JP2770791B2 - 水処理方法および水処理装置 - Google Patents

水処理方法および水処理装置

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JP2770791B2
JP2770791B2 JP7158323A JP15832395A JP2770791B2 JP 2770791 B2 JP2770791 B2 JP 2770791B2 JP 7158323 A JP7158323 A JP 7158323A JP 15832395 A JP15832395 A JP 15832395A JP 2770791 B2 JP2770791 B2 JP 2770791B2
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鐡也 宮本
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、原水を浄化して浄化水
を得るための水処理方法および水処理装置であって、プ
ール、池、湖沼などの水の浄化や、工業用などの循環水
の浄化、ビルの給水浄化、あるいは、ダムや河川からの
飲料水の造水など比較的大規模な水処理に適用される水
処理方法および水処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】長年の間、多くの水処理は、砂ろ過装置
や沈澱装置、プリコートフィルタを用いたろ過装置、塩
素添加などを中心に行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成を有する従来例の場合には、次のような問題が
ある。最近、水質の悪化とその原因の多様化が進み、ま
た、水の循環使用が図られるにともなって、従来の水処
理システムでは対処できない場合が生じている。特に、
原水にプランクトンやバクテリアなどの数μm程度の微
小な汚濁成分が含まれる場合、従来のろ過装置などでは
この微小汚濁成分を好適に除去できない。
【0004】また、プリコートフィルタは、ろ過材表面
にプリコート層を形成してこの層に汚濁成分を補足する
のであるが、このプリコート層を形成するために、珪藻
土などのろ過助剤を原水に供給しなければならず、運用
コストが高くなる。また、ろ過効率が低下してくると、
逆洗などによって汚濁成分をプリコート層(ろ過助剤)
とともにろ過材から洗い流して廃棄するのであるが、こ
の場合、本来除去すべき汚濁成分以外にろ過助材をも廃
棄することになるので、廃棄物の増容化も問題となる。
【0005】さらに、プール水の浄化では、プール水の
純度を法的な規制基準に合致させる必要があるが、上記
したように微小な汚濁成分が好適に除去できないので、
プール水の純度を法的な規制基準に合致させるために、
多量の新鮮な水道水などをプールに補給して、プール水
を希釈しており、水道代などのコスト高を招いている。
【0006】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであって、微小な汚濁成分を好適に除去すること
ができ、しかも廃棄物の増容化やコスト高を招かない水
処理方法および水処理装置を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような目
的を達成するために、次のような構成をとる。すなわ
ち、請求項1に記載の発明に係る水処理方法は、原水中
の汚濁成分を凝集フロック化する凝集反応処理工程と、
この凝集反応処理工程から得られる処理水を砂ろ過する
粗ろ過処理工程と、この粗ろ過処理工程から得られる処
理水を生物活性炭を用いて吸着処理する吸着処理工程
と、この吸着処理工程から得られる処理水を、平均直径
が0.05〜20μmの範囲にある繊維の集合体をろ過
材とする1次ろ過装置を用いて処理し、1次ろ過水を得
る1次ろ過工程と、1次ろ過水の少なくとも一部を、壁
面に孔径が0.005〜1μmの範囲の孔を有する中空
糸膜を束ねてなり、かつ、これら中空糸膜の壁面の面積
の総和が1m2 以上であるろ過材を含む中空糸膜精密ろ
過装置を用いて処理し、2次ろ過水を得る2次ろ過工程
と、1次ろ過水の残りおよび2次ろ過水を浄化水として
送出する送出工程と、を含むことを特徴とするものであ
る。
【0008】請求項2に記載の発明に係る水処理方法
は、上記請求項1に記載の水処理方法において、吸着処
理の後に酸化処理を施すことを特徴とするものである。
【0009】請求項3に記載の発明に係る水処理方法
は、上記請求項2に記載の水処理方法において、酸化処
理にオゾンを用いることを特徴とするものである。
【0010】請求項4に記載の発明に係る水処理装置
は、原水取水手段と、原水に酸化処理を施す第1の酸化
手段と、平均直径が0.05〜20μmの範囲にある繊
維の集合体をろ過材とする、第1の酸化手段による処理
水をろ過して1次ろ過水を得る1次ろ過装置と、1次ろ
過水に酸化処理を施す第2の酸化手段と、壁面に孔径が
0.005〜1μmの範囲の孔を有する中空糸膜を束ね
てなり、かつ、これら中空糸膜の壁面の面積の総和が1
2 以上であるろ過材を含む、第2の酸化手段による処
理水の少なくとも一部をろ過して2次ろ過水を得る中空
糸膜精密ろ過装置と、第2の酸化手段による処理水の残
りおよび2次ろ過水を浄化水として送出する送出手段
と、を備えていることを特徴とするものである。
【0011】請求項5に記載の発明に係る水処理装置
は、原水取水手段と、原水に酸化処理を施す第1の酸化
手段と、平均直径が0.05〜20μmの範囲にある繊
維の集合体をろ過材とする、第1の酸化手段による処理
水をろ過して1次ろ過水を得る1次ろ過装置と、壁面に
孔径が0.005〜1μmの範囲の孔を有する中空糸膜
を束ねてなり、かつ、これら中空糸膜の壁面の面積の総
和が1m2 以上であるろ過材を含む、1次ろ過水の少な
くとも一部をろ過して2次ろ過水を得る中空糸膜精密ろ
過装置と、2次ろ過水に酸化処理を施す第2の酸化手段
と、1次ろ過水の残りおよび第2の酸化手段による処理
水を浄化水として送出する送出手段と、を備えているこ
とを特徴とするものである。
【0012】請求項6に記載の発明に係る水処理装置
は、原水取水手段と、原水に砂ろ過による粗ろ過処理を
施す粗ろ過手段と、粗ろ過手段による処理水に酸化処理
を施す酸化手段と、平均直径が0.05〜20μmの範
囲にある繊維の集合体をろ過材とする、酸化手段による
処理水をろ過して1次ろ過水を得る1次ろ過装置と、壁
面に孔径が0.005〜1μmの範囲の孔を有する中空
糸膜を束ねてなり、かつ、これら中空糸膜の壁面の面積
の総和が1m2 以上であるろ過材を含む、1次ろ過水の
少なくとも一部をろ過して2次ろ過水を得る中空糸膜精
密ろ過装置と、1次ろ過水の残りおよび2次ろ過水を浄
化水として送出する送出手段と、を備えていることを特
徴とするものである。
【0013】請求項7に記載の発明に係る水処理装置
は、原水取水手段と、原水中の汚濁成分を凝集フロック
化する凝集反応手段と、凝集反応手段による処理水に酸
化処理を施す酸化手段と、平均直径が0.05〜20μ
mの範囲にある繊維の集合体をろ過材とする、酸化手段
による処理水をろ過して1次ろ過水を得る1次ろ過装置
と、壁面に孔径が0.005〜1μmの範囲の孔を有す
る中空糸膜を束ねてなり、かつ、これら中空糸膜の壁面
の面積の総和が1m2 以上であるろ過材を含む、1次ろ
過水の少なくとも一部をろ過して2次ろ過水を得る中空
糸膜精密ろ過装置と、1次ろ過水の残りおよび2次ろ過
水を浄化水として送出する送出手段と、を備えているこ
とを特徴とするものである。
【0014】請求項8に記載の発明に係る水処理装置
は、上記請求項7に記載の水処理装置において、中空糸
膜精密ろ過装置に供給されなかった1次ろ過水の残りお
よび2次ろ過水に、活性炭による吸着処理を施す活性炭
吸着手段を設けたことを特徴とするものである。
【0015】請求項9に記載の発明に係る水処理装置
は、原水取水手段と、原水中の汚濁成分を凝集フロック
化する凝集反応手段と、凝集反応手段による処理水に砂
ろ過による粗ろ過処理を施す粗ろ過手段と、平均直径が
0.05〜20μmの範囲にある繊維の集合体をろ過材
とする、粗ろ過手段による処理水をろ過して1次ろ過水
を得る1次ろ過装置と、壁面に孔径が0.005〜1μ
mの範囲の孔を有する中空糸膜を束ねてなり、かつ、こ
れら中空糸膜の壁面の面積の総和が1m2 以上であるろ
過材を含む、1次ろ過水の少なくとも一部をろ過して2
次ろ過水を得る中空糸膜精密ろ過装置と、1次ろ過水の
残りおよび2次ろ過水を浄化水として送出する送出手段
と、を備えていることを特徴とするものである。
【0016】請求項10に記載の発明に係る水処理装置
は、上記請求項9に記載の水処理装置において、粗ろ過
手段と1次ろ過装置との間に生物活性炭により吸着処理
を施す生物活性炭吸着手段を設けたことを特徴とするも
のである。
【0017】請求項11に記載の発明に係る水処理装置
は、上記請求項10に記載の水処理装置において、1次
ろ過装置の前に、生物活性炭吸着手段による処理水に酸
化処理を施す酸化手段を付設したことを特徴とするもの
である。
【0018】請求項12に記載の発明に係る水処理装置
は、上記請求項9に記載の水処理装置において、粗ろ過
手段と1次ろ過装置との間に酸化処理を施す酸化手段を
設けたことを特徴とするものである。
【0019】請求項13に記載の発明に係る水処理装置
は、上記請求項12に記載の水処理装置において、中空
糸膜精密ろ過装置に供給されなかった1次ろ過水の残り
および2次ろ過水に、活性炭により吸着処理を施す活性
炭吸着手段を設けたことを特徴とするものである。
【0020】請求項14に記載の発明に係る水処理装置
は、上記請求項9に記載の水処理装置において、2次ろ
過水に酸化処理を施す酸化手段を設けたことを特徴とす
るものである。
【0021】請求項15に記載の発明に係る水処理装置
は、上記請求項14に記載の水処理装置において、中空
糸膜精密ろ過装置に供給されなかった1次ろ過水の残り
および酸化手段による処理水に、活性炭により吸着処理
を施す活性炭吸着手段を設けたことを特徴とするもので
ある。
【0022】請求項16に記載の発明に係る水処理装置
は、上記請求項9に記載の水処理装置において、中空糸
膜精密ろ過装置に供給されなかった1次ろ過水の残りお
よび2次ろ過水に、活性炭により吸着処理を施す活性炭
吸着手段を設けたことを特徴とするものである。
【0023】請求項17に記載の発明に係る水処理装置
は、上記請求項9に記載の水処理装置において、1次ろ
過水に酸化処理を施す酸化手段を設けたことを特徴とす
るものである。
【0024】請求項18に記載の発明に係る水処理装置
は、上記請求項17に記載の水処理装置において、中空
糸膜精密ろ過装置に供給されなかった、酸化手段による
処理水の残り、および、2次ろ過水に、活性炭により吸
着処理を施す活性炭吸着手段を設けたことを特徴とする
ものである。
【0025】請求項19に記載の発明に係る水処理装置
は、原水取水手段と、原水中の汚濁成分を凝集フロック
化する凝集反応手段と、平均直径が0.05〜20μm
の範囲にある繊維の集合体をろ過材とする、凝集反応手
段による処理水をろ過して1次ろ過水を得る1次ろ過装
置と、1次ろ過水に生物活性炭により吸着処理を施す生
物活性炭吸着手段と、生物活性炭吸着手段による処理水
を1次ろ過装置に還流して再ろ過する手段と、壁面に孔
径が0.005〜1μmの範囲の孔を有する中空糸膜を
束ねてなり、かつ、これら中空糸膜の壁面の面積の総和
が1m2 以上であるろ過材を含む、1次ろ過水の少なく
とも一部をろ過して2次ろ過水を得る中空糸膜精密ろ過
装置と、1次ろ過水の残りおよび2次ろ過水を浄化水と
して送出する送出手段と、を備えていることを特徴とす
るものである。
【0026】請求項20に記載の発明に係る水処理装置
は、上記請求項19に記載の水処理装置において、生物
活性炭吸着手段による処理水に酸化処理を施す酸化手段
を設けたことを特徴とするものである。
【0027】請求項21に記載の発明に係る水処理装置
は、上記請求項5〜8、12、13、17および18の
いずれかに記載の水処理装置において、第1の酸化手段
または酸化手段が塩素添加手段であることを特徴とする
ものである。
【0028】請求項22に記載の発明に係る水処理装置
は、上記請求項4、5、14、15、17および18の
いずれかに記載の水処理装置において、第2の酸化手段
または酸化手段が、塩素または次亜塩素酸ソーダの存在
下に紫外線を照射する紫外線反応手段であることを特徴
とするものである。
【0029】請求項23に記載の発明に係る水処理装置
は、上記請求項4〜6、11、17、18および20の
いずれかに記載の水処理装置において、第1の酸化手段
または酸化手段がオゾン添加手段であることを特徴とす
るものである。
【0030】請求項24に記載の発明に係る水処理装置
は、上記請求項4〜23のいずれかに記載の水処理装置
において、1次ろ過装置のろ過材が表面に立毛を有する
ことを特徴とするものである。
【0031】請求項25に記載の発明に係る水処理装置
は、上記請求項4〜24のいずれかに記載の水処理装置
において、繊維の集合体がポリエステル繊維で構成され
ていることを特徴とするものである。
【0032】請求項26に記載の発明に係る水処理装置
は、上記請求項4〜25のいずれかに記載の水処理装置
において、1次ろ過装置が、ろ過材を回転ドラムの周面
に装着した回転ドラム式ろ過装置であることを特徴とす
るものである。
【0033】請求項27に記載の発明に係る水処理装置
は、上記請求項4〜26のいずれかに記載の水処理装置
において、取水手段が原水をプールから取水する手段で
あり、送出手段が浄化水を上記プールに送出する手段で
あることを特徴とするものである。
【0034】請求項28に記載の発明に係る水処理装置
は、上記請求項27に記載の水処理装置において、浄化
中の水または浄化水に塩素を添加して消毒処理を施す消
毒手段を備えていることを特徴とするものである。
【0035】
【作用】本発明の作用は次のとおりである。請求項1に
記載の発明によれば、凝集反応処理工程、粗ろ過処理工
程、生物活性炭による吸着処理工程、1次ろ過工程、2
次ろ過工程の順で原水が浄化水に浄化される。2次ろ過
工程の中空糸膜精密ろ過装置には、1次ろ過工程の1次
ろ過装置により得られた1次ろ過水の全量またはその一
部が供給される。1ろ過水の全量を中空糸膜精密ろ過装
置に供給する場合には、2次ろ過水を浄化水として送出
し、また、1ろ過水の一部を中空糸膜精密ろ過装置に供
給する場合には、1次ろ過水の残り(中空糸膜精密ろ過
装置に供給しない1次ろ過水)と2次ろ過水とを浄化水
として送出する。
【0036】1次ろ過装置は、平均直径が0.05〜2
0μmの範囲にある繊維の集合体をろ過材としているの
で、このろ過材は緻密なろ過層が形成され、数μm〜数
十μm程度の汚濁物質がこの緻密なろ過層で好適にろ過
分離される。また、中空糸膜精密ろ過装置は、壁面に孔
径が0.005〜1μmの孔を有する中空糸膜を束ねて
なり、かつ、これら中空糸膜の壁面の面積の総和が1m
2 以上であるろ過材(中空糸膜)を備え、このろ過材で
1次ろ過水をろ過するので、1次ろ過装置でろ過分離で
きなかったコンマ数μm程度の微細な汚濁成分が好適に
ろ過分離される。なお、中空糸膜精密ろ過装置に供給さ
れる水に粗大な汚濁成分が含まれていると、中空糸膜精
密ろ過装置のろ過材が目詰まりし易いが、本発明では、
1次ろ過装置で数μm〜数十μm程度の汚濁物質を1次
ろ過した後、中空糸膜精密ろ過装置で2次ろ過するの
で、中空糸膜精密ろ過装置のろ過材は目詰まりし難い。
【0037】なお、中空糸膜精密ろ過装置に1次ろ過水
の全量を供給するか、その一部を供給するかは、この水
処理方法が適用される分野などに応じて決められる。例
えば、飲料水の造水のように浄化水の純度を高めたい場
合には中空糸膜精密ろ過装置に1次ろ過水の全量を供給
して、より純度の高い2次ろ過水を浄化水として送出す
ればよい。また、例えば、プール水の循環浄化の場合な
どでは、中空糸膜精密ろ過装置に1次ろ過水の一部を供
給して、1次ろ過水の残りと、より純度の高い2次ろ過
水とを浄化水として送出(プールに還流)すればよい。
この場合、プールに還流される1次ろ過水は、より純度
の高い2次ろ過水によって希釈されるので、プール全体
としては、水の純度は法的な規制基準内に収められる。
しかも、処理時間が長い2次ろ過は、1次ろ過水の一部
に対してのみ行うので、全体的な浄化処理時間の短縮化
が図れる。
【0038】また、1次ろ過より前に粗ろ過処理を行う
ので、1次ろ過装置の負荷を軽減しつつ、粗大な汚濁成
分を含む原水の浄化も好適に行うことができる。しか
も、この粗ろ過処理の前に凝集反応処理を行うので、粗
ろ過処理の前に、原水内の微小な汚濁成分が凝集フロッ
ク化され、この凝集フロック化された汚濁物質を粗ろ過
処理で分離除去することができ、1次ろ過の前に、原水
内の微小な汚濁成分の多くを効率良くろ過分離すること
ができる。
【0039】さらに、生物活性炭による吸着処理を施す
ので、高分子や生物分解程度の低い物質をも好適に分解
することができる。
【0040】請求項2に記載の発明によれば、上記請求
項1に記載の水処理方法において、生物活性炭による吸
着処理工程の後に酸化処理を施す。すなわち、凝集反応
処理工程、粗ろ過処理工程、生物活性炭による吸着処理
工程、酸化処理工程、1次ろ過工程、2次ろ過工程の順
で原水が浄化水に浄化される。酸化処理を行うことによ
り、水中の汚濁成分を酸化分解するとともに、殺菌作用
も得られる。
【0041】請求項3に記載の発明によれば、オゾンを
用いて酸化処理を行う。
【0042】請求項4に記載の発明によれば、第1の酸
化手段による酸化処理、第1の酸化手段により酸化処理
された処理水に対する1次ろ過装置による1次ろ過、1
次ろ過水に対する第2の酸化手段による酸化処理、第2
の酸化手段により酸化処理された処理水の少なくとも一
部に対する中空糸膜精密ろ過装置による2次ろ過の順で
原水を浄化して、第2の酸化手段による処理水の残りお
よび2次ろ過水を浄化水として送出する。
【0043】請求項5に記載の発明によれば、第1の酸
化手段による酸化処理、第1の酸化手段により酸化処理
された処理水に対する1次ろ過装置による1次ろ過、1
次ろ過水の少なくとも一部に対する中空糸膜精密ろ過装
置による2次ろ過、2次ろ過水に対する第2の酸化手段
による酸化処理の順で原水を浄化して、1次ろ過水の残
りおよび第2の酸化手段による処理水を浄化水として送
出する。
【0044】請求項6に記載の発明によれば、粗ろ過手
段による粗ろ過処理、粗ろ過手段により粗ろ過処理され
た処理水に対する酸化手段による酸化処理、酸化手段に
より酸化処理された処理水に対する1次ろ過装置による
1次ろ過、1次ろ過水の少なくとも一部に対する中空糸
膜精密ろ過装置による2次ろ過の順で原水を浄化して、
1次ろ過水の残りおよび2次ろ過水を浄化水として送出
する。
【0045】請求項7に記載の発明によれば、凝集反応
手段による汚濁成分の凝集フロック化、凝集反応手段に
より汚濁成分が凝集フロック化された処理水に対する酸
化手段による酸化処理、酸化手段により酸化処理された
処理水に対する1次ろ過装置による1次ろ過、1次ろ過
水の少なくとも一部に対する中空糸膜精密ろ過装置によ
る2次ろ過の順で原水を浄化して、1次ろ過水の残りお
よび2次ろ過水を浄化水として送出する。
【0046】請求項8に記載の発明によれば、凝集反応
手段による汚濁成分の凝集フロック化、凝集反応手段に
より汚濁成分が凝集フロック化された処理水に対する酸
化手段による酸化処理、酸化手段により酸化処理された
処理水に対する1次ろ過装置による1次ろ過、1次ろ過
水の少なくとも一部に対する中空糸膜精密ろ過装置によ
る2次ろ過、1次ろ過水の残りおよび2次ろ過水に対す
る活性炭吸着手段による活性炭を用いた吸着処理の順で
原水を浄化して、活性炭吸着手段により吸着処理された
処理水を浄化水として送出する。
【0047】請求項9に記載の発明によれば、凝集反応
手段による汚濁成分の凝集フロック化、凝集反応手段に
より汚濁成分が凝集フロック化された処理水に対する粗
ろ過手段による粗ろ過処理、粗ろ過手段により粗ろ過処
理された処理水に対する1次ろ過装置による1次ろ過、
1次ろ過水の少なくとも一部に対する中空糸膜精密ろ過
装置による2次ろ過の順で原水を浄化して、1次ろ過水
の残りおよび2次ろ過水を浄化水として送出する。
【0048】請求項10に記載の発明によれば、凝集反
応手段による汚濁成分の凝集フロック化、凝集反応手段
により汚濁成分が凝集フロック化された処理水に対する
粗ろ過手段による粗ろ過処理、粗ろ過手段により粗ろ過
処理された処理水に対する生物活性炭吸着手段による生
物活性炭を用いた吸着処理、生物活性炭吸着手段により
吸着処理された処理水に対する1次ろ過装置による1次
ろ過、1次ろ過水の少なくとも一部に対する中空糸膜精
密ろ過装置による2次ろ過の順で原水を浄化して、1次
ろ過水の残りおよび2次ろ過水を浄化水として送出す
る。
【0049】請求項11に記載の発明によれば、凝集反
応手段による汚濁成分の凝集フロック化、凝集反応手段
により汚濁成分が凝集フロック化された処理水に対する
粗ろ過手段による粗ろ過処理、粗ろ過手段により粗ろ過
処理された処理水に対する生物活性炭吸着手段による生
物活性炭を用いた吸着処理、生物活性炭吸着手段により
吸着処理された処理水に対する酸化手段による酸化処
理、酸化手段により酸化処理された処理水に対する1次
ろ過装置による1次ろ過、1次ろ過水の少なくとも一部
に対する中空糸膜精密ろ過装置による2次ろ過の順で原
水を浄化して、1次ろ過水の残りおよび2次ろ過水を浄
化水として送出する。
【0050】請求項12に記載の発明によれば、凝集反
応手段による汚濁成分の凝集フロック化、凝集反応手段
により汚濁成分が凝集フロック化された処理水に対する
粗ろ過手段による粗ろ過処理、粗ろ過手段により粗ろ過
処理された処理水に対する酸化手段による酸化処理、酸
化手段により酸化処理された処理水に対する1次ろ過装
置による1次ろ過、1次ろ過水の少なくとも一部に対す
る中空糸膜精密ろ過装置による2次ろ過の順で原水を浄
化して、1次ろ過水の残りおよび2次ろ過水を浄化水と
して送出する。
【0051】請求項13に記載の発明によれば、凝集反
応手段による汚濁成分の凝集フロック化、凝集反応手段
により汚濁成分が凝集フロック化された処理水に対する
粗ろ過手段による粗ろ過処理、粗ろ過手段により粗ろ過
処理された処理水に対する酸化手段による酸化処理、酸
化手段により酸化処理された処理水に対する1次ろ過装
置による1次ろ過、1次ろ過水の少なくとも一部に対す
る中空糸膜精密ろ過装置による2次ろ過、1次ろ過水の
残りおよび2次ろ過水に対する活性炭吸着手段による活
性炭を用いた吸着処理の順で原水を浄化して、活性炭吸
着手段により吸着処理された処理水を浄化水として送出
する。
【0052】請求項14に記載の発明によれば、凝集反
応手段による汚濁成分の凝集フロック化、凝集反応手段
により汚濁成分が凝集フロック化された処理水に対する
粗ろ過手段による粗ろ過処理、粗ろ過手段により粗ろ過
処理された処理水に対する1次ろ過装置による1次ろ
過、1次ろ過水の少なくとも一部に対する中空糸膜精密
ろ過装置による2次ろ過、2次ろ過水に対する酸化手段
による酸化処理の順で原水を浄化して、1次ろ過水の残
りおよび酸化手段による処理水を浄化水として送出す
る。
【0053】請求項15に記載の発明によれば、凝集反
応手段による汚濁成分の凝集フロック化、凝集反応手段
により汚濁成分が凝集フロック化された処理水に対する
粗ろ過手段による粗ろ過処理、粗ろ過手段により粗ろ過
処理された処理水に対する1次ろ過装置による1次ろ
過、1次ろ過水の少なくとも一部に対する中空糸膜精密
ろ過装置による2次ろ過、2次ろ過水に対する酸化手段
による酸化処理、1次ろ過水の残りおよび酸化手段によ
る処理水に対する活性炭吸着手段による活性炭を用いた
吸着処理の順で原水を浄化して、活性炭吸着手段により
吸着処理された処理水を浄化水として送出する。
【0054】請求項16に記載の発明によれば、凝集反
応手段による汚濁成分の凝集フロック化、凝集反応手段
により汚濁成分が凝集フロック化された処理水に対する
粗ろ過手段による粗ろ過処理、粗ろ過手段により粗ろ過
処理された処理水に対する1次ろ過装置による1次ろ
過、1次ろ過水の少なくとも一部に対する中空糸膜精密
ろ過装置による2次ろ過、1次ろ過水の残りおよび2次
ろ過水に対する活性炭吸着手段による活性炭を用いた吸
着処理の順で原水を浄化して、活性炭吸着手段により吸
着処理された処理水を浄化水として送出する。
【0055】請求項17に記載の発明によれば、凝集反
応手段による汚濁成分の凝集フロック化、凝集反応手段
により汚濁成分が凝集フロック化された処理水に対する
粗ろ過手段による粗ろ過処理、粗ろ過手段により粗ろ過
処理された処理水に対する1次ろ過装置による1次ろ
過、1次ろ過水に対する酸化手段による酸化処理、酸化
手段により酸化処理された処理水の少なくとも一部に対
する中空糸膜精密ろ過装置による2次ろ過の順で原水を
浄化して、酸化手段により酸化処理された処理水の残り
および2次ろ過水を浄化水として送出する。
【0056】請求項18に記載の発明によれば、凝集反
応手段による汚濁成分の凝集フロック化、凝集反応手段
により汚濁成分が凝集フロック化された処理水に対する
粗ろ過手段による粗ろ過処理、粗ろ過手段により粗ろ過
処理された処理水に対する1次ろ過装置による1次ろ
過、1次ろ過水に対する酸化手段による酸化処理、酸化
手段により酸化処理された処理水の少なくとも一部に対
する中空糸膜精密ろ過装置による2次ろ過、酸化手段に
より酸化処理された処理水の残りおよび2次ろ過水に対
する活性炭吸着手段による活性炭を用いた吸着処理の順
で原水を浄化して、活性炭吸着手段により吸着処理され
た処理水を浄化水として送出する。
【0057】請求項19に記載の発明によれば、凝集反
応手段による汚濁成分の凝集フロック化、凝集反応手段
により汚濁成分が凝集フロック化された処理水に対する
1次ろ過装置による1次ろ過、1次ろ過水に対する生物
活性炭吸着手段による生物活性炭を用いた吸着処理、生
物活性炭吸着手段により吸着処理された処理水に対する
1次ろ過装置による1次ろ過、1次ろ過水の少なくとも
一部に対する中空糸膜精密ろ過装置による2次ろ過の順
で原水を浄化して、1次ろ過水の残りおよび2次ろ過水
を浄化水として送出する。
【0058】請求項20に記載の発明によれば、凝集反
応手段による汚濁成分の凝集フロック化、凝集反応手段
により汚濁成分が凝集フロック化された処理水に対する
1次ろ過装置による1次ろ過、1次ろ過水に対する生物
活性炭吸着手段による生物活性炭を用いた吸着処理、生
物活性炭吸着手段により吸着処理された処理水に対する
酸化手段による酸化処理、酸化手段により酸化処理され
た処理水に対する1次ろ過装置による1次ろ過、1次ろ
過水の少なくとも一部に対する中空糸膜精密ろ過装置に
よる2次ろ過の順で原水を浄化して、1次ろ過水の残り
および2次ろ過水を浄化水として送出する。
【0059】請求項21に記載の発明によれば、上記請
求項5〜8、12、13、17および18に記載の水処
理装置の第1の酸化手段または酸化手段による酸化処理
で塩素を添加する。
【0060】請求項22に記載の発明によれば、上記請
求項4、5、14、15、17および18に記載の水処
理装置の第2の酸化手段または酸化手段による酸化処理
で塩素または次亜塩素酸ソーダの存在下で紫外線を照射
する。
【0061】請求項23に記載の発明によれば、上記請
求項4〜6、11、17、18および20に記載の水処
理装置の第1の酸化手段または酸化手段による酸化処理
でオゾンを添加する。
【0062】請求項24に記載の発明によれば、1次ろ
過装置のろ過材の表面の立毛がさらに緻密なろ過層を形
成し、このろ過材で浄化中の処理水内の汚濁成分が好適
に補足分離され、1次ろ過のろ過精度を向上させる。
【0063】請求項25に記載の発明によれば、ポリエ
ステル繊維で構成された繊維の集合体からなるろ過材を
1次ろ過装置に備える。
【0064】請求項26に記載の発明によれば、ろ過材
が回転ドラムの周面に装着された回転ドラム式ろ過装置
で1次ろ過を行う。
【0065】請求項27に記載の発明は、プールから原
水を取水し、取水した原水を上記各装置、各手段の組合
わせによって浄化水に浄化し、浄化水をプールに送出す
る。
【0066】請求項28に記載の発明は、原水が浄化さ
れ浄化水としてプールに送出されるまでの間に、消毒手
段により浄化中の水または浄化水に塩素を添加して消毒
処理が施される。
【0067】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の一実施例を説
明する。図1は、本発明の実施例に係る水処理装置の概
略構成を示すフローシートである。なお、この実施例
は、請求項15に記載の発明に対応して構成している。
【0068】この実施例装置は、水源1から原水を取水
する原水取水装置(原水取水手段に相当)2と、取水さ
れた原水内の汚濁成分を凝集フロック化して凝集反応処
理を施す凝集反応装置(凝集反応手段に相当)3と、凝
集反応処理が施された処理水を粗ろ過する砂ろ過装置
(粗ろ過手段に相当)4と、粗ろ過された処理水を後述
する特殊なろ過材でろ過(本発明では1次ろ過と表現し
ている)する1次ろ過装置5と、1次ろ過装置5で(1
次)ろ過されたろ過水(1次ろ過水)の一部を後述する
中空糸膜で2次ろ過する中空糸膜精密ろ過装置6と、2
次ろ過された2次ろ過水に酸化処理を施す酸化装置(酸
化手段に相当)7と、酸化処理された処理水と1次ろ過
水の残り(中空糸膜精密ろ過装置6に供給していない1
次ろ過水)とに活性炭による吸着処理を施す活性炭吸着
装置(活性炭吸着手段に相当)8などを備えて構成され
ている。
【0069】各部の詳細な構成を浄化水の生成の流れに
従って以下に説明する。水源1は、この実施例装置を適
用する水処理対象に応じて決められ、例えば、プールや
池、湖沼などの水の浄化に適用するのであればプールや
池、湖沼などが水源1となり、また、工業用などの循環
水の浄化に適用するのであれば排水タンクなどが水源1
となり、さらに、ビルの給水浄化に適用するのであれば
受水槽や高架水槽が水源1となり、また、ダムや河川か
らの飲料水の造水に適用するのであれば、ダムや河川な
どが水源1となる。
【0070】原水取水装置2は、上記水源1に応じて最
適に水源1から原水を取水するように適宜に構成される
が、通常はポンプなどによって水源1から原水を吸引す
るように構成される。なお、このポンプは、吸引する原
水内に含まれるプラッスチックなどのゴミが詰まり難い
軸流ポンプなどを用いるのが好ましい。
【0071】原水取水装置2で取水された原水は、凝集
反応装置3の反応槽11に供給される。一方、反応槽1
1には、凝集剤貯槽12に貯留された凝集剤もポンプ1
3によって供給される。そして、反応槽11内に供給さ
れた原水と凝集剤とは、かくはん機14でかくはんさ
れ、原水中に含まれる数nm〜数μm程度の微小な汚染
物質の多くが凝集フロック化される。この凝集フロック
化された汚濁成分を含む原水は、砂ろ過装置4に供給さ
れる。
【0072】砂ろ過装置4は、従来より用いられている
ろ過装置の一つであり、その詳述は省略するが、この実
施例では、凝集反応処理された原水に対して粗ろ過処理
を施し、原水内の10μm程度以上の比較的大きな汚濁
成分をろ過分離する。なお、砂ろ過装置4の前に凝集反
応処理を施すことにより、原水内の数nm〜数μm程度
の微小な汚濁成分のうち、凝集フロック化され数10μ
m以上に粗大化された汚濁成分が砂ろ過装置4でろ過分
離されるので、原水内の微小な汚濁成分の多くを効率よ
く砂ろ過装置4でろ過分離することができる。砂ろ過装
置4で粗ろ過された処理水は、1次ろ過装置5に供給さ
れる。
【0073】この1次ろ過装置5として、本実施例装置
では、回転ドラム式ろ過装置を用いている。この回転ド
ラム式ろ過装置5は、後述する特殊なろ過材が周面に装
着された円筒状のろ過ドラム15と、ろ過ドラム15の
下方に配置された、ろ過水受槽16と、ろ過水受槽16
からろ過水の一部を用いてろ過材を洗浄して、ろ過材に
付着したろ過物(汚染物質)を採取するための、ポンプ
17、逆洗ノズル18、排水受槽19等からなるろ過材
洗浄機構などで構成されている。
【0074】砂ろ過装置4で粗ろ過された処理水は、ろ
過ドラム15の内側に送入される。このろ過ドラム15
は軸心CPを中心として図1の矢印の方向に連続回転さ
れる。そして、ろ過ドラム15内に送入された処理水
は、ろ過ドラム15内の液面とこれよりも低いろ過水受
槽16の液面との差圧Δpによって、ろ過ドラム15に
装着されたろ過材でろ過(1次ろ過)され、ろ過水(1
次ろ過水)はろ過水受槽16に貯留され、その大部分は
ポンプ20により後工程に送水される。
【0075】また、上記ろ過の結果残留されるろ過物
(汚濁成分)はろ過材に付着し、ろ過ドラム15の回転
に伴って、逆洗ノズル18と排水受槽19との間に移動
される。ろ過水受槽16に貯留された1次ろ過水の一部
は、ポンプ17で逆洗ノズル18に送水され、ろ過材の
裏面(ろ過ドラム15の外周面側)から1次ろ過水が放
水され、逆洗されて、ろ過材に付着されたろ過物がこの
1次ろ過水とともに排水受槽19に採取され、適宜に廃
棄される。
【0076】ところで、回転ドラム式ろ過装置5に用い
るろ過材は、数μm程度の微小な汚染成分を除去するの
に重要である。例えば、以下に説明する織物または編物
からなる基材の表面に、太さ0.05〜20μm程度の
繊維の立毛が略一定方向(ろ過ドラム15の回転方向と
逆方向)に横たわり、この立毛がろ過層の作用を奏する
ろ過材が好適である。このろ過材となる織物または編物
には、通常、太さが0.05〜20μm程度のポリアミ
ド、ポリエステル、ポリオレフィン、ポリビニルアルコ
ール系、ポリフルオロエチレン、ポリアクリロニトリル
などの合成繊維の集合体を使用する。特に、ポリエステ
ルの合成繊維の集合体は、水中での物性変化がほとんど
なく、しなやかな高強度の立毛が得られ易いので好まし
い。織物または編物の種類は特に問わないが、織物では
朱子織物が、編物ではハーフ編のトリコット生地が立毛
し易く好ましい。太さが0.05μm程度以下の極細繊
維は強度が不足し、20μm程度以上の繊維は立毛後、
直立し易く、一定方向に横たわった立毛による良好なろ
過層を形成し難い難点がある。立毛方法は、従来からの
公知の手段を用いることができる。例えば、特公平4-16
47号公報や特公平4-9081号公報に記載されているろ布
(ろ過材)および装置がこれに相当する。また、このろ
過材は、数μm程度の微小な汚染成分を好適にろ過分離
できる上に、ろ過物を表面(ろ過ドラム15の内周面
側)から剥離し易く、逆洗によるろ過物の採取が長期に
渡って目詰まりし難いという特徴がある。
【0077】なお、本実施例では、逆洗のみを行うよう
に構成しているが、必要に応じて表洗(ろ過ドラム15
の内周面側からの洗浄)するように構成してもよい。こ
の表洗用の水も、ろ過水受槽16に貯留された1次ろ過
水を用いればよい。
【0078】また、本実施例では、連続式で操作が簡単
な回転ドラム式ろ過装置を一次ろ過装置5として用いた
が、本発明はこれに限定されるものではない。一次ろ過
装置5としては、少なくとも平均直径が0.05〜20
μm程度である繊維の集合体をろ過材とした装置であれ
ば、この繊維の集合体による緻密なろ過層によって微小
な汚濁成分を好適に除去できる。また、このような繊維
の集合体の表面に立毛を形成すれば、さらに緻密なろ過
層が形成され、この立毛部分で汚濁成分が補足分離され
るので、微小な汚濁成分の分離除去を一層好適に行うこ
とができ、さらに、この立毛を一定方向に横たわらせる
と、立毛部分での微小汚濁成分の捕捉をより好適に行う
ことができ、微小な汚濁成分の分離除去をより一層好適
に行うことができる。
【0079】1次ろ過装置5で1次ろ過された1次ろ過
水の一部は、中空糸膜精密ろ過装置6に供給され、残り
は点線で示す管Saを経て活性炭吸着装置8に直接供給
される。
【0080】中空糸精密ろ過装置6は、1次ろ過装置5
から供給される1次ろ過水をさらに精密ろ過する。この
中空糸精密ろ過装置6に備えられるろ過材は、壁面に孔
径が0.005〜1μmの範囲の孔を有する中空糸膜を
束ねてなり、かつ、これら中空糸膜の壁面の面積の総和
が1m2 以上である中空糸膜である。これにより、1次
ろ過水に含まれるコンマ数μm程度の微小な汚濁成分、
例えば、化粧品に含まれる微粒子や大腸菌、藻の胞子な
どをも実質的にろ過分離することができる。使用する中
空糸膜としては、例えば、特開昭61-238834 号公報に記
載のポリスルホン系樹脂多孔膜の中空糸が機械的強度が
高く、目詰まりや耐汚染性に優れているので好ましい。
中空糸精密ろ過装置6としては、例えば、特開平6-1142
40号公報に記載されたものがコンパクトで便利である。
中空糸膜精密ろ過装置6でろ過(本発明では2次ろ過と
説明している)されたろ過水(2次ろ過水)の大部分は
酸化装置7に供給され、一部は逆洗水槽21に溜めら
れ、一定時間ごと、または、中空糸膜が目詰まりしてく
ると、2次ろ過処理を一時中断して、逆洗ポンプ22を
用いて逆洗水槽21の2次ろ過水を送水させて中空糸膜
を逆洗する。逆洗水は排水配管23から排水される。
【0081】酸化装置7は、中空糸膜精密ろ過装置6で
2次ろ過された2次ろ過水に酸化処理を施す。本実施例
では、酸化装置7を、酸化剤添加装置24と紫外線反応
機25とで構成(本発明における紫外線反応手段に相
当)している。酸化剤添加装置24は、所定量の酸化剤
を自動で2次ろ過水に添加する。この酸化剤としては、
安価な塩素や、取扱い易い次亜塩素酸ソーダなどを用い
るのが好ましい。酸化剤が添加された2次ろ過水が紫外
線反応機25で紫外線が照射されて2次ろ過水に残留さ
れる微小な汚濁成分が酸化分解されるとともに殺菌され
る。酸化処理は、塩素などの酸化剤を浄化中の水(ここ
では、2次ろ過水)に添加することでも行えるが、紫外
線を照射することで、酸化分解がより強力に作用し、ま
た、酸化分解が促進されるので好ましい。紫外線反応機
25は、特別なものを用いる必要はなく、例えば、開放
系の貯層26に紫外線ランプ27を浸漬した装置(図1
に図示の装置)や、密閉系の円筒反応管に紫外線ランプ
を浸漬した装置などを使用することができる。使用する
紫外線ランプ27の種類とその容量は、照射する水の状
態によって選択するが、波長は主として184.9nm
および253.7nmが使われ、特に、253.7nm
は次亜塩素酸の分解促進作用が高く、有機物の分解に寄
与するので好ましい。照射量は、0.5mw・sec/
cm2 〜20mw・sec/cm2 が目途となるが、事
前のテスト結果に基づいて照射量を決めるのがより好ま
しい。酸化処理が施された2次ろ過水は、活性炭吸着装
置8に供給される。
【0082】活性炭吸着装置8は、1次ろ過装置5から
直接供給される1次ろ過水と、酸化処理が施された処理
水(これらを吸着処理対象水という)とに活性炭による
吸着処理を施す。この活性炭吸着装置8は、0.5mm
程度の粒状の活性炭28を槽29につめて、上記吸着処
理対象水をこの粒状活性炭26内を通過させて吸着処理
対象水に残留している汚濁成分(酸化分解された汚濁成
分を含む)を粒状活性炭28に吸着させて除去する。こ
の活性炭による吸着処理では、吸着処理対象水に残留す
る異臭味や有機成分などの除去を好適に行うことができ
る。そして、吸着処理が施された水は浄化水として送出
管Sから系外に送出される。
【0083】なお、プール水の循環浄化のように浄化水
を水源1に還流する場合には、送出管Sから、点線Sb
で示す経路で水源1に浄化水が還流される。また、飲料
水の造水のように浄化水を水源1に還流しない場合に
は、例えば、浄化水は送出管Sから例えば浄化水貯留用
のタンクなどに送出される。
【0084】また、上記実施例では、1次ろ過水の一部
を中空糸膜精密ろ過装置6に供給するように構成してい
るが、これは、例えば、プール水の循環浄化などに適用
する場合(請求項27に対応)に好適である。上記実施
例では、1次ろ過水の一部は中空糸膜精密ろ過装置6に
よる精密ろ過(2次ろ過)されないが、この2次ろ過さ
れなかった方の浄化水は、より純度の高い2次ろ過され
た方の浄化水によって希釈されるので、プール全体とし
ては、水の純度は法的な規制基準内に収められる。しか
も、単位容量当たりの処理時間が長い中空糸膜精密ろ過
装置6による2次ろ過は、1次ろ過水の一部に対しての
み行うので、全体的な浄化処理時間の短縮化が図れる。
【0085】なお、例えば、飲料水の造水のように浄化
水の純度を高めたい場合には、図1の管Sbの経路を取
り除いて中空糸膜精密ろ過装置6に1次ろ過水の全量を
供給するように構成すればよい。
【0086】また、プール水の循環浄化に適用する場合
には、プール(水源1)に還流される前に、例えば、送
出管Sに送出される浄化水に所定量の塩素を添加して浄
化水に消毒処理を施す塩素添加装置30(点線で示す)
を付設するように構成してもよい(請求項28に対
応)。
【0087】ところで、図2〜図12に示すように、水
源1から取水した原水を1次ろ過装置5で1次ろ過し、
この1次ろ過水の全量またはその一部を中空糸膜精密ろ
過装置6で2次ろ過し、中空糸膜精密ろ過装置6に1次
ろ過水の一部を供給する場合には1次ろ過水の残りと2
次ろ過水とを、また、中空糸膜精密ろ過装置6に1次ろ
過水の全量を供給する場合には2次ろ過水を、浄化水と
して送出する構成を基本構成とし、酸化装置7、砂ろ過
装置4、凝集反応装置3、活性炭吸着装置8、生物活性
炭による吸着処理を施す生物活性炭吸着装置(詳細は後
述する)などを、上記基本構成に選択的に適宜付設する
ことで浄化水の純度を一層高めることができる。
【0088】なお、図2〜図12における点線の矢印S
aは、1次ろ過水の一部を中空糸膜精密ろ過装置6に供
給する場合の1次ろ過水の残りの送水経路(管)を示し
ており、同じく点線Sbは、浄化水を水源1に還流する
場合の送水経路(管)を示している。また、図2〜図1
2は、各構成要素を簡略化して描いている。
【0089】上述のような1次ろ過装置5による1次ろ
過工程と、中空糸膜精密ろ過装置6による2次ろ過工程
とを組み合わせた基本構成でも、原水内に含まれる数μ
m〜コンマ数μm程度の微小な汚濁成分を好適に分離除
去することができる。また、中空糸膜精密ろ過装置6に
粗大な汚濁成分が含まれていると、中空糸膜がすぐに目
詰まりしてしまうという不都合があるが、この基本構成
では、中空糸膜精密ろ過装置6による2次ろ過の前に、
必ず1次ろ過装置5による1次ろ過を行うので、この1
次ろ過の段階で中空糸膜の目詰まりの原因となる粗大な
汚濁成分が分離除去され、中空糸膜の目詰まりが起き難
く、装置の連続運転が可能となる。
【0090】上記基本構成に酸化装置7を付設する構成
では、酸化装置7は、1次ろ過装置5の前に付設しても
よいし、1次ろ過装置5と中空糸精密ろ過装置6との間
に付設してもよいし、中空糸精密ろ過装置6の後に付設
してもよい。また、酸化装置7を上記付設個所の2個所
以上に付設してもよい。
【0091】この酸化装置7は、上記実施例では、酸化
剤を添加して紫外線を照射するように構成したが、単に
酸化剤を添加する構成であってもよい。この場合の酸化
剤としては、塩素、オゾン、次亜塩素酸ナトリウム、次
亜塩素酸カルシウム、過酸化水素などを用いることがで
きる。塩素を添加した場合、酸化処理後も塩素が水に残
留して以後の配水途中などでの細菌の再汚染などを好適
に防止できる。また、オゾンを添加した場合、ウイルス
などを好適に分解できるとともに、脱色、脱臭、脱味な
どを非常に速やかに行うことができる。
【0092】このように酸化装置7を上記基本構成に付
設することで、原水内の汚濁成分は酸化分解されるとと
もに、殺菌され、浄化水の純度の向上を図ることができ
る。
【0093】上記基本構成に酸化装置7を付設する構成
のうち、特に実用的で、かつ、効果的な組合わせを図
6、図2に示す。
【0094】図6(a)の構成では、酸化装置7として
は、塩素を添加するもの(以下、Clと略す)、塩素ま
たは次亜塩素酸ソーダを添加して紫外線を照射するもの
(以下、UVと略す)、オゾンを添加するもの(以下、
3 と略す)が好ましい。
【0095】なお、図6(a)の構成のうち、酸化装置
7をO3 とするときは、酸化処理後の水を1次ろ過装置
5で再ろ過するのが好ましい。これにより、酸化装置7
で酸化分解した汚濁成分を1次ろ過装置5でろ過分離す
ることができる。なお、これは、後述する図9(a)に
おいても同様である。
【0096】図2(a)の構成(請求項4に対応)で
は、第1の酸化装置7aとしてO3 が好ましく(請求項
23に対応)、また、第2の酸化装置7bとしてUVが
好ましい(請求項22に対応)。
【0097】図2(b)の構成(請求項5に対応)で
は、第1の酸化装置7aとしてClまたはO3 が好まし
く(請求項21、23に対応)、また、第2の酸化装置
7bとしてUVが好ましい(請求項22に対応)。
【0098】基本構成に砂ろ過装置4を付設する構成で
は、例えば、図6(a)、(c)に示すように、砂ろ過
装置4は、1次ろ過装置5の前に付設する。
【0099】このように構成することで、原水内の粗大
な汚濁成分を予めろ過分離してから以後に1次ろ過など
を実行することができる。これにより、1次ろ過装置5
への負荷を軽減できるので、粗大な汚濁成分を含む原水
にも無理なく対応することができる。
【0100】砂ろ過装置4と酸化装置7を付設する構成
では、砂ろ過装置4は1次ろ過装置5の前に、また、例
えば、図3に示すように、1次ろ過装置5の前に酸化装
置7を付設する場合には砂ろ過装置4は酸化装置7の前
に付設する。
【0101】図3の構成(請求項6に対応)では、酸化
装置7としてClまたはO3 が好ましい(請求項21、
23に対応)。
【0102】上記基本構成に凝集反応装置3を付設する
構成では、凝集反応装置3は、1次ろ過装置5の前に付
設する。
【0103】これにより、1次ろ過装置5で十分なろ過
効果を得られないような数μm以下の汚濁成分も凝集フ
ロック化により除去可能となり、また、1次ろ過装置5
の前に酸化処理を行なうことで、例えば、溶解性の金属
塩を難溶性の金属塩に変化させ得るなど、原水によって
方法を選択することで、共に1次ろ過装置5のろ過効果
を高めることができる。
【0104】上記基本構成に凝集反応装置3と酸化装置
7を付設する構成では、凝集反応装置3は1次ろ過装置
5の前に、また、例えば、図4に示すように、1次ろ過
装置5の前に酸化装置7を付設する場合には凝集反応装
置3は酸化装置7の前に付設する。
【0105】図4の構成(請求項7に対応)では、酸化
装置7としてClが好ましい(請求項21に対応)。
【0106】上記基本構成に凝集反応装置3と砂ろ過装
置4を付設する構成(請求項9に対応)では、図5に示
すように、1次ろ過装置5の前に、凝集反応装置3と砂
ろ過装置4とをその順で付設する。
【0107】これにより、上記実施例において、1次ろ
過する前における凝集反応装置3と砂ろ過装置4の組合
わせに係る効果と同様の効果を得ることができる。
【0108】上記基本構成に凝集反応装置4と砂ろ過装
置4と酸化装置7を付設する構成では、図6に示すよう
に、1次ろ過装置5の前、または、1次ろ過装置5の前
に酸化装置7を付設する場合にはその前に、凝集反応装
置3と砂ろ過装置4とをその順で付設する。
【0109】図6(a)の構成(請求項17に対応)で
は、酸化装置7としては、ClまたはUVまたはO3
好ましい(請求項21〜23に対応)。
【0110】図6(b)の構成(請求項12に対応)で
は、酸化装置7としてClが好ましい(請求項21に対
応)。
【0111】図6(c)の構成(請求項14に対応)で
は、酸化装置7としてUVが好ましい(請求項22に対
応)。
【0112】上記基本構成に活性炭吸着装置8を付設す
る構成では、例えば、図7に示すように、活性炭吸着装
置8は、中空糸膜精密ろ過装置6の後に付設する。な
お、1次ろ過水の一部が中空糸膜精密ろ過装置6に供給
される場合には、中空糸膜精密ろ過装置6に供給されな
い1次ろ過水の残り(Saを経て供給)に対しても活性
炭吸着装置8による吸着処理が施されるように活性炭吸
着装置8を付設(以下の構成でも同じ)する。
【0113】これにより、最終的に異臭味などを除去し
た浄化水を系外に送出することができる。
【0114】上記基本構成に酸化装置7と活性炭吸着装
置8を付設する構成では、例えば、図9に示すように、
活性炭吸着装置8は、中空糸膜精密ろ過装置6の後に、
または、中空糸膜精密ろ過装置6の後に酸化装置7を付
設する場合にはその後に付設する。
【0115】上記基本構成に凝集反応装置3と活性炭吸
着装置8を付設する構成では、図7に示すように、凝集
反応装置3は、1次ろ過装置5の前に付設し、活性炭吸
着装置8は、中空糸膜精密ろ過装置6の後に付設する。
【0116】上記基本構成に凝集反応装置3と酸化装置
7と活性炭吸着装置8を付設する構成では、凝集反応装
置3は1次ろ過装置5の前に、また、例えば、図7に示
すように、1次ろ過装置5の前に酸化装置7を付設する
場合には凝集反応装置3は酸化装置7の前に付設する。
活性炭吸着装置8は、中空糸膜精密ろ過装置6の後、ま
たは、中空糸膜精密ろ過装置6の後に酸化装置7を付設
する場合にはその後に付設する。
【0117】図7の構成(請求項8に対応)では、酸化
装置7としてClが好ましい(請求項21に対応)。
【0118】上記基本構成に凝集反応装置3と砂ろ過装
置4と活性炭吸着装置8を付設する構成(請求項16に
対応)では、図8に示すように、1次ろ過装置5の前に
凝集反応装置3と砂ろ過装置4をその順で付設し、活性
炭吸着装置8は、中空糸膜精密ろ過装置6の後に付設す
る。
【0119】上記基本構成に凝集反応装置3と砂ろ過装
置4と酸化装置7と活性炭吸着装置8を付設する構成で
は、図9に示すように、1次ろ過装置5の前、または、
1次ろ過装置5の前に酸化装置7を付設する場合にはそ
の前に凝集反応装置3と砂ろ過装置4をその順で付設
し、活性炭吸着装置8は、中空糸膜精密ろ過装置6の
後、または、中空糸膜精密ろ過装置6の後に酸化装置7
を付設する場合にはその後に付設する。
【0120】図9(a)の構成(請求項18に対応)で
は、酸化装置7としては、ClまたはUVまたはO3
好ましい(請求項21〜23に対応)。
【0121】図9(b)の構成(請求項13に対応)で
は、酸化装置7としてClが好ましい(請求項21に対
応)。
【0122】図9(c)の構成(請求項15に対応)で
は、酸化装置7としてUVが好ましく(請求項22に対
応)、この組合わせが上記実施例で説明した構成に対応
する。
【0123】上記基本構成に砂ろ過装置4と活性炭吸着
装置8を付設する構成では、図8に示すように、砂ろ過
装置4は、1次ろ過装置5の前に付設し、活性炭吸着装
置8は、中空糸膜精密ろ過装置6の後に付設する。
【0124】上記基本構成に砂ろ過装置4と酸化装置7
と活性炭吸着装置8を付設する構成では、砂ろ過装置4
は、1次ろ過装置5の前、または、1次ろ過装置5の前
に酸化装置7を付設する場合にはその前に付設し、活性
炭吸着装置8は、中空糸膜精密ろ過装置6の後、また
は、中空糸膜精密ろ過装置6の後に酸化装置7を付設す
る場合にはその後に付設する。
【0125】上記基本構成に凝集反応装置3と生物活性
炭吸着装置9を付設する構成(請求項19に対応)で
は、図10に示すように、凝集反応装置3は、1次ろ過
装置5の前に付設し、1次ろ過装置5で1次ろ過された
1次ろ過水に生物活性炭吸着装置9で吸着処理を施し、
その吸着処理後の水を1次ろ過装置5で再ろ過する。
【0126】なお、生物活性炭吸着装置9は、上記活性
炭吸着装置8の流入水中に溶存酸素を充分存在させるこ
とで、活性炭の周囲に嫌気性の生物膜および好気性の生
物膜を成長させたものである。嫌気性の生物膜は吸着さ
れた高分子や生物分解程度が低い物質を分解し、これに
より吸着され難くなった分解生成物が脱離し、外側の好
気性の生物膜により完全酸化させるものである。このよ
うな微生物の効果によって活性炭吸着装置8の吸着寿命
を活性炭の吸着容量から予想される寿命よりもはるかに
延ばすことができる。
【0127】上記基本構成に凝集反応装置3と砂ろ過装
置4と生物活性炭吸着装置9を付設する構成(請求項
1、10に対応)では、図11に示すように、1次ろ過
装置5の前に、凝集反応装置3と砂ろ過装置4と生物活
性炭吸着装置9とをその順で付設する。
【0128】上記図10、図11の構成に酸化装置7を
付設する構成(請求項2、11、20に対応)では、図
12に示すように、酸化装置7は、生物活性炭吸着装置
9と1次ろ過装置5(ただし、図10の構成では、1次
ろ過装置5による再ろ過)の間に付設する。なお、図1
2(a)は、図10の構成に酸化装置7を付設したもの
であり、図12(b)は、図11の構成に酸化装置7を
付設したものである。また、この場合の酸化装置7とし
ては、O3 が好ましい(請求項3、23に対応)。
【0129】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1に記載の発明によれば、凝集反応処理、粗ろ過処理、
生物活性炭を用いた吸着処理、1次ろ過装置による1次
ろ過、中空糸膜精密精密ろ過装置による2次ろ過の順で
原水を浄化するように構成しているので、原水に含まれ
る数μm〜コンマ数μm程度の微小な汚濁成分を好適に
分離除去することができる。
【0130】また、1次ろ過より前に粗ろ過処理を行う
ので、1次ろ過装置の負荷を軽減しつつ、粗大な汚濁成
分を含む原水の浄化も好適に行うことができる。しか
も、この粗ろ過処理の前に凝集反応処理を行うので、粗
ろ過処理の前に、原水内の微小な汚濁成分が凝集フロッ
ク化され、この凝集フロック化された汚濁物質を粗ろ過
処理で分離除去することができ、1次ろ過の前に、原水
内の微小な汚濁成分の多くを効率よくろ過分離すること
ができる。
【0131】さらに、生物活性炭を用いた吸着処理を行
うので、高分子や生物分解程度の低い物質をも好適に分
解することができる。
【0132】また、中空糸膜精密ろ過装置による2次ろ
過の前に、1次ろ過装置で数μm〜数十μm程度の汚濁
成分を分離除去しているので、粗大な汚濁線分が中空糸
膜精密ろ過装置に入り込まず、中空糸膜精密ろ過装置の
ろ過材の目詰まりなどが防止でき、水の浄化などの処理
を連続的に実行することができる。
【0133】請求項2、3に記載の発明によれば、生物
活性炭を用いた吸着処理の後にオゾン添加による酸化処
理を施すので、より好適に酸化、殺菌することができ
る。
【0134】請求項4ないし23に記載の発明によれ
ば、浄化効果が高い水処理装置を実用的に、かつ、効果
的な組合わせで実現することができる。
【0135】請求項24に記載の発明によれば、1次ろ
過装置のろ過材のろ過層をより緻密にすることができる
ので、汚濁成分の分離除去を一層好適に行うことができ
る。
【0136】請求項25に記載の発明では、水中での物
性変化がほとんどなく、極細の立毛が得られるので、汚
濁成分の分解除去をより好適に行なうことができる。
【0137】請求項26に記載の発明によれば、1次ろ
過を簡単な操作で連続運転することが可能となる。
【0138】請求項27、28に記載の発明によれば、
プール水の循環浄化を好適に実施する装置を実現するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る水処理装置の概略構成を
示すフローシートである。
【図2】基本構成に酸化装置を付設した好適な構成を示
す概略フローシートである。
【図3】基本構成に砂ろ過装置と酸化装置を付設した好
適な構成を示す概略フローシートである。
【図4】基本構成に凝集反応装置と酸化装置を付設した
好適な構成を示す概略フローシートである。
【図5】基本構成に凝集反応装置と砂ろ過装置を付設し
た構成を示す概略フローシートである。
【図6】基本構成に凝集反応装置と砂ろ過装置と酸化装
置を付設した好適な構成を示す概略フローシートであ
る。
【図7】基本構成に凝集反応装置と酸化装置と活性炭吸
着装置を付設した好適な構成を示す概略フローシートで
ある。
【図8】基本構成に凝集反応装置と砂ろ過装置と活性炭
吸着装置を付設した構成を示す概略フローシートであ
る。
【図9】基本構成に凝集反応装置と砂ろ過装置と酸化装
置と活性炭吸着装置を付設した好適な構成を示す概略フ
ローシートである。
【図10】基本構成に凝集反応装置と生物活性炭吸着装
置と1次ろ過装置による再ろ過を行う手段とを付設した
構成を示す概略フローシートである。
【図11】基本構成に凝集反応装置と砂ろ過装置と生物
活性炭吸着装置を付設した構成を示す概略フローシート
である。
【図12】図10、図11の構成にさらに酸化装置を付
設した構成を示す概略フローシートである。
【符号の説明】
1 … 水源 2 … 原水取水装置 3 … 凝集反応装置 4 … 砂ろ過装置 5 … 1次ろ過装置(回転ドラム式ろ過装置) 6 … 中空糸膜精密ろ過装置 7 … 酸化装置 7a … 第1の酸化装置 7b … 第2の酸化装置 8 … 活性炭吸着装置 9 … 生物活性炭吸着装置 24 … 酸化剤添加装置 25 … 紫外線反応機 27 … 紫外線ランプ S … 浄化水送出用の管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C02F 9/00 502 C02F 9/00 502R 501 501Z 503 503A 504 504E 1/28 1/28 D 1/50 510 1/50 510A 520 520A 520J 520L 531 531N 531P 531R 540 540A 550 550C 560 560B 560C 560E 560H 560Z 1/52 1/52 Z 1/76 1/76 Z 1/78 1/78 (56)参考文献 特開 平7−60264(JP,A) 特開 昭61−238834(JP,A) 「純水・超純水製造法−要素技術と応 用システム−」第188〜195頁、昭和60年 3月20日、株式会社幸書房発行 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C02F 9/00

Claims (28)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原水中の汚濁成分を凝集フロック化する
    凝集反応処理工程と、 この凝集反応処理工程から得られる処理水を砂ろ過する
    粗ろ過処理工程と、 この粗ろ過処理工程から得られる処理水を生物活性炭を
    用いて吸着処理する吸着処理工程と、 この吸着処理工程から得られる処理水を、平均直径が
    0.05〜20μmの範囲にある繊維の集合体をろ過材
    とする1次ろ過装置を用いて処理し、1次ろ過水を得る
    1次ろ過工程と、 1次ろ過水の少なくとも一部を、壁面に孔径が0.00
    5〜1μmの範囲の孔を有する中空糸膜を束ねてなり、
    かつ、これら中空糸膜の壁面の面積の総和が1m2 以上
    であるろ過材を含む中空糸膜精密ろ過装置を用いて処理
    し、2次ろ過水を得る2次ろ過工程と、 1次ろ過水の残りおよび2次ろ過水を浄化水として送出
    する送出工程と、 を含むことを特徴とする水処理方法。
  2. 【請求項2】 吸着処理の後に酸化処理を施す、請求項
    1に記載の水処理方法。
  3. 【請求項3】 酸化処理にオゾンを用いる、請求項2に
    記載の水処理方法。
  4. 【請求項4】 原水取水手段と、 原水に酸化処理を施す第1の酸化手段と、 平均直径が0.05〜20μmの範囲にある繊維の集合
    体をろ過材とする、第1の酸化手段による処理水をろ過
    して1次ろ過水を得る1次ろ過装置と、 1次ろ過水に酸化処理を施す第2の酸化手段と、 壁面に孔径が0.005〜1μmの範囲の孔を有する中
    空糸膜を束ねてなり、かつ、これら中空糸膜の壁面の面
    積の総和が1m2 以上であるろ過材を含む、第2の酸化
    手段による処理水の少なくとも一部をろ過して2次ろ過
    水を得る中空糸膜精密ろ過装置と、 第2の酸化手段による処理水の残りおよび2次ろ過水を
    浄化水として送出する送出手段と、 を備えていることを特徴とする水処理装置。
  5. 【請求項5】 原水取水手段と、 原水に酸化処理を施す第1の酸化手段と、 平均直径が0.05〜20μmの範囲にある繊維の集合
    体をろ過材とする、第1の酸化手段による処理水をろ過
    して1次ろ過水を得る1次ろ過装置と、 壁面に孔径が0.005〜1μmの範囲の孔を有する中
    空糸膜を束ねてなり、 かつ、これら中空糸膜の壁面の面積の総和が1m2 以上
    であるろ過材を含む、1次ろ過水の少なくとも一部をろ
    過して2次ろ過水を得る中空糸膜精密ろ過装置と、 2次ろ過水に酸化処理を施す第2の酸化手段と、 1次ろ過水の残りおよび第2の酸化手段による処理水を
    浄化水として送出する送出手段と、 を備えていることを特徴とする水処理装置。
  6. 【請求項6】 原水取水手段と、 原水に砂ろ過による粗ろ過処理を施す粗ろ過手段と、 粗ろ過手段による処理水に酸化処理を施す酸化手段と、 平均直径が0.05〜20μmの範囲にある繊維の集合
    体をろ過材とする、酸化手段による処理水をろ過して1
    次ろ過水を得る1次ろ過装置と、 壁面に孔径が0.005〜1μmの範囲の孔を有する中
    空糸膜を束ねてなり、 かつ、これら中空糸膜の壁面の面積の総和が1m2 以上
    であるろ過材を含む、1次ろ過水の少なくとも一部をろ
    過して2次ろ過水を得る中空糸膜精密ろ過装置と、 1次ろ過水の残りおよび2次ろ過水を浄化水として送出
    する送出手段と、 を備えていることを特徴とする水処理装置。
  7. 【請求項7】 原水取水手段と、 原水中の汚濁成分を凝集フロック化する凝集反応手段
    と、 凝集反応手段による処理水に酸化処理を施す酸化手段
    と、 平均直径が0.05〜20μmの範囲にある繊維の集合
    体をろ過材とする、酸化手段による処理水をろ過して1
    次ろ過水を得る1次ろ過装置と、 壁面に孔径が0.005〜1μmの範囲の孔を有する中
    空糸膜を束ねてなり、かつ、これら中空糸膜の壁面の面
    積の総和が1m2 以上であるろ過材を含む、1次ろ過水
    の少なくとも一部をろ過して2次ろ過水を得る中空糸膜
    精密ろ過装置と、 1次ろ過水の残りおよび2次ろ過水を浄化水として送出
    する送出手段と、 を備えていることを特徴とする水処理装置。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の水処理装置において、 中空糸膜精密ろ過装置に供給されなかった1次ろ過水の
    残りおよび2次ろ過水に、活性炭による吸着処理を施す
    活性炭吸着手段を設けた、請求項7に記載の水処理装
    置。
  9. 【請求項9】 原水取水手段と、 原水中の汚濁成分を凝集フロック化する凝集反応手段
    と、 凝集反応手段による処理水に砂ろ過による粗ろ過処理を
    施す粗ろ過手段と、 平均直径が0.05〜20μmの範囲にある繊維の集合
    体をろ過材とする、粗ろ過手段による処理水をろ過して
    1次ろ過水を得る1次ろ過装置と、 壁面に孔径が0.005〜1μmの範囲の孔を有する中
    空糸膜を束ねてなり、かつ、これら中空糸膜の壁面の面
    積の総和が1m2 以上であるろ過材を含む、1次ろ過水
    の少なくとも一部をろ過して2次ろ過水を得る中空糸膜
    精密ろ過装置と、 1次ろ過水の残りおよび2次ろ過水を浄化水として送出
    する送出手段と、 を備えていることを特徴とする水処理装置。
  10. 【請求項10】 粗ろ過手段と1次ろ過装置との間に生
    物活性炭により吸着処理を施す生物活性炭吸着手段を設
    けた、請求項9に記載の水処理装置。
  11. 【請求項11】 1次ろ過装置の前に、生物活性炭吸着
    手段による処理水に酸化処理を施す酸化手段を設けた、
    請求項10に記載の水処理装置。
  12. 【請求項12】 粗ろ過手段と1次ろ過装置との間に酸
    化処理を施す酸化手段を設けた、請求項9に記載の水処
    理装置。
  13. 【請求項13】 請求項12に記載の水処理装置におい
    て、 中空糸膜精密ろ過装置に供給されなかった1次ろ過水の
    残りおよび2次ろ過水に、活性炭により吸着処理を施す
    活性炭吸着手段を設けた、請求項12に記載の水処理装
    置。
  14. 【請求項14】 2次ろ過水に酸化処理を施す酸化手段
    を設けた、請求項9に記載の水処理装置。
  15. 【請求項15】 中空糸膜精密ろ過装置に供給されなか
    った1次ろ過水の残りおよび酸化手段による処理水に、
    活性炭により吸着処理を施す活性炭吸着手段を設けた、
    請求項14に記載の水処理装置。
  16. 【請求項16】 中空糸膜精密ろ過装置に供給されなか
    った1次ろ過水の残りおよび2次ろ過水に、活性炭によ
    り吸着処理を施す活性炭吸着手段を設けた、請求項9に
    記載の水処理装置。
  17. 【請求項17】 1次ろ過水に酸化処理を施す酸化手段
    を設けた、請求項9に記載の水処理装置。
  18. 【請求項18】 中空糸膜精密ろ過装置に供給されなか
    った、酸化手段による処理水の残り、および、2次ろ過
    水に、活性炭により吸着処理を施す活性炭吸着手段を設
    けた、請求項17に記載の水処理装置。
  19. 【請求項19】 原水取水手段と、 原水中の汚濁成分を凝集フロック化する凝集反応手段
    と、 平均直径が0.05〜20μmの範囲にある繊維の集合
    体をろ過材とする、凝集反応手段による処理水をろ過し
    て1次ろ過水を得る1次ろ過装置と、 1次ろ過水に生物活性炭により吸着処理を施す生物活性
    炭吸着手段と、 生物活性炭吸着手段による処理水を1次ろ過装置に還流
    して再ろ過する手段と、 壁面に孔径が0.005〜1μmの範囲の孔を有する中
    空糸膜を束ねてなり、かつ、これら中空糸膜の壁面の面
    積の総和が1m2 以上であるろ過材を含む、1次ろ過水
    の少なくとも一部をろ過して2次ろ過水を得る中空糸膜
    精密ろ過装置と、 1次ろ過水の残りおよび2次ろ過水を浄化水として送出
    する送出手段と、 を備えていることを特徴とする水処理装置。
  20. 【請求項20】 生物活性炭吸着手段による処理水に酸
    化処理を施す酸化手段を設けた、請求項19に記載の水
    処理装置。
  21. 【請求項21】 第1の酸化手段または酸化手段が塩素
    添加手段である、請求項5〜8、12、13、17およ
    び18のいずれかに記載の水処理装置。
  22. 【請求項22】 第2の酸化手段または酸化手段が、塩
    素または次亜塩素酸ソーダの存在下に紫外線を照射する
    紫外線反応手段である、請求項4、5、14、15、1
    7および18のいずれかに記載の水処理装置。
  23. 【請求項23】 第1の酸化手段または酸化手段がオゾ
    ン添加手段である、請求項4〜6、11、17、18お
    よび20のいずれかに記載の水処理装置。
  24. 【請求項24】 1次ろ過装置のろ過材が表面に立毛を
    有する、請求項4〜23のいずれかに記載の水処理装
    置。
  25. 【請求項25】 繊維の集合体がポリエステル繊維で構
    成されている、請求項4〜24のいずれかに記載の水処
    理装置。
  26. 【請求項26】 1次ろ過装置が、ろ過材を回転ドラム
    の周面に装着した回転ドラム式ろ過装置である、請求項
    4〜25のいずれかに記載の水処理装置。
  27. 【請求項27】 原水取水手段が原水をプールから取水
    する手段であり、送出手段が浄化水を上記プールに送出
    する手段である、請求項4〜26のいずれかに記載の水
    処理装置。
  28. 【請求項28】 浄化中の水または浄化水に塩素を添加
    して消毒処理を施す消毒手段を備えている、請求項27
    に記載の水処理装置。
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