JP2771958B2 - 溶血による干渉を回避する検体の分析方法 - Google Patents
溶血による干渉を回避する検体の分析方法Info
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、溶血による測定誤
差を回避しながら医学的検体を分析する方法に関するも
のである。
差を回避しながら医学的検体を分析する方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】生化学的検査で最も一般的に用いられる
検査材料は血清または血漿である。血清や血漿から各種
アナライト(被分析物)を測定する際に、検体の性質に
起因して測定結果に影響を及ぼす誤差が生じることがあ
る。この意味での測定誤差は特に溶血検査材料の場合に
起こり得る。血液検体の溶血は分析測定結果を実質的に
誤らせることとなる。
検査材料は血清または血漿である。血清や血漿から各種
アナライト(被分析物)を測定する際に、検体の性質に
起因して測定結果に影響を及ぼす誤差が生じることがあ
る。この意味での測定誤差は特に溶血検査材料の場合に
起こり得る。血液検体の溶血は分析測定結果を実質的に
誤らせることとなる。
【0003】血液検体において溶血が起こると、一部の
赤血球が破壊され、この過程で放出された成分が検査材
料を汚染する。その結果として、血清または血漿の分析
値がヘモグロビンのような赤血球の成分により影響をう
け、誤りを生むこととなる。
赤血球が破壊され、この過程で放出された成分が検査材
料を汚染する。その結果として、血清または血漿の分析
値がヘモグロビンのような赤血球の成分により影響をう
け、誤りを生むこととなる。
【0004】こうした欠点をなくすために、特許文献 U
S-A-4,263,512 は、アナライトとともに血液検体中の干
渉性色素原を定量することを提案しており、そして溶血
の程度(色素原の濃度と相関関係がある)に応じた測定
誤差の補正を行うことを推奨している。しかし、この従
来の補正法は、溶血検査材料における測定誤差を補正す
る目的で赤血球から放出された赤血球色素を考慮に入れ
ているにすぎない。EP-0 268 025 B1 は、溶血による干
渉の度合と、アナライトの濃度と、干渉によって生じる
測定誤差と、の間には量的関係が存在することを指摘し
ている。この関係は重回帰 (multiple regression)を用
いて表すことができる。このフィッティングから誘導さ
れた補正係数により、(アナライト濃度に対する他の潜
在的依存を無視して)例えばHb値を測定することによ
り独立に測定された溶血干渉に基づいて分析結果の補正
が可能である。
S-A-4,263,512 は、アナライトとともに血液検体中の干
渉性色素原を定量することを提案しており、そして溶血
の程度(色素原の濃度と相関関係がある)に応じた測定
誤差の補正を行うことを推奨している。しかし、この従
来の補正法は、溶血検査材料における測定誤差を補正す
る目的で赤血球から放出された赤血球色素を考慮に入れ
ているにすぎない。EP-0 268 025 B1 は、溶血による干
渉の度合と、アナライトの濃度と、干渉によって生じる
測定誤差と、の間には量的関係が存在することを指摘し
ている。この関係は重回帰 (multiple regression)を用
いて表すことができる。このフィッティングから誘導さ
れた補正係数により、(アナライト濃度に対する他の潜
在的依存を無視して)例えばHb値を測定することによ
り独立に測定された溶血干渉に基づいて分析結果の補正
が可能である。
【0005】ベックマン社 (Beckman Company)から販売
されている臨床化学分析装置“Synchron CX 5 ”は、反
応の時間経過を測定して干渉バックグラウンドを補償す
るために1組2〜5波長を利用するものである。反応に
無関係な追加の波長を適切に選択することにより、内因
性のスペクトル干渉を自動的に補正することが可能であ
る。16秒の間隔で、8フラッシュ光度測定が実施さ
れ、すなわち、最大5波長の場合、8×5=40の測定
データが得られる。その後、シグナルの補正のために次
の多色光の式が用いられる: 吸光度差=差(A−B−C−D−E+k) ここで、 A = 二色光で測定されたアナライト反応の吸光
度の変化 B〜E = 加重された二色光補正波長 k = 考慮される脂血症、溶血または黄疸の不在
下で血清のスペクトル影響を許容する定数。
されている臨床化学分析装置“Synchron CX 5 ”は、反
応の時間経過を測定して干渉バックグラウンドを補償す
るために1組2〜5波長を利用するものである。反応に
無関係な追加の波長を適切に選択することにより、内因
性のスペクトル干渉を自動的に補正することが可能であ
る。16秒の間隔で、8フラッシュ光度測定が実施さ
れ、すなわち、最大5波長の場合、8×5=40の測定
データが得られる。その後、シグナルの補正のために次
の多色光の式が用いられる: 吸光度差=差(A−B−C−D−E+k) ここで、 A = 二色光で測定されたアナライト反応の吸光
度の変化 B〜E = 加重された二色光補正波長 k = 考慮される脂血症、溶血または黄疸の不在
下で血清のスペクトル影響を許容する定数。
【0006】この自動分析装置によると、多色光補正
(polychromatic correction) は、それが試験適用の一
部であるときか、または試験に特有の限界(これ以上で
は干渉誤差が検体回収率に著しい影響を及ぼす)を超え
たときだけ、無条件(ベックマン分析装置)に実施可能
である。
(polychromatic correction) は、それが試験適用の一
部であるときか、または試験に特有の限界(これ以上で
は干渉誤差が検体回収率に著しい影響を及ぼす)を超え
たときだけ、無条件(ベックマン分析装置)に実施可能
である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、溶血
血液の血清検体または血漿検体中の汚染成分によって生
じる測定誤差を、従来の補正法よりも正確に、しかもか
なり容易に測定できるようにする分析方法を提供するこ
とにある。
血液の血清検体または血漿検体中の汚染成分によって生
じる測定誤差を、従来の補正法よりも正確に、しかもか
なり容易に測定できるようにする分析方法を提供するこ
とにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この課題は、検体中に存
在する成分の測光法による実際の測定に先立って、検体
を予備反応にかけて該反応において検体の溶血度を測定
し、そして、溶血度と干渉成分の測定誤差寄与とを相関
させることにより決定された数値を用いて、その後得ら
れた検査成分の測定値を補正することからなる、溶血に
よる測定誤差を回避しながら医学的検体を分析する方法
により達成される。
在する成分の測光法による実際の測定に先立って、検体
を予備反応にかけて該反応において検体の溶血度を測定
し、そして、溶血度と干渉成分の測定誤差寄与とを相関
させることにより決定された数値を用いて、その後得ら
れた検査成分の測定値を補正することからなる、溶血に
よる測定誤差を回避しながら医学的検体を分析する方法
により達成される。
【0009】従来の技術と比べたときの本発明の方法の
顕著な特徴は、溶血検体の測定値を補正するにあたっ
て、例えば検体のヘモグロビン値を測定することにより
溶血度を独立に測定する必要がないという利点である。
さらに、検体の溶血度と、溶血血清または溶血血漿にお
いて測定された予備反応と、の間にはある関係が見いだ
された。この場合、予備反応は検体と試薬の存在下で行
われるが、実際の測定反応の開始試薬を加える前に行わ
れる。
顕著な特徴は、溶血検体の測定値を補正するにあたっ
て、例えば検体のヘモグロビン値を測定することにより
溶血度を独立に測定する必要がないという利点である。
さらに、検体の溶血度と、溶血血清または溶血血漿にお
いて測定された予備反応と、の間にはある関係が見いだ
された。この場合、予備反応は検体と試薬の存在下で行
われるが、実際の測定反応の開始試薬を加える前に行わ
れる。
【0010】本発明において記載した生物測定モデルの
助けを借りると、予備反応から検体の溶血度を直接概算
して、分析結果の対応する補正を行うことが可能であ
る。この分析において考慮しなければならない誤差への
更なる寄与は、検査しようとする物質が赤血球にも存在
するため、結果として溶血後の検体中に追加的に存在す
る特定物質を測定する場合に、溶血検体の不正確な結果
が得られることがあるという事実である。測定誤差に対
するこの寄与もまた本発明の方法によって考慮されてい
る。なぜならば、溶血度に加えて、検体中に含まれるア
ナライトの含量も予備反応に加わるからである。
助けを借りると、予備反応から検体の溶血度を直接概算
して、分析結果の対応する補正を行うことが可能であ
る。この分析において考慮しなければならない誤差への
更なる寄与は、検査しようとする物質が赤血球にも存在
するため、結果として溶血後の検体中に追加的に存在す
る特定物質を測定する場合に、溶血検体の不正確な結果
が得られることがあるという事実である。測定誤差に対
するこの寄与もまた本発明の方法によって考慮されてい
る。なぜならば、溶血度に加えて、検体中に含まれるア
ナライトの含量も予備反応に加わるからである。
【0011】本発明による方法は溶血による測定誤差の
補正を可能とし、特に基準域(女性では31U/l、男
性では37U/l)で補正するのに有効である(回収率
の増加<10%(図1参照))。さらに、基準域以外で
は、従来の方法の場合に得られた80%程度の干渉を、
適切な補正を用いることにより30%以下に低下させる
ことができる。
補正を可能とし、特に基準域(女性では31U/l、男
性では37U/l)で補正するのに有効である(回収率
の増加<10%(図1参照))。さらに、基準域以外で
は、従来の方法の場合に得られた80%程度の干渉を、
適切な補正を用いることにより30%以下に低下させる
ことができる。
【0012】本発明による方法では、予備反応のみが検
体の個々の性質を考慮しており、かくして、以前の実験
データに基づいて、更なる特別の補正法を検査材料に対
して実施する必要がない。特に、追加の測定を必要とし
ない。このことは、溶血血清または溶血血漿についての
以前に記載された補正法と比べて、重大な長所となる。
体の個々の性質を考慮しており、かくして、以前の実験
データに基づいて、更なる特別の補正法を検査材料に対
して実施する必要がない。特に、追加の測定を必要とし
ない。このことは、溶血血清または溶血血漿についての
以前に記載された補正法と比べて、重大な長所となる。
【0013】本発明の好適な実施態様では、予備反応も
測光法により測定される。この場合、測光法による測定
は二色光測定により、特に340/405nmで行い、
実際の測定値を2波長の結果の差から誘導することが好
ましい。予備反応はNADHとLDHを含む試薬の添加
により開始することが有利である。特に好ましい実施態
様では、この試薬はさらにMDHを含有する。
測光法により測定される。この場合、測光法による測定
は二色光測定により、特に340/405nmで行い、
実際の測定値を2波長の結果の差から誘導することが好
ましい。予備反応はNADHとLDHを含む試薬の添加
により開始することが有利である。特に好ましい実施態
様では、この試薬はさらにMDHを含有する。
【0014】本発明のさらに好ましい実施態様では、予
備反応により測定された溶血度と、干渉成分(特に、ヘ
モグロビン)または検査成分(しかし、溶血の結果とし
て検体中に存在する)により生じた測定誤差に対する寄
与との関係の信頼度が、さまざまな健康状態、年齢およ
び性別の被検者の大グループの広範な土台の上にたって
確実なものとされる。
備反応により測定された溶血度と、干渉成分(特に、ヘ
モグロビン)または検査成分(しかし、溶血の結果とし
て検体中に存在する)により生じた測定誤差に対する寄
与との関係の信頼度が、さまざまな健康状態、年齢およ
び性別の被検者の大グループの広範な土台の上にたって
確実なものとされる。
【0015】特に好ましい方法において、予備反応と検
査成分に関する主反応との関係は式:
査成分に関する主反応との関係は式:
【0016】
【0017】(式中、物質は検体に含まれる検査成分を
表す)により規定される。
表す)により規定される。
【0018】干渉を排除するための1つの可能性は、予
備反応と主反応の間の数学的関係の助けを借りて確かめ
ることができる。模式的な反応時間経過は図2に示して
あり、全反応についての数学的関係は次のとおりであ
る:
備反応と主反応の間の数学的関係の助けを借りて確かめ
ることができる。模式的な反応時間経過は図2に示して
あり、全反応についての数学的関係は次のとおりであ
る:
【0019】
【0020】ここで、物質は血清または赤血球中に存在
する検査成分を意味する。これは、時間単位あたりの測
定値の変化(全反応速度論)が、溶血フリーの血清のシ
グナルと赤血球のシグナルと予備反応(実際の測定試薬
の添加後に続行される)のシグナルから構成されること
を意味する。これから干渉フリーの血清値を算出するた
めには、式は次のように解く必要があり、
する検査成分を意味する。これは、時間単位あたりの測
定値の変化(全反応速度論)が、溶血フリーの血清のシ
グナルと赤血球のシグナルと予備反応(実際の測定試薬
の添加後に続行される)のシグナルから構成されること
を意味する。これから干渉フリーの血清値を算出するた
めには、式は次のように解く必要があり、
【0021】
【0022】
【0023】を求めるための上記式が導かれる。集めた
データは、重直線回帰に基づいて
データは、重直線回帰に基づいて
【0024】
【0025】を算出するための次のモデルにおいて用い
られる:
られる:
【0026】
【0027】本発明の範囲において、補正値を求めるの
に必要な式はデータキャリアーに保存しておき、これを
用いて電子的情報処理により分析結果を自動的に補正す
ることが特に有利である。データキャリアーに保存され
た情報から測定誤差の値をすでに計算できることが特に
好ましい。このためには、予備反応により測定された溶
血度と測定誤差に対する寄与との関係について被検者の
大グループにおいて測定されたデータをデータキャリア
ーに保存しておく。
に必要な式はデータキャリアーに保存しておき、これを
用いて電子的情報処理により分析結果を自動的に補正す
ることが特に有利である。データキャリアーに保存され
た情報から測定誤差の値をすでに計算できることが特に
好ましい。このためには、予備反応により測定された溶
血度と測定誤差に対する寄与との関係について被検者の
大グループにおいて測定されたデータをデータキャリア
ーに保存しておく。
【0028】この方法を使用するに際して、干渉を受け
やすい成分の補正値はプリントアウトで、および/また
は測定に用いられる電子的情報処理のディスプレーに表
示されるようにすることが特に好ましい。その場合、補
正値を許容範囲とともに表示することが望ましい。しか
し、測定値が特定の許容範囲内で自動的に補正されるよ
うにすること、そして、これらの許容範囲外の補正は状
況の適切な考慮後に手動で行うことが得策であるかもし
れない。
やすい成分の補正値はプリントアウトで、および/また
は測定に用いられる電子的情報処理のディスプレーに表
示されるようにすることが特に好ましい。その場合、補
正値を許容範囲とともに表示することが望ましい。しか
し、測定値が特定の許容範囲内で自動的に補正されるよ
うにすること、そして、これらの許容範囲外の補正は状
況の適切な考慮後に手動で行うことが得策であるかもし
れない。
【0029】本発明による方法は、(a)GOT/GP
T生物化学反応型の方法に対応する方法で検出しうるア
ナライトのグループおよび/または(b)総タンパク
質、アルブミン、LDH、カリウム、総コレステロー
ル、遊離コレステロール、尿酸、トリグリセリド、ナト
リウム、塩化物、β−リポタンパク質、チモール濁度試
験、硫酸亜鉛濁度試験、リン脂質および遊離脂肪酸を含
むアナライトのグループに属するものから選ばれる検査
成分のために使用することが特に好ましい。その場合、
赤血球中の濃度が血清または血漿中の濃度より高い成分
を測定することも可能であり、これは本発明の好適な実
施態様にあたる。
T生物化学反応型の方法に対応する方法で検出しうるア
ナライトのグループおよび/または(b)総タンパク
質、アルブミン、LDH、カリウム、総コレステロー
ル、遊離コレステロール、尿酸、トリグリセリド、ナト
リウム、塩化物、β−リポタンパク質、チモール濁度試
験、硫酸亜鉛濁度試験、リン脂質および遊離脂肪酸を含
むアナライトのグループに属するものから選ばれる検査
成分のために使用することが特に好ましい。その場合、
赤血球中の濃度が血清または血漿中の濃度より高い成分
を測定することも可能であり、これは本発明の好適な実
施態様にあたる。
【0030】従って、本発明の方法は、実際の測定反応
に加えて、溶血度の測定を可能にする予備反応のみを実
施することからなる、溶血による測定誤差を回避しなが
ら血液、血清または血漿検体中に存在する成分を定量す
るための、自動化が簡単で、迅速な方法である。
に加えて、溶血度の測定を可能にする予備反応のみを実
施することからなる、溶血による測定誤差を回避しなが
ら血液、血清または血漿検体中に存在する成分を定量す
るための、自動化が簡単で、迅速な方法である。
【0031】
【発明の実施の形態】本発明について、実施例および添
付の図面によりさらに詳しく説明することにする。実施例1 グルタミン酸オキサロ酢酸トランスアミナーゼ(GO
T)の定量実験溶血検査材料によるGOT活性の強い干
渉があり、これは偽陽性の結果をもたらす。溶血度とG
OT活性の増加との間には、はっきりとした依存性が見
られる。血清値約20U/lおよびHb値500mg/
dlにおいて、GOTは従来の方法により80%も高く
測定される。この干渉は主にGOTが赤血球中に存在す
るという事実によるものであり、従って、溶血度とGO
T活性の増加との間には直接的な関係が存在する。
付の図面によりさらに詳しく説明することにする。実施例1 グルタミン酸オキサロ酢酸トランスアミナーゼ(GO
T)の定量実験溶血検査材料によるGOT活性の強い干
渉があり、これは偽陽性の結果をもたらす。溶血度とG
OT活性の増加との間には、はっきりとした依存性が見
られる。血清値約20U/lおよびHb値500mg/
dlにおいて、GOTは従来の方法により80%も高く
測定される。この干渉は主にGOTが赤血球中に存在す
るという事実によるものであり、従って、溶血度とGO
T活性の増加との間には直接的な関係が存在する。
【0032】
【0033】この測定は340nm(主波長)と405
nm(第2波長)で実施される。NADHの分解が検出
される。
nm(第2波長)で実施される。NADHの分解が検出
される。
【0034】溶血物調製1:採血(ヘパリン血漿)/遠
心分離/上澄みの廃棄/血液ケークを0.9%NaCl
で3回洗浄、水による赤血球の破壊およびグラスウール
を介しての濾過/Hb含量の測定。これは同一ドナーの
血清をスパイク(spike) するために使用された。
心分離/上澄みの廃棄/血液ケークを0.9%NaCl
で3回洗浄、水による赤血球の破壊およびグラスウール
を介しての濾過/Hb含量の測定。これは同一ドナーの
血清をスパイク(spike) するために使用された。
【0035】溶血物調製2:採血(血清)/遠心分離/
血清を貯蔵/血液ケークへのガラスビーズの添加および
2〜3時間の激しい攪拌/遠心分離(ガラスビーズが細
胞破片と溶血物の間の分離層として役立つ)/ピペット
による上澄みの分離およびHb含量の測定。
血清を貯蔵/血液ケークへのガラスビーズの添加および
2〜3時間の激しい攪拌/遠心分離(ガラスビーズが細
胞破片と溶血物の間の分離層として役立つ)/ピペット
による上澄みの分離およびHb含量の測定。
【0036】溶血物調製2を使って、異なる濃度範囲の
20のそれぞれの血清について次の結果が得られた。こ
れらの血清は8段階でスパイクされた:50,100,
150,200,250,300,400,500mg
/dl Hb(図3)。測定は日立717臨床化学分析
装置を使って測定ポイント10−20(予備反応)およ
び30−50(主反応)で行った。
20のそれぞれの血清について次の結果が得られた。こ
れらの血清は8段階でスパイクされた:50,100,
150,200,250,300,400,500mg
/dl Hb(図3)。測定は日立717臨床化学分析
装置を使って測定ポイント10−20(予備反応)およ
び30−50(主反応)で行った。
【0037】上述した補正手順の有効性を確認するため
に、最初に、非溶血ヒト血清のパネルを日立717分析
装置で測定し、測定したGOT活性をBM目標値とし
た。その後、8つの異なる溶血物を加えた、このパネル
からの25の血清(合計217検体)を測定した。
に、最初に、非溶血ヒト血清のパネルを日立717分析
装置で測定し、測定したGOT活性をBM目標値とし
た。その後、8つの異なる溶血物を加えた、このパネル
からの25の血清(合計217検体)を測定した。
【0038】非溶血検体の測定値(目標値)と、補正手
順を踏んでまたは踏まないで得られた溶血検体の対応す
る測定値(実際値)との方法比較を図4(目標値と実際
値との相関=0.923)および図5(目標値と実際値
との相関=0.981)に示してある。この結果は、数
回再現されたものであるが、明らかに溶血干渉がここに
述べた方法によって効果的に補正され得ることを示して
いる。
順を踏んでまたは踏まないで得られた溶血検体の対応す
る測定値(実際値)との方法比較を図4(目標値と実際
値との相関=0.923)および図5(目標値と実際値
との相関=0.981)に示してある。この結果は、数
回再現されたものであるが、明らかに溶血干渉がここに
述べた方法によって効果的に補正され得ることを示して
いる。
【0039】予備反応の説明 1.試薬の影響 試薬1の組成: 1. リン酸一水素ナトリウム 2. リン酸二水素ナトリウム バッファーA 3. L(+)−アスパラギン酸一ナトリウム 4. LDH 5. NADH 酵素錠剤+充填剤 6. MDH 防腐剤:窒化ナトリウム 置換実験において、340/405nmでの予備反応に
おける増加の原因と、この場合に主反応がどのようにふ
るまうかを説明することができた。
おける増加の原因と、この場合に主反応がどのようにふ
るまうかを説明することができた。
【0040】
【表1】
【0041】試薬R1を溶血検体に加えるとき、溶血度
が増加するにつれてシグナル増加を伴う予備反応が起こ
る。測定は340/405nmで二色光測定により行っ
た。同一の測定を340nmで行う場合は、予備反応が
見られない。対照的に、405nmではシグナルが次第
に減少する反応が起こる(図6および7)。従って、2
波長間で差を生じさせることにより、結果的に増加する
予備反応が起こる。
が増加するにつれてシグナル増加を伴う予備反応が起こ
る。測定は340/405nmで二色光測定により行っ
た。同一の測定を340nmで行う場合は、予備反応が
見られない。対照的に、405nmではシグナルが次第
に減少する反応が起こる(図6および7)。従って、2
波長間で差を生じさせることにより、結果的に増加する
予備反応が起こる。
【図1】回収率と検体活性と溶血血液検体の干渉との関
係を示す図である。四角は溶血によって引き起こされる
GOT寄与を排除していない検体活性を示し、星印は溶
血によるGOT寄与を排除した場合の検体活性を示す。
係を示す図である。四角は溶血によって引き起こされる
GOT寄与を排除していない検体活性を示し、星印は溶
血によるGOT寄与を排除した場合の検体活性を示す。
【図2】全反応の反応時間経過および数学的関係を模式
的に示す図である。
的に示す図である。
【図3】さまざまな濃度範囲の20の異なる血清に関し
て溶血物調製2を用いて得られた結果を示す。上記の血
清は8段階でスパイクされた:50,100,150,
200,250,300,400,500mg/dl
Hb。
て溶血物調製2を用いて得られた結果を示す。上記の血
清は8段階でスパイクされた:50,100,150,
200,250,300,400,500mg/dl
Hb。
【図4】非溶血検体の測定値(目標値)と、補正手順を
踏まないで得られた溶血検体の対応する測定値(実際
値)との比較を示す図である。目標値と実際値との相関
は0.923である。
踏まないで得られた溶血検体の対応する測定値(実際
値)との比較を示す図である。目標値と実際値との相関
は0.923である。
【図5】非溶血検体の測定値(目標値)と、補正手順を
踏んで得られた溶血検体の対応する測定値(実際値)と
の比較を示す図である。目標値と実際値との相関は0.
981である。
踏んで得られた溶血検体の対応する測定値(実際値)と
の比較を示す図である。目標値と実際値との相関は0.
981である。
【図6】GOT Hb濃度系列を用いて340nmで行
った測定を示す図である。時間に対する吸光度を測定す
る。
った測定を示す図である。時間に対する吸光度を測定す
る。
【図7】GOT Hb濃度系列を用いて405nmで行
った測定を示す図である。時間に対する吸光度を測定す
る。
った測定を示す図である。時間に対する吸光度を測定す
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 クリストフ ベルディング ドイツ連邦共和国 ディー−81667 ミ ュンヘン ピュトリッヒシュトラーセ 1番地 (72)発明者 ヴィルヘルム クライダー ドイツ連邦共和国 ディー−82418 ム ルノー フロシュハオセン 24番地 (56)参考文献 特開 昭63−50743(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01N 33/49
Claims (12)
- 【請求項1】赤血球の溶血の結果、干渉成分が混在し得
る検体中のアナライトの測定方法であって、NADHおよび
LDHを含む試薬を該検体に添加することによって誘導さ
れる予備反応によって該検体中の溶血に起因した干渉成
分の放出量を2つの異なる波長で測光法で測定し;該ア
ナライトを測光法で測定するための測定試薬を添加した
後、該検体中の該アナライトの全量を主反応で測定し;
該予備反応によって決定された溶血度を示す補正因子に
よって該全量値を補正して該アナライトの補正値を得る
ことを含む方法。 - 【請求項2】測光法による測定が340nmと405n
mで二色光測定により行われ、実際の測定値が2波長の
結果の差をとることにより得られる、請求項1に記載の
方法。 - 【請求項3】試薬がさらにMDHを含む、請求項1または
2に記載の方法。 - 【請求項4】予備反応により測定された溶血度と、干渉
成分により生じた測定誤差に対する寄与との関係が、さ
まざまな健康状態、年齢および性別の被検者の大グルー
プの広範な土台の上にたって確実なものとされる、請求
項1〜3のいずれか1つに記載の方法。 - 【請求項5】予備反応と検査成分に関する測定反応との
相関関係が式: (式中、物質は検体に含まれる検査成分を表す)により
得られる、請求項1〜4のいずれか1つに記載の方法。 - 【請求項6】補正値を計算するのに必要な式がデータキ
ャリアーに保存され、これを用いて電子的情報処理によ
り分析結果を自動的に補正する、請求項1〜5のいずれ
か1つに記載の方法。 - 【請求項7】 測定誤差の値をデータキャリアーに保存
された情報から計算することができる、請求項6に記載
の方法。 - 【請求項8】 干渉される成分の補正値がプリントアウ
トで表示されるか、かつ/また、電子的情報処理のディ
スプレーに表示される、請求項6または7に記載の方
法。 - 【請求項9】 補正値が許容範囲とともに表示される、
請求項6〜8のいずれか1つに記載の方法。 - 【請求項10】 測定値の補正が単に特定の許容範囲内
で自動的に行われる、請求項8または9に記載の方法。 - 【請求項11】 検査成分が(a) GOT/GPT生物化
学反応型の方法に対応する方法で検出しうるアナライト
のグループおよび/または(b) 総タンパク質、アルブミ
ン、LDH、カリウム、総コレステロール、遊離コレス
テロール、尿酸、トリグリセリド、ナトリウム、塩化
物、β−リポタンパク質、チモール濁度試験、硫酸亜鉛
濁度試験、リン脂質および遊離脂肪酸を含むアナライト
のグループに属するものから選ばれる、請求項1〜10
のいずれか1つに記載の方法。 - 【請求項12】 血清または血漿中よりも赤血球中に高
い濃度で含まれる成分を測定する、請求項1〜11のい
ずれか1つに記載の方法。
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Cited By (1)
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DK0906567T3 (da) * | 1996-05-31 | 2001-04-17 | Roche Diagnostics Gmbh | Fremgangsmåde til fjernelse af hæmoglobininterferenser ved albuminbestemmelse |
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DE19846301A1 (de) | 1998-10-08 | 2000-04-13 | Roche Diagnostics Gmbh | Verfahren zur Bestimmung von alkalischer Phospatase unter Beseitigung von Hämoglobin-Störungen |
DE19846300A1 (de) * | 1998-10-08 | 2000-04-13 | Roche Diagnostics Gmbh | Verfahren zur Bestimmung von alkalischer Phosphatase unter Reduzierung von Hämoglobin-Störungen durch das Rate-Blank-Verfahren |
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ES2670413T3 (es) | 2003-06-03 | 2018-05-30 | The United States Government As Represented By The Department Of Health And Human Services | Suplementos nutricionales y composiciones terapéuticas que comprenden derivados de (R)-3-hidroxibutirato |
US8642654B2 (en) | 2009-04-16 | 2014-02-04 | Isis Innovation Limited | Hydroxybutyrate ester and medical use thereof |
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GB201304467D0 (en) | 2013-03-12 | 2013-04-24 | Tdeltas Ltd | Compound for use in protecting skin |
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- 1995-08-02 ES ES95112145T patent/ES2221924T3/es not_active Expired - Lifetime
- 1995-08-02 DE DE59510903T patent/DE59510903D1/de not_active Expired - Fee Related
- 1995-08-03 JP JP7198810A patent/JP2771958B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
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ES2221924T3 (es) | 2005-01-16 |
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