を有する保持部材1 の把持部2 は、端子T との接触のた
めに絶縁材が剥かれた導体D を嵌合把持するために、対
向片2a,2a の内面間の間隔が部分的に狭まっている。
【0019】この把持部2 は、長手方向の一端から嵌入
する導体D の切断端部を係止する係止部3 を他端近傍に
有する。また、図5に示すように、把持部2 の下面には
後述のタッピングねじN が螺合するボス5 を突設してあ
る。さらに、給電機能を有する保持部材1 の把持部2 に
は、導体D と端子T が接触するように開口部4 を設けて
ある。
【0020】端子カバー部6 は、把持部2 の開口部4 か
ら露出するようにして端子T を収容する。端子カバー部
6 に収容された端子T は、開口部4 において、図6に示
すように導体D と接触し導体D に給電する。また、端子
カバー部6 には、把持部2 のボス5 が嵌合するボス受け
7 を設けてある。なお、給電機能を有していない保持部
材1 に取り付けられる端子カバー部6 は、端子T を収容
していない。
【0021】連結板8 は、例えば鉄板やステンレスを材
料とする変形可能なものであり、一対の保持部材1,1 を
所定間隔離して連結する。この連結板8 は、長手方向の
両端近傍にねじ孔9 を有する。そこにタッピングねじN
を挿通し、保持部材1 のボス5 にねじこむことにより、
連結板8 に保持部材1 が取着される。
【0022】また、連結板8 には、保持部材1 を挟む位
置決め片10が対向連設される。この位置決め片10によっ
て、保持部材1 はタッピングねじN を軸にして回動する
ことがなくなり、安定して連結板8 に取り付けられる。
【0023】この連結板8 は、変形が可能であるので、
図7または図8に示すように、レールR の湾曲部分に当
接した場合は、その曲がり具合に合わせて湾曲させるこ
とができる。従って、導体D の無理な配設や導体D の張
力による押圧等によって破損する可能性が低減し、導体
D の配設も容易になる。さらに、連結板8 は、個々に形
成された一対の保持部材1,1 を所定間隔離して連結する
ので、保持部材1,1 間の間隔をできるだけ広くとれば、
集電子の磨耗による粉塵が溜まりにくく、接触不良が起
こる可能性が低減する。
【0024】次に、本発明の第2実施例を図9に基づい
て説明する。なお、第1実施例のものと基本的な機能が
同じ部材には同じ符号を付して説明を省略する。異なる
部分について説明すると、連結板11は、中央付近に切り
起こし形成された嵌合爪12を有する。嵌合爪12は、先端
が折曲しているので、断面略L字状をなす。一方、保持
部材1 には、その嵌合爪12が嵌合する嵌合溝13を設けて
ある。すなわち、嵌合爪12と嵌合溝13の嵌合によって保
持部材1 は位置決めされる。この連結板11には、保持部
材1 を挟む位置決め片10は設けていないので、その分幅
が小さくなり、例えば保持部材1 と同じ幅にすることが
できる。従って、絶縁連結具を隣接させて使用すること
ができる。
【0025】なお、連結板は、レールの湾曲部分に限ら
ず、例えば角度を有する部分に対応して変形させること
もできる。また、連結部材は、鉄板等からなる連結板に
限らず、保持部材を所定間隔離して連結する塑性変形可
能なものであればよい。また、一対の保持部材は、両方
が給電機能を有していないものであってもよい。
【0026】
【発明の効果】請求項1記載の集電装置の絶縁連結具
は、一対の保持部材を所定間隔離して連結する変形可能
な連結部材を設けるので、絶縁連結具をレールの湾曲部
分等に合わせて湾曲させることができ、導体の無理な配
設によって破損する可能性が低減する。
【0027】請求項2記載の集電装置の絶縁連結具は、
請求項1記載の効果の上に、連結部材を板状に形成する
ので、変形させやすい。
【0028】請求項3記載の集電装置の絶縁連結具は、
請求項1及び2記載の効果の上に、連結板に保持部材を
挟む位置決め片を設けるので、保持部材を安定して連結
板に取り付けることができる。
【0029】請求項4記載の集電装置の絶縁連結具は、
請求項1及び2記載の効果の上に、連結板に嵌合部を設
けかつ保持部材に被嵌合部を設けるので、保持部材を安
定して連結板に取り付けることができ、かつ、保持部材
と連結板の幅を同じにすることができる。従って、絶縁
連結具を隣接して使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す斜視図である。
【図2】その分解斜視図である。
【図3】その給電機能を有する保持部材の平面図であ
る。
【図4】その給電機能を有していない保持部材の平面図
である。
【図5】その保持部材の把持部の斜視図である。
【図6】その導体と端子の接触状態を示す一部省略した
斜視図である。
【図7】その使用状態の一例を示す平面図である。
【図8】その使用状態の別例を示す平面図である。
【図9】本発明の第2実施例を示す斜視図である。
【図10】従来例を示す斜視図である。
【図11】従来例を示す平面図である。
【図12】従来例の使用状態の一例を示す平面図であ
る。
【図13】従来例の使用状態を別例を示す平面図であ
る。
【符号の説明】
1 保持部材 8 連結板(第一実施例) 10 位置決め片 11 連結板(第二実施例) 12 嵌合爪 13 嵌合溝

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レールに沿って延伸する導体を切断して
    できる切断端部を所定間隔離して連結する集電装置の絶
    縁連結具であって、導体の切断端部をそれぞれ保持する
    一対の保持部材と、保持部材を所定間隔離して連結する
    変形可能な連結部材と、を備えてなる集電装置の絶縁連
    結具。
  2. 【請求項2】 前記連結部材を板状に形成してなる請求
    項1記載の集電装置の絶縁連結具。
  3. 【請求項3】 前記連結板に保持部材を挟む位置決め片
    を設けてなる請求項2記載の集電装置の絶縁連結具。
  4. 【請求項4】 前記連結板に嵌合部を設けかつ前記保持
    部材に被嵌合部を設けてなる請求項2記載の集電装置の
    絶縁連結具。
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