JP2769798B2 - 歯科用ハンドピースの設定回転数維持装置 - Google Patents

歯科用ハンドピースの設定回転数維持装置

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JP2769798B2
JP2769798B2 JP7150315A JP15031595A JP2769798B2 JP 2769798 B2 JP2769798 B2 JP 2769798B2 JP 7150315 A JP7150315 A JP 7150315A JP 15031595 A JP15031595 A JP 15031595A JP 2769798 B2 JP2769798 B2 JP 2769798B2
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dental handpiece
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rotation speed
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博 堀内
庄作 川田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は歯科用ハンドピースの設
定回転数維持装置、更に詳細には歯科用ハンドピースに
おいて、無負荷時、負荷時に関係なく、その駆動機構の
回転数を所定値に維持する、歯科用ハンドピースの設定
回転数維持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、歯科用ハンドピースの駆動機
構としては、圧縮空気によって回転駆動するエアーター
ビン或いはエアーモータや、複数の歯車を噛合連動させ
て回転駆動する小型電動モータなどの中から適当なもの
を採用しているが、歯牙切削時にはそのトルクに負荷が
加わり回転数を低下させてしまうといった事態を引き起
こす。これらの駆動機構においては、無負荷時の回転数
を予め上げておくことによって、歯牙切削時にそのトル
クに負荷が加わっても所要の回転数を得られるようにす
ることも原理的には可能である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ように駆動機構の回転数を無闇に上げると、無負荷時、
負荷時に関わらず常時、その駆動機構の軸受に多大の負
担を強いることとなり、その軸受が破損してしまう恐れ
があるうえ、歯牙切削作業において切削効率を著しく低
下させてしまうといった欠点がある。
【0004】
【0005】本発明は上述の従来の技術の欠点に着目
し、これを解決せんとしたものであり、その目的は、
科用ハンドピースにおいて、無負荷時、負荷時に関係な
く、また駆動機構のトルクに検出に伴う負荷を加えるこ
となく、駆動機構の回転数を所定値に簡易に、しかも確
実に維持し、切削効率を向上することができる、歯科用
ハンドピースの設定回転数維持装置を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的に鑑
みてなされたものであり、その要旨とするところは、歯
科用ハンドピースにおいてその駆動機構の回転数を所定
値に維持する設定回転数維持装置であって、駆動機構の
回転によって発生した騒音の周波数に基づいてその回転
数を検出する回転数検出手段と、検出された回転数と予
め設定した回転数との差分を補正する回転数調節手段と
を備えてなることを特徴とする、歯科用ハンドピースの
設定回転数維持装置にある。
【0007】上述したように、回転数検出手段として、
駆動機構の回転によって発生する騒音の周波数に基づい
てその回転数を検出する手段を用いることにより、駆動
機構のトルクに検出に伴う負荷を加えることなく、的確
にその回転数を検出することができる。
【0008】また、回転数調節手段としては、駆動機構
がエアータービン或いはエアーモータの場合にあっては
圧縮空気供給源から供給される圧縮空気の供給量を調節
し得る手段、駆動機構が小型電動モータの場合にあって
はその印加電圧を調節し得る手段等、適当なものを採用
する。
【0009】この態様によれば、歯科用ハンドピースに
おいて、無負荷時、負荷時に関係なく、また駆動機構の
トルクに検出に伴う負荷を加えることなく、駆動機構の
回転数を所定値に簡易に、しかも確実に維持し、切削効
率を向上することができる。
【0010】
【0011】また本発明は、具体的には例えば圧縮空気
によって回転駆動する駆動機構を備えた歯科用ハンドピ
ースにおいて上記駆動機構の回転数を所定値に維持する
設定回転数維持装置であって、駆動機構の回転によって
発生した騒音の音圧を電気信号に変換する音圧−電流変
換手段(マイクロホン)と、該音圧−電流変換手段にて
変換された電気信号の周波数を電圧に変換する周波数−
電圧(以下、FVと称す)変換手段(FV変換器)と、
該FV変換手段にて変換された変換電圧と予め設定した
基準電圧とを比較する比較手段(コンパレータ)と、該
比較手段にて比較された変換電圧と基準電圧との差分に
基づいて圧縮空気の供給量を補正する調節手段と、を備
えてなることを特徴とする、歯科用ハンドピースの設定
回転数維持装置の態様で実現することができる。
【0012】上記音圧−電流変換手段としてはマイクロ
ホンを用い、駆動機構に回転数に比例して変化する騒音
の周波数を検出するために、その音圧を電気信号に変換
する。変換した電気信号は、アンプによって増幅し、ま
た電気的フィルタを通して整形することが望ましく、こ
うすることによって無関係なノイズをカットし、回転数
を正確に検出することができる。
【0013】FV変換手段では、変換した電気信号、即
ち音声波形から、その周波数を検出して電圧に変換す
る。ここで変換された変換電圧と、予め設定された基準
回転数に対応する基準電圧とを比較手段によって比較
し、その差分を調節手段によって補正する。
【0014】
【0015】
【0016】
【作用】本発明の 歯科用ハンドピースの設定回転数維持
装置では、回転数検出手段が駆動機構の回転によって発
生した騒音の周波数に基づいてその回転数を検出し、そ
の検出された回転数に基づいて予め設定した回転数を回
転数調節手段によって補正する。従って、歯科用ハンド
ピースにおいて、無負荷時、負荷時に関係なく、また駆
動機構のトルクに検出に伴う負荷を加えることなく、回
転数に比例した周波数からなる騒音から的確にその回転
数を検出し、駆動機構の回転数の簡易、且つ確実な所定
値への維持を可能にする。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0018】図1は本発明にかかる歯科用ハンドピース
の設定回転数維持装置の一実施例を示す概略図、図2は
図1の設定回転数維持装置を採用した態様の歯科用ハン
ドピースを示す概略図、図3は図2のジョイントを拡大
して示す概略透視斜視図である。
【0019】図1において10は、圧縮空気によって回
転駆動するエアータービン(図示せず)を駆動機構とし
て採用した歯科用ハンドピース20(図2)において上
記エアータービンの回転数を所定値に維持する本発明の
設定回転数維持装置であって、該設定回転数維持装置1
0は、エアータービンの回転によって発生した騒音の音
圧を電気信号に随時変換するマイクロホン11と、該マ
イクロホン11にて変換された電気信号をアンプ12及
び電気的フィルタ13によって整形し、その周波数を電
圧に変換するFV変換器14と、該FV変換器14にて
変換された変換電圧と回転数設定部18にて予め設定し
た回転数に対応する基準電圧とを比較するコンパレータ
15と、該コンパレータ15にて比較された変換電圧と
基準電圧との差分をアンプ16によって増幅し、その差
分に基づいて圧縮空気の供給量を補正する調節弁17と
によって構成される。
【0020】マイクロホン11は、ジョイント21内の
圧縮空気が流通する排気管22bに配置されており(図
3)、エアータービンの回転によって発生した騒音の音
圧を電気信号に随時変換する。
【0021】アンプ12及び電気的フィルタ13では、
マイクロホン11にて変換された電気信号を整形する。
この整形された電気信号の周波数をFV変換器14によ
って電圧に変換し、現在回転しているエアータービンの
回転数を示す指標となる変換電圧を得る。
【0022】この変換電圧と、予め設定した回転数に対
応する基準電圧とを、コンパレータ15によって比較
し、その差分をアンプ16によって増幅する。増幅した
差分に基づいてそれを補正するように、給気管22aに
圧縮空気を供給する圧縮空気供給源22に調節弁17を
設け、その圧縮空気の供給量を調節する。
【0023】
【0024】
【発明の効果】本発明の 歯科用ハンドピースの設定回転
数維持装置によれば、回転数検出手段によって駆動機構
の回転によって発生した騒音の周波数に基づいてその回
転数を検出し、その検出された回転数に基づいて予め設
定した回転数を回転数調節手段によって補正するように
したので、無負荷時、負荷時に関係なく、また駆動機構
のトルクに検出に伴う負荷を加えることなく、的確にそ
の回転数を検出することができ、駆動機構の回転数を所
定値に簡易に、しかも確実に維持し、その切削効率を向
上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる歯科用ハンドピースの設定回転
数維持装置の一実施例を示す概略図である。
【図2】図1の設定回転数維持装置を採用した態様の歯
科用ハンドピースを示す概略図である。
【図3】図2のジョイントを拡大して示す概略透視斜視
図である。
【符号の説明】
10 設定回転数維持装置 11 マイクロホン 12 アンプ 13 フィルタ 14 FV変換器 15 コンパレータ 16 アンプ 17 調節弁 18 回転数設定部 20 歯科用ハンドピース 21 ジョイント 22 圧縮空気供給源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭54−27294(JP,A) 特開 昭54−44386(JP,A) 特開 昭63−143054(JP,A) 特開 平3−70553(JP,A) 実開 昭60−149620(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A61C 1/02 A61C 1/05 A61C 1/06 A61C 1/08

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 歯科用ハンドピースにおいてその駆動機
    構の回転数を所定値に維持する設定回転数維持装置であ
    って、駆動機構の回転によって発生した騒音の周波数に基づい
    てその回転数を検出する 回転数検出手段と、検出された
    回転数と予め設定した回転数との差分を補正する回転数
    調節手段とを備えてなることを特徴とする、歯科用ハン
    ドピースの設定回転数維持装置。
JP7150315A 1995-06-16 1995-06-16 歯科用ハンドピースの設定回転数維持装置 Expired - Lifetime JP2769798B2 (ja)

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JP7150315A JP2769798B2 (ja) 1995-06-16 1995-06-16 歯科用ハンドピースの設定回転数維持装置

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JPH09541A JPH09541A (ja) 1997-01-07
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JP2017221300A (ja) * 2016-06-14 2017-12-21 株式会社吉田製作所 歯科用タービンハンドピースのタービン回転速度制御システム

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JPH09541A (ja) 1997-01-07

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