JP2772110B2 - 磁気ディスク装置 - Google Patents

磁気ディスク装置

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JP2772110B2
JP2772110B2 JP2113234A JP11323490A JP2772110B2 JP 2772110 B2 JP2772110 B2 JP 2772110B2 JP 2113234 A JP2113234 A JP 2113234A JP 11323490 A JP11323490 A JP 11323490A JP 2772110 B2 JP2772110 B2 JP 2772110B2
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【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は複数の磁気ヘッドを備えた磁気ディスク装置
に関する。
(従来の技術) 磁気ディスク装置は、複数の記録媒体に対応する複数
の磁気ヘッドを備えており、各磁気ヘッドを通じてデー
タの記録/再生を行うものである。ここで、従来の磁気
ディスク装置の書込み回路を第4図に示す。
第4図において、センタータップドライバ(以下、CT
Dと称す)11は、複数(ここではn個)の磁気ヘッドH0
〜Hnの各センタータップの電位を決定する回路であっ
て、書込み時には書込み用の電圧を設定し、再生時には
再生回路のバイアス電圧を設定する。磁気ヘッドH0〜Hn
は、それぞれに対応する図示せぬ記録媒体に対し、デー
タの記録/再生を行うためのリード/ライトヘッドであ
る。
ここで、磁気ヘッドH0の両端には、スイッチ回路SW00
およびSW01が設けられている。このスイッチ回路SW00お
よびSW01は、例えばトランジスタからなり、磁気ヘッド
H0にライト電流を流すための電流オン/オフ用スイッチ
であり、スイッチセレクト回路(以下、SWSと称す)13
によってオン/オフ制御される。また、他の磁気ヘッド
H1〜Hnについても、同様にスイッチ回路SW10〜SWn0およ
びスイッチ回路SW11〜SWn1が設けられている。
カレントソース回路(以下、CSと称す)12は、磁気ヘ
ッドH0〜Hnに流す電流値を決定する。SWS13は、ヘッド
セレクトデコード回路(以下、HSDと称す)14からのデ
コード信号と、ライト許可信号WGおよびライトデータ信
号WDに基づいて、磁気ヘッドの一端側のスイッチ回路SW
00〜SWn0あるいは他端側のスイッチ回路SW01〜SWn1を選
択する。HSD14は、ヘッドセレクト信号HS0〜HSnをデコ
ードし、そのデコード信号をSWS13に出力する。
なお、上記ライト許可信号WG、ライトデータ信号WDお
よびヘッドセレクト信号HS0〜HSnは、それぞれ図示せぬ
磁気ディスク制御装置から与えられる信号である。
このような構成では、まず、ヘッドセレクト信号HS0
〜HSnによって、n個の磁気ヘッドH0〜Hnのうちのいず
れか1つの磁気ヘッドが選択される。この状態で、ライ
ト許可信号WGを「H」レベル(TRUE)にし、記録データ
をライトデータ信号WDで送ると、このライトデータ信号
WDに従って上記選択された磁気ヘッドの両端に設けられ
たスイッチ回路がオン/オフし、CS12で決定されるライ
ト電流が同磁気ヘッドに流れて、データが記録媒体に書
込まれる。この場合、選択されていない磁気ヘッドの両
端に設けられたスイッチ回路は、全てオフしている。
具体的に説明する。今、ヘッドセレクト信号HS0によ
り磁気ヘッドH0が選択されたとすると、ライトデータ信
号WDによってスイッチ回路SW00あるいはスイッチ回路SW
01がオンする。この場合、例えばライトデータ信号WDが
「H」レベルのときにスイッチ回路SW00がオン、「L」
レベルのときにスイッチ回路SW01がオンするものとす
る。なお、スイッチ回路SW00およびSW01の両方が同時に
オンすることはない。
このようにして、スイッチ回路SW00がオンすると、磁
気ヘッドH0に図中A方向のライト電流が流れる。一方、
スイッチ回路SW01がオンすると、B方向のライト電流が
流れる。これにより、スイッチ回路SW00がオンするとき
とスイッチ回路SW01がオンするときとで磁気ヘッドH0に
発生する磁界の方向が逆になってデータが記録されるこ
とになる。
(発明が解決しようとする課題) ところで、例えばデータ面サーボ方式では、予め各記
録媒体にサーボ情報を書込んでおく必要がある。このサ
ーボライト時において、第4図に示したような従来の磁
気ディスク装置では、複数の磁気ヘッドを同時に使用す
ることはできない。このため、各磁気ヘッドを1つ1つ
切換えながら、サーボ情報を書き込まなければならず、
時間がかかる問題があった。また、サーボライトだけで
なく、例えば同一データをバックアップ用に別の記録媒
体に書込むような場合にあっても、同様に時間を要して
しまう。
本発明は上記のような点に鑑みなされたもので、複数
の磁気ヘッドを任意選択的に使用して同一データを同時
に書込むことのできる磁気ディスク装置を提供すること
を目的とする。
[発明の構成] (課題を解決するための手段と作用) すなわち、本発明は、複数の磁気ヘッドを備えた磁気
ディスク装置において、上記各磁気ヘッド毎に書き込み
電流値を決定するカレントソース回路と、通常のヘッド
選択モードまたはマルチセレクトモードを選択的に指定
する指定手段と、この指定手段によって上記通常のヘッ
ド選択が指定された場合に、ヘッドセレクト信号に基づ
いて上記各磁気ヘッドのうちの1つの磁気ヘッドのみを
選択する第1のヘッド選択手段と、上記指定手段によっ
て上記マルチセレクトが指定された場合に、マルチセレ
クト信号に基づいて各磁気ヘッドのうちの予め設定され
た複数の磁気ヘッドを同時選択する第2のヘッド選択手
段と、上記第1のヘッド選択手段によって選択された1
つの磁気ヘッドまたは上記第2のヘッド選択手段によっ
て選択された複数の磁気ヘッドに上記カレントソース回
路により決定された書き込み電流を供給してデータの書
込み処理を行うデータ書込み手段とを具備したものであ
る。
このような構成によれば、1つの磁気ヘッドを用いて
通常のデータ書き込み処理を行うことと、特定の複数の
磁気ヘッドを予め選択的に使用して同一データを同時に
書込むことが切り換え可能に行えるものであり、例えば
サーボデータの書き込み時やバックアップ用に同一デー
タを他の記録媒体に記録しておく場合などでは、上記複
数の磁気ヘッドを選択的に使用するモードに切り換えて
使用することによって、データの書き込みを短時間で処
理できる。
(実施例) 以下、図面を参照して本発明の一実施例に係る磁気デ
ィスク装置を説明する。
第1図は同実施例における書込み回路の構成を示す図
である。第1図において、CTD(センタータップドライ
バ)21は、n個の磁気ヘッドH0〜Hnの各センタータップ
の電位を決定する回路である。磁気ヘッドH0〜Hnは、そ
れぞれに対応する図示せぬ記録媒体に対し、データの記
録/再生を行うためのリード/ライトヘッドである。ま
た、磁気ヘッドH0〜Hnの一端側に設けられたスイッチ回
路SW00〜SWn0および他端側に設けられたスイッチ回路SW
01〜SWn1は、例えばトランジスタからなる電流オン/オ
フ用スイッチである。これらのスイッチ回路SW00〜SWn0
およびスイッチ回路SW01〜SWn1は、それぞれSWS(スイ
ッチセレクト回路)22によってオン/オフ制御される。
SWS22は、第2図に示すようにアンド回路31、32およ
びインバータ33からなり、ライト許可信号WGが「H」レ
ベル(TRUE)の状態で、ライトデータ信号WDが「H」レ
ベル(TRUE)のときにスイッチ回路SW00〜SWn0をオン
し、ライトデータ信号WDが「L」レベル(FALSE)のと
きにスイッチ回路SW01〜SWn1をオンするように構成され
ている。
ここで、同実施例では、各磁気ヘッドH0〜Hn毎に、ス
イッチ回路SW0〜SWnおよびカレントソース回路CS0〜CSn
が設けられている。スイッチ回路SW0は、例えばトラン
ジスタからなり、カレントソースセレクト回路(以下、
CSSと称す)23によってオン/オフ制御される電流オン
/オフ用スイッチである。他のスイッチ回路SW1〜SWnに
ついても同様の構成である。また、カレントソース回路
CS0〜CSnは、それぞれ磁気ヘッドH0〜Hnに流す電流値を
各磁気ヘッド毎に決定する回路である。
CSS23は、第3図に示すように、デコーダ41、42およ
びn個のセレクタSL0〜SLnからなる。デコーダ41は、ヘ
ッドセレクト信号HS0〜HSnをデコードし、そのデコード
信号をセレクタSL0〜SLnの各a端子に出力する。上記ヘ
ッドセレクト信号HS0〜HSnは、磁気ヘッドH0〜Hnを選択
するための信号であり、図示せぬ磁気ディスク制御装置
から与えられる。デコーダ42は、マルチセレクト信号MS
0をデコードし、そのデコード信号をセレクタSL0〜SLn
のうちの予め設定されたセレクタの各b端子に出力す
る。上記マルチセレクト信号MS0は、n個の磁気ヘッドH
0〜Hnのうちの予め設定された複数の磁気ヘッドを同時
選択するための信号であり、磁気ディスク制御装置から
与えられる。
なお、第3図の例では、n個の磁気ヘッドH0〜Hnにお
いて、磁気ヘッドH0およびH1、磁気ヘッドH2およびH3…
というように磁気ヘッドを2個単位で同時使用するよう
に構成されている。
また、セレクタSL0は、c端子に入力されるマルチセ
レクト信号MS1に基づいて、a端子あるいはb端子に入
力されるデコード信号を選択し、これを磁気ヘッドH0に
設けられたスイッチ回路SW0に出力する。他のセレクタS
L1〜SLnも同様の構成である。上記マルチセレクト信号M
S1は、デコーダ41あるいはデコーダ42のデコード信号を
選択するための信号、すなわち通常のヘッド選択かマル
チセレクトかを指定する信号である。このマルチセレク
ト信号MS1も信号MS0と同様、磁気ディスク制御装置から
与えられる信号である。
次に、同実施例の動作を説明する。
マルチセレクト信号MS1が「L」レベル(FALSE)のと
き、通常の状態つまり従来の回路と等価になる。この状
態では、第3図に示すCSS23内の各セレクタSL0〜SLn
は、a端子側を選択する。このa端子には、デコーダ41
によってデコードされたヘッドセレクト信号HS0〜HSnの
デコード信号が入力されている。したがって、このヘッ
ドセレクト信号HS0〜HSnによって、n個の磁気ヘッドH0
〜Hnのうちの1つの磁気ヘッドが選択され、同磁気ヘッ
ドを通じてデータが書込まれることになる。
具体的に説明する。今、マルチセレクト信号MS1を
「L」レベルにして、ヘッドセレクト信号HS0を出力し
たとする。このヘッドセレクト信号HS0は、デコーダ41
によってデコードされた後、セレクタSL0を通じて第1
図のスイッチ回路SW0に与えられる。これにより、スイ
ッチ回路SW0がオンする。
この状態で、ライト許可信号WGを「H」レベル(TRU
E)にし、記録データをライトデータ信号WDで送ると、
そのライトデータ信号WDに従って磁気ヘッドH0の一端側
のスイッチ回路SW00あるいは他端側のスイッチ回路SW01
がオンし、カレントソース回路CS0で決定されるライト
電流が磁気ヘッドH0に流れる。この場合、第2図に示す
ように、ライトデータ信号WDが「H」レベルのときにス
イッチ回路SW00がオンし、ライトデータ信号WDが「L」
レベルのときにスイッチ回路SW01がオンする。スイッチ
回路SW00がオンした場合には、磁気ヘッドH0に矢印A方
向のライト電流が流れる。また、スイッチ回路SW01がオ
ンした場合には、磁気ヘッドH0に矢印B方向のライト電
流が流れる。これにより、磁気ヘッドH0を通じて、同磁
気ヘッドH0に対応する図示せぬ記録媒体にデータが書込
まれることになる。
なお、このとき、スイッチ回路SW0以外のスイッチ回
路SW1〜SWnはオフしているため、磁気ヘッドH0以外の磁
気ヘッドH1〜Hnではデータの書込みは行われない。
一方、マルチセレクト信号MS1が「H」レベル(TRU
E)のときは、マルチセレクト状態になる。この状態で
は、第3図に示すCSS23内の各セレクタSL0〜SLnは、b
端子側を選択する。このb端子には、デコーダ42によっ
てデコードされたマルチセレクト信号MS0のデコード信
号が入力されている。したがって、このマルチセレクト
信号MS0によって、n個の磁気ヘッドH0〜Hnのうちの予
め設定された複数の磁気ヘッドが同時に選択され、同各
磁気ヘッドを通じて同一のデータが同時に書込まれる。
具体的に説明する。今、マルチセレクト信号MS1を
「H」レベルにして、磁気ヘッドH0およびH1を同時選択
するためのマルチセレクト信号MS0を出力したとする。
このマルチセレクト信号MS0は、デコーダ42によってデ
コードされた後、セレクタSL0およびSL1を通じて第1図
のスイッチ回路SW0およびSW1に与えられる。これによ
り、スイッチ回路SW0およびSW1がオンする。
この状態で、ライト許可信号WGを「H」レベル(TRU
E)にし、記録データをライトデータ信号WDで送ると、
そのライトデータ信号WDに従って磁気ヘッドH0の一端側
のスイッチ回路SW00あるいは他端側のスイッチ回路SW01
がオンし、カレントソース回路CS0で決定されるライト
電流が磁気ヘッドH0に流れる。また、このとき、スイッ
チ回路SW1もオンしているため、磁気ヘッドH1にもカレ
ントソース回路CS1で決定されるライト電流が磁気ヘッ
ドH0と同じように流れる。これにより、2つの磁気ヘッ
ドH0およびH1を通じて、同一データが同時に書込まれる
ことになる。
なお、上記は磁気ヘッドH0〜Hnのうちの任意の2個の
磁気ヘッドを同時に使用する場合の例であるが、全ての
磁気ヘッドH0〜Hnを同時に使用する場合も同様である。
この場合には、磁気ヘッドH0〜Hnを同時選択するための
マルチセレクト信号MS0を出力する。このマルチセレク
ト信号MS0により、セレクタSL0〜SLnを通じてスイッチ
回路SW0〜SWnの全てがオンする。これにより、磁気ヘッ
ドH0〜Hnを通じて、同一データが同時に書込まれること
になる。
また、上記実施例では、磁気ヘッドを2個単位で同時
使用する構成としたが、本発明はこれに限るものではな
く、任意の単位で同時使用する構成としても良く、この
場合でも上記同様の効果が得られるものである。
[発明の効果] 以上のように本発明によれば、1つの磁気ヘッドを用
いて通常のデータ書き込み処理を行うことと、特定の複
数の磁気ヘッドを予め選択的に使用して同一データを同
時に書込むことが切り換え可能に行える。したがって、
例えばサーボデータの書き込み時やバックアップ用に同
一データを他の記録媒体に記録しておく場合などでは、
上記複数の磁気ヘッドを選択的に使用するモードに切り
換えて使用することによって、データの書き込みを短時
間で処理できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係る磁気ディスク装置の書
込み回路の構成を示す図、第2図は同実施例におけるス
イッチセレクト回路の構成を示す図、第3図は同実施例
におけるカレントソースセレクト回路の構成を示す図、
第4図は従来の磁気ディスク装置の書込み回路の構成を
示す図である。 21……CTD(センタータップドライバ)、22……SWS(ス
イッチセレクト回路)、23……CSS(カレントソースセ
レクト回路)、H0〜Hn……磁気ヘッド、SW00〜SWn0,SW0
1〜SWn1,SW0〜SWn……スイッチ回路、CS0〜CSn……カレ
ントソース回路、HS0〜HSn……ヘッドセレクト信号、MS
0およびMS1……マルチセレクト信号、WG……ライト許可
信号、WD……ライトデータ信号。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の磁気ヘッドを備えた磁気ディスク装
    置において、 上記各磁気ヘッド毎に書き込み電流値を決定するカレン
    トソース回路と、 通常のヘッド選択モードまたはマルチセレクトモードを
    選択的に指定する指定手段と、 この指定手段によって上記通常のヘッド選択が指定され
    た場合に、ヘッドセレクト信号に基づいて上記各磁気ヘ
    ッドのうちの1つの磁気ヘッドのみを選択する第1のヘ
    ッド選択手段と、 上記指定手段によって上記マルチセレクトが指定された
    場合に、マルチセレクト信号に基づいて上記各磁気ヘッ
    ドのうちの予め設定された複数の磁気ヘッドを同時選択
    する第2のヘッド選択手段と、 上記第1のヘッド選択手段によって選択された1つの磁
    気ヘッドまたは上記第2のヘッド選択手段によって選択
    された複数の磁気ヘッドに上記カレントソース回路によ
    り決定された書き込み電流を供給してデータの書込み処
    理を行うデータ書込み手段と を具備したことを特徴とする磁気ディスク装置。
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US9142246B1 (en) * 2014-10-10 2015-09-22 Seagate Technology Llc Apparatus and methods to reduce hard disk drive manufacturing test time
US9361919B1 (en) 2014-10-10 2016-06-07 Seagate Technology Llc Disk drive with parallel head actuation
US10255943B1 (en) 2018-05-17 2019-04-09 Seagate Technology Llc Independent head, dual reader control logic

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JPH06101087B2 (ja) * 1987-04-24 1994-12-12 ロ−ム株式会社 磁気記録回路

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