JP2771924B2 - 光ディスク・システムの焦点合わせ装置及びその方法 - Google Patents

光ディスク・システムの焦点合わせ装置及びその方法

Info

Publication number
JP2771924B2
JP2771924B2 JP4178179A JP17817992A JP2771924B2 JP 2771924 B2 JP2771924 B2 JP 2771924B2 JP 4178179 A JP4178179 A JP 4178179A JP 17817992 A JP17817992 A JP 17817992A JP 2771924 B2 JP2771924 B2 JP 2771924B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fes
focus
lens
detecting
focusing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP4178179A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05189780A (ja
Inventor
ジェームズ・ジョン・デント
アラン・オーガスト・フェネマ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
International Business Machines Corp
Original Assignee
International Business Machines Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by International Business Machines Corp filed Critical International Business Machines Corp
Publication of JPH05189780A publication Critical patent/JPH05189780A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2771924B2 publication Critical patent/JP2771924B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/08Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers
    • G11B7/085Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers with provision for moving the light beam into, or out of, its operative position or across tracks, otherwise than during the transducing operation, e.g. for adjustment or preliminary positioning or track change or selection
    • G11B7/08505Methods for track change, selection or preliminary positioning by moving the head
    • G11B7/08511Methods for track change, selection or preliminary positioning by moving the head with focus pull-in only
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/08Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers
    • G11B7/09Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers with provision for moving the light beam or focus plane for the purpose of maintaining alignment of the light beam relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following
    • G11B7/0908Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers with provision for moving the light beam or focus plane for the purpose of maintaining alignment of the light beam relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following for focusing only

Landscapes

  • Moving Of The Head For Recording And Reproducing By Optical Means (AREA)
  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光学システムに関し、
特に集束システム及びこのようなシステムの焦点合わせ
に関する。本発明は、光ディスク記録装置に有用であ
る。
【0002】
【従来の技術】光ディスク記録装置は、非常に小型で軽
量の対物レンズを使う。一般にこのような対物レンズ
は、サポート上を滑動できるように取付けられ、対物レ
ンズを通り抜けるビームが記録材料に対して正しく焦点
を合わせるように位置付けられる。一般に、焦点合わ
せ、すなわち、レーザ又は他の光ビームが記録レベルで
正しく焦点が合う位置への対物レンズの移動は、使用す
る光ディスク記録装置での焦点合わせの再試み及び遅れ
を防止するために、信頼できるように行われるべきであ
る。また、最適な焦点が早くかつ正確に得られるべきで
ある。さらに、光学システムのコストを低減させるため
に、焦点を合わせる制御は簡単であることが望ましい。
【0003】正確に焦点を合わすことへの問題の1つ
は、焦点エラー信号(FES: focuserror signal)が、焦
点面への最初のレンズの移動中に、そのレンズの焦点外
の位置に関する正確な情報を提供しないことである。さ
らに、回転している光ディスクが、軸運動(wow) を受
け易いためにレンズの最適な焦点位置への位置づけをさ
らに難しくしている。このような軸運動のために、最適
な焦点位置にあるレンズは、その最適位置を維持しよう
として光ディスクと共に数ミリほど軸方向に動く。焦点
の維持は、その最適焦点位置近辺における焦点エラー信
号のいわゆる線形領域を用いて行われる。一方、このよ
うなレンズの焦点深度は数ミクロン程度である。従っ
て、焦点サーボが焦点維持動作を高い信頼度でかつ高速
に実行できるような、正確かつ高速な近焦点状態の検出
が望まれる。このような高速での焦点合わせは、焦点合
わせ時に非常に範囲の広い軸方向のレンズの移動速度を
実現する、単一の簡単で高信頼性の検知動作でなければ
ならない。
【0004】Konno 等らに付与された米国特許第473
3066号は、焦点合わせがオープン・ループ・モード
中で得られる典型的な従来技術の焦点合わせシステムを
述べる。焦点状態を検知後、焦点維持サーボが作動し
て、対物レンズの焦点を維持する。Konno 等らは、ま
た、対物レンズを焦点に移動させるための傾斜(ラン
プ)を有する典型的な制御信号についても述べている。
【0005】日本特許第1500995号は、ピーク振
幅の前後の両方の焦点エラー信号を検知する振幅につい
て述べる。この検知システムは、2つの独立した振幅検
知器を必要とする。一般に焦点維持に使用される焦点エ
ラー信号の線形領域の端部での近焦点を示すには単一の
振幅検知器を用いるのが好ましい。
【0006】Hsieh 等らに付与された米国特許第467
4076号は、負フィードバック・ループの光ディスク
・サーボで微分器を使用している。これは、予め設定さ
れた近焦点位置の検知を改善するための焦点エラー信号
を修正せず、又修正方法も述べていない。
【0007】Mansour 等らに付与された米国特許第38
83689号は、焦点エラー信号を微分するために微分
器を使用している。このような微分化焦点エラー信号
は、個々の焦点エラー信号を処理するために使用されて
いない、むしろ、2つの異なるカメラからの微分化信号
が、2つのカメラ間の焦点を同期させるために区別され
て比較される。これは、また、近焦点の検知を改善する
ための焦点エラー信号を修正していない、単一の振幅ス
レッショルドを使用せず、高信頼性もない。
【0008】Harigae 等らに付与された米国特許第43
68526号は、振幅検知器への焦点エラー信号を処理
する微分器を述べている。検出された信号の合成振幅
は、近焦点状態を示すためのフリップ・フロップを設定
するために、完全整流された焦点エラー信号によってA
NDでゲートされる。換言すると、近焦点の検知は、微
分化焦点エラー信号だけに基づき、焦点維持のために線
形領域を維持するための処理又は修正された焦点エラー
信号には基づかない。
【0009】これの教示とは明らかに対照的に、本発明
は、焦点エラー信号の立上り部をその幅を狭めることに
よって、改善された識別が可能な焦点合わせシステムを
提供する。このシステムは、正確、低消費エネルギおよ
び高速で、繰り返し動作でも高い信頼性を発揮する簡単
で安価な焦点合わせシステムであることがわかる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、振幅
検知を利用する改善された焦点合わせ及びこのような振
幅検知の信頼性を改善するために作成された焦点エラー
信号を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明では、対物レンズ
が、焦点面、例えば、データ記録材料面の焦点位置の方
向へ移動される。焦点エラー信号が生成され、焦点エラ
ー信号の正または負方向への立上り部の振幅によってこ
のような焦点エラー信号の線形領域への接近が検知され
る。このような線形領域は、目標とする焦点位置とクロ
スしており、所定の焦点合わせを維持するためにパラメ
ータとして使用される。焦点エラー信号は修正焦点エラ
ー信号を作り出すために処理され、修正焦点エラー信号
は焦点が合った目標の焦点位置にその立上り部のピーク
が接近するようにシフトさせられる。修正焦点エラー信
号の単一の立上り部の振幅を検知することにより、焦点
が合わせられようとしているレンズが前述の線形領域の
端部で近焦点状態に到達したことを示す。改善された近
焦点位置の検知は、また、前述の近焦点位置で焦点エラ
ー信号の立上り部の幅を狭めることによっても得られ
る。
【0012】本発明の好ましい形態では、すべての焦点
エラー信号の処理は、最初に焦点エラー信号を微分する
ことによって実行される。次に、レンズの目標の焦点位
置の方向に立上り部のピークがシフトされ、かつ狭めら
れた立上り部の幅を備える修正焦点エラー信号を作り出
すために、微分化焦点エラー信号をもとの焦点エラー信
号から差し引く。
【0013】
【実施例】各図を参照するにあたり、各図の構造体の同
一部品が同一参照番号で示されている。対物レンズ10
は、ディスク11の情報を記録又は検知するために、デ
ィスク11上にビーム(図示なし)の焦点を作る。ビー
ムは、通常の方法で対物レンズ10の光軸と一直線に揃
う。光ディスク記録装置の普通の設計の光学装置13
は、対物レンズ10を光学的にレーザ14に結合し、光
通路を通る光ビームを受ける。レンズ10の上部に取付
けられ、好ましくはレンズ10と共に移動する集束コイ
ル15は、フレーム(図示なし)に適切に取付けられた
永久磁石16からの静止磁界と相互作用する磁界を生成
する。一連のベアリング17が、その光軸に沿う運動に
対して滑らかにレンズ10をサポートする。レンズ10
の光軸に垂直であるトラックのシーク及びトラックの追
従の運動は、通常の方法でおこなわれる。
【0014】ディスク11は、レーザ14により供給さ
れたレーザ光を対物レンズ10を通して光学装置13に
反射する。光学装置13は、通常の方法で反射光を通路
20に沿って焦点検知器21に再方向づけする。焦点検
知器21は、焦点エラー信号FESを配線22を通して
焦点回路23に供給する。焦点回路23は、適切な焦点
制御信号を供給するためにペアの信号ライン24によっ
てコイル15に結合されている。
【0015】図2は、レーザ14のビームの焦点合わせ
のためにディスク11の方向へ対物レンズ10を移動さ
せるために設計されたランプ形状のオープン・ループ位
置制御信号30を示す。最初は、逆ステップ31で、レ
ンズ10が、信号30によって最も遠い位置に、すなわ
ち、FESの参照番号33で指示される部分によって示
されるように、完全な焦点外状態であるディスク11か
ら最も遠い位置に移動させられる。ランプ信号30が、
位置制御パルス32によって表されるように変調され
る。位置制御パルス32が、レンズ10を瞬間的に及び
それを繰り返して焦点位置に接近させるように、すなわ
ち、参照番号31で示される位置から離すように移動さ
せる。レンズ10は連続するパルス32ごとに移動させ
られることにより、ベアリング17の範囲内での動きが
柔軟に制御される。パルス制御は、レンズ10が密着や
摩擦により移動できなくなるような状態を回避し、ディ
スク方向へ移動し過ぎないようにするという傾向があ
る。ランプ30により、実際のレンズ10の位置と目標
の位置との差が縮められる。パルス32は電力増幅器で
変調される。
【0016】参照番号33の位置での焦点エラー信号は
正の完全な焦点外状態を示し、ピーク34を備える立上
り部は、線形領域38の中心にあるポイント39で示し
た焦点位置への接近を表示する。立上り部が検知される
と、結果としてピーク検知器の出力信号35となる。本
発明を実行すると、近焦点を検知するのに使用される信
号の遅延又はシフトに効果がある。すなわち、出力パル
ス35の先端(リーディング・エッジ)が、破線35A
に空間的にシフトされ、破線35Aが、目標の焦点に一
層近くなる。パルス35によって示されるように、近焦
点状態の検知後、停止又は逆方向へ移動させるパルス3
7が、レンズ10をポイント39の焦点維持範囲内でブ
レーキをかけて止め、焦点維持サーボ(図示なし)がポ
イント39でレンズの焦点を維持する。焦点制御回路
は、選択されたときに、図2の参照番号36で表される
ように、電力増幅器に制御の修正信号を供給する補償器
を有する。
【0017】図3は、最初に述べた焦点回路23の焦点
合わせ回路のブロック図を示す。ライン22のFES
が、図2で示される関数36を供給する補償器40に供
給される。補償器40は、焦点状態を維持する焦点回路
の一部分である。電力増幅器41は、信号をライン24
を通して焦点制御コイル15に供給する。電子スイッチ
42が後で説明するように電気的に作動する。ターミナ
ル43で、電力増幅器41は、電圧基準、例えば、大地
基準電位に設定される。この時点では、何れの信号もラ
イン24を通して供給されないので、レンズ10は動か
されない。ターミナル44は、電力増幅器41をランプ
信号30を生成する焦点合わせ回路に接続する。ターミ
ナル45は、補償器40に接続され、焦点維持状態中に
使用される。すなわち、レンズ10が焦点位置に到達し
た後である。
【0018】スイッチ42は、破線47によって示され
る焦点状態制御論理50によって制御される。電源投入
後では、レンズ10の実際の位置はわからない。ライン
48を通して供給されるパワー・オン・リセット信号
は、オフ・フリップ・フロップ51をアクティブ状態に
設定する。オフ・フリップ・フロップ51は、レンズ1
0が、パワー・アップ・シーケンス中に偶然に作動しな
いように、デコード回路52に信号を送り、順次に応答
させてスイッチ42を位置43に作動させる。ライン4
8のパワー・オン・リセット信号は、また、OR回路4
9を通って、焦点を示しているイン・フリップ・フロッ
プ54をリセットし、および焦点合わせのACQフリッ
プ・フロップ53をリセットする。このマシン状態で
は、レンズ10は、初期の位置がわからないままであ
る。
【0019】焦点を合わすには、すなわち、レンズ10
を焦点位置に移動させるには、焦点合わせを開始するた
めにライン55の焦点合わせ信号が、ACQフリップ・
フロップ53をアクティブ状態に設定し、信号をOR回
路49を通して供給し、再び焦点状態のイン・フリップ
・フロップ54をリセットし、オフ・フリップ・フロッ
プ51をリセットする。イン・フリップ・フロップ54
をリセットすることは、また、焦点を消失したか又は再
較正が必要でエラー・リカバリ・プロシージャで焦点の
再合わせの場合に、焦点合わせを可能とする。ACQフ
リップ・フロップ53がアクティブ状態に設定されると
即、3つのオペレーションが同時に起こる。ACQフリ
ップ・フロップ53は、最初に設計されたランプ信号3
0を生成しレンズ10を遠隔の焦点外位置の方へ移動さ
せるために、ランプ・ジェネレータ60を作動する。次
に、ランプ・ジェネレータ60は、ランプ信号をターミ
ナル44に供給する。パルス・ジェネレータ61は、パ
ルスをデコード回路52に送り、スイッチ42を繰り返
して作動させ、電力増幅器41の入力への接続をターミ
ナル43、44との間で動かしパルス32を生成する。
デコード回路52は、パルス・ジェネレータ61からの
パルスを通過させるためにACQフリップ・フロップ5
3のアクティブ信号を受けとる。これは、状態制御論理
50の3つの状態の第2の状態である。
【0020】遠隔の自動焦点位置から焦点位置へのレン
ズ10のパルス的に駆動された滑らかな動きの間、ピー
ク検知器65は、立上り部34を検知するためにライン
22のFESをモニタする。後に説明するように、ピー
ク検知器65は、図5及び図6で例示される回路を有す
る。焦点位置39の近くでFESが立上り部の最大立上
り振幅34を有することは周知である。この最大立上り
振幅は、ポイント39が存在するFESの直線38、す
なわち焦点維持線形領域の遠隔自動焦点の末端を画定す
る。イン・フリップ・フロップ54が設定されると、ア
クティブ信号をデコード52に供給し、焦点合わせを維
持するためにスイッチ42を作動してターミナル45を
増幅器41に接続する。イン・フリップ・フロップ54
は、また、焦点状態が維持される間、ACQ53のリセ
ット入力に接続され、リセット状態に保持する。この時
点で、接続されている補償器40が、良好な焦点合わせ
を確実にするために、図2で示された補償信号36を供
給する。
【0021】図4は、図3で示すのと同じ原理を使用す
る簡単な図であるが、しかし、単一の電子スイッチでは
なく2つの電子スイッチを用いている。2つの回路の動
作は同じである。スイッチ42は、2つの独立したスイ
ッチ70及び71に置き換えられる。スイッチ70は、
図3で示された直接的な結合とは異なり、補償器40を
通してランプ・ジェネレータ60を電力増幅器41に接
続する。この配置は、図2の参照番号36によって表さ
れる補償器40により良い動作をもたらす。焦点合わせ
中に状態制御論理50は、電子スイッチ70に作動信号
を送り、スイッチを作動させてランプ・ジェネレータ6
0を補償器40に接続する。パルス32は、状態制御論
理50がスイッチ42に対しておこなうのと同じような
制御で、スイッチ71を補償器40側のターミナルと大
地基準電位側のターミナル間で切換て生成する。リセッ
トまたはは初期パワー・オンの状態では、スイッチ70
及びスイッチ71の切り換え位置は分からない。状態制
御論理50のオフ制御状態が、スイッチ71を大地基準
電位に、及びスイッチ70を図示された位置に動かす。
焦点合わせ開始後、スイッチ70が作動されてランプ6
0を補償器40に結合し、スイッチ71は状態制御論理
50の制御による瞬間的な動作でランプ信号を変調す
る。ピーク検知器65によって表示される焦点合わせ
後、状態制御論理50は、図示された位置にスイッチ7
0を作動させ、ライン22のFESを直接に補償器40
に接続し、スイッチ71を作動させて補償器40を電力
増幅器41に結合する。
【0022】図5は、好ましい形態で本発明を実行する
ピーク検知器65の内部構造を示す回路を例示する。信
号プロセッサ80Aは、ライン22からFESを受け取
る。信号プロセッサ80Aに含まれる微分器85は、微
分化FES100(図7)を作り出すためにFESを受
け取る。信号プロセッサ80Aで発生する高周波ノイズ
を除去するために、低域フィルタ83を加えることがで
きる。信号プロセッサ80Aは、ラプラス変換As/
(s+p)で示すことができる。ラプラス変換では、"
A"はゲイン因数、"s"は変換変数、及び"p"は信号プ
ロセッサ80Aの伝達関数の極である。ライン82の処
理されたFESは、総和回路81の負入力に送られ、総
和回路81の正(+)の入力に印加されたFESから差
し引かれる。処理された信号105は、信号比較器84
の負(−)の入力に送られ、スレッショルド電圧+V
(図7、図8のスレッショルド109)と比較される。
ライン66を通して供給される比較器84の出力信号
は、振幅スレッショルド109が、修正FESの振幅に
よって最初に越えられる場合に生じるパルスであり、レ
ンズ10が線形領域38内へ到達したことを示す。
【0023】本発明を実行する最もよいモードは、図6
で例示するピーク検知器65の回路を使用することであ
る。ライン22のFESは、抵抗器111を通して信号
ノード90に送られる。ノード90は、スイッチング比
較器91の負(−)の入力である。FESは、また、信
号プロセッサ80Aに送られる。信号プロセッサ80A
は、信号インバータ86と、コンデンサ87及び抵抗器
88から成る微分器で構成する。FESが、図示のよう
に単一のライン22によってではなく2つの信号ライン
によって別々に送られる場合、相違するペアの導体にお
いて一方にはライン22が存在しており、他方には信号
インバータ86が置かれている。何れにしても、負の微
分化FESはノード90に印加され、そこでFESから
差し引かれてノード90に修正FES105を作り出
す。修正FESは、ライン92を通して比較器91に印
加された適切なスレッショルド信号109と比較され
る。スイッチング比較器91の出力パルスは、レンズの
線形領域38への到達を示すためにライン66に送られ
る。
【0024】図7は、信号プロセッサ80Aのオペレー
ションを示す。FESが図2の参照として示されてい
る。負の微分化FES(-dFES/dt) 100は、目標の
焦点位置99と一致する負の方向の立上がり部(または
立下がり部)のピーク振幅101を持つ。修正FES1
05(図6のノード90又は図5の総和回路81の出力
の何れか)は、FESの負の立上り部のピーク34から
距離107だけ、目標の焦点位置99に一層近い位置で
ピーク振幅106を有する。ピーク振幅の空間的なシフ
トは、ピーク振幅106を線形領域38の範囲内に置
く。修正FES105の負の立上り部は、検知ポイント
110でFESより一層細く、すなわち幅が狭くなって
いる。より狭い幅の負の方向の立上がり部は、所定の振
幅スレッショルド109による立上り部の検知位置を、
信号の幅を狭めない場合のFESが使用される場合より
も、ピーク106により近づかせる。振幅スレッショル
ド109の選択により、近焦点状態(レンズ10は、線
形領域38の一端部にある)の検知が次のようにおこな
われる。ポイント110における単一の振幅スレッショ
ルドの検知により、高い信頼性で高速かつ簡単に近焦点
状態を得ることができ、さらに焦点維持サーボがそこか
ら目標の焦点位置の方へレンズ10を高い信頼性で移動
することができる。図7および図8において、レンズ1
0をライン99の左方向へ移動することはレンズ10が
焦点位置に対してディスク11から遠くなる方向である
示し、一方ライン99の右方向へ移動することはディス
ク11に近くなる方向であることを示す。
【0025】図8は、創意に富む焦点合わせシステム及
びその方法を光ディスク駆動装置に応用した結果を例示
する。レンズ10をディスク11上のレンズ10の光軸
に沿って、比較的遅い速度(図8の低レンズ速度)で移
動させると、微分化FESの振幅は最低の値になる。そ
の信号を調べると、ピーク106が線形領域38の範囲
内にまだ存在し、上記近焦点状態を高い信頼度で検知す
ることができる。同様に、高レンズ速度では、微分化F
ESは、かなり大きい振幅を持つ。それでも、検知ポイ
ント110は、線形領域38の端部にある。従って、創
意に富む焦点合わせを用いると、レンズ10がディスク
11上の焦点面に接近する際に、その光軸に沿ってのレ
ンズ10の焦点合わせ動作の制御において大きい公差を
可能にする。
【0026】
【発明の効果】本発明の焦点合わせシステム及びその方
法は、光ディスク記録装置において特に有用である、高
信頼で、高速且つ簡単な近焦点状態の検知を提供する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明は光ディスク駆動装置を用いた焦点合わ
せシステムを示す図である。
【図2】図1で示された装置のオペレーションを説明す
るのに使用される各種の理想とされる波形を示す図であ
る。
【図3】図1で示された装置で使用できる焦点検知及び
焦点合わせシステムを示す図である。
【図4】焦点合わせ制御の実施例を例示する図3の代替
例を示すブロック図である。
【図5】焦点エラー信号を修正し、動作を実行するため
に、修正焦点エラー信号の立上り部を検知するための本
発明を実行するのに最適なモードで使用される回路を示
す図である。
【図6】焦点エラー信号を修正し、動作を実行するため
に、修正焦点エラー信号の立上り部を検知するための本
発明を実行するのに最適なモードで使用される回路を示
す図である。
【図7】図5及び図6で示される回路を用いて焦点合わ
せ動作を説明する、一連の波形を示す図である。
【図8】本発明を用いた、光学軸に沿うレンズの速度が
相当に遅く又は速い場合の、図3及び図4で説明された
回路の動作を例示する一連の波形を示す図である。
フロントページの続き (72)発明者 アラン・オーガスト・フェネマ アメリカ合衆国アリゾナ州、ツーソン、 ノース・ラバーン 2705番地 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G11B 7/085

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】対物レンズを光軸に沿って焦点面に対して
    移動することにより、該対物レンズを通る光ビームの焦
    点を該焦点面で合わせる方法であって、 目標の焦点位置に到達するために上記対物レンズを上記
    焦点面で焦点を得る方向に移動するステップと、 上記移動中に、上記焦点面に対する上記対物レンズの現
    在の焦点状態を表示し、焦点制御のための線形領域の開
    始を示す立上り部を備える焦点エラー信号(FES)を
    生成するステップと、 上記移動中に、上記FESを微分して微分化FESを作
    成し、該微分化FESを上記FESから差し引いて上記
    FESの立上り部のピークよりも上記目標の焦点位置に
    近い近焦点位置に立上り部のピークを有する修正FES
    を作り出すFES処理ステップと、 上記近焦点状態を表示するために上記修正FESの立上
    り部を検知する振幅検知ステップとを有する方法。
  2. 【請求項2】対物レンズを光軸に沿って焦点面に対して
    移動することにより、該対物レンズを通る光ビームの焦
    点を該焦点面で合わせる方法であって、 焦点エラー信号(FES)を生成するステップと、 上記FESを微分して微分化FESを作成するステップ
    と、 上記FESから上記微分化FESを差し引いて修正FE
    Sを作成するステップと、 焦点位置に対する上記対物レンズの近焦点状態を表示す
    ために上記修正FESの立上り部を検知するステップ
    とを有する方法。
  3. 【請求項3】上記修正FESの立上り部を検知するステ
    ップが、 信号振幅スレッショルドを得るステップと、 上記修正FESの立上り部の振幅を上記信号振幅スレッ
    ショルドと比較し、上記立上り部のピークに到達する前
    に上記立上り部の振幅が上記スレッショルド値を越えた
    ときに、上記対物レンズの上記近焦点状態を検知するス
    テップとを有する請求項2記載の方法。
  4. 【請求項4】光記録媒体と、該光記録媒体に光ビームの
    焦点を合わすために該光記録媒体に対して光軸に沿って
    移動できるレンズを含み上記光記録媒体に対して光ビー
    ムのやりとりを行う光学装置とを有する光学デバイスで
    あって、 上記光記録媒体の焦点面で光ビームの焦点を合わすため
    にレンズに結合され、光軸に沿ってレンズを移動させる
    レンズ位置制御手段と、 上記レンズに光学的に結合され、上記光記録媒体から反
    射した光を受け、焦点エラーを焦点エラー信号(FE
    S)として表示する焦点検知手段と、 上記レンズ位置制御手段及び上記焦点検知手段に結合さ
    れ、上記FESに応答して上記レンズ位置制御手段を駆
    動し上記光記録媒体の焦点面における最適な焦点位置の
    方向へ上記レンズを移動させる焦点修正手段と、 上記焦点修正手段、上記焦点検知手段及び上記レンズ位
    置制御手段に結合され、上記FESを微分して微分化F
    ESを作成する信号プロセッサと、該微分化FESを上
    記FESから差し引いて上記最適な焦点位置の方向へ上
    記FESのピークをシフトさせる信号総和手段とを含む
    焦点合わせ手段とを有する光学デバイス。
  5. 【請求項5】レンズを焦点位置方向へ光軸に沿って移動
    する焦点合わせ装置であって、 レンズの焦点合わせのためにレンズを光軸に沿って移動
    及びサポートする手段と、 焦点エラー信号(FES)を生成するためにレンズの焦
    点エラーを検知する手段と、 上記検知手段に接続され、上記FESからFESを微分
    して作成した微分化FESを差し引いて修正FESを作
    り出す回路手段と、 上記修正FESの立上り部を検出して近焦点状態を検知
    する手段とを有する装置。
JP4178179A 1991-09-11 1992-07-06 光ディスク・システムの焦点合わせ装置及びその方法 Expired - Lifetime JP2771924B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US07/757,796 US5233585A (en) 1991-09-11 1991-09-11 Acquiring focus in an optical disk system using a time and shape modified focus error signal
US757796 1991-09-11

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05189780A JPH05189780A (ja) 1993-07-30
JP2771924B2 true JP2771924B2 (ja) 1998-07-02

Family

ID=25049255

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4178179A Expired - Lifetime JP2771924B2 (ja) 1991-09-11 1992-07-06 光ディスク・システムの焦点合わせ装置及びその方法

Country Status (4)

Country Link
US (1) US5233585A (ja)
EP (1) EP0532246A3 (ja)
JP (1) JP2771924B2 (ja)
CA (1) CA2071310A1 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5255262A (en) * 1991-06-04 1993-10-19 International Business Machines Corporation Multiple data surface optical data storage system with transmissive data surfaces
JP2716610B2 (ja) * 1991-10-16 1998-02-18 三菱電機株式会社 フォーカス制御装置
US5982721A (en) * 1996-03-29 1999-11-09 Cirrus Logic, Inc. Optical disc drive comprising switching gains for forcing phase states to follow a sliding line trajectory in a servo system
EP0902945B1 (en) * 1996-05-31 2004-11-17 Discovision Associates System for adjusting the spot size in an optical recording system
JP2001060326A (ja) 1999-08-24 2001-03-06 Sanyo Electric Co Ltd ディスク装置
KR100520508B1 (ko) * 2003-09-27 2005-10-11 삼성전자주식회사 포커스 인입 장치 및 방법

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US368526A (en) * 1887-08-16 Die for forming metallic clock-cases
US3883689A (en) * 1973-09-04 1975-05-13 Nasa Servo-controlled intravital microscope system
JPS5694528A (en) * 1979-12-28 1981-07-31 Matsushita Electric Ind Co Ltd Drawing-in method of focus servo
US4674076A (en) * 1982-05-19 1987-06-16 Burroughs Corporation Optical memory system having improved positioning and focusing control circuitry
JPS5928828U (ja) * 1982-08-17 1984-02-22 パイオニア株式会社 情報検出用スポツト光の集束位置移動制御装置
US4705941A (en) * 1983-06-30 1987-11-10 Kabushiki Kaisha Toshiba Apparatus for detecting a focusing state of an optical system
JPS6089840A (ja) * 1983-10-22 1985-05-20 Olympus Optical Co Ltd 自動焦点引込み装置
NL8803012A (nl) * 1988-12-08 1990-07-02 Philips Nv Optische aftastinrichting voorzien van een focusseerregelsysteem alsmede een geintegreerde schakeling voor toepassing in het focusseerregelsysteem.

Also Published As

Publication number Publication date
US5233585A (en) 1993-08-03
CA2071310A1 (en) 1993-03-12
EP0532246A3 (en) 1993-04-21
JPH05189780A (ja) 1993-07-30
EP0532246A2 (en) 1993-03-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5060215A (en) Method and apparatus for leading-in focus servo by moving the objective lens toward the recording surface at two different speeds
US5793721A (en) Optical scanning apparatus for a multi-layer record carrier, including a focus control circuit
KR950006838B1 (ko) 광학 디스크 드라이브 작동 장치 및 방법
JPH0416251Y2 (ja)
JP2771924B2 (ja) 光ディスク・システムの焦点合わせ装置及びその方法
US5822281A (en) Disk apparatus and disk access method employing counterelectromotive voltage from second voice coil motor to control first voice coil motor
JP2706294B2 (ja) 光学的情報記録再生装置
JPH02103734A (ja) トラッキング制御装置
US4426690A (en) Optical reproducing device having focus servo system
EP0558293B1 (en) An optical information recording-reproducing method and an apparatus using the method
EP0460859B1 (en) Focusing system for a moveable lens
US5287339A (en) Optical information processing apparatus for holding a lens at a predetermined position along a tracking path at pulling-in of focusing control
EP0787341B1 (en) Optical scanning apparatus for a multi-layer record carrier, including a focus control circuit
US5200937A (en) Apparatus for and method of recording and/or reproducing information by means of two actuators
US20030103424A1 (en) Method of detecting peak value for focus jumps in optical disk devices
JP2609721B2 (ja) 光学式記録情報読取装置
JPH03225628A (ja) 自動焦点制御方式
JPH0485729A (ja) 光学的再生装置
JP2697439B2 (ja) アクセス制御装置
JP2616941B2 (ja) 焦点制御装置
JPH0743899B2 (ja) トラックジャンプ装置
JPH0441417B2 (ja)
JPH0397119A (ja) 光ヘッドのフォーカス引込み回路
JPH0736230B2 (ja) フォーカスサーボ制御装置
JP2004005982A (ja) 光ディスクドライブシステム